JP6427765B2 - コモンモードノイズフィルタ - Google Patents

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本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用される小形で薄型のコモンモードノイズフィルタに関するものである。
従来のこの種のコモンモードノイズフィルタは、図4に示されるような構成を有していた。
図4は従来のコモンモードノイズフィルタを示す分解斜視図である。この図4に示すように、従来のコモンモードノイズフィルタは、複数の絶縁体層1と複数のコイル導体2とを積層し、そして前記コイル導体2を構成する導体3a〜3d、導体4a〜4d、導体5a〜5d同士をそれぞれ電気的に接続することによって3つの独立した螺旋状の第1〜第3のコイル3〜5を形成し、かつこの3つの第1〜第3のコイル3〜5を下から順に積層方向に配置していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−186056号公報
しかしながら、上記従来のコモンモードノイズフィルタは、第1のコイル3と第3のコイル5との間に第2のコイル4を配置しているため、第1のコイル3と第3のコイル5との距離が遠く、これにより、第1のコイル3と第3のコイル5はほとんど磁気結合しないため、コモンモード成分のインピーダンスを高くすることができず、その結果、コモンモードノイズの除去特性が低いという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
本発明は上記課題を解決するために、複数の絶縁体層が積層された積層体と、前記積層体の内部に設けられた三つのコイル導体と、前記積層体に設けられ前記コイル導体と接続された外部電極とを備え、三つの前記コイル導体はそれぞれ渦巻き状で1ターン以上に設けられ、その巻回軸と直交する面の外形形状が同じ寸法の長辺と短辺からなる矩形状に形成されるとともに、一つの前記絶縁体層上に設けられており、さらに、前記短辺に対する前記長辺の長さの比をXとしたとき、2.0<X≦2.5であり、三つの前記コイル導体の内、二つの前記コイル導体の前記長辺を対向させ、この二つの前記コイル導体それぞれの短辺と他の前記コイル導体の長辺とを対向させて配置したものである。
本発明のコモンモードノイズフィルタは、三つのコイル導体はそれぞれ渦巻き状で1ターン以上に設けられ、その巻回軸と直交する面の外形形状が長辺と短辺からなる矩形状に形成されるとともに、一つの絶縁体層上に設けられており、三つのコイル導体の内、二つのコイル導体の長辺を対向させ、この二つのコイル導体それぞれの短辺と他のコイル導体の長辺とを対向させて配置しているため、同一面上に3つの導体が設けられることになり、これにより、各コイル導体間の距離を短くでき、さらに、各コイル導体の外形形状の長辺、短辺で互いに対向しているので、各導体を互いに隣接させることができ、全ての導体間で磁気結合を向上させることができる。
これらの結果、コモンモード成分のインピーダンスを高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができるという優れた効果を奏するものである。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの斜視図 本発明の一実施の形態における別のコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 従来のコモンモードノイズフィルタの構造を示す分解斜視図
以下、本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタを示す分解斜視図、図2は同コモンモードノイズフィルタの斜視図である。
本発明のコモンモードノイズフィルタは図1、図2のように、複数の絶縁体層12が積層された積層体11と、積層体11の内部に設けられた第一、第二、第三コイル導体13、14、15の三つのコイル導体と、積層体11に設けられ各コイル導体と接続された外部電極とを備えている。
そして、積層体11は、Fe23をベースとしたフェライトやガラスセラミックなどの絶縁材料によりシート状に構成された第一絶縁体層〜第八絶縁体層12a〜12hの複数の絶縁体層12を積層して構成されたものである。
この積層体11の内、第一、第二絶縁体層12a、12b、および第七、第八絶縁体層12g、12hは積層体11の寸法を調整するためのダミー層である。
ダミー層の枚数は、本実施の形態において、特に限定されるものではなく、積層体11の寸法に合わせて適宜枚数の調整が可能である。
また、第三絶縁体層〜第五絶縁体層12c〜12eには第一、第二、第三コイル導体13、14、15の三つのコイル導体が設けられている。
そして、第六絶縁体層12fは三つのコイル導体を保護するための保護層である。
また、第一、第二、第三コイル導体13、14、15の三つのコイル導体は、それぞれ二つに分割された分割コイル導体を接続することにより構成されている。
第一コイル導体13は、二つの第一分割コイル導体13a、13bを接続することにより構成され、第二コイル導体14は、二つの第二分割コイル導体14a、14bを接続することにより構成され、第三コイル導体15は、二つの第三分割コイル導体15a、15bを接続することにより構成されている。
これらの各分割コイル導体は、絶縁体層12上に銀等の導電材料をめっきや印刷することにより形成されるもので、それぞれ渦巻き状で1ターン以上に設けられ、その巻回軸と直交する面の外形形状が長辺と短辺からなる矩形状に形成されている。
ここで、外形形状が長辺と短辺からなる矩形状とは、最外周の長辺と短辺に沿う直線で囲まれる形状のことを意味したものであり、長辺と短辺との角部を丸めたアールを設けたり面取りしたテーパーを設けたりしてもよい。
そして、第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aが一つの絶縁体層12上の同一面に設けられ、第一、第二、第三分割コイル導体13b、14b、15bが別の一つの絶縁体層12の同一面に設けられる。
本実施の形態では、第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aを第三絶縁体層12cに設け、第一、第二、第三分割コイル導体13b、14b、15bを第五絶縁体層12eに設けている。
一方の、第三絶縁体層12c上において、第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aを設ける配置については、まず、三つの分割コイル導体の内、二つの分割コイル導体の最外周の長辺同士を短絡させないように隣接させ、長辺同士が平行になるように対向させている。
そして、この二つの分割コイル導体それぞれの最外周の短辺と他の残りの分割コイル導体の最外周の長辺とを短絡させないように隣接させ、短辺と長辺とが平行になるように対向させて各分割コイル導体が配置される。
本実施の形態では、図1のように、第一分割コイル導体13aと第二分割コイル導体14aの最外周の長辺を対向させ、これら第一分割コイル導体13aと第二分割コイル導体14aのそれぞれの短辺と第三分割コイル導体15aの最外周の長辺とを対向させて配置したものである。
このようにすることにより、同一面上に3つの分割コイル導体が設けられるために、各分割コイル導体間の距離を短くでき、さらに、各分割コイル導体の外形形状の長辺、短辺を短絡させないように隣接させ、平行になるように互いに対向しているので、各分割コイル導体を互いに隣接させることができ、全ての分割コイル導体間で磁気結合を向上させることができる。
このとき、長辺を対向させた第一分割コイル導体13aの長辺と第二分割コイル導体14aの長辺の長さを同じ長さとすることがよく、このようにすることにより、第一分割コイル導体13aと第二分割コイル導体14aとを効率的に磁気結合を向上させることができるので好ましい。
また、長辺を対向配置させた第一分割コイル導体13aと第二分割コイル導体14aの短辺側を合計した長さを、第三分割コイル導体15aの長辺の長さと同じ長さにすることがよく、このようにすることにより、第三分割コイル導体15aと第一分割コイル導体13aとの間、また第三分割コイル導体15aと第二分割コイル導体14aとの間をそれぞれ効率よく磁気結合させることができる。
そして、第一分割コイル導体13aの短辺と第二分割コイル導体14aの短辺の長さを同じ長さにすることがよく、このようにすることにより、第三分割コイル導体15aと第一分割コイル導体13aとの間、第三分割コイル導体15aと第二分割コイル導体14aとの間の磁気結合の強さのバランスを合わせることができる。
すなわち、第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aの外形形状を同じ寸法の矩形状にすることが好ましい。
この場合、矩形状の長辺と短辺の比は、矩形状の短辺に対する長辺の長さの比をXとしたとき、Xが2.0以下だと、第一分割コイル導体13aの長辺と第二分割コイル導体14aの長辺との間の間隔によって、第一、第二分割コイル導体13a、14aの短辺の一部に第三分割コイル導体15aの長辺と対向しない部分ができ、磁気結合が悪くなるので好ましくない。
また、Xが2.5より大きいと、第三分割コイル導体15aの長辺に第一、第二分割コイル導体13a、14aの短辺と対向しない部分が増えて磁気結合が悪くなるので好ましくない。
よって、2.0<X≦2.5とすることで効率よく磁気結合を向上させることができるので好ましい。
また、長辺を対向させた第一分割コイル導体13aの長辺と第二分割コイル導体14aの長辺との間隔よりも、第一、第二分割コイル導体13a、14aの各短辺と第三分割コイル導体15aの長辺との間隔を小さくするこが好ましい。
これは、短辺側は、長辺同士に比べて磁気結合が弱くなるので、このようにすることにより短辺側の磁気結合を強くして、各分割コイル導体の磁気結合のバランスをよくすることができるものである。
そしてこれらの結果から、一つの第三絶縁体層12c上において、第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aの磁気結合を向上させることができ、各分割コイル導体間の磁気結合のバランスをよくすることができるものである。
また、他方の第五絶縁体層12e上の同一面において、第一、第二、第三分割コイル導体13b、14b、15bを設ける配置についても、同様に三つの分割コイル導体の内、二つの分割コイル導体の最外周の長辺同士を対向させている。
そして、この二つの分割コイル導体それぞれの最外周の短辺と他の分割コイル導体の最外周の長辺とを対向させている。
そしてさらに、第五絶縁体層12e上では、絶縁体層12の積層方向から見たときに、接続された分割コイル導体同士が重ならないように、各分割コイル導体を第三絶縁体層12cとは位置を変えて配置させている。
本実施の形態では、図1のように、まず、絶縁体層12の積層方向(図1において図面の上下方向)から見たときに、第三絶縁体層12c上の第一分割コイル導体13aが配置されていた位置に、第五絶縁体層12e上では第二分割コイル導体14bを配置させている。そして、第二分割コイル導体14bと第三分割コイル導体15aの最外周の長辺を対向させ、これら第二分割コイル導体14bと第三分割コイル導体15bのそれぞれの短辺と第三分割コイル導体15bの最外周の長辺とを対向させて配置したものである。
このようにすることにより、上述した第三絶縁体層12c上に形成した第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aと同様に、一つの第五絶縁体層12e上において、第一、第二、第三分割コイル導体13b、14b、15bの磁気結合を向上させることができ、各分割コイル導体間の磁気結合のバランスをよくすることができる。
さらに、絶縁体層12の積層方向から見たときに、接続された分割コイル導体同士が重ならないように、第三絶縁体層12cとは位置を変えて配置したために、第三絶縁体層12c上では第一分割コイル導体13aと第二分割コイル導体14aが長辺を対向させて磁気結合が強くなっていたが、第五絶縁体層上12eではこれとは異なり、第二分割コイル導体14bと第三分割コイル導体15bの別の組み合わせで長辺を対向させて磁気結合を強くすることができる。
また、絶縁体層12の積層方向において、第一分割コイル導体13aと第二分割コイル導体14bが積層され、第二分割コイル導体14aと第三分割コイル導体15bが積層され、第三分割コイル導体15aと第一分割コイル導体13bが積層され、積層方向で互いに異なる分割コイル導体を磁気結合させることができる。
そして、これらの結果から、各分割コイル導体がそれぞれ接続されたときに、第一、第二、第三コイル導体13、14、15の磁気結合をより向上させることができ、磁気結合のバランスをよりよくすることができるものである。
さらに、第一、第二、第三分割コイル導体13a、13b、14a、14b、15a、15bの上面視での面積を略同一にして、第一、第二、第三コイル導体13、14、15のコモンモード成分のインピーダンスを略等しくしたり、第一、第二、第三コイル導体13、14、15それぞれの互いの磁気結合を同一になるようにしたりするのが好ましい。そしてさらに、第三絶縁体層12c上の第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aの上面視での中心部分を正三角形の頂点部分に位置させ、第五絶縁体層12e上の第一、第二、第三分割コイル導体13b、14b、15bの上面視での中心部分を正三角形の頂点部分に位置させれば、より互いの磁気結合を同一にし易くなる。
また、このように各分割コイル導体を接続する構成は、複数の接続ビア19と、各分割コイル導体を接続する第一、第二、第三コイル接続導体20、21、22により構成されている。
接続ビア19は、第四、第五絶縁体層12d、12eに設けられ、各絶縁体層に穴をあけ銀等の導電材料を充填したものであり、第四絶縁体層12dにおいては、第一、第二、第三分割コイル導体13a、14a、15aの内周端の位置にあわせて設けられ、第五絶縁体層12eに置いては、第一、第二、第三分割コイル導体13b、14b、15bの内周端の位置にあわせて設けられている。
また、第一、第二、第三コイル接続導体20、21、22は、第四絶縁体層12d上に銀等の導電性材料をめっきや印刷することにより形成されたものである。
そして、第一分割コイル導体13a、13bの内周端間を接続ビア19と第一コイル接続導体20で接続することにより第一コイル導体13が構成されている。第二、第三コイル導体14、15も同様にして構成されている。
この第一、第二、第三コイル導体13、14、15の両端には、それぞれ、銀等の導電材料をめっきや印刷により形成された第一コイル引き出し導体16a、16b、第二コイル引き出し導体17a、17b、第三コイル引き出し導体18a、18bの一端が接続され、他端が積層体11を挟んで対向する位置に引き出されている。
各コイル引き出し導体が他のコイル引き出し導体や各コイル導体と交差する場合には、図1における第二コイル引き出し導体17bのように、接続ビア19を設けて他の絶縁体層12にコイル引き出し導体を設けるとよい。
また、各コイル引き出し導体の他端は、銀、ニッケル、錫等の導電材料により積層体11の側面に形成された外部電極23a〜23fに接続されている。
外部電極23は、図2のように、積層体11の対向する側面に設けられ、一方の側面に外部電極23a〜23cが設けられ、他方の側面の対向する位置に外部電極23d〜23fが設けられている。
そして、外部電極23a、23dに第一コイル導体13が接続され、外部電極23b、23eに第二コイル導体14が接続され、外部電極23c、23fに第三コイル導体15が接続され、外部電極23a〜23c側から外部電極23d〜23fを見たときに、渦巻き状に形成した各コイル導体の巻回方向が同じ方向になるように接続されている。
以上のように構成された本実施の形態のコモンモードノイズフィルタは、各コイル導体間で磁気結合をバランスよく強くすることができ、コモンモード成分のインピーダンスを高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができるものである。
なお、本実施の形態では、二つの異なる絶縁体層12に、第一、第二、第三コイル導体13、14、15を分割して形成した例で説明したが、この例に限らず一つの絶縁体層12に第一、第二、第三コイル導体13、14、15を分割せずに形成してもよい。
このようなコモンモードノイズフィルタについて図3を用いて説明する。
図3は本発明の一実施の形態における別のコモンモードノイズフィルタの分解斜視図である。
図3に示すように、前述した実施の形態と同様に、複数の絶縁体層12が積層された積層体11と、積層体11の内部に設けられた第一、第二、第三コイル導体13、14、15の三つのコイル導体と、積層体11に設けられ各コイル導体と接続された外部電極とを備えている。
そして、積層体11は、第一絶縁体層〜第八絶縁体層12a〜12hの複数の絶縁体層12を積層して構成されている。
この積層体11の内、第一、第二、第三絶縁体層12a、12b、12cおよび第七、第八絶縁体層12g、12hは積層体11の寸法を調整するためのダミー層である。
また、第四絶縁体層12dには第一、第二、第三コイル導体13、14、15の三つのコイル導体が設けられている。
第五絶縁体層12eには各コイル導体の内周端を積層体11の側面に引き出す第一、第二、第三引き出し導体16b、17b、18bと、接続ビア19が設けられている。
第六絶縁体層12fは各コイル引き出し導体を保護するための保護層である。
第一、第二、第三コイル導体は、それぞれ渦巻き状で1ターン以上に設けられ、その巻回軸と直交する面の外形形状が長辺と短辺からなる矩形状に形成されている。
そして、これらの各コイル導体は、第四絶縁体層12d上の同一面に、分割されることなく設けられ、第一コイル導体13と第二コイル導体14の最外周の長辺を対向させ、これら第一コイル導体13と第二コイル導体14のそれぞれの短辺と第三コイル導体15の最外周の長辺とを対向させて配置したものである。
このようにすることにより、前述した実施の形態と同様に、同一面上に3つのコイル導体が設けられるために、各コイル導体間の距離を短くでき、さらに、各コイル導体の外形形状の長辺、短辺を互いに対向しているので、各分割コイル導体を互いに隣接させることができ、全ての分割コイル導体間で磁気結合を向上させることができるものである。
そして、これらの結果から、各分割コイル導体がそれぞれ接続されたときに、第一、第二、第三のコイル導体13、14、15の磁気結合をより向上させることができ、磁気結合のバランスをよりよくすることができるものである。
本発明にかかるコモンモードノイズフィルタは、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができ、携帯電話、情報機器等のノイズ対策等として有用である。
11 積層体
12 絶縁体層
12a〜12i 第一絶縁体層〜第八絶縁体層
13 第一コイル導体
13a、13b 第一分割コイル導体
14 第二コイル導体
14a、14b 第二分割コイル導体
15 第三コイル導体
15a、15b 第三分割コイル導体
16a、16b 第一コイル引き出し導体
17a、17b 第二コイル引き出し導体
18a、18b 第三コイル引き出し導体
19 接続ビア
20 第一コイル接続導体
21 第二コイル接続導体
22 第三コイル接続導体
23a〜23f 外部電極

Claims (2)

  1. 複数の絶縁体層が積層された積層体と、前記積層体の内部に設けられた三つのコイル導体と、前記積層体に設けられ前記コイル導体と接続された外部電極とを備え、三つの前記コイル導体はそれぞれ渦巻き状で1ターン以上に設けられ、その巻回軸と直交する面の外形形状が同じ寸法の長辺と短辺からなる矩形状に形成されるとともに、一つの前記絶縁体層上に設けられており、さらに、前記短辺に対する前記長辺の長さの比をXとしたとき、2.0<X≦2.5であり、三つの前記コイル導体の内、二つの前記コイル導体の前記長辺を対向させ、この二つの前記コイル導体それぞれの短辺と他の前記コイル導体の長辺とを対向させて配置されていることを特徴とするコモンモードノイズフィルタ。
  2. 三つの前記コイル導体がそれぞれ二つの分割コイル導体を接続することによって設けられており、前記分割コイル導体はそれぞれ渦巻き状で1ターン以上に設けられ、その巻回軸と直交する面の外形形状が同じ寸法の長辺と短辺からなる矩形状に形成されており、さらに、前記短辺に対する前記長辺の長さの比をXとしたとき、2.0<X≦2.5であり、それぞれの前記分割コイル導体の内、一方の前記分割コイル導体を一つの前記絶縁体層上に設けるとともに、三つの前記分割コイル導体の内、二つの前記分割コイル導体の前記長
    辺を対向させ、この二つの前記分割コイル導体それぞれの短辺と他の前記分割コイル導体の長辺とを対向させており、また、前記分割コイル導体の内、他方の前記分割コイル導体を別の前記絶縁体層上に設けるとともに、三つの前記分割コイル導体の内、二つの前記分割コイル導体の前記長辺を対向させ、この二つの前記分割コイル導体それぞれの短辺と他の前記分割コイル導体の長辺とを対向させており、さらに前記絶縁体層の積層方向において接続された前記分割コイル導体同士が重ならない位置に配置されたことを特徴とする請求項1記載のコモンモードノイズフィルタ。
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