JP6434028B2 - リニア振動モータ - Google Patents

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Description

本発明は、信号入力によって可動子を直線的に往復振動させて振動を発生させるリニア振動モータに関するものである。
振動モータ(或いは振動アクチュエータ)は、通信機器の着信や各種電子機器のアラーム発信などによって振動を発生させ、通信機器の携帯者や各種電子機器に触れる操作者に対して振動によって信号入力の状況を伝えるものであり、携帯電話を含む携帯情報端末などの各種電子機器に装備されている。
振動モータは、各種の形態が開発されている中で、直線的な往復振動によって比較的大きな振動を発生させることができるリニア振動モータが知られている。このリニア振動モータは、直線状の固定シャフトを設け、これに沿って可動子を振動させる構成を採用することで、片当たりなどによる音発生の少ない安定した振動を得ることができ、また固定シャフトで可動子を保持することができるので、落下衝撃時の耐損傷性を得ることができる。
固定シャフトを備えるリニア振動モータの従来技術は、筐体に固定したコイルとこのコイル内に配置されるマグネットによって駆動部を構成し、振動方向に沿ってマグネットに錘部を連結して可動子を構成し、この可動子に振動方向に沿った貫通孔を形成して、この貫通孔に一本の固定シャフトを通したもの(下記特許文献1参照)、或いは、振動方向に沿って2本の固定シャフトを設け、2本の固定シャフトの間にコイルとマグネットからなる駆動部を配置し、錘部を備えて駆動部によって駆動される可動子を2本の固定シャフトによって摺動自在に支持したもの(下記特許文献2参照)などが提案されている。これらの従来技術は、いずれも固定シャフトの回りにコイルバネを配備しており、駆動部による一方向に向けた駆動力とこの駆動力に反発するコイルバネの弾性力によって、可動子を固定シャフトに沿って往復振動させている。
特開2012−16153号公報 特開2011−97747号公報
携帯電子機器の小型化・薄型化に伴い、それに装備される振動モータには一層の小型化・薄型化の要求がなされている。特に、スマートホンなどのフラットパネル表示部を備える電子機器においては、表示面と直交する厚さ方向の機器内スペースが限られているので、そこに配備される振動モータには薄型化の高い要求がある。
固定シャフトを備えるリニア振動モータの薄型化を考えた場合、前述した前者の従来技術のように、振動方向に沿ってマグネットに錘部を連結した可動子に振動方向に沿った貫通孔を形成するものでは、マグネット自体に貫通孔を形成することになるが、所望の駆動力を得るのに十分なマグネットの体積を確保するためには、固定シャフトの直径に対してマグネットの厚さを十分に厚くすることが必要になる。また、このマグネットの周囲に更にコイルを配備して駆動部を構成するので、薄型化に対しては十分に対応することができない問題がある。また、固定シャフトの左右にマグネットを分割することでマグネット自体に貫通孔を開けないことも考えられるが、これによるとマグネットの部品点数が多くなって良好な生産性が得られなくなると共に、十分な駆動力を得るためのマグネット体積を確保するのが困難になる問題が生じる。
これに対して、前述した後者の従来技術のように、2本の固定シャフトを設けてその間に駆動部を配置するものでは、マグネットに貫通孔を形成する必要が無いのでマグネットの薄型化が可能になる。しかしながら、マグネットの両サイドに2本の固定シャフトを設けているので、リニア振動モータの幅が大きくなる問題が生じる。近年の小型化した電子機器に装備するリニア振動モータとしては、厚さ方向だけで無く幅方向に関してもよりコンパクトなものが求められている。
また、前述した従来技術はいずれも固定シャフトの回りにコイルバネを配置しているので、コイルバネの径を固定シャフトの直径より大きくする必要がある。固定シャフトの直径は部品の加工性及び安定した振動を得るためにはある程度の大きさが必要になるので、それに対してさらに大きい径のコイルバネが配置されることによって薄型化への対応が困難になる問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、固定シャフトを備えるリニア振動モータのように、安定した振動が得られると共に耐衝撃強度に優れる利点を享受しながら、薄型化或いは幅方向のコンパクト化を可能にすること、更には、マグネットの部品点数を増やさず、マグネットの体積減少を抑えた上で、薄型化或いは幅方向のコンパクト化を可能にすること、などが本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明によるリニア振動モータは、以下の構成を具備するものである。
マグネットと錘部を備える可動子と、前記可動子を収容する枠体と、前記枠体に固定され前記マグネットを前記一軸方向に沿って駆動するコイルと、前記マグネットに付与される駆動力に反発する弾性力を前記可動子に付与する弾性部材とを備え、前記可動子は、前記一軸方向に沿って互いに逆向きに突出する一対の軸部を備え、前記枠体は、前記一対の軸部をそれぞれ摺動自在に支持する軸受部を備え、前記枠体は、前記弾性部材の一端を支持する固定バネ受け部を備え、前記軸受部と前記固定バネ受け部とが一体部品に設けられることを特徴とするリニア振動モータ。
本発明の実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示した説明図(組立側面図)である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示した説明図(図2におけるA1−A1断面図)である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示した説明図(図2におけるA2−A2断面図)である。 本発明の他の実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示した分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るリニア振動モータの要部を示した説明図である。 本発明の他の実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示した説明図(組み立て断面図)である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータを装備した電子機器(携帯情報端末)を示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する(以下、異なる図における同一符号は同一部位を示しており、各図における重複説明は省略する。)。図1〜図4は、本発明の一実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示している。各図におけるX方向が振動方向(一軸方向)を示しており、Y方向が幅方向、Z方向が厚さ(高さ)方向を示している。
リニア振動モータ1は、マグネット4と錘部7を備える可動子20と、可動子20を一軸方向に沿って摺動自在に支持する枠体2と、枠体2に固定されマグネット4を一軸方向に沿って駆動するコイル6と、マグネット4に付与される駆動力に反発する弾性力を可動子20に付与する弾性部材9とを備えている。
枠体2は、各部を収容することができる枠構成を有していればよいが、図示の例では、矩形状の底面2Aの周辺に立設される側壁2B,2C,2D,2Eを備えている。また、枠体2は、枠体2内の収容物を覆う蓋板2Qを必要に応じて備えている。蓋板2Qは側壁2B〜2Eの上端面に取り付けられる矩形板状に形成される。この枠体2は、金属板を加工(プレス加工など)することで形成することができる。
枠体2に固定されたコイル6と可動子20の一部であるマグネット4によって駆動部10が構成されている。固定されたコイル6に電流を流すことによってマグネット4に作用するローレンツ力が一軸方向(図示X方向)に沿って可動子20を振動させる駆動力になる。
マグネット4は、図3に示すように、一軸方向(図示X方向)に沿った極性を有する2つの偏平矩形状のマグネット片4A,4Bを互いに同極が向き合うように配置して、スペーサヨーク4Cを間に挟んで結合したものである。マグネット4の側面には必要に応じて補強板5が固着されており、これによってマグネット4の剛性を高めている。
コイル6は、磁極の向きをX方向に向けたマグネット4の回りにY,Z方向に沿って電線を巻いたものであり、その上面と下面の一方又は両方、更には必要に応じて側面を枠体2の内面に固定している。コイル6の枠体2への固定は、枠体2に直接固定してもよいし、コイル6をコイルボビンに巻いてコイルボビンを枠体2に固定してもよい。
可動子20は、図示の例では、錘部7がマグネット4の一軸方向(図示X方向)両端部に連結されている。錘部7は、比重の高い金属材料などによって構成することができ、図示の例では、マグネット4の厚さよりも大きいZ方向高さを有すると共にマグネット4の幅より大きいY方向の幅を有する略直方体形状を有している。
可動子20は、一軸方向(図示X方向)に沿って互いに逆向きに突出する一対の軸部8を備えている。軸部8は、可動子20の一軸方向両端部から片持ち状に突出して設けられる。図示の例では、マグネット4の一軸方向両端部に連結される錘部7の両端部(一軸方向両端部)から一対の軸部8が突出しており、ここでは錘部7に設けた固着孔7Cに軸部8の一端側を挿入して固着している。
枠体2は、一対の軸部8をそれぞれ摺動自在に支持する軸受部3を備えている。一対の軸部8が軸受部3に摺動自在に支持されることで、可動子20が枠体2に対して摺動自在に支持されている。軸受部3は、枠体2に一体に形成することができる。また、軸受部3は、軸受3Aと軸受支持部材3Bによって構成され、軸受支持部材3Bが枠体2の底面2A或いは蓋板2Qに取り付けられ、この軸受支持部材3Bの立ち上がり部に軸受3Aが取り付けられる。枠体2の底面2Aや蓋板2Qには位置決め用に突出した取り付け部2Sが設けられ、この取り付け部2Sに軸受支持部材3Bが取り付けられる。
軸部8が突出した錘部7の端部(一軸方向端部)7Aには、軸受部3が挿入可能な幅を有する凹部7A1が一軸方向(X方向)に沿って形成されている。このような凹部7A1を設けることで、可動子20の大きな振幅を確保しながらリニア振動モータ1のX方向長さを短く抑えることができる。
弾性部材9は、一対の軸部8とは非同軸に配置され、駆動部10の駆動力に反発する弾性力を可動子20に付与している。図示の例では、弾性部材9として一軸方向(X方向)に沿って延び縮みするコイルバネを用いており、片側2個の弾性部材9を錘部7と側壁2B(2C)の間に介在させている。
図示の例では、弾性部材9は一対の軸部8と平行に配置されている。そして、弾性部材9の一端は側壁2B,2Cに設けた支持突起2Pに係止されており、弾性部材9の他端は錘部7の端部7Aに設けた支持突起7A2に係止されている。
このようなリニア振動モータ1の動作を説明する。非駆動時には、可動子20は弾性部材9の弾性力が釣り合う振動中心位置で静止している。そして、コイル6に振動発生信号の電流入力がなされると、マグネット4にX方向の駆動力が付与され、この駆動力と弾性部材9の弾性反発力によって可動子20が一軸方向に沿って往復振動する。
このようなリニア振動モータ1によると、一対の軸部8がマグネット4を貫通しないので、一対の軸部8の直径とは無関係にY方向に幅広でZ方向には薄いマグネット4によって十分な駆動力が得られるマグネット体積を確保することができる。これによって十分な駆動力が得られる薄型のリニア振動モータ1を得ることができる。これに対して、従来技術のように固定シャフトがマグネットを貫通するタイプでは、十分な駆動力を得るためにはマグネットの厚さを固定シャフトよりかなり大きくする必要があり、更にその回りにコイルが巻かれることになるので、固定シャフトの直径と駆動力を基準に考えた場合に十分な薄型化が困難になる。
更に、一対の軸部8で可動子20を軸支持する本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1は、マグネットの左右両サイドに固定シャフトを設ける従来技術と比較すると、マグネット4の左右には軸配置のスペースが不要になるので左右の幅をコンパクト化することが可能になる。
また、本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1は、一対の軸部8がマグネット4に何ら干渉しないので、マグネット4を分割すること無く十分な駆動力を得るためのマグネット体積を確保することができる。これによって、マグネット4の部品点数を増やすこと無く、マグネット4の体積減少を抑えた構造で、可動子20を摺動自在に軸支持するリニア振動モータ1を得ることができる。
更には、弾性部材9を一対の軸部8に対して非同軸に配置しているので、弾性部材9の直径を一対の軸部8の直径とは無関係に細径化することができる。弾性部材9を細径化した場合の弾性力の設定は、弾性部材9の材料選択や弾性部材9を多数並列させることなどで適宜設定することができる。これによっても、可動子20を軸支持したリニア振動モータ1の薄型化が可能になる。
この際、一対の軸部8によって軸支持される可動子20は、一対の軸部8の回りに回転して、可動子20の左右両側が上下に揺動することが考えられる。これに対しては、枠体2の内面に可動子20の左右両側が摺動接触する摺動受け部2Rを設け、可動子20における錘部7の表面に、摺動受け部2Rに接触する摺動突起7Bを設ける。これによると、摺動受け部2Rを樹脂材料などで形成することで、可動子20の左右両側が枠体2の内面に接触した場合にも異音の発生などを抑制することができ安定した振動を維持することができる。この際、摺動受け部2Rを錘部7側に設け、摺動突起7Bを枠体2側に設けてもよい。
このようなリニア振動モータ1は、可動子20の錘部7に連結されるマグネット4の位置を錘部7の軸方向中心に配置することが好ましい。このようにマグネット4を配置することで、金属製の枠体2の底面2Aとマグネット4との間に働く磁気吸引力が左右均等に働くことになり、左右の一方に偏って磁気吸引力が働く場合と比較して可動子20の振動を安定にすることができる。
図5〜図7は、本発明の他の実施形態に係るリニア振動モータを示している。前述した説明と共通する部位には同一符号を付して重複説明を省略する。このリニア振動モータ1は、枠体2の一部として、一体部品である取り付け部品30を設けている。これにより、枠体2は、弾性部材9の一端を支持する固定バネ受け部31を備えており、軸受部3と固定バネ受け部31とが一体部品である取り付け部品30に設けられている。
一体部品である取り付け部品30は、図6に示すように、枠体2の側壁2B又は2Cになる第1板片部分30Aと、枠体2の底面2Aに立設される第2板片部分30Bと、それらを連結する連結部分30Cを備えている。第1板片部分30Aに固定バネ受け部31が設けられ、第2板片部分30Bに軸受部3(軸受3A)が設けられている。取り付け部品30の連結部分30Cは、枠体2の底面2Aに突出して設けた取り付け部2Sに嵌合する孔部20Dを備えている。
固定バネ受け部31は、第1板片部分30Aから枠体2の内側に向けて突出した凸状部であり、軸部8の左右両側に配置された一対の弾性部材(コイルバネ)の端部に嵌合するように、軸受部3の左右両側に一対配置されている。また、一対の固定バネ受け部31の間の中心位置に軸受部3の中心軸が交わるように、一対の固定バネ受け部31が設けられる第1板片部分30Aと軸受部3が設けられる第2板片部分30Bが連結部分30Cにて連結されている。
そして、図7に示すように、可動子20の端部(錘部7の端部7A)には、軸部8の中心8Pから設定寸法Tだけ離れた位置に弾性部材9の他端を支持する可動バネ受け部32の中心32Pが設けられ、軸受部3の中心3Pと固定バネ受け部31の中心31Pとは同じ設定寸法Tだけ離れた位置に配置されている。これによって、軸受部3に軸部8を軸支することで、固定バネ受け部31と可動バネ受け部32とが同軸上に配置されることになり、同時に弾性部材9が軸部8と平行に配置される。
図5〜図7に示した実施形態では、マグネット4は、3つのマグネット片4X,4Y,4Zから構成され、これらがスペーサヨーク4Cを介して連結されている。マグネット片4X,4Y,4Zは、軸部8の軸方向に沿って着磁されており、隣り合うマグネット片4X,4Y(4Y,4Z)が互いに逆向きに着磁されている。そして、2つのスペーサヨーク4Cの回りに2つのコイル6が直列且つ逆巻きに巻かれ、直列に接続された2つのコイル6の端部が入力端子部2Tに接続されている。
補強板5によって一体に固定されたマグネット片4X,4Y,4Zとスペーサヨーク4Cは、連結部材33を介して錘部7に連結されている。連結部材33を設けることで、マグネット片4X,4Zや補強板5を直接錘部7にレーザ溶接することなく、マグネット片4X,4Zや補強板5を連結部材33にレーザ溶接し、錘部7を連結部材33にレーザ溶接して、これらを一体化することができる。このように連結部材33を介してレーザ溶接することで、錘部7がタングステン合金のような溶接し難い(融点の高い)金属材料であっても、マグネット片4X,4Zに熱による悪影響を及ぼすこと無く、レーザ溶接によって強固な接合が可能になる。連結部材33の金属材料としては、錘部7の金属材料と補強板5やマグネット片4X,4Zの金属材料の中間的な融点を有する材料を選択することが好ましい。
図5〜図7に示したリニア振動モータ1は、取り付け部品30を枠体2の底面2Aに取り付け固定するだけで、軸受部3と固定バネ受け部31の位置決め固定が可能になり、軸受部3と固定バネ受け部31とが一体部品に設けられているので、可動部20の軸部8と固定バネ受け部31との位置精度を高めることができる。これによって、リニア振動モータ1は、簡易に弾性部材9を軸部8と平行に配置することができ、弾性部材9による弾性力で可動子20に軸部8回りの回転力が働くのを抑止することができ、安定したリニア振動を得ることができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1は、一対の軸部8によって可動子20を軸支持して振動させることで、固定シャフトを設ける場合と同様に安定した振動を得ることができると共に落下衝撃時の耐損傷性を得ることができる。そして、このようなリニア振動モータ1において、マグネット4の部品点数を増やさず、またマグネット4の体積減少を抑えた上で薄型化や幅方向のコンパクト化を達成することができる。また、軸受部3と固定バネ受け部31とを一体化することで、簡易に弾性部材9を軸部8に対してバランス良く配置することができ、安定したリニア振動を得ることができる。
図8は、本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1を装備した電子機器の一例として、携帯情報端末100を示している。安定した振動が得られ薄型化や幅方向のコンパクト化が可能なリニア振動モータ1を備える携帯情報端末100は、通信機能における着信やアラーム機能などの動作開始・終了時を異音が発生しにくい安定した振動で使用者に伝えることができる。また、リニア振動モータ1の薄型化・幅方向のコンパクト化によって高い携帯性或いはデザイン性を追求した携帯情報端末100を得ることができる。更に、リニア振動モータ1は、厚さを抑えた直方体形状の枠体2内に各部を収容したコンパクト形状であるから、薄型化された携帯情報端末100の内部にスペース効率よく装備することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1:リニア振動モータ,
2:枠体,2A:底面,2B,2C,2D,2E:側壁,
2P:支持突起,2Q:蓋板,2R:摺動受け部,2S:取り付け部,
2T:入力端子部,
3:軸受部,3A:軸受,3B:軸受支持部材,
4:マグネット,4A,4B,4X,4Y,4Z:マグネット片,
4C:スペーサヨーク,
5:補強板,6:コイル,
7:錘部,7A:端部,7A1:凹部,7A2:支持突起,
7B:摺動突起,7C:固着孔,
8:軸部,9:弾性部材,10:駆動部,20:可動子,
30:取り付け部品(一体部品),
30A:第1板片部分,30B:第2板片部分,30C:連結部分,
30D:孔部,
31:固定バネ受け部,32:可動バネ受け部,33:連結部材,
T:設定寸法,
100:携帯情報端末

Claims (9)

  1. マグネットと錘部を備える可動子と、
    前記可動子を収容する枠体と、
    前記枠体に固定され前記マグネットを前記一軸方向に沿って駆動するコイルと、
    前記マグネットに付与される駆動力に反発する弾性力を前記可動子に付与する弾性部材とを備え、
    前記可動子は、前記一軸方向に沿って互いに逆向きに突出する一対の軸部を備え、
    前記枠体は、前記一対の軸部をそれぞれ摺動自在に支持する軸受部を備え
    前記枠体は、前記弾性部材の一端を支持する固定バネ受け部を備え、
    前記軸受部と前記固定バネ受け部とが一体部品に設けられることを特徴とするリニア振動モータ。
  2. 前記一対の軸部と前記弾性部材は非同軸に配置されることを特徴とする請求項1記載のリニア振動モータ。
  3. 前記枠体は、矩形状の底面の周囲に側壁を備え、前記一軸方向に向いた前記側壁と前記可動子との間に前記弾性部材が配置されることを特徴とする請求項1又は2記載のリニア振動モータ。
  4. 前記一体部品は、前記枠体の底面に突出して設けた取り付け部に嵌合する孔部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のリニア振動モータ。
  5. 前記一体部品は、前記枠体の側壁になる第1板片部分と、前記枠体の底面に立設される第2板片部分とを備え、前記第1板片部分に前記固定バネ受け部が設けられ、前記第2板片部分に前記軸受部が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のリニア振動モータ。
  6. 前記可動子の端部には前記軸部から設定寸法だけ離れた位置に前記弾性部材の他端を支持する可動バネ受け部が設けられ、
    前記軸受部と前記固定バネ受け部とは前記設定寸法だけ離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のリニア振動モータ。
  7. 前記マグネットの前記一軸方向両端部に前記錘部が連結され、
    前記錘部の前記一軸方向両端部から前記一対の軸部が突出していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のリニア振動モータ。
  8. 前記錘部の前記軸部が突出した端部には、前記軸受部が挿入可能な幅を有する凹部が前記一軸方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項記載のリニア振動モータ。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載のリニア振動モータを備える携帯情報端末。
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