JP6432241B2 - 立体画像形成装置、立体画像形成方法、パターンデータ生成方法、及び、プログラム - Google Patents

立体画像形成装置、立体画像形成方法、パターンデータ生成方法、及び、プログラム Download PDF

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本発明は、吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に形成される熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部を形成する立体画像形成装置及び立体画像形成方法と、濃淡差抑制部のパターンデータをコンピュータにより生成するパターンデータ生成方法と、濃淡差抑制部のパターンデータを生成する処理をコンピュータに実行させるプログラムと、に関する。
従来、吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体(例えば、熱膨張性シート)の表面上に、カラー画像の中から選択された部位を熱吸収部(例えば、黒トナー)を形成すべき領域であるとしてその領域に熱吸収部を印刷し、輻射熱の放射により熱吸収部の印刷部位を発泡膨張させて盛上げる立体印刷装置が知られている。この立体印刷装置は、熱吸収部の印刷部位を発泡膨張させて盛上げた後、媒体の表面全面にベタ白画像を印刷してから、さらに、元のカラー画像を印刷する。
このような立体印刷装置においては、熱吸収部の濃度が濃い部分ほど媒体の発泡高さが高くなるため、媒体が発泡膨張することにより形成される立体形状の目標高さに基づき熱吸収部の濃度が決定される。しかしながら、媒体を発泡膨張させるハロゲンランプ等の光熱照射部の長手方向端部の光熱照射温度が長手方向中央の光熱照射温度よりも低くなることに起因して、媒体における熱吸収部の濃度が一定であっても光熱照射部の長手方向と平行な方向における媒体の端部の発泡高さが中央の発泡高さよりも低くなることがある。
そこで、目標発泡高さが同一の部分であっても、光熱照射部の長手方向と平行な方向における媒体の両端部の熱吸収部の濃度を、媒体の中央の熱吸収部の濃度よりも濃くする手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−81582号公報
しかしながら、上述の光線照射部の温度分布や媒体の目標発泡高さに応じて媒体における熱吸収部の濃度を媒体の位置に応じて変化させているため、媒体の発泡膨張後に、濃淡差抑制部(例えば、ベタ白画像)を媒体の表面全体に印刷したとしても、熱吸収部のうち他の部分よりも濃度が濃い部分が薄暗く露出することがある。このように熱吸収部の濃度が濃い部分が薄暗く露出すると、濃淡差抑制部の印刷後にカラー画像を印刷した場合などに、熱吸収部の濃度が濃い部分でのカラー画像の色合いが暗くなる。また、カラー画像のうち白色部分について、ベタ白画像をそのままカラー画像の一部として用いた場合には、媒体の位置によって白色の色合いも異なってしまう。そのため、高品位な立体画像を形成することが困難になる。
また、媒体の表面全体に印刷される濃淡差抑制部の白濃度を濃くすることによって、熱吸収部の濃度が濃い部分が薄暗く露出するのを防ぐことができるが、濃淡差抑制部に用いられる白インクなどの材料の消費量が多くなる。また、熱吸収部の形成された領域に関係なく、必ず媒体の表面全体に濃淡差抑制部を印刷するようにすると、濃淡差抑制部に用いられる材料の消費量は無駄に多くなってしまう。
本発明の目的は、濃淡差抑制部の材料の消費量を抑えて高品位な立体画像を形成することができる、立体画像形成装置、立体画像形成方法、パターンデータ生成方法、及びプログラムを提供することである。
1つの態様では、立体画像形成装置は、吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面
上に、該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部を形成する熱吸収部形成手段と、前記媒体に熱エネルギーを放射する熱エネルギー放射手段と、前記熱吸収部の形成情報
に基づき、前記熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重
なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように生成されたパターンデータを生成する制御部と、前記パターンデータに対応する前記濃淡差抑制部を形成する濃淡差抑制部形成手段と、を備え、前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、前記制御部は、少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する
別の1つの態様では、立体画像形成方法は、吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に、該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部を形成し、前記媒体に熱エネルギーを放射し、前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように生成されたパターンデータに対応する前記濃淡差抑制部を形成し、前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する
別の1つの態様では、パターンデータ生成方法は、吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に形成される該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部のパターンデータをコンピュータにより生成する際、前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように、前記パターンデータを生成し、前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する
別の1つの態様では、プログラムは、吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上
に形成される該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡
差抑制部のパターンデータの生成をコンピュータに実行させる際、前記熱吸収部の形成情
報に基づき、前記濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃
淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように、前記パターンデー
タを生成する処理を前記コンピュータに実行させ、前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する
本発明によれば、濃淡差抑制部の材料の消費量を抑えて高品位な立体画像を形成することができる。
本発明の実施の形態に係る立体画像形成装置の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタ部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る立体画像形成装置の制御部を含む回路ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る立体画像形成方法を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(e)は、本発明の実施の形態における熱吸収部形成工程及び熱エネルギー照射工程について説明するための説明図である。 本発明の実施の形態における制御部として動作することが可能なコンピュータのハードウェア構成例である。 (a)〜(d)は、本発明の実施の形態における濃淡差抑制部形成工程について説明するための説明図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る立体画像形成方法を説明するためのフローチャートである。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態の変形例における濃淡差抑制部形成工程について説明するための説明図である。
<立体画像形成装置>
図1は、本発明の実施の形態に係る立体画像形成装置1の内部構造を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、立体画像形成装置1は、最下部の黒トナー印刷部2と、その上の熱膨張加工部3と、最上段のインクジェットプリンタ部4と、を備える。なお、黒トナー印刷部2は熱吸収部形成手段の一例であり、熱膨張加工部3は熱エネルギー付与手段の一例であり、インクジェットプリンタ部4は濃淡差抑制部形成手段の一例である。
黒トナー印刷部2は、装置筐体5の内部中央において、水平方向に延在する無端状の転写ベルト6を備えている。この転写ベルト6は、不図示の張設機構によって張設されながら、駆動ローラ7と従動ローラ8とに掛け渡され、駆動ローラ7により駆動されて、図1の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動する。
転写ベルト6の上循環移動面に接して画像形成ユニット9の感光体ドラム11が配設されている。この感光体ドラム11には、その周面を取り巻くように近接して、図示しないクリーナ、初期化帯電器、光書込ヘッドに続いて現像ローラ12等が配置されている。
上記の現像ローラ12は、トナー容器13の側部開口部に配置されている。トナー容器13の中には黒色トナーKが収容されている。黒色トナーKは、非磁性一成分トナーから成っている。
上記の現像ローラ12は、トナー容器13に収容されている黒色トナーKの薄層を表面に担持して、光書込ヘッドによって感光体ドラム11の周面上に形成されている静電潜像に黒色トナーKの画像を現像する。
感光体ドラム11の下部には、転写ベルト6を介して一次転写ローラ14が圧接して、ここに一次転写部を形成している。一次転写ローラ14には、不図示のバイアス電源からバイアス電圧を供給される。
一次転写ローラ14は、一次転写部において、バイアス電源から供給されるバイアス電圧を転写ベルト6に印加して、感光体ドラム11の周面上に現像されている黒色トナーKの画像を転写ベルト6に転写する。
転写ベルト6の図1に示す右端部が掛け渡されている従動ローラ8には、転写ベルト6を介して二次転写ローラ15が圧接し、ここに二次転写部を形成している。二次転写ローラ15には、不図示のバイアス電源からバイアス電圧が供給される。
二次転写ローラ15は、二次転写部において、バイアス電源から供給されるバイアス電圧を転写ベルト6に印加し、この転写ベルト6に一次転写されている黒色トナーKの画像を、画像形成搬送路16に沿って矢印で示すように図1の下方から搬送されてくる熱膨張性シートSに転写する。
ここで、熱膨張性シートSは、吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の一例である。
また、熱膨張性シートSに転写された黒色トナーKの画像は、熱膨張性シートSの表面上に形成され、熱膨張性シートSよりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部の一例である。
熱膨張性シートSは、給紙カセット等から成るシート収容部18に積載されて収容され、不図示の給紙ローラ等により最上部の一枚が取り出され、画像形成搬送路16に送出される。更に、熱膨張性シートSは、画像形成搬送路19を搬送されて、上記の二次転写部を通過しながら黒色トナーKの画像を転写される。
黒色トナーKの画像を転写されながら二次転写部を通過した熱膨張性シートSは、定着搬送路19に沿って定着部21へと搬送される。定着部21の加熱ローラ22及び押圧ローラ23は、熱膨張性シートSを挟持し、熱及び圧力を加えながら搬送する。
これにより、熱膨張性シートSは、二次転写されている黒色トナーKの画像を紙面に定着され、加熱ローラ22及び押圧ローラ23により更に搬送され、定着部排出ローラ対24に搬送を引き継がれ、上方の熱膨張加工部3に排出される。ここで、定着部21における熱膨張性シートSの搬送速度は比較的速いため、加熱ローラ22の加熱で熱膨張シートSの黒色トナー印刷部分が膨張することはない。
熱膨張加工部3は、上部に媒体搬送経路25を形成され、この媒体搬送経路25に沿って4組の搬送ローラ対26(26a,26b,26c,26d)が配置されている。そして、媒体搬送経路25のほぼ中央部の下方に、光源ユニット27が配置されている。
光源ユニット27は、細長形状のハロゲンランプ27aと、このハロゲンランプ27aの下方向半分を取り囲む断面がほぼ半円状の反射鏡27bと、を有し、熱膨張性シートSを図1の奥行き方向の全体に亘って加熱する。
本実施の形態では、ハロゲンランプ27aには、900Wのものが使用され、媒体搬送経路25を搬送される熱膨張性シートSの面から4cm離れた位置に配置される。熱膨張性シートSを搬送する搬送ローラ対26の搬送速度は20mm/秒である。この条件で熱膨張性シートSは100℃〜110℃に熱せられ、熱膨張性シートSの黒色トナーの画像を印刷された部分が熱膨張する。
なお、黒トナー印刷部2の熱膨張性シートSの搬送速度は速く、熱膨張加工部3の熱膨張性シートSの搬送速度は遅いが、熱膨張性シートSはシート収容部18から一枚ごとに搬送され、熱膨張加工部3の搬送が終了するまでは連続搬送は行われない。
したがって、熱膨張加工部3に搬送された熱膨張性シートSは、黒トナー印刷部2の定着部排出ローラ対24と熱膨張加工部3の最初の搬送ローラ対26aとの間の搬送経路bで撓んだ状態で、少しの時間滞留するだけで、全体として搬送に不都合は生じない。
熱膨張加工部3で黒ベタ印刷部分が熱膨張して盛り上がった熱膨張性シートSは、搬送経路cに沿ってインクジェットプリンタ部4に搬入される。
なお、上記の搬送ローラ対26は、搬送方向に直交する熱膨張性シートSの幅方向に延在する長尺のローラ対で構成してもよく、又は熱膨張性シートSの両側端部のみを挟持して搬送する短尺のローラ対で構成することもできる。
図2は、本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタ部4の構成を示す斜視図である。
図2に示すインクジェットプリンタ部4は、図1に示す搬送経路cと、排紙トレー29を外部に備えた媒体排出口28との間に、図2に示す内部フレーム37が配置されている。
インクジェットプリンタ部4は、用紙搬送方向に直交する両方向矢印dで示す方向に往復移動可能に設けられたキャリッジ31を備えている。このキャリッジ31には、印字を実行する印字ヘッド32とインクを収容しているインクカートリッジ33(33w,33c,33m,33y)が取り付けられている。
カートリッジ33w,33c,33m,33yは、それぞれ、ホワイトW,シアンC,マゼンタM,イエローYの色インクを収容する。これらのカートリッジは、個別に、又は各インク室が1個の筐体内に一体化された構成をしており、各色インクを吐出するそれぞれのノズルを有する印字ヘッド32に連結されている。
また、キャリッジ31は、一方ではガイドレール34により滑動自在に支持され、他方では歯付き駆動ベルト35に固着している。これにより、印字ヘッド32及びインクカートリッジ33(33w,33c,33m,33y)は、キャリッジ31と共に、図2の両方向矢印dで示す用紙搬送方向と直交する方向つまり印字の主走査方向に往復駆動される。
印字ヘッド32と立体画像形成装置1の後述する制御部との間には、フレキシブル通信ケーブル36が内部フレーム37を介して接続されている。このフレキシブル通信ケーブル36を通して制御部から印字データ及び制御信号が印字ヘッド32に送出される。
また、印字ヘッド32に対向し、印字ヘッド32の上記主走査方向に延在して、内部フレーム37の下端部に用紙搬送路の一部を構成するプラテン38が配設されている。
また、プラテン38に接して熱膨張性シートSが給紙ローラ対39(下のローラは熱膨張性シートSの陰になっていて図2では見えない)及び排紙ローラ対41(下のローラは同様に見えない)により図2の矢印eで示す印字副走査方向に間欠的に搬送される。
この熱膨張性シートSの間欠搬送の停止期間中に、印字ヘッド32は、モータ42により歯付き駆動ベルト35及びキャリッジ31を介して駆動されながら、熱膨張性シートSに近接した状態でインク滴を噴射して紙面に印字する。このように熱膨張性シートSの間欠搬送と印字ヘッド32による往復移動時の印字との繰り返しによって熱膨張性シートSの全面に印字(印刷)が行われる。
なお、黒トナー印刷部102により印刷される黒色トナーKの画像である上述の熱吸収部の濃淡差を抑制するために、最初に熱膨張性シートSに、白インクを一例とする濃淡差抑制部が少なくとも熱吸収部に重なるように形成される。濃淡差抑制部については後述する。
濃淡差抑制部の上にはフルカラーの印字を重ねて印刷してもよい。この場合、濃淡差抑制部を形成した熱膨張性シートSを矢印eで示す印字副走査方向と逆方向に逆搬送して、再び矢印e方向に搬送しながらフルカラーの印字を行う。
図3は、本発明の実施の形態に係る立体画像形成装置1の制御部を含む回路ブロック図である。
図3に示すように、回路ブロックは、CPU(central processing unit)45を中心にして、このCPU45に、それぞれデータバスを介して、I/F_CONT(インターフェイスコントローラ)46、PR_CONT(プリンタコントローラ)47、及び画像切取り部48が接続されている。
上記のPR_CONT47にはプリンタ印字部49が接続されている。また、画像切取り部48は、他方ではI/F_CONT46にも接続されている。画像切取り部48には、パーソナルコンピュータ等に搭載されているものと同様な画像処理アプリケーションが搭載されている。
また、CPU45には、ROM(read only memory)51、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)52、本体操作部の操作パネル53、及び各部に配置されたセンサからの出力が入力されるセンサ部54が接続されている。ROM51はシステムプログラムを格納されている。操作パネル53はタッチ式の表示画面を備えている。
CPU45は、ROM51に格納されているシステムプログラムを読出して、その読出したシステムプログラムに従って各部を制御して処理を行う。
すなわち、各部において、先ず、I/F_CONT46は、例えばパーソナルコンピュータ等のホスト機器から供給される印字データをビットマップデータに変換し、フレームメモリ55に展開する。
フレームメモリ55には、黒トナーKの印字データ、ホワイトW、シアンC、マゼンタM、イエローYの色インクそれぞれの印字データに対応する記憶エリアが設定されており、この記憶エリアに上記各色の画像の印字データが展開される。展開されたデータはPR_CONT47に出力され、このPR_CONT47からプリンタ印字部49に出力される。
プリンタ印字部49は、エンジン部であり、PR_CONT47からの制御の下で、図1に示す黒トナー印刷部2の感光体ドラム11、一次転写ローラ14等を含む回転駆動系、図1には図示を省略した初期化帯電器、光書込ヘッド等の被駆動部を有する画像形成ユニット9の印加電圧や、転写ベルト6、定着部21の駆動などのプロセス負荷への駆動出力を制御する。
更に、プリンタ印字部49は、図1に示す熱膨張加工部3の4組の搬送ローラ対26の駆動と、光源ユニット27の発光駆動と、それらのタイミングとを制御する。そして、更にプリンタ印字部49は、図1及び図2に示すインクジェットプリンタ部4の各部の動作を制御する。
そして、PR_CONT47から出力された黒トナーKの画像データは、プリンタ印字部49から図1に示した黒トナー印刷部2の画像形成ユニット9の図示を省略した光書込ヘッドに供給される。また、PR_CONT47から出力されたホワイトW、シアンC、マゼンタM、イエローYの色インクそれぞれの画像データは、図2に示した印字ヘッド32に供給される。
<立体画像形成方法>
図4は、本発明の実施の形態に係る立体画像形成方法を説明するためのフローチャートである。
まず、熱膨張性シートSの表面上に熱吸収部71(上述の説明の黒色トナーKの画像)を形成する熱吸収部形成工程(ステップS11)と、熱膨張性シートSに熱エネルギーを放射する熱エネルギー放射工程(ステップS12)と、について図5を参照しながら説明する。
図5(a)〜(e)は、本発明の実施の形態における熱吸収部形成工程(ステップS11)及び熱エネルギー照射工程(ステップS12)について説明するための説明図である。
熱膨張性シートSは、黒色トナーにより形成される熱吸収部71の濃度(例えば、面積階調)が濃い部分ほど、熱エネルギーをより多く吸収する。発泡樹脂層57の発泡高さは発泡樹脂層57の吸収する熱量に正の相関を有するため、結局、熱吸収部71の濃度がより濃く形成された部分ほど、熱膨張性シートSの発泡高さは高くなる。
そこで、熱膨張性シートSが発泡膨張することにより形成される立体形状の目標高さに対応するように濃淡が決定された情報を、熱吸収部71を形成する際に用いられる情報の1つである第1濃淡情報72とする。この第1濃淡情報72は、熱膨張性シートSが熱エネルギーを受ける際に熱膨張性シートSが発泡する目標高さに相関があるといえる。また、この第1濃淡情報72は熱吸収部71の形成情報である。
なお、図5(a)においては、第1濃淡情報72に対応する画像は、その画像(魚の形状をした領域)全体に亘って目標高さが同じであるため、濃度も一定であるとして灰色のみで図示している。しかしながら、この画像内の位置によって、目標高さを異ならせ、濃度にばらつきを持たせてもよい。
ここで、図5(c)及び図5(d)に示す光源ユニット27の光熱照射温度分布は、光源ユニット27の長手方向(矩形状を呈する熱膨張性シートSの短辺方向)gの中央において高く、長手方向gの両端部に近づくにつれて低くなる。なお、光源ユニット27の長手方向gに沿った長さは、熱膨張性シートSの短辺の長さよりも長く、光源ユニット27は、長手方向gの全体(熱膨張性シートSの短辺の長さよりも長い範囲)に亘って熱膨張性シートSに熱エネルギーを放射する。
これにより、熱膨張性シートSの単位面積が単位時間当たりに受ける熱量が光源ユニット27の長手方向gの中央から両端部に近づくにつれて減少してしまう場合があった。その結果、光源ユニット27の両端部に対応する領域では中央部に対応する領域よりも、熱膨張性シートSの目標高さが一定であっても、発泡高さが低くなってしまう場合があった。
そのため、目標高さに応じて濃淡が決定された第1濃淡情報72に従って熱吸収部71の濃度を決定した場合、濃度が同一の部分でも、熱膨張性シートSでは、光源ユニット27の長手方向gにおける中央部よりも両端部で発泡高さが低くなる。
そこで、熱膨張性シートSが吸収する熱量を、光源ユニット27の長手方向gにおける位置によらず、実質的に均等になるように制御するために、光源ユニット27の長手方向gの中央側から両端部側に近づくにつれて熱吸収部71の濃度が濃くなるように濃淡が決定された情報を、熱吸収部71を形成する際に用いられる情報の他の1つである第2濃淡情報73とする。この第2濃淡情報73は、熱膨張性シートSが熱エネルギーを受ける際の熱エネルギー放射特性に対応する濃淡情報といえる。また、この第2濃淡情報73は熱吸収部71の形成情報である。
このように、熱吸収部71の濃度は、第1濃淡情報72により決定される濃度に、第2濃淡情報73により決定される濃度を足し合わせることにより決定される。すなわち、熱吸収部71の濃度は、目標発泡高さに応じて決定される濃度(第1濃淡情報72)と比較した場合、第2濃淡情報73に基づく補正によって、光源ユニット27の長手方向gにおける中央71aから両端部71bに近づくほど濃くなる。
なお、熱エネルギー放射特性に対応する濃淡情報として、光源ユニット27が長手方向gの中央部において高く、長手方向gの両端部に近づくにつれて低くなるという特性に対応する第2濃淡情報73を説明した。しかしながら、光源ユニット27は長手方向gに直交する移動方向(熱膨張性シートSの長辺方向)fに移動する過程において、光源ユニット27、或いは、熱膨張性シートS、この熱膨張性シートSが載置される載置台60等の蓄熱が原因で、熱膨張性シートSの単位面積が単位時間当たりに受ける熱量が光源ユニット27の移動方向fの始点側から終点側に近づくにつれて増加してしまうことも考えられる。
そこで、第2濃淡情報として、熱膨張性シートSが受ける熱量を、光源ユニット27の移動方向fにおける位置によらず実質的に均等になるように制御するために、光源ユニット27の移動方向fの始点側から終点側に近づくにつれて熱吸収部71の濃度が薄くなるように濃淡が決定された濃淡情報を用いてもよい。
図5(b)は、熱吸収部71が形成された熱膨張性シートSの光源ユニット27の長手方向gに沿った発泡前断面図である。
図5(b)に示すように、熱膨張性シートSは、基材56と、この基材56上に設けられた熱可塑性樹脂であるバインダー内に熱発泡剤(熱膨張性マイクロカプセル)が分散配置された発泡樹脂層57と、を有する。
基材56は、紙、キャンバス地などの布、プラスチックなどのパネル材などからなり、材質は特に限定されるものではない。このような熱膨張性シートSは、既知の市販品を使用することができる。
熱膨張性シートSの発泡樹脂層57の表面(図5(b)における上面)のうち、立体化させたい部分には、上述の熱吸収部71が形成されている。そして、図5(c)及び(d)に示すように、熱吸収部71を形成された熱膨張性シートSの発泡樹脂層57の面が、熱源ヒータ59により加熱される。
図5(b)及び(c)の構成は、基本概念を示す図であるため、図1に示した熱膨張加工部3の構成とは異なるが、原理は同一である。すなわち、図5(c)及び(d)に示すように、熱膨張性シートSは、熱吸収部71を印刷された面を上に向けて載置台60に載置され、シート支持フレーム62で位置固定されている。
載置台60には、光源ユニット27の長手方向gにおける両側端部面に案内溝(不図示)が形成されており、この案内溝に沿って、両方向矢印fで示すように往復移動が可能な熱源ヒータ支持柱63(63a、63b)が立設されている。
これら熱源ヒータ支持柱63に両端部を支持された熱源ヒータ59が熱源ヒータ支持柱63の移動に応じて移動しながら、熱膨張性シートSの発泡樹脂層57の面に熱輻射線(熱エネルギーの一例)を放射する。すなわち、熱膨張性シートSと熱源ヒータ59とが相対的に移動しながら発泡樹脂層57の面に熱輻射線が放射される。
これにより、熱吸収部71が熱輻射線を吸収して、その熱を発泡樹脂層57に含まれる熱発泡剤に伝達し、熱発泡剤が熱膨張反応を起こして、図5(e)に示すように、熱膨張性シートSは、熱吸収部71が形成された部分が膨張して盛り上がる。なお、図5(e)では、熱吸収部71が形成された部分の隆起(発泡)高さPが同じに設定されているものとして図示する。
このように、熱源ヒータ59によって加熱された熱膨張性シートSは、熱吸収部71を印刷された部分の熱発泡剤のみが発泡して印刷面が立体化する。なお、熱膨張性シートSの表面のうち熱吸収部71を形成されていない部分が熱エネルギーを吸収したとしてもその熱量は十分小さく抑えられており、実質的に高さが変化しないか、熱吸収部71を形成された部分に比べれば高さの変化は十分小さい。
熱源ヒータ59は、図5(d)に示すように、ハロゲンランプ27aと反射鏡27bとを有する光源ユニット27を構成するものであり、上記の熱膨張性シートSと熱源ヒータ59との相対的移動は、上述の熱膨張加工部3においては、光源ユニット27が固定され、熱膨張性シートSが搬送ローラ対26により搬送されて移動する。
次に、図4に示す濃淡差抑制部形成工程(ステップS13,S14)を説明するが、まず、熱吸収部71の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部のパターンデータの生成に用いられる制御部について説明する。この制御部は、図3を参照しながら説明した立体画像形成装置1の装置筐体内に配置される制御部であってもよいが、ここでは、立体画像形成装置1の装置筐体の外部に配置され、有線または無線で装置筐体の内部に接続される制御部について説明する。なお、立体画像形成装置1の装置筐体の外部に配置される制御部も、立体画像形成装置1に備えられているといえる。
図6は、本発明の実施の形態における制御部として動作することが可能なコンピュータ100のハードウェア構成例である。
図6に示すコンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101と、記憶部102と、入力部103と、表示部104と、インターフェース部105と、記録媒体駆動部106と、を備える。これらの構成要素は、バスライン107を介して接続されており、各種のデータを互いに授受する。
CPU101は、コンピュータ100全体の動作を制御する演算処理装置である。CPU101は、濃淡差抑制部のパターンデータ生成用のプログラムを読み出して実行することにより、パターンデータの生成を行う。
記憶部102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどを含む。
ROMは、所定の基本制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。なお、ROMとして、フラッシュメモリ等の、電力供給の停止に対して記憶データが不揮発性であるメモリを使用してもよい。
RAMは、CPU101が各種の制御プログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。
ハードディスクは、CPU101によって実行される各種の制御プログラムや各種のデータを記憶する。
入力部103は、例えばキーボード装置やマウス装置であり、コンピュータ100のユーザにより操作されると、その操作内容に対応付けられているユーザからの各種の入力情報を取得し、取得した入力情報をCPU101に送る。
表示部104は、例えばディスプレイであり、各種のテキストや画像を表示する。
インターフェース部105は、各種機器との間での各種情報の授受の管理を行う。
記録媒体駆動部106は、可搬型記録媒体108に記録されている各種の制御プログラムやデータの読み出しを行う装置である。CPU101は、可搬型記録媒体108に記録されている所定の制御プログラムを、記録媒体駆動部106を介して読み出して実行することによって、パターンデータ生成の各処理を行うようにすることもできる。
なお、可搬型記録媒体108としては、例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、USB規格のコネクタが備えられているフラッシュメモリなどがある。
このようなコンピュータ100を制御部として動作させるために、まず、各処理をCPU101に行わせるための制御プログラムが作成される。この作成された制御プログラムは、記憶部102のハードディスク装置又は可搬型記録媒体108に予め格納される。そして、CPU101に所定の指示が与えられることで、制御プログラムが読み出されて実行される。これにより、コンピュータ100が、制御部として動作する。
図4に示すフローチャートに戻り、濃淡差抑制部形成工程(ステップS13,S14)について図7を参照しながら説明する。
図7(a)〜(d)は、本発明の実施の形態における濃淡差抑制部形成工程について説明するための説明図である。
本実施の形態では、濃淡差抑制部は、図1及び図2に示すインクジェットプリンタ部4により白インクで形成される。まずは、発泡膨張させた熱膨張性シートSの表面(図7(a)に示すように熱吸収部71が形成されている面)に対して全面白印刷が行われる(図4のステップS13)。
このように熱膨張性シートSの表面に対して濃淡差抑制部としての全面ベタ白画像の印刷が行われると、図7(b)に示すように、熱吸収部71−1は白インクに覆われることで濃淡差が見えづらくなる。尚、全面ベタ白画像は、その全体に亘って濃淡差(グラデーション)がない画像である。
しかし、全面白印刷前の熱吸収部材71は、図5を参照しながら説明したように、光源ユニット27の長手方向gにおける中央71aよりも両端部71bにおいて濃度が濃くなるように補正されている。そのため、全面白印刷後の熱吸収部71−1も光源ユニット27の長手方向gにおける中央71−1aよりも両端部71−1bにおいて薄暗く露出しやすい。
そこで、全面白印刷後の熱吸収部71−1の濃淡差を更に解消するため、濃淡差抑制部としての全面白のグラデーション画像の印刷が行われる(ステップS14)。この濃度のグラデーションは、例えば、図5(a)に示す熱吸収部71の第1濃淡情報72及び第2濃淡情報73に基づいて決定される。すなわち、第1濃淡情報72に関しては、熱膨張性シートSが発泡膨張することにより形成される立体形状の目標高さに対応するように濃淡が決定された情報に応じて、黒濃度の濃淡ではなく、白濃度の濃淡を決定する。また、第2濃淡情報73に関しては、光源ユニット27の長手方向gにおける中央73aよりも両端部73bが濃くなる濃淡の情報を、光源ユニット27の長手方向gにおける中央73aから両端部73bに近づくにつれて黒濃度が濃くなるのではなく、図7(c)に示す白グラデーション情報74のように、光源ユニット27の長手方向gにおける中央74aから両端部74bに近づくにつれて白濃度が濃くなるように変更して利用するとよい。尚、図7(c)において黒色の濃度が濃い部分は、白色の濃度が濃いことを示している。このとき、濃淡差抑制部の白濃度は、その濃淡差抑制部が上方に形成される対応する熱吸収部71の黒濃度と同じ濃度であって良い。また、この濃淡差抑制部の白濃度は、その対応する熱吸収部71の黒濃度に予め定めた係数をかけて算出されるものであっても良く、又は所望のテーブルに基づいて導かれた、濃淡差抑制効果が最適化されたものであっても良い。
全面白グラデーション印刷が行われた後の熱吸収部71−2は、図7(d)に示すように全体に亘って均一な白色に近い灰色に見えるようになる。
このように、全面白印刷に加えて全面白グラデーション印刷を行うことで濃淡差抑制部を形成する場合、濃淡差抑制部は、図7(a)に示す熱吸収部71の中央71a(第1吸収部の一例)に重なる部分よりも、両端部71b(第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部の一例)に重なる部分において濃くなり、熱膨張性シートSの表面において濃度的に不均一に形成される。
その後、図1及び図2に示すインクジェットプリンタ部4によって図4に示すカラー印刷工程(ステップS14)が行われる。このカラー印刷工程では、例えば、熱膨張性シートSの形成に用いられる元の画像データに基づき印刷される。
なお、本実施の形態では、濃淡差抑制部形成工程を、全面白印刷(図4のステップS13)と全面白グラデーション印刷(ステップS14)とを2回に分けて行っているが、この2回に印刷される白濃度を足し合わせて1回で行ってもよい。この足し合わされた白濃度は、図7(c)に示す全面白グラデーション74の濃度が、全面白印刷(ステップS13)の濃度分だけ全体的に濃くなったものである。
更には、制御部が取得する熱吸収部71の形成情報として、上述の第1濃淡情報72、第2濃淡情報73などの濃淡情報に加えて位置情報が含まれる場合、熱吸収部71が形成された領域のみに、ステップS14の白グラデーション印刷を行ってもよい。この場合も、発泡樹脂層57が白色であれば、白グラデーション印刷を行った部分と、それ以外の部分、即ち、発泡樹脂層57に全面白印刷のみが行われた部分との濃淡差は抑制される。
以上説明した本実施の形態では、熱吸収部71の形成情報(一例としては、第1濃淡情報72、第2濃淡情報73等の濃淡情報や、位置情報)に基づき、濃淡差抑制部が少なくとも熱吸収部71に重なるように、且つ、濃淡差抑制部が熱膨張性シートSの表面において不均一(例えば濃度が不均一)に形成されるように、パターンデータが生成される。
このように濃淡差抑制部を熱膨張性シートSの表面において不均一に形成することで、熱膨張性シートSの表面に対して同一濃度の濃淡差抑制部を全体に均一に形成する場合より濃淡差抑制部の材料(白インク)の消費量を少なくしても、熱吸収部71の形成情報に基づいて濃淡差抑制部の濃度分布を決定することで、濃淡差を抑制することが可能になる。そのため、濃淡差抑制部の形成後にカラー画像を印刷する場合に熱吸収部71の濃度が濃い部分が暗く表れるのを防ぐことができることなどによって、熱膨張性シートSに高品位な立体画像を形成することができる。
また、本実施の形態では、熱吸収部71は、図5(a)に示すように光源ユニット27(図1参照)の長手方向gにおける中央71a(第1吸収部の一例)よりも両端部71b(第2吸収部の一例)において濃度が濃い。そして、濃淡差抑制部のパターンデータは、少なくとも熱吸収部71の濃淡情報に基づき、濃淡差抑制部の濃度が、熱吸収部71の中央71aに重なる部分よりも両端部71bに重なる部分において濃くなるように生成される。
このように、熱吸収部71の中央71aよりも高濃度な両端部71bにおいて、濃淡差抑制部の濃度を濃くすることで、熱吸収部71の濃度に則して材料を少なくした濃淡差抑制部であっても、熱吸収部71の濃淡差を抑制することができる。
また、本実施の形態では、熱吸収部71の濃淡情報は、熱膨張性シートSが熱エネルギーを受ける際に熱膨張性シートSが発泡する目標高さに相関があり、熱膨張性シートSが発泡膨張することにより形成される立体形状の目標高さに対応する図5(a)に示す第1濃淡情報72を含む。或いは、熱吸収部71の濃淡情報は、熱膨張性シートSが熱エネルギーを受ける際の熱エネルギー放射特性(例えば、光源ユニット27に生じる上述の温度分布)に対応する図5(a)に示す第2濃淡情報73を含む。
そのため、第1濃淡情報72と第2濃淡情報73とのうち少なくとも一方に基づき濃淡差抑制部のパターン生成を行うことで、熱吸収部71の濃度に則して材料を少なくした濃淡差抑制部であっても、熱吸収部71の濃淡差を抑制することができる。
図8は、本発明の実施の形態の変形例に係る立体画像形成方法を説明するためのフローチャートである。
図9(a)及び(b)は、本発明の実施の形態の変形例における濃淡差抑制部形成工程について説明するための説明図である。
本変形例では、熱膨張性シートSの表面において上述のように濃淡差吸収部の濃度を不均一にすることで濃淡差抑制部を濃度的観点から不均一に形成するのではなく、熱膨張性シートSの表面の一部のみに濃淡差吸収部(濃度は均一であってもよい)を形成することで濃淡差吸収部を位置的観点から不均一に形成する。
図8に示す熱吸収部形成工程(ステップS21)、熱エネルギー放射工程(ステップS22)、及びカラー印刷工程(ステップS24)は、図4に示す上述の熱吸収部形成工程(ステップS11)、熱エネルギー放射工程(ステップS12)、及びカラー印刷工程(ステップS14)と同様にすることができるため、濃淡差抑制部形成工程(ステップS23)について説明する。
図9(a)に示すように熱膨張性シートSに黒色又は灰色の熱吸収部81が形成されている場合、上述の制御部は、少なくとも熱吸収部81に重なり且つ熱膨張性シートSの表面の一部に形成されるように、濃淡差抑制部のパターンデータを生成する。
図9(b)の例では、濃淡差抑制部の材料である白インクの消費量を最小限に抑えるために、熱吸収部81の位置情報に基づき、熱膨張性シートS2には、熱吸収部81が形成されるのと同一領域に同じ大きさの濃淡差抑制部82が形成される。尚、図9(b)において黒色の濃度が濃い部分(例えば、黒色濃度が100%)は、白色の濃度が濃いこと(例えば、白色濃度が100%)を示している。
濃淡差抑制部82の白濃度は、均一であっても不均一であってもよいが、熱吸収部81の濃度が不均一である場合には、熱吸収部81の黒の濃度分布を白の濃度分布に置き換えることで、熱吸収部81の黒濃度が濃い部分では濃淡差抑制部82の白濃度を濃くし、熱吸収部81の黒濃度が薄い部分では濃淡差抑制部82の白濃度を薄くするとよい。これによって、より少ない量の白インクの消費量で濃度をより均一にし、濃度差をより効率的に抑制することができる。
本変形例のように、熱膨張性シートSの表面の一部、即ち、熱吸収部81が形成された部分に濃淡差吸収部82を形成することで、濃淡差吸収部82を位置的観点から不均一に形成することでも、熱膨張性シートSの表面全体に対して濃淡差抑制部82を形成する場合と比較して、濃淡差抑制部の材料(白インク)の消費量を少なくすることができる。そのため、上述のように濃淡差抑制部を濃度的観点から不均一に形成する場合と同様に、濃淡差抑制部の材料の消費量を抑えて高品位な立体画像を形成することができる。
なお、上述の実施の形態及び変形例では、熱吸収部71,81及び濃淡差抑制部82の色は黒色及び白色であったが、これに限らない。即ち、熱吸収部71,81よりも濃淡差抑制部82の方が、明度が明るい材料であれば、上述したように濃淡差抑制部82を形成することによって、熱吸収部71,81の濃淡差を抑制できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本願発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に、該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部を形成する熱吸収部形成手段と、
前記媒体に熱エネルギーを放射する熱エネルギー放射手段と、
前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように生成されたパターンデータを生成する制御部と、
前記パターンデータに対応する前記濃淡差抑制部を形成する濃淡差抑制部形成手段と、
を備えることを特徴とする立体画像形成装置。
[付記2]
前記熱吸収部は、前記第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、
前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、
前記制御部は、少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する、
ことを特徴とする付記1記載の立体画像形成装置。
[付記3]
前記熱吸収部の前記濃淡情報は、前記媒体が熱エネルギーを受ける際に該媒体が発泡する目標高さに相関があり、該媒体が発泡膨張することにより形成される立体形状の目標高さに対応する第1濃淡情報を含み、
前記制御部は、少なくとも前記第1濃淡情報に基づき、前記パターンデータを生成する、
ことを特徴とする付記2記載の立体画像形成装置。
[付記4]
前記熱吸収部の前記濃淡情報は、前記媒体が熱エネルギーを受ける際の熱エネルギー放射特性に対応する第2濃淡情報を含み、
前記制御部は、少なくとも前記第2濃淡情報に基づき、前記パターンデータを生成する、
ことを特徴とする付記2又は3記載の立体画像形成装置。
[付記5]
前記熱吸収部の形成情報は、前記熱吸収部の位置情報を含み、
前記制御部は、少なくとも前記熱吸収部の前記位置情報に基づき、前記濃淡差抑制部が前記媒体の表面の一部に形成されるように、前記パターンデータを生成する、
ことを特徴とする付記1から4のいずれか記載の立体画像形成装置。
[付記6]
吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に、該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部を形成し、
前記媒体に熱エネルギーを放射し、
前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように生成されたパターンデータに対応する前記濃淡差抑制部を形成する、
ことを特徴とする立体画像形成方法。
[付記7]
吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に形成される該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部のパターンデータをコンピュータにより生成する際、前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように、前記パターンデータを生成する、
ことを特徴とするパターンデータ生成方法。
[付記8]
吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に形成される該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部のパターンデータの生成をコンピュータに実行させる際前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように、前記パターンデータを生成する処理を前記コンピュータに実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
1 立体画像形成装置
2 黒トナー印刷部
熱膨張加工部
4 インクジェットプリンタ部
27 光源ユニット
27a ハロゲンランプ
27b 反射鏡
32 印字ヘッド
56 基材
57 発泡樹脂層
71 熱吸収部
71a 中央
71b 両端部
72 第1濃淡情報
73 第2濃淡情報
73a 中央
73b 両端部
81 熱吸収部
82 濃淡差抑制部
100 コンピュータ
101 CPU

Claims (7)

  1. 吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に、該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部を形成する熱吸収部形成手段と、
    前記媒体に熱エネルギーを放射する熱エネルギー放射手段と、
    前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるようにパターンデータを生成する制御部と、
    前記パターンデータに対応する前記濃淡差抑制部を形成する濃淡差抑制部形成手段と、
    を備え
    前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、
    前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、
    前記制御部は、少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する、
    ことを特徴とする立体画像形成装置。
  2. 前記熱吸収部の前記濃淡情報は、前記媒体が熱エネルギーを受ける際に該媒体が発泡する目標高さに相関があり、該媒体が発泡膨張することにより形成される立体形状の目標高さに対応する第1濃淡情報を含み、
    前記制御部は、少なくとも前記第1濃淡情報に基づき、前記パターンデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像形成装置。
  3. 前記熱吸収部の前記濃淡情報は、前記媒体が熱エネルギーを受ける際の熱エネルギー放射特性に対応する第2濃淡情報を含み、
    前記制御部は、少なくとも前記第2濃淡情報に基づき、前記パターンデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体画像形成装置。
  4. 前記熱吸収部の形成情報は、前記熱吸収部の位置情報を含み、
    前記制御部は、少なくとも前記熱吸収部の前記位置情報に基づき、前記濃淡差抑制部が前記媒体の表面の一部に形成されるように、前記パターンデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の立体画像形成装置。
  5. 吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に、該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部を形成し、
    前記媒体に熱エネルギーを放射し、
    前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように生成されたパターンデータに対応する前記濃淡差抑制部を形成し、
    前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、
    前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、
    少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する、
    ことを特徴とする立体画像形成方法。
  6. 吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に形成される該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部のパターンデータをコンピュータにより生成する際、前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように、前記パターンデータを生成し、
    前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、
    前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、
    少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する、
    ことを特徴とするパターンデータ生成方法。
  7. 吸収した熱量に応じて発泡膨張する媒体の表面上に形成される該媒体よりも熱エネルギーを吸収しやすい熱吸収部の濃淡差を抑制する濃淡差抑制部のパターンデータの生成をコンピュータに実行させる際、前記熱吸収部の形成情報に基づき、前記濃淡差抑制部が少なくとも前記熱吸収部に重なるように、且つ、前記濃淡差抑制部が前記媒体の前記表面において不均一に形成されるように、前記パターンデータを生成する処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記熱吸収部は、第1吸収部と、該第1吸収部よりも濃度が濃い第2吸収部と、を含み、
    前記熱吸収部の前記形成情報は、前記熱吸収部の濃淡情報を含み、
    少なくとも前記熱吸収部の前記濃淡情報に基づき、前記濃淡差抑制部の濃度が、前記第1吸収部に重なる部分よりも前記第2吸収部に重なる部分において濃くなるように、前記パターンデータを生成する、
    ことを特徴とするプログラム。
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