JP6432801B2 - 路面照射システム - Google Patents

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本発明は、車両用信号灯具及び路面照射システムに係り、特に、運転者のブレーキ操作に連動して車両前方手前の路面上に特定の照射パターンを形成するように構成された車両用信号灯具及び路面照射システムに関する。
従来、車両用信号灯具の分野においては、運転者がブレーキ操作していることを車両後方の他の道路使用者に知らせるためのストップランプ(制動灯)が知られている。
また、車両前方の歩行者に対して車両の接近を報知する観点から、車両前方の歩行者の前の路面上にイメージを投影するように構成された路面投影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4720650号公報
しかしながら、前者のストップランプ(制動灯)は、運転者がブレーキ操作していることを車両後方の他の道路使用者に知らせるためのもので、車両の後部に配置されているため、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)は、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することができないという問題がある。
一方、後者の路面投影装置は、運転者がブレーキ操作しているかどうかにかかわらず、車両前方の歩行者が予め定められた判別領域に存在していると判定された場合、車両前方の歩行者の前の路面上にイメージを投影するように構成されているため、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)は、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)が、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することが可能な車両用信号灯具及び路面照射システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、車両用前照灯とともに車両前部に搭載され、車両前部から5m以内の領域に特定の照射パターンを形成する車両用信号灯具であって、車両用信号灯具は、運転者のブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンを形成する特定照射パターン形成手段と、車両前方に存在する他の車両を検出する車両検知システムと、車両前方に存在する歩行者を検出する歩行者検知システムと、を備えており、特定照射パターン形成手段は、光源と、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンが形成されるように光源からの光を制御する光学系と、光源の点灯状態を制御する制御手段と、を含んでおり、制御手段は、ブレーキ操作検出手段によって運転者のブレーキ操作が検出され、車両検知システムによって自車の前方所定範囲内に他の車両が検知されずに、且つ、歩行者検知システムによって自車の前方に歩行者を検知した場合に、特定の照射パターンを形成するように光源を制御し、ブレーキ操作検出手段によって運転者のブレーキ操作がオフ状態であることを検出した場合に、光源が消灯するように制御することを特徴とする車両用信号灯具を提供する。
本発明の一形態は、車両用信号灯具は、さらに、車速センサを備え、制御手段は、ブレーキ操作検出手段によって運転者のブレーキ操作が検出され、車両検知システムによって自車の前方所定範囲内に他の車両が検知されず、歩行者検知システムによって自車の前方に歩行者を検知し、且つ、車速センサが、自車の車速が所定速度以下の速度である場合に、特定の照射パターンを形成するように光源を制御することが好ましい。
本発明の一形態は、車両用信号灯具の光源の光色は、車両用前照灯の光源の光色とは異なることが好ましい。
本発明の一形態は、車両用信号灯具の光源は、車両用前照灯の光源と比べてマッカダム(MacAdam)の楕円で4step以上色度が異なることが好ましい。
本発明の一形態は、特定の照射パターンは、直線以外の線状の照射パターンであることが好ましい。
本発明の一形態は、車両用信号灯具が路面を照らした時の輝度が、1.2[cd./m2]以上であることが好ましい。
本発明は、車両用前照灯とともに車両前部に搭載された車両用信号灯具によって、車両前部から5m以内の領域に特定の照射パターンを形成する路面照射システムであって、路面照射システムは、運転者のブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンを形成する特定照射パターン形成手段と、車両前方に存在する他の車両を検出する車両検知システムと、車両前方に存在する歩行者を検出する歩行者検知システムと、を備えており、特定照射パターン形成手段は、光源と、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンが形成されるように光源からの光を制御する光学系と、光源の点灯状態を制御する制御手段と、を含んでおり、制御手段は、ブレーキ操作検出手段によって運転者のブレーキ操作が検出され、車両検知システムによって自車の前方所定範囲内に他の車両が検知されずに、且つ、歩行者検知システムによって自車の前方に歩行者を検知した場合に、特定の照射パターンを形成するように光源を制御し、ブレーキ操作検出手段によって運転者のブレーキ操作がオフ状態であることを検出した場合に、光源が消灯するように制御することを特徴とする路面照射システムを提供する。
以下の路面照射信号灯具に関連する内容を含む。
運転者のブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンを形成する特定照射パターン形成手段と、を備えており、特定照射パターン形成手段は、ブレーキ操作検出手段が運転者のブレーキ操作を検出した場合、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンを形成する。
これにより、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)が、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することが可能な路面照射信号灯具を提供することができる。これは、ブレーキ操作検出手段が運転者のブレーキ操作を検出した場合、特定照射パターン形成手段の作用により、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンが形成されることによるものである。
特定照射パターン形成手段は、光源と、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンが形成されるように光源からの光を制御する光学系と、光源の点灯状態を制御する制御手段と、を含んでおり、制御手段は、ブレーキ操作検出手段が運転者のブレーキ操作を検出した場合、光源が点灯するように光源を制御し、ブレーキ操作検出手段が運転者のブレーキ操作を検出しない場合、光源が消灯するように光源を制御する。
これにより、先と同様の効果を奏することができる。
光源の光色は、路面照射信号灯具とともに車両に搭載される車両用前照灯の光色とは異なる。
これにより、車両前方手前の路面上に形成される特定の照射パターンを、車両用前照灯からの光により路面上に形成される照射パターンと区別して認識させることができる。
本発明によれば、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)が、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することが可能な路面照射信号灯具を提供することが可能となる。
(a)路面照射信号灯具10及び車両用前照灯12L、12Rが搭載された車両前部の斜視図、(b)側面図である。 路面照射信号灯具10が電気的に接続されたシステム構成図である。 路面照射信号灯具10により車両前方手前の路面上に形成される特定の照射パターンPの例である。 光学系22の例である。 光学系22の他の例である。 (a)実験で用いた主観評価スケール、(b)実験結果をまとめたグラフである。 路面照射信号灯具10の動作例1を説明するためのフローチャートである。 路面照射信号灯具10の動作例2を説明するためのフローチャートである。 両用前照灯12L、12Rの光源として用いられるハロゲン電球THと放電バルブHIDの色度とマッカダム(MacAdam)の4stepの例である。
以下、本発明の一実施形態である車両用信号灯具(路面照射信号灯具)及び路面照射システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は路面照射信号灯具10及び車両用前照灯12L、12Rが搭載された車両前部の斜視図、図1(b)は側面図である。
図1(a)、図1(b)に示すように、路面照射信号灯具10は、車両用前照灯12L、12Rとともに車両の前部略中央に搭載されている。
車両用前照灯12L、12Rは、ロービーム又はハイビームを照射するように構成された車両用灯具(ヘッドランプ)で、例えば、プロジェクタ型、反射型(例えば、マルチリフレクタ)、いわゆるダイレクトプロジェクション型(直射型)等の各種構造のものを用いることができる。
車両用前照灯12L、12Rの光源(図示せず)は、法規が求める白色範囲の光を放出する光源で、例えば、白熱電球、放電バルブ、ハロゲンバルブ、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)等の半導体発光素子等の各種光源を用いることができる。
図2は、路面照射信号灯具10が電気的に接続されたシステム構成図である。
路面照射信号灯具10は、運転者がブレーキ操作していることを車両前方の他の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)に知らせるため、運転者のブレーキ操作に連動して車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成するように構成された車両用信号灯具である。
路面照射信号灯具10は、図2に示すように、ブレーキ操作検出手段14、特定照射パターン形成手段16等を備えている。
ブレーキ操作検出手段14は、運転者のブレーキ操作を検出するためのものである。ブレーキ操作検出手段14としては、例えば、ブレーキ(ブレーキペダル)が非作用位置にあるときはオフ状態、作用位置(踏込み位置)にあるときはオン状態となるブレーキスイッチ18のオンオフ状態を検出する手段を用いることができる。本実施形態では、制御装置24が、RAM等の記憶装置に格納された所定プログラムを実行することで、ブレーキ操作検出手段14等として機能する。
特定照射パターン形成手段16は、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成するためのもので、例えば、光源20、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPが形成されるように光源20からの光を制御する光学系22、光源20の点灯状態を制御するECU等の制御装置24(制御手段)等を備えている。
光源20は、車両用前照灯12L、12Rの光源の光色とは異なる光色の光(例えば、白色以外)を放出する光源で、例えば、白熱電球、放電バルブ、ハロゲンバルブ、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)等の半導体発光素子等の各種光源を用いることができる。具体的には、光源20は、車両用前照灯12L、12Rの光源と比べ、マッカダム(MacAdam)の楕円で4step以上色度が異なる光源である。これは、マッカダム(MacAdam)の楕円で4step内であれば、2つの色差を見分けることが出来ないこと、つまり4step以上違えば、2つの色差を見分けることができることによるものである。
図9は、車両用前照灯12L、12Rの光源として用いられるハロゲン電球THと放電バルブHIDの色度とマッカダム(MacAdam)の4stepの例である。図9中、「×」が対象となる光源の色度を表し、その周辺を囲んでいる楕円C1、C2がマッカダム(MacAdam)楕円の4step範囲を表し、符号Aが法規が定める白色範囲を表している。
以上のように、光源20として車両用前照灯12L、12Rの光源の光色とは異なる光色の光(例えば、白色以外)を放出する光源を用いることで、車両前方手前の路面上に形
成される特定の照射パターンPを、車両用前照灯12L、12Rからの光により路面上に形成される照射パターンと区別して認識させることができる。
光学系22は、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPが形成されるように光源20からの光を制御するためのものである。
図3(a)、図3(b)は、路面照射信号灯具10により車両前方手前の路面上に形成される特定の照射パターンPの例である。
特定の照射パターンPとしては、例えば、図3(a)に示すような半円形状の照射パターンや図3(b)に示すようなコ字状の照射パターン等の、直線以外の線状の照射パターンが望ましい。これは、特定の照射パターンPが直線状の照射パターンであると、これを見る角度によっては認識しづらくなることが考えられるためである。
図4は光学系22の例、図5は光学系22の他の例である。
光学系22としては、例えば、図4に示すように、光源20の前方に配置された透明樹脂製(又はガラス製)の透光部材22aを用いることができる。この場合、透光部材22aを透過して前方に照射される光源20からの光が車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成するように透光部材22aの入射面22a1及び出射面22a2の少なくとも一方の面形状を構成することで、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成することができる。
また、光学系22としては、例えば、図5に示すように、光源20の前方に配置された反射面22bを用いることができる。この場合、反射面22bで反射されて前方に照射される光源20からの光が車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成するように反射面22bの面形状を構成することで、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成することができる。
路面照射信号灯具10の照射範囲は、車両前部から5m以内の領域とされている(図1(b)参照)。これは、車両前部から5m以内の領域は、車両用前照灯12L、12Rから前方に照射される光が路面を照射していない(ほとんど照射していない)相対的に暗い領域であるため、当該領域を路面照射信号灯具10の照射範囲とすることで、路面照射信号灯具10(光源20)が高輝度でなくても、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)に特定の照射パターンPを視認させることができるためである。
本実施形態では、路面照射信号灯具10が路面を照らした時の輝度は、次の観点から、1.2[cd./m2]以上とされている。
本出願の発明者らは、主観評価実験を行った結果、街灯なし、かつ、車両用前照灯12L、12Rを点灯した状態(路面輝度0.13[cd/m2])では、路面照射信号灯具10が路面を照らした時の輝度が1.2[cd./m2]以上であれば、見易さが許容できる限界以上となることを確認した。
実験は、街灯なし、かつ、車両用前照灯12L、12Rを点灯した状態(路面輝度0.13[cd/m2])で、青・緑・赤の各色で路面を照らしたときの見易さを、9段階の主観評価スケールを用いて評価した。図6(a)は実験で用いた主観評価スケール、図6(b)は実験結果をまとめたグラフである。
図6(b)を参照すると、輝度と主観評価との間には相関があり、輝度が1.2[cd/m2]以上であれば、見易さが許容できる限界以上(9段階の主観評価スケールで5以上)となることが分かる。
上記知見に基づき、路面照射信号灯具10が路面を照らした時の輝度は、1.2[cd./m2]以上とされている。
車両検知システム28は、車両前方に存在する車両を検知するためのシステムである。車両検知システム28としては、例えば、車両のフロント部分に設けたレーザー距離計のような対象物との距離を測る装置を用いることが考えられる。
歩行者検知システム30は、車両前方に存在する歩行者を検知するためのシステムである。歩行者検知システム30としては、例えば、赤外線カメラやレーザー等の既存の技術(例えば、特開2001−28050号公報、特開2012−234499号公報)を用いることが考えられる。
制御装置24は、例えば、ECU等の制御装置である。制御装置24には、光源20、車速センサ26、車両検知システム28、歩行者検知システム30等が電気的に接続されている。制御装置24は、RAM等の記憶装置に格納された所定プログラムを実行することで、ブレーキ操作検出手段14等として機能する。また、制御装置24は、車速センサ26、車両検知システム28、歩行者検知システム30からの信号、ブレーキ操作検出手段14の検出結果等に基づいて、光源20の点灯状態を制御する制御手段として機能する。
次に、上記構成の路面照射信号灯具10の動作例1について説明する。
図7は、路面照射信号灯具10の動作例1を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、主にECU等の制御装置24によって行われる。
まず、制御装置24は、ブレーキの踏み込みを検知したか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、制御装置24は、ブレーキスイッチ18がオン状態の場合、ブレーキの踏み込みを検知した(すなわち、ブレーキ操作検出手段14が運転者のブレーキ操作を検出した)と判定する。
次に、制御装置24は、ブレーキの踏み込みを検知したと判定した場合(ステップS2:Yes)、車速が20km/h以下か否かを判定し(ステップS4)、さらに、自車の手前10m以内に車両が存在するか否かを判定する(ステップS6)。
車速が20km/h以下か否かは、例えば、制御装置24に電気的に接続された車速センサ26からの信号に基づいて判定することができる。自車の手前10m以内に車両が存在するか否かは、例えば、制御装置24に電気的に接続された車両検知システム28からの信号に基づいて判定することができる。
制御装置24は、車速が20km/h以下で(ステップS4:Yes)、自車の手前10m以内に車両が存在しないと判定した場合(ステップS6:No)、路面照射信号灯具10(光源20)が点灯するように路面照射信号灯具(光源20)を制御する(ステップS8)。これにより、路面照射信号灯具10は、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成する。車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)は、この特定の照射パターンPを視認することで、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することが可能となる。
次に、制御装置24は、ブレーキスイッチ18がオフ状態か否かを判定する(ステップS10)。
そして、制御装置24は、ブレーキスイッチ18がオフ状態の場合(ステップS10:Yes)、路面照射信号灯具10(光源20)が消灯するように路面照射信号灯具10(光源20)を制御する(ステップS12)。
次に、上記構成の路面照射信号灯具10の動作例2について説明する。
図8は、路面照射信号灯具10の動作例2を説明するためのフローチャートで、図7に示したフローチャートに対して歩行者検知ステップ(ステップS26)を追加したものとなっている。
以下の処理は、主にECU等の制御装置24によって行われる。
まず、制御装置24は、ブレーキの踏み込みを検知したか否かを判定する(ステップS20)。具体的には、制御装置24は、ブレーキスイッチ18がオン状態の場合、ブレーキの踏み込みを検知した(すなわち、ブレーキ操作検出手段14が運転者のブレーキ操作を検出した)と判定する。
次に、制御装置24は、ブレーキの踏み込みを検知したと判定した場合(ステップS20:Yes)、車速が20km/h以下か否かを判定し(ステップS22)、自車の手前10m以内に車両が存在するか否かを判定(ステップS24)し、さらに、自車の前方に歩行者を検知したか否かを判定する(ステップS26)。
車速が20km/h以下か否かは、例えば、制御装置24に電気的に接続された車速センサ26からの信号に基づいて判定することができる。自車の手前10m以内に車両が存在するか否かは、例えば、制御装置24に電気的に接続された車両検知システム28からの信号に基づいて判定することができる。自車の前方に歩行者を検知したか否かは、例えば、制御装置24に電気的に接続された歩行者検知システム30からの信号に基づいて判定することができる。
制御装置24は、車速が20km/h以下で(ステップS22:Yes)、自車の手前10m以内に車両が存在せず(ステップS24:No)、自車の前方に歩行者を検知したと判定した(ステップS26:Yes)場合、路面照射信号灯具10(光源20)が点灯するように路面照射信号灯具10(光源20)を制御する(ステップS28)。これにより、路面照射信号灯具10は、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPを形成する。車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)は、この特定の照射パターンPを視認することで、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することが可能となる。
次に、制御装置24は、ブレーキスイッチ18がオフ状態か否かを判定する(ステップS30)。
そして、制御装置24は、ブレーキスイッチ18がオフ状態の場合(ステップS30:Yes)、路面照射信号灯具10(光源20)が消灯するように路面照射信号灯具10(光源20)を制御する(ステップS32)。
以上説明したように、本実施形態の路面照射信号灯具10によれば、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)が、接近してくる車両の運転者がブレーキ操作しているのかどうか(すなわち、減速し、停止する意思があるのかどうか)を判断することが可能な路面照射信号灯具を提供することができる。これは、ブレーキ操作検出手段14が運転者のブレーキ操作を検出した場合(ステップS2:Yes、ステップS20:Yes)、特定照射パターン形成手段16の作用により、車両前方手前の路面上に特定の照射パターンPが形成されることによるものである。
また、本実施形態の路面照射信号灯具10によれば、路面照射信号灯具10(光源20)が高輝度でなくても、車両前方の道路使用者(交差点等で道路を横断しようとしている歩行者や対向車等)が特定の照射パターンPを視認することができる。これは、特定の照射パターンPが形成される車両前部から5m以内の領域は、車両用前照灯12L、12Rから前方に照射される光が路面を照射していない(ほとんど照射していない)相対的に暗い領域であることによるものである。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10…路面照射信号灯具、12L、12R…車両用前照灯、14…ブレーキ操作検出手段、16…特定照射パターン形成手段、18…ブレーキスイッチ、20…光源、22…光学系、22a…透光部材、22a1…入射面、22a2…出射面、22b…反射面、24…制御装置

Claims (6)

  1. 車両用前照灯とともに車両前部に搭載された車両用信号灯具によって、車両前部から5m以内の領域に特定の照射パターンを形成する路面照射システムであって、
    前記路面照射システムは、
    運転者のブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    車両前方手前の路面上に前記特定の照射パターンを形成する特定照射パターン形成手段と、
    車両前方に存在する他の車両を検出する車両検知システムと、
    車両前方に存在する歩行者を検出する歩行者検知システムと、を備えており、
    前記特定照射パターン形成手段は、
    光源と、
    車両前方手前の路面上に前記特定の照射パターンが形成されるように前記光源からの光を制御する光学系と、
    前記光源の点灯状態を制御する制御手段と、
    車速センサと、を含んでおり、
    前記制御手段は、
    前記ブレーキ操作検出手段によって運転者のブレーキ操作が検出され、
    前記車両検知システムによって自車の前方所定範囲内に前記他の車両が検知されず前記歩行者検知システムによって自車の前方に歩行者を検知し、且つ、前記車速センサが、自車の車速が所定速度以下の速度である場合に、前記特定の照射パターンを形成するように前記光源を制御して点灯させ
    前記光源を点灯させた後に、前記ブレーキ操作検出手段によって運転者のブレーキ操作がオフ状態であることを検出した場合に、前記光源が消灯するように制御することを特徴とする路面照射システム。
  2. 前記特定の照射パターンは、前記車両用前照灯により車両前部から5mより前方を照射する領域に比べて相対的に暗い領域に形成されることを特徴とする請求項1に記載の路面照射システム。
  3. 前記車両用信号灯具の前記光源の光色は、前記車両用前照灯の光源の光色とは異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の路面照射システム
  4. 前記車両用信号灯具の前記光源は、前記車両用前照灯の光源と比べてマッカダム(MacAdam)の楕円で4step以上色度が異なることを特徴とする請求項3に記載の路面照射システム。
  5. 前記特定の照射パターンは、直線以外の線状の照射パターンであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の路面照射システム
  6. 前記車両用信号灯具が路面を照らした時の輝度が、1.2[cd./m2]以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の路面照射システム
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