JP2016097340A - 空気調節機 - Google Patents
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Abstract
フィルタ交換時の前面パネルの着脱が容易になり、フィルタ交換等のメンテナンスがし易い空気調節機を提供する。
【解決手段】
本体ケース12の上部に形成された操作部18と、操作部18下方における本体ケース12の正面に形成されたフィルタ収納部と、このフィルタ収納部に収納されたフィルタ24と、前記フィルタ収納部を覆って着脱自在に取付けられた前面パネル10と、本体ケース12正面から前方に突出した操作部12の下部に形成された複数の第1の係合部13と、本体ケース12正面の下部におけるフィルタ収納部を除外した領域に形成した複数の第1の係止部12dと、先端部が上方に延びるように前面パネル10の裏面上部に形成された複数の第2の係合部10dと、前面パネル10の裏面下部における前記第1係止部12dに対応する位置に形成された複数の第2の係止部10dとを備えている。
【選択図】図1
Description
図1および図2に示すように、空気調節機100は、その正面に設けられた前面パネル10と、空気調節機100周辺の外気を取り込むための通気口10aと、前面パネル10の下部に横長に形成された凹部10bと、内部機構を収容する本体ケース12と、本体ケース12の側面に設けられた検知部カバー14と、本体ケース12の左右側面上方に設けられた把持部12aと、本体ケース12の上部前方に設けられた操作部18と、ガラス基板を用いて構成された液晶表示部20と、内部で浄化した清浄空気を排出する吹き出し口12bと、清浄空気の排出方向を変更する吹き出し口カバー22からなる。そして、前面パネル10は本体ケース12の正面における操作部18の下方に設けられ、吹き出し口12bは本体ケース12の上部後方に設けられ、吹き出し口カバー22は吹き出し口12bを覆うように設けられる。
図3に示すように、前面パネル10を正面斜め上方向から見ると、前面パネル10の下部に横方向に長い凹部10bが在り、その凹部10bの中央に凹部10bの延在方向に沿って凸部10cが設けられていることが視認できる。しかし、通気口10aは凹部10bの陰に隠れて見えない。
図4は前面パネル10を背面から見た斜視図であり、図5は図4を部分的に拡大した拡大斜視図である。図5に示すように、凸部10cは横長に凹んで見え、凸部10cを上下に挟んだ凹部10bが前面パネル10の裏面から背面方向に突出している。そして、横長の凹部10bを成す凸部の上側に沿って並んだ多数の通気口10aが視認される。
また、通気口10aを横長の凹部10b内の上側に沿って数多く設けることで、通気性を十分に確保することができる。更に、横長の凹部10bの全域に亘って複数の通気口10aを設けると、更に通気性を良くすることができる。また、横長の凹部10b内における上部側(操作部18側)沿って横長に開口した通気口10aを設けることでも、同様の作用効果が得られる。
なお、凸部10cの頂部を少し高くし、前面パネル10の主表面より少し前方に突出させても構わない。この場合、意匠性を多少損なうが、使用者が凸部10cをより摘まみ易くなり、前面パネル10の装着がし易くなる。
図6は、前面パネル10を外した状態を示す図であり、本体ケース12は、側面板と、背面板と、底面板と、上面の一部とを、樹脂を用いて一体成型して構成されており、内部機構を格納する空間を有している。本体ケース12の正面には第1のフィルタ24が収納され、そのフィルタ24を収納した領域(フィルタ収納部)を除外した本体ケース12の下部に第1の係止部12dが左右に形成されている。また、そのフィルタ収納部を除外した本体ケース12の上部であって、操作部18の下部に開口部13aが下向きに形成され、その開口部13aの外側の左右に上方に向かうほど間隔が狭くなるガイド部13bが形成されている。本体ケース12の左右側面には、把持部12aが前後方向に長い凹部状に形成され、その凹部内の上面にはリブ12cが凹部の縁から2〜5mmほど奥まった個所に凹部の縁と平行に形成されている。リブ12cは、凹部の表面から1〜5mmほど突出しており、滑り止めとして機能するので、本体ケースを樹脂で成形していても、使用者の手元が滑らず、空気調節機100を持ち運び易くしている。
図6に示すように、操作部18は、本体ケース12の正面から前方に向かって突出しており、操作部18の下部に在る2つの開口部13aは、本体ケース12の正面と平行になるように下向きに開口され、図4に示す前面パネル10の2つの第2の係合部10eに対応した位置に形成される。そして、開口部13aと、その傍に形成されたガイド部13bとで第1の係合部13を構成している。
なお、上記実施形態では、ガイド部12fを開口部12eの外部に設けた事例で説明したが、ガイド部を開口部の内部に設けても良い。この場合でも、第2の係合部10eの先端が開口部の中に入れば、第2の係合部の先端が開口部内のガイド部に従って誘導され、係合部を開口部内の所定の位置決めすることができ、上記実施形態と同様な作用効果が得られる。
図7に示すように、検知部カバー14は、開口部14a、14bが設けられる板状の部品であり、本体ケース12の側面に形成される凹部12cにはめ込まれるように取り付けられる。本体ケース12の凹部12cには開口窓12gが設けられる。本体ケース12の凹部12cに対応した本体ケース12の内部には粒子検知部16が内蔵される。
なお、粒子検知部16を格納する位置は、本発明に係る空気調節機100では床面に近い本体ケース12の下部に設けているが、検知する粒子の性質によっては、粒子検知部16を床面より離れた位置に設けてもよい。
次に、本発明に係る空気調節機100の内部機構について、図8および図11を用いて説明する。
第1のフィルタ24は、通気口10aから取り込まれた外部の空気が最初に通過するフィルタである。第1のフィルタ24は、空気中に含まれる比較的大きなホコリを捕集するプレフィルタとして機能する。第1のフィルタの上下には2か所ずつ爪24a〜24dが設けられている。
図12に示すように、制御基板18dは、ガラス基板を用いて構成され回路の動作状態を表示する液晶表示部20と、回路動作を制御する制御部34と、液晶表示部20を後ろから照らすバックライト42と、回路を動作させる電源電圧を発生する電源部44とが搭載される。制御部34には粒子検知部16からの検知信号が入力され、検知信号に基づいて液晶表示部20に表示指示信号を出力する。液晶表示部20は、表示指示信号に応じた表示内容を表示し、バックライト42の光を受けて表示内容が見易くなるようにしている。
更に、操作部18は、タッチスイッチ(図示せず)等が形成されており、タッチスイッチの操作により空気調節機100の運転条件などを入力し、制御部34に運転信号を出力する。制御部34は、運転信号に基づいてモータドライバ36に制御信号を出力する。
本表示例では、PM2.5濃度の現時点での数値と、現在から過去20分前までのPM2.5濃度のデータを所定の時間間隔で記憶し、複数の棒グラフで表示してPM2.5濃度の経時変化を示している。
このような液晶表示部20を設けることによって、空気中に含まれるPM2.5等の微粒子濃度の経時変化を表示することが可能になり、空気調節機100の動作を使用者に判り易く伝えることができる。また、濃度を数値で表示するため、空気の清浄度をより具体的に知ることが可能となる。
10 前面パネル
10a 通気口
10b 凹部
10c 凸部
10d 第2の係止部
10e 第2の係合部
12 本体ケース
12a 把持部
12b 吹き出し口
12c 凹部
12d 第1の係止部
12g 開口窓
13 第1の係合部
13a 開口部
13b ガイド部
14 検知部カバー
14a 開口部
14b 開口部
16 粒子検知部
16a 第1の粒子検知部
16b 第2の粒子検知部
18 操作部
18a 操作パネル
18b 操作パネル枠体
18c 基板カバー
18d 基板
20 液晶表示部
22 吹き出し口カバー
24 第1のフィルタ
26 第2のフィルタ
28 脱臭フィルタ
30 内部ケース
30a スクロール流路板
30b 連通口
30c 仕切り板
32 イオン発生器
32a イオン放出部
32b 電圧変換基板
32c ケーブル
34 制御部
36 モータドライバ
38 モータ
40 ファン
42 バックライト
44 電源部
46 商用電源
Claims (5)
- 本体ケースの上部に形成された操作部と、
前記操作部下方における前記本体ケースの正面に形成されたフィルタ収納部と、
前記フィルタ収納部に収納されたフィルタと、
前記フィルタ収納部を覆って着脱自在に取付けられた前面パネルと、
前記本体ケース正面から前方に突出した操作部の下部に形成された複数の第1の係合部と、
前記本体ケース正面の下部におけるフィルタ収納部を除外した領域に形成した複数の第1の係止部と、
先端が上方に延びるように前面パネルの裏面上部に形成された複数の第2の係合部と、
前記前面パネルの裏面下部における前記第1係止部に対応する位置に形成された複数の第2の係止部と、を備えた空気調節機。 - 複数の第1の係合部は上方に往くほど間隔が狭くなるガイド部を有し、
複数の第2の係合部は先端に往くほど幅が狭くなるように構成されている請求項1に記載の空気調節機。 - 第1の係合部は、
本体ケースから前方に突出した操作部の下部に形成された開口部と、
前記開口部の入り口から外部に連なるガイド部と、を備えている請求項2に記載の空気調節機。 - 第1の係合部は、
本体ケースから前方に突出した操作部の下部に形成された開口部と、
前記開口部の入り口から内部に連なるガイド部と、を備えている請求項2に記載の空気調節機。 - フィルタ収納部が正面に形成された本体ケースと、
前記フィルタ収納部に収納されたフィルタと、
前記フィルタ収納部を覆って前記本体ケースに着脱自在に取付けられた前面パネルとを備え、
前記本体ケースは、前記フィルタ収納部の外方に正面から前方に向かって突出する第1の係合部と、正面から後方に向かって窪む第1の係止部とを有し、
前記前面パネルは、前記第1の係合部と係合する第2の係合部と、前記第1の係止部と係止する第2の係止部を有し、
前記第1の係合部には、前記本体ケースの正面と平行な開口部を有し、
前記第2の係合部には、前記開口部に対向して延びる先端部を有している空気調節機。
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