JP6429362B2 - 施設利用什器 - Google Patents

施設利用什器 Download PDF

Info

Publication number
JP6429362B2
JP6429362B2 JP2014118015A JP2014118015A JP6429362B2 JP 6429362 B2 JP6429362 B2 JP 6429362B2 JP 2014118015 A JP2014118015 A JP 2014118015A JP 2014118015 A JP2014118015 A JP 2014118015A JP 6429362 B2 JP6429362 B2 JP 6429362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
top plate
fixture
facility
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014118015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015229080A (ja
Inventor
寛也 松下
寛也 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2014118015A priority Critical patent/JP6429362B2/ja
Publication of JP2015229080A publication Critical patent/JP2015229080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6429362B2 publication Critical patent/JP6429362B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Legs For Furniture In General (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

この発明は、教室や講演会場、競技場等の施設内で用いられる施設利用什器に関するものである。
教室や講演会場、競技場等の施設においては、脚部材に支持された天板を備えた長テーブル等の天板付き什器と、その天板付き什器を利用する作業者が着座する椅子とが組となった什器が使用される(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の施設利用什器は、組を成す天板付き什器と椅子が施設内のフロア部に前後方向に複数配列されるものであり、天板付き什器と椅子はそれぞれ個別にフロア上に設置されている。
一方、特許文献2に記載の施設利用什器は、天板付き什器の前面に前部側の椅子が傾動可能に取り付けられ、この天板付き什器と椅子が一体化されたユニットが施設内のフロア部に前後方向に複数配列されている。
これらの施設内什器は、天板付き什器と椅子が前後方向に規則正しく複数配列されるため、施設内に多人数の利用者を効率良く収容することができる。
特許第5090090号公報 特許第5378689号公報
ところで、この種の施設内什器は、施設内の前後方向に沿う通路に隣接して設けられることがあり、その場合には、例えば、足腰の不自由な歩行者等が自由に把持できる把持部を備えていることが望まれる。
しかし、施設内什器の天板や座等の什器本体部は、利用者各自が腕を載せ置いたり、直接着座する部分であるため、その部分に把持部材が設けられていても、通路を歩行する歩行者は把持するのに抵抗を感じる。このため、把持部材が有効活用されないことが懸念される。
そこでこの発明は、通路を歩行する歩行者が心理的な抵抗なく把持することができる施設利用什器を提供しようとするものである。
この発明に係る施設利用什器は、上記課題を解決するために、施設内の通路に沿って前後に複数配列される施設利用什器において、施設内のフロア部に設置される支持構造体と、前記支持構造体に支持され、利用者が個別に使用する什器本体部と、を備え、前記支持構造体は、前記通路に臨むように前記フロア部に立設された脚部を有し、前記什器本体部は、前記脚部の上部に配置され、上方に向く作業面を有する天板を有し、前記脚部の前記通路に臨む領域には、前記通路側から把持可能な把持部材が配置され、前記把持部材は、前記天板の前記通路に臨む側の端部よりも、前記通路側に突出するように前記脚部に設けられるようにした。
これにより、通路側で把持部材を把持しようとする歩行者は、什器本体部を使用している利用者がいる場合でも、その利用者が直接使用している領域から離間した部分において把持部材を把持することができる。
この場合、フロア部に立設された脚部に把持部材が支持されるため、把持部材の支持剛性を高め、歩行者が安定的に体を支えられるようにすることができる。
この場合、利用者が腕を載せ置く天板上から通路側に離間した部位に把持部材が配置されるため、利用者が天板上に腕を載せ置いている場合にも、通路を歩行する歩行者が心理的な抵抗なく把持部材を把持することができる。
前記什器本体部は、前記天板の前部を覆う幕板を備え、前記幕板は、前記天板の前部下方を覆う下方遮蔽領域と、当該下方遮蔽領域よりも上方側で前記天板の前部と前部上方とを覆う上方遮蔽領域と、を有し、前記上方遮蔽領域の前記通路側の端部は、前記天板よりも前記通路側に突出して配置され、前記下方遮蔽領域の前記通路側の端部は、前記天板の前記通路側の端部よりも前記通路と逆側に位置して配置され、前記把持部材は、前記脚部上の、前記下方遮蔽領域に対応する高さ位置に設置されるようにしても良い。
この場合、天板の上下領域が幕板によって前方側から遮蔽されるため、通路を歩行する歩行者が前方側から把持部材を把持する場合の心理的な抵抗を低減することができる。特に、天板の前部と前部上方とを覆う上方遮蔽領域の通路側の端部が天板よりも通路側に突出して配置されているため、通路側から把持部材を把持しようとする歩行者から天板上やその天板の利用者が見えにくくなり、把持部を把持する歩行者の心理的な抵抗がより少なくなる。
また、天板の前部下方を覆う下方遮蔽領域の通路側の端部が、天板の通路側の端部よりも前記通路と逆側に位置し、把持部材が脚部上の下方遮蔽領域に対応する高さ位置に設置されていることから、通路を歩行する歩行者が把持部材を把持する際に幕板がその把持の支障になることもない。さらに、下方遮蔽領域の通路側の端部が、天板の通路側の端部よりも通路と逆側に位置して配置されていることから、天板の利用者によって幕板の通路側の端部が蹴られにくくなり、幕板自体が破損したり外れたりする危険性が小さくなる。
前記什器本体部の前部には、前部側の施設利用什器の椅子の背凭れが支持され、前記把持部材は、前記背凭れの前記通路側の端部よりも前記通路側に突出するように前記脚部に設けられるようにしても良い。
この場合、利用者が直接背中を凭れる背凭れから通路側に離間した部位に把持部材が配置されるため、前部側の椅子に利用者が着座している場合にも、通路を歩行する歩行者が心理的な抵抗なく把持部材を把持することができる。
この発明によれば、什器本体部を使用している利用者がいる場合にも、通路を歩行する歩行者が、その利用者が直接使用している領域から離間した部分で把持部材を把持することができるため、把持部材を把持する歩行者の心理的な抵抗を軽減することができる。
この発明の一実施形態の施設利用什器を設置した施設内の側面図である。 この発明の一実施形態の施設利用什器を設置した施設内の上面図である。 この発明の一実施形態の施設利用什器を設置した施設内の正面図である。 この発明の一実施形態の施設利用什器を設置した施設内の斜視図である。 この発明の一実施形態の施設利用什器の正面図である。 この発明の一実施形態の施設利用什器の上面図である。 参考例の施設利用什器の側面図である。 参考例の施設利用什器の上面図である。
以下、この発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
この実施形態に係る施設利用什器は、利用者二人が左右に並んで使用可能な天板付き什器10によって構成されている。天板付き什器10の後方側には、利用者が着座するための二つの椅子20,20が設置されている。
この実施形態の場合、天板付き什器10と、その後方側に設置される二つの椅子20,20が組を成し、これらの組が競技場の階段状のフロア部である段床1に、前後と左右に並んで複数設置されている。競技場の段床1は、観戦方向に向かって次第に低位となるように形成されており、天板付き什器10…は、その段床1の傾斜に沿って前後方向に直線的に並んで設置されている。前後に並ぶ各天板付き什器10は、段床1の高さの異なる各段に設置されている。
こうして直線的に前後に並んだ天板付き什器10…の列の左右両側には、施設内の階段通路2が配置されている。施設内には、段床1の傾斜に沿う階段通路2が複数略平行に設けられている。
なお、以下においては、特別に断らない限り、施設内の競技観戦方向を「前」と呼び、その反対側を「後」と呼ぶものとする。図中矢印FRは、施設内の前方を指すものとする。
天板付き什器10は、段床1の水平面1aに固定設置される脚部材11(脚部)と、脚部材11の上端部に略水平に取り付けられる天板12と、脚部材11と天板12に取り付けられて天板12の前部を前方側から遮蔽する幕板13と、を備えている。各天板付き什器10の天板12の後方側(競技観戦方向に向かっての後方側)には、天板12を使用する利用者の進入スペースが確保され、その進入スペースに天板付き什器10と組を成す椅子20,20が設置されている。
天板12は、幅方向に横長に形成され、幅方向の中心線Cを挟んだ左右に二つの作業領域WL,WRが設けられている。各作業領域WL,WRの前端面14と後端縁15は、それぞれ隣接する階段通路2に向かって設定角度(例えば、5°程度)後方側に傾斜している。具体的には、左側の作業領域WLの前端面14と後端縁15とは、左側に位置される階段通路2に向かって設定角度後方側に傾斜しており、右側の作業領域WRの前端縁14と後端縁15とは、右側に位置される階段通路2に向かって設定角度後方側に傾斜している。
また、天板12の階段通路2に臨む側端部19(側部側の端面)は、階段通路2の延出方向と略平行に形成されている。つまり、天板12の各側端部19は、端面が階段通路2に沿うように形成されている。
幕板13は、板厚方向が略前後方向を向くようにして、脚部材11と天板12の前端縁14とに跨って取り付けられている。幕板13は、幅方向の中心線Cの位置を前側に凸の稜線として左右両側が後方側に設定角度傾斜している。幕板13のこの傾斜角度は、天板12の左右の作業領域WL,WRの前端縁14の傾斜角度と合致する角度に設定されている。
また、幕板13は、図3〜図5に示すように、天板12の前部下方を覆う下方遮蔽領域13aと、天板12の前面と天板12の前部上方側を覆う上方遮蔽領域13bとを備えている。下方遮蔽領域13aの幅方向の寸法は、脚部材11の幅方向の寸法とほぼ同寸法に設定され、上方遮蔽領域13bの幅方向の寸法は、天板12の幅方向の寸法よりも若干長い寸法に設定されている。天板12の幅方向の寸法は、脚部材11の幅方向の寸法よりも長く設定されている。
図5に示すように、上方遮蔽領域13bの隣接する階段通路2側の端部は、天板12の隣接する階段通路2側の端部よりも階段通路2側に所定寸法bだけ突出して配置され、下方遮蔽領域13aと脚部材11の階段通路2側の端部は、天板12の隣接する階段通路2側の端部よりも階段通路2と逆側に所定寸法cだけ窪んで配置されている。したがって、幕板13の上方遮蔽領域13bの側端部は、下方遮蔽領域13aの側端部に対して隣接する階段通路2側に段差状に膨出している。
脚部材11の階段通路2に臨む側面のうちの、幕板13の下方遮蔽領域13aの上部に対応する高さ位置には、階段通路2を昇降する歩行者が把持可能な把持部材16が取り付けられている。把持部材16は、歩行者が把持する把持部16aが、少なくとも天板12の隣接する階段通路2側の端部よりも、階段通路2側に突出するように脚部材11の側面に取り付けられている。
幕板13の上方遮蔽領域13bの前面には、前方の椅子20に着座した利用者の頭部を保護するための頭部保護部材17が取り付けられている。頭部保護部材17は、横長の略長方体状のブロックによって形成されている。頭部保護部材17は、弾性を有し、例えば、スポンジゴム等の弾性を有するブロック状の素材が表皮材に覆われて構成されている。頭部保護部材17の設置高さは、前方の椅子20に着座した一般的な利用者の頭部の高さとほぼ同高さに設定されている。頭部保護部材17の前方側への突出高さは、前方の椅子20に着座した利用者が後部に反り返って利用者の後頭部が当接したときに、その利用者の頭部が天板12の上側の角部に接触するのを回避し得る高さに設定されている。
ところで、天板付き什器10と組みを成す二つの椅子20,20は、その天板付き什器10の設置される段床1の段よりも一段上の段の前部垂立面1bに支持されている。そして、後方側の組の天板付き什器10と、前方側の組の二つの椅子20,20とは、後方側の天板付き什器10が階段状の段床1の高位部に設置されるとともに、前方側の椅子20,20が段床1の高位部よりも低い低位部に設置されている。
一方、各椅子20は、基端が段床1の前部垂立面1bに固定設置されて、その基端から前部上方側に向かって延出する一対の支持アーム21,21と、後縁部が一対の支持アーム21,21に跳ね上げ回動可能に軸支される座22と、下端の幅方向の両側部が一対の支持アーム21,21に支持される背凭れ23と、を備えている。なお、背凭れ23の上端部は、幅方向の中央位置において、後方側の天板付き什器10の幕板13の前面に図示しない係止手段によって係止固定されている。背凭れ23の上端部の係止位置は、幕板13の前面の頭部保護部材17の直下位置に設定されている。
座22は、図4に示すように、左右の支持アーム21,21に保持された回動軸24に軸支されている。各回動軸24は、前方の天板付き什器10の天板12の作業領域WLまたはWRの後端縁15と平行になるように、つまり、隣接する階段通路2に向かって後方側に傾斜するように設置されている。そして、各回動軸24に軸支される座22は、幅方向が隣接する階段通路2に向かって後方側に傾斜している。また、下端が左右の支持アーム21,21に固定される背凭れ23も、座22と同様に幅方向が隣接する階段通路2に向かって後方側に傾斜している。
なお、天板付き什器10の脚部材11の側面に取り付けられる把持部材16(把持部16a)は、図6に示すように、背凭れ23の隣接する階段通路2側の端部よりも階段通路2側に突出している。
以上のように階段通路2の両側に設置された天板付き什器10と椅子20,20の組は以下のようにして使用される。
各天板付き什器10の天板12を使用する利用者は、階段通路2から使用する天板12の作業領域WL,WRの後方側に進入し、その作業領域WL,WRの後方側の対応する椅子20に着座する。
このとき、天板12の作業領域WL,WRの後端縁15は、隣接する階段通路2に向かって後方側に傾斜し、対応する椅子20,20も、幅方向が同様に隣接する階段通路2に向かって後方側に傾斜している。このため、椅子20に着座して天板12上の作業領域WL,WRに向かった利用者は、体全体が隣接する階段通路2の前方側に斜め向くことになる。したがって、一つの天板付き什器10の天板12を共用する左右の利用者は、両者の視線の向く方向が相反方向にずれ、隣接する利用者の存在を気にせずに作業領域WL,WRに向かって快適に作業を行うことができる。
一方、階段通路2を昇降する歩行者が体を支える場合には、いずれかの天板付き什器10の脚部材11に取り付けられた把持部材16を歩行者が把持することができる。
この実施形態に係る天板付き什器10の場合、階段通路2を昇降する歩行者が把持できる把持部材16が、什器本体部である天板12ではなく、天板12を支持する支持構造体である脚部材11の階段通路2に臨む領域に設けられているため、天板12を使用している利用者がいる場合であっても、歩行者は、その利用者が直接使用している領域から離間した部位において、把持部材16を把持して体を支えることができる。したがって、この実施形態に係る天板付き什器10においては、把持部材16を把持する歩行者の心理的な抵抗を軽減することができる。
また、この実施形態に係る天板付き什器10においては、歩行者によって把持される把持部材16が、フロア部である段床1に立設された脚部材11に一体に取り付けられているため、把持部材16の支持剛性を充分に高めることができる。このため、把持部材16に手を掛けた歩行者が体重をかけても、歩行者の体を天板付き什器10によって安定して支えることができる。
さらに、この実施形態の天板付き什器10は、把持部材16が、天板12の階段通路2に臨む側の端部よりも、階段通路2側に突出するように脚部材11に取り付けられているため、利用者が腕を載せ置く天板12から階段通路2側に離間した部位に把持部材16が配置されることになる。したがって、利用者が天板12に腕を載せ置いて天板12を使用している場合であっても、階段通路2を昇降する歩行者は心理的な抵抗なく把持部材16を把持することができる。
また、この実施形態に係る天板付き什器10は、天板12の前部を覆う幕板13を備えているため、階段通路2を昇る歩行者から天板12を利用する利用者が幕板13によって隠されることになる。このため、階段通路2を昇る歩行者が把持部材16を把持するときの心理的な抵抗を軽減することができる。
特に、この実施形態に係る天板付き什器10の場合、幕板13の上方遮蔽領域13bの階段通路2側の端部が天板12よりも階段通路2側に突出して配置されているため、階段通路2側から把持部材16を把持しようとする歩行者から天板12やそれを使用する利用者が見えにくくなる。したがって、把持部材16を把持する歩行者の心理的な抵抗がより少なくなる。
また、この実施形態の場合、幕板13の下方遮蔽領域13aの階段通路2側の端部が、天板12の階段通路2側の端部よりも内側(階段通路2と逆側)に位置され、把持部材16が脚部材11の下方遮蔽領域13aの上部に対応する高さ位置に配置されている。このため、階段通路2を昇降する歩行者が把持部材16を把持する際に、幕板13がその把持の支障になることがない。
さらに、この実施形態の場合、幕板13下方遮蔽領域13aの通路側の端部が、天板12の通路側の端部よりも階段通路2から離間する側に配置されているため、天板12の利用者によって幕板12の階段通路2側の端部が蹴られにくくなる。したがって、幕板13の階段通路2側に張り出した端部が利用者によって蹴られることにより、幕板13自体が破損したり外れたりする危険性が小さくなる。
さらに、この実施形態に係る天板付き什器10の場合、幕板13の前面に前席の椅子20の背凭れ23の上端部が取り付けられているが、天板付き什器10の脚部材11に取り付けられる把持部材16は、前席の背凭れ23の階段通路2側の端部よりも階段通路2側に位置されている。したがって、前席の椅子20に利用者が着座して、その利用者が背凭れ23に凭れている場合にも、階段通路2を昇降する歩行者が心理的な抵抗なく把持部材16を把持することができる。
図7,図8は、参考例に係る施設利用什器の側面図と上面図である。
この参考例は、施設内の通路に沿って前後に複数配列される椅子20が施設利用什器を構成している。この椅子20は、例えば、上記の実施形態と同様に、施設内のフロア部である段床1に天板付き什器10の前後に設置することができる。なお、この参考例においては、上記の実施形態と同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略するものとする。
この参考例の椅子20は、上記の実施形態と同様に、基端が段床1の前部垂立面1bに固定設置されて、その基端から前部上方側に向かって延出する一対の支持アーム21,21(脚部)と、後縁部が一対の支持アーム21,21に跳ね上げ回動可能に軸支される座22と、下端の幅方向の両側部が一対の支持アーム21,21に支持される背凭れ23と、を備えている。この参考例においては、一対の支持アーム21,21が支持構造体を構成している。
そして、一対の支持アーム21,21のうちの階段通路2に隣接する側の支持アーム21の階段通路2に臨む側の面には、階段通路2から把持可能な把持部材16が取り付けられている。この把持部材16は、上記の実施形態のものとほぼ同様の構造であり、歩行者が把持可能な把持部16aを有している。把持部材16は、図8に示すように、把持部16aが椅子20の座22の階段通路2に臨む側の端部よりも、設定寸法eだけ階段通路2側に突出するように支持アーム21に取り付けられている。
この参考例の場合、階段通路2を昇降する歩行者が体を支える場合には、椅子20の支持アーム21に取り付けられた把持部材16を、歩行者が把持することができる。
この参考例に係る椅子20においては、階段通路2を昇降する歩行者が把持できる把持部材16が什器本体部である座22ではなく、座22を支持する支持構造体である支持アーム21の階段通路2に臨む領域に設けられているため、椅子20に着座している利用者がいる場合であっても、歩行者は、その利用者が着座している領域から離間した部位において、把持部材16を把持して体を支えることができる。したがって、この参考例の場合も、把持部材16を把持する歩行者の心理的な抵抗を軽減することができる。
また、この参考例の場合、歩行者によって把持される把持部材16が、フロア部である段床1に固定される支持アーム21に取り付けられているため、把持部材16の支持剛性を充分に高めることができる。
さらに、この参考例に係る椅子20においては、利用者が着座する座22から階段通路2側に離間した部位に把持部材16が配置されるため、利用者が座22に着座している場合にも、階段通路2を昇降する歩行者が心理的な抵抗なく把持部材16を把持することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態の天板付き什器と椅子は、天板と幕板の前端面と、椅子の幅方向とが階段通路に向かって後方側に傾斜しているが、天板と幕板の前端面と、椅子の幅方向とは、傾斜せずに前方に正対する構造であっても良い。また、施設内の通路は階段通路に限らず、平坦な通路であっても良い。
2 階段通路(通路)
10 天板付き什器(施設利用什器)
11 脚部材(脚部,支持構造体)
12 天板(什器本体部)
13 幕板
13a 下方遮蔽領域
13b 上方遮蔽領域
16 把持部材
22 座
23 背凭れ

Claims (3)

  1. 施設内の通路に沿って前後に複数配列される施設利用什器において、
    施設内のフロア部に設置される支持構造体と、
    前記支持構造体に支持され、利用者が個別に使用する什器本体部と、を備え、
    前記支持構造体は、前記通路に臨むように前記フロア部に立設された脚部を有し、
    前記什器本体部は、前記脚部の上部に配置され、上方に向く作業面を有する天板を有し、
    前記脚部の前記通路に臨む領域には、前記通路側から把持可能な把持部材が配置され、
    前記把持部材は、前記天板の前記通路に臨む側の端部よりも、前記通路側に突出するように前記脚部に設けられていることを特徴とする施設利用什器。
  2. 前記什器本体部は、前記天板の前部を覆う幕板を備え、
    前記幕板は、前記天板の前部下方を覆う下方遮蔽領域と、当該下方遮蔽領域よりも上方側で前記天板の前部と前部上方とを覆う上方遮蔽領域と、を有し、
    前記上方遮蔽領域の前記通路側の端部は、前記天板よりも前記通路側に突出して配置され、
    前記下方遮蔽領域の前記通路側の端部は、前記天板の前記通路側の端部よりも前記通路と逆側に位置して配置され、
    前記把持部材は、前記脚部上の、前記下方遮蔽領域に対応する高さ位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の施設利用什器。
  3. 前記什器本体部の前部には、前部側の施設利用什器の椅子の背凭れが支持され、
    前記把持部材は、前記背凭れの前記通路側の端部よりも前記通路側に突出するように前記脚部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の施設利用什器。
JP2014118015A 2014-06-06 2014-06-06 施設利用什器 Active JP6429362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014118015A JP6429362B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 施設利用什器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014118015A JP6429362B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 施設利用什器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015229080A JP2015229080A (ja) 2015-12-21
JP6429362B2 true JP6429362B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=54886188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014118015A Active JP6429362B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 施設利用什器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6429362B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6872406B2 (ja) * 2017-04-18 2021-05-19 株式会社オカムラ 椅子用背凭れ
JP7295789B2 (ja) * 2019-11-28 2023-06-21 株式会社ジンズホールディングス オフィス

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3767989B2 (ja) * 1997-12-18 2006-04-19 東日本旅客鉄道株式会社 クロスシート
JP2006116209A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Tokai Kagu Kogyo Kk テーブル及び椅子
JP2006218180A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Okamura Corp 対面カウンタ
GB0526205D0 (en) * 2005-12-22 2006-02-01 Airbus Uk Ltd Aircraft seat assembly
JP5378689B2 (ja) * 2008-03-03 2013-12-25 愛知株式会社 椅子
JP6189152B2 (ja) * 2013-09-13 2017-08-30 旭化成ホームズ株式会社 テーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015229080A (ja) 2015-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6429362B2 (ja) 施設利用什器
JP6781531B2 (ja) 椅子
JP6338217B2 (ja) 組み合わせ什器
JP2013036245A (ja) 床段差部を利用した背もたれ構造
JP6723006B2 (ja) 椅子
JP6425329B2 (ja) 組み合わせ什器
JP2015229083A (ja) 組み合わせ什器
KR101468048B1 (ko) 다용도 목욕의자
JP2020146549A (ja) イス
JP6744197B2 (ja) 椅子
US20140091608A1 (en) One piece chair with integral arm rest
JP7096394B2 (ja) 椅子用背凭れ
JP3215437U (ja) 収納式玄関座具
DK2583587T3 (en) Peripherals support for computer equipment
JP3108278U (ja) 椅子
JP6061123B2 (ja) ポータブルトイレ
JP1763142S (ja) 座椅子
JP6363137B2 (ja) こたつ用椅子
JP6781530B2 (ja) 椅子
JP2022118190A5 (ja) 椅子
JP6712852B2 (ja) 机付き椅子及び机付き椅子とテーブルのセット
JP2019124102A (ja) 昇降口
JP3126599U (ja) 正座椅子
JP5957219B2 (ja) 椅子
JP2022170180A (ja) 飛沫拡散防止用シールド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6429362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250