JP6432372B2 - 音響センサ - Google Patents

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    • H04R31/006Interconnection of transducer parts

Description

本願は、音響センサを開示する。
従来、小型のマイクロフォンとしてECM(Electret Condenser Microphone)と呼ば
れる音響センサを利用したものが使用されていた。しかし、ECMは熱に弱く、また、デジタル化への対応や小型化といった点で、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造される音響センサを利用したマイクロフォン(MEMSマイクロフォン)の方が優れていることから、近年では、MEMSマイクロフォンの採用が増えつつある(例えば、特許文献1−4を参照)。
特開2007−228352号公報 特開2007−243768号公報 特表2009−523341号公報 米国特許出願公開第2013/016859号明細書
音響センサの一種に、音波を受けて振動する振動電極膜を、電極膜が固定されたバックプレートに空隙を介して対向配置した形態をMEMS技術で実現したものがある。このような音響センサは、例えば、基板の上に振動電極膜、および振動電極膜を覆うような犠牲層を形成した後、犠牲層の上にバックプレートを形成し、その後に犠牲層を除去することにより実現できる。MEMSは半導体製造技術を応用したものなので、極めて小さい音響センサを得ることができる。しかし、一般にMEMS技術を用いて作製した音響センサは、微弱な圧力を検知するために薄膜化した振動電極膜やバックプレートで構成される。そして、音響センサは、単に圧力を検知するセンサ等とは異なり、振動電極膜を基板から浮かせてベントホールを形成することで音響特性を改善しているため、振動電極膜を支持する部材は軟化させる必要がある。このため、音響センサは、強度的に弱くなりやすい傾向にあり、それらの耐衝撃性を確保することが難しい。それに対し、振動電極膜やバックプレートの中でも構造的に応力の加わりやすい部分を強固にすることも考えられるが、特定の部位を強固にすることは、他の部位に加わる応力を高める虞がある。
そこで、本発明は、各部に生ずる応力を抑制しながら振動電極膜およびバックプレートの耐衝撃性能を改善することを解決課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、バックプレートと半導体基板との間に振動電極膜を備えた音響センサにおいて、音圧に感応して振動する板状の振動部をバックプレートに固定する固定手段の少なくとも一部として、振動部の縁から突き出る梁の突端に設けられた突端固定部を有しており、バックプレートの縁は、少なくとも突端固定部の周囲の一部を取り囲むように形成することにした。
詳細には、半導体基板の表面に対向するように配設された固定板と該固定板に設けられた固定電極膜からなるバックプレートと、前記バックプレートと空隙を介して対向するように配設された振動電極膜と、を備え、音響振動を前記振動電極膜と前記固定電極膜の間
の静電容量の変化に変換して検出する音響センサにおいて、前記振動電極膜は、音圧に感応して振動する板状の振動部を有し、前記振動部の縁から突き出る梁の突端に設けられた突端固定部を少なくとも一部に有する一又は複数の固定部からなる固定手段によって前記バックプレートに固定されており、前記バックプレートの縁は、少なくとも前記突端固定部の周囲の一部を取り囲むように形成されていることを特徴とする。
上記音響センサであれば、振動部の縁から突き出る梁の突端に設けられた突端固定部を少なくとも一部に有する固定手段によって振動部がバックプレートに固定されているので、例えば、半導体製造プロセスによって形成される振動部の熱膨張率等に起因する残留応力が梁によって緩和され、バックプレートの変形が防止される。また、バックプレートのうち振動電極膜を吊り下げている部位は、バックプレートの縁が固定部の周囲を取り囲む構造になっているので、バックプレートの中でも比較的剛性の高い部位となっており、振動電極膜が吊り下げられていても比較的変形しにくい部位である。
上記音響センサは、このように、振動電極膜の固定部が梁の突端にあり、更に固定部の周囲の一部を袋小路状に取り囲んでいるバックプレートの袋小路部分に固定部が固定されているため、振動部の残留応力が梁によって緩和されることでバックプレートの変形が防止される。そして、バックプレートに吊り下げられている振動電極膜がバックプレートの変形に追従でき、また、半導体基板からの応力や歪みが振動電極膜に直接伝わりにくいので、各部に生ずる応力を抑制しながら振動電極膜およびバックプレートの耐衝撃性能を改善することができる。
なお、前記固定手段のうちの少なくとも一つの固定部において、前記バックプレートにおける前記振動電極膜が固定された側と反対側には補強部が設けられたことを特徴としてもよい。このような音響センサであれば、補強部が設けられている固定部において、バックプレートの剛性が高まり、バックプレートの反りを抑制可能である。
また、前記固定手段の全ての前記固定部において、前記バックプレートにおける前記振動電極膜が固定された側と反対側には、補強部が設けられたことを特徴としてもよい。このような音響センサであれば、補強部が設けられている全ての固定部において、バックプレートに加わる荷重が振動電極膜の吊り下げ部分に集中するのを緩和することができる。
また、前記補強部のうちの少なくとも一つは、前記振動電極膜と導通しており前記振動電極膜の端子の機能を有することを特徴としてもよい。このような音響センサであれば、振動電極膜に導通する端子を補強部とは別途に設ける必要が無くなるので、音響センサの構成を簡略化できる。
また、前記固定部のうちの少なくとも一つについて、前記固定部が、より面積の小さい一群の分割固定部により形成されていることを特徴としてもよい。このような音響センサであれば、固定部が分割形成されていないものに比べ、固定部分に生じる応力を緩和することができる。
また、前記振動電極膜は、平面視において複数領域に分割されるとともに、該分割された領域毎に前記振動部が形成され、前記振動部のうち少なくとも一部の振動部の面積は、他の振動部の面積より小さく形成され、前記他の振動部より面積の小さい振動部は、縁に一箇所以上設けられた固定部において前記バックプレートに固定されたことを特徴としてもよい。このような音響センサであれば、面積が比較的小さいが故に剛性の高くなる振動部が、半導体基板よりも剛性の低いバックプレートに固定される形態となるので、例えば、落下などにより圧縮空気が加わった場合のバックプレートの変形に追従するように当該振動部も変形するために応力が緩和され、バックプレートよりも剛性の高い半導体基板に
固定する場合に比べて振動部に加わる応力が緩和される。
また、本発明は、例えば、半導体基板の表面に対向するように配設された固定板と該固定板に設けられた固定電極膜からなるバックプレートと、前記バックプレートと空隙を介して対向するように配設された振動電極膜と、を備え、前記振動電極膜が平面視において複数領域に分割されるとともに、該分割された領域毎に、音響振動を前記振動電極膜と前記固定電極膜との間の静電容量の変化に変換する振動部が形成され、前記振動部のうち少なくとも一部の振動部の面積は、他の振動部の面積より小さく形成され、前記他の振動部より面積の小さい振動部は、縁に一箇所以上設けられた固定部において前記バックプレートに固定されたことを特徴とする音響センサであってもよい。このような音響センサであれば、面積が比較的小さいが故に剛性の高くなる振動部が、半導体基板よりも剛性の低いバックプレートに固定される形態となるので、バックプレートよりも剛性の高い半導体基板に固定する場合に比べて振動部に加わる応力が緩和される。
上記の音響センサであれば、各部に生ずる応力を抑制しながら振動電極膜およびバックプレートの耐衝撃性能を改善することができる。
図1は、実施形態に係る音響センサの一例を示した斜視図である。 図2は、音響センサの内部構造の一例を示した分解斜視図である。 図3は、固定部付近の内部構造の拡大図の一例である。 図4は、バックプレートが反った場合における固定部付近の内部構造の拡大図の一例である。 図5は、振動電極膜に過大な圧力が加わった場合における固定部付近の内部構造の拡大図の一例である。 図6は、固定部付近の変形例を示した図である。 図7は、固定部付近を補強する場合の変形例を示した図である。 図8は、梁の変形例を示した図である。 図9は、振動電極膜がスリットによって2分割されていない音響センサを示した図の一例である。 図10は、振動部が円形の音響センサを示した図の一例である。 図11は、振動部の固定部分の形状と強度との関係を示した比較結果の一例であり、振動部に音圧を加えて亀裂が生じた時の音圧の大きさを比較して示したものである。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、実施形態に係る音響センサ1の一例を示した斜視図である。また、図2は、音響センサ1の内部構造の一例を示した分解斜視図である。音響センサ1は、MEMS技術を利用して作製された静電容量型の音響センサであり、バックチャンバー2が設けられたシリコン基板(半導体基板)3に振動電極膜(ダイヤフラム)4およびバックプレート5を積層した積層体である。バックプレート5のシリコン基板3側には固定電極膜7a,7bが成膜されている。また、固定電極膜7a,7bのシリコン基板3側に配置される振動電極膜4は、固定電極膜7aに対向する振動部8aと、固定電極膜7bに対向する振動部8bとに分かれている。振動部8aと振動部8bは、振動部8aに比べて振動部8bの面積が小さく形成されている。
バックプレート5には複数のアコースティックホール(音孔)が全面的に設けられている(図1や図2に示すバックプレート5の網掛けの各点が個々のアコースティックホールに相当する)。また、固定電極膜7a,7bには、各々引出配線9a,9bを通じて電気的に接続される固定電極パッド11a,11bが設けられている。
シリコン基板3は、例えば、単結晶シリコンによって形成される基板である。シリコン基板3には、表面から裏面へ貫通する貫通孔によって形成されるバックチャンバー2が形成されている。
振動電極膜4は、例えば、導電性のポリシリコンによって形成される膜である。振動電極膜4は、スリット10によって分割形成された略正方形の振動部8aおよび略長方形の振動部8bを有する薄膜であり、振動する各振動部8a,8bの隅の方に固定部12a,12bが設けられている。そして、振動電極膜4は、各振動部8a,8bがバックチャンバー2を覆うようにしてシリコン基板3のバックプレート5側に配置されており、振動部8aが複数の固定部12aからなる固定部群13a(本願でいう「固定手段」の一例である)によってバックプレート5に吊り下げ状態で固定され、振動部8bが固定部群13bによってバックプレート5に吊り下げ状態で固定されている。振動部8aと振動部8bはスリット10に分割されたものであるが、振動部8aの隅と振動部8bの隅にある連絡部14を通じて構造的にも電気的にも繋がっている。固定部群13bは、面積の小さい固定部12b(本願でいう「分割固定部」の一例である)が複数集まったように形成されている。
振動電極膜4の各振動部8a,8bは、音圧に感応して振動電極膜4の法線方向に振動する。そして、振動部8aと振動部8bは面積が互いに異なるため、感応する音圧が異なる。例えば、振動部8aに比べて面積が小さい振動部8bは、振動部8aよりも大きな音に感応して振動部8aの法線方向に振動する。バックプレート5に設けられている固定電極膜7aは、振動部8aのうち四隅の固定部12aを除いた振動する部分に対向するように設けられている。また、バックプレート5に設けられている固定電極膜7bも固定電極膜7aと同様、振動部8bのうち長手方向の両端にある固定部12bを除いた振動する部分に対向するように設けられている。振動部8aの四隅にある固定部12aや振動部8bの両端にある固定部12bは固定されているが故に音圧に感応して振動せず、振動電極膜4と固定電極膜7a,7bとの間の静電容量の変化に寄与しないためである。
音響センサ1に音が届くと、音がアコースティックホールを通過し、振動電極膜4の各振動部8a,8bに音圧を加える。このアコースティックホールにより、音圧が振動電極膜4の各振動部8a,8bに印加されるようになる。また、アコースティックホールが設けられることにより、バックプレート5と振動電極膜4との間のエアーギャップ中の空気が外部に逃げやすくなり、熱雑音が軽減され、ノイズを減少することができる。
音響センサ1においては、上述した構造により、音を受けて振動電極膜4が振動し、振動電極膜4の各振動部8a,8bと固定電極膜7a,7bとの間の距離が変化する。振動電極膜4の各振動部8a,8bと固定電極膜7a,7bとの間の距離が変化すると、振動電極膜4の各振動部8a,8bと固定電極膜7a,7bとの間の静電容量が変化する。よって、振動電極膜4と固定電極膜7a,7bとの間に直流電圧を印加しておき、上記静電容量の変化を電気的な信号として取り出すことにより、音圧を電気信号として検出することができる。
図3は、固定部12a付近の内部構造の拡大図の一例である。振動電極膜4の四隅にある固定部12aは、図3に示すように、音圧に感応して振動する振動部8aの縁から突き出る梁15の突端に設けられている。よって、固定部12aは、「突端固定部」というこ
ともできる。そして、固定部12aは、スペーサ16を介してバックプレート5に固定されている。また、梁15は、上面視矩形状の振動部8aの縁のうち角の部分から突き出ており、振動部8aの表面に沿って延在する細長い低剛性な部位であり、バックプレート5と振動部8aとの間で固定部12aを介して相互に作用し合う応力を緩和する。また、バックプレート5の縁17は、固定部12aの周囲を取り囲むように形成されている。よって、梁15および固定部12aは、バックプレート5とシリコン基板3とによって形成される袋小路状の空間内に配置された状態になっている。そこで、バックプレート5のうち梁15および固定部12aを取り囲んでいる部位を、以下、袋小路部分18と呼ぶことにする。
図4は、バックプレート5が反った場合における固定部12a付近の内部構造の拡大図の一例である。バックプレート5は、各種の応力や各部位の材質の相違による熱膨張係数差によって発生する力によるモーメントで反ってしまう場合や、バックチャンバー2の開口により変形し得るシリコン基板3の変形の影響を受けてバックプレート5が反ってしまう場合がある。バックプレート5が反ると、スペーサ16を介してバックプレート5に固定されている振動電極膜4にも理論上は影響が及び得る。しかし、本実施形態に係る音響センサ1は、振動部8aの縁のうち角の部分から突き出る梁15を介して振動部8aがバックプレート5に固定されているため、バックプレート5の変形による影響が梁15によって緩和される。また、バックプレート5のうち振動電極膜4を吊り下げている部位は、縁17が固定部12aの周囲を取り囲む構造になっており、更にバックプレート5の下面側に振動電極膜4を吊り下げるためのスペーサ16が設けられているので、バックプレート5の中でも比較的剛性の高い部位となっており、バックプレート5全体が反っても比較的変形しにくい部位であると言える。本実施形態に係る音響センサ1は、このように、固定部12aが梁15の突端にあり、更に固定部12aの周囲を取り囲んでいるバックプレート5の袋小路部分18に固定部12aが固定されているため、バックプレート5の変形による振動電極膜4への影響を最小限に抑えることができ、振動電極膜4およびバックプレート5の耐衝撃性能を改善することができる。また、バックプレート5のうち振動電極膜4を吊り下げている部位は、縁17が固定部12aの周囲を取り囲む構造になっており、バックプレート5の中でも比較的剛性の高い部位となっているので、振動電極膜4の吊り下がりによるバックプレート5の反りが抑制される。
また、本実施形態に係る音響センサ1は、以下のような効果も有する。すなわち、本実施形態に係る音響センサ1は、振動部8aが梁15を介してバックプレート5に固定されているため、半導体製造プロセスにおける熱膨張率の相違等に起因し、振動電極膜4の振動部8aに残留応力を生じるような伸縮があっても、振動部8aから固定部12aへ伝わる残留応力が、剛性の低い梁15において吸収される。この結果、振動電極膜4の振動部8aから固定部12aへ伝わる残留応力は緩和され、振動電極膜4およびバックプレート5の耐衝撃性能の改善が図られる。
図5は、振動電極膜4に過大な圧力が加わった場合における固定部12a付近の拡大図の一例である。本実施形態に係る音響センサ1は、各振動部8a,8bがバックチャンバー2を覆うようにしてシリコン基板3の上側に振動電極膜4が配置されている。そして、バックプレート5に固定される固定部12aは振動部8aの縁のうち角の部分から突き出る梁15を介してバックプレート5に固定されている。よって、固定部12aとバックチャンバー2の開口部の縁との間は、梁15の長さ分だけ離間する。このため、例えば、図5に示されるように、振動部8aに過大な圧力が加わって振動部8aがバックチャンバー2側へ押圧されても、振動部8aがバックチャンバー2の開口部の縁に接触し、梁15が大きく変形することはない。したがって、応力の集中しやすい梁15や固定部12aの応力集中が緩和され、振動電極膜4およびバックプレート5の耐衝撃性能の改善が図られる。
図6は、固定部12a付近の変形例を示した図である。上記実施形態に係る音響センサ1は、例えば、図6に示されるように、振動電極膜4を吊り下げる部位を、スペーサ16の代わりにバックプレート5の一部が形成してもよい。スペーサ16を例えば酸化シリコン膜で形成する場合、スペーサ16の形状がウェットエッチングの時間に左右されるため、スペーサ16の形状が一意に定まらない可能性がある。この点、例えば、酸化シリコン膜よりも耐食性、耐摩耗性に優れる窒化シリコン膜を使って形成されるバックプレート5の一部に、振動電極膜4を吊り下げる部位をスペーサ16の代わりに設ければ、振動電極膜4が意図しない形状のスペーサ16によって固定されることがない。
振動電極膜4を吊り下げる部位をバックプレート5の一部が形成する場合、例えば、図6に示されるように、バックプレート5の下側の面のうち、固定部12a,12bに対向する部位に、下方へ向けて突出する突出部19を形成し、スペーサ16の代わりとすることができる。突出部19は、様々な形状のものを適用可能であるが、バックプレート5の形成に用いる窒化シリコン膜の成膜性や、バックプレート5の膜厚、固定部12a,12bの固定部分の面積の確保といった各種の観点に鑑みれば、例えば、図6に示されるように、円筒状のものが好ましい。
図7は、固定部12a付近を補強する場合の変形例を示した図である。上記実施形態あるいは変形例に係る音響センサ1は、例えば、図7に示すように、固定部12aにおいて、バックプレート5における振動電極膜4が固定された側と反対側に、金属膜からなる補強部20を設けてもよい。振動電極膜4を吊り下げるバックプレート5には、振動電極膜4の荷重がスペーサ16あるいは突出部19を介して加わる。そこで、バックプレート5の固定部12aや固定部12bといった適宜の箇所に、金属膜からなる補強部20を設ければ、振動電極膜4を吊り下げている部分のバックプレート5の強度が高くなる。なお、補強部20は、金属膜の代わりにポリシリコンで形成してもよい。
なお、補強部20を設ける箇所に円筒状の突出部19が設けられている場合、補強部20は、例えば、図7に示されるように、円筒状の突出部19の内外に形成される。よって、例えば、補強部20を形成する前の突出部19の下部に、バックプレート5の上面側と振動電極膜4の固定部12aとを連通する孔が設けられていれば、金属膜からなる補強部20が突出部19の下部の孔を通じて振動電極膜4と電気的に繋がる。この場合、補強部20は、振動電極膜4の端子として機能することができる。
なお、補強部20は、固定部12aや固定部12bといった適宜の箇所に設けることが可能であるが、音圧を受けて振動する振動部8a,8bの面内において均一に静電容量が変化し、音を良好に検出できるようにするには、バックプレート5と振動部8a,8bの非対称な反りが抑制されるように、補強部20同士が互いに振動部8a,8bの中心部分を中心として対称に配置されることが好ましい。
図8は、梁15の変形例を示した図である。梁15は、バックプレート5と振動部8aとの間で固定部12aを介して相互に作用し合う応力を緩和する役割を司る部位であるため、よって、梁15は適宜な剛性を有するように調整されていることが好ましい。よって、梁15は、例えば、振動部8aから固定部12aへ至るまで一定の横幅を呈する図8(A)のような形態であってもよいが、図8(A)の形態よりも更に剛性を低くしたい場合は以下のような形態を採用してもよい。すなわち、例えば、図8(B)に示すように、振動部8aから固定部12aへ至るまでの間の横幅を細くして剛性を低下させてもよい。また、例えば、図8(C)に示すように、梁15に孔を多数設けて剛性を低下させてもよい。また、例えば、図8(D)に示すように、梁15を長くして剛性を低下させてもよい。
ところで、上記実施形態や各変形例の音響センサ1は、2つの振動部8a,8bを有していたが、本願で開示する音響センサはこのような形態に限定されるものではない。図9は、振動電極膜4がスリット10によって2分割されていない音響センサを示した図の一例である。上記実施形態や各変形例の音響センサ1は、例えば、図9に示されるように、スリットによって2分割されていない振動電極膜4’を備える音響センサ1’とすることもできる。
本変形例に係る音響センサ1’は、図9に示されるように、上面視略正方形の振動部8’を有する振動電極膜4’を備えている。そして、振動電極膜4’は、振動部8’の縁のうち四隅の角から各々突き出る梁15’の突端に固定部12’(「突端固定部」の一例である)を有している。固定部12’がバックプレート5’に固定されることにより、振動電極膜4’は、バックプレート5’から吊り下げられた形態となる。また、バックプレート5’の縁は、固定部12a’の周囲を取り囲むように形成されている。
本変形例に係る音響センサ1’も上記実施形態や各変形例の音響センサ1と同様、固定部12’が梁15’の突端にあり、更に固定部12’の周囲を取り囲んでいるバックプレート5’の袋小路部分に固定部12’が固定されるため、バックプレート5’の変形による振動電極膜4’への影響を最小限に抑えることができ、振動電極膜4’およびバックプレート5’の耐衝撃性能を改善することができる。
ところで、上記実施形態や各変形例の音響センサ1,1’は、矩形の振動部8a,8b,8’を有していたが、本願で開示する音響センサはこのような形態に限定されるものではない。図10は、振動部が円形の音響センサを示した図の一例である。上記実施形態や各変形例の音響センサ1,1’は、例えば、図10に示されるように、円形の振動部8”を有する振動電極膜4”を備えた音響センサ1”とすることもできる。振動部8”が円形であっても、振動部8”の縁から突き出る梁15”の突端の固定部12”がバックプレート5”に固定され、振動電極膜4”がバックプレート5”に吊り下げられており、更にバックプレート5”が固定部12”の周囲を取り囲むように形成されていれば、上記実施形態や各変形例の音響センサ1,1’と同様、振動電極膜4”およびバックプレート5”の耐衝撃性能を改善することができる。
以下、上記実施形態や各変形例に係る音響センサ1,1’,1”の効果を検証したので、その結果を以下に示す。
<検証1>
図11は、振動部の固定部分の形状と強度との関係を示した比較結果の一例であり、振動部に音圧を加えて亀裂が生じた時の音圧の大きさを比較して示したものである。図11に示す比較例Aは、振動電極膜をシリコン基板に固定した場合の強度を示している。また、図11に示す比較例Bは、振動電極膜をバックプレートに吊り下げるように固定した場合の強度を示している。また、実施例は、上記実施形態に係る振動部8bのように、振動電極膜をバックプレートに吊り下げる固定部分を、より面積の小さい一群の固定部によって形成した場合の強度を示している。
例えば、主に大音量の音を検知する振動部8bのように、面積の比較的小さい振動部は、面積の大きい振動部に比べると小型なので剛性が高くなる。よって、振動部の面積が小さくなって振動部自体の剛性が高まると、振動部に亀裂が生じやすくなる。したがって、図11に示す比較例Aと比較例Bおよび実施例とを比較すると明らかなように、シリコン基板より剛性の低いバックプレートに振動部を固定した比較例Bおよび実施例は、バックプレートに吊り下げられている振動部がバックプレートの変形に追従できるため、剛性の高いシリコン基板に振動部を固定した比較例Aに比べて約2倍程度の耐衝撃性能を呈する
ことが判る。また、振動部をバックプレートに吊り下げる固定部分を、より面積の小さい一群の固定部によって形成した実施例は、固定部が分割されていない比較例2よりもやや高い耐衝撃性能を呈することが判る。実施例が比較例2よりも強度が高い理由は、固定部の分割により、固定部分に生じる応力が緩和されるためと推定される。
1,1’,1”・・音響センサ:2・・バックチャンバー:3・・シリコン基板:4,4’,4”・・振動電極膜:5,5’,5”・・バックプレート:7a,7b・・固定電極膜:8a,8b,8’,8”・・振動部:9a,9b・・引出配線:10・・スリット:11a,11b・・固定電極パッド:12a,12b,12’,12”・・固定部:13a,13b・・固定部群:14・・連絡部:15,15’・・梁:16・・スペーサ:17・・縁:18・・袋小路部分:19・・突出部:20・・補強部

Claims (5)

  1. 半導体基板の表面に対向するように配設された固定板と該固定板に設けられた固定電極膜からなるバックプレートと、
    前記バックプレートと空隙を介して対向するように配設された振動電極膜と、
    を備え、
    音響振動を前記振動電極膜と前記固定電極膜の間の静電容量の変化に変換して検出する音響センサにおいて、
    前記振動電極膜は、音圧に感応して振動する板状の振動部を有し、前記振動部の縁から突き出る梁の突端に設けられた突端固定部を少なくとも一部に有する一又は複数の固定部からなる固定手段によって前記バックプレートに固定されており、
    前記バックプレートの縁は、少なくとも前記突端固定部の周囲の一部を取り囲むように形成されており、
    前記固定手段のうちの少なくとも一つの固定部において、前記バックプレートにおける前記振動電極膜が固定された側と反対側には補強部が設けられたことを特徴とする音響センサ。
  2. 半導体基板の表面に対向するように配設された固定板と該固定板に設けられた固定電極膜からなるバックプレートと、
    前記バックプレートと空隙を介して対向するように配設された振動電極膜と、
    を備え、
    音響振動を前記振動電極膜と前記固定電極膜の間の静電容量の変化に変換して検出する音響センサにおいて、
    前記振動電極膜は、音圧に感応して振動する板状の振動部を有し、前記振動部の縁から突き出る梁の突端に設けられた突端固定部を少なくとも一部に有する一又は複数の固定部からなる固定手段によって前記バックプレートに固定されており、
    前記バックプレートの縁は、少なくとも前記突端固定部の周囲の一部を取り囲むように形成されており、
    前記固定手段の全ての前記固定部において、前記バックプレートにおける前記振動電極膜が固定された側と反対側には補強部が設けられたことを特徴とする音響センサ。
  3. 前記補強部のうちの少なくとも一つは、前記振動電極膜と導通しており前記振動電極膜
    の端子の機能を有することを特徴とする請求項またはに記載の音響センサ。
  4. 前記固定部のうちの少なくとも一つについて、前記固定部が、より面積の小さい一群の分割固定部により形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の音響センサ。
  5. 前記振動電極膜は、平面視において複数領域に分割されるとともに、該分割された領域毎に前記振動部が形成され、
    前記振動部のうち少なくとも一部の振動部の面積は、他の振動部の面積より小さく形成され、
    前記他の振動部より面積の小さい振動部は、縁に一箇所以上設けられた固定部において前記バックプレートに固定されたことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の音響センサ。
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