JP6425627B2 - 吐出容器 - Google Patents

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Description

この発明は、内容液と空気との混合物を泡状に吐出させる吐出容器に関するものである。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等を充填した容器では、内容液の泡立て動作を省略して簡便な使用を図る観点から、容器内の内容液を直接泡状にして吐出することができるフォーマーディスペンサーを装備したものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−067354号公報
これらの商品を子供向けに展開するに際しては、例えば、容器の側面にテレビアニメのキャラクター、愛玩具、動物等のデザインを印刷することにより、子供が容器に興味を示すようにするといった手法が用いられてきた。しかし、そのように容器表面にデザインを施すことによって購入時の動機付けになったとしても、使用時に継続的に子供の知的好奇心を刺激するには至らず、すぐに飽きられてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、使用時に内容液を空気と混合して泡状とし、キャラクター等の装飾模様の形で視認可能とする、吐出容器を提供することにある。
本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.容器本体内に収容された内容液と、空気との混合物を泡状にして吐出させる吐出容器であって、
前記内容液と空気とが混合する合流空間と、
前記混合物を泡状にする発泡部材と、
前記泡状の混合物を吐出させる吐出口と、
前記発泡部材と前記吐出口との間に設けられ装飾模様を象った流路が形成された装飾流路と
を備え、
前記装飾流路は、外部から視認可能であることを特徴とする、吐出容器。
2.前記装飾流路は、該装飾流路を覆う透光性の窓板越しに視認可能である、前記1に記載の吐出容器。
3.前記装飾流路は、前記発泡部材からの泡状の混合物を上方に導く混合流路を中心に円周方向に延在する空間内に溝として形成され、前記装飾流路は、前記発泡部材とは対向する方向から視認可能である、前記1又は2に記載の吐出容器。
本発明の吐出容器は、使用時に内容液を空気と混合して泡状とし、キャラクター等の装飾模様の形で視認可能とすることができる。
本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す断面図である。 図1に示す吐出容器のノズルヘッド部分の部分拡大断面を示す斜視図である(窓板は取り外している)。 図1に示す吐出容器のノズルヘッド部分の平面図である(窓板は取り外している)。
以下、図面を参照して、本発明の吐出容器の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明に従う吐出容器100の一実施形態を示す断面図である。なお、本願明細書、特許請求の範囲、要約書、及び図面において「上」方向、「下」方向とは、吐出容器を水平面上に載置した、使用状態での向きを示す。
図1において、符号1は、容器本体Cの口部に保持されるベースキャップである。なお、図1において容器本体Cは、口部以外の部分を省略している。ベースキャップ1は、天面壁1aの縁部より垂下される外壁1bを有していて、外壁1bの内側に設けたネジ部を容器本体Cの口部に設けたネジ部にねじ込むことで着脱自在に保持される。なお、ベースキャップ1を容器本体Cに保持するには、アンダーカット等、他の既知の構成を用いることも可能である。また、天面壁1aの中央には上方へ向けて起立する中空頸部1cを設けている。中空頸部1cには、その上部に径方向外側に突出する環状の凸部1dが設けられ、その内周面に上下方向に延びるリブ1eが設けられている。更に、中空頸部1cの内側には、天面壁1aを貫いて容器の内側に通じる貫通孔1fが形成されている。
符号2、3は、ベースキャップ1によって容器本体Cの口部に垂下保持され内容液と空気とをそれぞれ個別に吸引、加圧、圧送する2つのポンプである。内容液用ポンプ2及び空気用ポンプ3は、小径筒体4aと、小径筒体4aの上部に一体連結する底部を有する大径筒体4bとが同軸に直列状に配置された形態をなす、単一のシリンダー4によって形成されている。シリンダー4の上方には径方向外側に延在するフランジが設けられていて、容器本体Cに垂下保持されるにあたっては、このフランジの下面側にパッキンPAを設け、容器本体Cの口部との間でパッキンPAを挟み込むようにしている。
ここで、内容液用ポンプ2は、小径筒体4aの底部において、容器本体C内の内容液を流入させる吸引口4cを有している。また吸引口4cの縁部には、容器本体Cの底部に向けて延在する吸引パイプpを嵌合保持するための嵌合筒4dを設けている。また小径筒体4a内には、小径筒体4aの内周面に当接するとともにその軸線に沿って摺動可能に設けられた中空ピストン5が配され、中空ピストン5の内側に形成される内部通路t1には、ポペット6が配される。ここで中空ピストン5の上部は縮径していて、段部5aを形成している。また、ポペット6は、その下端に吸引口4cの開閉を行う弁部6aを有し、その上端に内部通路t1の出口の開閉を行う弁部6bを有している。そして、中空ピストン5の外側には、中空ステム7を配している。中空ステム7は、中空ピストン5を取り囲む下部筒状壁7aと、下部筒状壁7aの上部にて一体的に連結する中間フランジ7bと、中間フランジ7bから起立してベースキャップ1の貫通孔1fから突出する上部筒状壁7cとを備えている。上部筒状壁7cの内側には、内部通路t1に連通する内側通路t2が形成される。また、シリンダー4と中空ピストン5との間には、スプリング8が配されている。これにより、中空ピストン5及び中空ステム7はスライド可能に弾性支持される。また、上部筒状壁7cの外周面には、上下方向に延びる複数のリブが設けられている。
上述した中間フランジ7bは、上部筒状壁7cの外周面から径方向外側に突出する一方、その内周側縁部は中空ピストン5の段部5aに当接するように形成されている。また中間フランジ7bには、その上面から起立する中間環状壁7dが設けられている。これにより、上部筒状壁7cの外周面と、中間フランジ7bと、中間環状壁7dとで、上向き開放となる凹部空間S1が区画形成される。
そして、図1に示すように上部筒状壁7cの上部には、径方向内側に向かって延在するとともにその内側端部を下向きに延在させた内向きフランジ7gが設けられている。また、内向きフランジ7gの上方には、内向きフランジ7gの内側端部を弁座とするボール弁Bと、上部筒状壁7cに嵌合保持されるとともにボール弁Bの抜け出しを阻止するカバー部材9とが設けられている。ここで、カバー部材9は、環状をなし、上部筒状壁7cの内周面に係止される下部壁9aと、下部壁9aに一体連結するとともに周方向に間隔をあけて設けられる複数の脚部9bとを備えている。また、隣り合う脚部9bの相互間には、内側通路t2に連通する複数の通路が形成され、これにより内側通路t2から合流空間Gへと連通する流路が形成される。
また、図1に示すように空気用ポンプ3は、大径筒体4bの内周面に当接するとともにその軸線に沿って摺動可能に設けられたエアーピストン10を備えている。エアーピストン10の径方向内側には、中空ステム7を取り囲むとともに初期姿勢にてベースキャップ1の貫通孔1fから突出する筒状ガイド10aが設けられていて、図1に示すように中空ステム7の外周面と筒状ガイド10aの内周面との相互間に形成される隙間は、空気を通すとともに凹部空間S1の上方に位置する第一通気路A1となっている。なお、初期姿勢において、筒状ガイド10aの下端部は、中間フランジ7b及び中間環状壁7dの少なくとも一方に当接するように構成されている。また、後述するように中空ステム7は、エアーピストン10に対して僅かにスライド可能となっていて、筒状ガイド10aの下端部が中間フランジ7b(中間環状壁7d)に当接、離反することで、第一通気路A1を開閉する弁として機能する。また、筒状ガイド10aの外周面には、複数のリブ10bが設けられている。そして、筒状ガイド10aから径方向外側に延在して大径筒体4bとの相互間に空気を加圧するための空間を形成する隔壁10cには、大径筒体4b内に空気を導入する開孔10dが設けられている。また隔壁10cの下面には、開孔10dの径方向内側より垂下する環状リブ10eが設けられていて、この環状リブ10eには、開孔10dを開閉する逆止弁11が嵌合保持されている。
そして、図1に示すように中空ステム7の上方には、混合した内容液及び空気を、その内側に設けたメッシュリング12(発泡部材)により発泡させた後、混合流路M、及び図2に示す装飾流路14sを経由させて、ノズル筒14kの先端に設けられた吐出口14aから外界へ吐出させるためのノズルヘッド14が設けられている。本実施形態のノズルヘッド14は、上端に透光性を有する窓板14fを有しており、利用者はこの窓板14f越しに装飾流路14sを視認することができる。
本実施形態のメッシュリング12は、リング状となる本体部の一端部にメッシュ12aが取り付けられたものである。また、本実施形態では、総計2個のメッシュリング12が、それぞれのメッシュ12aが外側を向くように(メッシュ12aを設けていない側が合わせ目となるように)してノズルヘッド14の内部筒状壁14dの内周面に縮径部13と共に係合固定されている。このメッシュリング12及び縮径部13と、内部筒状壁14dとの係合は、例えばメッシュリング12及び縮径部13に設けられた図示しない小突起が内部筒状壁14dの内側面に設けられた係合部に係合することにより実現される。
また、図1に示すようにノズルヘッド14は、中空ステム7の上部筒状壁7cを取り囲む下部筒部14g(筒状部)を有している。下部筒部14gの下端部は、筒状ガイド10aの上端部を取り囲んでいて、上部筒状壁7cと下部筒部14gの相互間には、第一通気路A1に通じる第二通気路A2が形成される。またノズルヘッド14には、中空ステム7の上方にて縮径し、メッシュリング12を下方から支持する縮径部13が係合固定されており、縮径部13とカバー部材9との間には、内側通路t2からの内容液と、後述する連通路を介して第二通気路A2から流入する空気との合流空間Gが形成される。また、縮径部13の下方には、下部筒部14gに対して径方向内側に間隔をあけて垂下されるとともに、中空ステム7の上部筒状壁7cに向けて延在する環状壁14hが設けられている。なお、初期姿勢において、下部筒部14gの下端部とエアーピストン10のリブ10bとの間には、寸法Lの隙間が形成されている。
そして図2に示すように、ノズルヘッド14のヘッド周壁14rによって囲まれる内側空間には、メッシュリング12により泡状とされた内容液を吐出口14aへと導く装飾流路14sが形成されている。装飾流路14sは、ヘッド周壁14rの内側の空間を装飾壁部14wにより任意の形状に仕切られて形成される。本実施形態において、装飾流路14sは、図3に示すようにパンダの顔の形状になるように形成されている。ノズルヘッド14は、また、ノズルヘッド14を押し下げた際にベースキャップ1の中空頸部1cの径方向外側に位置するヘッドリング14cを備えている。
なお、ヘッドリング14cの上部には連通孔14mが設けられており、ヘッドリング14cと内部筒状壁14dとの間の空間は、連通孔14mを通して外界から空気を導入することができる。
ところで、図1に示すように第二通気路A2には、筒状体15が設けられている。本実施形態では、筒状体15の内周面を中空ステム7の上部筒状壁7cに嵌合させ、筒状体15の外周面をノズルヘッド14の下部筒部14gに嵌合させている。また、筒状体15の上部には、径方向内側に向けて延在し、上部筒状壁7cの先端にかぶさる複数のリブ15a(周方向に間隔をあけて設けられている)と、リブ15aの外周側を閉鎖する環状部15bとが設けられている。これにより、リブ15aの相互間には、上方側に開口して空気用ポンプ3からの空気を導入する入側開口と、径方向内側に開口して合流空間Gに向けて空気を流出させる出側開口とを備える連通路が形成されることになる。また、筒状体15の外周面には、縦溝15cが設けられている。これにより、ノズルヘッド14の下部筒部14gと縦溝15cとの間には、空気用ポンプ3からの空気が流れる通路が形成されることになる。
更に第二通気路A2には、環状壁14hとリブ15aとで挟持される平板状の薄肉弁16が設けられている。薄肉弁16は、リブ15aと環状部15bの両方を覆うとともに、外縁部が縦溝15cの内側まで延在するものである。
そして、図1に示すように、ベースキャップ1の天面壁1aとヘッドリング14cとの間には、ノズルヘッド14の不用意な押し下げを阻止するストッパー17が設けられている。ストッパー17は、平面視で略C字状をなすものであり、中空頸部1cの側方から着脱自在に装着することができる。
このように構成される吐出容器100において、図1に示すストッパー17を取り外してノズルヘッド14を押し込むと、中空ステム7が、寸法Lの分だけ、エアーピストン10に対して僅かにスライドする。換言するとエアーピストン10のスライドは、中空ステム7のスライドよりも寸法Lの分だけ遅れて始まることになる。これにより、図1に示すように筒状ガイド10aの下端部が中間フランジ7bから離反して、エアーピストン10の内側と第一通気路A1とが連通する。そして、ノズルヘッド14の押し込みを継続すると、エアーピストン10の移動により、エアーピストン10の内側の空気が加圧されて第一通気路A1から縦溝15cに導入され、かかる空気によって薄肉弁16の外縁部が持ち上げられて環状部15bから離反する。これにより、縦溝15cから流入する空気は、リブ15aの相互間に形成される連通路を介して合流空間Gに向かって流れる。
一方、小径筒体4aでは、ポペット6の弁部6aが小径筒体4aの内面に当接して吸引口4cが閉じ、小径筒体4a内が加圧され、更なるノズルヘッド14の押し込みにより中空ピストン5における内部通路t1の出口からポペット6の弁部6bが離反し、内部通路t1内に存在する内容液が、中空ステム7の内側通路t2内に流れる。そして脚部9bの相互間に形成される通路を通って合流空間Gへ流れる。
そして、合流空間Gにて気液混合状態となった内容液は、縮径部13及びメッシュリング12を通って泡状となり、混合流路Mを通ってノズルヘッド14の装飾流路14sへと導かれる。装飾流路14sは、混合流路Mから導かれた泡状の混合物が、混合流路Mと直交し円周方向に延びる空間内に広がるように形成されている。そして、混合流路Mは、装飾流路14sのほぼ中心に位置しているので、泡状の混合物は、装飾流路14sの全体に概ね均等に行き渡ることになる。また、装飾流路14sは、ヘッド周壁14rから外周方向に突出するノズル筒14kの内側空間と連通しており、混合流路Mから導かれた泡状の混合物は、ノズル筒14kの内側空間を経由して吐出口14aから吐出される。
本実施形態の吐出容器100の利用者は、ノズルヘッド14の押込み操作により泡状の混合物が装飾流路14s内に充填されている状態を、図1の上方から窓板14f越しに視認することができる。従って、本実施形態の吐出容器100を子供が利用する場合には、この装飾流路14sが泡状の混合物で充填されて視覚的変化が生じることに知的好奇心を刺激されて繰り返し使用するようになる。そのため、子供は、この吐出容器100を用いた手洗いの習慣を身につけることができる。また、この装飾流路14s内の混合物の泡状態は長時間維持されるものではないため、例えば子供の保護者は、使用直後に装飾流路14s内の泡状の混合物を窓板14f越しに視認することにより、子供が吐出容器100を使用して手洗いを実行したか否かを確認することができる。
なお、このノズルヘッド14は成形可能な樹脂等、様々な材料で形成することが可能であるが、装飾壁部14wについては装飾模様の視認性の観点から、白色以外の色を用いることが望ましい。より具体的には、装飾壁部14wの色として、例えば、黒、濃紺、赤等の色を選択することにより、装飾流路14sが泡状の混合物により充填されたときに装飾模様を視認し易くすることができる。また、視認用の窓板14fについては、可視光に対して透光性を有するものであれば、樹脂、ガラス等様々な材料を用いることが可能である。例えば、窓板14fの材料として合成樹脂を使用する場合には、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、又はポリエチレンテレフタレート系のコポリマー等を用いることができる。また、装飾壁部14wと窓板14fとの隙間への泡状の混合物の侵入を防ぐために、窓板14fの材料としてエラストマー等の比較的軟質な材料を使用することができる。これによって、ノズルヘッド14を押し込む際に窓板14fと装飾壁部14wとのシール性が向上するため、装飾模様を奇麗に浮かび上がらせることができる。また、窓板14fは、図示しない係合部によりヘッド周壁14r等に係合固定してもよいし、ヘッド周壁14rと窓板14fとを図示しないヒンジ部により結合して、窓板14fが開閉可能となるように構成してもよい。
ノズルヘッド14を押し切った後、押し込みにかかる力を取り除くと、スプリング8の反発力で中空ピストン5、中空ステム7は初期姿勢へと復帰する。
この復帰過程において、ポペット6は中空ピストン5の上方へのスライドに合わせて移動して小径筒体4aの吸引口4cが開き、また、ボール弁Bが内向きフランジ7gに着座することによって小径筒体4a内が負圧となって、吸引口4cから小径筒体4a内に容器内の内容液が吸引される。
一方、大径筒体4bでは、エアーピストン10の上方へのスライドが寸法Lの分だけ遅れて始まるため、第一通気路A1は、筒状ガイド10aの下端部が中間フランジ7bに当接して閉じた状態となる。また薄肉弁16は、リブ15aと環状部15bの両方を覆った状態となっている。このため、エアーピストン10が上方へスライドすると、エアーピストン10の内側は負圧となるため、開孔10dを閉じていた逆止弁11が開放され、ヘッドリング14cの上部に形成した連通孔14mから、ヘッドリング14cと内部筒状壁14dとの相互間、ベースキャップ1の中空頸部1cの内側、及び開孔10dを通してエアーピストン10の内側に空気が流入する。また、大径筒体4bの上部には、図1に示すように横孔4eが設けられていて、ベースキャップ1の中空頸部1cの内側を通った空気は、横孔4eを通して容器本体C内にも流入する。これにより、内容液が容器本体C内から吐出されても、容器本体C内が負圧状態のままになることはない。
このようにしてノズルヘッド14の押し込みと初期姿勢への復帰を繰り返し行うことで、容器内の内容液を泡状にして連続的に吐出させることができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、容器本体C内の内容液と、空気とを混合し、発泡させて泡状の混合物を生成し、キャラクター等の装飾模様の形状に形成され外部から視認可能な装飾流路14s内に充填されるように構成した。このように、キャラクター等の装飾模様を具象化させることにより液体石鹸等を吐出する面白さを創出し、子供の積極的な手洗いの励行を促進させることができる。また子供の保護者は、装飾流路14s内に充填された泡状の混合物を確認することにより、子供が液体石鹸等を使用したか否かを確認することができる。
また、本実施形態によれば、装飾流路14sは、メッシュリング12からの泡状の混合物を上方に導く混合流路Mを中心として円周方向に延在するヘッド周壁14rで囲まれた空間内に溝として形成されるように構成した。これにより、装飾流路14s内に概ね均一に泡状の混合物が充填される。また、混合流路Mと対向する方向から装飾流路14sを視認可能とすることにより、装飾流路14sへの泡の充填状態を容易に視認することができる。
なお、上述したところは本発明の一実施形態に過ぎず、種々の変更を加えることができる。例えば、ヘッド周壁14r内に配置される装飾壁部14wのみを別部品として構成したり、装飾壁部14wと窓板14fとを一体として構成したりしてもよい。
また、本実施形態では、ノズルヘッド14の押込みにより内容液用ポンプ2、及び空気用ポンプ3を動作させて、泡状の混合物を生成して吐出させるように構成したが、この態様には限定されない。例えば、容器本体Cが容易に圧搾可能な柔軟性を有する材料で形成され、利用者が容器本体Cを圧搾することにより、内容液と空気とが混合して泡状の混合物が生成され、装飾流路14s及び吐出口14aに導かれるようにしてもよい。そして、それらの構成も本発明の範囲内であると理解すべきである。
1 ベースキャップ
1a 天面壁
1b 外壁
1c 中空頸部
1d 凸部
1e リブ
1f 貫通孔
2 内容液用ポンプ(ポンプ)
3 空気用ポンプ(ポンプ)
4 シリンダー
4a 小径筒体
4b 大径筒体
4c 吸引口
4d 嵌合筒
4e 横孔
5 中空ピストン
5a 段部
6 ポペット
6a 弁部
6b 弁部
7 中空ステム
7a 下部筒状壁
7b 中間フランジ
7c 上部筒状壁
7d 中間環状壁
7g 内向きフランジ
8 スプリング
9 カバー部材
9a 下部壁
9b 脚部
10 エアーピストン
10a 筒状ガイド
10b リブ
10c 隔壁
10d 開孔
10e 環状リブ
11 逆止弁
12 メッシュリング(発泡部材)
12a メッシュ
13 縮径部
14 ノズルヘッド
14a 吐出口
14c ヘッドリング
14d 内部筒状壁
14f 窓板
14g 下部筒部(筒状部)
14h 環状壁
14k ノズル筒
14m 連通孔
14w 装飾壁部
14r ヘッド周壁
14s 装飾流路
15 筒状体
15a リブ
15b 環状部
15c 縦溝
16 薄肉弁
17 ストッパー
100 吐出容器
A1 第一通気路
A2 第二通気路
B ボール弁
C 容器本体
G 合流空間
M 混合流路
p 吸引パイプ
PA パッキン
S1 凹部空間
t1 内部通路
t2 内側通路

Claims (3)

  1. 容器本体内に収容された内容液と、空気との混合物を泡状にして吐出させる吐出容器であって、
    前記内容液と空気とが混合する合流空間と、
    前記混合物を泡状にする発泡部材と、
    前記泡状の混合物を吐出させる吐出口と、
    前記発泡部材と前記吐出口との間に設けられ装飾模様を象った流路が形成された装飾流路と
    を備え、
    前記装飾流路は、外部から視認可能であることを特徴とする、吐出容器。
  2. 前記装飾流路は、該装飾流路を覆う透光性の窓板越しに視認可能である、請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記装飾流路は、前記発泡部材からの泡状の混合物を上方に導く混合流路を中心に円周方向に延在する空間内に溝として形成され、前記装飾流路は、前記発泡部材とは対向する方向から視認可能である、請求項1又は2に記載の吐出容器。
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