JP6432129B2 - 角度検出装置および角度検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの回転子の角度を検出する角度検出装置および角度検出方法に関する。
例えばモータを回転位置制御する場合、回転子の回転角度を検出する必要がある。モータの回転子の回転角度は、一般に、モータの回転子の回転軸にロータリエンコーダを接続して検出することができる。この場合、ロータリエンコーダから、モータの回転子の回転角度に応じて変化する1/4周期の位相差を有する2相のパルス信号を得、当該2相のパルス信号のエッジ検出結果と2相のHigh/Low状態から、相対的なモータの回転子の回転角度を検出することができる。
上記ロータリエンコーダとして光学式エンコーダが用いられることが多い。光学式エンコーダは、外周部に光学窓となるスリットを等間隔に設けた円盤と、円盤のスリットピッチの1/4間隔で配置された2個のフォトインタラプタにより構成される。そして2個のフォトインタラプタの出力信号を2値化することにより、2相のパルス信号を得ることができる。
しかしながら、上記した光学式エンコーダは、スリット円盤とフォトインタラプタという部品が必要であり、さらにそれらの組み付けも必要になるため、これらがコスト増加の原因となる。
そこで、特許文献1に記載の発明では、モータの回転子の回転角度に応じて正弦波状に変化する信号を出力する磁気センサを90°の位相差を持って2つ配置している。ここでモータの回転子の回転角度をθ、得られる2相の磁気センサ信号出力のX相信号をVx、Y相信号をVyとする。その場合Vx、Vyは、それぞれ振幅Axを有する回転角度θについての余弦関数、振幅Ayを有する回転角度θについての正弦関数で表わすことができる。これら余弦関数及び正弦関数は、例えば図20及び、90°の位相差を有する2相正弦波信号を示す(1)式に示される。なお、磁気センサ信号出力の振幅Ax、Ayの差によって誤差が生じるが、ここではこれらは事前に調整されており、Ax=Ayとする。
Figure 0006432129
ここで、磁気センサ出力信号の値Vx、Vyを検出すると、図21に示すように、検出したVx、VyがXY平面上に形成するベクトルとX軸との角度が、モータの回転子の回転角度θに相当する。そこで、角度探索アルゴリズムを示す(2)式に従う回転変換により、図21に示すように、所定のステップ角θstepずつ負の回転方向へ繰り返し回転させ、回転したベクトルのY成分Vy'(n)が、正から負へ変化するまで繰り返す。このようにして得られるベクトルの総回転角度θnが、モータの回転子の回転角度の検出角度になる。以上の動作を周期的に実行することにより、モータの回転子の回転角度を検出することができる。
Figure 0006432129
特許文献1に記載の方法の場合、例えば、ブラシレスモータは転流タイミング検知用に所定の位相差を持って配置された複数のホール素子を備えている。しかし、最も一般的な3相ブラシレスモータにおける転流用のホール素子は、出力信号が互いに120°の位相差を有するように配置されている。これに対し上述のようにしてモータの回転子の回転角度の検出を行うためには、90°の位相差を有する信号を出力するホール素子を追加しなければならない。従ってコイル、回転子、120°の位相差を有するホール素子が一体に組み付けられている汎用のモータユニットを使用することはできず、やはりコスト増加の原因となる。
上述した問題に対して、特許文献2では、ベクトル生成部によって、ブラシレスモータに備えられている3つのホール素子が出力する位相差が90°でない正弦波信号から、(3)式に示す演算を行って位相差が90°の正弦波信号を合成する。このようにすることで、新たにセンサを追加することなく回転子の回転角度の検出をしている。
Figure 0006432129
特許文献2の方法によりコスト増加は抑えられる一方で、モータの動作をきめ細かく制御するためには、回転子などの回転角度をより高精度に検出することが求められている。
本発明はかかる問題を解決することを目的としている。
すなわち、本発明は、モータの回転子の回転角度を精度よく検出することができる角度検出装置を提供することを目的としている。
上記に記載された課題を解決するために請求項1に記載された発明は、いに異なる位相差を有するように配置された複数の磁気センサの出力信号に基づいて回転子の回転角度を検出する角度検出手段を有する角度検出装置において、前記磁気センサの出力信号に含まれる前記回転子1周分の周期を持つ振幅変動成分を除去する振幅変動除去手段と、前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値と、前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値と、をそれぞれ時分割で出力する正弦値生成手段と、を有し、前記振幅変動除去手段が、前記磁気センサの出力信号および前記正弦値生成手段が出力した前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値に基づいて前記回転子1周分の周期を持つ振幅変動成分を除去する、ことを特徴とする角度検出装置である。
本発明によれば、モータの回転子の回転角度を精度よく検出することができる角度検出装置を提供できる。
ホール素子を備えたモータユニットの概略構成図である。 ホール素子の差動出力信号を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる角度検出装置の構成図である。 3次高調波が重畳したホール素子の出力信号の波形である。 回転子1周分の周期を持つ振幅変動成分が重畳したホール素子の出力信号の波形である。 UVW軸からXY軸への変換を示す図である。 2相のパルス信号の生成論理を示す図である。 図3に示された角度検出装置の演算を実行する演算回路の構成図である。 クロック信号とカウント値との関係を示した説明図である。 図8に示された演算回路の制御タイミングを示した表である。 図3に示された角度生成器の構成図である。 図11に示された正弦データ生成部の構成図である。 本発明の第2の実施形態にかかるモータ駆動装置の全体構成図である。 ホール信号を生成する条件を示す図である。 図13に示された駆動転流回路の上側アームの構成図である。 図13に示された変調部の動作を示す図である。 ホール信号と矩形波駆動の相論理を示す図である。 相論理とゲート信号の関係を示す図である。 本発明の第3の実施形態にかかる画像形成装置の一例を示す断面構成図である。 90°の位相差を有する2相正弦波信号の波形を示す図である。 従来技術における角度探索アルゴリズムの動作例を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図1乃至図12を参照して説明する。図1は、ホール素子を備えたモータユニットの概略構成図である。図2は、ホール素子の差動出力信号を示す図である。図3は、本発明の第1の実施形態にかかる角度検出装置の構成図である。図4は、3次高調波が重畳したホール素子の出力信号の波形である。図5は、回転子1周分の周期を持つ振幅変動成分が重畳したホール素子の出力信号の波形である。図6は、UVW軸からXY軸への変換を示す図である。図7は、2相のパルス信号の生成論理を示す図である。図8は、図3に示された角度検出装置の演算を実行する演算回路の構成図である。図9は、クロック信号とカウント値との関係を示した説明図である。図10は、図8に示された演算回路の制御タイミングを示した表である。図11は、図3に示された角度生成器の構成図である。図12は、図11に示された正弦データ生成部の構成図である。
先ず、図1に示すように、ブラシレスモータ10は、互いに120°の位相差を持ち、Y字結線されたU相、V相、W相の3相で構成されるそれぞれのコイル13U、13V、13W(図1においては省略、図13参照)を有する。ブラシレスモータ10は更に、コイル13U、13V、13Wと対向する位置に配置され、S極、N極が交互に並んだ永久磁石を有する回転子11を有する。ブラシレスモータ10は、コイル端子12U、12V、12Wからそれぞれコイル13U、13V、13Wへ、回転角度に応じて適切に転流された電流(駆動電流)が供給されて回転駆動される(詳細については後述する)。なお、本実施形態における回転子11の永久磁石は図1に示されるように12極(極ペア数は6)とする。
また図示のように、複数の磁気センサとして3個のホール素子15U、15V、15Wが、回転子11の近傍に固定して配置されており、回転子11の回転角度位置を検出する。それぞれのホール素子15U、15V、15Wは、ゲルマニウムやInSbのホール効果を利用して、回転子11の磁界の変化に応じて変化するU相、V相、W相の差動信号HU+/HU−、HV+/HV−、HW+/HW−を出力する。差動信号HU+/HU−、HV+/HV−、HW+/HW−をシングルエンド化することによってアナログホール信号Hu、Hv、Hwを得る。シングルエンド化とは、差動信号をシングルエンド信号に変換することを言う。これらアナログホール信号Hu,Hv,Hwは図2に示すように回転子11の回転に応じて正弦波状に変化する。これらアナログホール信号Hu,Hv,Hwが互いに120°の位相差を有する波形になるように、ホール素子15U、15V、15Wは配置されている。なお、図2では仮に3相の振幅を等しく示している。
このとき、本実施形態における回転子11の磁極数は12であるため、図2に示す各正弦波は、回転子11の1回転当たり6周期含まれる。逆に言えば回転子11の1/6回転が図2に示す各正弦波の1周期に相当する。以下では説明の便宜上、ブラシレスモータ10の回転子11の回転角度(θ)を、アナログホール信号Hu,Hv,Hwの正弦波の1周期を360°として示す。従って、実際のブラシレスモータ10の回転子11の回転角度(機械角)は、このようにしてアナログホール信号Hu,Hv,Hwの正弦波の1周期を360°として示された値(θ:電気角)に対し、その1/6の値となる。例えばこのようにしてアナログホール信号Hu,Hv,Hwの正弦波の1周期を360°として示された回転角度の値(θ)が360°であった場合、実際のブラシレスモータ10の回転子11の回転角度はその1/6の60°ということになる。
なお、ホール素子15U、15V、15Wを駆動するためには、前記差動信号の出力方向及び検出する磁束の方向に対して垂直に電圧を掛ける必要があるが、図2における図示は省略する。そして、ホール素子15U、15V、15Wは、回転子の回転角度に応じて正弦波状に変化する正弦波信号であって、互いの配置位置により位相の異なる正弦波信号を出力する複数のセンサに相当する。
次に、図3を用いて本実施例における角度検出装置20の構成を説明する。角度検出装置20は大略、差動アンプ22、AD変換器23、高調波除去部24、振幅変動除去部25、ベクトル生成部30、ベクトル回転部40、角度生成器50、2相パルス生成部65を有している。
ブラシレスモータ10のホール素子15U、15V、15Wからの差動信号を入力された差動アンプ22は、U相の差動信号HU+/HU−、V相の差動信号HV+/HV−をシングルエンド化して、それぞれアナログホール信号Hu、Hvとして出力する。このとき、アナログホール信号Hu、Hvの波形は、3相ホール素子の差動出力波形を示す(4)式のように示される。すなわち、上記の如くアナログホール信号Hu,Hvの正弦波の1周期を360°として示された回転子11の回転角度θ(以下単に「回転角度θ」と称する)に対し、位相が異なる2つの正弦関数で表わされる。ここで、Hu、Hvの振幅をそれぞれAu、Avとする。なお、本実施形態では、U相とV相の場合で説明するが、W相と、U相またはV相の2相であってもよい。
Figure 0006432129
次に、差動アンプ22でシングルエンド化されたアナログホール信号Hu、Hvは、AD変換器23でデジタルホール信号Ru、Rvに変換される。そして、デジタルホール信号Ru、Rvに対して高調波除去手段としての高調波除去部24で3次高調波の除去を行う。
3次高調波は図4(a)に示すように基本波の3倍周期の正弦波である。ホール信号に、基本波と3次高調波が合成されて図4(b)のような波形が現れる。基本波の3倍であるため、回転角度θが30°のとき+方向に、90°のとき−方向にその振幅分振れることから、ホール信号の30°、90°の際のホール信号の大きさから3次高調波の振幅を推定することができる。
振幅の推定は、例えば、ホール信号の30°のところで3次高調波の振幅分が加算され、90°のところで3次高調波の振幅分が減算されるので、それをもとに連立方程式を解くことで3次高調波の振幅は算出可能である。また、3次高調波を除去するためには、ホール信号と回転角度との位相差が必要となる。この位相差は、例えば処理を行うごとにホール大きさを調べ、前回との差をみながら信号のピークがどこにあるかを調べれば、そのときのホール信号の位相が90°なので、そのときの回転角度と90°との差分が位相差として求めることができる。
現在の回転角度をθとし、回転角度θとデジタルホール信号Ru、Rvとの位相差u0、v0及び3次高調波ゲインA3u、A3vを予め求めておく。そして(5)式に示すように、これらから算出された正弦値、即ち回転子11の回転角度の3倍(整数倍)角度に対する正弦値をデジタルホール信号Ru、Rvから減算することで3次高調波の影響を除去することができる。本実施形態では3次高調波成分を除去するので3倍している。また、ホール信号と同周期の回転角度θは後述する検出角度データθdとして角度検出装置20内に存在するので、(5)式では回転角度θとデジタルホール信号Ru、Rvの位相差をそれぞれu0、 v0と表している。
Figure 0006432129
次に、振幅変動除去手段としての振幅変動除去部25で、回転子11の1周分の周期を持つ振幅変動成分を除去する。ホール素子の出力信号(ホール信号)には、回転子11の1周分の周期を持つ振幅変動成分が重畳されていることが本発明者がホール信号を解析した結果判明した。この回転子11の1周分の周期を持つ振幅変動成分(以下、振幅変動成分と称する)は、図5(a)に示したホール信号に、その整数倍(本実施形態では6倍)の周期の変動波が乗算されたように重畳されて、図5(b)に示す波形となる。これは、例えばブラシレスモータ10の回転軸の偏心等が原因となって生じる。そして、このような振幅変動成分は、ブラシレスモータ10の回転子11の回転角度を検出する際のノイズ成分となり、回転角度の検出精度を低下させていることが判明した。
このような振幅変動成分は、3次高調波成分が除去されたデジタルホール信号をDu0、Dv0、振幅変動成分とデジタルホール信号Ru、Rvとの位相差をu1、v1、振幅変動量K’としたときK=1/K’として、(6)式に示す式を演算することによって振幅変動成分の影響を除去することができる。
Figure 0006432129
(6)式は、振幅変動量K’とすると、回転角度θが1/6周期で変動し、振幅変動とホール信号との位相差をu1、v1とすると、図5(b)は、デジタルホール信号RuにK´×sin((θ/6)−u1)が乗算された信号になっているので、その逆数を掛けることで、元のデジタルホール信号Ruを得ている。即ち、(6)式は、デジタルホール信号Du0、Dv0に、回転子11の回転角度の6分の1(整数分の1)角度に対する正弦値を乗じている。
次に、ベクトル変換手段としてのベクトル生成部30で、3次高調波成分と振幅変動成分が除去されたデジタルホール信号Du、Dvに対して直交するXY平面上のベクトルであるX軸成分Dx、Y軸成分Dyを得る。X軸成分Dx、Y軸成分Dyは次の(7)式により得られる。
Figure 0006432129
ここで、図6を用いて(7)式の各式が示す演算の意味を説明する。直交するXY平面上に、X軸に対して+60°の方向にU軸を、−60°の方向にV軸をとる。U軸、V軸上の長さ1の単位ベクトルU、Vを考えれば、ベクトル(U+V)はX軸上の単位ベクトルXになり、ベクトル(U−V)はY軸上の長さ√3のベクトルになる。つまり、Du、Dvの相互演算を示す式である(7)式は、120°の角をなすUV軸からXY軸座標系への座標変換を示しており、変換後の長さを等しくするために(HAU−HAV)には1/√3を乗じている(図3では符号Gで示している)。
次に、回転演算手段としてのベクトル回転部40で、X軸成分Dx、Y軸成分Dyにより表されるベクトルを、後述する検出角度データθの値に従って回転変換して、それぞれ回転X軸成分Xdsh、回転Y軸成分Ydshとして出力する。
回転X軸成分Xdshは、X軸成分Dxと余弦値cosθの乗算結果と、Y軸成分Dyと正弦値sinθの乗算結果を加算した値である。即ちXdsh=cosθ×Dx+sinθ×Dyの演算がなされる。回転Y軸成分Ydshは、X軸成分Dxと正弦値sinθの乗算結果を、Y軸成分Dyと余弦値cosθの乗算結果から減算した値である。即ちYdsh=−sinθ×Dx+cosθ×Dyの演算がなされる。
ここで、(8)式に示す演算は、ベクトル(X、Y)をベクトル(X’、Y’)へ時計周り方向へθだけ回転させる1次変換を意味する。(8)式によれば、X’、Y’はそれぞれ、X’=cosθ×X+sinθ×Y、Y’=−sinθ×X+cosθ×Yとして得られる。(8)式による演算と同様に、前述のベクトル回転部40の演算は、X軸成分Dx、Y軸成分Dyの表すベクトルを検出角度データθの値だけ時計回りに回転させることに相当する。また、正弦値sinθ及び余弦値cosθは、複数の位相を有する基準正弦波に相当する。
Figure 0006432129
次に、検出手段としての角度生成器50で、回転Y軸成分Ydshに基づいて、回転Y軸成分Ydshの符号が正ならば回転子11の回転角度を示す検出角度データθdを+方向に、回転Y軸成分Ydshの符号が負ならば検出角度データθdを−方向に補正する。詳細は後述する。
即ち、上述したベクトル生成部30と、ベクトル回転部40と、角度生成器50と、で角度検出手段を構成している。
そして、2相パルス生成部65で、例えば図7(a)に示す生成論理に従い、検出角度データθdの下位2ビットを参照して、2相のパルス信号ENCA、ENCBを更新する。すると、図7(b)に示すような2相のパルス信号ENCA、ENCBが出力される。これを図示しないCPU等が読み取ってブラシレスモータ10の回転制御を行う。なお、図7(b)は検出角度データθdが8ビットの例である。
図3に示した構成は、AD変換器23のサンプリング周期より数倍高速なクロック生成器を設けると、AD変換器23のサンプリング周期の間に、複数サイクルに分けてデータ処理を行うことができる。また、図3の構成の場合、乗算器、加算器、減算器を複数配置するため回路規模が大きくなる。そこで乗算器、加減算器を各1個だけ配置しておき、時分割で演算させたい入力データを乗算器と加減算器に供給することで回路規模を小さくし、安価に構成することができる。その構成例を図8に示す。
図8に示した演算回路100は、図3に示した高調波除去部24、振幅変動除去部25、ベクトル生成部30、ベクトル回転部40における各種演算を行う。演算回路100は、セレクタ101、102、103、104、105、108と、乗算器106と、加減算器107と、レジスタファイル109、111と、デマルチプレクサ110、112と、演算制御回路113と、を有している。
セレクタ101は、AD変換器23の出力であるデジタルホール信号Ru、Rvと、3次高調波のゲインA3u、A3vと、振幅変動成分除去時(式3、式4)に用いられる係数Kと、1/√3を示すGと、sinθ、cosθ、sin(3(θ−u0))、sin(3(θ−v0))、sin(θ/6−u1)、sin(θ/6−u1)のそれぞれの演算結果と、を選択して出力する。なお、sinθ、cosθ、sin(3(θ−u0))、sin(3(θ−v0))、sin(θ/6−u1)、sin(θ/6−u1)のそれぞれの演算結果は角度生成器50から入力される。
セレクタ102は、セレクタ101の出力とレジスタファイル109の出力から選択して乗算器106の一方の入力MAへ出力する。セレクタ103は、セレクタ101の出力とレジスタファイル109の出力から選択して乗算器106の他方の入力MBへ出力する。セレクタ104は、セレクタ101の出力とレジスタファイル109の出力から選択して加減算器107の一方の入力Aへ出力する。セレクタ105は、セレクタ101の出力とレジスタファイル109の出力から選択して加減算器107の他方の入力Bへ出力する。セレクタ108は、乗算器106の出力Pと加減算器107の出力Zを選択して出力する。
なお、セレクタ101、102、103、104、105、108は、演算制御回路113によりいずれの入力を選択するかが制御される。
乗算器106は、セレクタ102の出力とセレクタ103の出力を乗算して乗算結果をPとして出力する。加減算器107は、セレクタ104の出力とセレクタ105の出力を加算または減算して演算結果をZとして出力する。また、加減算器107は、演算制御回路113から加算または減算の切替信号alu_opが入力される。
レジスタファイル109は、レジスタR0〜R3までの4つのレジスタを有し、乗算器106や加減算器107の演算結果が一時的に格納される。レジスタファイル111は、レジスタXDSHと、レジスタYDSHと、を有し、それぞれ回転X軸成分Xdsh、回転Y軸成分Ydshが格納される。なお、レジスタファイル109、111はそれぞれ単独のレジスタとしてもよいし、RAM等のメモリで構成してもよい。
デマルチプレクサ110は、セレクタ108の出力をレジスタファイル109のレジスタR0〜R3のいずれかに出力する。デマルチプレクサ112は、セレクタ108の出力をレジスタファイル111のレジスタXDSH、レジスタYDSHのいずれかに出力する。
演算制御回路113は、図示しない制御カウンタのカウント数scntと、AD変換器23のサンプリング信号fsに基づいて演算回路100の動作を制御する。即ち、セレクタ101、102、103、104、105、108の選択制御や、加減算器の加算または減算の切り替え、デマルチプレクサ110、112の選択制御等を行う。
演算制御回路113の制御タイミングを説明する。本実施形態では、AD変換器23のサンプリング周期(サンプリング信号fs)より20倍高速なクロックに基づいて制御する例を説明する。演算回路100の動作制御を行うための信号を適切なタイミングで生成するため、上述した制御用カウンタにて、図9に示すように0,1,2,…,19,0,1,2,…19,0,1,2,… と20サイクルを繰りかえしカウントさせる。
図9に示したクロック(clk)は図示しない発振器等により生成される。そして、このクロックに基づいて制御カウンタにより0〜19までカウント数scntを生成する。また、サンプリング信号fsは、クロック信号を分周して生成してもよいし、別の発振器等により生成してもよい。
制御タイミングは、例えば図10に示すように演算が行われるべく各セレクタ切替信号、加算または減算の切替信号alu_op、各デマルチプレクサ切替信号(レジスタR0,R1,R2,R3,XDSH,YDSHへのストア信号)を出力すれば、図3に示した高調波除去部24、振幅変動除去部25、ベクトル生成部30、ベクトル回転部40の処理順に相当する演算を行うことがきできる。
図10の表は、SCNT(カウント数scnt)、乗算器106の入力MA、MB、加減算器107の入力A、B、加算または減算の切替信号alu_op、レジスタR0〜R3、レジスタXDSH、レジスタYDSHをそれぞれ各列とする。そして、SCNTの値のときに各列の入力やレジスタ等に何が入力されるかが示されている。例えばSCNTが0のときは、乗算器106の一方の入力MAに3次高調波のゲインA3u、他方の入力MBにsin(3(θ−u0))が入力され、レジスタR0に乗算器106の出力Pが入力されることを示している。SCNTが1のときは、加減算器107の一方の入力Aにデジタルホール信号Ru、他方の入力BにレジスタR0の値が入力され減算動作を行い、レジスタR0に加減算器107の出力Zが入力されることを示している。
つまり、SCNTが0と1のときの動作で(5)式の上側の式を実行していることとなる。したがって、SCNTが0〜3のときが高調波除去部24、SCNTが4〜7のときが振幅変動除去部25、SCNTが8〜10のときがベクトル生成部30、SCNTの11〜16のときがベクトル回転部40にそれぞれ相当する演算を行っている。このようにすることで、乗算器や加減算器を1つで回路を構成することができ、回路規模を小さくしてコストダウンを図ることができる。
角度生成器50の構成を図11に示す。角度生成器50は、角度検出部51と、正弦データ生成部52と、を有している。角度検出部51は、カウント判定部51a、カウンタ51b、動作判定部51cを有している。
カウント判定部51aは、ベクトル回転部40の出力である回転Y軸成分Ydshの値が正(0より大きい)の場合はカウンタ51bをカウントアップさせ、負の場合はカウンタ51bをカウントダウンさせる。カウンタ51bは、検出角度データθdを出力するカウンタである。換言すると検出角度データθdはカウンタ51bの出力であるのでカウンタのビット数により精度(分解能)が決定される。例えばカウンタ51bが8ビットで構成されると、回転角度0〜360°を表すのに1LSBで360°/256≒1.4°となる。
動作判定部51cは、制御カウンタのカウント数scntの値が19か否かを判定し、19の場合にカウンタ51bがカウントアップまたはカウントダウン動作を可能とするイネーブル信号等を出力する。即ち、角度生成器50の角度検出部51は、図10に示したように、演算回路100の全ての演算が終えられているときに動作させている。上述したように構成された角度検出部51は、回転Y軸成分Ydshの値の正負によりカウンタ51bをカウントアップまたはカウントダウンさせ、回転Y軸成分Ydshの値が0のときのカウント値を検出角度データθdとして出力する。
なお、角度検出部51は、上述した構成に限らず、2分探索法による近似探索アルゴリズムを用いてもよい。また、最初に収束する時間が許されるシステムであれば、1つのデータに対しては±1だけしておき、連続データに対して継続して演算を続けることで実際の検出角度データに収束させていく方法でもよい。
正弦値生成手段としての正弦データ生成部52の構成を図12に示す。正弦データ生成部52は、セレクタ52aと、加工1部52bと、正弦波テーブル52cと、加工2部52dと、を有している。
セレクタ52aは、角度検出部51の出力である検出角度データθdと、θ+90°の値と、3(θ−u0)の値と、3(θ―v0)の値と、θ/6−u1の値と、θ/6−v1の値と、を制御カウンタカウント数scntの値に基づいて選択して出力する。なお、θ=θdであるので、セレクタ52aの各入力のうち検出角度データθdそのもの以外は便宜上θとして表記する。また、3(θ−u0)の値、3(θ―v0)の値、θ/6−u1の値、θ/6−v1の値は、それぞれ、予め与えられているデジタルホール信号Ru、Rvとの位相差u0、v0と、振幅変動成分とデジタルホール信号Ru、Rvとの位相差u1、v1から算出しておく。また、余弦データは正弦データに対して90°進めればよいので、90°分の角度を加える。例えば角度を8ビットで表現するなら256/4=64を加えればよい。
セレクタ52aは、上述した各入力データを必要なタイミングで出力するためにカウント数scntに基づいて出力を選択する。例えばカウント数scntが0の場合は、3(θ−u0)の値が選択される。即ち、セレクタ52aは、時分割で各入力を選択して出力している。したがって、正弦データ生成部52は、時分割でsinθ、cosθ、sin(3(θ−u0))、sin(3(θ―v0))、sin(θ/6−u1)、sin(θ/6−v1)が出力される。即ち、回転子11の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値および回転子11の回転角度の整数倍角度に対する正弦値を時分割で出力している。
加工1部52bは、セレクタ52aで選択された角度データθ’に対して以下の4つの条件に基づいて角度データθ’に対応する正弦値が記憶されている正弦波テーブル52cを参照して正弦値tbdataを得る。
(1)0°≦θ’≦90°の場合は加工なしでそのままの値を角度データとして正弦波テーブル52cを参照する。
(2)90°<θ’≦180°の場合、180−θ’を角度データとして正弦波テーブル52cを参照する。
(3)180°<θ’≦270°の場合、θ’−180を角度データとして正弦波テーブルを参照する。
(4)270°<θ’≦360°の場合、360°−θ’を角度データとして正弦波テーブルを参照する。
上記のようにすることで、角度データθ’に対応する正弦波テーブル52cは、90°分だけを予め不揮発性メモリ等に記憶するだけで三角関数の周期性を利用して90°よりも大きい角度の正弦値も求めることができる。
加工2部52dは、正弦値tbdataに対してθ’が180°〜360°のときは得られたtbdataを正負反転した値を出力値とし、それ以外のときはtbdataをそのまま出力値とする。即ち、加工2部52dの出力が、sinθ、cosθ、sin(3(θ−u0))、sin(3(θ―v0))、sin(θ/6−u1)、sin(θ/6−v1)となる。
本実施形態によれば、角度検出装置20において、ホール素子15U、15Vの出力信号に含まれる回転子11の1周分の周期を持つ振幅変動成分を除去する振幅変動除去部25を有している。このようにすることにより、ホール素子15U、15Vの出力信号に含まれる振幅変動成分を除去することができ、回転子11の回転角度を検出する際のノイズ成分が少なくなるので、ブラシレスモータ10の回転子11の回転角度を精度よく検出することができる。
また、振幅変動除去部25が、ホール素子15U、15Vの出力信号および回転子11の回転角度に対する整数分の1角度に対する正弦値に基づいて振幅変動成分を除去している。この振幅変動成分は極ペア数に基づく周期の成分となるので、ブラシレスモータ10の回転子11の1周単位の補正を行うためには、回転子11の磁極数=Nとすると、機械角÷(N/2)=電気角の関係が成立する。そこで、上記のようにすることにより、電気角にN/2を乗算した角度に対する正弦値を求めて振幅変動の逆数を示すゲインを乗算することとなるので振幅変動の影響を除去することができる。
また、ホール素子15U、15Vの出力信号に含まれる3次高調波成分を除去する高調波除去部24を有している。このようにすることにより、ホール素子15U、15Vの出力信号に含まれる3次高調波成分を除去することができ、角度を検出する際のノイズ成分がさらに少なくなるので、ブラシレスモータ10の回転子11の回転角度をさらに精度よく検出することができる。
また、高調波除去部24が、ホール素子15U、15Vの出力信号および回転子11の回転角度に対する整数倍角度に対する正弦値に基づいて3次高調波成分を除去している。つまり、3次高調波成分の影響を補正するために、現在推定されている回転子11の回転角度とホール信号の位相差より角度(3×(回転角度−位相差))に対する正弦値を求めて、それに大きさを示すゲイン信号を乗算した結果をもとのホール素子15U、15Vの出力信号から減算して3次高調波の影響を除去することができる。
また、3次高調波成分と振幅変動成分が除去されたデジタルホール信号をベクトルに変換するベクトル生成部30と、ベクトル生成部30で生成されたベクトルと複数の位相を有する基準正弦波とを演算することによりベクトルを回転させるベクトル回転部40と、ベクトル回転部40の結果に基づいて回転子11の回転角度を検出する角度生成器50と、を有する。このようにすることにより、ホール素子の位相差が90°でない正弦波信号から位相差が90°の正弦波信号を合成して回転子11の回転角度を検出することができる。
また、sinθ、cosθ、sin(3(θ−u0))、sin(3(θ―v0))、sin(θ/6−u1)、sin(θ/6−v1)を時分割で出力する角度生成器50を有する。このようにすることにより、各正弦値を必要とするタイミングでそれぞれの値を出力することができ、また、演算回路や正弦波テーブル52cなどの共通化を図ることができる。
また、角度生成器50には、90°分の正弦値のデータが正弦波テーブル52cとして予め記憶されている。このようにすることにより、記憶するメモリ等の容量を少なくすることができる。
なお、図3に示した構成では3次高調波成分を除去した後に振幅変動成分を除去していたが逆であってもよい。また、3次高調波成分に限らずN次高調波成分(Nは2以上の自然数)であれば本実施形態の方法を応用して除去することができる。さらには、高調波除去部24を有しない構成であってもよい。高調波除去部24を有しない構成の場合は、AD変換器23の出力であるデジタルホール信号Ru、Rvが直接振幅変動除去部25に入力される。
また、本実施形態では、図3、図8、図11に示したようにハードウェアの構成で説明したが、高調波除去部24、振幅変動除去部25、ベクトル生成部30、ベクトル回転部40、角度生成器50をそれぞれCPU等のコンピュータに機能させてもよい。即ち、高調波除去工程と、振幅変動除去工程と、ベクトル生成工程、ベクトル回転工程、角度生成工程を含む角度検出工程と、を含む角度検出方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとして構成してもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図13乃至図18を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。図13は、本発明の第2の実施形態にかかるモータ駆動装置の全体構成図である。図14は、ホール信号を生成する条件を示す図である。図15は、図13に示された駆動転流回路の上側アームの構成図である。図16は、図13に示された変調部の動作を示す図である。図17は、ホール信号と矩形波駆動の相論理を示す図である。図18は、相論理とゲート信号の関係を示す図である。
本実施形態は、第1の実施形態で説明した角度検出装置20を有するモータ駆動装置500である。したがって、ブラシレスモータ10、ホール素子15U、15V、15W、角度検出装置20は、第1の実施形態における構成と同様である。
角度検出装置20は上述した第1の実施形態における角度検出装置20であり、回転子11の回転角度の変化に応じて2相のパルス信号ENCA、ENCBを出力する(図3参照)。なお、図13における角度検出装置20は検出角度データθdを出力していないが、検出角度データθdを出力して位置制御や正弦波駆動等に利用するように構成してもよい。
ブラシレスモータ10及び角度検出装置20に接続したホールコンパレータ83は、ホール素子15U、15V、15Wのそれぞれの差動信号HU+/HU−、HV+/HV−、HW+/HW−を、図14に示す論理に従って2値化する比較器であり、2値化した信号をホール信号HG(HU、HV、HW)として出力する。図14中、例えば最上段のHG(HU)は、HU+がHU−以上の場合ハイ(High)レベルの信号を出力し、HU+がHU−未満の場合ロー(Low)レベルの信号を出力する。HG(HV)、HG(HW)のそれぞれについても同様である。
駆動転流回路85は、図13及び図15に示すように、電源Vccに接続されたスイッチング素子88とダイオード89が並列に接続された上側アーム86と、これと同様に構成されて、接地GNDに接続された下側アーム87とが、3相接続されて構成されている。それぞれのスイッチング素子は、ゲート信号(UH、VH、WH、UL、VL、WL)により駆動され、ブラシレスモータ10のコイル13U、13V、13Wにパルス幅変調された電圧を印加して、コイル13U、13V、13Wへ駆動電流を供給し、ブラシレスモータ10を回転駆動する。
変調部80は、駆動電圧指令値Vamp*をパルス幅変調(Pulse Wide Modulation:以下「PWM」と呼ぶ)して、所定の論理に基づいてPWM相ゲート信号XH、XLを生成する。
以下では、図16を用いて変調部80の動作を説明する。
図16の1段目に示す搬送波Vcは、所定のPWM周期の三角波であり、接地GNDから電源電圧Vccまでの振幅を有するとする。変調部80は、非負の値をとる振幅指令値Vamp*と、搬送波Vcの大小を比較して、2段目に示すPWM信号Xonを生成する。
次に、変調部80は、図16の3段目、4段目に示すように、PWM信号Xonに対してtdだけ遅れた信号である、上側アームのスイッチング素子88のPWM相ゲート信号XHを生成する。また、変調部80は、PWM信号Xonを反転させ、かつ立ち上がり(Xonでは立ち下がり部分)をtdの2倍だけ遅らせた信号である、下側アームのスイッチング素子のPWM相ゲート信号XLを生成する。なお、tdは、上側アームと下側アームのスイッチング素子の短絡防止を目的に設けられた短絡防止区間(デッドタイム)であり、tpwmはPWM周期(搬送波Vcの周期)の長さである。
次に、転流制御部81の構成及び動作を説明する。
PWM相ゲート信号XH、XLを入力された転流制御部81は、上記ホール信号HG(HU、HV、HW)のHigh/Lowの論理に基づいて、U相、V相、W相のそれぞれに適切なゲート信号を選択して出力する。
先ず、矩形波駆動でモータを回転駆動するためには、転流制御部81は、図17に示すようにホール信号HGの状態に従って、U相、V相、W相をPWM相、LOW相、HiZ相のいずれかの相状態に割り振る。そして、相状態毎に以下に示すゲート信号を出力する。
即ち、図18に示すように、転流制御部81は、PWM相の場合、上側アームのゲート信号YHとしてXHを選択し、下側アームのゲート信号YLとしてXLを選択する。LOW相の場合、上側アームのゲート信号YHは常にLo(ロー、Low)とし、下側アームのゲート信号YLは常にHi(ハイ、High)に設定する。HiZ相の場合は、上側アームのゲート信号YHも下側アームのゲート信号YLも、常にLo(ロー、Low)に設定する。なお駆動転流回路85に含まれる各スイッチング素子は、印加されるゲート信号がHiの場合導通し、Loの場合遮断される。又ゲート信号YH、YLは、それぞれ、U相の場合上記ゲート信号UH、UL、V相の場合上記ゲート信号VH、VL、W相の場合上記ゲート信号WH、WLをそれぞれ意味する(図13参照)。
これらの選択は、前記PWM周期の先頭において3相とも同時に更新される。回転方向を逆転する場合は、図17においてPWM相とLOW相を入れ替えて選択すればよい。以下に駆動転流回路85による転流動作の一例について説明を行う。
例えば図17中、最初のPWM周期の相論理はU相がLOW相、V相がPWM相、W相がHiz相である。この場合、図18の関係に従い、U相では上側アーム86のスイッチング素子88が遮断されて下側アーム87のスイッチング素子が導通する。又V相では図16のXH、XLに従い、上側アーム86のスイッチング素子88が一定期間導通し、下側アーム87のスイッチング素子は当該上側アームの一定期間の導通期間を含む一定期間遮断される。W相では上側アーム86、下側アーム87の双方のスイッチング素子が遮断される。その結果この場合、上記一定期間の導通期間の間、V相の上側アーム86及びU相の下側アーム87のそれぞれのスイッチング素子を介し、V相のコイル13VからU相のコイル13Uへ駆動電流が流れる。その結果、各コイル13V、13Uに流れる駆動電流と図1に示す回転子11の永久磁石による磁界との関係で回転駆動力が生じ、回転子11が駆動される。
図17中、次(2番目)のPWM周期の相論理は、U相がLOW相、V相がHiz相、W相がPWM相である。この場合上記同様の転流動作により、W相の上側アーム86の一定期間の導通期間の間、当該上側アーム86及びU相の下側アーム87のそれぞれのスイッチング素子を介し、W相のコイル13WからU相のコイル13Uへ駆動電流が流れる。その結果、各コイル13W、13Uに流れる駆動電流と図1に示す回転子11の永久磁石による磁界との関係で回転駆動力が生じ、回転子11が駆動される。
図17中、更に次(3番目)のPWM周期の相論理は、U相がHiz相、V相がLOW相、W相がPWM相である。この場合上記同様の転流動作により、W相の上側のアーム86の一定期間の導通期間の間、当該上側アーム86及びV相の下側アーム87のそれぞれのスイッチング素子を介し、W相のコイル13WからV相のコイル13Vへ駆動電流が流れる。その結果、各コイル13W、13Vに流れる駆動電流と図1に示す回転子11の永久磁石による磁界との関係で回転駆動力が生じ、回転子11が駆動される。
以降、図17中、4番目のPWM周期ではU相の上側アームの一定期間の導通期間の間、当該上側アーム86及びV相の下側アーム87のそれぞれのスイッチング素子を介し、U相のコイル13UからV相のコイル13Vへ駆動電流が流れる。5番目のPWM周期ではU相の上側アームの一定期間の導通期間の間、当該上側アーム86及びW相の下側アーム87のそれぞれのスイッチング素子を介し、U相のコイル13UからW相のコイル13Wへ駆動電流が流れる。6番目のPWM周期ではV相の上側アームの一定期間の導通期間の間、当該上側アーム86及びW相の下側アーム87のそれぞれのスイッチング素子を介し、V相のコイル13VからW相のコイル13Wへ駆動電流が流れる。以降、上述した、図17に示す一連のPWM周期(6周期)のパターンが繰り返され、駆動転流回路85の転流動作によってコイル13U、13V、13Wのそれぞれに適宜流される駆動電流により、回転子11が連続して回転駆動される。即ち、ブラシレスモータ10のコイル端子12U、12V、12Wに周期的に変化する駆動電圧を印加して回転駆動している。
本実施形態によれば、ブラシレスモータ10を駆動するモータ駆動装置500において、角度検出装置20を有することで、光学エンコーダ等の別個のセンサの追加が不要で、精度よく角度検出をすることができる。
また、ブラシレスモータ10の転流駆動のために必ず備えられているホール素子15U、15V、15Wの出力信号を以下に述べる用途に利用することができる。即ち、ホールコンパレータ83、転流制御部81、駆動転流回路85及び変調部80による転流タイミングの検出に利用するだけではなく、角度検出装置20による回転角度の検出にも利用する。その結果、光学エンコーダ等の別個のセンサの追加が不要となり、転流タイミングの検出のための構成とは別に角度検出のための構成を備えるモータ駆動装置500を安価に構成することができる。ここで「転流タイミングの検出のための構成」とは、例えば図13の場合、上記ホールコンパレータ83、転流制御部81、駆動転流回路85及び変調部80を含む構成であり、「角度検出のための構成」とは例えば上記角度検出装置20を含む構成である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図19を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。図19は、本発明の第3の実施形態にかかる画像形成装置の一例を示す断面構成図である。
図19に示す画像形成装置1000は、いわゆるタンデム型のフルカラー装置であり、画像読み取り部を備えて複写装置として構成されたものである。本例の複写装置は、給紙テーブル1200の上に装置本体1100を搭載し、装置本体1100の最上部にはスキャナ1300が配置され、さらにその上に自動原稿送り装置(ADF)1400を設けてある。
スキャナ1300の内部には、照明用光源とミラーから構成された第一走行体1310と、ミラーを含む第二走行体1320とがコンタクトガラス1330に平行に移動可能に設けられている。第二走行体1320は、第一走行体1310の1/2の速度で移動する公知の光学系を採用しており、これらの第一走行体1310、第二走行体1320が移動しながらコンタクトガラス1330上に停止された原稿画像を走査する。光源で照明された原稿からの反射光は、集光レンズ1340で結像され、CCD等の固体撮像素子1350に取り込まれる。そのデータは装置本体1100の画像処理部(図示を省略)にて処理される。
装置本体1100のほぼ中央には、中間転写ベルト1010が配設されている。この中間転写ベルト1010の上辺に沿って4つの作像ユニット1020が並べて配置されている。各作像ユニット1020においては、感光体ドラム1030の周囲に電子写真プロセスに必要な各機器が配置されている。
中間転写ベルト1010は、複数の支持ローラに張架されて図中時計回りに回転可能に設けられている。中間転写ベルト1010の内側で、各作像ユニットの感光体ドラム1030に対向する位置には、一次転写手段である転写ローラが配置されている。
上記各作像ユニット1020の上方には露光装置1040が配設されている。露光装置1040からの書き込み光は、各作像ユニット1020の感光体ドラム1030にそれぞれ照射される。
中間転写ベルト1010の下方には転写搬送ベルト1050が配置されている。転写搬送ベルト1050を支持する一方のローラが二次転写ローラとして機能し、中間転写ベルト1010上の画像を記録媒体(転写紙等)に二次転写する。
転写搬送ベルト1050の左方には定着装置1060が設けられている。定着装置1060の左方の装置側面には排紙トレイ1070が設けられている。また、装置本体1100の最下部には、シート反転部1080が設けられている。そして、給紙テーブル1200には、2段の給紙カセット1210、1220が備えられている。
さて、図19に示したフルカラー複写装置を用いてコピーをとるときは、ユーザはADF1400の原稿テーブル又はスキャナのコンタクトガラス1330上に原稿をセットする。そして、図示しない操作パネル上に設けられたスタートスイッチを押すと、スキャナ1300が駆動され、光源からの反射光をミラーで反射することにより集光レンズ1340を通して読取りセンサ(固体撮像素子1350)に入射させて原稿情報を読み取る。
また、同じく操作パネル上に設けられたスタートスイッチを押すと、図示しない駆動モータで中間転写ベルト1010が回転駆動される。同時に、個々の作像ユニット1020において感光体ドラム1030が回転され、各感光体ドラム1030上にそれぞれ、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの単色画像が形成される。そして、それらの単色画像が中間転写ベルト1010上に順次転写されて合成カラー画像が形成される。
ここで上記中間転写ベルト1010を回転駆動する図示しない駆動モータとして、図13と共に上述したモータ駆動装置500によって駆動されるブラシレスモータ10を適用することができる。そして当該駆動モータとしてのブラシレスモータ10を駆動するモータ駆動装置として、モータ駆動装置500を適用することができる。その場合、図19においては図示が省略されているが、モータ駆動装置500が画像形成装置1000に含まれる。
また、スタートスイッチが押されると、給紙テーブル1200から用紙が繰り出され、レジストローラ1260に突き当てられて一時停止される。
そして、中間転写ベルト1010上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ1260が回転され、中間転写ベルト1010と転写搬送ベルト1050との間に用紙が送り込まれ、二次転写部で画像が転写されて用紙上にカラー画像が記録される。画像転写後の用紙は定着装置1060に送られ、トナー像が定着されて排紙トレイ1070に排出される。
本実施形態によれば、画像形成装置1000の中間転写ベルト1010等を回転駆動する駆動モータとしてブラシレスモータ10を適用し、その駆動装置としてモータ駆動装置500を用いている。そのため、光学エンコーダ等の別個のセンサの追加が不要で、精度よく角度検出をすることができる。したがって、画像形成装置1000の駆動モータの駆動を精度よく行うことができる。
なお、上述した各実施形態に記載したモータはアウタ・ロータ型に限らず、インナ・ロータ型も可能である。コイルの結線パターンもY字結線(スター結線)に限らずデルタ結線も可能である。モータ回転子の極数も12極に限らない。また、ホール素子の配置も120°の位相差を有するに限らない。
また、本発明のモータ駆動装置は家電製品、OA機器等に好適に適用可能であるが、OA機器としては上述した画像形成装置の他にも画像読取装置等に適用することができる。
また、画像形成装置においては、作像部の構成等は任意であり、タンデム式における各色作像ユニットの並び順などは任意である。また、タンデム式に限らず、一つの感光体の周囲に複数の現像装置を配置したものや、リボルバ型現像装置を用いる構成も可能である。また、3色のトナーを用いるフルカラー機や、2色のトナーによる多色機、あるいはモノクロ装置にも本発明を適用することができる。もちろん、画像形成装置としては複写機に限らず、プリンタやファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の角度検出装置やモータ駆動装置および画像形成装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
10 ブラシレスモータ(モータ)
11 回転子
15U、15V ホール素子(磁気センサ)
20 角度検出装置
24 高調波除去部(高調波除去手段)
25 振幅変動除去部(振幅変動除去手段)
30 ベクトル生成部(ベクトル変換手段、角度検出手段)
40 ベクトル回転部(回転演算手段、角度検出手段)
50 角度生成器(角度検出手段)
51 角度検出部(検出手段)
52 正弦データ生成部(正弦値生成手段)
500 モータ駆動装置
1000 画像形成装置
特許第4111813号公報 特開2013−108971号公報

Claims (5)

  1. いに異なる位相差を有するように配置された複数の磁気センサの出力信号に基づいて回転子の回転角度を検出する角度検出手段を有する角度検出装置において、
    前記磁気センサの出力信号に含まれる前記回転子1周分の周期を持つ振幅変動成分を除去する振幅変動除去手段と、
    前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値と、前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値と、をそれぞれ時分割で出力する正弦値生成手段と、を有し、
    前記振幅変動除去手段が、前記磁気センサの出力信号および前記正弦値生成手段が出力した前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値に基づいて前記回転子1周分の周期を持つ振幅変動成分を除去する、
    ことを特徴とする角度検出装置。
  2. 前記磁気センサの出力信号に含まれるN次高調波成分(Nは2以上の自然数)を除去する高調波除去手段をさらに有し、
    前記高調波除去手段は、前記磁気センサの出力信号および前記正弦値生成手段が出力した前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値に基づいてN次高調波成分を除去する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の角度検出装置。
  3. 互いに異なる位相差を有するように配置された複数の磁気センサの出力信号に基づいて回転子の回転角度を検出する角度検出手段を有する角度検出装置において、
    前記磁気センサの出力信号に含まれるN次高調波成分(Nは2以上の自然数)を除去する高調波除去手段と、
    前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値と、前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値と、をそれぞれ時分割で出力する正弦値生成手段と、を有し、
    前記高調波除去手段は、前記磁気センサの出力信号および前記正弦値生成手段が出力した前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値に基づいてN次高調波成分を除去する、
    ことを特徴とする角度検出装置。
  4. いに異なる位相差を有するように配置された複数の磁気センサの出力信号に基づいて回転子の回転角度を検出する角度検出工程をコンピュータで実行する角度検出方法において、
    前記磁気センサの出力信号に含まれる前記回転子1周分を周期を持つ振幅変動成分を除去する振幅変動除去工程と、
    前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値と、前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値と、をそれぞれ時分割で出力する正弦値生成工程と、を含み、
    前記振幅変動除去工程が、前記磁気センサの出力信号および前記正弦値生成工程の結果出力された前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値に基づいて前記回転子1周分の周期を持つ振幅変動成分を除去する、
    を含むことを特徴とする角度検出方法。
  5. 互いに異なる位相差を有するように配置された複数の磁気センサの出力信号に基づいて回転子の回転角度を検出する角度検出工程をコンピュータで実行する角度検出方法において、
    前記磁気センサの出力信号に含まれるN次高調波成分(Nは2以上の自然数)を除去する高調波除去工程と、
    前記回転子の回転角度の整数分の1角度に対する正弦値と、前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値と、をそれぞれ時分割で出力する正弦値生成工程と、を有し、
    前記高調波除去工程は、前記磁気センサの出力信号および前記正弦値生成工程の結果出力された前記回転子の回転角度の整数倍角度に対する正弦値に基づいてN次高調波成分を除去する、
    ことを特徴とする角度検出方法
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