JP6435171B2 - 空気調節機 - Google Patents

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本発明は、加湿器、除湿機、空気清浄機等の空気調節機に関し、特に前面パネルを備えた空気調節機に関する。
空気調節機の一つである空気清浄機は、空気中の花粉やハウスダストなどを除去するために使用されているが、花粉やハウスダストなどを除去するフィルタには寿命があり、所定の期間が過ぎるとフィルタの交換を行う必要がある。
そのため、従来の空気清浄機は、特開2007−307491号公報(以下、特許文献1)に示すように、前面パネルが着脱可能なように構成して、フィルタの交換を行い易くしていた。
特開2007−307491号公報
しかしながら、特許文献1のように前面パネルの裏面に設けた突片の先端に伸出部を設け、垂直な本体壁面に対して横向けに開けられた穴部を設け、その穴部に伸出部を合わせて係合するのでは、前面パネルを水平方向になるまで持ち上げる必要があり、係合部の位置合わせがしにくいという問題が有った。
本発明は、以上のような課題を解決するため鋭意検討した結果なされたものであり、フィルタ交換時の前面パネルの着脱が容易になり、フィルタ交換等のメンテナンスがし易い空気調節機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の空気調節機の基本構成は、本体ケースの上部に形成された操作部と、前記操作部下方における前記本体ケースの正面に形成されたフィルタ収納部と、前記フィルタ収納部に収納されたフィルタと、前記フィルタ収納部を覆って着脱自在に取付けられた前面パネルと、前記本体ケース正面から前方に突出した操作部の下部に形成された複数の第1の係合部と、前記本体ケース正面の下部におけるフィルタ収納部を除外した領域に形成した複数の第1の係止部と、先端が上方に延びるように前面パネルの裏面上部に形成された複数の第2の係合部と、前記前面パネルの裏面下部における前記第1係止部に対応する位置に形成された複数の第2の係止部と、を備えている。
このようにすると、前面パネルをほぼ垂直に持った状態で、第1の係合部と第2の係合部を位置合わせすることができ、係合部を位置規制してから、前面パネルを本体ケース側に押せば、前面パネルを本体ケースに装着することができる。
また、上記基本構成に加えて、複数の第1の係合部は上方に往くほど間隔が狭くなるガイド部を有し、複数の第2の係合部は先端に往くほど幅が狭くなるように構成してもよい。このようにすれば、第1の係合部と第2の係合部との位置合わせがラフであっても、前面パネルを本体ケースに的確に装着できる。
また、上記構成に加えて、第1の係合部が、本体ケースから前方に突出した操作部の下部に形成された開口部と、前記開口部の入り口から外部に連なるガイド部とを備えていてもよい。このようにすれば、第1の係合部と第2の係合部との位置合わせがラフであっても、前面パネルを本体ケースに的確に装着できる。
或いは、第1の係合部が、本体ケースから前方に突出した操作部の下部に形成された開口部と、前記開口部の入り口から内部に連なるガイド部とを備えていてもよい。このようにすれば、第1の係合部と第2の係合部との位置合わせがラフであっても、前面パネルを本体ケースに的確に装着できる。
また、本発明の空気調節機の基本構成は、フィルタ収納部が正面に形成された本体ケースと、前記フィルタ収納部に収納されたフィルタと、前記フィルタ収納部を覆って前記本体ケースに着脱自在に取付けられた前面パネルとを備え、前記本体ケースは、前記フィルタ収納部の外方に正面から前方に向かって突出する第1の係合部と、正面から後方に向かって窪む第1の係止部とを有し、前記前面パネルは、前記第1の係合部と係合する第2の係合部と、前記第1の係止部と係止する第2の係止部を有し、前記第1の係合部には、前記本体ケースの正面と平行な開口部を有し、前記第2の係合部には、前記開口部に対向して延びる先端部を有している。
本発明によれば、使用者が前面パネルをほぼ垂直に持った状態で、第1の係合部と第2の係合部を位置合わせすることができ、これらの係合部を位置規制してから、前面パネルを本体ケース側に押せば、前面パネルを本体ケースに装着することができる。また、第1の係合部と第2の係合部との位置合わせがラフであっても、前面パネルを的確に装着できる。フィルタ交換時の前面パネルの着脱が容易になり、フィルタ交換等のメンテナンスがし易い。
本発明に係る空気調節機の前方斜視図である。 同空気調節機の背面斜視図である。 同空気調節機の前面パネルを正面方向から見た斜視図である。 同前面パネルを背面方向から見た斜視図である。 同前面パネルを背面方向から見た拡大斜視図である。 本発明に係る空気調節機の前面パネルを外した状態を示す斜視図である。 本発明に係る空気調節機の検知カバー付近の拡大図である。 同空気調節機の分解斜視図である。 同空気調節機の吹き出し口カバーが閉じているときの側面図である。 同空気調節機の吹き出し口カバーが開いているときの側面図である。 同空気調節機の内部ケースの背面図である。 同空気調節機の機能ブロック図である。 同空気調節機の液晶表示部の表示例である。
以下に本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態は一例であり、これに限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態に係る空気調節機100について、図面を用いて説明する。
(全体構成)
図1および図2に示すように、空気調節機100は、その正面に設けられた前面パネル10と、空気調節機100周辺の外気を取り込むための通気口10aと、前面パネル10の下部に横長に形成された凹部10bと、内部機構を収容する本体ケース12と、本体ケース12の側面に設けられた検知部カバー14と、本体ケース12の左右側面上方に設けられた把持部12aと、本体ケース12の上部前方に設けられた操作部18と、ガラス基板を用いて構成された液晶表示部20と、内部で浄化した清浄空気を排出する吹き出し口12bと、清浄空気の排出方向を変更する吹き出し口カバー22からなる。そして、前面パネル10は本体ケース12の正面における操作部18の下方に設けられ、吹き出し口12bは本体ケース12の上部後方に設けられ、吹き出し口カバー22は吹き出し口12bを覆うように設けられる。
(前面パネル)
図3に示すように、前面パネル10を正面斜め上方向から見ると、前面パネル10の下部に横方向に長い凹部10bが在り、その凹部10bの中央に凹部10bの延在方向に沿って凸部10cが設けられていることが視認できる。しかし、通気口10aは凹部10bの陰に隠れて見えない。
図4は前面パネル10を背面から見た斜視図であり、図5は図4を部分的に拡大した拡大斜視図である。図5に示すように、凸部10cは横長に凹んで見え、凸部10cを上下に挟んだ凹部10bが前面パネル10の裏面から背面方向に突出している。そして、横長の凹部10bを成す凸部の上側に沿って並んだ多数の通気口10aが視認される。
即ち、通気口10aは、凹部10b内の上側(操作部側)に形成されているので、使用者が床面に置いた空気調節機100を上方から見下ろす時、凹部10bの陰に隠れてその存在が見えない。凹部10bの存在が視認できるが、前面パネル10全体を同色にすれば、通気口10aや凹部10bを設けたことによる凸凹は殆ど目立たない。
また、通気口10aを横長の凹部10b内の上側に沿って数多く設けることで、通気性を十分に確保することができる。更に、横長の凹部10bの全域に亘って複数の通気口10aを設けると、更に通気性を良くすることができる。また、横長の凹部10b内における上部側(操作部18側)沿って横長に開口した通気口10aを設けることでも、同様の作用効果が得られる。
図3に示すように、凹部10b内の中央に設けた横長の凸部10cは、取っ手部としての機能を果たし、使用者が前面パネル10を本体ケース12に装着する際、凸部10cを摘まんで前面パネル10を上げ下げし易くしている。凸部10cの頂部は、前面パネル10の主表面と略同一の高さにし、凸部10cが目立たないようにしている。
なお、凸部10cの頂部を少し高くし、前面パネル10の主表面より少し前方に突出させても構わない。この場合、意匠性を多少損なうが、使用者が凸部10cをより摘まみ易くなり、前面パネル10の装着がし易くなる。
なお、本発明の実施形態に係る空気調節機100の通気口10aは、前面パネル10の下部に設けられているが、その構成に加えて前面パネル10と本体ケース12との間に隙間を設け、その隙間から外気を取り込むようにし、通気性を更に向上してもよい。
図4に示すように、前面パネル10は、裏面下部の左右に第2の係止部10dが形成されており、裏面上部の左右に第2の係合部10eが形成されている。第2の係止部10dおよび第2の係合部10eは、前面パネル10と一体に樹脂成型されており、第2の係合部10eは前面パネル10の裏面から後方に延び、その先端部が後述する開口部13aに対向するように、上方に延びるように成形され、その先端部が根元の幅から先端に近づくほど幅細になっている。
(本体ケース)
図6は、前面パネル10を外した状態を示す図であり、本体ケース12は、側面板と、背面板と、底面板と、上面の一部とを、樹脂を用いて一体成型して構成されており、内部機構を格納する空間を有している。本体ケース12の正面には第1のフィルタ24が収納され、そのフィルタ24を収納した領域(フィルタ収納部)を除外した本体ケース12の下部に第1の係止部12dが左右に形成されている。また、そのフィルタ収納部を除外した本体ケース12の上部であって、操作部18の下部に開口部13aが下向きに形成され、その開口部13aの外側の左右に上方に向かうほど間隔が狭くなるガイド部13bが形成されている。本体ケース12の左右側面には、把持部12aが前後方向に長い凹部状に形成され、その凹部内の上面にはリブ12cが凹部の縁から2〜5mmほど奥まった個所に凹部の縁と平行に形成されている。リブ12cは、凹部の表面から1〜5mmほど突出しており、滑り止めとして機能するので、本体ケースを樹脂で成形していても、使用者の手元が滑らず、空気調節機100を持ち運び易くしている。
図6に示す本体ケース12の2つの第1の係止部12dは、本体ケース12の一部を正面から後方に向かって窪ませており、図4に示す前面パネル10の第2の係止部10dと対応した位置に形成されている。
図6に示すように、操作部18は、本体ケース12の正面から前方に向かって突出しており、操作部18の下部に在る2つの開口部13aは、本体ケース12の正面と平行になるように下向きに開口され、図4に示す前面パネル10の2つの第2の係合部10eに対応した位置に形成される。そして、開口部13aと、その傍に形成されたガイド部13bとで第1の係合部13を構成している。
そして、前面パネル10を本体ケース12に装着する時には、使用者が前面パネル10をほぼ垂直に近い状態に持って、前面パネル10の第2の係合部10eを本体ケース12の開口部13aに合うように、前面パネル10を下方から上方に向かって上げて往く。その時、第2の係合部10eと開口部13aとの位置合わせがラフであっても、ガイド部13bが第2の係合部10eの先端を開口部13aに向けて誘導するので、前面パネル10の第2の係合部10eを開口部13aに容易に嵌め込むことができる。そして、第2係合部10eが開口部13aに嵌った状態で前面パネル10を本体ケース12側に押してゆけば、第1の係止部12dと第2の係止部10dとを係止することができる。
即ち、本体ケース12の開口部13aと前面パネル10の第2の係合部10eとの位置合わせがラフであっても、ガイド部13bが第2の係合部10eの先端を開口部13aに向けて誘導するので、前面パネル10を本体ケース12の所定個所に容易に装着できる。
なお、上記実施形態では、ガイド部13bを開口部13aの外部に設けた事例で説明したが、ガイド部を開口部の内部に設けても良い。この場合でも、第2の係合部10eの先端が開口部の中に入れば、第2の係合部の先端が開口部内のガイド部に従って誘導され、係合部を開口部内の所定の位置決めすることができ、上記実施形態と同様な作用効果が得られる。
(粒子検知部)
図7に示すように、検知部カバー14は、開口部14a、14bが設けられる板状の部品であり、本体ケース12の側面に形成される凹部12cにはめ込まれるように取り付けられる。本体ケース12の凹部12cには開口窓12gが設けられる。本体ケース12の凹部12cに対応した本体ケース12の内部には粒子検知部16が内蔵される。
そして、本体ケース12の開口窓12gと、検知部カバー14の開口部14a、14bとは、内蔵された粒子検知部16に外気を導入するために開口されており、特に、開口窓12gは、粒子検知部16の清掃や調整等のメンテナンスを容易にするために、検知部カバー14の開口部14aよりも大きく開口される。また、粒子検知部16の下部にヒータが配置されており、ヒータの加熱によって上昇気流を発生させ、開口部14aから粒子検知部16内に外気を送り込み、粒子検知部16から開口部14bを経由して外部へ排気するようにして、粒子検知部16内に供給される空気を常に入れ替えている。
粒子検知部16は、図9に示すように、第1の粒子検知部16aと第2の粒子検知部16bとで構成される。第1と第2の粒子検知部16a、16bは、検知可能な粒子の粒径が異なっており、例えば、第1の粒子検知部16aを粒径の小さなPM2.5用にし、第2の粒子検知部16bを粒径の大きな花粉用にしている。この構成によって、PM2.5のような粒径の小さな微粒子状の物質の検知と、より粒径の大きなホコリや花粉などの検知を精度よく行うことが可能となる。
なお、粒子検知部16を格納する位置は、本発明に係る空気調節機100では床面に近い本体ケース12の下部に設けているが、検知する粒子の性質によっては、粒子検知部16を床面より離れた位置に設けてもよい。
図1及び図8に示すように、操作部18は、本体ケース12の上部前方側に設けられる。操作部18は、操作パネル18aと、操作パネル18aが配置される操作パネル枠体18bと、操作パネル枠体18bで覆われる基板カバー18cと、液晶表示部20が配置される制御基板18dとから構成される。
操作部18は、後方に往くほど高くなるように、空気調節機100を接地した床面に対して所定の角度を持たせて本体ケース12の上部に設けられている。空気調節機100は、通常床面か、床面に近い低い位置に設置されるため、操作部18を空気調節機100の上部に設けることで、使用者の操作をし易くしている。かつ、床面に対して所定の角度を持たせることで、使用者が空気調節機100から離れた位置に居ても、操作部18に設けられた液晶表示部20の表示を容易に視認することができる。また、操作部18には、タッチスイッチ(図示せず)等が形成されており、そのタッチスイッチの操作により、空気調節機100の運転条件などを入力することができる。
吹き出し口12bは、本体ケース12の上部後方側に設けられ、空気調節機100内部で清浄化された清浄空気を排出する。吹き出し口12bの上方近傍には、吹き出し口カバー22が設けられる。吹き出し口カバー22は回動可能に取り付けられていて、吹き出し口カバー22の回転位置によって、吹き出し口12bから排出される空気の流れを変えることができる。
例えば、吹き出し口カバー22を閉じた図9の位置にある時は、ファン40から上方へ放出される清浄空気が遮られ、矢印で示すように清浄空気の流れが空気調節機100の後方へ偏向されて排出される。また、吹き出し口カバー22を開放した図10の位置にある時は、ファン40から上方へ放出される清浄空気が吹き出し口カバー22で遮られないため、矢印で示すように清浄空気が空気調節機100の上方へ排出される。
(内部機構)
次に、本発明に係る空気調節機100の内部機構について、図8および図11を用いて説明する。
第1のフィルタ24は、通気口10aから取り込まれた外部の空気が最初に通過するフィルタである。第1のフィルタ24は、空気中に含まれる比較的大きなホコリを捕集するプレフィルタとして機能する。第1のフィルタの上下には2か所ずつ爪24a〜24dが設けられている。
第2のフィルタ26は、第1のフィルタ24を通過した空気が次に通過するフィルタである。このフィルタによって、空気中に含まれるPM2.5などの微粒子状物質を捕集する。第2のフィルタ26にはHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタを用いる。なお、微粒子状の物質を捕集する機能を有すフィルタであれば、HEPAフィルタ以外のフィルタを用いることも可能である。
脱臭フィルタ28は、第2のフィルタ26を通過した空気が通過するフィルタである。第1のフィルタ24、第2のフィルタ26によって空気中のホコリや微粒子が捕集されるが、これらのフィルタで捕集できない化学物質、たとえば悪臭のようなものを捕集するものである。本発明に係る空気調節機100は、脱臭フィルタ28として活性炭を用いたフィルタを使用する。このフィルタに含まれる活性炭の含有量を調整することで、臭いの他にホルムアルデヒドなどの化学物質も、脱臭フィルタ28に吸着させることが可能である。
内部ケース30は、空気調節機100の内部に設けられる。内部ケース30は、スクロール流路板30aと、連通口30bを有する仕切り板30cと、を一体形成されたものである。仕切り板30cは、本体ケース12の内部空間を前後に分割するためのものであり、仕切り板30cで仕切られた前面側の内部空間がフィルタ収納部の空間となる。仕切り板30cで仕切られた背面側の内部空間にはモータ38と、モータ38の回転軸(図示せず)に連結されたファン40とが配置される。
フィルタ収納部の空間には、前面パネル10側から順番に第1のフィルタ24、第2のフィルタ26、脱臭フィルタ28を重ねて収納している。内部ケース30の上下には、第1のフィルタ24の爪24a〜24dが挿入可能な凹部(図示せず)が設けられている。そして、その凹部に第1のフィルタ24の爪24a〜24dを嵌め込んで、第1のフィルタ24を内部ケース30に装着することにより、内部ケース30内に第1のフィルタ24、第2のフィルタ26、および脱臭フィルタ28を保持することができる。
図11に示すように、内部ケース30で仕切られた背面側の内部空間には、ファン40(図示せず)の流路を構成するスクロール流路板30aが形成され、その中央部に多数の連通口30bが円環状に多数配列され、円環状に配列された連通口30bに対応した位置の後方側にファン40(図示せず)が据え付けられる。そして、仕切り板30c、スクロール流路板30a、および本体ケース12の背面板部でファン40を包囲することによってシロッコファンが構成される。ファン40(図示せず)は、円板状の回転板(図示せず)と、その回転板の周縁に沿って配列された複数の翼(図示せず)とで構成される多翼ファンである。モータ38は、ファン40の複数の翼で囲まれた空間内に格納され、モータ38の回転軸(図示せず)はファン40に連結され、ファン40を回転駆動する。そして、仕切り板30cに形成された連通口30bは、シロッコファンの吸引口として機能する。
そして、空気調節機100は、ファン40が回転すると、空気調節機100周辺の外気を前面パネル10の通気口10aから吸込み、第1のフィルタ24、第2のフィルタ26、第3のフィルタ28及び内部ケース30の連通口30bを経由して外部の空気を取り込みながら、取り込んだ空気を清浄化する。清浄化した空気は、ファン40の回転によって回転力が与えられ、スクロール流路板30aで作られる流路に沿って流れる。これにより、清浄空気の渦気流がスクロール流路板30aで構成されるスクロール流路内で発生し、清浄空気は上方に在る吹き出し口12bへと導かれ、外部へ排出される。
なお、本発明に係る空気調節機100では、シロッコファンを用いているが、他の種類のファンを用いても構わない。また、モータ38は、ACモータ、DCモータのどちらを使用しても構わないし、空気調節機100の能力等によって選択すればよい。
イオン発生器32は、消臭・除菌・防カビのため清浄化された空気にイオンを放出するものである。イオン発生器32は、イオンを発生し外部へ放出するイオン放出部32aと、AC又はDCの高電圧を発生する電圧変換基板32bと、イオン放出部32aと電圧変換基板32bとを繋ぐケーブル32cとから構成される。そして、イオン放出部32aは、スクロール流路板30aで囲まれた空間内の吹き出し口12b付近に取り付けられる。これにより、イオン発生器32のイオン放出部32aから放出されるイオンが清浄空気と効率よく混合され、イオンを含んだ清浄空気を空気調節機100の外部に送り出すことができる。
(回路動作)
図12に示すように、制御基板18dは、ガラス基板を用いて構成され回路の動作状態を表示する液晶表示部20と、回路動作を制御する制御部34と、液晶表示部20を後ろから照らすバックライト42と、回路を動作させる電源電圧を発生する電源部44とが搭載される。制御部34には粒子検知部16からの検知信号が入力され、検知信号に基づいて液晶表示部20に表示指示信号を出力する。液晶表示部20は、表示指示信号に応じた表示内容を表示し、バックライト42の光を受けて表示内容が見易くなるようにしている。
更に、操作部18は、タッチスイッチ(図示せず)等が形成されており、タッチスイッチの操作により空気調節機100の運転条件などを入力し、制御部34に運転信号を出力する。制御部34は、運転信号に基づいてモータドライバ36に制御信号を出力する。
モータドライバ36は、モータ38に駆動信号を出力してモータ38を回転駆動し、モータ38に連結されたファン40を回転駆動する。電源部44は、空気調節機100の外部から商用電源46の交流電圧の供給を受け、その交流電圧を直流電圧へ変換して、制御部34、モータドライバ36、粒子検知部16等に電力(又は直流電圧)を供給する。制御部34は、電源部44からの電力供給により回路動作する。
液晶表示部20は、ガラス基板を用いて構成され、その裏面側に設けたバックライト42の光を受けながら表示内容を表示し、暗い所においても容易に視認できるようにしてる。液晶表示部20は、粒子検知部16で検知した空気中の微粒子濃度の経時変化と、現在の空気中の微粒子濃度を表示するものである。空気調節機の表示例を図13に示す。
本表示例では、PM2.5濃度の現時点での数値と、現在から過去20分前までのPM2.5濃度のデータを所定の時間間隔で記憶し、複数の棒グラフで表示してPM2.5濃度の経時変化を示している。
なお、本表示例では分単位の経時変化を表示しているが、時単位であっても日単位であってもよく、これらの時間の表示モードを切り替えられるようにしてもよい。また、縦軸の数値表示や単位表示を状況に応じて変化させて、適切な表示になるように制御することも可能である。さらに、PM2.5よりも大きい粒径を持つ粒子の濃度を表示できるようにしてもよい。
このような液晶表示部20を設けることによって、空気中に含まれるPM2.5等の微粒子濃度の経時変化を表示することが可能になり、空気調節機100の動作を使用者に判り易く伝えることができる。また、濃度を数値で表示するため、空気の清浄度をより具体的に知ることが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
100 空気調節機
10 前面パネル
10a 通気口
10b 凹部
10c 凸部
10d 第2の係止部
10e 第2の係合部
12 本体ケース
12a 把持部
12b 吹き出し口
12c 凹部
12d 第1の係止部
12g 開口窓
13 第1の係合部
13a 開口部
13b ガイド部
14 検知部カバー
14a 開口部
14b 開口部
16 粒子検知部
16a 第1の粒子検知部
16b 第2の粒子検知部
18 操作部
18a 操作パネル
18b 操作パネル枠体
18c 基板カバー
18d 基板
20 液晶表示部
22 吹き出し口カバー
24 第1のフィルタ
26 第2のフィルタ
28 脱臭フィルタ
30 内部ケース
30a スクロール流路板
30b 連通口
30c 仕切り板
32 イオン発生器
32a イオン放出部
32b 電圧変換基板
32c ケーブル
34 制御部
36 モータドライバ
38 モータ
40 ファン
42 バックライト
44 電源部
46 商用電源
























Claims (2)

  1. 本体ケースの上部に形成された操作部と、
    前記操作部下方における前記本体ケースの正面に形成されたフィルタ収納部と、
    前記フィルタ収納部に収納されたフィルタと、
    前記フィルタ収納部を覆って着脱自在に取付けられた前面パネルと、
    前記本体ケース正面から前方に突出した操作部の下部に形成された下向きの開口部と、前記開口部の入り口から外部に連なり上方に往くほど間隔が狭くなるガイド部と、を備える複数の第1の係合部と、
    前記本体ケース正面の下部におけるフィルタ収納部を除外した領域に、該本体ケース正面から後方に向かって窪ませて形成した複数の第1の係止部と、
    先端が上方に延びるように前面パネルの裏面上部に形成され、該先端に往くほど幅が狭くなるように構成された複数の第2の係合部と、
    前記前面パネルの裏面下部における前記第1係止部に対応する位置に、該前面パネルの裏面から後方に延びるように形成された複数の第2の係止部と、を備えた空気調節機。
  2. 本体ケースの上部に形成された操作部と、
    前記操作部下方における前記本体ケースの正面に形成されたフィルタ収納部と、
    前記フィルタ収納部に収納されたフィルタと、
    前記フィルタ収納部を覆って着脱自在に取付けられた前面パネルと、
    前記本体ケース正面から前方に突出した操作部の下部に形成された下向きの開口部と、前記開口部の入り口から内部に連なり上方に往くほど間隔が狭くなるガイド部と、を備える複数の第1の係合部と、
    前記本体ケース正面の下部におけるフィルタ収納部を除外した領域に、該本体ケース正面から後方に向かって窪ませて形成した複数の第1の係止部と、
    先端が上方に延びるように前面パネルの裏面上部に形成され、該先端に往くほど幅が狭くなるように構成された複数の第2の係合部と、
    前記前面パネルの裏面下部における前記第1係止部に対応する位置に、該前面パネルの裏面から後方に延びるように形成された複数の第2の係止部と、を備えた空気調節機。
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