JP6426053B2 - 運転訓練シミュレータ - Google Patents
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Description
すなわち、試験員は、運転訓練シミュレータを使用した運転操作又は異常事象の発生を行い、そのときの運転訓練シミュレータの応答が実機と同等の挙動であることを評価する。具体的には、試験員は、運転訓練シミュレータで得られたトレンドデータと、実機のトレンドデータとを比較して、運転訓練シミュレータの特性を評価する。
また、特許文献1には、複数のプロセスデータを、関連するプラント状態に対応したタグとして事前にデータベースに格納することで、運転員による操作に対応して関連する複数の関連パラメータを提示する例が記載されている。
関連パラメータデータテーブルは、試験事象名に対応した関連パラメータ名と事象発生時間決定条件と抽出時間決定条件を格納する。
シミュレーションデータ抽出部は、入力部で入力された試験事象名に対応した関連パラメータ名を関連パラメータデータテーブルから読み出し、読み出した関連パラメータ名のトレンドデータをシミュレーション結果記録部から抽出する。
トレンドデータ処理部は、シミュレーションデータ抽出部が抽出したトレンドデータから、入力部で入力された試験事象名に対応した事象発生時間決定条件と抽出時間決定条件を関連パラメータデータテーブルから読み出し、その事象発生時間決定条件と抽出時間決定条件に基づいてトレンドデータを処理する。
[1.運転訓練シミュレータの構成]
図1は、本例の運転訓練シミュレータの全体構成を示す図である。
運転訓練シミュレータは、シミュレーション計算部1と、シミュレーション結果記録部2を備える。シミュレーション計算部1は、シミュレーション対象となるプラント(ここでは発電プラント)の運転状況を、設定された条件でシミュレーションする。すなわち、シミュレーション計算部1は、プラントの事象進展に伴うプラントパラメータの動特性やインタロック動作などを演算して、シミュレーション結果としてのトレンドデータd1を得る。このトレンドデータd1は、例えば実際のプラントが備える各部のセンサの計測データと同様の形態のデータ(回転数、圧力値、水位、温度など)とする。シミュレーション結果記録部2には、シミュレーション計算部1で得られたシミュレーション結果のトレンドデータd1が記録される。
自動データ採取部3は、入力部11と、関連パラメータデータテーブル12と、シミュレーションデータ抽出部13と、トレンドデータ処理部14と、出力部16とを備える。
入力部11に試験事象名が入力されたとき、入力された試験事象名d2が、関連パラメータデータテーブル12に供給される。
関連パラメータデータテーブル12に試験事象名d2が供給されるとき、その試験事象名d2に対応した関連パラメータ名d3が、シミュレーションデータ抽出部13に供給される。また、試験事象名d2に対応した事象発生時間決定条件d4と抽出時間決定条件d5とがトレンドデータ処理部14に供給される。
図2は、関連パラメータデータテーブル12のデータ構成例を示す。
この例では、関連パラメータデータテーブル12には、発電プラント用のデータが格納される。例えば、事象名d2としては、「ポンプトリップ」、「弁故障開」、「配管破断」などが記憶される。
吐出圧力d3bに対応する事象発生時間決定条件d4としては、吐出圧力が所定値p1未満になったことを示す「圧力<p1」d4bが記憶される。吐出圧力d3bに対応する抽出時間決定条件d5としては、「事象発生時間の前後10秒」d5bが記憶される。
水源水位d3cに対応する事象発生時間決定条件d4としては、水源水位が所定値z1未満になったことを示す「水源水位<z1」d4cが記憶される。水源水位d3cに対応する抽出時間決定条件d5としては、水源水位を吐出圧力の抽出時間と同じに設定することを示す「“吐出圧力”と同様の時間」d5cが記憶される。
弁開度d3eに対応する事象発生時間決定条件d4としては、弁の開度が100%未満になったことを示す「開度<100%」d4eが記憶される。弁開度d3eに対応する抽出時間決定条件d5としては、「事象発生時間の前後30秒」d5eが記憶される。
格納容器圧力d3gに対応する事象発生時間決定条件d4としては、格納容器圧力が所定値p2未満になったことを示す「圧力<p2」d4gが記憶される。格納容器圧力d3gに対応する抽出時間決定条件d5としては、「“原子炉水位”と同じ時間」d5gが記憶される。
配管流量d3hに対応する事象発生時間決定条件d4としては、配管流量が所定値w2未満になったことを示す「流量<w2」d4hが記憶される。配管流量d3hに対応する抽出時間決定条件d5としては、配管流量が0を越え所定値w2未満であることを示す「0<配管流量<w2」d5hが記憶される。
図3は、自動データ採取部3が、シミュレーション結果記録部2に記録されたシミュレーション結果を採取して、出力用トレンドデータを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザが入力部11を使用して事象名d2を入力する(ステップS1)。この事象名d2の入力があると、事象名d2が入力部11から関連パラメータデータテーブル12に供給される。そして、供給された事象名d2に対応する関連パラメータ名d3と、事象発生時間決定条件d4と、抽出時間決定条件d5が関連パラメータデータテーブル12から読み出され、それぞれのデータが取得される(ステップS2)。例えば、事象名d2としてポンプトリップが入力されたとき、関連パラメータ名d3として、ポンプ回転数d3aと、吐出圧力d3bと、水源水位d3cとが取得され、それぞれの事象発生時間決定条件d4と抽出時間決定条件d5とが取得される。
取得された関連パラメータ名d3はシミュレーションデータ抽出部13に供給され、取得された事象発生時間決定条件d4と抽出時間決定条件d5はトレンドデータ処理部14に供給される。
図4は、トレンドデータ処理部14が出力用トレンドデータを作成する処理例を示す。
ここでは、事象名がポンプトリップであり、トレンドデータ処理部14がポンプ回転数d3aのトレンドデータを抽出する処理の例を示す。図4Aに示すポンプ回転数のトレンドデータd6のグラフは、横軸が時間を示し、縦軸が回転数である。
まず、トレンドデータ処理部14は、条件d4aで指示された、ポンプ回転数が所定値x1より低くなった事象発生時間taを決定する。そして、トレンドデータ処理部14は、抽出時間tbとして、条件d5aで指示された、「0<回転数<x2」を決定する。ここでの回転数x2は、事象発生タイミングの回転数x1よりも高い回転数である。
図4に示すような出力用トレンドデータd7の作成処理が、ユーザにより指示された事象名に対応した全ての関連パラメータごとに行われる。
図5は、出力用トレンドデータをグラフ表示した例を示す。
この例は、4つの出力用トレンドデータ[1],[2],[3],[4]を同時にグラフ表示した例である。図5のグラフの横軸は時間を示し、4つのデータ[1]〜[4]の時間軸が一致した状態とする。図5のグラフの縦軸は、4つのデータ[1]〜[4]の値を示す。ここでは、4つのデータ[1]〜[4]の単位系が異なる。例えば、図5のグラフの縦軸として、データ[1]の水位のスケール[mm]と、データ[2]の回転数のスケール[Mpa]と、データ[3]の温度のスケール[℃]と、データ[4]の流量のスケール[t/h]とを有する。ここでは、このように単位系が異なる4つのトレンドデータを同一のスケールで表示するようにした。
なお、ここまで説明した実施の形態例は、発電プラントの運転訓練シミュレータに適用した例とした。これに対して、その他の各種プラントの運転訓練シミュレータに、本発明を適用してもよい。また、図2に示す関連パラメータデータテーブルに示すパラメータ名や事象発生時間決定条件と抽出時間決定条件についても、一例を示すものであり、その他のパラメータ名や条件としてもよい。
例えば、上述した実施の形態例で説明した図1の構成は、本発明を分かりやすく説明するために装置の構成を説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、装置の構成を示す図1に示す信号の流れのラインは説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも装置として必要な全てのラインを示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
Claims (3)
- プラントの運転状態をシミュレーションするシミュレーション計算部と、
前記シミュレーション計算部が計算して得たシミュレーション結果を記録するシミュレーション結果記録部と、
試験事象に対応した関連パラメータ名と事象発生時間決定条件と抽出時間決定条件を格納した関連パラメータデータテーブルと、
ユーザにより指示された試験事象名が入力される入力部と、
前記入力部で入力された試験事象名に対応した関連パラメータ名を前記関連パラメータデータテーブルから読み出し、読み出した関連パラメータ名のトレンドデータを前記シミュレーション結果記録部から抽出するシミュレーションデータ抽出部と、
前記シミュレーションデータ抽出部が抽出したトレンドデータから、前記入力部で入力された試験事象名に対応した事象発生時間決定条件と抽出時間決定条件を前記関連パラメータデータテーブルから読み出し、その事象発生時間決定条件と抽出時間決定条件に基づいて前記シミュレーションデータ抽出部が抽出したトレンドデータを処理するトレンドデータ処理部と、
前記トレンドデータ処理部でトレンドデータを処理した結果を出力する出力部とを備える
運転訓練シミュレータ。 - 前記トレンドデータ処理部は、トレンドデータのゆらぎ成分を除去する周波数フィルタを備える
請求項1に記載の運転訓練シミュレータ。 - 前記シミュレーションデータ抽出部が抽出するトレンドデータは、単位系が異なる複数のトレンドデータであり、前記出力部は単位系が異なる複数のトレンドデータを同一のスケールで表示する
請求項1に記載の運転訓練シミュレータ。
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