JP4737721B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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本発明はコンデンサマイクロホンに関し、特に半導体膜を用いたコンデンサマイクロホンに関する。
従来、半導体デバイスの製造プロセスを応用して製造可能なコンデンサマイクロホンが知られている。コンデンサマイクロホンは、プレートと音波によって振動するダイヤフラムのそれぞれに電極を有し、プレートとダイヤフラムとは絶縁性のスペーサによって互いに離間した状態で支持されている。コンデンサマイクロホンは、ダイヤフラムの変位による静電容量の変化を電気信号に変換して出力する。コンデンサマイクロホンの感度は、電極間距離に対するダイヤフラムの変位の割合を増大させ、スペーサのリーク電流を低減し、寄生容量を低減することによって向上する。
特許文献1には、ダイヤフラムを単結晶エピタキシャル層で構成したコンデンサマイクロホンが開示されている。このコンデンサマイクロホンでは、ダイヤフラムを単結晶エピタキシャル層で構成することにより、ダイヤフラムの残留応力を低減し、コンデンサマイクロホンの感度を高めようとしている。しかしながら、一般に半導体デバイスの製造プロセスを応用したコンデンサマイクロホンの製造工程では、シリコン酸化膜上にダイヤフラムとしてのシリコン膜を形成し、ダイヤフラム形成後にシリコン酸化膜の一部を除去することにより、バックキャビティを形成したり、電極間の空隙を形成する。ところが、シリコン酸化膜上にシリコンをエピタキシャル成長させることは困難であり、特許文献1に記載されているようなコンデンサマイクロホンの製造は容易でない。
特許第2530305号公報
本発明は上述の問題を解決するために創作されたものであって、ダイヤフラムの残留応力が低減されている、感度の高いコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、第一プレートと、可動電極を有し音波によって振動するダイヤフラムと、一端が前記第一プレートに固定され他端が前記ダイヤフラムの近端部に固定され前記第一プレートと前記ダイヤフラムとの間に空隙を形成しているスペーサと、前記第一プレートと前記ダイヤフラムの外側に形成されている支持部と、前記第一プレートの端部から前記支持部まで伸びて前記支持部に接続され、前記第一プレートと前記ダイヤフラムと前記スペーサとからなる構造体を前記支持部に掛け渡し、前記ダイヤフラムの残留応力を変形により吸収している懸架部と、を備える
第一プレートとダイヤフラムとスペーサとからなる構造体は、第一プレートの端部から前記支持部まで伸びる懸架部によって支持部に掛け渡されている。この状態で、懸架部はダイヤフラムの残留応力を変形により吸収している。このようにしてダイヤフラムの残留応力を低減することにより、ダイヤフラムを音波によって大きな振幅で振動させることができるため、コンデンサマイクロホンの感度を高めることができる。
(2)前記第一プレートと前記ダイヤフラムとは同一材料で形成されることが望ましい。
第一プレートとダイヤフラムとを同一材料で形成することにより、第一プレートの残留応力とダイヤフラムの残留応力とを容易に制御することができる。第一プレートの残留応力とダイヤフラムの残留応力とを制御することにより、第一プレートとダイヤフラムとスペーサの構造体をダイヤフラムの残留応力に応じて大きく変形させることができるため、ダイヤフラムの残留応力を効果的に低減することができる。
(3)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、固定電極を有し、前記第一プレートの前記ダイヤフラムを挟んだ反対側で前記ダイヤフラムに対向して前記支持部に支持されている第二プレートをさらに備える
(4)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、支持部と、前記支持部に支持され固定電極を有するプレートと、可動電極を有し音波によって振動するダイヤフラムと、一端が前記プレートに固定され他端が前記ダイヤフラムの近端部に固定されて前記プレートと前記ダイヤフラムとの間に空隙を形成し、前記ダイヤフラムの残留応力を剪断変形により吸収しているスペーサと、を備える。
スペーサがダイヤフラムの残留応力を剪断変形により吸収することにより、残留応力が低減されたダイヤフラムを音波により大きな振幅で振動させることができるため、コンデンサマイクロホンの感度を高めることができる。
以下、複数の実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。各実施例において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付された他の実施例の構成要素と対応する。
(第一実施例)
図1は本発明の第一実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図である。図1(A)はバックプレート近傍の平面図である。本発明の第一実施例によるコンデンサマイクロホン1は、半導体製造プロセスを用いて製造される所謂シリコンマイクロホンである。コンデンサマイクロホン1は、図1(B)に断面図として描かれた感音部と、図1(B)に回路図として描かれた検出部とを備えている。以下、感音部の構成、検出部の構成、コンデンサマイクロホン1の作動、コンデンサマイクロホン1の製造方法の順に説明する。
(感音部の構成)
図1(A)に示すように、コンデンサマイクロホン1の感音部は、ダイヤフラム10、スペーサ20、バックプレート30、懸架部40、支持部50等から構成されている。
ダイヤフラム10は可動電極としても機能する導電膜104で構成されている。具体的には例えば、ダイヤフラム10は、厚さ0.2μm〜2.0μmの多結晶シリコン(以下、ポリシリコンという。)等の半導体膜である。尚、ダイヤフラム10は絶縁膜と可動電極としての導電膜とを含む複層膜で構成してもよい。
スペーサ20は絶縁膜106で構成されている。絶縁膜106は、例えばSiO2等の酸化膜である。具体的には例えば、スペーサ20は、厚さ2.0μm〜6.0μm(望ましく4.0μm程度)、径方向の幅5μm〜20μmの環状に形成されている。スペーサ20は、ダイヤフラム10とバックプレート30とに固定され、ダイヤフラム10とバックプレート30との間に空隙60を形成している。
具体的には、スペーサ20の一端22がバックプレート30の近端部に固定され、他端24がダイヤフラム10の近端部に固定されている。ここで近端部とは端部を含む端部に近い部分のことである。尚、図1(A)にダイヤフラム10及びバックプレート30の全周を固定している環状のスペーサ20を例示したが、C字状のスペーサを設けてもよいし、図2に示すようにダイヤフラム10の中央部とバックプレート30の中央部とを囲むように複数のスペーサ20を設けてもよい。
プレートとしてのバックプレート30は、導電膜110の絶縁膜106に固着している部分とその内側の部分とで構成されている。具体的には例えば、導電膜110は厚さ0.5μm〜2.5μmのポリシリコン膜である。導電膜110は固定電極としても機能する。バックプレート30には複数の通孔32が形成されている。通孔32は音源からの音波を通過させるためのものである。尚、バックプレート30は絶縁膜と固定電極としての導電膜とを含む複層膜で構成してもよい。
懸架部40は、導電膜110の絶縁膜108に固着していない部分であって、導電膜110のバックプレート30を構成している部分よりも外側の部分で構成されている。懸架部40はバックプレート30の外周から放射状に伸びる帯状である。
支持部50は、導電膜110の絶縁膜108に固着している部分と、絶縁膜108と、絶縁膜102と、基板100とで構成されている。絶縁膜102と絶縁膜108は、例えばSiO2等の酸化膜である。基板100は、例えば単結晶シリコン基板等の半導体基板である。支持部50には、基板100と絶縁膜102と絶縁膜108とを貫通する開口部52が形成されている。開口部52の内周面と導電膜104と絶縁膜106と導電膜110とにより形成されている凹部は、コンデンサマイクロホン1のバックキャビティとして機能する。
以上説明したように、ダイヤフラム10とバックプレート30とがスペーサ20により結合されることにより、ダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とは一つの構造体を形成している。したがって、ダイヤフラム10に応力が残留していると、上述の構造体はダイヤフラム10の残留応力に応じて変形しようとする。具体的には例えば、ダイヤフラム10に大きな引張応力が残留している場合、ダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とからなる構造体はダイヤフラム10を収縮させるように変形しようとする。
帯状の懸架部40の剛性は、ダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とからなる構造体の剛性より低い。そのため、懸架部40はダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とからなる構造体の上述した変形を妨げることなく、構造体の変形による変位を吸収する。すなわち、懸架部40はダイヤフラム10の残留応力をその変形により吸収する。
具体的には例えば、図3(A)に示すように、ダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とからなる構造体がダイヤフラム10の引張応力により収縮する場合、懸架部40は伸びることでダイヤフラム10の引張応力を吸収する。また図3(B)に示すように、ダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とからなる構造体がダイヤフラム10の圧縮応力により伸張する場合、懸架部40は縮むことでダイヤフラム10の圧縮応力を吸収する。このようにして懸架部40がダイヤフラム10の残留応力を緩和することにより、ダイヤフラム10を音波によって大きな振幅で振動させることができる。
また、懸架部40は上述の変形で残留応力が増大することにより、所定の剛性を有している。ここで所定の剛性とは、懸架部40が音波によって変形することによりコンデンサマイクロホン1の感度を低下させない程度の剛性を意味する。懸架部40が音波によって変形することで構造体が振動すると、ダイヤフラム10の音波による振幅が小さくなるからである。
尚、ダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とからなる構造体がダイヤフラム10の残留応力に応じて変形可能な限り、構造体を構成する膜の材料や形状は例示した材料や形状に限定されるものではない。
また、懸架部40は、ダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30とからなる構造体の変形による変位を変形することによって吸収可能な限り、どのような材料で形成されてもよく、どのような形状でもよい。例えば、図4に示すように導電膜110の中央部の外側に多数の通孔42を形成することにより、ダイヤフラム10より剛性の低い懸架部40を形成してもよい。また、懸架部40はダイヤフラム10の端部から伸びてもよい。
また、コンデンサマイクロホン1は、ダイヤフラム10がバックプレート30よりも音源側に位置し、ダイヤフラム10に直接音波が伝搬するように構成してもよい。
(検出部の構成)
ダイヤフラム10はバイアス電源回路1006に接続され、バックプレート30は抵抗器1000を介してグランドに接続されている。バックプレート30はプリアンプ1010の入力端にも接続されている。
具体的には例えば、ダイヤフラム10を構成している導電膜104と基板100とには、バイアス電源回路1006の出力端に接続されるリード線1004が接続されている。バックプレート30を構成している導電膜110には、抵抗器1000の一端に接続されるリード線1002が接続され、抵抗器1000の他端にはコンデンサマイクロホン1が実装されているプリント基板のグランドに接続されるリード線1008が接続されている。抵抗器1000としては抵抗値が大きなものを使用する。具体的には抵抗器1000は、Gルオーダーの電気抵抗を有するものが望ましい。また、バックプレート30と抵抗器1000とを接続しているリード線1002はプリアンプ1010の入力端にも接続されている。
(コンデンサマイクロホンの作動)
音波がバックプレート30の通孔32を通過してダイヤフラム10に伝搬すると、ダイヤフラム10は音波により振動する。ダイヤフラム10が振動すると、その振動によりバックプレート30とダイヤフラム10との間の距離が変化し、ダイヤフラム10とバックプレート30とにより形成されているコンデンサ(以下、マイクコンデンサという。)の静電容量が変化する。
ダイヤフラム10は上述したように抵抗値が大きい抵抗器1000に接続されているため、マイクコンデンサの静電容量がダイヤフラム10の振動により変化したとしても、マイクコンデンサに蓄積されている電荷が抵抗器1000を流れることは殆どない。すなわち、マイクコンデンサに蓄積されている電荷は変化しないものとみなすことができる。したがって、マイクコンデンサの静電容量の変化をダイヤフラム10とバックプレート30との間の電圧の変化として取り出すことができる。
コンデンサマイクロホン1は、ダイヤフラム10のグランドに対する電圧の変化をプリアンプ1010で増幅することにより、コンデンサの静電容量の極めてわずかな変化を電気信号として出力する。すなわち、コンデンサマイクロホン1は、ダイヤフラム10に加わる音圧の変化をマイクコンデンサの静電容量の変化に変換し、マイクコンデンサの静電容量の変化を電圧の変化に変換することにより、音圧の変化に相関する電気信号を出力する。
上述したようにダイヤフラム10の残留応力は懸架部40の変形により低減されている。この結果、ダイヤフラム10は音波により大きな振幅で振動するため、マイクコンデンサの静電容量の変化量は増大し、コンデンサマイクロホン1は音圧の変化を大きな振幅の電気信号として出力することができる。すなわち、ダイヤフラム10の残留応力を懸架部40の変形で吸収することにより、コンデンサマイクロホン1の感度を高めることができる。
(製造方法)
図5と図6は、コンデンサマイクロホン1の製造方法を示す模式図である。(A)は(B)のA5−A5線(図5(B1)参照)による断面図である。
はじめに、図5(A1)に示すように、基板100上に絶縁膜102を形成する。具体的には、基板100の表面に例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)等で絶縁材料を堆積させることにより、基板100上に絶縁膜102を形成する。尚、SOI基板を用いることにより、本工程は省略可能である。
次に、絶縁膜102上に導電膜104をCVD等で形成する。
次に、図5(B2)に示すように、導電膜104をパターニングすることにより、ダイヤフラム10を形成する。具体的には例えば、導電膜104のパターニングは以下のように行う。まず、導電膜104のダイヤフラム10として残存させる部分を覆い、導電膜103の不要な部分を露出させるレジスト膜105を導電膜103上にリソグラフィを用いて形成する。より具体的には、導電膜104にレジストを塗布してレジスト膜を形成する。そして所定形状のマスクを配置してレジスト膜に対して露光現像処理を施し、不要なレジスト膜を除去する。これにより、導電膜104上にレジスト膜105を形成する。レジスト膜の除去には、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)等のレジスト剥離液を用いる。次にレジスト膜105から露出する導電膜104をRIE(Reactive Ion Etching)等でエッチングすることにより、ダイヤフラム10を形成する。そしてレジスト膜105を除去する。
次に、図5(A3)に示すように、絶縁膜102上に導電膜104より厚い絶縁膜107をCVD等で形成する。後述する工程において、絶縁膜102及び絶縁膜107(以下、絶縁膜という。)を導電膜104及び導電膜110(以下、導電膜という)に対して選択的に除去するため、絶縁膜は導電膜に対して選択比の高い材料で形成する。例えば導電膜をポリシリコンで形成する場合は、絶縁膜はSiO2で形成すればよい。
また、絶縁膜を導電膜に対して選択的に除去する工程では、絶縁膜の一部を除去し絶縁膜のコンデンサマイクロホン1を構成する部分を残存させるため、絶縁膜102と絶縁膜107は同一材料で形成することが望ましい。絶縁膜102と絶縁膜107を同一材料で形成することにより、両者のエッチングレートを等しくできる。この結果、絶縁膜のエッチング量を容易に制御することが可能となる。
次に、絶縁膜107上に導電膜110をCVD等で形成する。例えば導電膜110はポリシリコン膜である。
次に、図6(B4)に示すように、導電膜110をパターニングすることにより、バックプレート30と懸架部40とを形成する。具体的には例えば、導電膜110のパターニングは、導電膜104のパターニングと同様にしてレジスト膜111から露出する導電膜110をRIE等でエッチングすることにより行う。
次に、図6(A5)に示すように、支持部50の開口部52を構成する開口部112を基板100に形成する。具体的には開口部112は、例えば以下に示すように形成する。まず、基板100の開口部112を形成する部位を露出させるレジスト膜113をリソグラフィを用いて形成する。次に、基板100のレジスト膜113から露出する部分をエッチングストッパ層としての絶縁膜102に達するまでDeepRIE等で除去することにより、基板100に開口部112を形成する。そしてレジスト膜113を除去する。
次に、図6(A6)に示すように、絶縁膜102の一部と絶縁膜107の一部とを除去することにより、支持部50の開口部52を構成する開口部114を絶縁膜102に形成し、絶縁膜107からスペーサ20を構成する絶縁膜106と支持部50を構成する絶縁膜108とを形成する。具体的には例えば、絶縁膜102及び絶縁膜107はウェットエッチングで除去する。絶縁膜102及び絶縁膜107をSiO2で形成した場合、エッチング液としてフッ酸等を用いればよい。エッチング液は基板100の開口部112、導電膜110に形成されている通孔32、導電膜110の隣り合う懸架部40の間に形成されている開口部等から絶縁膜102及び絶縁膜107に到達し、絶縁膜102及び絶縁膜107を溶解させる。これによりスペーサ20、支持部50及びダイヤフラム10とバックプレート30との間の空隙60が形成され、コンデンサマイクロホン1の感音部が得られる。
(第二実施例)
第二実施例によるコンデンサマイクロホンの各構成要素は、感音部の懸架部を除き、第一実施例のコンデンサマイクロホン1の対応する構成要素と実質的に同一である。
図7は、第二実施例によるコンデンサマイクロホンの懸架部の近傍を示す模式図である。第二実施例によるコンデンサマイクロホン2の懸架部240は、バックプレート30の端部から屈曲しながら支持部50まで伸びている(図7(A)参照)。この懸架部240の屈曲部分が変形することにより、ダイヤフラム10の残留応力が吸収される(図7(B)、(C)参照)。
(第三実施例)
第三実施例によるコンデンサマイクロホンの各構成要素は、感音部のスペーサを除き、第一実施例のコンデンサマイクロホン1の対応する構成要素と実質的に同一である。
図8は、第三実施例によるコンデンサマイクロホン3のスペーサ320を説明するための模式図である。スペーサ320はダイヤフラム10の残留応力による変形に応じて剪断変形する。このスペーサ320の剪断変形により、ダイヤフラム10の残留応力が吸収されるため、ダイヤフラム10の残留応力は低減される。この場合、懸架部40の剛性は問題とならずダイヤフラム10よりもバックプレート20よりも高くてもよい。バックプレート30と懸架部40とが請求項に記載の「プレート」に相当する。
(第四実施例)
図9は、本発明の第四実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図である。第四実施例によるコンデンサマイクロホン4の各構成要素は、感音部のスペーサ420を除き、第一実施例のコンデンサマイクロホン1の対応する構成要素と実質的に同一である。
スペーサ420は絶縁膜400の突部400aで構成されている。絶縁膜400は、第一実施例に係るバックプレート30を構成する導電膜110と同様に支持部50に掛け渡されている。絶縁膜400の突部400aは、ダイヤフラム10を構成している導電膜104側に突出し、その端面が導電膜104に固着している。尚、スペーサ420は、第三実施例に係るスペーサ320のようにダイヤフラム10の残留応力に応じて剪断変形可能であってもよい。
(第五実施例)
図10は、本発明の第五実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図である。第五実施例によるコンデンサマイクロホン5は、図10に断面図として描かれた感音部と、図10に回路図として描かれた検出部とを備えている。以下、感音部の構成、検出部の構成、コンデンサマイクロホン5の作動の順に説明する。
(感音部の構成)
コンデンサマイクロホン5の感音部は、ダイヤフラム510、スペーサ520、懸架部540、支持部550、第一バックプレート530、第二バックプレート531等から構成されている。
ダイヤフラム510とスペーサ520と第一バックプレート530と懸架部540とは、それぞれ第一実施例によるコンデンサマイクロホン1のダイヤフラム10とスペーサ20とバックプレート30と懸架部40と実質的に同一である。
第二バックプレート531は、第一バックプレート530のダイヤフラム510を挟んだ反対側でダイヤフラム510と対向して支持部550に支持されている。具体的には例えば、第二バックプレート531は、支持部550に掛け渡されている導電膜500の絶縁膜502に固着していない部分で構成されている。このとき導電膜500は固定電極としても機能する。第二バックプレート531には通孔533が形成されている。通孔533は、ダイヤフラム510と第二バックプレート531の間に形成されている空隙560と、バックキャビティとを連通させる通路として機能する。尚、第二バックプレート531は絶縁膜と固定電極としての導電膜とを含む複層膜で構成してもよい。
(検出部の構成)
ダイヤフラム510にはバイアス電圧が印加されている。第一バックプレート530と第二バックプレート531とは、それぞれ抵抗器1500と抵抗器1502とを介してグランドに接続されている。そして第一バックプレート530と第二バックプレート531とは、それぞれプリアンプ1516の2つの入力端にも接続されている。
具体的には例えば、ダイヤフラム510を構成している導電膜104には、バイアス電源回路1510の出力端に接続されるリード線1503が接続されている。また、第一バックプレート530を構成している導電膜110には抵抗器1500の一端とプリアンプ1516の入力端の一方とに接続されているリード線1506が接続され、第二バックプレート531を構成している導電膜500には抵抗器1502の一端とプリアンプ1516の入力端の他方とに接続されているリード線1508が接続されている。第二バックプレート531と抵抗器1502とを接続しているリード線1508は基板100にも接続されている。
そして抵抗器1500の他端と抵抗器1502の他端とには、コンデンサマイクロホン5が実装されている基板のグランドに接続されるリード線1512が接続されている。抵抗器1500及び抵抗器1502としては、第一実施例によるコンデンサマイクロホン1の検出部の抵抗器1000と同様に抵抗値が大きなものを使用する。
(コンデンサマイクロホンの作動)
ダイヤフラム510が第一バックプレート530と第二バックプレート531の間で音波により振動するため、ダイヤフラム510と第一バックプレート530とにより形成されているコンデンサ(以下、第一マイクコンデンサという。)の静電容量が増大すると、ダイヤフラム510と第二バックプレート531とにより形成されているコンデンサ(以下、第二マイクコンデンサという。)の静電容量が減少する。また、第一マイクコンデンサの静電容量が減少すると、第二マイクコンデンサの静電容量が増大する。この結果、ダイヤフラム510と第一バックプレート530との間の電圧とダイヤフラム510と第二バックプレート531の間との電圧とは音波により相補的に変化する。これら相補的に変化する電圧をプリアンプ1516で差動増幅することにより、第一マイクコンデンサの静電容量の変量と第二マイクコンデンサの静電容量の変量の合計を電気信号として取り出すことができるため、コンデンサマイクロホン5の感度を高めることができる。
(第六実施例)
図11は、本発明の第六実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図である。図11(B)は図11(A)のB11−B11線による断面図である。第六実施例によるコンデンサマイクロホン6は、図11(A)に断面図として描かれた感音部と、回路図として描かれた検出部とを備えている。以下、感音部の構成、検出部の構成の順に説明する。
(感音部の構成)
第六実施例によるコンデンサマイクロホン6の各構成要素は、支持部650を除き、第一実施例によるコンデンサマイクロホン1の対応する構成要素と実質的に同一である。
支持部650は、基板100と絶縁膜102と導電膜600と絶縁膜108と導電膜110の絶縁膜108に固着している部分とで構成されている。導電膜600は、導電膜110の絶縁膜108に固着している部分と基板100との間に形成されている。
具体的には例えば、図11(B)に示すように、導電膜600はダイヤフラム10を構成する導電膜104を囲む略C字状であり、その切れ間を導電膜104が伸びている。導電膜104の導電膜600の切れ間を伸びている部分は、ダイヤフラム10にバイアス電圧を印加するための電極80とダイヤフラム10とを接続する導線82を構成する。この導電膜600は、導電膜110又は基板100と同一電位にバイアスされて、コンデンサマイクロホン6の寄生容量を低減するためのガード電極670として機能する。詳細は後述する。
尚、ガード電極670を構成している導電膜600とダイヤフラム10を構成している導電膜104とは同一膜で形成することが望ましい。具体的には、第一実施例によるコンデンサマイクロホン1の製造方法と同様にして、基板100上に絶縁膜102を形成し、絶縁膜102上に導電膜を形成する。そして、絶縁膜102上の導電膜をパターニングすることにより、導電膜600と導電膜104を形成する。このようにしてガード電極670とダイヤフラム10を同一膜から形成することにより、コンデンサマイクロホン6の製造工程を簡素化することができる。
(検出部の構成)
ダイヤフラム10と基板100とはバイアス電源回路1000に接続され、バックプレート30は抵抗1002を介してグランドに接続されている。そしてバックプレート30はプリアンプ1010の入力端にも接続されている。コンデンサマイクロホン6の検出部は、バックプレート30とグランドとの間の電圧に相関する信号をプリアンプ1010から出力する。ガード電極670には検出部の出力電圧と同一電圧が印加されている。
具体的には例えば、ダイヤフラム10を構成している導電膜104と基板100とには、バイアス電源回路1000の出力端に接続されるリード線1600が接続されている。そして、バックプレート30を構成している導電膜110には抵抗1002の一端に接続されるリード線1602が接続され、抵抗1002の他端にはコンデンサマイクロホン6の実装基板のグランドに接続されるリード線1604が接続されている。バックプレート30と抵抗1002とを接続するリード線1602はプリアンプ1010にも接続されている。プリアンプ1010はボルテージフォロア回路を形成しており、ガード電極670を構成している導電膜600にはプリアンプ1010の出力端に接続されるリード線1606が接続されている。
バックプレート30を構成する導電膜110とガード電極670とを同電位にすることにより、導電膜110とガード電極670との間に生じる寄生容量を除去することができ、導電膜110と基板100との間に生じる寄生容量を低減することができる。この結果、コンデンサマイクロホン6の感度を高めることができる。
(第七実施例)
図12は、本発明の第七実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図である。図12(B)は図12(A)のB12−B12線による断面図である。
コンデンサマイクロホン7の感音部の構成要素は、第一バックプレート730が固定電極を有していないことを除き、第五実施例によるコンデンサマイクロホン5の対応する構成要素と実質的に同一である。具体的には例えば、第一バックプレート730は、支持部550に掛け渡されている絶縁膜710で構成されている。第一バックプレート730と第二バックプレート731とがそれぞれ請求項に記載の「第一プレート」と「第二プレート」とに相当する。尚、第一バックプレート730は複層膜でもよい。
図12(A)の回路図に示すように、ダイヤフラム510は抵抗器1000を介してグランドに接続され、第二バックプレート731はバイアス電源回路1006に接続されている。ダイヤフラム510はプリアンプ1010の入力端にも接続されている。
具体的には例えば、ダイヤフラム510を構成している導電膜104には抵抗器1000の一端に接続されるリード線1002が接続され、抵抗器1000の他端にはコンデンサマイクロホン7が実装されている基板のグランドに接続されるリード線1008が接続されている。また、ダイヤフラム510と抵抗器1000とを接続しているリード線1002はプリアンプ1010の入力端にも接続されている。そして第二バックプレート731を構成する導電膜500と基板100とには、バイアス電源回路1006の出力端に接続されるリード線1004が接続されている。
ダイヤフラム510が音波によって振動すると、ダイヤフラム510と第二プレートとしての第二バックプレート731とにより形成されているコンデンサの静電容量が変化する。コンデンサマイクロホン7では、プリアンプ1010がダイヤフラム510と第二バックプレート731との間の電圧変化を増幅して出力する。
第一実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図。 第一実施例によるコンデンサマイクロホンの変形例を示す模式図。 懸架部の変形を説明するための模式図。 第一実施例によるコンデンサマイクロホンの変形例を示す模式図。 第一実施例によるコンデンサマイクロホンの製造方法を示す模式図。 第一実施例によるコンデンサマイクロホンの製造方法を示す模式図。 第二実施例によるコンデンサマイクロホンを説明するための模式図。 第三実施例によるコンデンサマイクロホンを説明するための模式図。 第四実施例によるコンデンサマイクロホンの感音部を示す模式図。 第五実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図。 第六実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図。 第七実施例によるコンデンサマイクロホンを示す模式図。
符号の説明
1〜7:コンデンサマイクロホン、10、510:ダイヤフラム、20、320、420、520:スペーサ、30:バックプレート(プレート)、40、240、340、440、540:懸架部、50、550、650:支持部、530:第一バックプレート(プレート)、730:第一バックプレート(第一プレート)、731:第二バックプレート(第二プレート)

Claims (4)

  1. 第一プレートと、
    可動電極を有し音波によって振動するダイヤフラムと、
    一端が前記第一プレートに固定され他端が前記ダイヤフラムの近端部に固定され前記第一プレートと前記ダイヤフラムとの間に空隙を形成しているスペーサと、
    前記第一プレートと前記ダイヤフラムの外側に形成されている支持部と、
    前記第一プレートの端部から前記支持部まで伸びて前記支持部に接続され、前記第一プレートと前記ダイヤフラムと前記スペーサとからなる構造体を前記支持部に掛け渡し、前記ダイヤフラムの残留応力を変形により吸収している懸架部と、
    を備えるコンデンサマイクロホン。
  2. 前記第一プレートと前記ダイヤフラムとは同一材料で形成されている、
    請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 固定電極を有し、前記第一プレートの前記ダイヤフラムを挟んだ反対側で前記ダイヤフラムと対向して前記支持部に支持されている第二プレートをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 支持部と、
    前記支持部に支持され固定電極を有するプレートと、
    可動電極を有し音波によって振動するダイヤフラムと、
    一端が前記プレートに固定され他端が前記ダイヤフラムの近端部に固定されて前記プレートと前記ダイヤフラムとの間に空隙を形成し、前記ダイヤフラムの残留応力を剪断変形により吸収しているスペーサと、
    を備えるコンデンサマイクロホン。
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