JP7147677B2 - 通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びアプリケーションインストール方法 - Google Patents

通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びアプリケーションインストール方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7147677B2
JP7147677B2 JP2019086830A JP2019086830A JP7147677B2 JP 7147677 B2 JP7147677 B2 JP 7147677B2 JP 2019086830 A JP2019086830 A JP 2019086830A JP 2019086830 A JP2019086830 A JP 2019086830A JP 7147677 B2 JP7147677 B2 JP 7147677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic control
control device
application
terminal electronic
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019086830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020184120A (ja
Inventor
明展 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2019086830A priority Critical patent/JP7147677B2/ja
Publication of JP2020184120A publication Critical patent/JP2020184120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7147677B2 publication Critical patent/JP7147677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、主に車両用の通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びこれらで実行されるアプリケーションインストール方法に関するものである。
近年、自動車にインターネット通信機能を付加したコネクテッドカーの開発が加速している。コネクテッドカーでは、相互に通信可能な複数の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)を利用して様々なデータを収集・分析して、安全性を高めたり、効率的な運転を助けたりする運転支援システムを実現することができる。さらに、コネクテッドカーが普及及び進化していく中で、様々なアプリケーションがECUにインストールされ、機能拡張がされることで、利用者に様々なサービスを提供することができる。
特許文献1には、プログラムのインストールを実行する情報処理装置が記載されている。具体的には、機器の操作部として機能する情報処理装置が、インストール対象のプログラムのインストール先を機器とするか情報処理装置とするかを判定し、機器と判定した場合、プログラムのインストール要求を機器に送信することが開示されている。
特開2014-178998号公報
ところで、本発明者は以下の課題を知見した。
本発明者は、車両を物理的な複数の領域(エリア)に分け、エリアをまたぐ通信を制約するエリア制約と、機能や役割を単位とするドメインを設け、ドメインをまたぐ通信を制約するドメイン制約とからなる車載ネットワークを構築することを独自に検討している。エリア制約を設けるのは、複数のECU間を接続するハーネスの量を低減するためである。また、ドメイン制約を設けるのは、ネットワークの負荷を分散し、セキュリティーの担保を実現するためである。このような車載ネットワーク内のECUに新たなアプリケーションをインストールする際、エリア制約及びドメイン制約について考慮しないと、エリア及びドメインを跨ぐ複数のECU間は通信が制限されるため、新たなアプリケーションを実行することができなくなる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、インストール対象の新たなアプリケーションを適正に配置することを可能にした通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びこれらで実行されるアプリケーションインストール方法を提供することである。
上述課題を解決するために、本開示の通信電子制御装置は、外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)であって、インストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信する受信部(101)と、当該通信電子制御装置に接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する第1の管理電子制御装置(210)に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信する送信部(102)と、前記受信部が前記第1の管理電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は前記第1の管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定するインストール先決定部(106)と、を有し、前記送信部は、インストール先に決定された前記第1の端末電子制御装置又は前記第1の管理電子制御装置のいずれかに前記対象アプリケーションを送信する。
また、本開示の管理電子制御装置は、外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)と接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する管理電子制御装置(210)であって、前記通信電子制御装置からインストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信する受信部(201)と、前記第1の端末電子制御装置及び前記第2の端末電子制御装置に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信する送信部(202)と、前記第1の端末電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は当該管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定するインストール先決定部(205)と、前記対象アプリケーションを保存する保存部(204)と、を有し、前記第1の端末電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記送信部は、前記第1の端末電子制御装置に前記対象アプリケーションを送信し、当該管理電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記保存部は、前記対象アプリケーションを保存する。
なお、特許請求の範囲及び本項に記載した発明の構成要件に付した括弧内の番号は、
本発明と後述の実施形態との対応関係を示すものであり、本発明を限定する趣旨ではない。
本発明の通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びこれらで実行されるアプリケーションインストール方法によれば、インストール対象の新たなアプリケーションを適正に配置することで、新たなアプリケーションを実行することを可能にする。
本発明の実施形態1の通信電子制御装置、アプリケーションサーバ装置、管理電子制御装置、及び端末電子制御装置の機能及び物理的な接続関係を説明するブロック図 本発明の実施形態1の管理電子制御装置及び端末電子制御装置の通信制約を説明するマトリックス図 本発明の実施形態1の通信電子制御装置、アプリケーションサーバ装置、管理電子制御装置、及び端末電子制御装置の命令及びデータの流れを説明するシーケンス図 本発明の実施形態1の通信電子制御装置の構成を説明するブロック図 本発明の実施形態1の通信電子制御装置が受信するアプリケーション利用情報を説明する図 本発明の実施形態1の通信電子制御装置の動作を説明するフローチャート 本発明の実施形態1の通信電子制御装置の動作を説明するフローチャート 本発明の実施形態2の管理電子制御装置、アプリケーションサーバ装置、通信電子制御装置、及び端末電子制御装置の命令及びデータの流れを説明するシーケンス図 本発明の実施形態2の管理電子制御装置の構成を説明するブロック図 本発明の実施形態2の管理電子制御装置の動作を説明するフローチャート 本発明の実施形態2の管理電子制御装置の動作を説明するフローチャート
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、本発明とは、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された発明を意味するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、少なくともかぎ括弧内の語句は、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された語句を意味し、同じく以下の実施形態に限定されるものではない。
特許請求の範囲の従属項に記載の構成及び方法、従属項に記載の構成及び方法に対応する実施形態の構成及び方法、並びに特許請求の範囲に記載がなく実施形態のみに記載の構成及び方法は、本発明においては任意の構成及び方法である。特許請求の範囲の記載が実施形態の記載よりも広い場合における実施形態に記載の構成及び方法も、本発明の構成及び方法の例示であるという意味で、本発明においては任意の構成及び方法である。いずれの場合も、特許請求の範囲の独立項に記載することで、本発明の必須の構成及び方法となる。
実施形態に記載した効果は、本発明の例示としての実施形態の構成を有する場合の効果であり、必ずしも本発明が有する効果ではない。
複数の実施形態がある場合、各実施形態に開示の構成は各実施形態のみで閉じるものではなく、実施形態をまたいで組み合わせることが可能である。例えば一の実施形態に開示の構成を、他の実施形態に組み合わせてもよい。また、複数の実施形態それぞれに開示の構成を集めて組み合わせてもよい。
発明が解決しようとする課題に記載した知見や課題は公知の課題ではなく、本発明者が独自に知見したものであり、本発明の構成及び方法と共に発明の進歩性を肯定する事実である。
以下の各実施形態は、主として車両用のConnected-ECU(以下、CECUとする)、Area-ECU(以下、ACUとし、全てのACUを表すときはACUとし、個別のACUを表すときは、例えば、ACU210等とする)、及び自動車に搭載された車載用のEnd-ECU(以下、ECUとし、全てのECUを表すときはECUとし、個別のECUを表すときは、例えば、ECU11等とする)を例として説明するが、本発明は、特許請求の範囲で限定がない限り、車両用途や車載用途以外の装置も含むものである。
(実施形態1)
1.アプリケーションサーバ装置、CECU、ACU、及びECUの機能及び物理的な接続関係
まず、図1を用いて、本実施形態のアプリケーションサーバ装置、CECU、ACU、及びECUの機能及び物理的な接続関係を説明する。
アプリケーションサーバ装置300は、ACU又はECUで実行するアプリケーションを保持し、利用者からのインストール要求に基づき、CECU100にアプリケーションを送信する。
CECU100(「通信電子制御装置」に相当)は、アプリケーションサーバ装置(「外部」に相当)と通信ネットワークを介して通信する機能を持ち、ACU210、ACU220、及びACU230と接続されている。
ここで、「通信電子制御装置」とは、外部と通信する機能を持つ電子制御装置である。通信電子制御装置は、入力された命令に基づき演算や制御を実行し結果を出力できればよく、情報処理装置、情報処理モジュール、マイコン等、その名称は問わない。また、パッケージ化された半導体装置であっても、配線基板において各半導体装置が配線接続された構成であってもよく、自車両に搭載されるECUの他、半導体チップ、システムボード、PC、携帯情報端末も含む。また、車両に搭載されている場合はもちろん、車両の外に設けられている場合も含み、設置の場所は問わない。
CECU100は、ACU又はECUにアプリケーションをインストールするために、アプリケーションサーバ装置300とACU又はECUとの通信を仲介する。そして、CECU100は、ACU又はECUにアプリケーションをインストールするための処理を行う。なお、CECU100自身がアプリケーションのインストール先を決定するようにしてもよい。また、CECU自身がアプリケーションのインストール先となってもよい。
通信ネットワークは、CECU100とアプリケーションサーバ装置300とが通信する際に用いるワイヤレス通信技術である。例えば、IEEE802.11(WiFi)やIEEE802.16(WiMAX)、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High Speed Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution Advanced)、5G等の無線通信方式を用いることができる。さらに、通信ネットワークは無線に限らず、有線であってもよい。
ACU210(「第1の管理電子制御装置又は管理電子制御装置」に相当)は、CECU100に接続され、ドメインA(「第1のドメイン」に相当)に属するECU11(「第1の端末電子制御装置」に相当)及びECU12、並びにドメインB(「第2のドメイン」に相当)に属するECU13(「第2の端末電子制御装置」に相当)を管理する。また、ACU220(「第2の管理電子制御装置」に相当)は、CECU100に接続され、ドメインAに属するECU21(「第3の端末電子制御装置」に相当)及びドメインCに属するECU22を管理する。また、ACU230は、CECU100に接続され、ドメインCに属するECU31及びドメインBに属するECU32を管理する。
ここで、「管理電子制御装置」とは、他の電子制御装置を管理する電子制御装置である。管理電子制御装置は、入力された命令に基づき演算や制御を実行し結果を出力できればよく、情報処理装置、情報処理モジュール、マイコン等、その名称は問わない。また、パッケージ化された半導体装置であっても、配線基板において各半導体装置が配線接続された構成であってもよく、半導体チップ、システムボード、PC、携帯情報端末も含む。また、車両に搭載される場合はもちろん、車両の外に設けられている場合も含み、設置の場所は問わない。
また、「ドメイン」とは、通信ネットワークで接続された複数のコンピューターを管理するためのグループや組織を表し、領域、範囲、分野、定義域などの意味を持つ。
また、「端末電子制御装置」とは、いずれかのドメインに属する電子制御装置である。端末電子制御装置は、入力された命令に基づき演算や制御を実行し結果を出力できればよく、情報処理装置、情報処理モジュール、マイコン等、その名称は問わない。また、パッケージ化された半導体装置であっても、配線基板において各半導体装置が配線接続された構成であってもよく、半導体チップ、システムボード、PC、携帯情報端末も含む。
CECU100とACUとは、車両に設けられた車載ネットワークで相互に接続されている。車載ネットワークは、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)といった車載用ネットワークに対応した通信方式だけでなく、Ethernet(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の通信方式も用いることができる。車載ネットワークも、有線、無線を問わない。
ACU210とECU11、ECU12、及びECU13、ACU220とECU21及びECU22、並びにACU230とECU31及びECU32は、車両に設けられた上述と同様の車載ネットワークで相互に接続されている。
さらに、ドメインAに属するECU11、ECU12、及びECU21間、ドメインBに属するECU13及びECU32間、ドメインCに属するECU22及びECU31間も車両に設けられた上述と同様の車載ネットワークで相互に接続されている。
2.複数のACU間、ACUとECU間、及び複数のECU間の通信制約
第1項では、アプリケーションサーバ装置、CECU、ACU、及びECUの機能及び物理的な接続関係を説明した。本項では、この機能及び物理的な接続関係に基づいて、ACUとECU間、及び複数のECU間の通信制約について説明する。
図2は、各ECUが属するエリア及びドメインを示している。各ECUはいずれかのドメイン及びいずれかのエリアに属している。
(1)ドメイン
ドメインとは、複数のECUによって達成される機能や役割を単位とする概念である。例えば、車両の駆動系を制御するドメイン、自動運転を制御するドメイン、車載テレビや車載コンピュータなどの娯楽機器を制御するドメインなどが挙げられる。ドメインは機能や役割による分類であるので、1つのECUが複数の機能や役割を持つ場合は複数のドメインに属するようにしてもよい。
ドメインは機能や役割による分類であることから、セキュリティの観点から異なるドメイン間では通信できないようにすることが望ましい。つまり、ドメイン内では各ECUは相互に通信可能であり、ドメインをまたぐECU間では相互に通信できない。例えば、図2において、ECU11、ECU12、及び21は、同じドメインAに属しているため、相互に通信可能である。しかし、ECU11及びECU13は、それぞれドメインA及びドメインBに属しているため、相互に通信できない。以降、この制約をドメイン制約と呼ぶ。
(2)エリア
エリアとは、車両を物理的な複数の領域に分けた際の各領域をいう。例えば、車両の運転席よりも前部に位置する前方領域、車両の車室部分に相当する中央領域、車両の後席よりも後部に位置する後方領域の3つに分けることができる。さらに、中央領域を左右に分割して左領域及び右領域としてもよい。また、その他の分割方法を用いてもよい。
各エリアには、各エリアに含まれるECUを管理するACUがそれぞれ設けられている。ACUを設ける理由は、機能や役割を超えて物理的な領域ごとに制御が必要な場合があるからである。例えば、事故などで車両後部に損傷が生じた場合、車両後部のECUが暴走しないように機能を停止させたり、逆に生きているECUの動作チェックを行ったりすることが考えられる。また、副次的に、ACUと各ECUを接続するハーネス量を低減する目的及び効果も内在する。
エリアは、機能や役割の単位とは異なるので、そこに属するECUが互いに連携する必要性は少ない。また、セキュリティの観点を優先する必要がある。そこで、各エリアに属するECU間は、同一のドメインに属する場合を除き、相互に通信できないようにしている。もっとも、ACUからECUにアクセスして情報を伝達あるいは収集する必要があるので、ACUと各ECUとの間は通信が可能である。ただし、ECUからACUにアクセスすることを禁じるようにしてもよい。以降、この制約をエリア制約と呼ぶ。
例えば、図2において、ACU210とECU11、ECU12、及びECU13とは相互に通信が可能である。しかし、ECU11とECU13との間はドメイン制約により通信ができない。ACU210を介しても同様、ドメイン制約により通信ができない。
ECU11とECU12は通信が可能であるが、これは同一エリアに属するからではなく、同一ドメインに属しておりドメイン制約では制約されないからである。
なお、本実施形態ではACU間は相互に通信できないようにしている。しかし、ACU間で相互に通信できるようにしてもよい。また、本実施形態ではACUは特定のドメインに属しないようにしているが、ACU群からなるドメインを別途設けるようにしてもよい。さらに、ACUとCECU間は相互に通信ができるので、CECUにもアプリケーションをインストールすることは可能である。
3.アプリケーションサーバ装置、CECU、ACU、及びECU間でやり取りされる命令及びデータの流れ
本項では、第1項で説明した物理的接続関係、第2項で説明した通信制約を基に、アプリケーションをインストールする際に、アプリケーションサーバ装置、CECU、ACU、及びECUでやり取りされる命令及びデータの流れを説明する。ここでは、ACUのうちACU210、及び220、並びにECUのうちECU11、ECU13、及びECU21を例にして説明する。
アプリケーションサーバ装置300からダウンロードしインストールする対象アプリケーションをアプリケーションXとする。インストール先はECUの他ACUも候補となる。
アプリケーションXは他のアプリケーションの結果を利用したり、他のアプリケーションと共に実行されるとする。以下の説明では、アプリケーションXが利用するアプリケーションを、アプリケーションA及びアプリケーションBとする。このような利用関係がある場合、アプリケーションXがインストールされるECU又はACUと、アプリケーションA及びアプリケーションBのそれぞれがインストールされているECU又はACUとが通信可能であることが必要である。
以下、アプリケーションAがECU11に、アプリケーションBがECU13及びECU21にインストールされていることを前提として説明する。
アプリケーションサーバ装置300は、利用者のインストール要求に基づき、CECU100に対し、インストール対象であるアプリケーションXのアプリケーション利用情報を送信し、CECU100は、これを受信する。
CECU100は、利用情報に基づき、ACU210及び220に対し、アプリケーションXの利用アプリケーションであるアプリケーションA及びBがインストールされているか否かの問い合わせを送信する。なお、問い合わせにアプリケーション利用情報を含めて送信してもよい。また、問い合わせとしてアプリケーション利用情報を送信してもよい。さらに、アプリケーションA及びBを特定せず、単にインストールされているアプリケーションを報告するような命令であってもよい。
ACU210は、管理するECU11及びECU13に対し、アプリケーションA及びBがインストールされているか否かの問い合わせを送信する。ACU220は、管理するECU21に対し、アプリケーションA及びBがインストールされているか否かの問い合わせを送信する。かかる問い合わせも、アプリケーションA及びBを特定せず、単にインストールされているアプリケーションを報告するような命令であってもよい。
ECU11及びECU13は、ACU210に対し、それぞれアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を送信する。ECU21は、ACU220に対し、アプリケーションBがインストールされているとの応答を送信する。
ACU210は、CECU100に対し、アプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を送信する。ACU220は、CECU100に対し、アプリケーションBがインストールされているとの応答を送信する。これらの応答には、アプリケーションA及びBのインストール先の情報が含まれている。
CECU100は、ドメイン制約及びエリア制約に応じて、アプリケーションXのインストール先を決定する。この場合、ECU11とECU21は同じドメインAに属しているので相互に通信が可能であるから、アプリケーションXのインストール先の候補として、ECU11及びECU21が挙げられる。また、ECU11とECU13とは異なるドメインに属しているので相互に通信できないが、ACU210がECU11とECU13と通信が可能であるので、アプリケーションXのインストール先の候補として、ACU210が挙げられる。これらの候補から、CECU100はインストール先を例えばACU210と決定する。インストール先の決定方法は後述する。
アプリケーションサーバ装置300は、アプリケーションXの送信要求に基づき、CECU100にアプリケーションXを送信する。CECU100は、ACU210にアプリケーションXを送信する。ACU210は、アプリケーションXを保存し、インストールする。
なお、ACUからCECUに対して、アプリケーションA及びBのインストール先の情報を含めるようにしているが、これを含めないようにしてもよい。この場合、アプリケーションXのインストール先の決定は、ACUが行うようにすればよい。
4.CECU100の構成
次に、図4を用いて、本実施形態のCECU100の構成を説明する。CECU100は、受信部101、送信部102、受信部103、CPU104、及び保存部105を有する。
受信部101は、アプリケーションサーバ装置300から「インストール」対象であるアプリケーションX(「対象アプリケーション」に相当)と、アプリケーションXが「利用する」アプリケーションA及びB(「利用アプリケーション」に相当)を示すアプリケーション利用情報を受信する。
ここで、「インストール」とは、管理電子制御装置及び端末電子制御装置が車載である場合において、車両のディーラーやユーザーがインストールする場合はもちろん、車両の出荷時にプリインストールする場合も含む。
また、「アプリケーション」とは、ハードウェアに対するソフトウェアを意味し、ミドルウェアを含む。また、プログラムと呼ばれることもある。
また、「利用する」とは、アプリケーションそのものを用いる場合の他、結果のみを用いる場合を含む。
図5は、受信部101が受信するアプリケーション利用情報を示している。アプリケーション利用情報は、インストール対象のアプリケーションを示す情報と、インストール対象のアプリケーションが利用する利用アプリケーションを示す情報とを含む。
図5では、アプリケーションXは、アプリケーションA及びBを利用することがわかる。
アプリケーションX、A、及びBの組み合わせとして、以下の例が挙げられる。
(例1)
アプリケーションX:車両のトランクに宅配を行うためのアプリケーション
アプリケーションA:セキュリティに関するアプリケーション
アプリケーションB:車両の施錠に関するアプリケーション
(例2)
アプリケーションX:車両動態状況のモニタリングを行うためのアプリケーション
アプリケーションA及びB:各種センサにより車両情報を取得するアプリケーション
(例3)
アプリケーションX:自動駐車を行うためのアプリケーション
アプリケーションA及びB:各種センサにより車両情報を取得するアプリケーション
(例4)
アプリケーションX:ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)
アプリケーションA及びB:各種センサにより車両情報を取得するアプリケーション
送信部102(「送信部」に相当)は、ACUに対し、ACU又はACUの管理下のECUにアプリケーションA及びBがインストールされているか否かの問い合わせを送信する。
送信部102は、さらに、インストール先に決定されたACU又はECUのいずれかにアプリケーションXを送信する。
受信部103(「受信部」に相当)は、ACUからアプリケーションA及びBがインストールされているACU又はECUの情報を応答として受信する。
CPU104は、受信部101、送信部102、受信部103、及び保存部105と接続され、これらを制御するとともに各種演算を行う。CPU104は、インストール先決定部106を実現する。
インストール先決定部106(「インストール先決定部」に相当)は、ACUからアプリケーションA及びBがインストールされていると応答があった場合、ドメイン制約及びエリア制約に基づき、アプリケーションA及びBがインストールされているECU又はACUに対して通信が可能なACU又はECUの候補があるかどうかを判定する。そして、候補の中から、アプリケーションXのインストール先を決定する。
なお、候補がない場合であってCECU100のリソース情報に基づきCECU100にインストール可能な場合は、CECU100をアプリケーションXのインストール先に決定してもよい。
保存部105は、アプリケーションXをアプリケーションサーバ装置300からダウンロードして保存する。保存部105は、HDDやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置(図示せず)で構成されるが、RAM等の揮発性記憶装置で構成してもよい。
5.インストール先の決定方法
インストール先決定部106が行うアプリケーションXのインストール先の決定方法について、(1)単一のACUから単一のドメインに属する一又は複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合、(2)単一のACUから異なるドメインに属する複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合、及び(3)複数のACUから単一のドメインに属する複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合、に分けて説明する。
いずれの場合においても、アプリケーションXのインストール先として複数の候補がある場合は、いずれかのACU又はECUをインストール先に決定する。後述するリソース情報に基づき、複数の候補から一の最適なインストール先を判定してもよいし、最初に応答があったACU又はECUをインストール先に決定してもよい。他方、アプリケーションXのインストール先として複数の候補がない場合、すなわち、一の候補のみの場合は、当該一の候補をインストール先に決定する。
(1)単一のACUから単一のドメインに属する一又は複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合
(ア)単一のACUから単一のドメインに属する一のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合と、(イ)単一のACUから単一のドメインに属する複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合とに分けて説明する。
(ア)単一のACUから単一のドメインに属する一のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合
受信部103が、ACU210(「第1の管理電子制御装置」に相当)からアプリケーションA及びBがドメインA(「第1のドメイン」に相当)に属するECU11(「第1の端末電子制御装置」に相当)にインストールされているとの応答を受信した場合、送信部102は、さらに、ACU210にECU11及びACU210のリソース情報の提供要求を送信する。
ここで、「リソース情報」とは、データ空き容量、メモリ使用量、CPU使用量、サービスの提供数の他、通信速度、ロス率、遅延時間、バス負荷、帯域使用率、冗長回路の有無等の通信品質に関わる情報も含む。
受信部103は、ACU210からECU11及びACU210のリソース情報を受信する。
インストール先決定部106は、さらにリソース情報、例えばアプリケーションXのサイズとECU11及びACU210のそれぞれのデータ空き容量とに基づいて、ECU11及びACU210のうちいずれがアプリケーションXのインストール先に最適かを判定する。最も簡単な方法として、ECU11及びACU210のうち最も空き容量が大きいいずれかがアプリケーションXのインストール先に最適であると判定する。そして、判定結果に基づいて、インストール先を決定する。
ECU11をアプリケーションXのインストール先に決定した場合は、アプリケーションXがアプリケーションA及びBがインストールされているECU11にインストールされる。この場合、アプリケーションXは、同じECU内にあるアプリケーションA及びBを利用し実行することができる。
ACU210をアプリケーションXのインストール先に決定した場合は、アプリケーションA及びBがインストールされたECU11と通信可能なACU210にインストールされる。この場合、アプリケーションXは、ACU210とECU11との間の通信を用いて、アプリケーションA及びBを利用し実行することができる。
なお、インストール先決定部106は、データ空き容量の他に、メモリ使用量、CPU使用量、サービスの提供数等のECUの状態や、通信速度、ロス率、遅延時間、バス負荷、帯域使用率、冗長回路の有無等の通信品質を考慮してアプリケーションXのインストール先を決定してもよい。
(イ)単一のACUから単一のドメインに属する複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合
受信部103が、ACU210(「第1の管理電子制御装置」に相当)からアプリケーションAがドメインAに属するECU11(「第1の端末電子制御装置」に相当)にインストールされており、且つ、アプリケーションBが同じくドメインAに属するECU12(「第1の端末電子制御装置」に相当)にインストールされているとの応答を受信した場合、送信部102は、さらに、ECU11、ECU12、及びACU210のリソース情報の提供要求を送信する。
受信部103は、ACU210からECU11、ECU12、及びACU210のリソース情報を受信する。
インストール先決定部106は、ECU11、ECU12、及びACU210のそれぞれのリソース情報に基づいて、上述の(ア)の決定方法と同様に、ECU11、ECU12、又はACU210のいずれかをアプリケーションXのインストール先に決定する。
(2)単一のACUから異なるドメインに属する複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合
受信部103が、ACU210(「第1の管理電子制御装置」に相当)からアプリケーションAがドメインA(「第1のドメイン」に相当)に属するECU11(「第1の端末電子制御装置」に相当)にインストールされており、且つ、アプリケーションBがドメインB(「第2のドメイン」に相当)に属するECU13(「第2の端末電子制御装置」に相当)にインストールされているとの応答を受信した場合、インストール先決定部106は、ACU210をアプリケーションXのインストール先に決定する。
(3)複数のACUから単一のドメインに属する複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合
受信部103が、ACU210(「第1の管理電子制御装置」に相当)からアプリケーションAがドメインA(「第1のドメイン」に相当)に属するECU11(「第1の端末電子制御装置」に相当)にインストールされており、且つ、ACU220(「第2の管理電子制御装置」に相当)からアプリケーションBが同じくドメインAに属するECU21(「第3の端末電子制御装置」に相当)にインストールされているとの応答を受信した場合、送信部102は、さらに、ECU11及びECU21のリソース情報の提供要求を送信する。
受信部103は、それぞれACU210及びACU220からECU11及びECU21のリソース情報を受信する。
インストール先決定部106は、ECU11及びECU21のそれぞれのリソース情報に基づいて、上述の(1)(ア)の決定方法と同様に、ECU11又はECU21のいずれかをアプリケーションXのインストール先に決定する。
(4)複数のACUから複数のドメインにそれぞれ属する複数のECUに利用アプリケーションがインストールされていると応答があった場合
受信部103が、ACU210からアプリケーションAがドメインAに属するECU11にインストールされており、且つ、ACU230からアプリケーションBがドメインBに属するECU32にインストールされているとの応答を受信した場合、ドメイン制約及びエリア制約に基づきインストール可能なACU又はECUが存在しないので、インストール先決定部106は、利用者に対しインストールできない旨の通知を行う。
なお、CECU100のリソース情報に基づきCECU100にインストール可能な場合は、インストール決定部106は、CECU100をアプリケーションXのインストール先に決定してもよい。
6.CECU100の動作
次に、図6及び図7を用いて、CECU100の動作を説明する。
なお、図6及び図7は、アプリケーションインストール方法を示すだけでなく、CECU100で実行されるプログラムの処理手順を示すものである。また、一のステップで他のステップの結果を利用する関係でない限り、各ステップの順序は入れ替えてもよい。以下、各実施形態のフローチャートについて同様である。
ステップS101において、受信部101は、アプリケーションサーバ装置300からインストール対象であるアプリケーションXと、アプリケーションXが利用するアプリケーションA及びBを示すアプリケーション利用情報を受信する。アプリケーションXと利用情報は、同時に受信しなくてもよい。
ステップS102において、送信部102は、ACUに対し、ACU又はACUの管理下のECUにアプリケーションA及びBがインストールされているか否かの問い合わせを送信する。
ステップS103において、受信部103がACUのいずれかからアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信した場合、ステップS104において、インストール先決定部106は、ドメイン制約及びエリア制約に基づき、アプリケーションA及びBがインストールされているECU又はACUに対して通信が可能なACU又はECUの候補があるかどうかを判定する。
通信可能なACU又はECUがある場合、ステップS105において、インストール先決定部106は、特定のECU又はACUをインストール先に決定する。
ステップS106において、送信部102は、インストール先に決定された特定のECU又はACUにアプリケーションXを送信する。
他方、ステップS103において、受信部103がACUのいずれかからアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信しなかった場合、又はステップS104において、インストール先決定部106がアプリケーションA及びBがインストールされているECU又はACUに対して通信が可能なACU又はECUの候補がないと判定した場合、動作を終了する。
以下、図7を用いて、ステップS105のサブルーチン、すなわち特定のECU又はACUをインストール先に決定する方法を説明する。
ステップS110において、インストール先決定部106は、単一のACUからアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信したか否かを判定する。
ステップS110において、単一のACUからアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信した場合について考える。例えば、ACU210からアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信したこととする。
この場合、ステップS111において、単一のドメインに属する一又は複数のECUにインストールされていると応答があったか否かを判定する。
ステップS111において、単一のドメインに属する一又は複数のECUにインストールされているとの応答があった場合について考える。例えば、単一のドメインAに属する一のECU11にアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信したこととする。
この場合、ステップS112において、送信部102は、ACU210にECU11及びACU210のリソース情報の提供要求を送信する。
ステップS113において、受信部103は、ACU210からECU11及びACU210のリソース情報を受信する。
ステップS114において、インストール先決定部106は、ECU11及びACU210のリソース情報に基づき、ECU11又はACU210のいずれかをアプリケーションXのインストール先に決定する。
ステップS111において、単一のドメインに属する一又は複数のECUにインストールされているとの応答がなかった場合、すなわち、複数のドメインに属する複数のECUにインストールされているとの応答があった場合について考える。例えば、ドメインAに属するECU11にアプリケーションAがインストールされており、且つ、ドメインBに属するECU13にアプリケーションBがインストールされているとの応答を受信したこととする。
この場合、ステップS115において、インストール先決定部106は、ACU210をアプリケーションXのインストール先に決定する。
他方、ステップS110において、単一のACUからアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信しなかった場合、すなわち、複数のACUから応答を受信した場合について考える。例えば、ACU210からドメインAに属するECU11にアプリケーションAがインストールされており、且つ、ACU220からドメインAに属するECU21にアプリケーションBがインストールされているとの応答を受信したこととする。
この場合、ステップS116において、送信部102は、ACU210及びACU220のぞれぞれにECU11及びECU21のリソース情報の提供要求を送信する。
ステップS117において、受信部103は、それぞれACU210からECU11、ACU220からECU21のリソース情報を受信する。
ステップS118において、インストール先決定部106は、ECU11及びECU21のリソース情報に基づき、ECU11又はECU21のいずれかをアプリケーションXのインストール先に決定する。
7.小括
以上、実施形態1によれば、ドメイン制約とエリア制約に基づいてアプリケーションのインストール先を決定するので、アプリケーションが実行できない環境にインストールすることを防止することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、CECUがインストール先を決定したが、実施形態2では、ACUがインストール先を決定する。
1.アプリケーションサーバ装置、CECU、ACU、及びECU間でやり取りされる命令及びデータの流れ
まず、図8を用いて、本実施形態のアプリケーションサーバ装置、CECU、ACU、及びECUでやり取りされる命令及びデータの流れを説明する。ここでは、ACUのうちACU210及び220、並びにECUのうちECU11、ECU13、及びECU21を例にして説明する。図3の場合と異なる前提条件は、ECU21にアプリケーションBがインストールされていないことのみである。
ACU210及びACU220がそれぞれアプリケーションA及びBがインストールされているか否かの問い合わせを送信する点までは、図3と同様である。ECU11及びECU13は、ACU210に対し、それぞれアプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を送信するが、ECU21は、アプリケーションA及びBのいずれもインストールされていないので、ACU220に対し応答を送信しない。
ACU210は、CECU100に対し、アプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を送信する。これを受けて、CECU100は、ACU210に対し、インストール先決定の指示を送信する。
ACU210、ドメイン制約及びエリア制約に応じて、アプリケーションXのインストール先を決定する。この場合、ECU11とECU13とは異なるドメインに属しているので相互に通信できないが、ACU210がECU11とECU13と通信が可能であるので、アプリケーションXのインストール先の候補として、ACU210が挙げられる。そしてACU210が唯一の候補であるから、ACU210は自身をインストール先と決定する。この後は、図3と同様である。
2.ACUの構成
本実施形態のACU210の構成を図9に示す。ACU210は、受信部201、送信部202、CPU203、及び保存部204を有する。CPU203は、インストール先決定部205を実現する。
送信部202、CPU203、及び保存部204は、それぞれ実施形態1の送信部102、CPU104、及び保存部105と同様であるので説明を省略する。受信部201は、実施形態1の受信部101及び受信部103の両方の機能を有する。これは、実施形態1の受信部201は車両外部との通信、受信部203は車両内部での通信を行うものであったのに対し、本実施形態の受信部201は、車両外部との通信を行っていないことによるものである。
3.インストール先の決定方法
インストール先決定部205のアプリケーションXのインストール先の決定方法は、実施形態1と同様である。ただし、本実施形態ではACUがインストール先を決定するので、異なるACUが関与する場合はない。すなわち、本実施形態ではエリアをまたいだ決定をしないので、実施形態1の第5項(1)及び(2)の場合のみが該当し、第5項(3)の場合はない。
4.ACU210の動作
次に、図10及び図11を用いて、ACU210の動作を説明する。
図10において、ステップS201~S203は、実施形態1の図6のS101~S103と同様である。
S203において、受信部201が管理下のECUから、アプリケーションA及びBがインストールされているとの応答を受信した場合、ステップS204において、インストール先決定部205は、ドメイン制約及びエリア制約に基づき、アプリケーションA及びBがインストールされているECUに対して通信が可能なACU又はECUの候補があるかどうかを判定し、候補のうち特定のECU又はACUをインストール先に決定する。
ステップS205において、インストール先が特定のECUである場合、ステップS206において、送信部202は、特定のECUにアプリケーションXを送信する。
ステップS205において、インストール先がACU、すなわち自身である場合、ステップS207において、保存部204は、アプリケーションXを保存する。
図11は、ステップS205のサブルーチン、すなわち特定のECU又はACUをインストール先に決定する方法を示すものである。本実施形態は、ACUがインストール先を決定し、複数のACUが関与する場合はないので、図7のうちS111~S115の部分のみの処理及び判断をすればよい。つまり、図11のS210~S214は、図7のS111~S115に相当するので実施形態1を引用し、説明を省略する。
5.小括
以上、実施形態2によれば、ドメイン制約とエリア制約に基づいてアプリケーションのインストール先を決定するので、アプリケーションが実行できない環境にインストールすることを防止することができる。また、ACUがインストール先を決定することで、CECUの処理を軽減することができる。
(総括)
以上、本発明の各実施形態における通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びこれらで実行されるアプリケーションインストール方法の特徴について説明した。
各実施形態で使用した用語は例示であるので、同義の用語、あるいは同義の機能を含む用語に置き換えてもよい。
実施形態の説明に用いたブロック図は、通信電子制御装置及び管理電子制御装置等の構成を機能毎に分類及び整理したものである。これらの機能ブロックは、ハードウェア又はソフトウェアの任意の組み合わせで実現される。また、機能を示したものであることから、かかるブロック図は方法の発明の開示としても把握できるものである。
各実施形態に記載した処理、フロー、及び方法として把握できる機能ブロック、については、一のステップで他のステップの結果を利用する関係にある等の制約がない限り、順序を入れ替えてもよい。
各実施形態及び本発明で使用する「第1」「第2」の用語は、同種の2以上の構成や方法を区別するために使用しており、順序や優劣を限定するものではない。
加えて、本発明は、各実施形態で説明した構成及び機能を有する専用のハードウェアで実現できるだけでなく、メモリやハードディスク等の記録媒体に記録した本発明を実現するためのプログラム及びこれを実行可能な専用又は汎用CPU及びメモリ等を有する汎用のハードウェアとの組み合わせとしても実現できる。
専用や汎用のハードウェアの記録媒体(外部記憶装置(ハードディスク、USBメモリ、CD/BD等)、内部記憶装置(RAM、ROM等))に格納されるプログラムは、記録媒体を介して、あるいは記録媒体を介さずにサーバから通信回線を経由して、専用又は汎用のハードウェアに提供することもできる。これにより、プログラムのアップグレードを通じて常に最新の機能を提供することができる。
本発明の通信電子制御装置及び管理電子制御装置は、主として車両用として説明したが、自動二輪車、電動機付自転車、鉄道はもちろん、船舶、航空機等、移動する移動体全般に適用することが可能である。
100 通信電子制御装置、101 受信部、11 ECU(第1の端末電子制御装置)、13 ECU(第2の端末電子制御装置)、210 ACU(第1の管理電子制御装置又は管理電子制御装置)、102 送信部、106 インストール先決定部、21 ECU(第3の端末電子制御装置)、220 ACU(第2の管理電子制御装置)、31 ECU(第3の端末電子制御装置)、230 ACU(第3の管理電子制御装置)、201 受信部、202 送信部、205 インストール先決定部、保存部 204

Claims (10)

  1. 外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)であって、
    インストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信する受信部(101)と、
    当該通信電子制御装置に接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する第1の管理電子制御装置(210)に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信する送信部(102)と、
    前記受信部が前記第1の管理電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は前記第1の管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定するインストール先決定部(106)と、
    を有し、
    前記送信部は、インストール先に決定された前記第1の端末電子制御装置又は前記第1の管理電子制御装置のいずれかに前記対象アプリケーションを送信する、
    通信電子制御装置。
  2. 前記送信部は、さらに、前記第1の管理電子制御装置に前記第1の端末電子制御装置及び前記第1の管理電子制御装置のリソース情報の提供要求を送信し、
    前記受信部は、前記第1の管理電子制御装置から前記第1の端末電子制御装置及び前記第1の管理電子制御装置の前記リソース情報を受信し、
    前記インストール先決定部は、前記リソース情報に基づいて、前記第1の端末電子制御装置又は前記第1の管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定する、
    請求項1に記載の通信電子制御装置。
  3. 前記利用アプリケーションは、第1の利用アプリケーションと第2の利用アプリケーションとを含み、
    前記受信部が前記第1の管理電子制御装置から前記第1の利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされており、且つ、前記第2の利用アプリケーションが前記第2の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記インストール先決定部は、前記第1の管理電子制御装置を前記対象アプリケーションのインストール先に決定し、
    前記送信部は、前記第1の管理電子制御装置に前記対象アプリケーションを送信する、
    請求項1に記載の通信電子制御装置。
  4. 前記利用アプリケーションは、第1の利用アプリケーションと第2の利用アプリケーションとを含み、
    前記送信部は、さらに、当該通信電子制御装置に接続され、且つ、第1のドメインに属する第3の端末電子制御装置(21)を管理する第2の管理電子制御装置(220)に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信し、
    前記受信部が前記第1の管理電子制御装置から前記第1の利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされており、且つ、前記第2の管理電子制御装置から前記第2の利用アプリケーションが前記第3の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記インストール先決定部は、前記第1の端末電子制御装置又は前記第3の端末電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定し、
    前記送信部は、インストール先に決定された前記第1の端末電子制御装置又は前記第3の端末電子制御装置のいずれかに前記対象アプリケーションを送信する、
    請求項1に記載の通信電子制御装置。
  5. 外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)と接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する管理電子制御装置(210)であって、
    前記通信電子制御装置からインストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信する受信部(201)と、
    前記第1の端末電子制御装置及び前記第2の端末電子制御装置に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信する送信部(202)と、
    前記第1の端末電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は当該管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定するインストール先決定部(206)と、
    前記対象アプリケーションを保存する保存部(204)と、
    を有し、
    前記第1の端末電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記送信部は、前記第1の端末電子制御装置に前記対象アプリケーションを送信し、
    当該管理電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記保存部は、前記対象アプリケーションを保存する、
    管理電子制御装置。
  6. 前記利用アプリケーションは、第1の利用アプリケーションと第2の利用アプリケーションとを含み、
    前記受信部が前記第1の端末電子制御装置から前記第1の利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされており、且つ、前記第2の端末電子制御装置から前記第2の利用アプリケーションが前記第2の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記インストール先決定部は、当該管理電子制御装置を前記対象アプリケーションのインストール先に決定し、
    前記保存部は、前記対象アプリケーションを保存する、
    請求項5に記載の管理電子制御装置。
  7. 外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)を用いたアプリケーションインストール方法であって、
    当該通信電子制御装置は、
    インストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信し(S101)、
    前記通信電子制御装置に接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する管理電子制御装置(210)に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信し(S102)、
    前記管理電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は前記管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定し(S105)、
    インストール先に決定された前記第1の端末電子制御装置又は前記管理電子制御装置のいずれかに前記対象アプリケーションを送信する(S106)、
    アプリケーションインストール方法。
  8. 外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)と接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する管理電子制御装置(210)を用いたアプリケーションインストール方法であって、
    当該管理電子制御装置は、
    前記通信電子制御装置からインストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信し(S201)、
    前記第1の端末電子制御装置及び前記第2の端末電子制御装置に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信し(S202)、
    前記第1の端末電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は前記管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定し(S204)、
    前記第1の端末電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記第1の端末電子制御装置に前記対象アプリケーションを送信し(S206)、
    前記管理電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記対象アプリケーションを保存する(S207)、
    アプリケーションインストール方法。
  9. 外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)で実行されるアプリケーションインストールプログラムであって、
    インストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信し(S101)、
    前記通信電子制御装置に接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する管理電子制御装置(210)に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信し(S102)、
    前記管理電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は前記管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定し(S105)、
    インストール先に決定された前記第1の端末電子制御装置又は前記管理電子制御装置のいずれかに前記対象アプリケーションを送信する(S106)、
    アプリケーションインストールプログラム。
  10. 外部と通信する機能を持つ通信電子制御装置(100)と接続され、且つ、第1のドメインに属する第1の端末電子制御装置(11)及び第2のドメインに属する第2の端末電子制御装置(13)を管理する管理電子制御装置(210)で実行されるアプリケーションインストールプログラムであって、
    前記通信電子制御装置からインストール対象である対象アプリケーションと、前記対象アプリケーションが利用する利用アプリケーションを示すアプリケーション利用情報とを受信し(S201)、
    前記第1の端末電子制御装置及び前記第2の端末電子制御装置に前記利用アプリケーションがインストールされているか否かの問い合わせを送信し(S202)、
    前記第1の端末電子制御装置から前記利用アプリケーションが前記第1の端末電子制御装置にインストールされているとの応答を受信した場合、前記第1の端末電子制御装置又は前記管理電子制御装置のいずれかを前記対象アプリケーションのインストール先に決定し(S204)、
    前記第1の端末電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記第1の端末電子制御装置に前記対象アプリケーションを送信し(S206)、
    前記管理電子制御装置がインストール先に決定された場合、前記対象アプリケーションを保存する(S207)、
    アプリケーションインストールプログラム。

JP2019086830A 2019-04-26 2019-04-26 通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びアプリケーションインストール方法 Active JP7147677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086830A JP7147677B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びアプリケーションインストール方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086830A JP7147677B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びアプリケーションインストール方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020184120A JP2020184120A (ja) 2020-11-12
JP7147677B2 true JP7147677B2 (ja) 2022-10-05

Family

ID=73044568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086830A Active JP7147677B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びアプリケーションインストール方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7147677B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163244A (ja) 2015-03-04 2016-09-05 株式会社デンソー サービス提供システム、ecu、及び、外部装置
JP2017171114A (ja) 2016-03-24 2017-09-28 トヨタ自動車株式会社 車両用ソフトウェア割当てシステム
JP2018132995A (ja) 2017-02-16 2018-08-23 トヨタ自動車株式会社 車両システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163244A (ja) 2015-03-04 2016-09-05 株式会社デンソー サービス提供システム、ecu、及び、外部装置
JP2017171114A (ja) 2016-03-24 2017-09-28 トヨタ自動車株式会社 車両用ソフトウェア割当てシステム
JP2018132995A (ja) 2017-02-16 2018-08-23 トヨタ自動車株式会社 車両システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020184120A (ja) 2020-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10140783B2 (en) Enhanced central gateway for vehicle networking
US9917725B2 (en) Automotive neural network
US11146659B2 (en) Optimized TCU transit power
JP2012122988A (ja) 車両情報アップデートシステム及びその方法
CN107453895B (zh) 用于配置通信路径的方法和构成车辆网络的第一通信节点
US11836475B2 (en) Electronic control unit, software update method, software update program product and electronic control system
CN104396218A (zh) 用于对计算机网络中车辆可安装控制器进行操作的设备、车辆可安装控制器及方法
US20200156579A1 (en) In-vehicle system
CN106506583B (zh) 用于车辆计算系统无线传输数据的方法和系统
JP7147677B2 (ja) 通信電子制御装置、管理電子制御装置、及びアプリケーションインストール方法
US10300923B2 (en) Device for storing data in a motor vehicle
Li et al. Design and development of an extensible multi-protocol automotive gateway
JP7392598B2 (ja) ログ管理装置及びセキュリティ攻撃検知・分析システム
RU2683019C1 (ru) Система передачи информации на транспортном средстве
JP7380473B2 (ja) セキュリティ監視システム
JP2023170662A (ja) 電子制御装置、ソフトウェア更新方法、ソフトウェア更新プログラム、及び電子制御システム
JP2020140636A (ja) アプリケーションサーバ装置及び電子制御装置
JP7571844B2 (ja) ログ管理装置及びセンタ装置
US20240281241A1 (en) Write control device, update control device, electronic control system, software update control method, and storage medium storing software update control program
JP2020160845A (ja) アプリケーションインストール装置、及びインストール方法
US11836476B2 (en) Electronic control unit, software update method, software update program product and electronic control system
CN219761329U (zh) 车辆通信系统及车辆
Schwabel Technical challenges in future electrical architectures
JP6350407B2 (ja) 車両用情報通信システム
JP2022085861A (ja) 電子制御装置、ソフトウェア更新方法、ソフトウェア更新プログラム、及び電子制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211013

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7147677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151