JP6433900B2 - 遠隔グリップ多心コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、多心光コネクタに関する。
通信及びデータセンターでは、益々高いデータ処理速度及び性能特性が求められている。多心光コネクタは、通信及びデータセンターにおける用途では既知のものである。このようなコネクタは、1本の光ファイバから数十本の光ファイバに至るまでのいずれかを収容することも可能な標準的なMTフェルールに基づいたものである。MPO及びMTPといったMTフェルールを使用したコネクタは、典型的には、出荷段階においてファイバケーブルに実装される。MTP(登録商標)は、US Conec Ltd.の登録商標である。
多心コネクタの例は、米国特許第5,082,346号及び同第6,474,878号に述べられている。
現場取付式(又は現場取付可能な)MPOコネクタとして、Corning Inc.よりUnicam MTPコネクタとして既知の市販のものがある。米国特許第6,439,780号も参照されたい。
しかしながら、こうした現場取付式コネクタは、これらの多心コネクタの設置プロセス(例えば、研磨、アラインメント)が複雑であることから、充分な訓練及び大きなコストを要し得る。
本発明の第1の態様によれば、複数の光ファイバを含むファイバケーブルを成端するための光ファイバコネクタは、外側コネクタハウジングと、接着剤を実質的に含まないフェルールと、バックボーンと、フェルールとバックボーンとの間に配置された鍔体と、を有する。鍔体は、フェルールの外部において複数の光ファイバを遠隔から把持するための遠隔グリップ領域を有する。
別の態様では、光ファイバコネクタは、バックボーンと鍔体の後側部分との間に配置された弾性要素と、鍔体の前側部分とフェルールの後側部分との間に配置された中間ばね要素と、を更に有する。特定の態様では、中間ばね要素は、約340グラム重量〜約740グラム重量の圧縮力の値を有する。
別の態様では、遠隔グリップ領域は、鍔体の内部で複数の光ファイバの軸方向の位置を固定するクランプ締め機構を受容するように構成されている。
代替的な1つの態様では、遠隔グリップ領域は、鍔体の内部で複数の光ファイバの軸方向の位置を固定する接着剤を受容するように構成されている。特定の態様では、接着剤は速硬化性接着剤を含む。
別の態様では、鍔体は、鍔体の前側部分に配置されたファイバ櫛状部を有し、ファイバ櫛状部は、内部に配置された光ファイバを案内するようにそれぞれが構成された溝のアレイを含む。特定の態様では、ファイバ櫛状部は、溝のアレイに隣接した斜面部分であって、徐々にせり上がる部分を含む斜面部分を更に有する。特定の態様では、ファイバ櫛状部は、ファイバケーブルの挿入プロセスにおいて、場合によりもつれ合ったファイバを分離し、複数のファイバを均一なピッチで配置し、フェルールの孔にファイバアレイをまっすぐに入れることを可能とする。
本発明の別の態様によれば、複数の光ファイバを含むファイバケーブルを成端するための光ファイバコネクタは、外側コネクタハウジングと、フェルールと、バックボーンと、フェルールとバックボーンとの間に配置された鍔体と、を有する。鍔体は鍔体の前側部分に配置されたファイバ櫛状部を有し、ファイバ櫛状部は、内部に配置された光ファイバをフェルール内に案内するようにそれぞれが構成された溝のアレイを含む。
本発明の別の態様によれば、1本以上の光ファイバを含むファイバケーブルを成端するための光ファイバコネクタは、外側コネクタハウジングと、フェルールと、バックボーンと、フェルールとバックボーンとの間に配置された鍔体と、バックボーンと鍔体の後側部分との間に配置された弾性要素と、鍔体の前側部分とフェルールの後側部分との間に配置される中間ばね要素と、を有する。
本発明の別の態様によれば、複数の光ファイバを含むファイバケーブルを成端するための光ファイバコネクタは、外側コネクタハウジングと、フェルールと、バックボーンと、フェルールとバックボーンとの間に配置された鍔体と、を有する。鍔体は、その中に挿入される振動防止ピンを固定するように構成された少なくとも2個のガイド穴を有し、振動防止ピンは、実装される際に、フェルールに形成された対応する通路内に延びる。
特定の態様では、外側コネクタハウジングが、MPOレセプタクル内に受容されるように構成される。
特定の態様では、フェルールはMTフェルールを含む。
特定の態様では、バックボーンは、ファイバブーツとの結合を可能とする実装構造を更に有する。
本発明の上記の概要は、本発明のそれぞれの図示された実施形態又はすべての実現形態を説明することを目的としたものではない。以下の図面及び発明を実施するための形態は、これらの実施形態をより詳細に例示するものである。
本発明を添付の図面を参照しながら更に説明する。
本発明の1つの態様に基づく光ファイバコネクタの等角図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの別の等角図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの別の分解図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの鍔体の等角図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの鍔体の別の等角図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの鍔体の別の等角図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの鍔体の等角断面図である。 本発明の1つの態様に基づく、ファイバが挿入された図1の光ファイバコネクタの鍔体の等角図である。 本発明の1つの態様に基づく、ファイバが挿入された図1の光ファイバコネクタの鍔体の別の等角図である。 本発明の1つの態様に基づく、ファイバが挿入された図1の光ファイバコネクタの鍔体の等角正面図である。 本発明の1つの態様に基づく、ファイバが挿入された図1の光ファイバコネクタの鍔体の一部及びフェルールの部分平面図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの鍔体及びフェルールの等角図である。 本発明の1つの態様に基づく図1の光ファイバコネクタの鍔体及びフェルールの別の図である。 本発明の別の態様に基づく代替的な光ファイバコネクタの等角図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの別の等角図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの別の分解図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの鍔体の等角図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの鍔体の別の等角図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの鍔体の別の等角図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの鍔体の等角断面図である。 本発明の別の態様に基づく、ファイバが挿入された図14の光ファイバコネクタの鍔体の等角図である。 本発明の別の態様に基づく、ファイバが挿入された図14の光ファイバコネクタの鍔体の別の等角図である。 本発明の別の態様に基づく、ファイバが挿入された図14の光ファイバコネクタの鍔体の等角正面図である。 本発明の別の態様に基づく、ファイバが挿入された図14の光ファイバコネクタの鍔体の一部及びフェルールの部分平面図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの鍔体及びフェルールの等角図である。 本発明の別の態様に基づく図14の光ファイバコネクタの鍔体及びフェルールの別の図である。
本発明には様々な改変及び代替的形態が可能であるが、その具体例を一例として図面に示すとともに詳細に説明する。しかしながら、その目的とするところは、記載される特定の実施形態に本発明を限定することを意図していない点は理解されるべきである。むしろ、その目的は、添付の請求の範囲によって定義される発明の範囲に包含されるすべての改変物、均等物、及び代替物を網羅しようとするものである。
以下の発明を実施するための形態においては、本明細書の一部を構成するとともに、本発明を実施することが可能な特定の実施形態を例として示す添付の図面を参照する。これに関し、「上」、「下」、「前」、「後」、「前端の」、「前方の」、「後端の」といった方向を指し示す用語は、説明される図の向きに対して用いられる。本発明の実施形態の構成要素は多くの異なる向きで配置することが可能であるため、これらの方向を指し示す用語は、説明を目的として用いられるものであって、いかなる意味でも限定しようとするものではない。他の実施形態を利用することも可能であり、また、本発明の範囲から逸脱することなく、構造的又は論理的な変更を行い得る点は理解されるべきである。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で解釈されるべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されるものである。
本発明は、光ファイバコネクタに関するものである。多くの実施形態において、光ファイバコネクタは、複数の光ファイバを成端するように構成されている。詳細には、多心光コネクタは、現場成端(現場で設置及び/又は成端することができることを意味する)するか又は工場成端することができる。多心光コネクタは、リボン化されたファイバケーブルを成端するために使用することができる。多心光コネクタに用いられるファイバ櫛状構造は、すべてのファイバをコネクタフェルール内に同時に入れるための簡単な機構を提供することによって、現場取付けされる複数の光ファイバの複雑性を低減させるものである。更に、本発明の多心光コネクタは、各ファイバがフェルールの外側に固定され、これによりファイバスタブの必要及び屈折率を一致させるゲルの使用の必要がない遠隔グリップ技術を用いている。更に、この構造は、コネクタフェルールが接着剤を実質的に使用せず、ファイバがフェルール内部で動くか、浮動するか、かつ/又は曲がることができることを意味する。このような現場取付け可能なコネクタは、いくつか挙げただけでもファイバ・トゥ・ザ・ホーム(FTTH)の構成、ファイバ・トゥ・ザ・アンテナ(FTTA)の構成、ローカルエリアネットワーク、データセンター接続、及び高性能コンピューティングなどの広範な用途で使用することができる。
本発明の第1の代表的な実施形態によれば、光ファイバコネクタ100及びその要素が、図1〜13のいくつかの図に示されている。別の代表的な光ファイバコネクタ200及びその要素が、図14〜26のいくつかの図に示されている。これらの光ファイバコネクタは、現場又は工場で成端することができる。
光コネクタ100は、レセプタクルと嵌合するように構成されている。例えば、レセプタクルは、コネクタカップラ、コネクタアダプタ、及び/又はコネクタソケットであってよい。また、図1に示されるように、代表的な光学コネクタ100は、MPO(多心プッシュオン式)フォーマットを有するように構成されている。このように、コネクタ100は、1つの態様では、MTP(商標)シリーズのコネクタと適合するものである(MTP(商標)は、US Conec Ltd(Hickory,NC)の登録商標である)。1つの態様では、コネクタ100は、TIA/EIA規格FOCIS−5の要求条件を満たすように構成される。しかしながら、本明細書に示される当業者に明らかであるように、他の多心フォーマットを有する光コネクタを提供することもできる。
光学コネクタ100は、多心光コネクタとして構成されている。本明細書に述べられる代表的な実施形態では、コネクタ100(及び下記に詳細に述べるコネクタ200)は、少なくとも12本の光ファイバを有している。本明細書に示される当業者には明らかであるように、光コネクタ100は、これよりも少ないか又は多い数の光ファイバを含むように構成することができる。
光ファイバコネクタ100は、ファイバケーブル180からの各ファイバの末端を収容するコネクタ本体(又は外側ハウジングシェル)110を有することができる。この代表的な実施形態のコネクタ本体110は、MPOレセプタクル内に受容されるように構成されている。図1がコネクタ本体110の第1の側面を示しているのに対して、図3はコネクタ本体110の第2の(反対側の)側面を示している。光コネクタ100は、鍔体130、フェルール120(図2を参照)、及びバックボーン160を更に有している。バックボーン160(この態様では前側部分162)の少なくとも一部は、コネクタ本体110の内部に収容されている。
1つの態様では、フェルール120は、US Conec(Hickory NC)のような販売業者より市販される標準MTフェルールのような市販のフェルールとすることができる。フェルール120は、前面122において近い間隔で設けられた一連の穴又は通孔内において終端する成端されたファイバの被覆が剥がされた端部を収容している。フェルール120は、各ファイバを別のフェルール(図示せず)と嵌合することができるように各ファイバを整列させる。アラインメントピン(この態様には示されていない)用のガイド穴125が、フェルール120の前面に更に設けられてもよい。更に、図2、3、及び11〜13に示されるこの態様のフェルール120は、後端(鍔体130の最も近くに位置する端部)近くがテーパした本体を有するその市販の設計から若干改変されている。下記に更に詳細に述べるように、ファイバコネクタ100は遠隔グリップコネクタであるため、フェルール120は実質的に接着剤を含まないものとすることができる。フェルール120は、セラミック、ガラス、プラスチック、又は金属材料で形成することができる。フェルールに適した材料の選択は、温度安定性パラメータに基づいて行うことができる。
バックボーン160は、コネクタ100の構造的支持及び保持性を与える。図1及び2に示されるように、バックボーン160は、コネクタ本体110を固定する(例えば、スナップ嵌め又は摩擦嵌めにより)ように構成された前側部分162を有している。前側部分162は、付勢力を与えるばね155のような弾性要素又は主ばねを収容するように構成されたスロット163を有してもよい。例えば、ファイバコネクタ100のばね155は、最大で約1200グラム重量の適当な力をコネクタ本体に予めかけることができる。1つの態様では、ばね155は、約1100グラム重量の力をコネクタ本体に予めかけることができる。バックボーン160は、更に、ファイバケーブル180の被覆が剥がされた部分を完全に覆うだけの充分に大きな長さを有し得る本体部分164を有してもよい。代替的な1つの態様では、バックボーンの本体部分の長さは大幅に短くともよい。更に、バックボーン160は、曲げに関連した応力損失から光ファイバケーブルを保護するために使用することが可能なファイバブーツ(図示せず)との連結を与える取付け構造175(前側部分162の反対側)を更に有することができる。本発明の代表的な実施形態によれば、コネクタ本体110及びバックボーン160は、ポリマー材料で形成又は型成形することができるが、金属及び他の適当な剛性材料も用いることができる。
コネクタ100は、コネクタハウジング内に配置され、その内部に保持された鍔体130を更に有している。代表的な実施形態によれば、鍔体130は、各光ファイバをフェルール120内に秩序立って挿入することを可能とし、各ファイバをコネクタ100内に固定する鍔体の遠隔グリップ領域内に配置された固定機構154(図3を参照)に対する支持を与える多目的要素である。固定機構154は、成端されるファイバの遠隔グリップ機能を与えるものであり、フェルール120の外部に配置されている。これに関して、各ファイバはフェルールに取付けられていないがフェルールのアラインメント穴の中で軸方向に動くようになっている。1つの態様において、固定機構154は、鍔体130のポケット134(例えば、図5を参照)を含む遠隔グリップ領域146に配置することができる。ポケット134の反対側にはより小さいスロット又は開口部132を形成することができる。更なるスロット及び開口部(図4に示されるスロット138a及び138bのような)を、クランプ締め機構の構造を収容するために必要に応じて本体部分131に設けてもよい。固定機構154は、各ファイバを把持又は押圧することによってファイバを鍔体130内部で定位置に固定する機械的クランプを含むことができる。あるいは、固定機構154は、速硬化性UV若しくは可視光開始接着剤又はホットメルト材料のような熱活性化接着剤などの接着剤による取付け部を含んでもよい。固定機構154に関する更なる詳細については下記に述べる。
詳細には、図4及び5は、鍔体130の底面図及び平面図をそれぞれ示している。鍔体130は、成端される光ファイバを支持、整列及び案内するために用いられるファイバ櫛状部140を有している。ファイバ櫛状部140は、上面(図5を参照)、及び鍔体130の一端(組立て時にフェルール120に最も近くの)に配置され、表面145の下側に位置する溝のアレイ142(図4を参照)を有しており、個々の溝又は通路142a〜142Iはファイバケーブル180の1本の光ファイバを案内して支持するように構成されている。ファイバ櫛状部140は、溝のアレイ142に隣接して、溝のアレイ142と鍔体130の主本体との間に配置された斜面部分144を更に有している。斜面部分144は、ファイバ挿入プロセス(下記により詳細に述べる)の間に個々のファイバを整列する助けとするために用いることができる、個々の溝を分離する歯又は壁のような、徐々にせり上がる構造143(例えば、図7に示される断面図を参照)を有している。ファイバ櫛状部140の構造は、場合によりもつれ合ったファイバを分離し、ファイバアレイを均一なピッチで配置し、フェルールの孔にファイバアレイをまっすぐに入れることを可能とする。更に、ファイバ櫛状部の溝のアレイ/斜面構造は、目視によるファイバアレイの正確な配置を可能とする。
鍔体130は、ファイバケーブル180(例えば、図8及び9を参照)の挿入を可能とする開口部139(図6及び7を参照)を有する後側部分135を更に有している。1つの態様では、後側部分135は、延在する支持構造135a及び135b(開口部139を挟んで互いに反対側に配置される)を有する。更に、後側部分135は、張力要素/ばね155(例えば、図2及び3を参照)を受容して支持するように構成されている。鍔体130の後部には、ばね155と接触してばねの力を鍔体の中心に集中させる接触バンプ又は突起137を形成することができる。したがって、ファイバコネクタ100が組立てられる際、弾性要素/ばね155は、鍔体130とバックボーン160との間に配置されることになる(例えば、図2を参照)。
図4〜5に示されるような光コネクタ100の代表的な態様では、鍔体130は、主本体部分131の両側に配置された翼状部分133を更に有することができる。翼状部分133は、コネクタが完全に組立てられた際にフェルール120の相対運動を制限する助けとなるように設けることができる。1つの態様では、コネクタ100が完全に組立てられているが、別のコネクタ又はレセプタクルと嵌合されていない場合、鍔体の翼状部分133とフェルールの後部肩部123との間には制御間隙又は空間129が存在する(図11参照)。この制御間隙又は空間129は、これらの要素間での過度の相対運動(ひいてはコネクタの嵌め付け時にファイバ端部に過度の力が加わることを)を防止する助けとなる。
接続時にファイバ端部に加わる力の制御を更に助けるため、板ばね又はリーフばねなどの小さいばね要素150又は中間ばねを鍔体130とフェルール120との間に配置することができる。詳細には、ばね要素150は、鍔体の棚部又は肩部157上に配置することができる(例えば、図7及び13を参照)。1つの態様では、中間ばね150は、約300グラム重量〜約750グラム重量の拮抗する力(例えば、嵌合されたファイバに加わる力に拮抗するか又はこれを減衰させる)を与えることができる。図12及び13に示されるように、フェルール120は、ばね要素150との接触点を与え、ばね要素150により加えられる力を中心に集中させる助けとなる、フェルール120の後部(前面122の反対側)に配置された突起又はバンプ127を有している。ばね要素150は、成端されるファイバに所望の比のばね力が加えられることを可能とし、コネクタ100内部の力を平衡する助けとなる。したがって、コネクタの嵌合後、ばね要素150はフェルール120を隔離することができる。このような小さなばね要素/中間ばねの動作の更なる説明は下記に与えられる。
ファイバアレイに加えられる実際の力は、ファイバアレイに結果として変化する力が加わるように、中間ばねの圧縮力を調整することによって制御することができる。この構成を用いることにより、本発明の多心コネクタは、ファイバアレイ、中間ばね、及び主ばねのばね力を利用して下式に述べられるような力の平衡を得ることができる。
=Ffa−F中間
ただし、
は、主ばねの力であり、
faは、ファイバアレイの自然力であり、
中間は、中間ばねの力である。
TIA/EIA 604−5−A FOCIS−5型MPO規格によれば、フェルールの移動及び接触力は以下の表によって与えられる(12本のファイバを有するリボンケーブルと仮定)。
Figure 0006433900
本発明の代表的な1つの態様によれば、鍔体130は、ポリマー材料で形成又は型成形することができるが、金属及び他の適当な剛性材料も用いることができる。例えば、鍔体130は、射出成形された一体の材料で構成することができる。鍔体に適した材料の選択は、温度安定性パラメータに基づいて行うことができる。
上記に述べたように、コネクタ100は、工場又は現場で成端することができる。例えば、図8〜10に示される例示と組み合わせて、コネクタ100の現場成端は以下のようにして実現することが可能である。
ブーツ(図示せず)、バックボーン160、ばね155、及び鍔体130を含むコネクタ100の後端を、ファイバケーブル180上に螺着することができる。この例では、ファイバケーブル180は、12本のファイバを有するリボンケーブルとして構成されている。これらのファイバは、ファイバ185として示され、リボンケーブル180の外側のジャケット部分がファイバの端部186において剥がされることでファイバ端部186に個別にアクセス可能である。1つの態様では、コネクタ内で成端されるファイバ185は、SMF 28、OM2、OM3、又はOM4ファイバリボンケーブル(Corning Inc.より市販される)のような標準的なシングルモード又はマルチモードの光ファイバで構成することができる。代替的な1つの態様では、ケーブル180は、ケーブルジャケット部分及び強度部材を更に有することができる。強度部材をバックボーン160の後側部分に従来のかしめ環又はこれに類する装置によってかしめ付けることによって、成端されたケーブルの歪みの緩和をもたらすことができる。
図8に示されるように、ファイバリボン180は、矢印105の方向に、後側部分135から鍔体130を通じて、ファイバ端部がファイバ櫛状部140の溝142を充分に超えて延びるまで挿入することができる。鍔体130の設計は、リボンケーブル180を両側で拘束することによって、各ファイバを櫛状部140のファイバ溝と概ね整列させるようになっている。ファイバ185が挿入されるにしたがって、斜面領域144がファイバ先端部を矢印107の方向にまとめて上向きに折り曲げるか又は押し上げる。
ファイバ185は、所望の長さに被覆を剥ぐことができる。1つの態様では、ファイバ185は、8mm〜15mm、好ましくは約11mmの長さにまで被覆を剥ぐことができる。
図9に示されるように、次にリボンケーブル180を引き戻す(矢印106の方向に)ことができ、これにより、剥がされていないリボンコーティングが斜面144上を滑り落ちて、ファイバ185がそれらの折れ曲がった/せり上がった状態から弛緩すると、個々のファイバは個々のファイバ溝142a〜142Iの中にほぼ同時に落ち込むか又は落下する。あるいは、設置者が、鍔体をファイバ先端部の方向に動かすことによっても同じ結果を得ることができる。これにより、図10に示されるように、個々のファイバ185のすべてを、現場での設置者がそれぞれの個々のファイバの正確な位置決めを行う必要なく、それぞれの個々の溝142a〜142Iの中に配置することができる。
個々のファイバ185がそれぞれの個々の通路又は溝142の中に配置された時点で、図11に示されるようにフェルール120をファイバ櫛状部140上に滑り被せることにより、各ファイバ185を正しいフェルール孔内に位置決めすることができる。本体の前端の外寸は、充分な精度でフェルール内のポケットと嵌合するため、ファイバをフェルール孔を通じて前方に滑らかに押し込むことができ、高い信頼性でファイバに干渉を生じることがない。1つの態様では、ファイバ185はそれぞれ約125μmの外径を有し、フェルール120はそれぞれ約250μmの開口部を有する導入孔128のアレイを有している。
次に、各ファイバ先端部をファイバ櫛状部の前縁部にまで滑らせることにより、ファイバ先端部を保護して整列させることができる。次いで、中間ばね及びフェルールをファイバ櫛状部上の定位置にまで滑らせることができる。次に、整列されたファイバ先端部を、ファイバ先端部がフェルールの前面122を超えて延びるまでフェルールの導入孔内に滑り込ませることができる。
図11に示されるように、各ファイバ185の端部186は、フェルールの前面122から一定の距離だけ延出している(後の切断及び研磨のため)。この突出部により、設置者は後でファイバ先端部を切断して研磨することができる。
次に、固定機構154を作動させて、各ファイバ185を鍔体の遠隔グリップ領域146内に固定することができる。上記に述べたように、1つの態様では、固定機構154は、ファイバを把持又は他の方法で押圧することによって、ファイバを鍔体130内の定位置に固定する機械的クランプとして構成される。例えば、固定機構154は、単純な押圧プレートとロック装置とで構成することができる。代替的な態様では、接着剤による取付けを用いることもできる。適当な接着剤としては、速硬化性UV又は可視光開始接着剤及びホットメルト材料のような熱接着剤が挙げられる。
例えば、速硬化性接着剤を使用して、光ファイバを鍔体のポケット領域の内部に接着することができる。1つの態様では、接着機構は、約10センチポアズ〜約5000センチポアズの粘度、接着剤に溶け込んで設置者に接着剤がポケット領域の内部に分配されたことを示す着色剤、及びこうした照射への曝露によって組成物を効果させるための開始剤システムであって、好ましくは第2の色を生じる硬化開始時間が約60秒以下、より好ましくは約30秒以下である開始剤システムを含むことができる。
次いで、コネクタバックボーン160及びコネクタ本体ハウジング110を、タブ機構のスナップ嵌めによって鍔体130/フェルール120に被せて組立てることができる。
この後、ファイバ端部186を切断して研磨することができる。1つの態様では、クランプ締めパックを用いることによって、フェルールに対する鍔体の位置が切断及び研磨の間に一定に維持されるように、組立てられたコネクタを保持することができる。次いで、1回の掃引動作で、ファイバアレイがフェルールの面において切断され、比較的短い(<500μm)のファイバ突出部がファイバアレイにわたって残される。1つの態様では、従来より入手可能なVF−45 cleaver(3M Company)を用いることができる。好ましい1つの態様では、ファイバ端部186は、この後、フェルール前面122に対して面一又はほぼ面一となるように研磨される。
接続の際、コネクタ100の構造は、損傷の原因となり得る過剰な力がファイバに直接加わらないように適宜、力を分散させることができる。遠隔からファイバをクランプ締めすることにより、機械的クランプ154の前面とフェルール122の端面との間において一定の長さ(図1〜13の実施形態において約7mm)のファイバアレイが、嵌合コネクタからの力がファイバ端面に加えられる際に軸方向に自由に圧縮できるようになる。個々のファイバに嵌合力が加えられると、各ファイバはフェルール孔内で後方に押され、嵌合するファイバ同士に前方向の圧縮力が生じる。この圧縮力は、温度変化の際にアセンブリが膨張及び収縮する際に、ファイバ同士の物理的接触を維持するために必要である。
本発明の代替的な1つの実施形態によれば、光ファイバコネクタ200及びその要素が図14〜26に示されている。コネクタ100と同様、代表的な光コネクタ200は、MPOフォーマットを有するものとして構成されている。このため、コネクタ200は、MTP(商標)シリーズのコネクタと適合性を有し得る。1つの態様では、コネクタ200は、TIA/EIA規格FOCIS−5の要求条件を満たすように構成される。しかしながら、本明細書に示される当業者に明らかであるように、他の多心フォーマットを有する光コネクタを提供することもできる。
光学コネクタ200は、多心光コネクタとして構成されている。この代表的な実施形態では、コネクタ200は12本の光ファイバを有している。やはり上記のコネクタ100と同様、本明細書に示される当業者には明らかであるように、光コネクタ200は、これよりも少ないか又は多い数の光ファイバを含むように改変することができる。
光ファイバコネクタ200は、ファイバケーブル280からの各ファイバの末端を収容するコネクタ本体(又は外側ハウジングシェル)210を有することができる。この代表的な実施形態のコネクタ本体110は、MPOレセプタクル内に受容されるように構成されている。光コネクタ200は、鍔体230、フェルール220(図15を参照)、及びバックボーン260を更に有している。バックボーン260(この態様では前側部分262)の少なくとも一部は、コネクタ本体210の内部に収容されている。
1つの態様では、フェルール220は、US Conec(Hickory NC)のような販売業者より市販される標準MTフェルールのような市販のフェルールとすることができる。フェルール220は、前面222において近い間隔で設けられた一連の穴又は通孔内において終端する成端されたファイバの被覆が剥がされた端部を収容している。フェルール220は、各ファイバを別のフェルール(図示せず)と嵌合することができるように各ファイバを整列させる。アラインメントピン226をフェルール220の前面に設けることによって、別のコネクタ又はレセプタクルとの嵌合のアラインメント及び安定性を与えることもできる。これらのアラインメントピンは、ガイド穴225(図25を参照)内に受容され得る。この態様では、フェルール220は、その標準的な形状から大きく変更されていない。
コネクタ100の上記の実施形態と同様、ファイバコネクタ200は遠隔グリップコネクタであるため、フェルール220は実質的に接着剤を含まないものとすることができる。フェルール220は、セラミック、ガラス、プラスチック、又は金属材料で形成することができる。フェルールに適した材料の選択は、温度安定性パラメータに基づいて行うことができる。
バックボーン260は、コネクタ200の構造的支持を与える。図14及び15に示されるように、バックボーン260は、コネクタ本体210を固定する(例えば、スナップ嵌め又は摩擦嵌めにより)ように構成された前側部分262を有している。前側部分262は、付勢力を与えるばね255のような弾性要素又は主ばねを収容するように構成されたスロット263を有してもよい。例えば、ファイバコネクタ200のばね255は、約7.8N〜約11.8Nの適当な力をコネクタ本体に予めかけることができる。この態様では、バックボーン260は、大きな本体部分は有していない。あるいは、バックボーン260は、図1に示される本体部分164と同様の大きな本体部分を有してもよい。
更に、バックボーン260は、曲げに関連した応力損失から光ファイバケーブルを保護するために使用することが可能なファイバブーツ(図示せず)との連結を与える、取付け構造275(前側部分262の反対側)を更に有することができる。本発明の代表的な実施形態によれば、コネクタ本体210及びバックボーン260は、ポリマー材料で形成又は型成形することができるが、金属及び他の適当な剛性材料も用いることができる。
コネクタ200は、コネクタハウジング内に配置され、その内部に保持された鍔体230を更に有している。代表的な実施形態によれば、鍔体230は、各光ファイバをフェルール220内に秩序立って挿入することを可能にするとともに、各ファイバをコネクタ200内に固定する固定機構254(図16を参照)に対する支持を与える多目的要素である。固定機構254は、成端されるファイバの遠隔グリップ機能を与えるものであり、フェルール220の外部に配置されている。これに関して、各ファイバはフェルールに取付けられていないがフェルールのアラインメント穴の中で軸方向に動くようになっている。1つの態様において、固定機構254は、鍔体230のポケット234(例えば、図18を参照)を有する遠隔グリップ領域246に配置することができる。ポケット234の反対側により小さいスロット又は開口部232(例えば、図17を参照)を形成することができる。更なるスロット及び開口部(図示せず)を、クランプ締め機構の構造を収容するために、必要に応じて本体部分231に設けてもよい。上記に述べたものと同様、固定機構254は、各ファイバを把持又は押圧することによって、ファイバを鍔体230内部で定位置に固定する機械的クランプを含むことができる。あるいは、固定機構254は、速硬化性UV若しくは可視光開始接着剤又はホットメルト材料のような熱接着剤などの接着剤による取付け部を含んでもよい。
詳細には、図17及び18は、鍔体230の底面図及び平面図をそれぞれ示している。鍔体230は、成端される光ファイバを支持、整列及び案内するために用いられるファイバ櫛状部240を有している。ファイバ櫛状部240は、上面245(図18を参照)、及び鍔体230の一端(組立て時にフェルール220に最も近くの)に配置され、表面245の下側に位置する溝のアレイ242(図17を参照)を有しており、個々の溝又は通路242a〜242Iはファイバケーブル280の1本の光ファイバを案内して支持するように構成されている。ファイバ櫛状部240は、溝のアレイ242に隣接して、溝のアレイ242と鍔体230の主本体との間に配置された斜面部分244を更に有している。斜面部分244は、ファイバ挿入プロセスの間に個々のファイバを整列する助けとするために用いることができる、個々の溝を分離する歯又は壁のような、徐々にせり上がる構造243(例えば、図20に示される断面図を参照)を有している。ファイバ櫛状部240の構造は、場合によりもつれ合ったファイバを分離し、ファイバアレイを均一なピッチで配置し、フェルールの孔にファイバアレイをまっすぐに入れることを可能とする。
更に、コネクタ200は振動防止機構を提供することができる。例えば、別の態様では、ガイド穴248(図17参照)を、鍔体248の前面に設けることができる。これらのガイド穴は、フェルールに対する鍔体の位置決めを安定化させる助けとなる振動防止ピン(例えば、図16に示されるピン229を参照)を支持するように構成されている。これらの振動防止ピン229をガイド穴248に挿入することにより、各ピンの一部が鍔体内にぴったりと保持され、別の部分がフェルール220に形成された通路224によって受容されることになる(図24を参照)。更に、コネクタ本体210の内部に内部棚部又は肩部を形成することによって鍔体を更に安定化させ、フェルールに対する振動による横方向の力又は回転力の衝撃を低減させることができる。
鍔体230は、ファイバケーブル180(例えば、図21及び22を参照)の挿入を可能とする開口部239(図19及び20を参照)を有する後側部分235を更に有している。1つの態様では、後側部分235は、延在する支持構造235a及び235b(開口部239を挟んで互いに反対側に配置される)を有する。更に、後側部分235は、張力要素/ばね255(例えば、図15及び16を参照)を受容して支持するように構成されている。鍔体230の後部には、ばね255と接触してばねの力を鍔体の中心に集中させる接触バンプ又は突起237を形成することができる。したがって、ファイバコネクタ200が組立てられる際、弾性要素/ばね255は、鍔体230とバックボーン260との間に配置されることになる。
光コネクタ200の代表的な態様では、接続時にファイバ端部に加わる力の更なる制御の助けとするため、板ばね若しくはリーフばねなどの小さいばね要素250(図16を参照)又は中間ばねを鍔体230とフェルール220との間に配置することができる。この態様では、中間ばね250は、ファイバ櫛状部240の周囲に嵌め付けられる楕円形状のばねとして構成することができる。ばね要素250は、成端されるファイバに所望の比のばね力が加えられることを可能とし、コネクタ200内部の力を平衡する助けとなる。これにより、コネクタの嵌合後に、ばね要素250はフェルールを隔離し、フェルール220のあらゆる熱変化を吸収することができる。このようなばね要素/中間ばねの動作の更なる説明は下記に与えられる。
本発明の代表的な1つの態様によれば、鍔体230は、ポリマー材料で形成又は型成形することができるが、金属及び他の適当な剛性材料も用いることができる。例えば、鍔体230は、射出成形された一体の材料で構成することができる。鍔体に適した材料の選択は、温度安定性パラメータに基づいて行うことができる。
コネクタ200の現場成端は、コネクタ100の現場成端と同じ要領で実現することが可能である。例えば、図21〜24に示される例示と組み合わせて、コネクタ200の現場成端は以下のようにして実現することが可能である。この態様では、ブーツ(図示せず)、バックボーン260、ばね255、及び鍔体230を含むコネクタ200の後端を、ファイバケーブル280上に螺着することができる。この例では、ファイバケーブル280は、12本のファイバを有するリボンケーブルとして構成されている。これらのファイバはファイバ285として示され、リボンケーブル280の外側のジャケット部分が、ファイバの端部286において剥がされることでファイバ端部286に個別にアクセス可能である。
1つの態様では、コネクタ200内で成端されるファイバ285は、SMF 28、OM2、OM3、又はOM4ファイバリボンケーブル(Corning Inc.より市販される)のような標準的なシングルモード又はマルチモードの光ファイバで構成することができる。代替的な1つの態様では、ケーブル280は、ケーブルジャケット部分及び強度部材を更に有することができる。強度部材をバックボーン260の後側部分に従来のかしめ環又はこれに類する装置によってかしめ付けることによって、成端されたケーブルの歪みの緩和をもたらすことができる。ファイバ285は所望の長さに被覆を剥ぐことができる。1つの態様では、ファイバ285は、8mm〜15mm、好ましくは約11mmの長さにまで被覆を剥ぐことができる。
図21に示されるように、ファイバリボン280は、矢印205の方向に、後側部分235から鍔体230を通じて、ファイバ端部がファイバ櫛状部240の溝242を充分に超えて延びるまで挿入することができる。鍔体230の設計は、リボンケーブル280を両側で拘束することによって、各ファイバを櫛状部240のファイバ溝と概ね整列させるようになっている。ファイバ285が挿入されるにしたがって、斜面領域244がファイバ先端部を矢印207の方向にまとめて上向きに折り曲げるか又は押し上げる。
図22に示されるように、次にリボンケーブル280を引き戻す(矢印206の方向に)ことができ、これにより、剥がされていないリボンコーティングが斜面244上を滑り落ちてファイバ285がそれらの折れ曲がった/せり上がった状態から弛緩すると、個々のファイバは個々のファイバ溝242の中にほぼ同時に落ち込むか又は落下する。これにより、図23に示されるように、個々のファイバ285のすべてを、現場での設置者がそれぞれの個々のファイバの正確な位置決めを行う必要なく、それぞれの個々の溝242a〜242Iの中に配置することができる。
個々のファイバ285がそれぞれの個々の通路又は溝242の中に配置された時点で、図24に示されるようにフェルール220をファイバ櫛状部240上に滑り被せることにより、各ファイバ285を正しいフェルール孔内に位置決めすることができる。1つの態様では、ファイバ285はそれぞれ約125μmの外径を有し、フェルール220はそれぞれ約250μmの開口部を有する導入孔228のアレイを有している。
次に、各ファイバ先端部をファイバ櫛状部の前縁部にまで滑らせることにより、ファイバ先端部を保護して整列させることができる。次いで、中間ばね及びフェルールをファイバ櫛状部上の定位置にまで滑らせることができる。次に、整列されたファイバ先端部を、ファイバ先端部がフェルールの前面222を超えて延びるまで、フェルールの導入孔内に滑り込ませることができる。
各ファイバ285の端部286は、フェルールの前面222から一定の距離だけ延出することができる(後の切断及び研磨のため)。この突出部により、設置者は後でファイバ先端部を切断して研磨することができる。
次に、固定機構254を作動させて、各ファイバ285を鍔体の遠隔グリップ領域246内に固定することができる。上記に述べたように、1つの態様では、固定機構154は、ファイバを把持又は他の方法で押圧することによって、ファイバを鍔体230内の定位置に固定する機械的クランプとして構成される。代替的な態様では、接着剤による取付けを用いることもできる。適当な接着剤としては、本明細書に述べたように、速硬化性UV又は可視光開始接着剤及びホットメルト材料のような熱接着剤が挙げられる。
次いで、コネクタバックボーン260及びコネクタ本体ハウジング210を、タブ機構のスナップ嵌めによって鍔体230/フェルール220に被せて組立てることができる。
この後、ファイバ端部286を切断して研磨することができる。1つの態様では、クランプ締めパックを用いることによって、上記に述べたように、切断及び研磨の間に組立てられたコネクタを保持することができる。
接続の際、コネクタ200の構造は、損傷の原因となり得る過剰な力がファイバに直接加わらないように適宜、力を分散させることができる。遠隔からファイバをクランプ締めすることにより、固定クランプ254の前面とフェルール222の端面との間において一定の長さのファイバアレイが、嵌合コネクタからの力がファイバ端面に加えられる際に、軸方向に自由に圧縮できるようになる。個々のファイバに嵌合力が加えられると、各ファイバはフェルール孔内で後方に押され、嵌合するファイバ同士に前方向の圧縮力が生じる。この圧縮力は、温度変化の際にアセンブリが膨張及び収縮する際にファイバ同士の物理的接触を維持するために必要である。
上記に述べたように、コネクタ100、200の特徴の1つは、フェルールと鍔体との間に配置される中間ばねである(例えば、ばね要素150、250)。典型的なMPO型コネクタは、適正な光学動作に必要な物理的接触を維持するために、ばね155、255のような主圧縮ばねとともに業界標準のMTフェルールを利用している。コネクタが嵌合されると、主ばねがフェルールの背面及びファイバを前方に押し、ファイバは、典型的には、フェルールの孔の内部で接着されることによって、必要な物理的接触が維持される。
結合部内で嵌合される際、2つのコネクタのフェルール同士は、フェルール同士を互いに対して押しつける対向した主ばねの圧縮力によって互いにしっかりと接触させられる。ラッチ機構(図示せず)によって、TIA/EIA 604−5−A FOCIS−5型MPO規格に準拠してコネクタ同士が嵌合される際に、それぞれのばねが圧縮状態に維持される。
コネクタ100、200に関して上記に述べた態様では、本発明のコネクタの構成は、中間ばねによってファイバアレイ同士の物理的接触を更に実現及び制御することができる。中間ばねは、コネクタ同士が嵌合される際、第1のコネクタ内の各ファイバが、第2のコネクタの対向するファイバと、それぞれの嵌合するファイバに損傷を与える荷重力を作用させることなく、確実かつ調整可能な物理的接触を行うようにするものである。
本発明の1つの態様では、嵌合したファイバ間の好ましい接触力は、約30グラム重量〜約80グラム重量であってよい。代表的な12本のファイバアレイの各ファイバにおいて所望の30グラム重量〜80グラム重量の物理的接触を確実とするには、フェルールに力をほとんど加えることなく、嵌合力のほぼ全体が各ファイバによって共有、しかも均等に共有されることが望ましい。コネクタ100、200においてこのような嵌合条件を実現するため、鍔体とフェルールとの間に中間ばね150、250が配置される。中間ばねはフェルールを前方に押し、コネクタの組立てプロセスの全体を通じて、外側コネクタ本体(例えば、コネクタ本体110、210)内の棚部境界面に対してしっかりと保持する。フェルールがこの位置に保持され、中間ばねがわずかに圧縮された状態で、ファイバアレイの端部を、端部がフェルール面(例えば、面122、222)と実質上、面一となるまで研磨することができる。この構成及びプロセスによって、各ファイバを、実質上均一な長さ、かつフェルール面と面一とすることができ、ファイバ端部をきれいにしてから簡単な方法で嵌合することができる。
中間ばねは、接続時に嵌合するコネクタによってフェルールが押し戻されると更に圧縮される。コネクタ100、200によれば、ファイバは遠隔から把持されるため、フェルール(120、220)は、鍔体(130、230)に向かって後方に、ファイバアレイに沿って軸方向に動くことが可能である。フェルールが後方に動くと、主ばねからの力の大部分は、ファイバアレイの端部に伝達される。
このアプローチを用いることで、中間ばねの圧縮率を調節することによって、ファイバアレイに所定の軸方向の圧縮力(例えば、0〜11.8N)が働くように多心コネクタを設計することができる。コネクタの適正な光学性能を確実とするためには所定の物理的接触が必要である。
上記で触れたTIA/EIA MPO,FOCIS−5規格に規定されるように、規格に準拠したMPO型コネクタの嵌合力は、完全な圧縮時に11.8Nの力を超えないものである。従来のコネクタでは、必要な力は主ばねによって与えられる。主ばねからの力の100%が12本ファイバシステムのファイバアレイの端部に作用すると仮定すると、結果として生じる力は、ファイバ1本当たり約100グラム重量の物理的接触となる。実験及びモデリングによれば、ファイバ端部にかかる約100グラム重量は、ファイバの端面を鍔体の方向に約14μm変位させる(ファイバの種類に応じて)ことが予測される。研究者がモデリング実験を行ったところ、この変位の一部はファイバの軸方向の圧縮であり、一部は力が加わったファイバの折れ曲がりとして実現されていることが示された。更に、このようなモデリングにより、ファイバの過度の折れ曲がりは、ファイバの外側に引張応力を導入し得ることが示された。高い引張応力は、ファイバの寿命を縮める可能性がある。
本明細書に述べられるように、本明細書の態様によれば、ファイバアレイに作用する主ばね力は、中間ばねの使用によって偏倚させることができる。例えば、1200グラム重量の主ばね力が12本のファイバアレイに作用する場合、200グラム重量のばね圧縮力を有する中間ばねを使用することで、その200グラム重量をファイバ端部から主ばねに逆方向に効果的に伝達することができる。ファイバ端部に作用する正味の力はその差となる(ファイバ1本当たり1000グラム重量又は83グラム重量)。
本明細書に述べられる現場設置可能なコネクタは、いくつか挙げただけでもファイバ・トゥ・ザ・ホーム(FTTH)の構成、ファイバ・トゥ・ザ・アンテナ(FTTA)の構成、ローカルエリアネットワーク、データセンター接続、及び高性能コンピューティングなどの広範な用途で使用することができる。
本発明を適用することが可能な様々な改変、同等のプロセス及び多くの構造が、本明細書を参照することで、本発明が関連する技術分野における当業者には容易に明らかとなろう。

Claims (1)

  1. 複数の光ファイバを含むファイバケーブルを成端するための光ファイバコネクタであって、
    外側コネクタハウジングと、
    接着剤を実質的に含まないフェルールと、
    バックボーンと、
    前記フェルールと前記バックボーンとの間に配置された鍔体であって、前記フェルールの外部において前記複数の光ファイバを遠隔から把持するための遠隔グリップ領域を有する鍔体と、を有し、
    前記鍔体は前記ファイバケーブルの挿入を可能とする開口部を有し、前記遠隔グリップ領域には前記鍔体の外側から前記開口部まで延びるポケットが設けられ、前記ポケットには固定機構が設けられ、
    前記鍔体が鍔体の前側部分に配置されたファイバ櫛状部を有し、前記ファイバ櫛状部が、内部に配置された光ファイバを前記フェルール内に案内するようにそれぞれが構成された溝のアレイを含む、光ファイバコネクタ。
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