JP6432938B2 - 取付構造、及び鉄道用車両 - Google Patents
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Description
このような構成によれば、連結体の内部空間に異物が侵入することによる防振ゴムの劣化を防止することができる。
このような構成によれば、圧縮機等の機器から鉄道用車両に伝搬する振動が遮断されることによって、乗り心地の良い鉄道用車両を提供することができる。
以下、本発明の第一実施形態の取付構造2を備えた鉄道用車両100について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、鉄道用車両100は、乗客や貨物が搭載される車両本体101(車体)と、車両本体101をレールR上で転動可能に支持する複数の車輪102と、車両本体101の床面Fの下方、即ち、床下に設けられる鉄道用圧縮機装置1(機器)と、を備えている。不図示の駆動源から伝達される回転駆動力が車輪102を回転させることで、鉄道用車両100はレールR上を走行する。
鉄道用圧縮機装置1は、内部に空間を有する箱体状の筐体3と、この筐体3内に設けられたプレート4と、プレート4上に設けられた圧縮機5と、を備えている。鉄道用圧縮機装置1は、車両本体101の床下における複数の車輪102の間の領域に設けられる。
図3に示すように、取付構造2は、車両本体101に固定されている複数の吊手部11(連結体)を有している。吊手部11は、内部空間S(図4参照)を有する直方体状に形成されている。
吊手部11は、直方体を構成する六面のうち、外側を向く一面に、内部空間Sに連通する開口12を有している。ここで、外側とは、鉄道用車両100の両側方を向く側である。
図4は、本実施形態の取付構造2の吊手部11を外側から見た側断面図である。図4に示すように、吊手部11は、吊手部11の上壁15に形成された固定孔29を挿通するボルトなどの第二の締結部材27を用いて車両本体101の床面Fに固定されている。吊手部11の上壁15と床面Fとの間には、やや大径の平座金28(ワッシャー)が介在している。第二の締結部材27の頭部と吊手部11の上壁15との間には、平座金35が介在している。
図3に示すように、固定孔29は吊手部11の上壁15の長手方向に沿って、間隔をおいて三箇所に形成されている。吊手部11と車両本体101の床面Fとは3本の第二の締結部材27を用いて固定されている。第二の締結部材27の数は三箇所に限ることはなく、一箇所で固定してもよいし、四箇所以上で固定してもよい。
吊手部11と筐体3とは、吊手部11の下壁16に形成された第一固定孔30と、筐体3の上面3Aとに形成された第二固定孔31とを貫通するボルトである第一の締結部材32、及び第一の締結部材32に螺合するナット33によって締結されている。第一の締結部材32は、例えば、頭部32Aと軸部32Bとを有する六角ボルトなどの締結部材を採用することができる。
ナット33は、二つのナットが用いられる構造(ダブルナット、二重ナット)である。第一固定孔30及び第二固定孔31の内径は、第一の締結部材32の軸部32Bの径よりもやや大きく形成されている。ナット33と筐体3の上面3Aとの間には、平座金36が介在している。
第一の防振ゴム21は、中心にボルトが挿通する挿通孔が形成された円板状をなしている。第一の防振ゴム21の外径は、第一固定孔30及び第二固定孔31の内径よりも十分に大きくされている。例えば、第一の防振ゴム21の外径は、第一固定孔30及び第二固定孔31の内径の2倍以上とされている。
第二の防振ゴム22は、第一の防振ゴム21と同様に、中心に軸部32Bが挿通する挿通孔が形成された円板状をなしている。第二の防振ゴム22の外径は、第一固定孔30及び第二固定孔31の内径よりも十分に大きくされている。例えば、第二の防振ゴム22の外径は、第一固定孔30及び第二固定孔31の内径の2倍以上とされている。
第一の締結部材32の頭部32Aと第二の防振ゴム22との間には、平座金37が介在している。
また、車両本体101と鉄道用圧縮機装置1とを連結する吊手11が剛性を有する構造とされているため、吊手部11にて振動が増幅されることを抑制することができる。
以下、本発明の第二実施形態の取付構造2Bを備えた鉄道用車両100について図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の取付構造2Bにおいては、吊手部11と車両本体101の床面Fとの間に二つの防振ゴム23,24が配置されている。
即ち、吊手部11と車両本体101の床面Fとは第三の防振ゴム23を介して接続され、吊手部11と第二の締結部材27の頭部とは第四の防振ゴム24を介して接続されている。
2,2B 取付構造
3 筐体
3A 上面
3B 底面
3C 長辺部
3D 短辺部
4 プレート
5 圧縮機
7 圧縮機本体
8 電動機
9 回転軸
11 吊手部(連結体)
12 開口
13 側壁
14 奥壁
15 上壁
16 下壁
17 閉塞部材
21 第一の防振ゴム
22 第二の防振ゴム
23 第三の防振ゴム
24 第四の防振ゴム
25 第五の防振ゴム
27 第二の締結部材
28 平座金
29 固定孔
30 第一固定孔
31 第二固定孔
32 第一の締結部材
32A 頭部
32B 軸部
33 ナット
35 平座金
36 平座金
37 平座金
100 鉄道用車両
101 車両本体(車体)
102 車輪
F 床面
R レール
S 内部空間
Claims (5)
- 車体に機器を取り付けるための取付構造において、
前記車体に固定され、内部空間を有する直方体状に形成され、直方体を構成する少なくとも一面に前記内部空間に連通する開口を有するとともに、少なくとも前記開口が形成された面と直交する向きの面が閉塞された連結体と、
前記連結体の上壁または下壁と機器との間に挟まれる第一の防振ゴムと、
前記連結体の前記内部空間から前記上壁または前記下壁から前記第一の防振ゴムを通して前記機器まで貫通し、頭部が前記内部空間に配置された第一の締結部材と、
前記内部空間に配置されて前記第一の締結部材の頭部と前記連結体の内部空間の前記上壁または前記下壁との間に配される第二の防振ゴムとを備える取付構造。 - 前記連結体の上壁または下壁と車体との間に挟まれる第三の防振ゴムと、
前記連結体の前記内部空間から前記上壁または前記下壁から前記第三の防振ゴムを通して前記車体まで貫通し、頭部が前記内部空間に配置された第二の締結部材と、
前記内部空間に配置されて前記第二の締結部材の頭部と前記連結体の内部空間の前記上壁または前記下壁との間に配される第四の防振ゴムとを備える請求項1に記載の取付構造。 - 前記開口を閉塞する閉塞部材を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の取付構造。
- 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の取付構造を備える鉄道用車両。
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