JP6432731B2 - 車両のバンパ固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バンパとフェンダパネルとを固定する車両のバンパ固定構造に関する。
自動車(車両)では、車体前部や車体後部を形成するフェンダパネルにバンパが装着される。このバンパの車幅方向側部における固定には、フェンダパネルの端部にバンパサイドブラケットを組み付け、このバンパサイドブラケットで形成した間隙に車両外側からバンパの端部を差し込むという手法が用いられている。
詳しくは、例えば特許文献1に開示されているように、バンパの端部に、バンパの裏面側へ突き出るフランジ状の差込壁を形成する。またフェンダパネルの端部を裏面側(車両内方側)に折り曲げて、フェンダパネルのパネル面とは直交する向きでフェンダパネルの裏面側へ延びる折曲壁と、当該折曲壁の裏面側端部からフェンダパネルのパネル面と略平行に延びる座面壁を形成している。そして、特許文献1の図7に示すように、座面壁または折曲壁にバンパサイドブラケット(バンパホルダ)をボルト等により固定し、バンパサイドブラケットとフェンダパネルのパネル面の端部との間の隙間に、バンパの差込壁を差し込んで係止するようにして、フェンダパネルの端部とバンパの端部とが表面で突き合わされて互いに固定するようにしている。
特許第5354285号公報
ところが、近年のボディパネル(フェンダパネル)の薄肉化に伴い、上記特許文献1のようにフェンダパネルを折り曲げた部位である座面壁または折曲壁にバンパサイドブラケットを固定した構造では、座面壁及び折曲壁の剛性が低いので、取付位置の精度を確保することが困難である。特に座面壁にバンパサイドブラケットを固定した構造では、バンパの重みによってフェンダパネルが座面壁と折曲壁との間の屈曲部で撓み、バンパサイドブラケットが傾いてバンパ端部とフェンダパネル端部との合わせ面が開いて見栄えが低下するといった可能性がある。
そこで、本発明の目的は、バンパサイドブラケットを容易にかつ強固にフェンダパネルに固定して、バンパとフェンダパネルとを精度良く固定可能な車両のバンパ固定構造を提供する。
上記の目的を達成するべく、請求項1の車両のバンパ固定構造は、端部同士が連なって隣接配置されるバンパおよびフェンダパネルと、前記フェンダパネルの端部に形成され、当該フェンダパネルの裏面側へ延びる端壁を介して前記バンパ側へ向かって延びる座面壁と、前記端壁と離間対向して前記座面壁に固定されるバンパサイドブラケットと、前記バンパの端部から当該バンパの裏面側へ突き出るように設けられ、前記端壁と前記バンパサイドブラケットとの間に差し込まれて当該バンパサイドブラケットに支持される差込壁と、を備える車両のバンパ固定構造であって、前記バンパサイドブラケットには、前記端壁側に向かって延びる爪部が互いに間隔を置いて一対設けられるとともに、前記端壁には、前記爪部が係止される爪係止用穴が設けられ、前記爪部には、その基端部に切り込み部が設けられるとともに、先端に前記切り込み部と反対側に突出されて前記爪係止用穴の縁部に係止される突起部が設けられ、前記切り込み部が前記一対の爪部の一方の爪部と他方の爪部とで互いに向い合うよう設けられるとともに、前記突起部が前記一対の爪部の一方の爪部と他方の爪部とで互いに反対方向に突出するよう設けられ、前記爪部は、前記切り込み部で弾性変形されることで、前記突起部の突出方向と反対側に傾倒されるよう構成され、前記一対の爪部は、互いの爪部の間隔が、車両外方側よりも車両内方側が短くなるように傾斜して前記バンパサイドブラケットに配置され、前記バンパサイドブラケットは、前記爪部が前記端壁の前記爪係止用穴に係止されて仮保持された状態で前記座面壁に固定されることを特徴とする。
また、請求項の車両のバンパ固定構造は、請求項において、前記差込壁には、当該差込壁が前記端壁と前記バンパサイドブラケットとの間に差し込まれた際に前記爪係止用穴に係止された前記一対の爪部の間に挿入されて、前記一対の爪部の互いに近づく方向への傾倒を阻止する爪間差込部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項の車両のバンパ固定構造は、請求項1または2において、前記爪部の先端には、車両内方側の角部が面取りされて形成された傾斜部が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る発明によれば、バンパサイドブラケットは、フェンダパネルに対し座面壁に固定されるとともに端壁に係止されるので、座面壁及び端壁のいずれか一方に固定される構成よりも、バンパサイドブラケットの位置決めが正確に行われる。更に、座面壁と端壁との間の屈曲部位の変形が抑えられるので、バンパサイドブラケットと端壁との間隔が拡がることを抑制することができる。したがってバンパ端部とフェンダパネル端部との隙間が拡がって見映えが悪化することを防ぐことができる。また、バンパサイドブラケットは、爪部を端壁に係止することでフェンダパネルに仮保持した状態で座面壁に固定することができるので、フェンダパネルへの固定を容易に行うことができる。
これにより、バンパサイドブラケットを容易にかつ強固にフェンダパネルに固定するとともに、バンパとフェンダパネルとを精度よく固定することが可能となる。
また、爪部が突起部の突出方向と反対側に傾倒して爪係止用穴に挿入され、突起部が爪係止用穴の縁部に係止されて、爪部と端壁とを容易に係止させることができる。
更に、一対の爪部は、互いの間隔が車両外方側よりも車両内方側が短くなるように傾斜して配置されるので、バンパサイドブラケットの爪部の先端をフェンダパネルの端部に押し当ててバンパサイドブラケットを車両外方側から車両内方側に移動させることで、一対の爪部が互いに近づく方向に撓む。したがって、バンパサイドブラケットの爪部を容易に端壁の爪係止用穴に挿入し、バンパサイドブラケットの固定を容易にすることができる。
本発明の請求項に係る発明によれば、差込壁が端壁とバンパサイドブラケットとの間に差し込まれた際に、爪係止用穴に係止された一対の爪部の間に爪間差込部が挿入されて一対の爪部の互い近づく方向への傾倒が阻止されるので、爪部と端壁との係止が確保され、バンパサイドブラケットの固定が強固なものとなる。
本発明の請求項に係る発明によれば、爪部の先端には、車両内方側の角部が面取りされて形成された傾斜部が設けられているので、爪部の先端をフェンダパネルの端部に押し当ててバンパサイドブラケットをフェンダパネルの車両外方側から車両内方側に移動させる際に、フェンダパネルの端部の保護を図りつつ、爪部が撓み易くなり、爪部の係止を容易にすることができる。
本発明の一実施形態に係る車両のバンパ固定部の位置を示す車両前部側面図である。 本実施形態に係るバンパ固定部の構造を示す拡大図である。 バンパ固定部の拡大横断面図である。 バンパサイドブラケットの構造を示す斜視図である。 バンパサイドブラケットの爪部の配置を示す説明図である。 バンパサイドブラケットの爪部の形状を示す説明図である。 バンパサイドブラケットの固定要領を示す説明図である。 フロントバンパの後端部の形状を示す斜視図である。 フロントバンパ係止後のバンパサイドブラケットの爪部の係止状態を示す説明図である。
以下、本発明を図1〜図9に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る車両1のバンパ固定部2の位置を示す車両前部側面図である。図2は、本実施形態に係るバンパ固定部2の構造を示す拡大図である。図3は、バンパ固定部2の拡大横断面図である。
図1、2に示すように、本実施形態のバンパ固定構造は、車両前部に配置されるフロントバンパ5の後端部とフロントフェンダパネル3の前端部との固定部であるバンパ固定部2に適用されている。
フロントフェンダパネル3は薄肉の鋼板が用いられ、フロントバンパ5には合成樹脂製の部品が用いられている。
フロントバンパ5の後端部の表面とフロントフェンダパネル3の前端部の表面とは、略面一に突き合わせて連なるように配置されている。
図2、3に示すように、フロントフェンダパネル3とフロントバンパ5との固定部であるバンパ固定部2には、バンパサイドブラケット4が設けられている。バンパサイドブラケット4は、フロントフェンダパネル3の前端部に設けられた座面壁6に固定され、フロントフェンダパネル3の表面3aの前端部より車両前方に隙間をおいて、表面より車両内側(車両内方側)に配置されている。詳しくは、フロントフェンダパネル3の前端部は、フロントフェンダパネル3の裏面側(車両内方側)に略垂直に折り曲げられて端壁7を形成し、当該端壁7の車両内側端部で更に車両前方に屈曲してフロントバンパ5側に延びるように座面壁6が形成されている。座面壁6は、フロントフェンダパネル3の表面3aと略平行に延びるように形成されている。
座面壁6には、バンパサイドブラケット固定用穴8が2箇所設けられている。バンパサイドブラケット4は、略矩形状であって、両端部近傍に窪み9が設けられている。バンパサイドブラケット4の座面壁6に当接する固定面4bには突出部10が備えられており、当該突出部10が座面壁6のバンパサイドブラケット固定用穴8に挿入されることで、フロントフェンダパネル3に対するバンパサイドブラケット4の位置決めが成される。バンパサイドブラケット4は、フロントフェンダパネル3の端壁7から離間して配置される。突出部10には、同軸上にねじ穴11が空いており、当該ねじ穴11にバンパサイドブラケット4の窪み9側(車両外方側)からねじ12を入れて締め付けることで、突出部10が周方向外方に膨らみ、バンパサイドブラケット4と座面壁6とが固定される。
一方、フロントバンパ5の後端部は、フロントバンパ5の裏面側に略垂直に折り曲げられて差込壁13を形成し、当該差込壁13は、フロントフェンダパネル3の端壁7とバンパサイドブラケット4との間に差し込まれて、バンパサイドブラケット4に係止される。
図4は、バンパサイドブラケット4の形状を示す斜視図である。
バンパサイドブラケット4の車両後方側には、フロントバンパ5の差込壁13が係止される支持面4aが設けられている。支持面4aは、図3に示すように、フロントバンパ5の差込壁13が挿入可能な間隔だけフロントフェンダパネル3の端壁7と離間されて、フロントフェンダパネル3の端壁7と対向するように配置されている。この支持面4aには、フロントバンパ5の差込壁13に設けた孔32(図8参照)が係止される突起部20と、フロントバンパ5の差込壁13のバンパサイドブラケット4側を向いた面に当接される突起状の支持部21と、L字状に形成されてフロントバンパ5の差込壁13の端壁7側を向いた面に当接されて位置を規制する受け部22とが形成されている。つまり、フロントバンパ5の差込壁13は、支持面4aの支持部21と受け部22とによって両面が支持された状態で突起部20に係止される。
更に、本実施形態のバンパサイドブラケット4の支持面4aには、凹部4cが形成されており、この凹部4cの底面からフロントフェンダパネル3の端壁7に向かって突出するように、一対の板状の爪部25(25a、25b)が立設されている。
図5は、バンパサイドブラケット4の爪部25の配置を示す説明図である。図6は、バンパサイドブラケット4の爪部25の形状を示す説明図である。
図5、6に示すように、一対の爪部25(25a、25b)は、バンパサイドブラケット4の長手方向(車両上下方向に配置される)に互いに離間して配置され、その先端は支持面4aよりもフロントフェンダパネル3の端壁7側に突出されている。また、一対の爪部25は、一方の爪部25aと他方の爪部25bとの間隔が車両内側(フロントフェンダパネル3の裏面側)と車両外側(フロントフェンダパネル3の表面側)とで異なるよう傾斜して配置されている。具体的には、一対の爪部25の車両内側(フロントフェンダパネル3の裏面側)での間隔が車両外側(フロントフェンダパネル3の表面側)での間隔よりも短くなるように、ハの字状に傾斜して配置されている。また、図4に示すように、一対の爪部25のそれぞれの基端部には、一方の爪部25aと他方の爪部25bとで互いに向かい合うように夫々切り込み26が設けられており、一対の爪部25の先端が互いに近づく方向に撓みやすい構造になっている。つまり、一対の爪部25は、切り込み26で弾性変形することで互いに近づく方向、すなわち凹部4cの内側に傾倒可能に構成されている。
また、夫々の爪部25の先端には、それぞれ切込み26が設けられる側と反対側に突出する突起部28が設けられている。すなわち、突起部28は、一対の爪部25の一方の爪部25aと他方の爪部25bとで、互いに反対方向に突出するよう設けられている。そして、この爪部25の突起部28が、バンパサイドブラケット4がフロントフェンダパネル3の座面壁6に固定された状態で、後述するフロントフェンダパネル3の端壁7に設けられた爪係止用穴30に係止されるよう構成されている(図9参照)。このように、一対の爪部25は、図9に示すように、端壁7に向かって起立した状態と切り欠き26を起点に弾性変形された傾倒状態(図9の破線)とで変位可能とされており、起立状態でフロントフェンダパネル3の端壁7(爪係止用穴30)に係止され、傾倒状態で端壁7(爪係止用穴30)から係止が外れる仕組みとなっている。
なお、夫々の爪部25の先端には、車両内側の角部が面取りされて爪部25の高さが車両内側に向かって次第に低くなる傾斜部27が形成されている。
本実施形態では、フロントフェンダパネル3にフロントバンパ5を固定する際には、まずフロントフェンダパネル3にバンパサイドブラケット4を固定した後に、フロントバンパ5を固定する。
図7を用いて、バンパサイドブラケット4のフロントフェンダパネル3への固定要領を説明する。
図7に示すように、フロントフェンダパネル3の端壁7には、爪部25の先端が係止される矩形状の爪係止用穴30が設けられている。
そして、バンパサイドブラケット4をフロントフェンダパネル3に固定する場合には、図7(a)の取付方向矢印に示すように、バンパサイドブラケット4をフロントフェンダパネル3の座面壁6に向かって車両外側から内側に移動させる。
図7(a)に示すように、フロントフェンダパネル3の表面3aの車両前側端部31に、爪部25の先端の傾斜部27を当接させ、更にバンパサイドブラケット4を車両内側に押し込むと、爪部25の傾斜部27がフロントフェンダパネル3(端壁7)に押し付けられ、爪部25には、凹部4c側への力が作用する。このとき、一対の爪部25が車両内側の間隔が車両外側の間隔よりも短くなるように斜めに傾斜して配置されていることから、図7(b)、(C)に示すように、先端が互いに近づく方向に撓んで傾倒される。具体的には、爪部25が基端部の内側(一対の爪部25の互いに向かい合う面)に設けた切り込み26で弾性変形することで凹部4cの内側に傾倒される。
そして、前述のようにフロントフェンダパネル3の座面壁6のバンパサイドブラケット固定用穴8にバンパサイドブラケット4の突出部10を挿入し、固定面4bが座面壁6に当接する位置までバンパサイドブラケット4を押し込むと、爪部25と爪係止用穴30とが対向した状態とされる。爪部25と爪係止用穴30とが対向すると爪部25への押し付けが開放され、図7(d)に示すように、爪部25が傾倒状態から起立状態に復帰される。これにより、爪部25の先端が爪係止用穴30に入り込み、爪部25の先端の突起部28が、フロントフェンダパネル3の端壁7の爪係止用穴30の縁部に係止される。これによってバンパサイドブラケット4がフロントフェンダパネル3に位置決めされた状態で仮保持される。
この状態で、バンパサイドブラケット4のねじ穴11にねじ12を締め付けることで、バンパサイドブラケット4はフロントフェンダパネル3の座面壁6と端壁7の両方に固定される。
図8は、フロントバンパ5の後端部の形状を示す斜視図である。図9は、フロントバンパ5係止後のバンパサイドブラケット4の爪部25の係止状態を示す説明図である。なお、図9は、フロントバンパ5固定後の状態での爪部25の付近の係止状態を示している。
図8に示すように、フロントバンパ5の後端部の差込壁13には、バンパサイドブラケット4の突起部20が係止される孔32と、1対の爪部25の間に差し込まれる爪間差込部33が形成されている。
爪間差込部33は、爪部25の先端の突起部28がフロントフェンダパネル3の端壁7の爪係止用穴30の縁部に係止された状態で、一対の爪部25の間に略隙間無く差し込まれるように形成されている。
そして、図9に示すように、固定されたバンパサイドブラケット4とフロントフェンダパネル3の端壁7との間に差込壁13を挿入することで、バンパサイドブラケット4に設けられている支持部21及び受け部22に差込壁13が支持されるとともに、突起部20が孔32に係止されて、フロントバンパ5の後端部がフロントフェンダパネル3に固定される。このとき、爪間差込部33が一対の爪部25の間に差し込まれるので、差込壁13が挿入されている状態では、爪部25の凹部4c内側への撓み(傾倒)が規制され、爪部25と端壁7との係止が確保される。
以上のように、本実施形態では、バンパサイドブラケット4がフロントフェンダパネル3の座面壁6と端壁7の両方に固定される。したがって、座面壁6及び端壁7のいずれか一方に固定される従来の構成よりも、バンパサイドブラケット4の位置決めが正確に行われる。更に、フロントフェンダパネル3の座面壁6と端壁7との間(屈曲部分)での変形がバンパサイドブラケット4によって抑制されるので、フロントフェンダパネル3が薄くても、座面壁6と端壁7との間の角度を常に一定に保つことができる。ゆえにバンパサイドブラケット4(支持面4a)とフロントフェンダパネル3の端壁7との隙間、すなわち、フロントバンパ5(差込壁13)とフロントフェンダパネル3(端壁7)との合わせ面における隙間が拡がることを防ぐことができ、見栄えの向上を図ることができる。また、バンパサイドブラケット4は、爪部25を端壁7の爪係止用穴30に係止することでフロントフェンダパネル3に仮保持状態とされるので、バンパサイドブラケット4を座面壁6に固定する際の位置決めおよび固定作業を容易に行うことができる。
更に、バンパサイドブラケット4において、爪部25が爪係止用穴30に係止される起立状態と、爪係止用穴30から係止が外れる傾倒状態とで変位可能な構成、具体的には、爪部25の基端部に切り込み26を設けるとともに爪部25の先端に切り込み26と反対側に向かって突出する突起部28を設け、爪部25が切り込み26で弾性変形して係倒されることで爪係止用穴30から突起部28の係止が外れるような構成としたので、フロントフェンダパネル3とバンパサイドブラケット4とをさらに容易に固定することができる。
特に、爪部25の先端の角部に傾斜部27が施されているとともに爪部25が斜めに配置されていることで、爪部25の先端をフロントフェンダの前端部に当接させながらバンパサイドブラケット4を車両外側から内側に押し込むことで、自動的に爪部25が互いに近づくように凹部4cの内側に傾倒される。これにより、爪部25の先端が端壁7の爪係止用穴30に容易に挿入されるので、バンパサイドブラケット4の固定及び位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、上記のように、爪間差込部33によって差込壁13が挿入されている状態では、爪部25の凹部4c内側への傾倒が規制され、爪部25と端壁7との係止が確実に確保されるので、以上の構成により、バンパサイドブラケット4とフロントフェンダパネル3との固定構造を強固にかつ精度の良いものとすることができる。
なお、上述した一実施形態における各構成等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。
また、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、例えば上記の実施形態では、フロントバンパ5をフロントフェンダパネル3に固定する固定構造に本発明を適用したが、これに限らず、リヤバンパをリヤフェンダパネルに固定する構造に適用してもよい。
また上記実施形態では、車両前後方向において隣接するバンパ端部とフェンダパネル端部とを固定する構造に本発明を適用したが、これに限らず、車両上下方向において隣接するバンパ端部とフェンダパネル端部とを固定する構造に本発明を適用してもよい。
本発明は、バンパとフェンダパネルとを固定する固定構造に広く適用することができる。
3 フロントフェンダパネル(フェンダパネル)
4 バンパサイドブラケット
5 フロントバンパ(バンパ)
6 座面壁
7 端壁
13 差込壁
25 爪部
27 傾斜部
28 突起部
30 爪係止用穴
33 爪間差込部

Claims (3)

  1. 端部同士が連なって隣接配置されるバンパおよびフェンダパネルと、
    前記フェンダパネルの端部に形成され、当該フェンダパネルの裏面側へ延びる端壁を介して前記バンパ側へ向かって延びる座面壁と、
    前記端壁と離間対向して前記座面壁に固定されるバンパサイドブラケットと、
    前記バンパの端部から当該バンパの裏面側へ突き出るように設けられ、前記端壁と前記バンパサイドブラケットとの間に差し込まれて当該バンパサイドブラケットに支持される差込壁と、
    を備える車両のバンパ固定構造であって、
    前記バンパサイドブラケットには、前記端壁側に向かって延びる爪部が互いに間隔を置いて一対設けられるとともに、前記端壁には、前記爪部が係止される爪係止用穴が設けられ、
    前記爪部には、その基端部に切り込み部が設けられるとともに、先端に前記切り込み部と反対側に突出されて前記爪係止用穴の縁部に係止される突起部が設けられ、
    前記切り込み部が前記一対の爪部の一方の爪部と他方の爪部とで互いに向い合うよう設けられるとともに、前記突起部が前記一対の爪部の一方の爪部と他方の爪部とで互いに反対方向に突出するよう設けられ、
    前記爪部は、前記切り込み部で弾性変形されることで、前記突起部の突出方向と反対側に傾倒されるよう構成され、
    前記一対の爪部は、互いの爪部の間隔が、車両外方側よりも車両内方側が短くなるように傾斜して前記バンパサイドブラケットに配置され、
    前記バンパサイドブラケットは、前記爪部が前記端壁の前記爪係止用穴に係止されて仮保持された状態で前記座面壁に固定されることを特徴とする車両のバンパ固定構造。
  2. 前記差込壁には、当該差込壁が前記端壁と前記バンパサイドブラケットとの間に差し込まれた際に前記爪係止用穴に係止された前記一対の爪部の間に挿入されて、前記一対の爪部の互いに近づく方向への傾倒を阻止する爪間差込部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の車両のバンパ固定構造。
  3. 前記爪部の先端には、車両内方側の角部が面取りされて形成された傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のバンパ固定構造。
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