JP2012205294A - 電子機器及び通信制御プログラム - Google Patents

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博樹 及川
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Abstract

【課題】機器間で簡易にデータ通信を行う。
【解決手段】データ送信側の携帯電話機は、振動器と、通信相手の携帯電話に送信する送信データを振動器の振動パターンに変調する振動通信制御部164とを備える。また、データ送信側の携帯電話機は、振動通信制御部164によって変調された振動パターンに基づいて振動器の振動を制御するバイブレータ制御部162を備える。一方、データ受信側の携帯電話機は、振動を検出する振動検出器と、振動検出器によって検出された振動に応じた振動パターンを出力する加速度センサ制御部160とを備える。また、データ受信側の携帯電話機は、加速度センサ制御部160によって出力された振動パターンに基づいて、通信相手の携帯電話機から送信された送信データを復調する振動通信制御部164を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器及び通信制御プログラムに関する。
従来、携帯電話機などの電子機器では、IrDA(Infrared Data Association)やFeliCa(登録商標)といった近距離無線通信方式が採用されたものが知られている。電子機器は、IrDAやFeliCaなどの近距離無線通信方式を用いることにより、通信相手の電子機器との間で、例えば電話番号やメールアドレスなどの比較的小さな容量のデータの送受信を行う。
一方、近年の携帯電話機は、例えば、音声通話やメール送受信などの機能に加えて、PDA(Personal Digital Assistant)の機能が付加されたスマートフォンと呼ばれる機器が普及しつつある。
特開2000−49956号公報
しかしながら、例えばスマートフォンのように、近年の電子機器では、IrDAやFeliCaといった近距離無線通信方式に対応していない機種も多く、近距離無線通信方式に対応していない電子機器では、機器間で簡易にデータの送受信を行うのが難しい。
一方で、機器間で簡易にデータの送受信を行えるようにするためには、例えばIrDAやFeliCaに対応したIC(Integrated Circuit)等の新規デバイスを搭載することも考えられる。しかしながら、新規のデバイスを搭載すると、機器の構成が複雑になり、かつ、機器のコストアップになるので好ましくない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、既存のデバイスを用いて機器間で簡易にデータ通信を行うことができる電子機器及び通信制御プログラムを実現することを目的とする。
本願の開示する電子機器は、一つの態様において、振動器を備える。また、電子機器は、通信相手の電子機器に送信する送信データを前記振動器の振動パターンに変調する通信制御部を備える。また、電子機器は、前記通信制御部によって変調された振動パターンに基づいて前記振動器の振動を制御する振動器制御部を備える。
本願の開示する電子機器の一つの態様によれば、機器間で簡易にデータ通信を行うことができる。
図1は、携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。 図2は、携帯電話機の機能ブロックを示す図である。 図3は、IrDAと同じプロトコルを使用した場合のデータフォーマットの一例を示す図である。 図4は、送信処理時の表示画面の一例を示す図である。 図5は、受信処理時の表示画面の一例を示す図である。 図6は、携帯電話機同士を接触させた状態の一例を示す図である。 図7は、バイブレータと加速度センサを用いた通信処理のフローチャートである。
以下に、本願の開示する電子機器、及び通信制御プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により開示技術が限定されるものではない。例えば、以下の実施形態では、電子機器の一例として携帯電話機を挙げて説明するが、これに限らず、例えばバイブレータなどの振動器によって機器を振動させる機能、又は例えば加速度センサなどの振動検出器によって機器の振動を検出する機能を備えた電子機器であればよい。
図1は、携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の携帯電話機100は、アンテナ102、無線通信部104、表示部106、マイク108、スピーカ110、及び音声入出力部112を備える。また、携帯電話機100は、加速度センサ120、バイブレータ122、電源供給IC124、メモリ130、入力部136、及びプロセッサ140を備える。
無線通信部104は、アンテナ102を介して音声や文字などの各種データの無線通信を行う。表示部106は、文字や画像などの各種情報を表示する液晶パネルなどの出力インターフェースである。
また、音声入出力部112は、マイク108を介して音声を入力するとともにスピーカ110を介して音声を出力する入出力インターフェースである。
加速度センサ120は、携帯電話機100の加速度を検出するセンサである。加速度センサ120は、携帯電話機100の加速度を検出することにより、携帯電話機100の振動の有無を検出することができる。なお、本実施形態は、携帯電話機100の振動の有無を検出する振動検出器の一例として加速度センサを例に挙げたが、これに限らず、携帯電話機100の振動を検出することができるデバイスを用いることができる。
バイブレータ122は、例えば携帯電話機100の着信をユーザに伝えたり、通信相手の携帯電話等の電子機器にデータを送信する際に用いられたりする振動器である。バイブレータ122は、例えばモータの軸に重心を偏らせた重りを取り付け、モータを回転させることで携帯電話機100を振動させる。なお、本実施形態では、携帯電話機100を振動させる振動器の一例としてバイブレータ122を例に挙げたが、これに限られず、携帯電話機100を振動させるデバイスを用いることができる。
電源供給IC124は、電源VDDから供給された電源を、例えばモータ駆動用にバイブレータ122に供給する。例えば、電源供給IC124は、プロセッサ140の制御ポート142から出力されるH/L(High/Low)信号に応じて、電源VDDからバイブレータ122への電源の供給のオンオフを制御する。
メモリ130は、携帯電話機100の各種機能を実行するためのデータを格納するROM(Read Only Memory)132と、各種機能を実行するための各種プログラムを格納するRAM(Random Access Memory)134とを有する。また、入力部136は、携帯電話機100に設けられたキーによる入力操作を受け付ける入力インターフェースである。
プロセッサ140は、ROM132又はRAM134に格納された各種プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等の演算処理部である。プロセッサ140は、ROM132又はRAM134に格納された各種プログラムを実行することにより、上述した無線通信部104、表示部106、音声入出力部112、加速度センサ120、バイブレータ122、及び電源供給IC124を制御する。なお、プロセッサ140で実行されるプログラムは、ROM132又はRAM134に格納されるだけではなく、CD(Compact Disc)−ROMやメモリ媒体等の頒布できる記憶媒体に記録しておき、記憶媒体から読み出して実行することができる。また、ネットワークを介して接続されたサーバにプログラムを格納し、サーバ上でプログラムが動作するようにしておいて、ネットワークを介して接続される携帯電話機100からの要求に応じてサービスを要求元の携帯電話機100に提供することもできる。
図2は、携帯電話機の機能ブロックを示す図である。図2に示すように、携帯電話機100は、プロセッサ140がROM132又はRAM134から各種プログラムを読み出して実行することによって実現される機能ブロックとして、無線制御部152と記憶制御部154とを備える。また、携帯電話機100は、機能ブロックとして、表示制御部156と、入力制御部158と、加速度センサ制御部160とを備える。また、携帯電話機100は、機能ブロックとして、バイブレータ制御部162と、振動通信制御部164とを備える。無線制御部152、記憶制御部154、表示制御部156、入力制御部158、加速度センサ制御部160、バイブレータ制御部162、及び振動通信制御部164は、相互にデータバス166を介して接続される。
無線制御部152は、無線通信部104を制御することによって、音声や文字などの各種データの無線通信の制御を実行する。また、無線制御部152は、各地に点在する複数の無線基地局のうちの1または複数の無線基地局との間で電波を送受信するとともに、通信ネットワークの状態変化(例えば電波状態の強弱の変化など)を検出する。
記憶制御部154は、各種データをメモリ130に記憶する制御を行う。例えば記憶制御部154は、通信相手の電子機器から送信された送信データを受信したら、受信したデータを例えばRAM134に格納する。
表示制御部156は、表示部106に表示する表示画像に関する制御を実行する。例えば表示制御部156は、通信相手の電子機器との間でデータの送信又は受信を行う際に、送信を行うか又は受信を行うかを選択させる画像を表示部106に表示させる。また、例えば表示制御部156は、データを送信する際に、送信するデータの種類を選択させる画像を表示部106に表示させる。
入力制御部158は、携帯電話機100のキーからの入力指令及び表示部106の表示上からの入力指令を受け付ける。入力制御部158は、例えば、通信相手の電子機器との間でデータの送信又は受信を行う際に、送信を行うか又は受信を行うかを選択する入力指令を受け付ける。また、入力制御部158は、例えば、データを送信する際に、送信するデータの種類を選択する入力指令を受け付ける。
加速度センサ制御部160は、加速度センサ120によって検出された振動に応じた振動パターンを出力する。例えば加速度センサ制御部160は、加速度センサ120によって検出された振動の有無のパターンに応じた振動パターンを出力する。例えば、加速度センサ制御部160は、通信相手の電子機器からデータを受信する際には、バイブレータ122を備えた通信相手の電子機器に接触した状態において、通信相手の電子機器から伝達される振動の有無のパターンに応じて振動パターンを出力する。加速度センサ制御部160は、振動検出器制御部の一例である。
バイブレータ制御部162は、振動通信制御部164によって変調された振動パターンに基づいてバイブレータ122の振動を制御する。例えば、バイブレータ制御部162は、電源供給IC124に接続されたプロセッサ140の制御ポート142からH/L(High/Low)信号を出力させることで、電源供給IC124からバイブレータ122へ供給される電源のオンオフを制御する。電源供給IC124からバイブレータ122へ電源が供給されると、バイブレータ122のモータが駆動されるのでバイブレータ122が振動する。電源供給IC124からバイブレータ122へ電源が供給されないと、バイブレータ122のモータが駆動されないのでバイブレータ122の振動が停止する。すなわち、電源供給IC124に接続されたプロセッサ140の制御ポート142から出力されるH/L信号は、そのままバイブレータの振動の有無に対応する。なお、本実施形態では、プロセッサ140の制御ポート142からH/L信号を出力する例を示した。しかし、これに限らず、例えば、電源供給IC124に接続されるAPL(Application)CPUを別途設けて、APLCPUの制御ポートからH/L信号を出力することもできる。バイブレータ制御部162は、振動器制御部の一例である。
また、バイブレータ制御部162は、通信相手の電子機器にデータを送信する際には、加速度センサ120を備えた通信相手の電子機器に接触した状態において、バイブレータ122の振動を制御することにより、送信データを通信相手の電子機器に伝達する。
振動通信制御部164は、通信相手の電子機器にデータを送信する際には、通信相手の電子機器に送信する送信データをバイブレータ122の振動の有無のパターンに応じた振動パターンに変調する。例えば、振動通信制御部164は、IrDAの通信プロトコルなどの通信プロトコルに基づいて送信データを振動パターンに変調する。一方、振動通信制御部164は、通信相手の電子機器からデータを受信する際には、加速度センサ制御部160によって出力された振動パターンに基づいて、通信相手の電子機器から送信された送信データを復調する。例えば、振動通信制御部164は、加速度センサ制御部160によって出力された振動パターンとIrDAの通信プロトコルなどの通信プロトコルとに基づいて送信データを復調する。
次に、バイブレータ制御部162によってプロセッサ140の制御ポート142から出力されるH/L信号の一例を説明する。図3は、IrDAと同じプロトコルを使用した場合のデータフォーマットの一例を示す図である。
図3に示すように、データフォーマット170は、プロセッサ140の制御ポート142から出力されるH/L信号によって構成される。データフォーマット170は、例えばH信号が所定時間連続する開始パターン180と、開始パターン180の後に続く送信データを表す送信H/L信号181と、送信H/L信号181の後に続く例えばL信号が所定時間連続する終了パターン182とを有する。
送信H/L信号181は、L信号が連続する時間とH信号が連続する時間の組み合わせに応じて「1」又は「0」に相当する信号が、送信データの内容に応じて複数連続して出力される。例えば「1」の信号は、L信号が所定時間連続した後H信号が所定時間連続したパターンとなり、「0」の信号は、L信号が所定時間連続した後、「1」の信号のときより長い時間H信号が連続したパターンとなる。図3に示すように、L信号が出力されている間は、バイブレータ122の振動が停止した停止状態183となり、H信号が出力されている間は、バイブレータ122が振動する振動状態184となる。すなわち、送信信号は、IrDAのプロトコルに基づいて「1」又は「0」の信号に変調されると同時に、「1」又は「0」の信号に対応するバイブレータ122の振動の有無のパターンに応じた振動パターン(停止状態183と振動状態184の組み合わせ)に変調される。
なお、本実施形態では、開始パターン180及び送信H/L信号181がそれぞれ1回出力された後、終了パターン182が出力される例を示したが、これには限られない。例えば、送信H/L信号181の長さには限りがあるので、送信データは送信H/L信号181の長さに応じて複数に分割される。そして、分割された各送信データが複数の送信H/L信号181に対応し、開始パターン180及び送信H/L信号181の組み合わせが出力された後に、最後に終了パターン182が出力される。また、本実施形態は、IrDAのプロトコルに基づいて送信データをバイブレータ122の振動の有無のパターンに応じた振動パターンに変調する例を示した。しかし、これに限らず、IrDA以外の他の近距離無線通信方式のプロトコルを用いてもよいし、既存のプロトコルではなく、データを振動パターンに変調するプロトコルを新たに作成して、作成されたプロトコルを用いてもよい。
次に、本実施形態の携帯電話機によってデータを送信する場合及びデータを受信する場合の表示部106の画像の一例を説明する。図4は、送信処理時の表示画面の一例を示す図である。図5は、受信処理時の表示画面の一例を示す図である。
図4に示すように、送信処理時には、まず、携帯電話機100のバイブレータ通信機能を起動してメインメニュー画面302が表示される。メインメニュー画面302においては、データの受信を行うか又はデータの送信を行うかを選択する画面が表示される。メインメニュー画面302において、送信を選択すると、送信データ選択画面304へ遷移する。
送信データ選択画面304においては、例えば、電話番号、メールアドレス、又は住所など送信したいデータの種類を選択する画面が表示される。例えば、送信するデータとして電話番号を選択したとすると、確認画面306へ遷移する。
確認画面306においては、例えば、「相手側の端末が受信状態になっていることを確認して、端末同士を接触させてください」という確認メッセージが表示される。また、確認画面306においては、データの送信を開始するためのスタートボタンが表示され、スタートボタンが選択されるとデータ送信が開始される。
そして、データ送信が完了すると、送信完了画面308へ遷移する。送信完了画面308においては、データ送信が完了したことを示す終了メッセージが表示されて携帯電話機100のバイブレータ通信機能は終了する。
一方、図5に示すように、受信処理時には、まず、携帯電話機100のバイブレータ通信機能を起動してメインメニュー画面402が表示される。メインメニュー画面402においては、データの受信を行うか又はデータの送信を行うかを選択する画面が表示される。メインメニュー画面402において、受信を選択すると、確認画面404へ遷移する。
確認画面404においては、例えば、携帯電話機100のデータの受信の準備が整ったことを示す受信準備OKメッセージが表示されるとともに、「端末同士を接触させてください」という確認メッセージが表示される。
データ受信が完了すると、受信完了画面406へ遷移する。受信完了画面406においては、データ受信が完了したことを示す受信完了メッセージが表示されるとともに、「以下のデータを格納します」というメッセージが表示される。
そして、データの保存処理が終了すると保存完了画面408へ遷移する。保存完了画面408においては、データの格納が完了したことを示す保存完了メッセージが表示されて携帯電話機100のバイブレータ通信機能は終了する。
図6は、携帯電話機同士を接触させた状態の一例を示す図である。図6に示すように、携帯電話機100は、通信相手の携帯電話機200とデータの送受信を行う場合には、携帯電話機100と携帯電話機200とを重ねて物理的に接触させる。なお、本実施形態では、携帯電話機100と携帯電話機200とを重ねて物理的に接触させる例を示したがこれには限られない。仮に携帯電話機100を送信側とし、携帯電話機200を受信側とした場合、例えば、携帯電話機100のバイブレータ122による振動が、携帯電話機200の加速度センサによって検出可能な状態になっていればよい。
次に、本実施形態の携帯電話機100による振動を媒体としてデータ送受信を行う処理の流れを説明する。図7は、バイブレータと加速度センサを用いた通信処理のフローチャートである。なお、図7では、仮に携帯電話機100をデータ送信側の携帯電話機とし、携帯電話機200をデータ受信側の携帯電話機とした場合の例を示す。携帯電話機200は、携帯電話機100と同様のハードウェア構成及び機能ブロックを備えるものとする。したがって、以下の説明では、携帯電話機200のハードウェア構成及び機能ブロックは、携帯電話機100のハードウェア構成及び機能ブロックと同じ符号を用いて説明する。
図7に示すように、まず、携帯電話機200は、受信開始処理を行う(ステップS101)。例えば、携帯電話機200は、メインメニュー画面402において受信が選択されたら、加速度センサ120、加速度センサ制御部160、及び振動通信制御部164をアクティブ状態にするなどの受信開始処理を行う。
一方、携帯電話機100は、送信開始処理を行う(ステップS102)。例えば、携帯電話機100は、メインメニュー画面302において送信が選択されたら、バイブレータ制御部162及び振動通信制御部164をアクティブ状態にするなどの送信開始処理を行う。なお、携帯電話機200によるステップS101と、携帯電話機100によるステップS102はいずれの処理が先に行われてもよい。また、以下のステップS103以降の処理は、携帯電話機100と携帯電話機200とが互いに接触状態で行われるものとする。
携帯電話機100は、振動通信制御部164が、携帯電話機200へ送信する送信データを開始パターン180,送信H/L信号181,及び終了パターン182に変調する(ステップS103,S104,S105)。開始パターン180、送信H/L信号181、及び終了パターン182は、図3で説明したように変調される。そして、携帯電話機100は、バイブレータ制御部162が、開始パターン180、送信H/L信号181、及び終了パターン182に基づいてバイブレータ122の振動を制御して(ステップS106)、処理を終了する。
これにより、携帯電話機100は、開始パターン180、送信H/L信号181、及び終了パターン182に対応する振動パターンで振動する。なお、本実施形態では、開始パターン180及び送信H/L信号181をそれぞれ1回送出する例を示したが、これには限られず、開始パターン180及び送信H/L信号181を複数回送出し、最後に終了パターン182を送出することもできる。
一方、携帯電話機200は、加速度センサ120によって携帯電話機200の振動の有無を検出する(ステップS107)。続いて、携帯電話機200は、検出された振動の有無のパターンに応じた振動パターンを加速度センサ制御部160が出力する(ステップS108)。続いて、携帯電話機200は、出力された振動パターンの中に開始パターン180が検出されたか否かを判定する(ステップS109)。例えば、携帯電話機200は、開始パターン180に対応する振動パターンが加速度センサ制御部160から出力されたか否かによって、開始パターン180が検出されたか否かを判定する。
携帯電話機200は、開始パターン180が検出されたと判定されたら(ステップS109でYes)、データの復調処理を開始する(ステップS110)。例えば、携帯電話機200は、送信H/L信号181に対応する携帯電話機100の振動パターンとIrDAのプロトコルとに基づいて、携帯電話機100から送信されたデータを復調する。
携帯電話機200は、開始パターン180が検出されたと判定されている間は(ステップS109でYes)、ステップS109の処理とステップS110の処理を繰り返す。
一方、携帯電話機200は、開始パターン180が検出されていないと判定されたら(ステップS109でNo)、終了パターン182が検出されたか否かを判定する(ステップS111)。例えば、携帯電話機200は、終了パターン182に対応する振動パターンが加速度センサ制御部160から出力されたか否かによって、終了パターン182が検出されたか否かを判定する。
携帯電話機200は、終了パターン182が検出されていないと判定されたら(ステップS111でNo)、ステップS109に戻る。一方、携帯電話機200は、終了パターン182が検出されたと判定されたら(ステップS111でYes)、データの復調処理を終了する(ステップS112)。
続いて、携帯電話機200は、受信データのチェックを行い(ステップS113)、データが正常に受信できたか否かを判定する(ステップS114)。例えば、携帯電話機200は、IrDAのプロトコルを使用した場合は、CRC(Cyclic Redundancy Check)チェックを行うことにより、データが正常に受信できたか否かを判定する。
携帯電話機200は、データが正常に受信できたと判定されたら(ステップS114でYes)、表示部106に、データが正常に受信できたことを示す受信完了メッセージを表示して(ステップS115)、処理を終了する。一方、携帯電話機200は、データが正常に受信できていないと判定されたら(ステップS114でNo)、表示部106に、データが正常に受信できなかったことを示す受信失敗メッセージを表示して(ステップS116)、処理を終了する。
以上、本実施形態の携帯電話機によれば、既存のデバイスを用いて機器間で簡易にデータ通信を行うことができる。すなわち、携帯電話機には、加速度センサなどの振動検出器及びバイブレータなどの振動器を備えるものが多数存在する。本実施形態の携帯電話機は、データ送信側の携帯電話のバイブレータによる振動をデータ受信側の携帯電話機の加速度センサで検出することにより、携帯電話機の振動を媒体としてデータ送受信を行うことができる。したがって、例えば、IrDAやFeliCaに対応したICなどの新規のデバイスを追加することなく、既存のデバイス(バイブレータ及び加速度センサなど)を利用してソフトウェアを変更するだけで、機器間で簡易にデータ通信を行うことができる。
なお、本実施形態は、バイブレータ122及び加速度センサ120等を備えた携帯電話機を例示したが、これには限られない。例えば、データの送信だけを行う携帯電話機であれば、加速度センサ120及び加速度センサ制御部160を備えていなくてもよい。一方、データの受信だけを行う携帯電話機であれば、バイブレータ122及びバイブレータ制御部162を備えていなくてもよい。
また、本実施形態は、主に携帯電話機及び通信制御方法を中心に説明したが、これに限らず、あらかじめ用意された通信制御プログラムをコンピュータで実行することによって、上述の実施形態と同様の機能を実現することができる。すなわち、通信制御プログラムは、振動器を備えた電子機器に、通信相手の電子機器に送信する送信データを前記振動器の振動パターンに変調する処理を実行させる。また、通信制御プログラムは、振動器を備えた電子機器に、前記変調された振動パターンに基づいて前記振動器の振動を制御する処理を実行させる。また、通信制御プログラムは、振動を検出する振動検出器を備えた電子機器に、前記振動検出器によって検出された振動に応じた振動パターンを出力する処理を実行させる。また、通信制御プログラムは、振動を検出する振動検出器を備えた電子機器に、前記出力された振動パターンに基づいて、通信相手の電子機器から送信された送信データを復調する処理を実行させる。なお、通信制御プログラムは、インターネットなどの通信ネットワークを介してコンピュータに配布することができる。また、通信制御プログラムは、電子機器に設けられたメモリ、ハードディスク、その他のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
100,200 携帯電話機
120 加速度センサ
122 バイブレータ
124 電源供給IC
160 加速度センサ制御部
162 バイブレータ制御部
164 振動通信制御部
180 開始パターン
181 送信H/L信号
182 終了パターン
183 停止状態
184 振動状態

Claims (4)

  1. 振動器と、
    通信相手の電子機器に送信する送信データを前記振動器の振動パターンに変調する通信制御部と、
    前記通信制御部によって変調された振動パターンに基づいて前記振動器の振動を制御する振動器制御部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 振動を検出する振動検出器と、
    前記振動検出器によって検出された振動に応じた振動パターンを出力する振動検出器制御部と、
    前記振動検出器制御部によって出力された振動パターンに基づいて、通信相手の電子機器から送信された送信データを復調する通信制御部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  3. 振動器を備えた電子機器に、
    通信相手の電子機器に送信する送信データを前記振動器の振動パターンに変調し、
    前記変調された振動パターンに基づいて前記振動器の振動を制御する
    処理を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  4. 振動を検出する振動検出器を備えた電子機器に、
    前記振動検出器によって検出された振動に応じた振動パターンを出力し、
    前記出力された振動パターンに基づいて、通信相手の電子機器から送信された送信データを復調する
    処理を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
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