JP6425664B2 - 喫煙物品用の消火器 - Google Patents

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Description

本発明は、喫煙物品用の消火器に関連する。特に、本発明は一度に一つの喫煙物品を消火するための携帯用消火器に関連する。
たばこが燃焼式ではなく加熱式であるいくつかの喫煙物品が、当技術分野で提案されてきた。こうした「加熱式」喫煙物品の一つの目的は、従来型の紙巻きたばこにおけるたばこの葉の燃焼および熱分解性劣化により生成される既知の有害煙抗生物質を低減することである。加熱式喫煙物品では、エアロゾルは風味を生成する基質(たばこなど)を加熱することにより生成される。公知の加熱式喫煙物品には、例えば、電気加熱式喫煙物品や、エアロゾルが可燃性燃料要素または熱源から物理的に分離されたエアロゾル形成物質へ熱を移動することにより生成される喫煙物品が含まれる。エアロゾル形成材料は、燃料要素の内部、周囲または下流に位置しうる。例えば、WO-A-2009/022232号は、可燃性熱源と、可燃性熱源のエアロゾル生成基質下流と、可燃性熱源の後方部分およびエアロゾル生成基質の隣接する前方部分の周りにありそれらに接触する熱伝導性要素とを備えた喫煙物品を開示している。喫煙中、揮発性化合物は、燃料要素からの熱伝達によりエアロゾル形成材料から放出され、喫煙物品を通して引き込まれた空気中に混入される。放出された化合物が冷めるにつれて凝結してエアロゾルを形成し、これが消費者によって吸い込まれる。
可燃性燃料要素または熱源を含む喫煙物品は、たばこが燃焼または加熱されてたばこから揮発性物質が放出される、従来的な紙巻たばこと比較して、より大きく、より密集度が高く、また熱源を潰すことや「もみ消す」ことによって簡単には消火できない燃焼ゾーンまたは加熱ゾーンを持ちうる。こうした喫煙物品は、従来的な紙巻たばこの燃焼ゾーンに存在するものよりも著しく大きなエネルギーを熱の形態で含む熱源を持ちうる。その結果として、こうした喫煙物品は、消火したり、十分な熱を排除したりして廃棄を促進するのにより大きな労力を必要としうる。
従って、喫煙物品用の改良型の消火器、特に可燃性燃料要素または熱源を含む喫煙物品で使用しうるものを提供することが望ましい。
本発明の第一の態様によれば、一度に一つの喫煙物品を消火するための携帯用消火器が提供されており、消火器は、外容器と、内側スリーブと、単一の喫煙物品を内側スリーブに受け入れる大きさの開口部と、消火器を閉じるためのリッドとを含み、ここで内側スリーブは外容器内にあり、かつ外容器から少なくとも部分的に分離されており、内側スリーブは、内側スリーブと外容器との間の流体連通を許容する少なくとも一つの開口部を含み、またリッドは、閉じている時に消火器から流体が抜けることを防止する。
本発明による消火器は、ユーザーにとって便利な小型のサイズを持つ携帯用消火器であり、また特に可燃性の燃料要素または熱源を含む喫煙物品の消火に適している。
消火器は、任意の種類の喫煙物品とともに使用しうる。本明細書全体を通して、「喫煙物品」という用語は、基質(通常は、たばこ)が燃焼される従来的な紙巻たばこだけではなく、基質が燃焼されるのではなく加熱され、かつ加熱された基質からのエアロゾル生成に依存する喫煙物品(例えば、加熱式の喫煙物品)、ならびにWO-A-2009/022232号に記載のある喫煙物品などの可燃性熱源を持つものを含む、蒸留ベースの喫煙物品をも意味することが推論される。消火器は、可燃性の燃料要素または熱源から、その燃料要素の内部、周囲または下流に位置しうる物理的に分離されたエアロゾル形成材料への熱の移動によってエアロゾルが生成される加熱式の喫煙物品の消火に、特に有用である。
内側スリーブおよび外容器は、少なくとも部分的に互いに分離している。例えば、内側スリーブおよび外容器は、少なくとも部分的に空隙によって分離されたものとしうる。その分離により、消火器外側への熱移動を低減させうる断熱が提供される。これは、ユーザーの手を火傷させる喫煙物品からの熱を防止しうる。このことは、消火器が可燃性の燃料要素または熱源を含む喫煙物品とともに使用されているときに特に重要でありうるが、なぜなら、こうした喫煙物品は、消散されて簡単な処分が促進されるべき相当量の熱エネルギーを含む熱源を持ちうるためである。
「流体」という用語は本明細書全体で使用するとき、自由に流動し、かつその容器の形状を呈することができる任意の物質を意味する。適切な流体には、液体、ガス、クリーム、泡、ゲル、粉末(砂など)、粒子状の材料および顆粒状の材料、およびその組み合わせが含まれるが、それに限定されない。消火器は、流体とともにまたは流体なしで使用しうるが、流体が使用される場合はリッドが消火器からの流体の漏れを防止する。消火器は流体とともに使用されるのが好ましい。これによって、喫煙物品の消火が促進される。消火を促進するために、流体は高い熱容量を持ち、熱源が消火されるように新鮮な空気の供給が瞬時になされなくなることが好ましい。流体は水であることが好ましい。ただし、代替的な実施形態で、流体は例えば砂などの粉末である。ただし、適切な任意の流体または流体の組み合わせを使用しうる。消火器には流体を予め充填しうる。別の方法として、消火器はユーザーによって充填可能なものとしうる。消火器には、外容器内または内側スリーブ内にある開口部を経由して、流体を充填しうる。消火器には、単一の喫煙物品を受ける大きさになっている開口部を経由して、流体を充填しうる。
内側スリーブにある少なくとも一つの開口部は、内側スリーブ内の流体が内側スリーブと外容器との間を自由に流動できるように、内側スリーブと外容器との間の流体連通を許容する。これにより、流体が内側スリーブ内のみに含まれている場合よりも大量の流体が消火器内に含まれるようになる。このことは、消火器が可燃性の燃料要素または熱源を含む喫煙物品とともに使用されたときに特に有益であると考えられるが、なぜなら、こうした喫煙物品が、従来的な紙巻たばこと比較して大きく、密度が高く、また熱源を潰したり「もみ消し」たりしてもそれほどすぐには消火されない燃焼ゾーンまたは加熱ゾーンを持ちうるためである。流体の量が多いと熱容量も大きくなり、従って喫煙物品を消火するためのより大きなヒートシンクとしての役割を果たす。
消火器は手持ちまたは携帯用となる大きさで、一度に一つの喫煙物品を消火するのに適している。開口部は、一度に一つの喫煙物品のみを内側スリーブ内に受け入れることができるような大きさを持つ。開口部は、実質的に円形の断面を持つ喫煙物品を受けるように、実質的に円形であることが好ましい。消火器は単一の喫煙物品を消火するが、消火済みまたは未使用のどちらの喫煙物品も保管できない大きさであることが好ましい。可燃性の燃料要素または熱源を含む加熱式の喫煙物品で、エアロゾル発生基質は従来的な紙巻たばこと同じ方法で燃焼しない。こうして、使用済みの喫煙物品は、未使用の喫煙物品と実質的に同一サイズとしうる。このことは従来的な紙巻たばこには当てはまらない。従来的な紙巻たばこの場合、未使用の紙巻たばこは通常、使用済みの紙巻たばこよりもかなり大きい。使用済みで消火済みの加熱式喫煙物品の保管は従って、消火済みの従来的な紙巻たばこ用の保管よりも、かなり大きいものであることが必要であることが考えられる。一度に一つの喫煙物品のみを消火し、喫煙物品の保管はしない大きさの消火器を提供することにより、携帯用消火器は、ユーザーにとって小型でより便利なものとすることができる。さらに、携帯用消火器は、喫煙物品の包装の底部に目立たないようにクリップ留めできるような、有利な大きさにしうる。
消火器が従来的な喫煙物品を消火するよう配置されている場合、消火器は一度に一つの従来的な喫煙物品を消火するのに適した大きさである。ただし、消火器は、可燃性の燃料要素または熱源を含む喫煙物品を消火するよう配置されていることが好ましい。その場合、消火器は一度に、可燃性の燃料要素または熱源を含む単一の喫煙物品を消火するのに適切な大きさである。
消火器は、直径が約5 mm〜約9 mmの喫煙物品を消火するよう配置されていることが好ましい。消火器は、直径が約7 mm〜約8 mmの喫煙物品を消火するよう配置されていることがより好ましい。開口部は約8 mm〜約9 mmの断面を持つことが好ましい。開口部は約9 mmの断面を持つことがより好ましい。
消火器の外側の形状は、高さ方向に細長く、実質的に長方形の断面を持つことが好ましい。例えば、円形、楕円形、三角形、八角形、菱形、台形、またはその任意の組み合わせを含む、代替的なその他の適切な形状が使用されうる。一定の好ましい実施形態で、消火器の高さは約50 mm〜約60 mmであり、奥行きは約13 mm〜約23 mmである。消火器の外側寸法は調節しうる。
消火器の使用可能な容積は約5 ml〜約9 mlであることが好ましい。水を消火用の流体として、消火器は、より多くの流体が必要となる前に、約20〜30個の喫煙物品を消火するよう配列しうる。
外容器は適切な任意の材料または材料を備えうる。適切な材料は金属、ガラス、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリスチレン(PS)およびシリコーン、またはその組み合わせを含むが、これに限定されない。一つの好ましい実施形態で、外容器はポリプロピレンを含む。一定の好ましい実施形態で、外容器は内側被覆を含む。存在する場合、内側被覆はシリコーンであることが好ましい。
外容器はレーザー溶接されることが好ましい。レーザー溶接により、正確な形状を達成できるようになる。これは、リッドを閉じたときに消火器から流体が漏れる可能性の低減に役立ちうる。
外容器は少なくとも部分的に内側スリーブから分離される。分離は内側スリーブと外容器との間の熱の移動を制限する適切な任意の分離としうる。例えば、外容器は少なくとも部分的に空隙によって内側スリーブと分離されたものとしうる。消火器が流体とともに使用されるとき、流体はその空隙を部分的にまたは完全に充填しうる。別の方法として、空隙は外容器または内側スリーブの流体を含む部分から分離しうる。例えば、外容器はリブ、バットレス、プロップ、サポート、突っ張りまたはハニカム構造などの構造部材によって、内側スリーブから少なくとも部分的に分離しうる。内側スリーブおよび外部スリーブは、外容器内の一つ以上の場所で接することが好ましい。これにより、消火器に対して構造的な支持および整合性が提供される。例えば、内側スリーブは、内側スリーブを外容器内の適切な位置に保持するように、反対側の2つの端で外容器と接しうる。
一つの実施形態で、外容器は少なくとも部分的に透明である。本明細書全体を通して、「透明」という用語は、外容器内の液体のレベルが外側からユーザーに見えうるように、十分な光が通過しうることを意味するために使用される。これは有利なことであり、その理由は、ユーザーが消火器に含まれている流体の量を見ることができ、消火器を充填し過ぎる可能性が低いため、消火器から流体があふれる可能性が低減されるからである。
外容器は部分的に透明としうる。例えば、外容器の一つ以上の表面を透明としうる。例えば、一つ以上の透明の窓を設けうる。別の方法として、外容器は完全に透明としうる。透明度は外容器の材料または材料の組み合わせに依存する。
消火器は流体レベルインジケータをさらに備えうる。これは、ユーザーが消火器を充填しすぎる可能性が低減されるため、有利である。流体レベルインジケータは最小流体レベルを表示することが好ましい。最小流体レベルは喫煙物品を適切に消化するために必要な流体の最小量を表示しうる。流体レベルインジケータは最大流体レベルを表示することが好ましい。最大流体レベルは流体の最大量を表示しうる。消火器内の流体は、この最大量を超えると、喫煙物品が内側スリーブ内に受けられたときにあふれる可能性がある。
流体レベルインジケータは外容器の外から見えるようにしうる。別の方法として、流体レベルインジケータは、リッドが開かれたときにのみ見えるようにしうる。流体レベルインジケータは、外容器上に、または内側スリーブ上に提供されうる。外容器が少なくとも部分的に透明である場合、流体レベルインジケータは、外容器の外側表面または内側スリーブ上に提供されうる。外容器が少なくとも部分的に透明である場合、流体レベルインジケータは、外容器の外側表面または内側スリーブ上に最小および最大流体レベルインジケータを備えうる。
流体レベルインジケータは、外容器の外側表面に貼り付けられたステッカー上としうる。例えば、外容器が少なくとも部分的に透明である場合、ステッカーは、外容器に貼り付けられたとき、外容器にある透明な窓を明らかにする。ステッカーは窓に隣接した最小および最大流体レベルインジケータを含みうる。
外容器の外側表面は、製造元またはブランドのロゴ、商標、スローガンおよびその他の消費者情報およびしるしで、印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾しうる。ステッカーが外容器の外側表面に貼り付けられた場合、そのステッカーは、製造元またはブランドのロゴ、商標、スローガンおよびその他の消費者情報およびしるしで、印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾しうる。
外容器は、外容器内で内側スリーブを位置決めするための少なくとも一つの案内を含みうる。少なくとも一つの案内は、内側スリーブが外容器から少なくとも部分的に分離されているように、内側スリーブを外容器に対して正しく位置決めする。この分離は断熱を提供し、ユーザーの手を火傷させる喫煙物品からの熱を防止しうる。少なくとも一つの案内は、例えば、喫煙物品が内側スリーブ内で受けられたときに、内側スリーブが外容器に対して移動できないようにする。これは安定性を提供しうる。
内側スリーブは、適切な任意の材料(単一または複数)を備えうる。適切な材料は、耐酸化性金属または合金(ステンレス鋼などで、Inoxとしても知られ、例えば、ステンレス鋼等級1.4301)、熱硬化性材料(熱硬化性メラミンホルムアルデヒド(熱硬化性MF)など)、および高温耐熱性材料(粘土、ケイ酸塩、またはシリコーン)、またはその組み合わせを含むが、これに限定されない。一つの好ましい実施形態で、内側スリーブはステンレス鋼を含む。
内側スリーブは、ユーザーによって外容器から取り外し可能としうる。これは、例えば、洗浄するのに有利なものでありうる。内側スリーブは、使い捨てとしうる。
内側スリーブは、適切な任意の形状およびサイズを持ちうる。内側スリーブは、最大限の熱放散が可能なように設計された形状およびサイズを持ちうる。内側スリーブは、細長いものとしうる。内側スリーブは、円形の断面を持ちうる。少なくとも一つの開口部は、消火器の通常の使用時に内側スリーブと外容器との間の流体連通を許容するような、サイズおよび内側スリーブ上の位置を持つべきである。内側スリーブは、ケージまたはメッシュ構造を持ちうる。内側スリーブは、開口部の反対側の端部が、開いたものでも閉じたものでもよい。
内側スリーブは、一つの喫煙物品のみに適切なサイズを持つことが好ましい。これにより、消火器の全体的なサイズが低減される。例えば、内側スリーブは、実質的に円形の断面を持つ細長いスリーブを備えうるが、その直径は喫煙物品の直径よりもわずかに大きい。内側スリーブは、外容器の内部全体にまたがって延びることも、外容器の内部を部分的にまたがって延びることもできる。
消火器は喫煙物品が消火器内に延びることができる範囲に限定するためのストッパーをさらに備えることが好ましい。ストッパーは外容器の一部を形成しうる。追加的にまたは別の方法として、ストッパーは内側スリーブの一部を形成しうる。ストッパーを提供することで、喫煙物品が内側スリーブ内に受けられるときに流体があふれる可能性を低減しうる。
開口部は、内側スリーブ内に単一の喫煙物品を受け入れる大きさになっている。こうして、内側スリーブのサイズに関係なく、開口部のサイズによって、一度に一つの喫煙物品のみを消火できるように確保される。開口部は、開口部内に挿入された喫煙物品が内側スリーブ内に受けられるように位置決めされるべきである。消火器の設計に応じて、開口部は、内側スリーブの開口部と外容器の開口部のどちらでも、または内側スリーブと外容器の両方の開口部でもよい。
消火器は、開口部を定めるリップを備えることが好ましい。リップは、部分的または完全に開口部の境界となる。
リップは曲線としうる。すなわち、リップは曲線の輪郭を持ち、開口部の外側と内側の間の滑らかな移行を提供する。例えば、リップは、開口部の外側の第一の部分と、開口部の内側の第二の部分と、第一の部分と第二の部分を結合する曲線の部分とを備えうる。別の方法としてまたは追加的に、リップは丸みをもたせうる。すなわち、リップによって定められる開口部は、丸みのある(例えば、円形)形状を持ちうる。リップは、曲線であるか、丸みを持つか、または曲線であり丸みを持つものとすることができ、喫煙物品を受けるための滑らかな開口部を提供しうる。これにより、喫煙物品または喫煙物品の一部を破損または損傷する可能性を低減しうる。このことは、燃料要素または熱源は壊れやすく破損しがちであることがあるため、喫煙物品が可燃性燃料要素または熱源を含む場合に特に有利である。曲線であるか、丸みを持つか、または曲線であり丸みを持つものとしうるリップは、開口部および内側スリーブ内への喫煙物品の挿入も促進しうる。これは、開口部は喫煙物品の直径と類似した断面を持つ可能性が高いために有利である。こうして、喫煙物品と開口部との間の嵌りがしっかりしたものとなりうる。
消火器の設計に応じて、曲線であるか、丸みを持つか、または曲線であり丸みを持つものとしうるリップは、内側スリーブの一部を形成しうる。消火器の設計に応じて、曲線であるか、丸みを持つか、または曲線であり丸みを持つものとしうるリップは、外容器の一部を形成しうる。リップは、内側スリーブまたは外容器、または内側スリーブと外容器の両方に取り付けられるよう配置された別個の構成要素としうる。リップは、適切な任意の材料を含みうる。リップは、ステンレス鋼を含むことが好ましい。
消火器が開口部を定めるリップを備える場合、リップは耐熱性であることが好ましい。喫煙物品は開口部内で受けられるため、耐熱性のリップは消火器に対する熱損傷の可能性を低減しうる。このことは、喫煙物品が可燃性燃料要素または熱源を含む場合に特に有利である。
消火器の設計に応じて、耐熱性のリップは、内側スリーブの一部を形成しうる。消火器の設計に応じて、耐熱性のリップは外容器の一部を形成しうる。耐熱性のリップは、内側スリーブまたは外容器、または内側スリーブと外容器の両方に取り付けられるよう配置された別個の構成要素としうる。耐熱性のリップは、適切な任意の耐熱性の材料を含みうる。耐熱性のリップは、ステンレス鋼を含むことが好ましい。
リッドは、適切な任意の材料(単一または複数)を含みうる。適切な材料は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリスチレン(PS)およびシリコーン、またはその組み合わせを含むが、これに限定されない。一つの好ましい実施形態で、リッドはポリプロピレンを含む。リッドはレーザー溶接されたものであることが好ましい。レーザー溶接により、正確な形状を達成できるようになる。これは、リッドを閉じたときに消火器から流体が漏れる可能性の低減に役立ちうる。
一つの実施形態で、外容器はポリプロピレン、ポリエチレンおよびシリコーンの組み合わせを含み、リッドはポリプロピレンを含み、内側スリーブはステンレス鋼を含む。別の実施形態で、外容器はポリアミドおよびポリスチレンの組み合わせを含み、リッドはポリプロピレンを含み、内側スリーブはシリコーンを含む。別の実施形態で、外容器はポリプロピレン、ポリアミドおよびポリスチレンの組み合わせを含み、リッドはポリプロピレンを含み、内側スリーブは熱硬化性メラミンホルムアルデヒドを含む。しかしながら、好ましい一つの実施形態で、外容器はポリプロピレンを含み、リッドはポリプロピレンを含み、内側スリーブはステンレス鋼を含む。
リッドは閉じたときに、消火器から流体が抜けるのを防止する。リッドは閉じたときに、防水密閉を形成することが好ましい。リッドは、単一の喫煙物品を内側スリーブに受け入れる大きさである開口部を閉じるように配置されていることが好ましい。リッドは、消火器に提供されているその他の任意の開口部を閉じるよう配置されてもよく、またはそれらの開口部に対して追加的なリッドが提供されてもよい。
リッドは、リッドが閉じられたときに消火器から流体が抜けるのを防止するために、開口部と連携するよう配置された部材を備えることが好ましい。例えば、リッドは、リッドが閉じられたときに開口部内に受けられるプラグを備えうる。曲線であるか、丸みを持つか、耐熱性であるかのどれかでありうるリップを開口部が含む場合、リッドは、リッドが閉じられたときにリップと連携するよう配置された部材を含むことが好ましい。例えば、リッドは、リッドが閉じられたときにリップと連携するプラグを備えうる。リッドもしくは開口部、またはリッドと開口部の両方は、密封の形成を助けるOリングを含みうる。Oリング(単一または複数)は、ニトリルブタジエンゴム(NBR)などの適切な任意の材料(単一または複数)を含むが、これに限定されない。
リッドは、消火器での使用に適切な任意の形態を持ちうる。リッドは、外容器から分離させてもよく、外容器に取り付けてもよい。例えば、リッドは、スナップ式リッド、スライド式リッド、ヒンジリッドまたはフリップトップ式リッドとしうる。リッドを外容器に取り付ける場合、リッドは外容器と一体化して形成されてもよく、またヒンジピンなどを用いて外容器に固定されてもよい。
リッドの外側表面は、製造元またはブランドのロゴ、商標、スローガンおよびその他の消費者情報およびしるしで、印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾しうる。
携帯用消火器は消火器を別の物体に取り付ける手段を備えうる。携帯用消火器は消火器を別の物体に取り付けるためのクリップをさらに含むことが好ましい。例えば、クリップは消火器を喫煙物品のパックに取り付けるように配置されうる。喫煙物品は消火器によって消火されうる喫煙物品であることが好ましい。消火器の寸法はパックの寸法に合わせて選択されうる。例えば、一つの実施形態で、消火器の高さを実質的にパックの幅と一致させてもよく、また消火器の奥行きを実質的にパックの奥行きと一致させてもよい。こうして、消火器はパックの底部に目立たないようにクリップ留めしうる。
クリップは、ステンレス鋼(例えばステンレス鋼等級1.4301)、およびステンレスばね鋼、またはその組み合わせを含むがそれに限定されない、適切な任意の材料(単一または複数)を備えうる。
クリップは、例えば外容器またはリッドなどの消火器の部品と一体化して形成されうる。別の方法として、クリップは、例えば、外容器またはリッドなどの消化器の部品に固定される別個の構成要素としうる。クリップは、例えば、スナップ式、ばね式、接着剤または固定手段(例えば、一つ以上のねじ)を含むがこれに限定されない、適切な任意の手段によって固定されうる。
本発明の第二の態様によれば、一度に一つの喫煙物品を消火するための携帯用消火器が提供されており、消火器は、外容器と、内側スリーブであって、内側スリーブが外容器内にあり、少なくとも部分的に外容器と分離されており、内側スリーブと外容器との間の流体連通を許容する少なくとも一つの開口部を含む内側スリーブと、単一の喫煙物品を内側スリーブに受け入れる大きさの開口部と、内側スリーブおよび外容器内に含まれている流体と、消火器を閉じるためのリッドであって、リッドが閉じているときに消火器から流体が抜けるのを防止するリッドとを含む。
一つの実施形態で、流体は水を含む。一つの実施形態で、流体は粉末を含む。
本発明の一つの実施形態に関連して説明した特徴は、本発明のその他の実施形態にも適用されうる。
本発明は、以下の添付図面を参照しながら、例証としてのみであるがさらに説明する。
図1は、可燃性熱源を含む喫煙物品を示す。 図2は、本発明の第一の実施形態による消火器の斜視図であり、リッドが開いた状態である。 図3は、図2の消火器の斜視図であり、リッドが閉じた状態である。 図4は、図3および4の消火器の拡大図である。 図5は、本発明の第二の実施形態による消火器の斜視図であり、リッドが開いた状態である。 図6は、喫煙物品のパックに取り付けられた図2、3および4の消火器の概略図である。
本発明は、単一の喫煙物品を消火するための携帯用消火器を提供する。上述の通り、携帯用消火器の特に有用な一つの用途は、可燃性の燃料要素または熱源から、その燃料要素の内部、周囲または下流に位置しうる物理的に分離されたエアロゾル形成材料への熱の移動によってエアロゾルが生成される加熱式の喫煙物品の消火である。
図1は、本発明の消火器が使用されうる喫煙物品の一例を示す。図1は、WO-A-2009/022232号に記載のあるものと類似した喫煙物品を示す。喫煙物品101は、隣接して同軸に配列された可燃性熱源103、エアロゾル生成基質105、細長い膨張室107およびマウスピース109を備え、これらが紙巻たばこ用紙111の外側ラッパー内で包まれる。可燃性熱源103は円筒形であり、熱源103を通して長軸方向に延びる中央気流チャネル113を含む。エアロゾル生成基質105は、可燃性熱源103のすぐ下流に位置し、エアロゾル形成体としてのグリセリンを含みフィルタープラグラップ117で囲まれた、均質化されたたばこ材料115の円筒形プラグを含む。アルミ箔の管から成る熱伝導性要素119は、熱源103の後方部分およびエアロゾル生成基質105の隣接した前方部分を囲み、それらに接触する。細長い膨張室107は、エアロゾル生成基質105の下流に位置し、円筒形の厚紙121の開いた管を備える。マウスピース109は、膨張室107の下流に位置し、フィルタープラグラップ125で囲まれた酢酸セルローストウ123の円筒形プラグを含む。この実施形態で、紙巻たばこ用紙111の外側ラッパーは、その外周の周りの熱伝導要素119のすぐ上流に穿孔127を含む。喫煙物品101は、チッピングペーパー129により囲まれる。
本発明の消火器は任意の喫煙物品を消火するために使用されうるが、特定の用途は、図1に示すものに類した喫煙物品用の消化器である。
図2および3は、本発明の第一の実施形態による消火器の斜視図である。図2は消火器のリッドが開いた状態を示し、図3は消火器のリッドが閉じた状態を示す。図4は、図2および3の消火器の拡大図である。
図2、3および4を参照するが、消火器200はリッド201および基部203を備える。リッド201は、キャップ205、プラグ207およびOリング209を備える。基部203は、サポート211および容器213、開口部217を持つ内側スリーブ215、およびリップ219の形態の外容器を備える。プラグ207はキャップ205に取り付けうるが、Oリング209はプラグ207がキャップ205に取り付けられたときに防水密閉性を提供する。内側スリーブ215は、容器213内に嵌る。容器213および内側スリーブ215の両方が、サポート211に取り付けられる。これにより、特に内側スリーブ215の安定性が提供される。容器213の内部には、容器213内で内側スリーブ215を位置決めするための案内(図示せず)を含みうる。内側スリーブ215内の開口部217により、消火器内の流体が内側スリーブと外容器との間で流動するようになる。
リップ219は、単一の喫煙物品を受ける大きさになっている内側スリーブ215のための開口部を形成する。この実施形態で、リップは容器213に取り付けうる別個の構成要素である。別の方法として、リップは内側スリーブに取り付けうる。リップは、容器または内側スリーブにOリング(図示せず)で取り付けることができ、防水密閉を形成しうる。別の方法として、リップは外容器または内側スリーブと一体型としうる。
この実施形態で、リッド201は、基部203にピン221で取り付けうるヒンジリッドである。リッド201は、開位置(図2に示す)と閉位置(図3に示す)の間を移動可能である。リッド201が閉位置にあるとき、リッド201にあるプラグ207は基部203にあるリップ219と噛み合い、防水密閉性を提供する。
消火器200は、容器213に貼り付けうるステッカー223をさらに含む。この実施形態で、消火器内の流体のレベルを消火器の外から見ることができるように、容器213は透明である。ステッカー223は不透明であるが、窓225を含む。こうして、ステッカー223が容器213に貼り付けられるとき、ユーザーは、窓225を通して消火器内の流体レベルを見ることができる。ステッカー223は、窓225に隣接した最小および最大流体レベルインジケータを含む。消火器200は、サポート211に取り付けうるクリップ227をさらに備える。クリップは、消火器を別の物体に取り付けるために使用しうるが、これについては、図6を参照しながらさらに説明する。
図2、3および4に図示した実施形態で、キャップ205はポリプロピレンを含み、プラグ207はポリプロピレンを含み、Oリング209は、ニトリルブタジエンゴムを含み、サポート211はポリプロピレンを含み、容器213はポリプロピレンを含み、内側スリーブ215はステンレス鋼を含み、リップ219はステンレス鋼を含み、ピン221はステンレス鋼を含み、ステッカー223はプラスチックを含み、およびクリップ227はステンレスばね鋼を含む。
図5は、本発明の第二の実施形態による消火器500の斜視図である。図5は、開位置にある消火器のリッドを示す。図5に示す消火器500は、図2、3および4に示した消火器200と非常に類似しているが、リッドおよび基部が単一の材料で構成されている点を除く。リッドは、フリップトップ式リッドと呼ばれうる。
さらに具体的に言えば、消火器500はリッド501および基部503を備える。リッド501は、キャップ505、プラグ507およびOリング509を備える。プラグ507はキャップ505に取り付けうるが、Oリング509は防水密閉性を提供する。基部503は、サポート(図示せず)および容器513、容器513内の内側スリーブ(図示せず)、およびリップ519の形態での外容器を備える。開口部(図示せず)は、流体が内側スリーブと外容器の間を流動できるように内側スリーブ内に提供される。リップ519は、単一の喫煙物品を受ける大きさになっている内側スリーブのための開口部を形成する。図2、3および4の実施形態にある通り、リップは、別の方法として、外容器または内側スリーブと一体型としうる。リッド501が閉位置にあるとき、リッド501にあるプラグ507は基部503にあるリップ519と噛み合い、防水密閉性を提供する。
消火器500は、容器513に貼り付けられるステッカー523をさらに含む。図2、3および4の実施形態と同様に、容器は透明であり、ステッカー523は不透明であるが、窓525を含む。こうして、ステッカー523が容器513に貼り付けられるとき、ユーザーは、窓525を通して消火器内の流体レベルを見ることができる。ステッカー523は、窓225に隣接した最小および最大流体レベルインジケータを含む。消火器500は、消火器を別の物体に取り付けるために使用しうるクリップ527(図5にのみ表示)をさらに備えうる。
図5に図示した実施形態で、キャップ505および容器513はポリプロピレンを含み、プラグ507はポリプロピレンを含み、Oリング509はニトリルブタジエンゴムを含み、サポートはポリプロピレンを含み、内側スリーブはステンレス鋼を含み、リップ519はステンレス鋼を含み、ステッカー523はプラスチックを含み、クリップ527はステンレスばね鋼を含む。
図2、3および4に図示した実施形態および図5に図示した実施形態で、消火器の全高は約55 mm、奥行きは約22.5 mm(ステッカーなし)および約22.7 mm(ステッカーあり)、および幅は約15.4 mm(ステッカーなし)および約15.6 mm(ステッカーあり)である。図2、3および4に図示した実施形態および図5に図示した実施形態で、消火器は、長さが約70 mmおよび直径が約7.9 mmの喫煙物品を消火するよう配列されている。
本発明の発明者らは、図2〜5に示す消火器の試験を実施し、以下の通りの結果となった。
最初の試験で、消火器は試験の開始時におよそ7 ml(7 g)の水を含んでいた。5個の喫煙物品を連続的に消火し、各消火動作を喫煙物品の点火から4分後に実施した。各喫煙物品は、水中に5秒間保持し、各喫煙物品の消火の間に5分間の間隔を取った。発明者らは、消火した各喫煙物品について、およそ0.4 gの水の喪失と、およそ4 ℃の水温の上昇とを見出した。
第二の試験で、消火器は、試験の開始時におよそ2 ml(2 g)の水を含んでいた。3個の喫煙物品を連続的に消火し、および各消火動作を喫煙物品の点火から4分後に実施した。各喫煙物品は、水中に5秒間保持し、各喫煙物品の消火の間に5分間の間隔を取った。発明者らは、消火した各喫煙物品について、およそ0.15 gの水の喪失と、およそ8 ℃〜およそ11 ℃の水温の上昇とを見出した。
図6は、喫煙物品のパック601に取り付けられた図2、3および4の消火器200の概略図である。図6で、消火器200は喫煙物品のパック601の底に取り付けられているが、消火器200は希望に応じて別の表面に取り付けることもできる。クリップ227(図6には図示せず)は、パック601の底面がクリップ227と容器213の間になるように、パック601の内側にある。この実施形態で、パック601は喫煙物品用の標準ヒンジリッド容器である。ただし、消火器は任意の形状、サイズおよび構成のパックに取り付けうる。図6で、パック601の幅603は消火器200の高さと実質的に等しく、またパック601の奥行605は消火器200の奥行と実質的に等しい。従って、消火器200がパック601にクリップ留めされるとき、消火器200およびパック601の組み合わせは実質的に立方体の形状である。従って、消火器200は比較的目立たない方法でパック601にクリップ留めされる。
図6で、喫煙物品607はリップ219によって形成された開口部に受けられ、容器213内の内側スリーブ(図示せず)内に延びる。喫煙物品607は、消火器200によって消火されている。

Claims (14)

  1. 一度に一つの喫煙物品を消火するための携帯用消火器であって、前記消火器が、
    外容器と、
    内側スリーブと、
    単一の喫煙物品を前記内側スリーブに受け入れる大きさの開口部と、
    前記消火器を閉じるためのリッドとを備え、
    前記内側スリーブが前記外容器内にあり、かつ前記外容器から少なくとも部分的に分離されており、前記内側スリーブが少なくとも一つの開口部を含み、該少なくとも一つの開口部は、前記消火器の通常の使用の間、前記内側スリーブ内の流体が前記内側スリーブと前記外容器との間を自由に流動できるように、前記内側スリーブと前記外容器との間の流体連通を許容するサイズおよび内側スリーブ上の位置を持ち、また前記リッドが閉じたときに前記消火器から流体が抜けるのを防止する、携帯用消火器。
  2. 前記外容器が少なくとも部分的に透明である、請求項1に記載の携帯用消火器。
  3. 流体レベルインジケータをさらに備える、請求項1または請求項2に記載の携帯用消火器。
  4. 前記外容器が前記外容器内での前記内側スリーブの位置決めのための少なくとも一つの案内を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯用消火器。
  5. 前記内側スリーブがユーザーによって前記外容器から取り外し可能な、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯用消火器。
  6. 喫煙物品が前記消火器内に延びる範囲を制限するためのストッパーをさらに備えた、請求項1〜5のいずれかに記載の携帯用消火器。
  7. 前記開口部を定めるリップをさらに備え、前記リップが曲線である、請求項1〜6のいずれかに記載の携帯用消火器。
  8. 前記開口部を定めるリップをさらに備え、前記リップが丸みを持つ、請求項1〜7のいずれかに記載の携帯用消火器。
  9. 前記開口部を定めるリップをさらに備え、前記リップが耐熱性である、請求項1〜8のいずれかに記載の携帯用消火器。
  10. 前記消火器を別の物体に取り付けるためのクリップをさらに備えた、請求項1〜9のいずれかに記載の携帯用消火器。
  11. 一度に一つの喫煙物品を消火するための携帯用消火器であって、前記消火器が、
    外容器と、
    内側スリーブであって、前記内側スリーブが前記外容器内にあり、少なくとも部分的に前記外容器と分離されており、また前記消火器の通常の使用の間、前記内側スリーブ内の流体が前記内側スリーブと前記外容器との間を自由に流動できるように、前記内側スリーブと前記外容器との間の流体連通を許容するサイズおよび内側スリーブ上の位置を持つ、少なくとも一つの開口部を含む前記内側スリーブと、
    単一の喫煙物品を前記内側スリーブ内に受け入れる大きさの開口部と、
    前記内側スリーブおよび外容器内に含まれている流体と、
    前記消火器を閉じるためのリッドであって、前記リッドが、閉じているときに前記消火器から前記流体が抜けるのを防止する前記リッドとを含む、携帯用消火器。
  12. 前記流体が水を含む、請求項11に記載の携帯用消火器。
  13. 前記流体が粉末を含む、請求項11または12に記載の携帯用消火器。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の携帯用消火器を備え、前記消火器が前記消火器をパックに取り付けるように配列されたクリップを備え、また前記消火器が前記クリップによって前記パックに取り付けられる、喫煙物品のパック。
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