JP6427406B2 - バドミントンラケット - Google Patents
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Description
本発明の他の特徴については、本明細書及び図面の記載により明らかにする。
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
グリップと、フレームと、前記グリップと前記フレームとを連結するシャフトとを有するバドミントンラケットであって、前記フレームは、前記シャフトの軸に沿う縦方向において、前記シャフト側である下側に第1位置と、前記第1位置よりも上側に第2位置とを有し、前記フレーム内に形成される打面に沿う方向に前記フレームの側面を見た場合に、前記第1位置での方が前記第2位置に比べて、前記フレームの側面の厚さが薄く、前記打面の垂直方向に前記フレームの正面を見た場合に、前記第2位置での方が前記第1位置に比べて、前記フレームの正面の厚さが薄いことを特徴とするバドミントンラケットである。
このようなバドミントンラケットによれば、フレームがしなり易く、ねじれ易くなる。そのため、スイングスピードが遅い初級中級者や中高年の競技者が使用する場合にも、スイング時にフレームをしならせたりねじらせたりすることができる。よって、シャトルの飛距離を向上させることができる。また、上記のようなバドミントンラケットによれば、フレームの上部の正面に対する空気抵抗を低減できる。そのため、フレームの正面が打球方向に向いている割合が高いスイングを行う初級中級者や中高年の競技者が使用する場合にも、ラケットの振り抜きを良くし、スイングスピードを上げられる。よって、シャトルの飛距離を向上させることができる。
このようなバドミントンラケットによれば、初級中級者や中高年の競技者が使用する場合にも、より確実にフレームをしならせたりねじらせたりすることができ、シャトルの飛距離を向上させることができる。また、フレームの下部の側面の厚さを、フレームがしなり易くねじれ易くなる側面の厚さであり、フレームの強度低下を防止できる側面の厚さに設定できる。
このようなバドミントンラケットによれば、初級中級者や中高年の競技者が使用する場合にも、より確実にフレームをしならせたりねじらせたりすることができ、シャトルの飛距離を向上させることができる。
このようなバドミントンラケットによれば、第1領域よりも縦方向の上側の部位では、第1領域に比べて側面の厚さを厚くでき、また、局所的な力の集中を防止できる。よって、フレームの強度低下を防止できる。
このようなバドミントンラケットによれば、第2領域では第1領域に比べて側面の厚さを厚くできる。よって、フレームの強度低下を防止できる。また、フレームの上部において側面の厚さが厚くなり過ぎる部位が生じてしまうことを防止できる。
図1Aは、バドミントンラケット(以下、ラケット)1の正面図であり、図1Bは、ラケット1の側面図である。ラケット1は、グリップ30と、環状のフレーム10(一般には縦長の略楕円形状のフレーム)と、グリップ30とフレーム10とを連結するシャフト20と、を有する。以下、シャフト20の軸に沿う方向を「縦方向」、フレーム10内に形成される打面上において縦方向に直交する方向を「横方向」、縦方向と横方向に直交する方向(打面に直交する方向)を「側面厚方向」と呼ぶ。また、フレーム10においてシャフト20が位置する側を「縦方向の下側」、その逆側を「縦方向の上側」と呼ぶ。
図2は、フレーム10の概略側面図である。図3Aは、フレーム10の概略正面図であり、図3B及び図3Cは、図3Aの位置AA、位置BBにおいて、フレーム10を側面厚方向、及び、正面厚方向に切った概略断面図である。以下、フレーム10の内周面10a又は外周面10bにおける各位置での法線方向(各位置での接線に対する垂直方向)を「正面厚方向」と呼ぶ。
また、下部領域15も縦方向の位置によらずに側面厚が一定である。例えば、図2に示すように、縦方向の位置p5での側面厚TH5と、縦方向の位置p6での側面厚TH6とが等しくなっている(TH5=TH6)。
但し、下部領域15の側面厚の方が上部領域13の側面厚に比べて、厚さが薄くなっている(TH5,TH6<TH1,TH2)。
また、仮に、上部領域13の側面厚を縦方向の上側に向かうに従って厚くする場合、フレーム10の上部において側面厚が厚過ぎる部位が生じてしまう。しかし、上部領域13の側面厚を一定にすることで、側面厚が厚過ぎる部位が生じず、フレーム10の重量化を防げる。
また、上部領域13のフレーム10の側面厚を厚くすることで、シャトルの衝突時にフレーム10の上部が進行方向とは逆方向にしなってしまうことを抑制できる。よって、シャトルを打面でしっかりと捉えられるので、シャトルの反発性を高め、シャトルの飛距離を向上させることができる。
また、仮に、上部領域13と下部領域15がテーパー領域14を介さずに連結される場合、その境界部に力が集中してしまう。しかし、側面厚が徐々に変化するテーパー領域14を設けることで、局所的な力の集中を防ぎ、フレーム10の強度低下を防止できる。
また、下部領域15よりも縦方向の上側にテーパー領域14を設けることで、下部領域15よりも縦方向の上側の部位の側面厚を下部領域15の側面厚よりも厚くできる。このことからも、フレーム10の強度低下を防止できると言える。
例えば、本発明に係るバドミントンラケットは、フレーム内にストリングが張設されたラケットに限らず、フレーム内にストリングが張設されていないラケットも含まれる。
Claims (1)
- グリップと、フレームと、前記グリップと前記フレームとを連結するシャフトとを有するバドミントンラケットであって、
前記フレームは、前記シャフトの軸に沿う縦方向において、前記シャフト側である下側に第1位置と、前記第1位置よりも上側に第2位置とを有し、
前記フレーム内に形成される打面に沿う方向に前記フレームの側面を見た場合に、前記第1位置での方が前記第2位置に比べて、前記フレームの側面の厚さが薄く、
前記打面の垂直方向に前記フレームの正面を見た場合に、前記第2位置での方が前記第1位置に比べて、前記フレームの正面の厚さが薄く、
前記フレームは、前記第1位置を含む前記縦方向に沿う領域であって、前記フレームの側面の厚さが前記第2位置での前記フレームの側面の厚さよりも薄く且つ一定である第1領域を有し、
前記第1領域は前記打面の前記縦方向の中心よりも前記縦方向の下側に位置し、
前記フレームは、前記第1領域よりも前記縦方向の上側に、前記フレームの側面の厚さが前記縦方向の上側に向かうに従って厚くなるテーパー領域を有し、
前記テーパー領域は前記打面の前記縦方向の中心よりも前記縦方向の上側及び下側に位置し、
前記フレームは、前記テーパー領域よりも前記縦方向の上側に、前記縦方向に沿う領域であって、前記フレームの側面の厚さが前記第1位置での前記フレームの側面の厚さよりも厚く且つ一定である第2領域を有し、
前記第2領域は前記打面の前記縦方向の中心よりも前記縦方向の上側に位置することを特徴とするバドミントンラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014254353A JP6427406B2 (ja) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | バドミントンラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014254353A JP6427406B2 (ja) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | バドミントンラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016112262A JP2016112262A (ja) | 2016-06-23 |
JP6427406B2 true JP6427406B2 (ja) | 2018-11-21 |
Family
ID=56140378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014254353A Active JP6427406B2 (ja) | 2014-12-16 | 2014-12-16 | バドミントンラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6427406B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
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-
2014
- 2014-12-16 JP JP2014254353A patent/JP6427406B2/ja active Active
Also Published As
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JP2016112262A (ja) | 2016-06-23 |
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