JP6426639B2 - データ伝達システム、タッチパネル装置、及びデータ伝達方法 - Google Patents

データ伝達システム、タッチパネル装置、及びデータ伝達方法 Download PDF

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Description

本発明は、振動を検出可能なタッチパネルを介して任意のデータを伝達するデータ伝達システムに関する。本発明はさらに、振動を検出可能なタッチパネルを介して任意のデータを検出するタッチパネル装置、振動を入力するために用いる携帯装置を、任意のデータを振動信号に変換する手段として機能させるための振動変換プログラム、及び振動を検出可能なタッチパネルを介して任意のデータを伝達するためのデータ伝達方法に関する。
従来のタッチパネルでは、2枚の抵抗膜が接触したときに誘起された電圧レベルに応じて打点位置を検出する抵抗膜方式や、指先と導電膜との間の静電容量の変化に応じて打点位置を検出する静電容量方式などが公知である。さらに、特許文献1〜4には、振動を検出可能なタッチパネルを使用する種々の技術が開示されている。
特許文献1には、ペンの振動をタッチセンサに入力することによって座標を入力する装置が記載されている。かかる装置によれば、特定の座標が装置に入力される。
特許文献2には、ペンの振動をタッチセンサに入力することによって座標を入力するだけでなく、振動しているか否かを判定することによってコマンドを認識する装置が記載されている。かかる装置によれば、特定のコマンドが装置で認識される。
特許文献3には、異なる箇所に振動センサを備えることにより、どの振動センサに衝撃が入力されたかに基づいてコマンドを認識する装置が記載されている。かかる装置も特定のコマンドを認識するものである。
特許文献4には、表面に凹凸パターンを備えることにより、凹凸パターンから発生する摩擦振動に応じてデータを入力する装置が記載されている。かかる装置は、特定の凹凸パターンに応じて特定のデータを入力するものである。
特開平2−143316号公報 特許第2876630号公報 特開2006−11763号公報 特開2014−174650号公報
振動を検出可能なタッチパネルを介してデータを伝達する従来技術においては、比較的データ量の少ない特定のデータを入力できるものの、比較的データ量の多い任意のデータや任意のコマンドを入力できなかった。また、任意のデータをタッチパネル装置に伝達するためには、無線通信、例えばBluetooth(登録商標)や無線LANを拡張するか、又は有線通信、例えばUSB接続や有線LANを利用する必要があった。
しかしながら、無線通信は、事前に接続設定を必要とするため、簡単に接続できない。また、タッチパネル装置を利用する環境、例えば工場においては、電波の環境が悪いことや情報漏洩の危険性から、無線接続を使用したくないという要望がある。
他方、有線通信は、汎用の入出力インタフェースであるため、不特定のデバイスがタッチパネル装置に接続できるようになる。従って、有線接続では、セキュリティが脆弱になるという懸念がある。
そこで、任意のデータを携帯装置からタッチパネル装置に簡単かつ安全に伝達するとともに、タッチパネル装置で検出されるデータのエラーを低減する技術が求められている。
本発明の第1の態様は、振動を検出可能なタッチパネルを介してデータを伝達するデータ伝達システムであって、任意のデータを振動信号に変換する振動変換部と、振動信号のパターンに応じて振動を発生する振動発生部と、前記振動の周期又は振幅を変更する振動変更部と、を有する携帯装置と、携帯装置を接触させられることによって振動を入力する抵抗膜式タッチパネル、入力された振動による抵抗膜式タッチパネルの2枚の抵抗膜の接触及び非接触に応じて検出される電圧レベルを検出信号に変換する信号変換部と、検出信号のパターンに基づいてデータを検出するデータ検出部と、前記振動変更部によって変更された複数種類の振動のうち検出される前記データのエラーが最も少ない振動の周期又は振幅を特定する振動特定部と、を有するタッチパネル装置と、を備える、データ伝達システムを提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、振動変換部は、所定の振動パターンに基づいて前記任意のデータから複数のパケットを生成し、前記複数のパケットを含むメッセージを生成するとともに、同一のメッセージが複数回繰返された振動信号を生成する、データ伝達システムを提供する。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、振動変更部は、同一のメッセージ毎に振動の周期又は振幅を変更する、データ伝達システムを提供する。
本発明の第4の態様は、第2の態様において、データ検出部は、メッセージから正しいデータを検出できない場合に、他の同一のメッセージから正しいデータの検出を試行する、データ伝達システムを提供する。
本発明の第5の態様は、振動を検出可能なタッチパネルを介してデータを検出するタッチパネル装置であって、任意のデータに対応する振動パターンを有する振動を入力できる抵抗膜式タッチパネルと、入力された振動による抵抗膜式タッチパネルの抵抗膜間の接触及び非接触に応じて検出される電圧レベルを検出信号に変換する信号変換部と、検出信号のパターンに基づいてデータを検出するデータ検出部と、前記データ検出部によって検出される前記データのエラーが最も少ない振動の周期又は振幅を特定する振動特定部と、を有する、タッチパネル装置を提供する
発明の第の態様は、振動を検出可能なタッチパネルを介してデータを伝達するためのデータ伝達方法であって、携帯装置に、任意のデータを振動信号に変換させるとともに、振動信号のパターンに応じて振動を発生させるステップと、振動を発生した携帯装置を抵抗膜式タッチパネルに接触させることによって振動を抵抗膜式タッチパネルに入力するステップと、入力された振動による抵抗膜式タッチパネルの抵抗膜間の接触及び非接触に応じて検出される電圧レベルを検出信号に変換するステップと、検出信号のパターンに基づいてデータを検出するステップと、前記振動の周期又は振幅を変更するステップと、変更された複数種類の振動のうち検出される前記データのエラーが最も少ない振動の周期又は振幅を特定するステップと、を含む、データ伝達方法を提供する。
本発明の第1の態様によれば、携帯装置を抵抗膜式タッチパネルに接触させるという簡単な操作で任意のデータをタッチパネル装置に伝達できる。また、任意のデータは、汎用的でないデータ形式、すなわち振動信号のパターンに変換されてタッチパネル装置に伝達されるため、情報漏洩やセキュリティを懸念する必要がない。さらに、タッチパネル装置に入力される振動は、抵抗膜式タッチパネルの抵抗膜間の接触及び非接触というコンピュータ処理に適した2つの状態、すなわちデジタル信号に近い非線形な信号で検出されるため、振動全体を線形なアナログ信号で検出する場合に比べてノイズが少なくなり、タッチパネル装置で検出されるデータのエラーが低減される。従って、任意のデータを携帯装置からタッチパネル装置に簡単かつ安全に伝達できるだけでなく、タッチパネル装置で検出されるデータのエラーを低減できる。
本発明の第2の態様によれば、携帯装置からタッチパネル装置へ入力される振動の周期又は振幅が最適化されるため、タッチパネル装置で検出されるデータのエラーをさらに低減できる。
本発明の第3の態様によれば、同一のメッセージを複数回繰返した振動信号がタッチパネル装置に伝達されるため、メッセージ毎に振動の周期又は振幅を変更できる。この場合、同一のテスト信号を繰返し送信する必要がない。また、タッチパネル装置でメッセージから正しいデータを検出できない場合には、他の同一のメッセージから正しいデータの検出を試行できる。タッチパネル装置が携帯装置にメッセージの再送を要求する必要がない。
本発明の第4、第5及び第7の態様によれば、前述した第3の態様と同様の作用効果を奏する。
本発明の第6及び第8の態様によれば、前述した第1の態様と同様の作用効果を奏する。
本発明の一実施形態における例示的なデータ伝達システムを示す概略図である。 本発明の一実施形態における例示的なデータ伝達システムの機能ブロック図である。 本発明の代替実施形態における例示的なコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録された振動変換プログラムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態における例示的なデータ伝達システムにおいて伝達される振動信号のデータ形式の一例を示す図であり、ここではパケットの開始を表すスタートコードに対応する振動パターンが示されている。 本発明の一実施形態における例示的なデータ伝達システムにおいて伝達される振動信号のデータ形式の一例を示す図であり、ここでは任意のデータを振動信号に変換するために用いる2進数データに対応する振動パターンが示されている。 本発明の一実施形態における例示的なデータ伝達システムにおいて伝達される振動信号のデータ形式の一例を示す図であり、ここではスタートコード、データ本体、チェック用の1の補数データ、及びエンドコードを含む1つのパケットが示されている。 本発明の一実施形態における例示的なデータ伝達システムにおいて伝達される振動信号のデータ形式の一例を示す図であり、ここでは複数のパケットから構成された1つのメッセージが示されている。 本発明の一実施形態における例示的なデータ伝達システムにおいて伝達される振動信号のデータ形式の一例を示す図であり、ここでは同一のメッセージを複数回繰返した振動信号が示されている。 本発明の一実施形態におけるタッチパネル装置の座標検出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるタッチパネル装置のデータ検出処理の一例を示すフローチャートである。 従来の抵抗膜式タッチパネル装置を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。各図面において、同様の構成要素には同様の符号が付与されている。なお、以下に記載される内容は、特許請求の範囲に記載される発明の技術的範囲や用語の意義等を限定するものではない。
まず、従来のタッチパネル装置の座標検出処理について説明する。図6は、従来の抵抗膜式タッチパネル60を示す概略図である。理解を容易にするため、図6には、水平方向の座標を検出する構成のみが示されている。かかる抵抗膜式タッチパネル60では、第1の抵抗膜61の水平方向の両端に配設された一対の電極62、63に電圧源64が接続される。また、第2の抵抗膜65の垂直方向の両端に配設された一対の電極66、67の一方にはアナログデジタル変換器(A/D変換器)68が接続される。さらに、A/D変換器68には、種々の演算制御を行う図示しない演算制御部が接続される。
第1の抵抗膜61の電極62に電圧V1を印加した後、ユーザの手指Fが抵抗膜式タッチパネル60に触れると、第1の抵抗膜61が第2の抵抗膜65に接触するとともに、第1の抵抗膜61における水平方向の打点位置Pに対応する電圧が第2の抵抗膜65の電極に誘起される。かかる電圧レベルは、A/D変換器68によってアナログデジタル変換され、変換されたデジタル信号に基づいて演算制御部によって水平方向の打点位置Pの座標が検出される。
引き続き、第1の抵抗膜61が第2の抵抗膜65に接触している場合には、垂直方向の座標を検出する処理が行われる。垂直方向の座標を検出する構成は、図示されないものの、図6に示す水平方向の座標を検出する構成に類似していて、第1の抵抗膜61の電極62、63の一方にA/D変換器が接続されるとともに、第2の抵抗膜65の電極66、67に電圧源が接続されるという点においてのみ異なる。続いて、第2の抵抗膜65の電極に電圧V1を印加した後、ユーザの手指Fが第1の抵抗膜61に触れると、第1の抵抗膜61が第2の抵抗膜65に接触するとともに、第2の抵抗膜65における垂直方向の打点位置Pに対応する電圧が第1の抵抗膜61の電極に誘起される。かかる電圧レベルは、A/D変換器68によってアナログデジタル変換され、変換されたデジタル信号に基づいて演算制御部によって垂直方向の打点位置Pの座標が検出される。
かかる従来の抵抗膜式タッチパネル60では、比較的データ量の少ない特定のデータ、例えば座標を伝達するに過ぎない。これを踏まえ、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態のデータ伝達システム1を示す概略図である。図1に示すように、本例のデータ伝達システム1は、携帯装置28及びタッチパネル装置29を備える。データ伝達システム1は、任意のデータを振動信号に変換するとともに、振動信号のパターンに応じて振動を発生する携帯装置28を抵抗膜式タッチパネル10に接触させることにより、タッチパネル装置29に任意のデータを伝達するシステムである。かかるシステムによれば、携帯装置28を抵抗膜式タッチパネル10に接触させるという簡単な操作で任意のデータをタッチパネル装置29に伝達できる。本例の任意のデータは、所定のデータ形式、すなわち振動信号のパターンに変換されてタッチパネル装置29に伝達されるため、情報漏洩及びセキュリティを懸念する必要がない。以下、これら装置について順に説明する。
まず、本例の携帯装置28について説明する。図2Aは、本実施形態におけるデータ伝達システム1の機能ブロック図である。携帯装置28は、振動を発生する携帯用コンピュータ、例えばスマートフォン、タブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)又はウェアラブルコンピュータを備える。他の実施形態では、携帯装置28が、振動を発生するよう構成された時計、タッチペンその他の装置として構成される。携帯装置28は、種々のデータを記憶する記憶部20、任意のデータを振動信号に変換する振動変換部21、振動信号のパターンに応じて振動を発生する振動発生部22、振動の周期又は振幅を変更する振動変更部23、及び種々のデータを入力する入力部24を有する。以下では、これら構成要素についてさらに詳細に説明する。
本例の記憶部20は、種々のファイルデータ及び種々のプログラムを記憶するメモリ、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)又はフラッシュメモリを備える。記憶部20に記憶されたファイルデータは、振動変換部21において読出される。他の実施形態では、ファイルデータが外部装置から携帯装置28に入力される。
次いで、本例の振動変換部21について説明する。振動変換部21は、任意のデータを振動信号に変換するプロセッサ、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)を備える。代替実施形態では、振動変換部21が携帯装置28の図示しないプロセッサにおいて実行される振動変換プログラムとして構成される。振動変換プログラム21は、記憶部20に記憶されるとともに、プロセッサによって記憶部20から読出されて実行される。振動変換プログラム21は、コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えばCD-ROMに記録されることによって提供される。以下、図2Bを参照して、代替実施形態の振動変換プログラム21の詳細について説明する。
図2Bは、代替実施形態におけるコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録された振動変換プログラム21の機能ブロック図である。振動変換プログラム21は、所定の指令を選択的にユーザに入力させる指令データ入力手段41、所定の振動パターンに基づいて任意のデータから複数のパケットを生成するパケット生成手段42、複数のパケットを含むメッセージを生成するメッセージ生成手段43、及び同一のメッセージが複数回繰返された振動信号を生成する振動信号生成手段44を備える。以下、これら構成要素についてさらに詳細に説明する。
本例の指令データ入力手段41は、入力部24から所定の指令を選択的にユーザに入力させる。所定の指令は、携帯装置28からタッチパネル装置29へファイルを転送するためのファイル転送指令を含む。ファイル転送指令は、例えばファイル受信要求コマンド及びファイル送信要求コマンドを含む。ファイル転送指令の場合、指令データ入力手段41は、ユーザによって指定されたファイルデータを記憶部20又は外部装置から読出す。次いで、指令データ入力手段41は、ファイル転送指令データ及びファイルデータをパケット生成手段42に出力する。他方、所定の指令はさらに、タッチパネル装置29に実行させる動作指令を含む。動作指令は、例えばシャットダウンコマンド、アプリケーションの起動コマンド、及びメニュー画面のオープンコマンドを含む。動作指令の場合、指令データ入力手段41は、動作指令データのみをパケット生成手段42に出力する。従って、本明細書における「任意のデータ」とは、所定の指令データだけでなく、指令に応じて種々のファイルデータを含む。
本例のパケット生成手段42は、指令データ入力手段41から入力する任意のデータから所定の振動パターンに基づいて複数のパケットを生成する。ここで、図3A〜図3Cを参照して、本例のパケット34について詳細に説明する。図3Aは、パケット34の開始を表すスタートコード30に対応する振動パターンを示す。図3Bは、任意のデータを振動信号に変換するために用いる2進数データに対応する振動パターンを示す。図3Cは、スタートコード30、データ本体31、チェック用の1の補数データ32、及びエンドコード33を含む1つのパケット34を示す。これら図面において、横軸が時間を表し、縦軸が振動信号の振幅を表す。図3Aに示すように、振動信号の振幅の最大値は、抵抗膜式タッチパネル10の2枚の抵抗膜が接触したときに検出される電圧レベルに対応する。他方、振動信号の振幅の最小値は、抵抗膜式タッチパネル10の2枚の抵抗膜が接触しないときに検出される電圧レベルに対応する。
図3Aに示すように、パケット34の開始を表すスタートコード30は、6周期の振動期間及び4周期の非振動期間を含む振動パターンに対応する。他方、パケット34の終了を表すエンドコード33は、図示しないものの、8周期の非振動期間を含む振動パターンに対応する。パケット生成手段42は、これら振動パターンに対応するスタートコード30及びエンドコード33をパケット34の先頭及び末尾に追加する。
図3Bに示すように、本例の2進数データ「1」は、6周期の振動期間及び3周期の非振動期間を含む振動パターンに対応する。他方、本例の2進数データ「0」は、3周期の振動期間及び6周期の非振動期間を含む振動パターンに対応する。パケット生成手段42は、これら振動パターンに基づいて任意のデータから1バイトのデータ本体31を生成する。任意のデータのうち所定の指令データは、最初のパケット34のデータ本体31に格納される。所定の指令がファイル転送指令である場合、ファイルデータは、後続の複数のパケット34のデータ本体31に格納される。
図3Cに示すように、パケット生成手段42はさらに、データ本体31をチェックするために用いる1の補数データ32をデータ本体31の後方に追加する。そうして、1つのパケット34が生成される。パケット生成手段42は、任意のデータのバイト数分、前述したパケット34の生成を繰返す。パケット生成手段42は、生成した複数のパケット34をメッセージ生成手段43に出力する。
次いで、図2Bを参照して、本例のメッセージ生成手段43について説明する。メッセージ生成手段43は、パケット生成手段42によって生成された複数のパケット34を含むメッセージ35を生成する。図3Dは、複数のパケット34から構成される1つのメッセージ35を示す。また、メッセージ生成手段43は、図示しないものの、メッセージ35の開始を表す8周期の振動期間を含む振動パターンを複数のパケット34の前方に追加するとともに、メッセージ35の終了を表す8周期の非振動期間を含む振動パターンを複数のパケット34の後方に追加する。メッセージ生成手段43は、生成したメッセージ35を振動信号生成手段44に出力する。
続いて、図2Bを参照して、本例の振動信号生成手段44について説明する。振動信号生成手段44は、同一のメッセージ35が複数回繰返された振動信号36を生成する。図3Eは、同一のメッセージ35が複数回繰返された振動信号36を示す。また、振動信号生成手段44は、図示しないものの、振動信号36の開始を表す8周期の非振動期間を含む振動パターンを複数のメッセージ35の前方に追加する。生成された振動信号36は、例えば8個の同一のメッセージ35を含む。後述するように、タッチパネル装置29で1つのメッセージ35から正しいデータを検出できない場合には、他の7個の同一のメッセージから正しいデータの検出を試行する。他の全ての同一のメッセージ35から正しいデータを検出できない場合には、データを検出できなかった旨がタッチパネル装置29において表示される。この場合、ユーザは、後述するように、振動の周期又は振幅を最適化するキャリブレーションを携帯装置28に実行させる。8個の同一のメッセージを含む振動信号36がタッチパネル装置29に伝達されるため、メッセージ35毎に振動の周期又は振幅を変更するだけで、同一のメッセージ35に基づく複数種類の振動がタッチパネル装置29に入力される。そうして、タッチパネル装置28は最適な振動の周期又は振幅を特定できる。
他の実施形態において、振動信号生成手段44は、入力部24から同一のメッセージ35を繰返す回数をユーザに入力させる。タッチパネル装置29で検出されるデータのエラーが多い場合には、繰返す回数を多くすることによって堅牢性を向上できる。他方、タッチパネル装置29で検出されるデータのエラーが少ない場合には、繰返す回数を少なくすることによって振動信号36のデータ量を低減できる。振動信号生成手段44は、生成した振動信号36を振動発生部22に出力する。他の実施形態では、振動信号36が外部装置から携帯装置28に入力される。
次に、図2Aを参照して、本例の振動発生部22について説明する。振動発生部22は、振動信号36のパターンに応じて振動を発生する振動発生モータ及びその駆動回路を備える。振動発生モータ及び駆動回路は、例えば偏心ウェイト付きステッピングモータ及びステッピングモータをパルス幅変調(PWM)により駆動する駆動回路である。振動発生部22による振動の周期又は振幅は、振動信号36のパルス幅の変更、例えば振動発生モータの回転数の上下により変更される。他の実施形態では、振動発生部22が電磁誘導式の振動発生ピストン及び振動発生ピストンの駆動回路として構成される。
続いて、本例の振動変更部23について説明する。振動変更部23は、振動の周期又は振幅を変更するプロセッサ、例えばCPU、DSP又はFPGAを備える。代替実施形態では、振動変更部23が携帯装置28の図示しないプロセッサにおいて実行される振動変更プログラム23として構成される。振動変更プログラム23は、記憶部20に記憶されるとともに、プロセッサによって記憶部20から読出されて実行される。振動変更プログラム23は、コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えばCD-ROMに記録されることによって提供される。他の実施形態では、振動変更部23が前述した振動変換部21を実装するプロセッサ又はプログラムに一体化される。
振動変更プログラム23は、振動の周期又は振幅を最適化するキャリブレーションモードにおいてユーザにより起動される。振動変更プログラム23は、振動発生部22における振動の周期又は振幅を上限値から下限値まで掃引するため、振動変換プログラム21に上限値及び下限値を出力する。次いで、振動変換プログラム21は、前述したメッセージ35毎に振動信号36のパルス幅を変更する。メッセージ35毎に振動の周期又は振幅を変更することにより、同一のテスト信号を繰返し送信する必要がない。振動変換プログラム21によって変更された複数種類の振動がタッチパネル装置29に入力されると、後述するタッチパネル装置29の振動特定部26は、検出されるデータのエラーが最も少ない最適な振動の周期又は振幅を特定する。振動特定部26によって特定された最適な振動の周期又は振幅は、後述するタッチパネル装置29の表示部27に表示される。振動変更プログラム23は、携帯装置28の入力部24を介して、タッチパネル装置29の表示部27に表示された最適な振動の周期又は振幅をユーザに入力させる。振動変更プログラム23は、入力された最適な振動の周期又は振幅を、振動変換プログラム21に出力するとともに記憶部20に記憶する。そうして、振動変換プログラム21は、振動発生部22に発生させる振動の周期又は振幅を最適な振動の周期又は振幅に変更する。さらに、振動変換プログラム21は、次回のデータ伝達において、記憶部20に記憶された最適な振動の周期又は振幅を読出すとともに再利用する。かかる振動の周期又は振幅の最適化によれば、タッチパネル装置29で検出されるデータのエラーがさらに低減される。
次いで、本例の入力部24について説明する。入力部24は、種々のデータを入力する入力インタフェース、例えばタッチパネル、ソフトウェアキーボード、ハードウェアキーボード、種々のボタン、無線若しくは有線インタフェース又はこれら組み合わせを備える。入力部24は、前述した所定の指令を選択的に入力するとともに、前述した最適な振動の周期又は振幅データを選択的に入力する。入力部24が無線インタフェースである場合、入力部24は、無線通信を介して前述した最適な振動の周期又は振幅データをタッチパネル装置29から携帯装置28に自動的に入力する。最適な振動の周期又は振幅データの自動入力により、セキュリティを低下させることなく、かかるキャリブレーションが完全に自動化される。
次に、図2Aを参照して、本例のタッチパネル装置29について説明する。タッチパネル装置29は、携帯装置28を接触させられることによって振動を入力する抵抗膜式タッチパネル10、入力された振動による抵抗膜式タッチパネル10の2枚の抵抗膜11、15の接触及び非接触に応じて検出された電圧レベルを検出信号に変換する信号変換部18、検出信号のパターンに基づいてデータを検出するデータ検出部25、データ検出部25で検出されるデータのエラーが最も少ない振動の周期又は振幅を特定する振動特定部26、種々のデータを表示する表示部27、データ検出部25によって検出されたデータを所定の指令に変換する指令変換部19、及び種々のデータを記憶する記憶部9を備える。タッチパネル装置29に入力される振動は、抵抗膜式タッチパネル10の2枚の抵抗膜11、15の接触及び非接触というコンピュータ処理に適した2つの状態、すなわちデジタル信号に近い非線形な信号で検出されるため、振動全体を線形なアナログ信号で検出する場合に比べてノイズが少なくなり、タッチパネル装置29で検出されるデータのエラーが低減される。以下では、タッチパネル装置29の構成要素についてさらに詳細に説明する。
本例の抵抗膜式タッチパネル10は、図1に示すように、所定の距離を隔てられた第1の抵抗膜11及び第2の抵抗膜15を備える。第1の抵抗膜11の水平方向の両端には一対の電極12、13が配設され、第2の抵抗膜15の垂直方向の両端には一対の電極16、17が配設される。さらに、第1の抵抗膜11の電極12、13には電圧源14が配設される。他の実施形態では、第2の抵抗膜15の電極16、17に電圧源が配設される。
続いて、図1を参照して、本例の信号変換部18について説明する。信号変換部18は、入力された振動による抵抗膜式タッチパネル10の2枚の抵抗膜11、15の接触及び非接触に応じて検出される電圧レベルを検出信号に変換するA/D変換器又はパルス変換器を備える。信号変換部18は、第2の抵抗膜15の電極16、17の一方に接続される。他の実施形態では、信号変換部18が、第1の抵抗膜11の電極12、13の一方に接続される。
次いで、図2Aを参照して、本例のデータ検出部25について説明する。データ検出部25は、信号変換部18によって変換された検出信号のパターンに基づいて任意のデータを検出するプロセッサ、例えばCPU、DSP又はFPGAを備える。代替実施形態では、データ検出部25が、タッチパネル装置29の図示しないプロセッサにおいて実行されるデータ検出プログラムとして構成される。データ検出プログラム25は、タッチパネル装置29の記憶部9に記憶されるとともに、プロセッサによって記憶部9から読出されて実行される。データ検出プログラム25は、コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えばCD-ROMに記録されることによって提供される。
本例のデータ検出部25によって検出される検出信号のパターンは、前述した図3A〜図3Eに示される振動信号36のパターンと同一である。まず、データ検出部25は、携帯装置18が抵抗膜式タッチパネル10に触れたことを検出した後、一定時間継続して第2の抵抗膜15の電極16に電圧が検出されないこと、すなわち検出信号36の開始を表す8周期の非振動期間を検出する。これにより、データ検出部25は、タッチパネル装置29の通常動作である座標検出処理から本例のデータ検出処理に切替える。次いで、データ検出部25は、一定時間継続して第2の抵抗膜15の電極16に電圧が検出されたこと、すなわちメッセージ35の開始を表す8周期の振動期間を検出する。これにより、データ検出部25は、1つのメッセージ35からデータの検出を開始する。メッセージ35の開始を表す8周期の振動期間を検出できない場合、データ検出処理を終了する。
続いて、データ検出部25は、パケット34のスタートコード30を検出する。スタートコード30が検出された場合、データ検出部25は、2バイト分を読取り、データ本体31とチェック用の1の補数データ32との排他的論理和(XOR)を演算することにより、正しいデータ本体31を検出する。正しいデータ本体31が検出された場合、データ検出部25はパケット34のエンドコード33を検出する。パケット34のエンドコード33が検出された場合、1つのパケット34におけるデータ検出が完了する。このようにパケット34の一連の要素30〜33がエラーなく検出されることにより、1つのパケット34のデータ検出が完了する。データ検出部25は、正しいデータ本体31をバッファに取込むとともに、指令変換部19に出力する。次いで、データ検出部25は、メッセージ35の終了を表す8周期の非振動期間を検出するまで、後続のパケット34のデータ検出を実行する。メッセージ35の終了を表す8周期の非振動期間が検出された場合、後続のメッセージ35のデータ検出を実行する。
データ検出部25は、1つのパケット34においてスタートコード30、データ本体31、及びエンドコード33のいずれかの要素を検出できない場合には、データの検出エラーをカウントするとともに、他の同一のメッセージ35からデータ検出を実行する。このようにタッチパネル装置29において1つのメッセージ35から正しいデータを検出できない場合には、他の同一のメッセージ35から正しいデータの検出を試行できる。
他方、他の全ての同一のメッセージ35から正しいデータを検出できない場合、データ検出部25は、データを検出できなかった旨を表示部27に表示させる。この場合、ユーザは、前述したように、振動の周期又は振幅を最適化するキャリブレーションを携帯装置28に実行させるため、振動変更プログラム23を起動させる。振動変更プログラム23によって変更された複数種類の振動がタッチパネル装置29に入力されると、データ検出部25は、前述したように検出信号36のパターンに基づいてデータを検出する。前述したように、振動の周期又は振幅、すなわち検出信号36のパルス幅は、同一のメッセージ35毎に変更されている。データ検出部25は、複数種類の振動の周期又は振幅データ及び複数種類の振動の周期又は振幅に対応する検出エラーのカウント値を振動特定部26に出力する。
次に、図2Aを参照して、本例の振動特定部26について説明する。振動特定部26は、振動の周期又は振幅を最適化する前述したキャリブレーションモードにおいて、データ検出部25によって検出されたデータのエラーが最も少ない周期又は振幅を特定するプロセッサ、例えばCPU、DSP又はFPGAを備える。代替実施形態では、振動特定部26がタッチパネル装置29の図示しないプロセッサにおいて実行される振動特定プログラムとして構成される。振動特定プログラム26は、タッチパネル装置29の記憶部9に記憶されるとともに、プロセッサによって記憶部9から読出されて実行される。振動特定プログラム26は、コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えばCD-ROMに記録されることによって提供される。他の実施形態では、振動特定部26が、データ検出部25を実装するプロセッサ又はプログラムに一体化される。
本例の振動特定部26は、データ検出部25から入力した複数種類の振動の周期又は振幅データ、及び複数種類の振動の周期又は振幅に対応する検出エラーのカウント値に基づいて、データ検出部25によって検出されたデータのエラーが最も少ない最適な周期又は振幅を特定する。次いで、振動特定部26は、最適な振動の周期又は振幅を表示部27に表示させる。さらに、振動特定部26は、最適な振動の周期又は振幅データを記憶部9に記憶させるとともに、次回のデータ伝達において記憶部9から最適な振動の周期又は振幅データを読出して表示部27に表示させる。タッチパネル装置29が無線インタフェースを有する他の実施形態では、最適な振動の周期又は振幅データが無線通信を介してタッチパネル装置29から携帯装置28に転送される。これにより、セキュリティを低下させることなく、かかるキャリブレーションが完全に自動化される。
続いて、本例の表示部27について説明する。表示部27は、抵抗膜式タッチパネル10の下層に配設されるとともに、種々のデータを表示する表示装置、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、又はプラズマディスプレイを備える。表示部27は、データ検出部25によってデータが検出できなかった旨及び振動特定部26によって特定された最適な振動の周期又は振幅を表示する。表示部27に表示された最適な振動の周期又は振幅は、携帯装置28の振動変更プログラム23に従ってユーザにより入力部24に入力される。
次いで、本例の指令変換部19について説明する。指令変換部19は、データ検出部25によって検出されたデータを所定の指令に変換するプロセッサ、例えばCPU、DSP又はFPGAを備える。代替実施形態では、指令変換部19が、タッチパネル装置29の図示しないプロセッサによって実行される指令変換プログラムとして構成される。指令変換プログラム19は、タッチパネル装置29の記憶部9に記憶されるとともに、プロセッサによって記憶部9から読出されて実行される。指令変換プログラム19は、コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えばCD-ROMに記録されることによって提供される。
指令変換プログラム19は、データ検出部25によって検出されたデータのうち最初のパケット34のデータ本体31を所定の指令に変換する。所定の指令がファイル転送指令である場合、指令変換プログラム19は、データ検出部25によって検出されたデータのうち後続のパケット34のデータ本体31をファイルデータとして記憶部9に記憶する。他方、所定の指令が動作指令、例えばアプリケーションの起動コマンドである場合、指令変換プログラム19は、特定のアプリケーションを起動させる。この際、指令変換プログラム19は、動作ログを記憶部9に記憶する。
続いて、本例の記憶部9について説明する。記憶部9は、種々のファイルデータ及び種々のプログラムを記憶するメモリ、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)又はフラッシュメモリを備える。記憶部9は、所定の指令がファイル転送指令である場合、携帯装置28から転送されたファイルデータを記憶する。他方、記憶部9は、所定の指令が動作指令である場合、動作ログを記憶する。
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態におけるタッチパネル装置29の処理について説明する。図4は、本実施形態におけるタッチパネル装置29の処理の一例を示すフローチャートであり、図5は、本実施形態におけるタッチパネル装置29のデータ検出処理の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、ステップS401では、第1の抵抗膜11の一方の電極12に電圧V1が印加される。次いで、ステップS402では、第2の抵抗膜15の電極16に電圧が検出されたこと、すなわち携帯装置28が抵抗膜式タッチパネル10に触れたこと、が検出される。ステップS402で第2の抵抗膜15の電極16に電圧が検出されない場合(ステップS402のNO)、すなわち携帯装置28が抵抗膜式タッチパネル10に触れていない場合、ステップS401に戻る。他方、ステップS402で第2の抵抗膜15の電極16に電圧が検出された場合(ステップS402のYES)、すなわち携帯装置28が抵抗膜式タッチパネル10に触れた場合、ステップS403に進む。
ステップS403では、第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出されないこと、すなわち検出信号36の開始を表す8周期の非振動期間が検出される。第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出された場合(ステップS403のYES)、すなわち検出信号36の開始が検出されない場合、ステップS404に進み、タッチパネルの通常動作である座標検出処理が行われる。他方、第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出されない場合(ステップS403のNO)、すなわち検出信号36の開始が検出された場合、ステップS405に進み、図5に示すデータ検出処理が行われる。
次に、図5を参照して、タッチパネル装置29における本例のデータ検出処理の一例について説明する。まず、ステップS501では、第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出されないこと、すなわちメッセージ35の開始を表す8周期の振動期間が検出される。第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出されない場合(ステップS501のYES)、すなわちメッセージ35の開始が検出されない場合、データ検出処理を終了し、図4のステップS401に戻る。他方、第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出された場合(ステップS501のNO)、すなわちメッセージ35の開始が検出された場合、ステップS502に進む。次いで、ステップS502では、パケット34の開始を表すスタートコード30を検出する。スタートコード30が検出されない場合(ステップS502のNO)、ステップS508においてデータの検出エラーをカウントする。検出エラーのカウント値は、振動の周期又は振幅を最適化するキャリブレーションモードにおいて使用される。次いで、ステップS501に戻り、他の同一のメッセージ35からデータ検出を試行する。他方、スタートコード30が検出された場合(ステップS502のYES)、ステップS503に進む。
続いて、ステップS503では、2バイト分のデータ、すなわちデータ本体(先頭の1バイト)及びチェック用の1の補数データ(後続の1バイト)が読取られる。次いで、ステップS504では、2バイトのデータ、すなわちデータ本体31と、チェック用の1の補数データ32との排他的論理和(XOR)が演算される。次に、ステップS505では、XORの結果に基づいてデータが正しいことを検出する。データが正しくない場合、ステップS508へ進み、データの検出エラーがカウントされる。続いて、ステップS501に戻り、他の同一のメッセージ35からデータ検出を試行する。他方、データが正しい場合(ステップS505のYES)、ステップS506に進む。
次に、ステップS506では、パケット34の終了を表すエンドコード33を検出する。エンドコード33が検出されない場合(ステップS506のNO)、ステップS508においてデータの検出エラーをカウントする。次いで、ステップS501に戻り、他の同一のメッセージ35からデータの検出を試行する。他方、エンドコード33が検出された場合(ステップS506のYES)、ステップS507に進む。ステップS507では、検出されたデータが取込まれる。
続いて、ステップS509では、第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出されないこと、すなわちメッセージ35の終了を表す8周期の非振動期間が検出される。第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出される場合(ステップS509のNO)、すなわちメッセージ35の終了が検出されない場合、後続のパケット34のスタートコード30が検出されたことになるため、ステップS503へ進み、後続のパケット34のデータが検出される。他方、第2の抵抗膜15の電極16に一定時間継続して電圧が検出されない場合(ステップS509のYES)、すなわちメッセージ35の終了が検出された場合、ステップS501に戻り、メッセージ35の開始を表す8周期の振動期間を検出する。そして、データ検出処理が繰返される。メッセージ35の開始が検出されない場合(ステップS501のYES)、データ検出処理を終了する。
ここで、本実施形態のデータ伝達システム1における作用効果について説明する。本例のデータ伝達システム1によれば、携帯装置28を抵抗膜式タッチパネル10に接触させるという簡単な操作で任意のデータをタッチパネル装置29に伝達できる。また、任意のデータは、汎用的でないデータ形式、すなわち振動信号36のパターンに変換されてタッチパネル装置29に伝達されるため、情報漏洩やセキュリティを懸念する必要がない。さらに、タッチパネル装置29に入力される振動は、抵抗膜式タッチパネル10の2枚の抵抗膜11、15の接触及び非接触というコンピュータ処理に適した2つの状態、すなわちデジタル信号に近い非線形な信号で検出されるため、振動全体を線形なアナログ信号で検出するタッチパネルに比べてノイズが少なくなり、タッチパネル装置29で検出されるデータのエラーが低減される。従って、任意のデータを携帯装置28からタッチパネル装置29に簡単かつ安全に伝達できるだけでなく、タッチパネル装置29で検出されるデータのエラーを低減できる。
また、携帯装置28からタッチパネル装置29へ入力される振動の周期又は振幅が最適化されるため、タッチパネル装置29で検出されるデータのエラーがさらに低減される。
さらに、同一のメッセージ35を複数回繰返した振動信号36がタッチパネル装置29に伝達されるため、メッセージ35毎に振動の周期又は振幅を変更できる。この場合、同一のテスト信号を繰返し送信する必要がない。また、タッチパネル装置29でメッセージ35から正しいデータを検出できない場合、他の同一のメッセージ35から正しいデータの検出を試行できる。従って、タッチパネル装置29が携帯装置28にメッセージ35の再送を要求する必要がない。
本明細書において種々の実施形態について説明したが、本発明は、前述した種々の実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲に記載された範囲内において種々の変更を行えることを認識されたい。
1 データ伝達システム
10 抵抗膜式タッチパネル
11 第1の抵抗膜
12、13 電極
14 電圧源
15 第2の抵抗膜
16、17 電極
18 信号変換部
19 指令変換部
9、20 記憶部
21 振動変換部
22 振動発生部
23 振動変更部
24 入力部
25 データ検出部
26 振動特定部
27 表示部
28 携帯装置
29 タッチパネル装置
30 スタートコード
31 データ本体
32 チェック用の1の補数データ
33 エンドコード
34 パケット
35 メッセージ
36 振動信号、検出信号
40 コンピュータ読取り可能な記録媒体
41 指令データ入力手段
42 パケット生成手段
43 メッセージ生成手段
44 振動信号生成手段
60 従来の抵抗膜式タッチパネル
61 第1の抵抗膜
62、63 電極
64 電圧源
65 第2の抵抗膜
66、67 電極
68 A/D変換器
P 打点位置
F ユーザの手指

Claims (6)

  1. 振動を検出可能なタッチパネルを介してデータを伝達するデータ伝達システムであって、
    任意のデータを振動信号に変換する振動変換部と、前記振動信号のパターンに応じて振動を発生する振動発生部と、前記振動の周期又は振幅を変更する振動変更部と、を有する携帯装置と、
    前記携帯装置を接触させられることによって前記振動を入力する抵抗膜式タッチパネルと、入力された前記振動による抵抗膜式タッチパネルの抵抗膜間の接触及び非接触に応じて検出される電圧レベルを検出信号に変換する信号変換部と、前記検出信号のパターンに基づいて前記データを検出するデータ検出部と、前記振動変更部によって変更された複数種類の振動のうち検出される前記データのエラーが最も少ない振動の周期又は振幅を特定する振動特定部と、を有するタッチパネル装置と、
    を備える、データ伝達システム。
  2. 前記振動変換部は、
    所定の振動パターンに基づいて前記任意のデータから複数のパケットを生成し、
    前記複数のパケットを含むメッセージを生成するとともに、
    同一のメッセージが複数回繰返された振動信号を生成する、
    請求項1に記載のデータ伝達システム。
  3. 前記振動変更部は、前記メッセージ毎に前記振動の周期又は振幅を変更する、請求項2に記載のデータ伝達システム。
  4. 前記データ検出部は、前記メッセージから正しいデータを検出できない場合に、他の同一のメッセージから正しいデータの検出を試行する、請求項2に記載のデータ伝達システム。
  5. 振動を検出可能なタッチパネルを介してデータを検出するタッチパネル装置であって、
    任意のデータに対応する振動パターンを有する振動を入力できる抵抗膜式タッチパネルと、
    入力された前記振動による抵抗膜式タッチパネルの抵抗膜間の接触及び非接触に応じて検出される電圧レベルを検出信号に変換する信号変換部と、
    前記検出信号のパターンに基づいて前記データを検出するデータ検出部と、
    前記データ検出部によって検出される前記データのエラーが最も少ない振動の周期又は振幅を特定する振動特定部と、
    を有する、タッチパネル装置。
  6. 振動を検出可能なタッチパネルを介してデータを伝達するためのデータ伝達方法であって、
    携帯装置に、任意のデータを振動信号に変換させるとともに、前記振動信号のパターンに応じて振動を発生させるステップと、
    前記振動を発生した携帯装置を抵抗膜式タッチパネルに接触させることによって前記振動を抵抗膜式タッチパネルに入力するステップと、
    入力された前記振動による抵抗膜式タッチパネルの抵抗膜間の接触及び非接触に応じて検出される電圧レベルを検出信号に変換するステップと、
    前記検出信号のパターンに基づいて前記データを検出するステップと、
    前記振動の周期又は振幅を変更するステップと、
    変更された複数種類の振動のうち検出される前記データのエラーが最も少ない振動の周期又は振幅を特定するステップと、
    を含む、データ伝達方法。
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