JP2014015060A - 鉄道車両の床下装置 - Google Patents

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博昭 吉成
Tomoe Kobayashi
智永 小林
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Abstract

【課題】構造の異なる種々の車体に取付けることができ、予備部品の種別を削減でき、製造コスト低減を図ることが可能な床下装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、床下装置は、鉄道車両の床下に対向する天井板24aを有する筐体24と、前記筐体内に配置される電気機器と、前記天井板に設けられ所定方向に延びるガイドレール40a、40bと、前記ガイドレールの任意の位置に脱着可能に取り付けられた車体取付フレーム25と、を備えている。
【選択図】図5

Description

この発明の実施形態は、鉄道車両の床下に艤装される鉄道車両用の床下装置に関する。
通常、鉄道車両は、車輪および電動機が支持された一対の台車と、台車上に支持された車体と、車体の床下に艤装された電力変換装置、車両制御装置のような複数の床下装置と、を備えている。床下装置は、金属板等により形成された矩形箱状の筐体と、この筐体内に配設された種々の電気品と、を備えている。
床下装置は、筐体の天井面に車体取付フレーム(吊り耳)が溶接で取り付けられ、これらの車体取付フレームをボルトにて車体に締結することにより、床下に艤装されている。車体取付フレームは、個々の車両に適した形状およびボルトサイズに設計されている。すなわち、複数のボルトサイズや複数の車体構造に適応する車体取付フレームは存在しない。
特開平2−249756号公報
上記構成を有する鉄道車両用の床下装置においては、求められる出力や機能に対応するため電気品等の変更に伴い床下装置の筐体を新たに設計する、あるいは、それぞれの車体の構造の違いにより取り付け部の変更、アダプタを用いる等が必要となる。このことから、床下装置は、鉄道車両ごとの専用設計となり、部分的に重複した構造の設計・製造などが行われ、非効率化するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、異なる車体床下構造に対応可能な床下装置を提供することにある。
実施態様によれば、床下装置は、鉄道車両の床下に対向する天井板を有する筐体と、前記筐体内に配置される電気機器と、前記天井板に設けられ所定方向に延びるガイドレールと、前記ガイドレールの任意の位置に脱着可能に取り付けられた車体取付フレームと、を備えている。
図1は、実施形態に係る床下装置を備えた鉄道車両を概略的に示す側面図。 図2は、鉄道車両の床下に艤装された第1の実施形態に係る電力変換装置を示す側面図。 図3は、前記電力変換装置の外観を示す斜視図。 図4は、前記電力変換装置の平面図。 図5は、前記電力変換装置の天井板、ガイドレール、および車体取付フレームを示す分解斜視図。 図6は、第1変形例に係る電力変換装置の天井板、ガイドレール、および車体取付フレームを示す分解斜視図。 図7は、第2変形例に係る電力変換装置の天井板およびガイドレールを示す斜視図。 図8は、第2の実施形態に係る電力変換装置の天井板、ガイドレール、および車体取付フレームを示す分解斜視図。 図9は、第3の実施形態に係る電力変換装置の外観を示す斜視図。 図10は、第3の実施形態に係る電力変換装置を分解して示す分解斜視図および線A−Aに沿ったシール部の断面図。 図11は、第3の実施形態に係る電力変換装置の応用例を示す分解斜視図。 図12は、第4の実施形態に係る電力変換装置のガイドレール、車体取付フレームを分解して示す電力変換装置の分解斜視図。 図13は、変形例に係る車体取付フレームを示す斜視図。 図14は、第3変形例に係る電力変換装置の一部を示す斜視図。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る鉄道車両の床下装置について詳細にする。
始めに、実施形態に係る床下装置として、電力変換装置10を備えた鉄道車両12について説明する。図1は鉄道車両を概略的に示している。この鉄道車両12は、それぞれ車輪14が設けられた一対の台車16と、台車上に空気ばね15を介して支持された車体17と、を備えている。各台車16上で車輪14の近傍には主電動機18が載置されている。主電動機18は、図示しないギアボックスおよびカップリングを介して回転力を車輪14に伝達できるように接続されている。車輪14はレール13上に載置されている。
車体17の天井側にはパンタグラフ19が設けられ、このパンダグラフは架線21と接触している。車体17の床下には、床下装置として、電力変換装置10、制御装置23および他の床下装置が艤装されている。架線21からパンタグラフ19に供給された電力は、図示しない他の機器を通過し、電力変換装置10、制御装置23等に供給される。電力は電力変換装置10により直流から交流に変換され、図示しない配線を通して、各主電動機18に供給される。主電動機18は供給された電力により駆動し、ギアボックスとカップリングを介して車輪14を回転させ、これにより、車体17はレール13上を走行する。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態に係る電力変換装置10について説明する。
図2は、車体17の床下に取り付けられた状態を示す電力変換装置の側面図、図3は、電力変換装置の外観を示す斜視図、図4は、電力変換装置の平面図である。
図2および図3に示すように、電力変換装置10は、筐体24と、筐体内に配設された複数の電気部品および配線、コネクタ等を備えている。筐体24は、矩形状の天井板24a、一対の側板24b、24c、矩形状の底板24d、および一対の端板24eを有し、全体として細長い矩形箱状に形成されている。天井板24aの外面の複数箇所、例えば、6箇所には、電力変換装置10を車体17の床下に艤装するための複数の取付金具(車体取付けフレーム)、例えば、吊耳25が固定されている。
筐体24は、複数の吊耳25を車体17の床下にボルト止めすることにより、天井板24aが車体17の床下と対向した状態で、床下に取付けられている。筐体24は、その長手方向が鉄道車両12の走行方向と平行に延びた状態で、また、一方の側板24bが鉄道車両12の外側に向いた状態で艤装されている。
図2および図4に示すように、電力変換装置10は、直流電力を交流電力に変換して電動機、空調装置等に供給するインバータ回路31、インバータ回路の電力半導体素子を冷却する冷却装置、インバータ回路の電力半導体素子にスイッチング信号を送受信する制御部32、その他、検出器、接触器34、電源部等を備え、これらは、筐体24内に配設されている。
図3に示すように、筐体24の側板24bに図示しない複数の点検窓が形成され、これらの点検窓は、筐体24に脱着自在な点検カバー26a、26b、26cによって覆われている。点検カバー26a、26b、26cは、それぞれ矩形板状に形成され、閉じた状態において筐体24の側板24bを構成している。点検カバー26a、26b、26cは、それぞれ一対のロックレバー28により、筐体24に取付けおよびロックされている。また、各点検カバーの表面には、点検カバーを把持するための取っ手30が取付けられている。そして、これら点検カバー26a、26b、26cを取り外して点検窓を開放することにより、筐体24内部を点検することができる。
図3、図4、および図5に示すように、筐体24の天井板24aにガイドレールが設けられ、ガイドレールの任意の位置に、任意の形状をした吊耳(取付金具あるいは車体取付フレーム)25が脱着可能に取付けられるよう構成されている。
本実施形態において、天井板24aは、矩形状の天井面28a、天井板の両側縁部を直角に折り曲げて形成された2つの上側面28bを有している。そして、ガイドレールは、天井面28a、上側面28bの少なくとも1つに設けられている。本実施形態では、天井面28aの両側縁部に沿って2本のガイドレール40a、40bが突設され、また、2つの上側面28bにそれぞれガイドレール40cが突設されている。これらのガイドレール40a、40b、40cは、筐体24の長手方向に沿って筐体の全長に亘って延びている。
ガイドレール40a、40bには、ガイド溝42a、42bが形成され、それぞれガイドレールの全長に亘って延びている。各ガイド溝42a、42bの複数箇所に、幅広の切欠き部44が形成され、これらの切欠き部は、ガイド溝の長手方向に互いに間隔を置いて設けられている。同様に、各ガイドレール40cには、ガイド溝42cが形成され、それぞれガイドレールの全長に亘って延びている。各ガイド溝42cの複数箇所に、幅広の切欠き部45が形成され、これらの切欠き部は、ガイド溝の長手方向に互いに間隔を置いて設けられている。
図2ないし図5に示すように、吊耳25は、金属板で形成されほぼ矩形状の中空の本体フレーム46と、金属板を折り曲げて形成され、断面がL字形状の支持金具48と、を有している。本体フレーム46には、透孔46a、および、この透孔と反対側に位置する透孔46bが形成されている。透孔46aは、本体フレーム46を車体17の床下に締結するためのボルトを挿通するための透孔であり、また、透孔46bは、吊耳25をガイドレール40a、40bに締結するためのボルトを挿通するための透孔である。また、支持金具48には、吊耳25をガイドレール40a、40bに締結するためのボルトを挿通するための透孔48aが形成されている。また、支持金具48は、その下端部を内側に折り曲げて形成されたフック48bを一体に有している。
図5に示すように、吊耳25をガイドレールの任意の位置に取り付ける際、まず、ガイド溝42a、42bの端部開口、あるいは、切欠き44を通して、ボルト50あるいはリベットの頭を挿入し、かつ、ボルトあるいはリベットの軸部をガイド溝に挿通する。同時に、支持金具48のフック48bをガイド溝42cの端部開口、あるいは切欠き45を通してガイド溝42c内に挿入する。この状態で、ボルト50あるいはリベットの頭は、ガイドレール40a、40bの内面に係合し、軸部は、ガイド溝を通って上方に突出した状態となる。当て板51および本体フレーム46はガイドレール40a、40b上に載置され、更に、支持金具48は、ガイドレール40cに係合する。
続いて、これらのボルト50あるいはリベット、当て板51、本体フレーム46、支持金具48を、ガイドレール40a、40b、40cに沿って任意の取り付け位置に移動させ、位置決めした後、ナット52cまたはリベットカラー54を本締めする。これにより、吊耳25は、ガイドレールの長手方向の任意の位置に取り付け固定される。
図3および図4に示すように、本実施形態によれば、一方のガイドレール40a、40cに3つの吊耳25が取り付けられ、ガイドレール40aの軸方向両端部、および軸方向中央部に配置されている。同様に、他方のガイドレール40b、40cに3つの吊耳25が取り付けられ、ガイドレール40bの軸方向両端部、および軸方向中央部に配置されている。なお、図5に示すように、吊耳25の本体フレーム46は、固定用の2つの透孔47aを有する他仕様の本体フレーム47に交換してもよい。
以上のように構成された電力変換装置によれば、装置を車体の床下に艤装するための複数の吊耳(取付金具)25をガイドレールに沿った任意の位置に取り付けることができるとともに、形状および寸法の異なる種々の吊耳をガイドレールに取り付けることができる。これにより、装置を取り付ける車体に合わせて、吊耳の位置および形状を変更および調整することができる。このことから、構造の異なる種々の車体に取付けることができ、重複する設計・製造などが行われないことから、設計・製造の効率化を図ることが可能となる。さらに、予備部品の種別を削減できるとともに、製造コスト低減を図ることが可能な電力変換装置が得られる。
第1の実施形態において、ガイドレール40a、40bは、天井板24aの外面から突出する構成としたが、図6に示す第1変形例のように、天井板24aの内面側に突出する構成、すなわち、ガイドレールを天井板に埋め込む構成としてもよい。また、図7に示す第2変形例のように、ガイドレール40a、40b、40cは、ガイド溝42a、42b、42cのいずれか1つ、あるいは、全てを省略し、リブ状の突起で構成してもよい。
次に、他の実施形態に係る電力変換装置について説明する。以下に述べる他の実施形態において、上述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略し、異なる部分を中心に詳細に説明する。
(第2の実施形態)
図8(a)は、第2の実施形態に係る電力変換装置を示している。本実施形態によれば、天井板24に設けられるガイドレール40a、40b、40cは、それぞれガイド溝を省略した細長いリブ状に形成され、天井板24aの天井面28aおよび上側面28bの最低1箇所以上に設けられている。本実施形態では、天井面28aの両側縁部に沿って2本のガイドレール40a、40bがほぼ垂直に突設され、また、2つの上側面28bにそれぞれガイドレール40cがほぼ垂直に突設されている。これらのガイドレール40a、40b、40cは、筐体24の長手方向に沿って筐体の全長に亘って延びている。
ガイドレール40a、40b、40cの各々には、複数の取付け孔54a、54b、54cが形成され、ガイドレールの長手方向に所定の間隔を置いて並んでいる。任意の取付け孔を利用して、任意の形状の吊耳(取付金具あるいは車体取付フレーム)25をガイドレールの任意の位置に脱着可能に取付けられるよう構成されている。
吊耳25は、金属板で形成されほぼ矩形状の中空の本体フレーム46を有し、本体フレームの底板は、クランク状に折り曲げられ、一部が下方に突出した段部を有している。本体フレーム46は、天井部分に形成された透孔46a、段部の底に形成された複数の透孔46b、および、背面の下部に形成された複数の透孔46cを有している。透孔46aは、本体フレーム46を車体17の床下に締結するためのボルトを挿通するための透孔であり、また、透孔46b、46cは、吊耳25をガイドレール40a、40b、40cに締結するためのボルトを挿通するための透孔である。
吊耳25をガイドレール40a、40b、40cの任意の位置に取り付ける際、まず、吊耳25はガイドレール40a、40b、40cの長手方向の任意の位置に配置し、透孔46bをガイドレール40a(40b)の取付け孔54aあるいは54bに位置合わせするとともに、透孔46bをガイドレール40cの取付け孔54cに位置合わせする。次いで、ガイドレール40aの内側から取付け孔54aおよび吊耳25の透孔46cにボルト55a、55bあるいはリベットを挿通し、反対側からボルトのねじ部に平座金56a、ばね座金56b、ナット56c、または、リベットの軸部にリベットカラー56dを取り付けて締結する。また、ガイドレール40cの下側から取付け孔54cおよび吊耳25の透孔46bにボルト58a、58bあるいはリベットを挿通し、反対側からボルトのねじ部に平座金60a、ばね座金60b、ナット60c、または、リベットの軸部にリベットカラー60dを取り付けて締結する。これにより、吊耳25がガイドレール40a、40b、40cの任意の位置に取り付けられる。
なお、吊耳25をより強固に、かつ、安定的に取り付ける目的で、ボルト55a、55bとガイドレール40a、40bとの間、およびガイドレール40a、40bと吊耳25との間に、細長い板状のサポート板70a、70bを挟みこんでもよい。吊耳25は、他の形状としてもよく、例えば、図8(b)に示すように、サポート板を一体に有する吊耳25を用いても良い。
以上のように構成された電力変換装置によれば、装置を車体の床下に艤装するための複数の吊耳(取付金具)25をガイドレールに沿った任意の位置に取り付けることができるとともに、形状および寸法の異なる種々の吊耳をガイドレールに取り付けることができる。これにより、装置を取り付ける車体に合わせて、吊耳の位置および形状を変更および調整することができる。このことから、構造の異なる種々の車体に取付けることができ、部分的に重複した構造の設計・製造などが行われず、設計・製造の効率化を図ることが可能となる。さらに、予備部品の種別を削減できるとともに、製造コスト低減を図ることが可能な電力変換装置が得られる。
(第3の実施形態)
図9および図10は、第3の実施形態の電力変換装置を示す斜視図および分解斜視図である。本実施形態によれば、電力変換装置10の筐体24は、電気部品を回路毎にまとめた複数のモジュール、例えば、4つのモジュール62a、62b、62c、62dで構成されている。これらの4つのモジュール62a、62b、62c、62dは、互いに分離可能に連結され、全体として矩形状の筐体を構成している。また、筐体24は、4つのモジュール62a、62b、62c、62dの天井面に固定された共通の天井板24aを有している。
天井板24aには、前述した第1の実施形態あるいは第2の実施形態と同様に、ガイドレールが設けられ、このガイドレールの任意の位置に吊耳が脱着可能に取付けられている。本実施形態では、天井板24aにガイドレール40a、40bおよびガイド溝42a、42bが設けられ、天井板の両側縁に沿って延びている。そして、複数、例えば、8つの吊耳25がガイドレール40a、40bの任意の位置に取付けられている。
モジュール間の電気的接続は、各モジュールに設けられたコネクタ9aまたは端子台9bにより、機械的な接続は、各モジュールに設けた取付け孔80a、80b、80c、80dとボルト65a、平座金65b、ばね座金65c、ナット65dまたはリベット66a、リベットカラー66bで締結する。また、モジュール間への浸水、および各モジュールの腐食を防止するため、各モジュールの連結側の側板に、Oリング41またはシール剤41aが設けられている。例えば、Oリングを用いる場合、図10(b)に示すように、モジュールの側板81bに周縁に沿って延びる溝82bを形成し、この溝82bにOリング41を係合させて位置決めする。
モジュール62a、62b、62c、62dで構成した筐体24は、天井板24aとボルト65a、平座金65b、ばね座金65c、ナット65dまたはリベット66a、リベットカラー66bにて締結し、装置を構成している。これにより、モジュール間の電気的接続と防水機能を有した構造的接続を得ることが可能となる。
上記のように構成された電力変換装置10において、図11に示すように、寿命を迎えた電気部品を含むモジュール、例えば、モジュール62bを最新機器で構成したモジュール62eと交換してもよい。また、他路線への転用による電力変換装置10の仕様変更が必要な場合、該当電気部品を含むモジュール、例えば、モジュール62bを新たな仕様で構成したモジュール62fへ交換、更新することができる。更に、異なる車体形状に応じて、天井板24aを他の形状の天井板82に交換可能であり、吊耳25についても、車体形状に応じて、他の形状および寸法の吊耳(車体取付フレーム)25bあるいは25cに交換することができる。
以上のように構成された電力変換装置によれば、装置を車体の床下に艤装するための複数の吊耳(取付金具)25をガイドレールに沿った任意の位置に取り付けることができるとともに、形状および寸法の異なる種々の吊耳をガイドレールに取り付けることができる。これにより、装置を取り付ける車体に合わせて、吊耳の位置および形状を変更および調整することができる。このことから、構造の異なる種々の車体に取付けることができ、部分的に重複した構造の設計・製造などが行われず、設計・製造の効率化を図ることが可能となる。さらに、予備部品の種別を削減できるとともに、製造コスト低減を図ることが可能な電力変換装置が得られる。
また、筐体を構成しているモジュールあるいは車体取付フレームを交換することにより、車体構造の異なる車両へ容易に艤装することが可能な電力変換装置あるいは床下装置を提供することができる。寿命部品、故障部品の交換、編成変更に伴うシステム改善、更新を、回路毎にまとめたモジュール単位で行うことが可能となり、設計、保守の簡素化が可能な電力変換装置および床下装置が得られる。
(第4の実施形態)
図12は、第4の実施形態の電力変換装置を示す分解斜視図である。本実施形態によれば、本実施形態によれば、電力変換装置10の筐体24は、電気部品を回路毎にまとめた複数のモジュール、例えば、4つのモジュール62a、62b、62c、62dで構成されている。これらの4つのモジュール62a、62b、62c、62dは、互いに分離可能に連結され、全体として矩形状の筐体24を構成している。各モジュールには、第3の実施形態に示した防水処理が施されている。
ガイドレール40a、40b、40cは、それぞれ独立して形成され、すなわち、天井板と分離して形成されている。そして、ガイドレール40a、40b、40cは、ボルト65a、平座金65b、ばね座金65c、ナット65dまたはリベット66a、リベットカラー66bにより、モジュール62a、62b、62c、62dの天井面および側面上部に直接、締結されている。
ガイドレール40a、40cおよびガイドレール40b、40cの任意の位置に吊耳25が脱着可能に取付けられている。本実施形態では、ガイドレール40a、40b、40cにガイド溝が設けられ、複数の吊耳25がガイドレールの任意の位置に取付けられる。吊耳25は、図13に示すような、異なる形状、寸法の吊耳25を取付けることが可能である。
本実施形態によれば、モジュール62a、62b、62c、62dにガイドレールを直接取り付けることで、天井板を省略し、装置構造を簡素化している。そして、上記構成の電力変換装置においても、前述した第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図14に示す第3変形例のように、ガイドレール40aおよび40cを一体としたガイドレール、あるいは、ガイドレール40bおよび40cを一体化したガイドレールで構成してもよい。この場合、電力変換装置の構成を一層、簡素化することが可能となる。
以上詳述したように、上記構成によれば、構造の異なる種々の車体に取付けることができ、部分的に重複した構造の設計・製造などが行われず、設計・製造の効率化を図ることが可能となる。さらに、予備部品の種別を削減できるとともに、製造コスト低減を図ることが可能な床下装置を提供することができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、前述した電力変換装置に限らず、車両制御装置等の他の床下装置に適用することができる。
10…電力変換装置、12…車両、17…車体、24…筐体、
24a…天井板、25…吊耳、40a、40b、40c…ガイドレール、
42a、42b、42c…ガイド溝、44、45…切欠き、46…本体フレーム、
48…支持金具、62a、62b、62c、62d、62e、62f…モジュール

Claims (8)

  1. 鉄道車両の床下に対向する天井板を有する筐体と、
    前記筐体内に配置される電気機器と、
    前記天井板に設けられ所定方向に延びるガイドレールと、
    前記ガイドレールの任意の位置に脱着可能に取り付けられた車体取付フレームと、
    を備える鉄道車両の床下装置。
  2. 前記筐体は、細長い矩形箱状に形成され、前記ガイドレールは、前記天井板の上面、両側面の少なくとも1箇所に設けられ、前記筐体の長手方向に延びている請求項1記載の鉄道車両の床下装置。
  3. 前記ガイドレールは、前記車体取付フレームをガイドレールに取付けるためのガイド溝あるいは前記所定方向に沿って間隔を置いて形成された複数の取付け孔を有している請求項1または2のいずれか1項に記載の鉄道車両の床下装置。
  4. 前記ガイド溝に移動可能に装填された締結部材を備え、前記車体取付けフレームは、前記ガイド溝の任意の位置に移動された締結部材により前記ガイドレールに締結されている
    請求項3に記載の鉄道車両の床下装置。
  5. 前記ガイドレールは、前記ガイド溝に車体取付フレームあるいは締結部材を挿入するための切り欠きを有し、前記車体取付フレームは前記締結部材により前記ガイドレールに締結される請求項4に記載の鉄道車両の床下装置。
  6. 前記車体取付フレームは、前記ガイドレールの任意の取付け孔に挿通された締結部材により前記ガイドレールに締結されている請求項5に記載の鉄道車両の床下装置。
  7. 前記筐体は、互いに分離可能に連結された複数のモジュールと、前記ガイドレールが設けられているとともに前記複数のモジュールに取付けられた天井板と、を備え、前記各モジュールは、他のモジュールと交換可能に形成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の鉄道車両の床下装置。
  8. 前記筐体は、互いに分離可能に連結された複数のモジュールを備え、前記ガイドレールは、前記複数のモジュールの天井板に固定されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の鉄道車両の床下装置。
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