JP6992296B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具に関する。
従来、車両の運転者の視認性を向上するために、車両の周囲の状況に応じて、車両から出力する光が変更されている。例えば、車両の前端角部の前方にある障害物に光を照射するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、車両の前方に歩行者がいることを検知する場合、前照灯の照射領域に歩行者が入るように前照灯の照射方向を制御するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、例えば、車両の走行中、周囲の環境に応じて車両用信号灯の照射幅を変更するものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。なお、前照灯に2つの光源が設けられているものも提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2008-207781号公報 特開2000-318513号公報 特開2015-099635号公報 特開2016-222239号公報
しかし、特許文献1に記載のような従来技術は、近距離にある障害物に光を当てるものであるため、近距離にいる歩行者に同様のことを行っても、歩行者は眩しさを感じるだけであって、車両が近づいていることの注意喚起を行わせるだけの時間の猶予もない。特許文献2に記載のような従来技術は、例えば、左折時に右方向に照らす可能性があるため、車両用灯具として適切ではない。特許文献3に記載のような従来技術は、周囲が濃霧等により運転者の視界が悪い場合、2つのLEDを同時点灯させることにより、車両用信号灯の光量を増加させつつ照射幅を広げるものであるが、配光範囲が遠方まで拡大されるものではない。よって、遠方にいる歩行者による車両の視認性が向上するわけではない。特許文献4に記載のような従来技術は、前照灯に2つの光源が設けられているものであるが、遠方にいる歩行者が前照灯の光を視認することができるものではない。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、歩行者及び運転者の両方に好適に注意喚起を行うことができる車両用灯具を提供するものである。
本開示の一側面である車両用灯具は、車両前方に光を照射する第1光源と、前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、前記第2光源は、前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、青色光を出力する青色レーザーダイオードと、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光により励起して黄色光を出力する黄色蛍光体と、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光と、前記黄色蛍光体から出力される前記黄色光とを収束させる集光レンズと、前記集光レンズで収束させた前記青色光と前記黄色光とによる擬似白色光を前記車両前方に出力するシリンドリカルレンズと、を有する
また、本開示の一側面である車両用灯具は、車両前方に光を照射する第1光源と、前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、前記第2光源は、前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、赤色光を出力する赤色レーザーダイオードと、緑色光を出力する緑色レーザーダイオードと、青色光を出力する青色レーザーダイオードと、前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光の重なりからはみでるはみだし光の少なくとも一部を遮蔽するシェードと、を備え、前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光と、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光と、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光とにより擬似白色光が生成される。
また、本開示の一側面である車両用灯具は、車両前方に光を照射する第1光源と、前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、前記第2光源は、前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、赤色光を出力する赤色レーザーダイオードと、緑色光を出力する緑色レーザーダイオードと、青色光を出力する青色レーザーダイオードと、前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光を集光して拡散する共有凹シリンドリカルレンズと、を備え、前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光と、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光と、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光とにより擬似白色光が生成され、前記共有凹シリンドリカルレンズは、前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光の3色が、当該共有凹シリンドリカルレンズの凹部内に収まるスポット光を形成するよう光を照射する。
また、本開示の一側面である車両用灯具は、車両前方に光を照射する第1光源と、前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、前記第2光源は、前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、赤色光を出力する赤色レーザーダイオードと、緑色光を出力する緑色レーザーダイオードと、青色光を出力する青色レーザーダイオードと、前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光を集光して拡散する凹シリンドリカルレンズと、を備え、前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光と、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光と、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光とにより擬似白色光が生成され、前記凹シリンドリカルレンズは、前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光の3色が、当該凹シリンドリカルレンズの複数の凹部にまたがるスポット光を形成する。
また、前記第2光源は、前記照射光の配光角が、5度以下である、ことが好ましい。
また、前記第2光源は、前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光の重なりからはみでるはみだし光の少なくとも一部を遮蔽するシェード、をさらに備える、ことが好ましい。
前記第2光源は、路面に対して鉛直方向に沿って複数配列されることが好ましい。なお、前記第2光源は、赤、緑、青の複数の光源を用いる場合、灯体内で路面に対して鉛直方向に配列されることが好ましく、出射方向は路面に対して平行に配置されることが好ましい。
また、前記第2光源は、60Hz以下の周波数で点滅する、ことが好ましい。
本開示の一側面によれば、歩行者及び運転者の両方に好適に注意喚起を行うことができる。
本開示を適用した実施形態1に係る第1光源2の照射光11及び第2光源3の照射光12の一例を示す図である。 実施形態1に係る第2光源3の内部構成の一例を示す図である。 実施形態1に係る点滅制御による照射光12の周波数2Hzから65Hzまでの視認性試験の結果例を示す図である。 実施形態2に係る第2光源3の内部構成の一例を示す図である。 実施形態2に係る赤色レーザーダイオード32Rによる照射光13Rの一例を示す図である。 実施形態2に係る赤色レーザーダイオード32Rの照射光13R及び青色レーザーダイオード32Bの照射光13Bをオーバーラップさせたときの状態の一例を示す図である。 実施形態2に係る遮光壁72が設けられたシェード71の一例を示す図である。 実施形態3に係る共有凹シリンドリカルレンズ36_COMが設けられた第2光源3_COMの一例を示す図である。 実施形態4に係る複数の凹部361_CONが形成された凹シリンドリカルレンズ36_CONが設けられた第2光源3_CONの一例を示す図である。 実施形態4に係る複数の凹部361_CONが形成された凹シリンドリカルレンズ36_CONから照射される点滅照射光13_BLの一例を示す図である。 実施形態5に係る複数の第2光源3を配列させた一例を示す図である。 実施形態5に係る第1光源2の照射光11、第2光源3の遠距離照射光13_1、及び第2光源3の近距離照射光13_2の一例を示す図である。
実施形態1.
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。図1は、本開示を適用した実施形態1に係る第1光源2の照射光11及び第2光源3の照射光12の一例を示す図である。図1に示すように、車両1は、第1光源2a、第1光源2b、及び第2光源3を備える。なお、第1光源2a及び第1光源2bを総称する場合、第1光源2と称する。第1光源2及び第2光源3を総称して車両用灯具と称する。第1光源2及び第2光源3は同一の照明として、例えば、前照灯の構成に組み込まれるものであってもよく、第1光源2が前照灯の構成として組み込まれ、第2光源3が前照灯以外の構成、例えば、車幅灯に組み込まれるものであってもよい。つまり、第2光源3は、第1光源2の補助照明として機能するものであればよい。
第1光源2は、車両前方に光を照射するものであり、例えば、前照灯として機能するものである。第2光源3は、前方に障害物22が検知された場合、車両前方に光を照射するものである。第2光源3は、第1光源2よりも配光角が狭いラインビームを照射光12として照射する。第2光源3は、照射光12の配光角が5度以下である。なお、ラインビームとは、路面21に照射した際に少なくとも中央を基軸としたMax照度に対して片側25cmで照度が1/2以上であり、奥行きは少なくとも1m以上ある帯状の照度分布を有する配光である。
図2は、実施形態1に係る第2光源3の内部構成の一例を示す図である。図2に示すように、第2光源3は、制御部51により制御されるものである。制御部51は、検知部101により前方に障害物22が検知された場合、第2光源3を灯火させることにより第2光源3により車両前方に照射光12を照射させるものである。また、制御部51は、第2光源3を60Hz以下の周波数で点滅させる。第2光源3の点滅は、運転者に注意喚起をさせることができるものである。なお、障害物22が歩行者に該当するものであれば、歩行者に対しても同様に、第2光源3の点滅により注意喚起を行うことができるものである。
検知部101は、例えば、レーダーであって、車両1が走行中、障害物22を検知するものである。なお、検知部101は、赤外線を検知する機能を備えるものであってもよい。例えば、障害物22が歩行者である場合、検知部101は、赤外線を検知する機能により歩行者又はハクビシンのような小動物等を検知することができる。その他、画像認識等を含む感知センサーであれば特に限定することなく本開示を適用した実施形態に使用することができる。
第2光源3は、パッケージ31、青色レーザーダイオード32B、凸レンズ33、黄色蛍光体34Y、集光レンズ35、及びシリンドリカルレンズ36を備える。パッケージ31は、青色レーザーダイオード32B、凸レンズ33、黄色蛍光体34Y、集光レンズ35、及びシリンドリカルレンズ36を一体的に固定するものである。青色レーザーダイオード32Bは青色光を出力するものである。青色光は励起光として機能するものであって、少なくとも450nmの波長を含む。凸レンズ33は、青色光を並行光に近い状態にして黄色蛍光体34Yに出力する。黄色蛍光体34Yは、例えば蛍光材料又はリン光材料等のような波長変換物質を含むものである。黄色蛍光体34Yは、青色レーザーダイオード32Bから出力される青色光により励起して黄色光を出力する。黄色光は、少なくとも570nmの波長を含み、励起光よりも長波長の光である。集光レンズ35は、青色光と、黄色光とを収束し、並行光に近い状態にしてシリンドリカルレンズ36に出力する。シリンドリカルレンズ36は、青色光と、黄色光とを拡散させつつ、青色光と、黄色光とが混合されたものとして擬似白色光を遠方に向かう照射光12として出力する。つまり、第2光源3は、青色レーザーダイオード32Bから出力される青色光の出力方向に沿って、青色レーザーダイオード32B、凸レンズ33、黄色蛍光体34Y、集光レンズ35、及びシリンドリカルレンズ36の順に配置されている。
図3は、実施形態1に係る点滅制御による照射光12の周波数2Hzから65Hzまでの視認性試験の結果例を示す図である。図3において、10人中3人の運転者が周波数2Hzで第2光源3の照射光12により障害物22を視認できたことを意味するものである。また、10人中6人の運転者が周波数5Hz及び20Hzで第2光源3の照射光12により障害物22を視認できたことを意味するものである。また、10人中8人の運転者が周波数10Hz及び15Hzで第2光源3の照射光12により障害物22を視認できたことを意味するものである。また、10人中4人の運転者が周波数25Hzで第2光源3の照射光12により障害物22を視認できたことを意味するものである。また、10人中2人の運転者が周波数60Hzで第2光源3の照射光12により障害物22を視認できたことを意味するものである。また、10人中0人の運転者が周波数65Hzで第2光源3の照射光12により障害物22を視認できたことを意味するものである。なお、第2光源3の照射光12の配光角は5度以下とする。このように、60Hz以下の点滅で、運転者が障害物22を認識しやすい結果となった。特に、運転者10人に対し、5Hz~20Hzの周波数の点滅制御が最も視認性が高い結果となった。
以上の説明から、本実施形態において、前方に障害物22が検知された場合、第2光源3により車両前方に照射光12を照射する。よって、障害物22の近くに照射光12が照射されるため、運転者は障害物22を認識することができる。また、障害物22が歩行者であった場合、歩行者は照射光12を視認することができる。したがって、歩行者及び運転者の両方に注意喚起を行うことができる。
また、第2光源3は、第1光源2よりも配光角が狭いラインビームを照射光12として照射する。よって、第1光源2の最大光度よりも第2光源3の光度が低かったとしても、第2光源3の配光分布が遠方に到達しやすいため、遠方にいる歩行者に注意喚起を行うことができる。
また、第2光源3は、照射光12の配光角が、5度以下である。よって、第2光源3の光束量は遠方に集中しているため、第2光源3の照射光12は遠方に十分に到達するものである。よって、歩行者及び運転者の両方に特に顕著に注意喚起を行うことができる。
また、第2光源3は、青色レーザーダイオード32Bから出力される青色光と、黄色蛍光体34Yから出力される黄色光とにより擬似白色光を出力するものである。黄色光は、視感度の高い波長の光であるため、人間の網膜で認識しやすいものである。よって、歩行者及び運転者の両方の視認性を向上させることができる。
また、第2光源3は60Hz以下の周波数で点滅する。第2光源3は60Hz以下の点滅であれば、運転者が障害物22を認識しやすいものであり、特に5Hz~20Hzの間の点滅において、その認識しやすさが高いものとなっている。なお、第2光源3を第1光源2よりも明るくすれば認識しやすさは上がるものの第2光源3の照射光12の出力を増大させることになるため、コストが大幅に上昇する。また、遠方にいる歩行者にとっても点滅の方が認識しやすくなる。つまり、第2光源3は、60Hz以下の周波数で点滅制御されることにより、コストを大幅に増大させることなく、歩行者及び運転者の両方に注意喚起を行うことができる。
実施形態2.
実施形態2において、実施形態1と同様の構成についての説明は省略する。実施形態2は、擬似白色を生成する構成が実施形態1と異なる。図4は、実施形態2に係る第2光源3の内部構成の一例を示す図である。図4に示すように、第2光源3は、青色レーザーダイオード32B、緑色レーザーダイオード32G、及び赤色レーザーダイオード32Rを備えるものである。具体的には、第2光源3は、ディスクリート部品62が回路基板61にマウントされ、回路基板61には青色レーザーダイオード32B、緑色レーザーダイオード32G、及び赤色レーザーダイオード32Rがマウントされている。また、青色レーザーダイオード32B、緑色レーザーダイオード32G、及び赤色レーザーダイオード32Rのそれぞれに対向して、シリンドリカルレンズ36が設けられている。
青色レーザーダイオード32B、緑色レーザーダイオード32G、及び赤色レーザーダイオード32Rは、鉛直方向に沿って一列に配置されている。青色レーザーダイオード32Bは、青色光を出力する。緑色レーザーダイオード32Gは、緑色光を出力する。赤色レーザーダイオード32Rは、赤色光を出力する。青色レーザーダイオード32Bから出力される青色光と、緑色レーザーダイオード32Gから出力される緑色光と、赤色レーザーダイオード32Rから出力される赤色光とにより、擬似白色光が生成される。
なお、青色レーザーダイオード32B、緑色レーザーダイオード32G、及び赤色レーザーダイオード32Rを総称する場合、レーザーダイオードユニット32と称する。レーザーダイオードユニット32の周囲には、シェード71が設けられている。
図5は、実施形態2に係る赤色レーザーダイオード32Rによる照射光13Rの一例を示す図である。なお、図5に示すように、例えば、赤色レーザーダイオード32Rだけによる照射光13Rは第1光源2よりも配光角が狭いラインビームであるため、照射光13Rも照射方向に引き延ばされている。
図6は、実施形態2に係る赤色レーザーダイオード32Rの照射光13R及び青色レーザーダイオード32Bの照射光13Bをオーバーラップさせたときの状態の一例を示す図である。図6に示すように、赤色レーザーダイオード32Rによる照射光13Rと、青色レーザーダイオード32Bによる照射光13Bとをオーバーラップさせる場合、オーバーラップさせた箇所は白紫色光L_W_Pとなるが、白紫色光L_W_Pの端部は、一方が赤色のはみだし光L_Rとなり、他方が青色のはみだし光L_Bとなり、オーバーラップにズレが生じる。なお、図示は省略するが、赤色のはみだし光L_R及び青色のはみだし光L_Bの他に、緑色のはみだし光L_Gの場合も想定される。はみだし光L_R,はみだし光L_B,及びはみだし光L_Gを総称する場合、はみだし光Lと称する。
図7は、実施形態2に係る遮光壁72が設けられたシェード71の一例を示す図である。図7に示すように、シェード71の先端縁側に遮光壁72を設ける。シェード71は、青色光、緑色光、及び赤色光の重なりからはみでるはみだし光Lの少なくとも一部を遮蔽する。遮光壁72は、迷光を防ぐことができるものである。
以上の説明から、本実施形態においては、赤色レーザーダイオード32Rと、緑色レーザーダイオード32Gと、青色レーザーダイオード32Bとにより擬似白色光を出力するものである。よって、色合いを調整することができるため、視認性を向上させつつ、法規を満たす色度を得ることができる。
また、シェード71が、赤色光、緑色光、及び青色光の重なりからはみでるはみだし光L_R及びはみだし光L_B等の少なくとも一部を遮光する。よって、迷光を避けることができるため、他の色が明示されることなく、第2光源3の照射光13を擬似白色にすることができる。
実施形態3.
実施形態3において、実施形態1,2と同様の構成についての説明は省略する。図8は、実施形態3に係る共有凹シリンドリカルレンズ36_COMが設けられた第2光源3_COMの一例を示す図である。実施形態3は、共有凹シリンドリカルレンズ36_COMによりシリンドリカルレンズ36が共有化されている点で実施形態2と異なる。
図8に示すように、共有凹シリンドリカルレンズ36_COMがシェード71に設けられている。共有凹シリンドリカルレンズ36_COMは、青色レーザーダイオード32B、緑色レーザーダイオード32G、及び赤色レーザーダイオード32Rのそれぞれから出力されるスポット光を集光して拡散する。具体的には、共有凹シリンドリカルレンズ36_COMは、赤色光、緑色光、及び青色光の3色が、共有凹シリンドリカルレンズ36_COMの凹部361_COM内に収まるスポット光を形成するよう光を照射する。なお、凹部361_COMのレンズ径は、スポット光よりも大きい。
以上の説明から、本実施形態においては、共有凹シリンドリカルレンズ36_COMによりシリンドリカルレンズ36が共有化されているため、部品点数を削減してコストを低減することができる。
実施形態4.
実施形態4において、実施形態1~3と同様の構成についての説明は省略する。図9は、実施形態4に係る複数の凹部361_CONが形成された凹シリンドリカルレンズ36_CONが設けられた第2光源3_CONの一例を示す図である。実施形態4は、凹シリンドリカルレンズ36_CONが共有化されている点で実施形態2と異なり、凹シリンドリカルレンズ36_CONが複数の凹部361_CONを備える点で実施形態3と異なる。
図9に示すように、凹シリンドリカルレンズ36_CONがシェード71に設けられている。凹シリンドリカルレンズ36_CONは、青色レーザーダイオード32B、緑色レーザーダイオード32G、及び赤色レーザーダイオード32Rのそれぞれから出力されるスポット光の一部を集光して拡散する。具体的には、凹シリンドリカルレンズ36_CONは、赤色光、緑色光、及び青色光の3色が、凹シリンドリカルレンズ36_CONの複数の凹部361_CONにまたがるスポット光を形成するよう光を照射する。なお、凹部361_CONのレンズ径は、スポット光よりも小さい。
図10は、実施形態4に係る複数の凹部361_CONが形成された凹シリンドリカルレンズ36_CONから照射される点滅照射光13_BLの一例を示す図である。図10の一例においては、赤色レーザーダイオード32Rのみを照射させた場合、赤色点滅照射光13R_BLが路面21に照射される。青色レーザーダイオード32Bのみを照射させた場合、青色点滅照射光13B_BLが路面21に照射される。緑色レーザーダイオード32Gのみを照射させた場合、緑色点滅照射光13G_BLが路面21に照射される。赤色レーザーダイオード32R、青色レーザーダイオード32B、及び緑色レーザーダイオード32Gを照射させた場合、3色が混合された状態で、点滅照射光13_BLが路面21に照射される。つまり、第2光源3は、赤、緑、青の複数の光源を用いる場合、灯体内で路面21に対して鉛直方向に配列されることが好ましく、出射方向は路面21に対して平行に配置されることが好ましい。
以上の説明から、本実施形態においては、凹シリンドリカルレンズ36_CONに形成されている複数の凹部361_CONのレンズ径は、赤色光、緑色光、及び青色光のそれぞれのスポット光よりも小さいことにより、点滅照射光13_BLが生じるため、歩行者及び運転者にさらに注意喚起を行うことができる。
実施形態5.
実施形態5において、実施形態1~4と同様の構成についての説明は省略する。図11は、実施形態5に係る複数の第2光源3を配列させた一例を示す図である。図11に示すように、実施形態5は、第2光源3が鉛直方向に沿って複数配列されたものである。
図12は、実施形態5に係る第1光源2の照射光11、第2光源3の遠距離照射光13_1、及び第2光源3の近距離照射光13_2の一例を示す図である。図11に示すように、第2光源3を鉛直方向に沿って複数配列させることにより、図12に示すように、遠距離照射光13_1と、近距離照射光13_2とを路面21に照射することができる。よって、路面21の各座標に集光した光を照射することができる。
以上の説明から、本実施形態においては、第2光源3が鉛直方向に沿って複数配列されることにより、遠距離照射光13_1と、近距離照射光13_2とを路面21に照射することができるため、路面21の各座標に集光した光を照射することができる。
以上、本開示を適用した第2光源3を実施形態に基づいて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、青色レーザーダイオード32Bと、黄色蛍光体34Yとにより擬似白色を生成する一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、近紫外レーザーダイオードと、赤色蛍光体と、青色蛍光体と、緑色蛍光体とにより擬似白色を生成してもよい(何れも図示せず)。また、青色レーザーダイオード32Bと、赤色蛍光体と、緑色蛍光体とにより擬似白色を生成してもよい。
1 車両
2,2a,2b 第1光源
3,3_COM,3_CON 第2光源
31 パッケージ
32 レーザーダイオードユニット
32B 青色レーザーダイオード
32G 緑色レーザーダイオード,32R 赤色レーザーダイオード
321 TO缶、322 発光素子、323 レンズ固定缶、324 集光レンズ
33 凸レンズ、34Y 黄色蛍光体、35 集光レンズ
36 シリンドリカルレンズ
36_COM 共有凹シリンドリカルレンズ、
36_CON 凹シリンドリカルレンズ
361_COM,361_CON 凹部
11,12,13,13R,13B 照射光
13_BL 点滅照射光、13R_BL 赤色点滅照射光
13G_BL 緑色点滅照射光、13B_BL 青色点滅照射光
13_1 遠距離照射光、13_2 近距離照射光
21 路面、22 障害物
51 制御部
61 回路基板、62 ディスクリート部品、71 シェード、72 遮光壁
101 検知部
L,L_R,L_B,L_G はみだし光、L_W_P 白紫色光

Claims (7)

  1. 車両前方に光を照射する第1光源と、
    前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、
    前記第2光源は、
    前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、
    青色光を出力する青色レーザーダイオードと、
    前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光により励起して黄色光を出力する黄色蛍光体と、
    前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光と、前記黄色蛍光体から出力される前記黄色光とを収束させる集光レンズと、
    前記集光レンズで収束させた前記青色光と前記黄色光とによる擬似白色光を前記車両前方に出力するシリンドリカルレンズと、を有する
    車両用灯具。
  2. 車両前方に光を照射する第1光源と、
    前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、
    前記第2光源は、
    前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、
    赤色光を出力する赤色レーザーダイオードと、
    緑色光を出力する緑色レーザーダイオードと、
    青色光を出力する青色レーザーダイオードと、
    前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光の重なりからはみでるはみだし光の少なくとも一部を遮蔽するシェードと、
    を備え、
    前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光と、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光と、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光とにより擬似白色光が生成される、
    車両用灯具。
  3. 車両前方に光を照射する第1光源と、
    前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、
    前記第2光源は、
    前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、
    赤色光を出力する赤色レーザーダイオードと、
    緑色光を出力する緑色レーザーダイオードと、
    青色光を出力する青色レーザーダイオードと、
    前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光を集光して拡散する共有凹シリンドリカルレンズと、
    を備え、
    前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光と、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光と、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光とにより擬似白色光が生成され、
    前記共有凹シリンドリカルレンズは、
    前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光の3色が、当該共有凹シリンドリカルレンズの凹部内に収まるスポット光を形成するよう光を照射する、
    車両用灯具。
  4. 車両前方に光を照射する第1光源と、
    前方に障害物が検知された場合に前記車両前方に光を照射する第2光源と、を備え、
    前記第2光源は、
    前記第1光源よりも配光角が狭いラインビームを照射光として照射するものであって、
    赤色光を出力する赤色レーザーダイオードと、
    緑色光を出力する緑色レーザーダイオードと、
    青色光を出力する青色レーザーダイオードと、
    前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光を集光して拡散する凹シリンドリカルレンズと、
    を備え、
    前記赤色レーザーダイオードから出力される前記赤色光と、前記緑色レーザーダイオードから出力される前記緑色光と、前記青色レーザーダイオードから出力される前記青色光とにより擬似白色光が生成され、
    前記凹シリンドリカルレンズは、
    前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光の3色が、当該凹シリンドリカルレンズの複数の凹部にまたがるスポット光を形成する、
    車両用灯具。
  5. 前記第2光源は、
    前記照射光の配光角が、5度以下である、
    請求項1~4の何れか一項に記載の車両用灯具。
  6. 前記第2光源は、
    路面に対して鉛直方向に沿って複数配列される、
    請求項1~5の何れか一項に記載の車両用灯具。
  7. 前記第2光源は、
    60Hz以下の周波数で点滅する、
    請求項1~6の何れか一項に記載の車両用灯具。
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