JP6434902B2 - 3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールを含む染毛剤組成物、方法、並びに組成物を含むキット - Google Patents

3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールを含む染毛剤組成物、方法、並びに組成物を含むキット Download PDF

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Description

本発明は、一般的に染毛剤組成物に関し、より詳細には、4−アミノフェノール型顕色剤と、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールを含むカプラーとの組み合わせを含有する酸化染毛剤組成物、酸化染毛剤組成物による毛髪処理方法、並びに酸化染毛剤組成物を含む染毛キットに関する。
ケラチン繊維、特にヒトの毛髪の色を毛髪染料の適用により永続的に変える手法は周知である。酸化毛髪染料前駆体、すなわち、顕色剤(一次中間体とも呼ばれる)及びカプラーはキューティクルを透過して毛髪及び毛皮質中に拡散する。過酸化水素などの酸化剤の存在下で前駆体を結合させて、前駆体及び酸化剤を接触させる前の毛髪の色とは異なる色味(「最終的な毛髪の色」)を毛髪外観にもたらす、より大型の染料分子を形成する。顕色剤及びカプラーの組み合わせが異なると、酸化剤と組み合わせたときに、異なる色味の毛髪色がもたらされる。最終的な毛髪の色を達成する際に生じる錯体化学的なプロセスを考慮すると、最終的な毛髪の色は容易には予想されない。
永続的な染毛剤配合物は、少なくとも4〜6週間安定的である最終的な毛髪の色をもたらすべきである。加えて、最終的な毛髪の色は、良好な洗浄時色落ち耐性、良好な耐光性、摩擦堅牢性、並びに発汗に対する十分な耐性を示すべきである。好ましくは、好適な顕色剤及びカプラーを結合させることにより、幅広く異なる色合いをもたらすことが可能なものであるべきである。染毛剤配合物は、安定であり、例えば、貯蔵寿命期間中、保管後の色利益(すなわち、顕色剤及びカプラーの安定性)を保持し得るべきであり、混合後及び毛髪への塗布中の両方において化学的に安定であるべきである。
染毛剤配合物は、概して許容可能であり、かつ即時的な結果をもたらす。しかしながら、所望の色調(色相)及び色調の深さ(彩度)の両方を達成するには、依然として、特に毛髪に赤みを帯びた色を付与する染毛剤配合物についての課題が存在している。赤色領域の望ましい色調を達成する際には、5−アミノ−2−メチルフェノール(AHT):
Figure 0006434902
そのものが単剤として、あるいは他のカプラーとの混合物として、1種以上の好適な顕色剤と組み合わせて使用される一般的な好適なカプラー例となる。例えば、AHTをカプラーとして、4−アミノフェノールと、水酸化アンモニウム及び過酸化水素などの酸化剤系と組み合わせて使用した場合、赤色の色調が達成され得る。しかしながら、赤色の色調が、望ましい赤色の色相及び彩度を提供し損ない、それにより、染毛剤配合物は、所望される最終的な毛髪の色をもたらすに至らない場合がある。
英国特許第1,229,517号は、式(A):
Figure 0006434902
を有するカプラーの部類を議論し、式(A)中のRは水素、低級アルキル、又はヒドロキシアルキル、N−アルキル化又は未置換アミノ低級アルキル基又はカルバミルメチル基のアシルである。カプラーは、p−トルエンジアミン(2−メチル−1,4−ベンゼンジアミン)と組み合わせることで、白色の毛髪に対し紫色、青灰色、濃紫色、青紫色、赤みを帯びた金髪、及び帯青黒色などの色をもたらすことが実証されている。
米国特許出願公開第2007/0067926号は、2−アミノ−5−エチルフェノールを少なくとも1つのm−アミノフェノールと結合させることで、ケラチン繊維を酸化的に着色する剤を検討している。例示された組成物は、それぞれ、カプラーとして2−アミノ−5−エチルフェノール及びm−アミノフェノールを、1種以上の顕色剤と組み合わせて含む。
英国特許第1,229,517号 米国特許出願公開第2007/0067926号
望ましい赤色の色調をもたらし得る、特に、多様な酸化剤系、すなわち、炭酸アンモニウム、過酸化水素、並びに所望によりラジカル捕捉剤及び/又はキレート剤と共に使用した場合に望ましい赤色の色調をもたらし得る、更なる染毛剤組成物が今もなお必要とされている。更には、高色度を有する赤みを帯びた色調だけでなく、高安定性及び延長された貯蔵寿命も送達する染毛剤組成物が今もなお必要とされている。
本明細書に記載の実施形態は、(a)3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールからなる第1のカプラー;(b)2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種の混合物からなる群から選択される第2のカプラー;(c)4−アミノフェノール(PAP)、4−アミノ−3−メチルフェノール;4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩;並びにこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤;並びに(d)酸化剤、を含む、染毛剤組成物に関する。
本明細書に記載の更なる実施形態は、毛髪の処理方法に関する。方法は、第1の組成物と、酸化剤を含む第2の組成物とを混合させることにより得られる染毛剤組成物と、毛髪を接触させることを含む。第一組成物は、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールからなる第1のカプラー;2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される第2のカプラー;並びにPAP、4−アミノ−3−メチルフェノール;4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、並びにこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤、を含む。
本明細書に記載の更に他の実施形態は、別個に包装した酸化剤成分及び別個に包装した染料成分を含む、染毛キットに関与する。別個に包装した酸化剤成分は酸化剤を含む。別個に包装した染料成分は、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールからなる第1のカプラー;2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される第2のカプラー;並びにPAP、4−アミノ−3−メチルフェノール;4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、並びにこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤を含み得る。
本発明のこれらの及び他の、特徴、態様及び利点は、以下の説明文、添付の「特許請求の範囲」を参照することで更に深い理解がなされるであろう。
本明細書で使用するとき、酸化染毛剤組成物、並びに多様な実施形態に従うその使用に関する文脈において、用語「毛髪」は、制限なく、「生きている」、すなわち生体上のものとしてみなされ得るケラチン含有繊維、あるいは「生きてはいない」、すなわち、ウィッグ、ヘアピース、又はその他の生きてはいないケラチン繊維の集合体を包含する。哺乳動物の毛髪が好ましく、これらのうち人の毛髪は特定例になるものの、羊毛、毛皮、及びその他のケラチン含有繊維も本明細書に記載の組成物に好適な基材となることは理解されたい。
本明細書で使用するとき、用語「美容上許容され得る塩」は、過度の毒性、不相溶性、不安定性、炎症、及びアレルギー反応などを生じさせずに人間及びより下等な動物の皮膚又は毛髪と接触させて使用するのに好適な、例えば、塩化物、臭化物、硫酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、及び酢酸塩などの塩を意味する。
染毛剤組成物
染毛剤組成物は、(a)3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール(MeAHT)からなる第1のカプラー;(b)2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される第2のカプラー;(c)4−アミノフェノール(PAP)、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤;並びに(d)酸化剤を含む。
第1のカプラーは、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール(MeAHT)からなる。MeAHTは、式(I):
Figure 0006434902
を有する。
酸化染毛剤組成物の重量に基づき、染毛剤組成物は、最大で約12重量%、特に約0.001重量%〜約6重量%、又は約0.05重量%〜約6重量%のMeAHTを含み得る。
第2のカプラーは、
式(IIA)の2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン
Figure 0006434902
式(IIB)の2,6−ジアミノピリジン
Figure 0006434902
からなる群から選択される。
染毛剤組成物の重量に基づき、染毛剤組成物は、最大で約12重量%、特に約0.001重量%〜約6重量%、又は約0.05重量%〜約6重量%の第2のカプラーを含み得る。好ましくは、染毛剤組成物は、合計して最大約12重量%、特に約0.001重量%〜約6重量%、又は約0.05重量%〜約6重量%のMeAHT及び第2のカプラーを組み合わせて含み得る。
顕色剤は、4−アミノフェノール(PAP)、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される。各顕色剤は、式(III)に従って記載されるもの、美容上許容され得る式(III)の化合物の任意の塩、及びこれらの混合物であり得る。
式(III)は次の通り記載される:
Figure 0006434902
式中、R4及びR5のそれぞれは、独立して水素又はメチルとして選択される。式(III)の化合物の例としては、限定するものではないが、4−アミノフェノール(PAP;R4及びR5は水素として選択される);4−アミノ−3−メチルフェノール(R4はメチルとして選択され、かつR5は水素として選択される);並びに4−(メチルアミノ)フェノール(R4は水素として選択され、かつR5はメチルとして選択される)。
染毛剤組成物の重量に基づき、染毛剤組成物は、最大で12重量%、特に約0.001重量%〜約6重量%、又は約0.05重量%〜約6重量%の顕色剤を含み得る。好ましくは、染毛剤組成物は、合計して最大で、約12重量%、特に約0.001重量%〜約6重量%、又は約0.05重量%〜約6重量%のMeAHT、第2のカプラー、及び顕色剤の組み合わせを含み得る。
MeAHT、第2のカプラー、及び上記の顕色剤の特定の組み合わせを染毛剤組成物に組み込んだ場合、AHTなどの別の顕色剤を含有する同等の組成物と比較して高色度の望ましい赤みを帯びた色調が付与されることが判明している。そのため、一部の実施例では、酸化染毛剤組成物はAHTを含まないものであることが好ましいものであり得る。用語「AHTを含まない」は、染毛剤組成物の0.01重量%未満、好ましくは80ppm以下で存在し得るなどのように、酸化染毛剤組成物に意図的に加えられたAHTがないことを意味する。
酸化剤
染毛剤組成物は、少なくとも1つの酸化剤源を含み得る。本明細書に用いるのに好ましい酸化剤は、水溶性過酸素酸化剤である。水溶性過酸素酸化剤は当該技術分野において周知であり、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物、例えば過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム、並びに有機過酸化物、例えば過酸化尿素、過酸化メラミン、及び無機過水和物塩の脱色化合物、例えば過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、及び過硫酸塩等のアルカリ金属塩が挙げられる。これらの無機過水和物塩は、一水和物、四水和物などとして組み込まれ得る。アルキル及びアリールペルオキシド、及び又はペルオキシダーゼ、オキシダーゼ、及びウリカーゼ、並びにそれらの基質も使用することができる。また必要に応じて、2つ以上のそのような酸化剤の混合物を用いることもできる。酸化剤は、水溶液中に提供されてもよいし、使用前に溶解される粉末として提供されてもよい。過酸化水素、過炭酸塩、過硫酸塩及びこれらの組み合わせは染毛剤組成物への使用に好ましい。
酸化剤は、染毛剤組成物の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約1重量%〜約15重量%、及び最も好ましくは約2重量%〜約10重量%を構成し得る。
本明細書における使用に関し可能性のある酸化剤は、過酸化水素源及び炭酸水素イオン源からその場で形成される過炭酸塩イオンの供給源である。更に、この系はまた、アンモニア又はアンモニウムイオン源と組み合わせると特に効果的である。従って、これらの過炭酸塩イオンの任意の供給源を使用することができる。本明細書に用いるのに好適な供給源としては、カーボネートイオン、カルバメートイオン、及び炭酸水素イオンのナトリウム塩、カリウム塩、グアニジン塩、アルギニン塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩、及びアンモニウム塩、並びにこれらの混合物、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられる。過炭酸塩は、酸化剤として、並びに炭酸塩イオンの供給源として使用することができる。炭酸イオン、カルバミン酸イオン、及び炭酸水素イオンの好ましい供給源は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、カルバミン酸アンモニウム、及びこれらの混合物である。
酸化剤は、約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約10重量%、及び最も好ましくは約1重量%〜約8重量%の炭酸水素イオンを含むことができ、かつ酸化剤の約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約1重量%〜約7重量%、及び最も好ましくは約2重量%〜約5重量%の過酸化水素供給源を含むことができる。
任意選択的な追加の染料成分
染毛剤組成物は、当該技術分野において知られる、例えば、1種以上の直接染料、1種以上の酸化染料前駆体、又はこれらの混合物から選択され得る追加の染料成分を含有し得る。
任意選択的な直接染料
染毛剤組成物には、適合性のある直接染料を、染色をもたらすのに又は増強させるのに十分な量で(特に強度の観点で)更に含有させてもよい。典型的には、そのような量は、染毛剤組成物の約0.05重量%〜約4重量%の範囲であろう。
好適な直接染料として、酸性染料(例えば、アシッドイエロー1、アシッドオレンジ3、アシッドブラック1、アシッドブラック52、アシッドオレンジ7、アシッドレッド33、アシッドイエロー23、アシッドブルー9、アシッドバイオレット43、HCブルー16、アシッドブルー62、アシッドブルー25、アシッドレッド4)、塩基性染料(例えば、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド118、ベーシックオレンジ69、ベーシックレッド76、ベーシックブラウン16、ベーシックイエロー57、ベーシックバイオレット14、ベーシックブルー7、ベーシックブルー26、ベーシックレッド2、ベーシックブルー99、ベーシックイエロー29、ベーシックレッド51、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー87、4−(3−(4−アミノ−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアントラセン−1−イルアミノ)プロピル)−4−メチルモルホリン−4−イウム−メチルサルフェート、(E)−1−(2−(4−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)ジアゼニル)フェニル)(エチル)アミノ)エチル)−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムクロリド、(E)−4−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ジアゼニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ブタン−1−スルホネート、(E)−4−(4−(2−メチル−2−フェニルヒドラゾノ)メチル)ピリジニウム−1−イル)ブタン−1−スルホネート、N,N−ジメチル−3−(4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−4a,9,9a,10−テトラヒドロアントラセン−1−イルアミノ)−N−プロピルプロパン−1−アミニウムブロミド)、分散性染料(例えば、ディスパースレッド17、ディスパースバイオレット1、ディスパースレッド15、ディスパースバイオレット1、ディスパースブラック9、ディスパースブルー3、ディスパースブルー23、ディスパースブルー377)、ニトロ染料(例えば、1−(2−(4−ニトロフェニルアミノ)エチル)尿素、2−(4−メチル−2−ニトロフェニルアミノ)エタノール、4−ニトロベンゼン−1,2−ジアミン、2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、ピクラミン酸、HC赤13、2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)ビス(アザンジイル)ジエタノール、HC黄5、HC赤7、HC青2、HC黄4、HC黄2、HC橙1、HC赤1、2−(4−アミノ−2−クロロ−5−ニトロフェニルアミノ)エタノール、HC赤3、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−ニトロフェノール、2−アミノ−3−ニトロフェノール、2−(3−(メチルアミノ)−4−ニトロフェノキシ)エタノール、3−(3−アミノ−4−ニトロフェニル)プロパン−1,2−ジオール、HC黄11、HC紫1、HC橙2、HC橙3、HC黄9、HC赤10、HC赤11、2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−4,6−ジニトロフェノール、HC青12、HC黄6、HC黄12、HC青10、HC黄7、HC黄10、HC青9、2−クロロ−6−(エチルアミノ)−4−ニトロフェノール、6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、HC紫2、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−ニトロフェノール、HC黄13、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、HC赤14、HC黄15、HC黄14、N2−メチル−6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、N1−アリル−2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、HC赤8、HC緑1、HC青14)、及び天然染料(例えば、アナトー、アントシアニン、ビートルート、カロチン、カプサンシン、リコピン、クロロフィル、ヘンナ、インディゴ、コチニールが挙げられるが、これらに限定されない。
任意選択的な追加の酸化染料前駆体
染毛剤組成物には、以降で酸化染料前駆体として参照される、一次中間体又はカプラーの形態の酸化染料化合物を追加で含有させることもできる。酸化染料前駆体は、遊離塩基又はその美容上許容され得る塩であり得る。その他の前駆体が例示目的のみで以下に詳述され、かつ染毛剤組成物又はその中の色調組成物などの下位成分を限定することは意図されないことは理解されるであろう。
本明細書に記載の組成物に使用するのに好適な一次中間体としては、限定するものではないが、トルエン−2,5−ジアミン、p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、ヒドロキシプロピル−ビス−(N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン)、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2,2’−(2−(4−アミノフェニルアミノ)エチルアザンジイル)ジエタノール、2−(2,5−ジアミノ−4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオール、2−(7−アミノ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−4(3H)−イル)エタノール、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール、p−(メチルアミノ)フェノール、4−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、5−エチル−o−アミノフェノール、2−メトキシ−p−フェニレンジアミン、2,2’−メチレンビス−4−アミノフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−ピリミジノール、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール硫酸塩、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ブチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ペンチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ベンジルピラゾール、2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1(5H)−オンジメトスルホン酸塩、4,5−ジアミノ−1−ヘキシルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ヘプチルピラゾール、メトキシメチル−1,4−ジアミノベンゼン、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書に記載の組成物での使用に好適なカプラーとしては、限定するものではないが、レゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジオール、m−アミノフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロフェノール、5−アミノ−6−クロロ−o−クレゾール、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、2−アミノ−5−エチルフェノール、2−アミノ−5−フェニルフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−5−エトキシフェノール、5−メチル−2−(メチルアミノ)フェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2,2’−(2−メチル−1,3−フェニレン)ビス(アザンジイル)ジエタノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2,2’−(4,6−ジアミノ−1,3−フェニレン)ビス(オキシ)ジエタノール、3−(ピロリジン−1−イル)アニリン、1−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)尿素、1−(3−アミノフェニル)尿素、1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、1,5−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレンジオール又は1−アセトキシ−2−メチルナフタレン、4−クロロ−2−メチルナフタレン−1−オール、4−メトキシ−2−メチルナフタレン−1−オール、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ピリジンジアミン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、ピリジン−2,6−ジオール、5,6−ジヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドリン、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)エタノール(ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリンとしても既知)、及びこれらの混合物が挙げられる。
染毛剤組成物又はこれらの下位成分中に含有される追加の酸化染料前駆体の総量は、染毛剤組成物の重量の最大で約12重量%、特に約0.05重量%〜約6重量%であり得る。
溶媒
染毛剤組成物は、水、低級脂肪族アルコール、例えば、1〜4個の炭素原子のエタノール、プロパノール及びイソプロパノールなど、ベンジルアルコール及びフェノキシエタノール又はポリオール若しくはグリセリンなどのポリオールエステルなどの芳香族アルコール、並びに1,2−及び1,3−プロピレングリコール、カルビトール、2−ブトキシエタノール、ジエチレングリコール、モノエチルエーテル、モノメチルエーテル、ヘキシレングリコール、グリセロール、エトキシグリコール、ブトキシジグリコール、エトキシジグリセロール、ジプロピレングリコール、及びポリグリセロールなどの溶媒を含み得る。溶媒は、染毛剤組成物、又は下位成分(毛髪染色組成物又は酸化組成物)に、0.1重量%〜30重量%の濃度で使用することができる。
pH調整剤
一般的に、酸化剤(例えば、酸化組成物)とは別個に包装された毛髪染色組成物における染毛剤組成物は、アルカリ化剤などのpH調整剤を含み得る。
アルカノールアミド(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、及び2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール)、グアニジウム塩、並びにアルカリ金属水酸化物及び炭酸塩及び水酸化アンモニウム及び炭酸アンモニウム(水酸化ナトリウム及び炭酸アンモニウムなど)などの当該技術分野において既知である任意のアルキル化剤を使用することができる。特に好ましいアルカリ化剤は、アンモニウムイオンの供給源をもたらすものである。
いずれのアンモニウムイオン供給源も本明細書で用いるのに好適である。好ましいアンモニウムイオン供給源としては、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、水酸化アンモニウム、過炭酸塩、アンモニア及びこれらの混合物が挙げられる。特に好ましいのは、炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、アンモニア及びこれらの混合物である。
染毛組成物又は毛髪染色組成物には、約0.1重量%〜約10重量%、例えば約0.5重量%〜約5重量%、約1重量%〜約3重量%のアルカリ化剤(アンモニウムイオンなどの供給源)が含まれ得る。
pH
上記の染毛剤組成物は、pH 7〜12、好ましくは8〜11を有してよい。ペルオキシモノカーボネートイオンを含む実施形態の場合、好ましくは、pHは9.5以下であり、より好ましくは約7.5〜約9.5、更により好ましくは約8.4〜約9.5、最も好ましくは約8.5〜約9.4、例えば、約9.0又は約9.3である。
毛髪染色組成物又は酸化組成物などの、染毛剤組成物の任意の下位成分は、染毛剤組成物とは異なるpHを有してもよい。例えば、毛髪染色組成物がアルカリ化剤を含む場合、毛髪染色組成物はアルカリ性のpH、例えば7超のpHを有し得る。酸化組成物は、7未満の酸性pHを含み得る。
染毛組成物のpHは、Mettler Toledo製MP220又はMP225pH装置(実験室用標準pH電極を装着)を使用して決定できる。装置は、毎回使用前に、較正用標準緩衝溶液及び標準較正手順を使用して較正される。
任意選択的なキレート物質
染毛剤組成物に用いるのに好適な任意選択的なキレート物質は、カルボン酸(特にアミノカルボン酸)及びホスホン酸(特にアミノホスホン酸)及びポリリン酸(例えば直鎖ポリリン酸)であり、これらのキレート物質の塩並びに誘導体も含む。一般的に、キレート物質は、酸化的毛髪着色条件下で毛髪の任意の大幅な範囲に浸透することはない。そのため、キレート物質は、一般的に毛髪内部の色形成には作用しない。
染毛剤組成物は、約0.01%〜約5%、一部の実施形態では、約0.25%〜約3%、特定の実施形態では、約0.5%〜約1%のキレート物質、これらの塩、これらの誘導体、又はこれらの混合物を含み得る。
染毛剤組成物は、アミノカルボン酸キレート物質を含み得る。本明細書に定義したアミノカルボン酸キレート物質は、少なくとも1つのカルボン酸部分(−COOH)と、少なくとも1つの窒素原子とを有する、キレート物質である。本明細書に用いるのに好適なアミノカルボン酸系キレート物質の例としては、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、エチレンジアミン二コハク酸(EDDS)、エチレンジアミンジグルタル酸(EDGA)、2−ヒドロキシプロピレンジアミン二コハク酸(HPDS)、グリシンアミド−N,N’−二コハク酸(GADS)、エチレンジアミン−N−N’−ジグルタル酸(EDDG)、2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N−N’−二コハク酸(HPDDS)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレン二システイン酸(EDC)、エチレンジアミン−N−N’−ビス(o−ヒドロキシフェニル酢酸)(EDDHA)、ジアミノアルキルジ(スルホコハク酸)(DDS)、N,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−二酢酸(HBED)、これらの塩、及びこれらの誘導体が挙げられる。
本明細書に用いるのに好適な、他のアミノカルボン酸型キレート物質は、イミノ二酢酸誘導体(N−2−ヒドロキシエチルN,N二酢酸又はグリセリルイミノ二酢酸など)、イミノ二酢酸−N−2−ヒドロキシプロピルスルホン酸及びアスパラギン酸N−カルボキシメチルN−2−ヒドロキシプロピル−3−スルホン酸、β−アラニン−N,N’−二酢酸、アスパラギン酸−N,N’−二酢酸、アスパラギン酸−N−一酢酸及びイミノ二コハク酸キレート物質、エタノールジグリシン酸、これらの塩並びにこれらの誘導体である。ジピコリン酸及び2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸もまた好適である。
更なる実施形態では、染毛剤組成物は、約0.1%〜約5%のジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)及び約0.1%〜約5%のエチレンジアミン−N,N’−二コハク酸、及び約0.1%〜約5%のジエチレントリアミン五酢酸を含み得る。本明細書に用いるのに好ましいものは、エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDS)、誘導体及びこれらの塩である。
染毛剤組成物は、アミノ−ホスホン酸型キレート物質、これらの塩、これらの誘導体及びこれらの組み合わせから選択されるキレート物質を含み得る。アミノ−ホスホン酸型キレート物質は、アミノホスホン酸部分(−PO32)又はその誘導体−PO32を含むキレート物質として定義され、式中、R2はC1〜C6アルキル又はアリールラジカルである。
本明細書に用いるのに好適なアミノホスホン酸型キレート物質は、アミノトリ−(1−エチルホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ−(1−エチルホスホン酸)、アミノトリ−(1−プロピルホスホン酸)、及びアミノトリ−(イソプロピルホスホン酸)である。本明細書に用いるのに好ましいキレート物質は、アミノトリ−(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)(EDTMP)、及びジエチレン−トリアミン−ペンタ−(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、及びこれらの混合物である。
任意選択的なラジカル捕捉剤
染毛剤組成物は更にラジカル捕捉剤供給源を含み得る。本明細書で使用するとき、用語「ラジカル捕捉剤」は、例えば、カーボネートラジカルなどのラジカルと反応して、一連の迅速な反応により、より活性が低い又は非反応性の種へとラジカルを変換し得る種を指す。
本明細書に用いるのに好適なラジカル捕捉剤は、アルカノールアミン類、アミノ糖、アミノ酸、アミノ酸エステル、米国特許公開第2011/0035885A1号に記載のものなどのピラゾロン、及びこれらの混合物の部類から選択され得る。特に好ましい化合物は、モノエタノールアミン、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、1−アミノ−2−プロパノール、1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノ−2−ペンタノール、1−アミノ−3−ペンタノール、1−アミノ−4−ペンタノール、3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール、3−アミノプロパン−1,2−ジオール、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リジン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、サルコシン、セリン、グルタミン酸、トリプトファン、及びこれらの混合物、及びこれらのカリウム、ナトリウム、及びアンモニウム塩などの塩、3−カルボキシ−1H−ピラゾール−5−オン、3−カルボキシ−1−フェニル−ピラゾール−5−オン、3−カルボキシ−1−(4−スルホフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−カルボキシ−1−(4−カルボキシフェニル)−ピラゾール−5−オン、及びこれらの混合物である。好ましい化合物はグリシン、サルコシン、リジン、セリン、2−メトキシエチルアミン、グルコサミン、グルタミン酸、モルホリン、ピペリジン、エチルアミン、3−アミノ−1−プロパノール及びこれらの混合物である。染毛剤組成物は、染毛剤組成物の約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約1重量%〜約7重量%のラジカルスカベンジャーを含み得る。
任意選択的なコンディショニング剤
染毛剤組成物はコンディショニング剤を含み得る。所望により、コンディショニング剤を含む別個のコンディショニング組成物を染毛剤組成物の後に使用することもできる。好適なコンディショニング剤は、シリコーン材料、アミノシリコーン、脂肪アルコール、高分子樹脂、ポリオールとカルボン酸のエステル、カチオン性ポリマー、不溶性油及び油から誘導される材料、並びにこれらの混合物から選択される。追加の物質としては、鉱油及びその他の油、例えばグリセリン及びソルビトールが挙げられる。特に有用なコンディショニング物質は、カチオン性ポリマーである。カチオン性ポリマー型のコンディショナーは、第一級、第二級、第三級及び第四級アミン基であって、ポリマー主鎖の一部を形成するか又はポリマー主鎖に直接結合する側鎖置換基に含まれることのあるアミン基から選択される少なくとも1つのアミン基の単位を含むものから選択することができる。シリコーンは、ポリアルキルシロキサン油、トリメチルシリル又はヒドロキシジメチルシロキサン末端基を含有する直鎖ポリジメチルシロキサン油、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリジメチルフェニルシロキサン又はポリジメチルジフェニルシロキサン油、シリコーン樹脂、その一般的構造中に、1つ又は多数の有機官能基(類)を有する有機官能シロキサン(同一又は異なり、シロキサン鎖に直接結合する)又はこれらの混合物から選択されることができる。このような有機官能基は、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基、(過)フッ化基、チオール基、置換又は非置換アミノ基、カルボキシル化基、ヒドロキシル化基、アルコキシル化基、クオタニウムアンモニウム基、両性及びベタイン基から選択される。シリコーンは、未希釈の流体又は予形成されたエマルションの形態のいずれかとして使用することができる。
コンディショニング剤は、一般的に、染毛組成物又はコンディショニング組成物の約0.05重量%〜約20重量%程度、例えば、染毛組成物又はコンディショニング組成物の約0.1重量%〜約15重量%、約0.2重量%〜約10重量%、約0.2重量%〜約2重量%程度で使用される。
任意選択的なポリマー増粘剤
本発明によれば、染毛組成物は、会合性ポリマー、多糖、非会合性ポリカルボン酸ポリマー及びこれらの混合物から選択される少なくとも1つのポリマーを含む高分子増粘剤を含み得る。
本明細書で使用するとき、表現「会合性ポリマー」は、親水性単位及び疎水性単位、例えば、少なくとも1つのC8〜C30脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性単位の両方を含む両親媒性ポリマーを意味する。会合性ポリマーは、互いに又は他の分子と可逆的に結合することができる。使用することのできる代表的な会合性増粘剤は、
(i)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含む非イオン性両親媒性ポリマー;(ii)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含むアニオン性両親媒性ポリマー;
(iii)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含むカチオン性両親媒性ポリマー;並びに
(iv)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含む両性両親媒性ポリマー、から選択された会合性ポリマーである。
少なくとも1つの脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性単位を含む非イオン性両親媒性ポリマーは、例えば、
少なくとも1つの脂肪鎖を含む基により改質されたセルロース:例えば、アルキル、アルケニル及びアルキルアリール基から選択された少なくとも1つの脂肪鎖を含む基により改質されたヒドロキシエチルセルロース;
(2)少なくとも1つの脂肪鎖を含む基により改質されたヒドロキシプロピルグアー;
(3)C8〜C30アルキル又はアルケニル基などの少なくとも1つの脂肪鎖を含むポリエーテルウレタン;
(4)ビニルピロリドン及び脂肪鎖疎水性モノマーのコポリマー;
(5)C1〜C6アルキルアクリレート又はメタクリレート、及び少なくとも1つの脂肪鎖を含む両親媒性モノマーの、コポリマー;
(6)親水性アクリレート又はメタクリレート、及び少なくとも1つの脂肪鎖を含む疎水性モノマーの、コポリマー、から選択され得る。
少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含むアニオン性両親媒性ポリマーは、例えば、少なくとも1つの脂肪鎖アリルエーテル単位、及びエチレン性不飽和アニオン性モノマー単位、例えば、ビニルカルボン酸単位を含む少なくとも1つの親水性単位を含むものから選択され、並びに更には、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの組み合わせに由来する単位から選択され、脂肪鎖アリルエーテル単位は次式のモノマー:
CH2−C(R1)CH2OBnR (I)
に相当し、式中、R1はH及びCH3から選択され、Bはエチレンオキシラジカルであり、nは0及び1〜100の整数から選択され、Rは8〜30個の炭素原子、及び更に、例えば、10〜24個の炭素原子、及び更に例えば12〜18個の炭素原子を含むアルキル、アルケニル、アリールアルキル、アリール、アルキルアリール、及びシクロアルキルラジカルから選択される炭化水素系ラジカルから選択される。
アニオン性両親媒性ポリマーは、例えば、不飽和オレフィン性カルボン酸型の少なくとも1つの親水性単位、及び不飽和カルボン酸の(C8〜C30)アルキルエステル又は(C8〜C30)オキシエチレン化アルキルエステルなどの種類の少なくとも1つの疎水性単位を含むものから更に選択され得る。不飽和オレフィン性カルボン酸型の親水性単位は、例えば、次の式(II):
CH2=C(R1)COOH (II)
のモノマーに相当し、式中、R1はH、CH3、C2H5、及びCH2COOH、すなわち、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、及びイタコン酸単位から選択される。及び、不飽和カルボン酸の(C8〜C30)アルキルエステル又は(C8〜C30)オキシエチレン化アルキルエステルなどの種類の疎水性単位は、例えば次式(III):
CH2=C(R1)COOBnR2 (III)
のモノマーに相当し、式中、R1はH、CH3、C2H5、及びCH2COOH(すなわち、アクリレート、メタクリレート、エタクリレート及びイタコネート単位)から選択され、Bはエチレンオキシラジカルであり、nは0及び1〜100の範囲の整数から選択され、R2はC8〜C30アルキルラジカル、例えば、C12〜C22アルキルラジカルから選択される。
使用することができる代表的なアニオン性両親媒性ポリマーを更に架橋してもよい。架橋剤は、基(IV)を含むモノマーであってもよく、
CH2=C<(IV)
不飽和結合が相互に対して共役していない少なくとも1つの他の重合性基を有する。例えば、ポリアリルスクロース及びポリアリルペンタエリスリトール等のポリアリルエーテルを言及することもできる。
使用されるカチオン性両親媒性ポリマーは、例えば、第四級化セルロース誘導体及びアミノ側基を含むポリアクリレートから選択される。第四級化セルロース誘導体は、例えば、少なくとも8個の炭素原子を含むアルキル、アリールアルキル及びアルキルアリール基などの少なくとも1つの脂肪鎖を含む基、及びこれらの組み合わせにより改質された第四級化セルロース、少なくとも8個の炭素原子を含むアルキル、アリールアルキル、及びアルキルアリール基などの少なくとも1つの脂肪鎖を含む基、及びこれらの組み合わせにより改質された第四級化ヒドロキシエチルセルロース、から選択される。上記第四級化セルロース及びヒドロキシエチルセルロースにより担持されるアルキルラジカルは、例えば、8〜30個の炭素原子を含有する。例えば、アリールラジカルは、フェニル、ベンジル、ナフチル、及びアンスリル基から選択される。
少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含む両性両親媒性ポリマーの中でも、例えば、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリル酸/C8〜C30アルキルメタクリレートコポリマーについて言及がなされる場合、例えば、アルキルラジカルはステアリルラジカルである。
本明細書に用いるのに好ましい会合性ポリマー増粘剤は、不飽和カルボン酸又はその誘導体である少なくとも1つの親水性ユニット、及びC8〜C30アルキルエステル又は不飽和カルボン酸のオキシエチレン化C8〜C30アルキルエステルである少なくとも1つの疎水性ユニットを含む。不飽和カルボン酸は、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸又はイタコン酸である。例は、Rohm & Haasから商品名Aculyn−22で市販の材料、Noveonから商品名Pemulen TR−1及びPemulen TR−2、Carbopol 2020、Carbopol Ultrez−21で市販の材料、並びにNational Starchから商品名Structure 2001及びStructure 3001で市販の材料からなすことができる。本発明の高分子増粘系に用いるための別の好ましい会合性ポリマーとしては、ポリエーテルポリウレタン、例えばRohm & Haas社によって商品名ACULYN−44及びACULYN−46で販売されている物質が挙げられる。本明細書に用いるのに好ましい別の会合性ポリマーは、少なくとも1つのC8〜C30脂肪鎖を含む基で変性されたセルロース、例えばAqualon社により販売されている製品Natrosol Plus Grade 330 CSである。
本明細書で使用するための非会合性架橋ポリカルボン酸ポリマーは、例えば、
(i)架橋アクリル酸ホモポリマー、
(ii)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸と、C1〜C6アルキルアクリレート又は(メタ)アクリレートとのコポリマーから選択することができる。
好ましいポリマーは、Noveon社によって名称Carbopol 980、981、954、2984、5984で販売されている製品、又は3V Sigma社によって名称SYNTHALEN M、SYNTHALEN L及びSYNTHALEN Kで販売されている製品、又はRohm & Haas社によって名称ACULYN−33で販売されている製品である。
本明細書での使用に好適な多糖は、グルカン、改質及び未改質でんぷん(例えば、穀物(例:小麦、とうもろこし又は米)、野菜(例:エンドウマメ(yellow pea)及び塊茎(ジャガイモ又はキャッサバ(cassaya))に由来するもの、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、デキストラン、セルロース及びこれらの誘導体(メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース)、マンナン、キシラン、リグニン、アラバン、ガラクタン、ガラクツロナン、キチン、キトサン、グルクロノキシラン、アラビノキシラン、キシログルカン、グルコマンナン、ペクチン酸及びペクチン、アルギン酸及びアルギン酸塩、アラビノガラクタン、カラギーナン、寒天、グリコサミノグリカン、アラビアガム、トラガカントガム、ガッチガム、カラヤガム、キャロブガム、ガラクトマンナン、例えば、グアーガム、並びにこれらの非イオン性誘導体(ヒドロキシプロピルグアー)、並びにバイオ多糖、例えば、キサンタンガム、ジェランガム、ウェランガム、スクレログルカン、サクシノグリカン並びにこれらの混合物から選択される。
例えば、好適な多糖類は、「工業化学百科事典(Encyclopedia of Chemical Technology)」(Kirk−Othmer,第3版,1982年,第3巻,896〜900頁,及び第15巻,439〜458頁,「天然のポリマー(Polymers in Nature)」(E.A.MacGregor及びC.T.Greenwood,John Wiley & Sons出版,第6章,240〜328頁,1980年)、並びに「工業用ガム類−多糖類及びその誘導体(Industrial Gums-Polysaccharides and their Derivatives)」(Roy L.Whistler編,第2版,Academic Press Inc出版)に記載されており、これらの3つの刊行物の内容は、参照により完全に組み込まれる。
多糖は、好ましくはバイオ多糖、特に好ましくはキサンタンガム、ジェランガム、ウェランガム、スクレログルカン又はサクシノグリカン、例えばKelco社によって名称KELTROL(登録商標)Tで販売されている物質及びRhodia Chimie社によって名称RHEOZAN(登録商標)で販売されている物質から選択されるバイオ多糖である。
別の好ましい多糖は、ヒドロキシプロピルデンプン誘導体であり、特に好ましいのはヒドロキシプロピルデンプンホスフェート、例えば、National Starch社によって名称STRUCTURE XL(登録商標)で販売されている物質である。
本明細書での使用に好適な増粘剤としては、限定するものではないが、キサンタン、グアー、ヒドロキシプロピルグアー、スクレログルカン、メチルセルロース、エチルセルロース(AQUACOTE(商標)として入手可能)、ヒドロキシエチルセルロース(NATROSOL(商標))、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(KLUCEL(商標)として入手可能)、ヒドロキシエチルエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース(NATROSOL(商標)Plus 330として入手可能)、N−ビニルピロリドン(POVIDONE(商標)として入手可能)、アクリレート/セテス−20イタコン酸コポリマー(STRUCTURE(商標)3001として入手可能)、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸(STRUCTURE(商標)ZEAとして入手可能)、ポリエトキシル化ウレタン又はポリカルバミルポリグリコールエステル(例えば、PEG−150/デシル/SMDIコポリマー(ACULYN(商標)44として入手可能)、PEG−150/ステアリル/SMDIコポリマー(ACULYN(商標)46として入手可能)、トリヒドロキシステアリン(THIXCIN(商標)として入手可能)、アクリレートコポリマー(例えば、ACULYN(商標)33として入手可能)、又は疎水変性アクリル酸コポリマー(例えば、アクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー(ACULYN(商標)22として入手可能)、アクリレート/ステアレス−20メタクリレートクロスポリマー(ACULYN(商標)88として入手可能)、アクリレート/ビニルネオデカン酸クロスポリマー(ACULYN(商標)38として入手可能)、アクリレート/ベヘネス−25メタクリレートコポリマー(ACULYN(商標)28として入手可能)、アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー(Carbopol(登録商標)ETD 2020として入手可能)、少なくとも1つの脂肪鎖、及び少なくとも1つの脂肪鎖を含むポリエーテルウレタンから選択された少なくとも1つの親水性単位を含む非イオン性両染性ポリマー、並びにセテス−10ホスフェート、ジセチルホスフェート、及びセテアリルアルコールのブレンド(CRODAFOS(商標)CESとして入手可能)が挙げられる。
任意選択的な界面活性剤
本発明に従う組成物は、1つ以上の界面活性剤を含み得る。本明細書に用いるのに適した界面活性剤は、一般に、約8〜約30個の炭素原子の親油性の鎖長を有し、アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性界面活性剤、並びにこれらの混合物から選択することができる。界面活性剤の総濃度は、約1重量%〜約60重量%、好ましくは約2重量%〜約30重量%、より好ましくは約8重量%〜約25重量%、及び特に約10重量%〜約20重量%である。
本発明の組成物は、好ましくはアニオン性及び両性界面活性剤と、1つ以上の非イオン性界面活性剤の混合物を含む。アニオン性成分は、組成物の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%、及びより好ましくは約5重量%〜約15重量%の範囲で存在させることができ、独立して存在し得る両性又は非イオン性成分は、約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約0.5重量%〜約10重量%、より好ましくは約1重量%〜約8重量%の範囲であり得る。
単独で又は混合物として使用することのできるアニオン性界面活性剤の例としては、例えば、次の化合物:アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキルアミドエーテルサルフェート、アルキルアリールポリエーテルサルフェート、モノグリセリドサルフェート;アルキルスルホネート、アルキルホスフェート、アルキルアミドスルホネート、アルキルアリールスルホネート、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート;アルキルスルホサクシネート、アルキルエーテルスルホサクシネート、アルキルアミドスルホサクシネート;アルキルスルホスクシナメート;アルキルスルホアセテート;アルキルエーテルホスフェート;アシルサルコシナート;アシルイセチオナート及びN−アシルタウレートの塩類(アルカリン塩、例えば、ナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩、及びマグネシウム塩)に言及することができる。これら各種化合物全てのアルキル又はアシルラジカルは、例えば、8〜24個の炭素原子を含み、アリールラジカルは、例えば、フェニル基及びベンジル基から選択される。アニオン性界面活性剤のうち、同様に使用することのできるものとしては、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸、及びステアリン酸、ココヤシ油酸又は水素添加ココヤシ油酸の塩類;アシルラジカルが8〜20個の炭素原子を含むアシルラクテート、などの脂肪酸塩についても言及することができる。アルキル−D−ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、並びにポリオキシアルキレン化(C6〜C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6〜C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6〜C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸、及びそれらの塩、例えば、2〜50エチレンオキシド基を含むものなど、並びにこれらの混合物などの弱アニオン性界面活性剤も使用することができる。多糖類のアニオン性誘導体、例えば、アルキルポリグルコシドのカルボキシアルキルエーテルも使用できる。
非イオン性界面活性剤は、よく知られている化合物である(例えば、この点においては、「界面活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactants)」M.R.Porter著、Blackie & Son(Glasgow and London)出版、1991年、116〜178頁を参照されたい)。これらは、例えば、8〜18個の炭素原子を含む脂肪鎖を含むポリエトキシル化、ポリプロポキシル化、及びポリグリセロール化脂肪酸、アルキルフェノール、α−ジオール、及びアルコールから選択することができ、炭素原子は、例えば、2〜200の範囲のエチレンオキシド又はプロピレンオキシド基数、及び例えば、2〜30の範囲のグリセロール基数とすることができる。エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドと脂肪アルコールとの縮合体;好ましくは2〜30molのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド、及びそれらのモノエタノールアミン及びジエタノールアミン誘導体、ポリグリセロール化脂肪アミド、例えば、平均して1〜5個、例えば1.5〜4個のグリセロール基を含むもの;ポリエトキシル化脂肪アミン、例えば、2〜30molのエチレンオキシドを含有するもの;2〜30molのエチレンオキシドを有するソルビタンのオキシエチレン化脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、N−アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド、例えば(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN−アシルアミノプロピルモルホリンオキシドを言及することもできる。
両性界面活性剤は、脂肪族ラジカルが、8〜22個の炭素原子を含みかつ少なくとも1つの水溶性アニオン性基(例えば、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、又はホスホネート)を含む線状及び分枝状鎖から選択される、脂肪族第二級及び第三級アミン誘導体から選択することができ、(C8〜C20)アルキルベタイン、スルホベタイン、(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルベタイン又は(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルスルホベタインについても言及することができる。
アミン誘導体の中では、例えば、米国特許第2,528,378号及び同第2,781,354号において記載され、商品名Miranolとして市販され、かつR2−CON HCH2CH2−N+(R3)(R4)(CH2COO-)(VI)(式中、R2は、加水分解ココナッツ油中に存在する酸R2−COOHに由来するアルキルラジカル、及びヘプチル、ノニル及びウンデシルラジカルから選択され、R3はβ−ヒドロキシエチル基であり、かつR4はカルボキシメチル基である)、並びにR5−CONHCH2CH2−N(B)(C)(VII)(式中、Bは−CH2CH2OX’を表し、Cは−(CH2z−Y’を表し、zは1又は2であり、X’は−CH2CH2−COOH基及び水素原子から選択され、Y’は−COOH及び−CH2−CHOH−SO3Hラジカルから選択され、R5は、ココナッツ油中又は加水分解亜麻仁油中に存在する酸R5−COOHのアルキルラジカル、C7、C9、C11及びC13アルキルなどのアルキルラジカル、C17アルキルラジカル、及びそのイソ形態、並びに不飽和C17ラジカルから選択される)の構造を有する製品について言及することができる。これらの化合物は、CTFA辞典(第5版、1993年)において、名称、ココアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホ二プロピオン酸、及びココアンホ二プロピオン酸のもとに分類されている。ジエチルアミノプロピルココアスパートアミド(cocoaspartamid)を使用することもできる。
カチオン性界面活性剤は、次のA)、B)、C)、及びD)から選択され得る:A)次の一般式(VIII)の第四級アンモニウム塩:
Figure 0006434902
式中、X-はハロゲン化物(塩化物、臭化物、及びヨウ化物)、メチルサルフェートなどの(C2〜C6)アルキルサルフェート、ホスフェート、アルキル及びアルキルアリールスルホネート、並びにアセテート及びラクテートなどの有機酸に由来するアニオン、から選択されるアニオンであり、かつ
i)同一又は異なっていてよいラジカルR1〜R3は、1〜4個の炭素原子を含む線状及び分枝状脂肪族ラジカル、並びにアリール及びアルキルアリールなどの芳香族ラジカルから選択される。脂肪族ラジカルは、酸素、窒素、硫黄、及びハロゲンなどのヘテロ原子を少なくとも1つ含み得る。脂肪族ラジカルは、例えば、アルキル、アルコキシ、及びアルキルアミドラジカルから選択され、
4は、16〜30個の炭素原子を含む線状及び分枝状アルキルラジカルから選択される。
カチオン性界面活性剤は、例えば、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化物)である。
ii)同一又は異なっていてよいラジカルR1及びR2は、1〜4個の炭素原子を含む線状及び分枝状脂肪族ラジカル、並びにアリール及びアルキルアリールなどの芳香族ラジカルから選択される。脂肪族ラジカルは、酸素、窒素、硫黄、及びハロゲンなどのヘテロ原子を少なくとも1つ含み得る。脂肪族ラジカルは、例えば、約1〜4個の炭素原子を含むアルキル、アルコキシ、アルキルアミド、及びヒドロキシアルキルラジカルから選択され、同一又は異なっていてよいR3及びR4は、12〜30個の炭素原子を含む線状及び分岐状アルキルラジカルから選択され、前記アルキルラジカルは、エステル及びアミド官能基から選択される少なくとも1つの官能基を含む。
3及びR4は、例えば、(C12〜C22)アルキルアミド(C2〜C6)アルキル及び(C12〜C22)アルキルアセテートラジカルから選択される。カチオン性界面活性剤は、例えば、ジセチルジメチルアンモニウム塩(例えば、塩化物)である。
B)−次式(IX):
Figure 0006434902
などのイミダゾリニウムの第四級アンモニウム塩(式中、R5は、8〜30個の炭素原子を含むアルケニル及びアルキルラジカル、例えば、獣脂の脂肪酸誘導体から選択され、
6は水素原子、C1〜C4アルキルラジカル、並びに8〜30個の炭素原子を含むアルケニル及びアルキルラジカルから選択され、R7はC1〜C4アルキルラジカルから選択され、R8は水素原子及びC1〜C4アルキルラジカルから選択され、及びX-はハロゲン化物、ホスフェート、アセテート、ラクテート、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート、及びアルキルアリールスルホネートから選択されるアニオンである。
一実施形態では、R5及びR6は例えば、獣脂の脂肪酸誘導体などの、12〜21個の炭素原子を含むアルケニル及びアルキルラジカルから選択されるラジカルの混合物であり、R7はメチルであり、及びR8は水素である。このような製品は、例えば、Quaternium−27(CTFA 1997)又はQuaternium−83(CTFA 1997)であり、商品名「Rewoquat(登録商標)」W75、W90、W75PG及びW75HPGでWitco社から市販されている)。
C)−式(X):
Figure 0006434902
のジ第四級アンモニウム塩(式中、R9は、約16〜30個の炭素原子を含む脂肪族ラジカルから選択され、
同一又は異なっていてよいR10、R11、R12、R13及びR14は、水素及び1〜4個の炭素原子を含むアルキルラジカルから選択され、
-はハロゲン化物、アセテート、ホスフェート、ニトレート、及びメチルサルフェートから選択されるアニオンである。このようなジ第四級アンモニウム塩としては、例えば、プロパンタロージアンモニウムジクロリドが挙げられる)。並びに、
D)−次式(XI):
Figure 0006434902
の少なくとも1つのエステル官能基を含む第四級アンモニウム塩(式中、
R15は、C1〜C6アルキルラジカル及びC1〜C6ヒドロキシアルキル、及びジヒドロキシアルキルラジカルから選択され、R16は、ラジカルR19C(O)−、線状及び分岐状、飽和及び不飽和C1〜C22炭化水素系ラジカルR20、及び水素原子から選択され、R18は、ラジカルR21C(O)−、線状及び分岐状、飽和及び不飽和C1〜C6炭化水素系ラジカルR22、及び水素原子から選択され、同一又は異なっていてよいR17、R19、及びR21は、線状及び分岐状、飽和及び不飽和C7〜C21炭化水素系ラジカルから選択され、同一又は異なっていてよいn、p及びrは、2〜6の範囲の整数から選択され、yは、1〜10の範囲の整数から選択され、同一又は異なっていてよいx及びzは、0〜10の範囲の整数から選択され、X−は、単純な及び複雑な有機及び無機アニオンから選択されたアニオンであり、但し、x+y+zの合計は1〜15であり、xが0である場合、R16はR20であり、zが0である場合、R18はR22である)。
一実施形態では、式(XV)のアンモニウム塩を使用することができ、式中、R15は、メチル及びエチルラジカルから選択され、x及びyは、1に相当し、zは、0又は1に相当し、n、p及びrは、2に相当し、R16は、ラジカルR19C(O)−、メチル、エチル、及びC14〜C22炭化水素系ラジカル、及び水素原子から選択され、同一又は異なっていてよいR17、R19、及びR21は、線状及び分岐状、飽和及び不飽和C7〜C21、炭化水素系ラジカルから選択され、R18は、ラジカルR21C(O)−、及び水素原子から選択される。このような化合物は、例えば、Cognis社からDehyquart、Stepan社からStepanquat、Ceca社からNoxamium、及びRewo−Witco社からRewoquat WE 18という商品名で市販されている。
使用方法
染毛剤組成物は、別個の容器などの個別包装された構成要素において、酸化染料前駆体と、好適なキャリア中の任意選択的なアルカリ化剤とを含む毛髪染料組成物(エマルションについては「染料クリーム」又は溶液については「染料液」とも呼ばれる)、並びに酸化剤を含む酸化組成物(同様にエマルションについては「過酸化水素クリーム」又は溶液については「過酸化水素液」とも呼ばれる)を含むキットにおいて通常販売される。消費者は使用する直前に毛髪染料組成物及び酸化組成物を一緒に混合して染毛組成物を形成し、染毛組成物を毛髪上に塗布する。毛髪染色組成物が固体形態で提供され、液体酸化組成物と混合された後、毛髪に塗布される代替的な実施形態を利用することもできる。
色調剤及び酸化組成物は、互いに独立して、いわゆる濃度の薄い液体又はクリームとして調製され得る。通常、濃度の薄い液体は、1000cPs未満の粘度を有する。成分を混合することで得られる染毛又は漂白組成物は、好ましくは1000〜60000cPs、より好ましくは2000〜30000cPs、及び最も好ましくは3000〜25000cPsの粘度を有する。粘度は、付属品のコーン及びプレートを取り付けたブルックフィールド粘度計を使用して測定される。0〜12000cPsの範囲の粘度に関しては、S42プレートを取り付けたブルックフィールドDV−11粘度計を使用する。組成物の2mLのサンプルを26.7℃で3分間平衡化した後、1rpmで値を読み取る。12,000〜60,000cPsの範囲の粘度に関しては、S52プレートを取り付けたブルックフィールドDV−1粘度計を使用する。組成物の0.5mLのサンプルを26.7℃で1分間平衡化した後、1rpmで値を読み取る。
染毛剤組成物の毛髪への塗布は、様々な方法で行ってよい。染毛剤組成物の塗布を、エンドユーザの毛髪全体に行ってもよい。「毛髪全体」とは、塗布プロセスに包含される毛髪の根本から毛髪の先端まで頭部全体の毛髪が含まれることを意味する。対照的に、染毛剤組成物の塗布を、毛髪の根本部分に行ってもよい。毛髪の根本部分への塗布は、エンドユーザの頭部全体に行ってもよいが、染毛剤組成物の塗布は、頭皮から約0.01mm〜約4mmの頭に最も近い毛髪の部分(根本部分)にのみ塗布される。また、塗布は、毛髪の一部に対して行ってもよい。毛髪の一部に対する塗布は、ハイライティング又はローライティングと一般的に呼ばれる。毛髪の一部は、毛束において毛髪全体から物理的に分離してもよく、又は毛髪全体よりも少ない毛髪の一部であってもよい。毛束は、プラスチックキャップ中の開口部を通して毛髪を引き出したときに毛束が形成されるプラスチックキャップ、毛束を包む金属箔、根本部分で毛髪に適用される毛房分離器、又は類似の装置を含む装置によって、毛髪全体から物理的に分離してよい。
存在する場合、追加のコンディショニング剤を第3の容器内に提供することができる。後者の場合、全ての3つの組成物は使用直前に混合されともに塗布することができる、又は第3の容器中の内容物は、染毛剤組成物の直後の後処置として(任意のすすぎ工程の後に)塗布され得る。
酸化的に染毛するための方法よると、方法は、毛髪染色組成物と、酸化組成物とを一緒に混合して、染毛剤組成物を形成すること、染毛剤組成物を毛髪に塗布すること、5〜45分間の期間、例えば20〜30分間置くこと、次に染毛剤組成物を毛髪から除去することを含む。
また、染毛方法は、毛髪全体に確実に均一に塗布するために、数分間、手又は用具によって毛髪中に染毛剤組成物を作用させることを更に含んでよい。染毛剤組成物は毛髪上に留まり、5〜45分かけて最終的な毛髪の色が発現する。次に、消費者は、自分の毛髪を水道水で十分にすすぎ、毛髪を乾燥させ、整髪する。
第一組成物(毛髪染色組成物)のための1つの容器及び第二組成物(酸化組成物)のための1つの容器を含むキットを、本法のために有利に使用することができる。所望により、第3の組成物は、モノエタノールアミン(MEA)などのアルカリ剤を含み得る。キットは、染毛剤組成物の混合及び塗布のための指示書を更に含む。キットは、混合用ボウル、塗布デバイス、分配デバイス、手袋、毛束クリップなどの物品、及びこれらの物品の任意の組み合わせを更に含有し得る。キットは、コンディショニング剤を含む組成物のための追加容器も含み得る。
一実施形態では、染毛キットは、(i)酸化剤を含む別個に包装した酸化組成物;並びに(ii)別個に包装した毛髪染料組成物を含み得る。別個に包装した毛髪染料組成物は、(a)3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールからなる第1のカプラー;(b)2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される第2のカプラー;並びに(c)4−アミノフェノール(PAP)、4−アミノ−3−メチルフェノール;4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤を含み得る。酸化剤は、例えば、過酸化水素、無機又は有機アルカリ金属過酸化物、過酸塩、無機過水和物塩、アルキル又はアリール過酸化物又はペルオキシダーゼ、過炭酸塩、過硫酸塩、過酸一炭酸塩などの上記の酸化剤のいずれかから選択することができる。所望により、毛髪染色組成物は、アンモニア及びアンモニウム塩及びアルカノールアミン及びそれらの塩などのアルカリ化剤を含み得る。
染毛剤組成物は、様々な包装及び分配デバイスにおいて使用することもできる。これら分配デバイスは、単独で又は互いに組み合わせて使用してもよい別個のデバイスの形態で実現することができる。典型的には、染毛剤組成物は、使用前に毛髪染色組成物及び酸化組成物を互いに別々に保管することができるよう別個の単独又は複数区画容器内に収容される。次に、混合用ボウル内で又は分配デバイス(スクイーズボトル、スクイーズフォーマー、及びポンプフォーマーなど)内で毛髪染料組成物及び酸化組成物を一緒に混合した後、用具(ブラシ又は櫛など)により消費者の毛髪に塗布するか、又は分配装置から分配した後に手により塗布する。
最も一般的な包装デバイスは、ボトル、チューブ、スクイーズフォーマー、ポンプフォーマー剤、又はサシェなどの容器中に酸化組成物を保管すること、並びにボトル、チューブ、又はサシェなどの追加の包装中に別個に毛髪染色組成物を保管することを包含する。
試験する染毛剤組成物は、以下表1に記載の処方に従う色調組成物を、酸化剤成分と、1:1比で混合することにより配合した。酸化剤成分は、過酸化物濃度6%(20体積%)の市販の顕色剤WELLOXON(登録商標)である。すべての試験において、ヘアピース(白色、茶色、及び混合黒色/灰色)を使用した(ヘアピース1.5g)。各ヘアピースに対し、3gの毛髪染色組成物及び3gの酸化組成物を30℃下で30分間塗布した。この毛髪の房を、30秒間のシャンプーを含み2分間濯いだ。
Figure 0006434902
式(IIA)〜(IIB)の化合物から1つ選択される
白色のヘアピースを使用して、染毛剤組成物の染色値を確認することができる。認識される色効果は、2つの追加のヘアピースの特性から更に判別することができる。毛髪をすすぎ洗いし、乾燥させた後、3700dミノルタ分光光度計を使用してヘアピースの色味を測定する。
分光光度計由来のデータは、L***及びLCh色空間の両方の座標を提供する。L***及びLCh色空間の両方において、L*値は0〜100スケールでの明度を指し、値が低くなるほど色が暗くなることを意味する。L***色空間では、座標a*は、赤色及び緑色の間の位置を指定し、数値が高くなる程より赤色の色調を意味し、数値が低くなる程より緑色の色調を意味する。座標b*は、黄色及び青色の間の位置を指定し、数値が高くなる程より黄色の色調を意味し、数値が低くなる程より青色の色調を意味する。LCh色空間では、C値は彩度を表し、値が高くなる程より深くより明るい色味を意味し、値が低くなる程より深みが浅くくすんだ色味を意味する。LCh空間におけるC値は、関係性C=[(a*2+(b*21/2として、L***空間におけるa*及びb*に関連する。LCh空間において、座標hは色相角を表し、色相角は0°〜360°の角度値として表される。
MeAHTを含有する染毛剤組成物と、AHTを含有する比較用染毛剤組成物との間の違いは、ΔL*、Δa*、Δb*、及びΔCのうちいずれかの値が負である場合に、AHTを含有する染毛剤組成物よりも、MeAHTを含有する染毛剤組成物においてより値が低くなるようなL*、a*、b*、並びにC及びh値から求められる。記載の通りに調製した染毛剤組成物の色データを表2〜4に要約する。
なお、表2〜4において、2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン及び2,6−ジアミノピリジンは「第2の染料カプラー」に相当し、PAP(4−アミノフェノール)は「顕色剤」に相当し、MeAHT(3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール)は「第1の染料カプラー」に相当する。
Figure 0006434902
Figure 0006434902
Figure 0006434902
表2における、白色のヘアピースに対する色データによると、第2のカプラーとしてMeAHTを含有する各酸化染毛剤組成物では、赤い色調を増加させるという観点の色利益を示す顕著に高いΔa*値が提示された。表3における、茶色のヘアピースに対する色データは、白色のヘアピース由来のデータと一致し、このサンプルにおいては、概して赤い色調が増加するという色利益が示された。表4における、灰色のヘアピースを50%混ぜ込んだヘアピースから得られた色データは、第2のカプラーとしてMeAHTを含有する組成物においても著しい色効果を示した。異なる毛髪色に対する処方間で色効果は変化し得るものの、概して、染毛剤配合物は特定の消費者の毛の色に対し使用されるよう調整することができることは理解されたい。そのため、色効果に関する利点が知覚され得る外観は、少なくとも1種類の毛髪に対する色効果に関するものであり、すべての種類の毛髪に関するものである必要はないと認識される。
別段に定義されていない限り、本明細書において使用されるすべての技術的用語及び科学的用語は、本発明が属する分野の当業者に共通に理解されるものと同じ意味を有している。本明細書において説明に使用される用語は、単に特定の実施形態を記載するためであり、限定されるものではない。本明細書及び添付の特許請求の範囲において、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明らかに示さない限り、同様に複数形を含むものとする。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、用語「独立して、から選択される」とは、文章の前後関係が別途明らかに指示しない限り、参照された群が同一、異なる、又はそれらの混合であり得ることを意味するものとする。従って、この定義の下で、表現「X1、X2、及びX3は、独立して、希ガスからなる群から独選択される」とは、X1、X2、及びX3は全て同一である場合、X1、X2、及びX3が全て異なる場合、並びにX1及びX2が同一であるがX3が異なる場合の状況を包含する。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を包含する本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全てを本明細書中に参照により組み込まれる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (14)

  1. 染毛剤組成物であって、
    (a)3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールからなる第1の染料カプラー、
    (b)2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種の混合物からなる群から選択される第2の染料カプラー、
    (c)4−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤;並びに
    (d)酸化剤、を含む、染毛剤組成物。
  2. 前記顕色剤が、4−アミノフェノールである、請求項1に記載の染毛剤組成物。
  3. 前記酸化染毛剤組成物が、5−アミノ−2−メチルフェノールを含まない、請求項1又は2に記載の染毛剤組成物。
  4. 前記染毛剤組成物の重量に基づき、
    0.001重量%〜6重量%の前記第1の染料カプラー、
    0.001重量%〜6重量%の前記第2の染料カプラー、
    0.001重量%〜6重量%の前記顕色剤、及び
    0.1重量%〜10重量%の前記酸化剤、を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の染毛剤組成物。
  5. 前記酸化剤が、過酸化水素、無機又は有機アルカリ金属過酸化物、過酸塩、無機過水和物塩、アルキル又はアリール過酸化物又はペルオキシダーゼ、オキシダーゼ、ウリカーゼ、過炭酸塩、過硫酸塩、ペルオキソ一炭酸塩、及びこれらの混合物、からなる群から選択される、請求項1〜のいずれか一項に記載の染毛剤組成物。
  6. 前記染毛剤組成物の重量に基づき、合計して0.001重量%〜6重量%の前記顕色剤、前記第1の染料カプラー、及び前記第2の染料カプラーを含む、請求項に記載の染毛剤組成物。
  7. 更にアルカリ化剤を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の染毛剤組成物。
  8. 毛髪の処理方法であって、
    (i)
    (a)3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールからなる第1の染料カプラー、
    (b)2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、及び2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種の混合物からなる群から選択される第2の染料カプラー;及び
    (c)4−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤;を含む毛髪染料組成物(tint composition)を準備する工程と、
    (ii)前記毛髪染料組成物に、酸化剤を含む酸化組成物を加えて染毛組成物を形成する工程、
    (iii)前記毛髪を前記染毛組成物に接触させる工程、を含む、方法。
  9. 前記毛髪から毛束を分離する工程を更に含み、前記毛髪を接触させる工程が、前記毛束を前記染毛組成物に接触させる工程を含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記毛髪が、頭髪全体、毛髪の基部、及び頭髪全体から分離させた毛束からなる群から選択される、請求項又はに記載の方法。
  11. 染毛キットであって、
    (i)酸化剤を含む別個に包装した酸化組成物;
    (ii)
    (a)3−アミノ−2,6−ジメチルフェノールからなる第1の染料カプラー、
    (b)2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、及び2,6−ジアミノピリジン、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種の混合物からなる群から選択される第2の染料カプラー;及び
    (c)4−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−(メチルアミノ)フェノール、これらのいずれかの美容上許容され得る塩、及びこれらのうちの少なくとも2種を含む混合物からなる群から選択される顕色剤;を含む別個に包装した毛髪染料組成物、を含む、染毛キット。
  12. 前記酸化組成物及び前記毛髪染料組成物から染毛組成物を形成するための指示書を更に含む、請求項11に記載の染毛キット。
  13. 混合用ボウル、塗布デバイス、分配デバイス、手袋、毛束クリップ(hair-strand separator)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物品を更に含む、請求項11又は12に記載の染毛キット。
  14. 前記酸化剤が、過酸化水素、無機又は有機アルカリ金属過酸化物、過酸塩、無機過水和物塩、アルキル又はアリール過酸化物又はペルオキシダーゼ、オキシダーゼ、ウリカーゼ、過炭酸塩、過硫酸塩、ペルオキソ一炭酸塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項11、12又は13に記載の染毛キット。
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