JP6425494B2 - 背面投射型表示装置 - Google Patents

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本発明は、複数のシート状部材から構成される透過型スクリーンの背面へ映像光を投射する背面投射型表示装置に関する。
近年、監視、インフォメーション用途等として大型ディスプレーが注目されている。大画面を形成する装置としては、複数の背面投射型表示装置(リア投射型プロジェクター)を上下左右に組み合わせて構成されるマルチビジョンが一般的である。当該背面投射型表示装置は、投射ユニットからの映像光を透過型スクリーンの背面へ投射して、当該映像光に基づく映像を当該透過型スクリーンに表示する装置である。
背面投射型表示装置に使用される当該透過型スクリーンは、一般的に、複数のシート状部材から構成される。そのため、複数のシート状部材から構成される透過型スクリーンを保持(支持)する技術が重要である。
特許文献1には、複数のシート状部材から構成されるスクリーンと保持板との十分な連結強度を得るための技術(以下、「関連技術A」ともいう)が開示されている。具体的には、関連技術Aでは、スクリーンを構成する複数のシート状部材の一部であるフレネルレンズの外周端面に切欠形状部が成形される。当該切欠形状部と保持板とが嵌合することにより、フレネルレンズは保持板に固定される。
また、特許文献2には、可撓性を有するスクリーン保持部材により、複数のスクリーン構成部材(シート状部材)から構成される透過型スクリーンを支持する技術(以下、「関連技術B」ともいう)が開示されている。
特開2006−098535号公報(図2) 特許第5106249号公報(図3)
しかしながら、関連技術A、Bでは、以下の問題点がある。具体的には、関連技術A、Bで保持(支持)されるスクリーンは、レンチキュラーシートとフレネルレンズとが貼り合わせて構成される。レンチキュラーシートおよびフレネルレンズは、アクリル等の樹脂で成形されている。
そのため、レンチキュラーシートおよびフレネルレンズは、外気の状態(温度、湿度)の変化により伸縮する。特に、レンチキュラーシートは外気に直接触れる。したがって、外気の状態(温度、湿度)の変化により、レンチキュラーシートは、フレネルレンズよりも大きく伸縮する。その結果、一時的に、レンチキュラーシートのサイズとフレネルレンズのサイズとが異なった状態になり、スクリーンの側面に段差が発生する。当該段差が発生した場合、スクリーンの側面に設けられ、レンチキュラーシートとフレネルレンズとを貼り合わせる粘着テープが剥がれる。この場合、以下のような不具合Aが発生する。
当該不具合Aは、レンチキュラーシートとフレネルレンズとの結合状態が悪化するという不具合である。具体的には、不具合Aは、例えば、レンチキュラーシートがフレネルレンズから剥がれるという不具合である。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、スクリーンの側面の段差の発生に伴う、粘着テープの剥がれが発生した状態においても、レンチキュラーシートとフレネルレンズとの結合状態が悪化することを抑制することが可能な背面投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る背面投射型表示装置は、レンチキュラーシートとフレネルレンズとが貼り合わせて構成されるスクリーンの背面へ映像光を投射する。前記背面投射型表示装置は、前記スクリーンを保持する保持部材を備え、前記レンチキュラーシートは、前記スクリーンのうち前記映像光が出射される面側に設けられ、前記レンチキュラーシートは、伸縮性を有する少なくとも1つの保持フィルムにより、前記保持部材に固定され、前記背面投射型表示装置は、さらに、少なくとも前記保持フィルムを介して、前記スクリーンの側面である、前記レンチキュラーシートの側面および前記フレネルレンズの側面を覆うように設けられた粘着テープを備え、前記保持フィルムの形状は、長尺状であり、前記保持フィルムの長手方向の中央部は、当該保持フィルムに対するねじれの力を吸収する形状を有する
本発明によれば、前記レンチキュラーシートは、伸縮性を有する保持フィルムにより、前記保持部材に固定される。ここで、仮に、レンチキュラーシートの収縮により、スクリーンの側面に段差が発生し、当該段差の発生に伴い、粘着テープの剥がれが発生したとする。
この場合においても、保持フィルムが伸縮性を有するため、当該保持フィルムにより、レンチキュラーシートが前記保持部材に固定された状態が維持され易い。したがって、レンチキュラーシートとフレネルレンズとの結合状態が悪化することを抑制することができる。すなわち、スクリーンの側面の段差の発生に伴う、粘着テープの剥がれが発生した状態においても、レンチキュラーシートとフレネルレンズとの結合状態が悪化することを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る背面投射型表示装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る背面投射型表示装置の側面図である。 図2の領域R1の拡大図である。 保持フィルムと当該保持フィルムの周辺の構成を示す分解斜視図である。 保持フィルムの配置箇所を示す図である。 レンチキュラーシートおよびフレネルレンズが一時的に経時変化した状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る保持フィルムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る保持フィルムの構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される各構成要素の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるものであり、本発明はそれらの例示に限定されるものではない。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<実施の形態1>
(構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る背面投射型表示装置100の斜視図である。背面投射型表示装置100は、単独で使用されたり、複数の背面投射型表示装置100を並べて構成されるマルチプロジェクターの一部として使用される。
図1において、X,Y,Z方向の各々は、互いに直交する。以下の図に示されるX,Y,Z方向の各々も、互いに直交する。以下においては、X方向と、当該X方向の反対の方向(−X方向)とを含む方向を「X軸方向」ともいう。また、以下においては、Y方向と、当該Y方向の反対の方向(−Y方向)とを含む方向を「Y軸方向」ともいう。また、以下においては、Z方向と、当該Z方向の反対の方向(−Z方向)とを含む方向を「Z軸方向」ともいう。
また、以下においては、X軸方向およびY軸方向を含む平面を、「XY面」ともいう。また、以下においては、X軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「XZ面」ともいう。また、以下においては、Y軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「YZ面」ともいう。
図2は、本発明の実施の形態1に係る背面投射型表示装置100の側面図である。なお、図2では、各構成要素の一部の形状は簡略化して示されている。また、図2では、背面投射型表示装置100の構成を分かり易くするために、後述のキャビネット(筐体)6の内部も示している。また、図2では、背面投射型表示装置100の構成を分かり易くするために、実際には存在する後述の粘着テープ42は示していない。
図3は、図2の領域R1の拡大図である。なお、図3では、背面投射型表示装置100の構成を分かり易くするために、YZ面に平行な部材の一部である、後述の保持板2、後述の保持フィルム40、後述のフィルム41、および後述の粘着テープ42等は、透明化して示している。
図1、図2および図3を参照して、背面投射型表示装置100は、スクリーン3と、キャビネット6と、投射ユニット7と、ミラー5と、スクリーンフレームF1と、保持板2と、フィルム41と、粘着テープ42とを備える。
スクリーン3は、透光性を有する。スクリーン3は、入光面3aと出光面3bとを有する。入光面3aは、光がスクリーン3の内部に侵入する際、当該光が通過する面(界面)である。出光面3bは、スクリーン3の内部に侵入した光が出射される面である。
XZ面におけるスクリーン3の形状は、矩形状である。例えば、平面視(XZ面)におけるスクリーン3の形状は、長方形である。なお、スクリーン3の詳細については後述する。キャビネット6は、投射ユニット7、ミラー5等を収容する。
投射ユニット7は、映像光LT1を出射する。映像光LT1は、映像を構成する光である。投射ユニット7が出射した映像光LT1は、ミラー5で反射され、反射された当該映像光LT1は、スクリーン3の背面である入光面3aへ投射される。すなわち、背面投射型表示装置100は、スクリーン3の背面(入光面3a)へ映像光LT1を投射する。入光面3aへ投射された映像光LT1は、出光面3bから出射される。
XZ面におけるスクリーンフレームF1の形状は、矩形状(枠状)である。具体的には、XZ面におけるスクリーンフレームF1の形状は、長方形である。スクリーンフレームF1は、例えば、ねじ(図示せず)により、キャビネット6に固定される。
保持板2は、スクリーン3を保持する保持部材である。保持板2は、アクリル樹脂等で構成される。図3を参照して、保持板2は、ねじ(図示せず)により、XZ面におけるスクリーンフレームF1の4辺の各々に固定(接続)される。保持板2の端部は、図3のように、映像光LT1の光路と重ならないような形状に加工されている。具体的には、保持板2の端部の形状は、楔状である。
保持フィルム40は、詳細は後述するが、スクリーン3を保持する部材である。保持フィルム40は、伸縮性を有する部材(素材)で構成される。保持フィルム40の形状は、長尺状である。例えば、XY面またはYZ面における保持フィルム40の形状は、長方形である。保持フィルム40の厚さは、例えば、30μm程度である。保持フィルム40は、詳細は後述するが、図1および図2のように、スクリーン3の側面の複数個所に設けられる。
フィルム41は、詳細は後述するが、各保持フィルム40を覆うように設けられる。フィルム41は、ポリエステル等で構成される。フィルム41の厚さは、例えば、30μm程度である。なお、フィルム41の幅は、保持フィルム40の幅より、数mm程度大きい。例えば、図3に示すように、フィルム41のZ軸方向の幅は、保持フィルム40のZ軸方向の幅より、数mm程度大きい。
次に、スクリーン3を保持するための構造について詳細に説明する。図4は、保持フィルム40と当該保持フィルム40の周辺の構成を示す分解斜視図である。図4は、一例として、図2に示される3つの保持フィルム40のうち最下部の保持フィルム40と、当該保持フィルム40の周辺の構成を示す。なお、図4では、保持フィルム40の周辺の構成を分かり易くするために、実際には接している保持フィルム40、フィルム41および粘着テープ42の各々を、離して示している。
図2、図3および図4を参照して、スクリーン3は、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32とを含む。XZ面におけるレンチキュラーシート31のサイズは、XZ面におけるフレネルレンズ32のサイズと同じである。
レンチキュラーシート31は、当該レンチキュラーシート31に入射される光(映像光LT1)を拡散させる機能を有する。また、レンチキュラーシート31は、当該レンチキュラーシート31に入射される映像光LT1を結像させる機能と、当該映像光LT1に基づく映像の視野角を向上させる機能とを有する。
フレネルレンズ32は、当該フレネルレンズ32に入射される光(映像光LT1)を平行光に変換する機能を有する。フレネルレンズ32は、アクリル樹脂等で構成される。すなわち、保持板2およびフレネルレンズ32は、同じ部材で構成される。
スクリーン3は、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32とが貼り合わせて構成される。レンチキュラーシート31は、スクリーン3のうち映像光LT1が出射される出光面3b側に設けられる。言い換えれば、レンチキュラーシート31は、フレネルレンズ32が外気に接することなく、かつ、当該レンチキュラーシート31が外気に接するように、設けられる。
なお、フレネルレンズ32は、入光面3aである入光面32aと、出光面32bとを有する。入光面32aは、光(映像光LT1)がフレネルレンズ32の内部に侵入する際、当該光が通過する面(界面)である。出光面32bは、フレネルレンズ32の内部に侵入した光が出射される面である。なお、レンチキュラーシート31は、出光面32bに当接している。
また、図4のように、フレネルレンズ32の入光面32a(入光面3a)の周縁部には、溶剤を使用した接着材等により、保持板2が固定される。すなわち、入光面32aにおける上端部、下端部、左端部、および右端部の各々には、保持板2が固定される。
また、図1〜図4のように、スクリーン3の一部であるレンチキュラーシート31は、複数の保持フィルム40により、保持部材である保持板2に固定される。なお、図5のように、当該複数の保持フィルム40は、平面視(XZ面)におけるスクリーン3の形状である長方形(以下、「長方形X1」という)の4辺に設けられる。具体的には、複数の保持フィルム40は、スクリーン3により構成される長方形X1の2つの短辺の各々の中央部と、当該長方形X1の2つの長辺の各々の中央部と、当該長方形X1の2つの短辺の各々の両端部とに設けられる。
なお、前述したように、フィルム41は、各保持フィルム40を覆うように設けられる。そのため、複数のフィルム41も、長方形X1の2つの短辺の各々の中央部と、長方形X1の2つの長辺の各々の中央部と、長方形X1の2つの短辺の各々の両端部とに設けられる。
次に、各保持フィルム40の固定方法の詳細について説明する。図3のように、各保持フィルム40の一端部は、接着材50aにより、レンチキュラーシート31の側面に強固に固定(接着)されている。接着材50aは、熱により粘着力が生じる接着材、紫外線の照射により粘着力が生じるUV硬化接着材等である。また、各保持フィルム40の他端部は、接着材50bにより、保持板2に固定されている。接着材50bは、例えば、両面テープである。
また、粘着テープ42は、平面視(XZ面)におけるスクリーン3の側面全体に接着される。具体的には、粘着テープ42は、フィルム41および保持フィルム40を介して、スクリーン3の側面である、レンチキュラーシート31の側面およびフレネルレンズ32の側面を覆うように設けられる。また、粘着テープ42は、図3のように、レンチキュラーシート31の側面、フレネルレンズ32の側面、および保持板2に跨るように設けられる。
(経時変化について)
次に、レンチキュラーシート31およびフレネルレンズ32の両方または一方が一時的に経時変化した場合について説明する。図6は、レンチキュラーシート31およびフレネルレンズ32が一時的に経時変化した状態を示す側面図である。なお、図6は、図3の状態のレンチキュラーシート31およびフレネルレンズ32が経時変化した状態を示す側面図である。当該経時変化は、例えば、線膨張、吸湿等による生じる、レンチキュラーシート31およびフレネルレンズ32のサイズの変化である。
以下においては、図3および図6においてXY面に平行な保持フィルム40を、「保持フィルム40xy」ともいう。また、以下においては、図3および図6においてYZ面に平行な保持フィルム40を、「保持フィルム40yz」ともいう。また、以下においては、図3および図6においてXY面に平行な粘着テープ42を、「粘着テープ42xy」ともいう。また、以下においては、図3および図6においてYZ面に平行な粘着テープ42を、「粘着テープ42yz」ともいう。
ここで、以下の前提Z1における各部材の状態について説明する。前提Z1では、気温が高い夏場の部屋に、背面投射型表示装置100が配置されている。また、前提Z1では、冷房により、当該部屋の温度が急激に低下したとする。また、前提Z1では、外気に接しているレンチキュラーシート31が、フレネルレンズ32より先に収縮を始める。これにより、前提Z1では、図6のように、レンチキュラーシート31のサイズが、フレネルレンズ32のサイズより小さくなったとする。その結果、前提Z1では、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との間においてZ軸方向にずれが発生したとする。
上記の前提Z1の場合、図6のように、スクリーン3の側面(例えば、上端)に段差が発生する。すなわち、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との間に段差が発生する。当該段差の発生に伴い、レンチキュラーシート31を固定している粘着テープ42xyにせん断力が加わる。この状態において、当該段差が大きくなると、図6のように、粘着テープ42xyは、レンチキュラーシート31(保持フィルム40xyのうちレンチキュラーシート31が存在する部分)から剥がれた状態(以下、「剥がれ状態ST1」ともいう)となる。
なお、前述したように、保持フィルム40xyは伸縮性を有する。また、保持フィルム40xyの一端部は、前述したように、接着材50aにより、レンチキュラーシート31の側面に強固に固定(接着)されている。そのため、剥がれ状態ST1においても、保持フィルム40xyの伸縮性が働くことにより、保持フィルム40xyの他端部は、保持板2に固定された状態が維持される。すなわち、剥がれ状態ST1においても、保持フィルム40xyがレンチキュラーシート31を保持した状態が維持される。
また、上記の前提Z1では、前述したように、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との間においてZ軸方向にずれが発生するため、粘着テープ42yzにせん断力が発生し、当該せん断力が、粘着テープ42yzの剥がれの発生原因となる可能性がある。
なお、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との間においてZ軸方向にずれが発生した場合、保持フィルム40yzの長手方向(Y軸方向)の中央部において、図6のように、ねじれの力が発生する。しかしながら、保持フィルム40yzの一端部は、前述したように、接着材50aにより、レンチキュラーシート31の側面に強固に固定(接着)されている。
そのため、保持フィルム40yzの中央部においてねじれの力が発生しても、保持フィルム40yzの伸縮性が働くことにより、保持フィルム40yzの他端部は、保持板2に固定された状態が維持される。すなわち、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との間においてZ軸方向にずれが発生した場合でも、保持フィルム40yzがレンチキュラーシート31を保持した状態が維持される。すなわち、レンチキュラーシート31がフレネルレンズ32から剥がれることが防止される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、レンチキュラーシート31は、伸縮性を有する保持フィルム40により、保持部材である保持板2に固定される。ここで、仮に、外気の状態(温度、湿度等)の変化に伴う、レンチキュラーシート31の収縮により、スクリーン3の側面に段差が発生し、当該段差の発生に伴い、粘着テープ42の剥がれが発生したとする。
この場合においても、保持フィルム40が伸縮性を有するため、当該保持フィルム40により、レンチキュラーシート31が保持部材(保持板2)に固定された状態が維持され易い。したがって、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との結合状態が悪化することを抑制することができる。すなわち、スクリーン3の側面の段差の発生に伴う、粘着テープ42の剥がれが発生した状態においても、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との結合状態が悪化することを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、外気の状態(温度、湿度等)の変化により、一時的に、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との間に段差が発生し、前述の剥がれ状態ST1が発生した場合でも、保持フィルム40xyの伸縮性が働くことにより、保持フィルム40xyがレンチキュラーシート31を保持した状態が維持される。
以上のように、外気の状態(温度、湿度等)の変化によって、一時的に、レンチキュラーシート31とフレネルレンズ32との間に段差が生じた場合でも、保持フィルム40により、レンチキュラーシート31が保持された状態が維持される。そのため、レンチキュラーシート31の脱落(落下)および剥がれ等を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、外気の状態(温度、湿度等)の変化により、保持フィルム40yzの長手方向(Y軸方向)の中央部においてねじれの力が発生した場合でも、保持フィルム40yzが伸縮性を有するため、保持フィルム40yzがレンチキュラーシート31を保持した状態が維持される。すなわち、レンチキュラーシート31がフレネルレンズ32から剥がれることが防止される。
また、本実施の形態によれば、レンチキュラーシート31の出光面(出光面3b)に構造物が配置されない。そのため、映像欠損の発生はなく、良好な映像を得ることができる。
なお、図5において、外気の状態(温度、湿度等)の変化によるスクリーン3の伸縮度合いは、スクリーン3により構成される長方形X1の長辺に沿ったX軸方向の方が、当該長方形X1の短辺に沿ったZ軸方向より大きい。そのため、X軸方向と直交する長方形X1の短辺は、Z軸方向と直交する当該長方形X1の長辺よりも、外気の状態の変化により発生する段差が大きくなる。そのため、本実施の形態では、長方形X1の短辺において、長方形X1の長辺よりも多くの保持フィルム40を設けている。
具体的には、複数の保持フィルム40が、図5のように、スクリーン3により構成される長方形X1の2つの短辺の各々の中央部と、当該長方形X1の2つの長辺の各々の中央部と、当該長方形X1の2つの短辺の各々の両端部とに設けられる。これにより、スクリーン3の保持状態を、より安定的にすることができる。
なお、保持フィルム40が設けられる位置は、図5の位置に限定されない。例えば、保持フィルム40は、図5の構成に加え、さらに、長方形X1の2つの長辺の各々の両端部にも設けられてもよい。すなわち、長方形X1の各短辺に3つの保持フィルム40が設けられ、長方形X1の各長辺に3つの保持フィルム40が設けられてもよい。
また、長方形X1の短辺に設けられる保持フィルム40の数は、3に限定されない。長方形X1の短辺に設けられる保持フィルム40の数は、2または1であってもよい。
また、保持フィルム40は、長方形X1を構成する4つの辺全てに設けられなくてもよい。例えば、保持フィルム40は、長方形X1の各長辺に設けられず、当該長方形X1の各短辺のみに設けられてもよい。また、例えば、保持フィルム40は、長方形X1の2つの長辺の一方と、当該長方形X1の各短辺とに設けられてもよい。
また、レンチキュラーシート31は、複数の保持フィルム40により、保持部材である保持板2に固定される構成に限定されない。レンチキュラーシート31は、1つの保持フィルム40により、保持部材である保持板2に固定されてもよい。
なお、関連技術A、Bでは、前述したように、外気の状態(温度、湿度)の変化により、レンチキュラーシートとフレネルレンズとが貼り合わせて構成されるスクリーンの側面に段差が発生する。その結果、レンチキュラーシートの脱落、レンチキュラーシートの部分的な剥がれ等が発生する恐れがあるという問題点がある。
また、関連技術Bでは、スクリーンの側面に段差が発生し、当該側面に設けられた粘着テープが剥がれた状況において、レンチキュラーシートが、スクリーンの前面側へ剥がれることを防止する構成(以下、「構成N」という)が記載されている。
構成Nでは、スクリーン保持金具の端部に曲げ部が設けられる。当該曲げ部は、スクリーン(レンチキュラーシート)の前面(出光面)の端に係合(当接)される。すなわち、曲げ部がスクリーン(レンチキュラーシート)の出光面に設けられるため、当該曲げ部による映像欠損が発生するという問題点がある。
また、スクリーン保持金具は、所定の厚さを有している。そのため、複数の背面投射型表示装置を行列状に並べてマルチ画面を構成した場合、隣接した各スクリーンの間に存在する、映像が出ない部分(目地)の寸法が大きくなるという問題点がある。
そこで、本実施の形態は上記のように構成されるため、関連技術A、Bの上記問題点を解決することができる。
例えば、本実施の形態によれば、レンチキュラーシート31の出光面(出光面3b)にスクリーン保持金具等の固定部材(構造物)が配置されない。そのため、本実施の形態によれば、関連技術Bのように映像欠損が発生することなく、良好な映像を得ることができる。
<実施の形態1の変形例1>
本変形例の構成は、保持フィルム40がねじれの力に対応可能な形状を有する構成(以下、「変形構成A」ともいう)である。以下においては、変形構成Aを適用した保持フィルム40を、「保持フィルム40A」ともいう。
図7は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る保持フィルム40Aの構成を示す図である。また、図7は、図3の構成における保持フィルム40を、保持フィルム40Aと置き換えた構成を示す。なお、図7では、図の簡略化のため、一部の構成物を示していない。当該一部の構成物は、例えば、粘着テープ42xy、保持フィルム40xy、粘着テープ42yz等である。
保持フィルム40Aは、図3の保持フィルム40と比較して、一部の形状のみが異なる。保持フィルム40Aのそれ以外の構成および機能は、保持フィルム40と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
以下、保持フィルム40Aの形状について説明する。保持フィルム40Aの形状は、保持フィルム40と同様、長尺状である。また、保持フィルム40Aの長手方向(Y軸方向)の中央部の幅は、当該保持フィルム40Aの長手方向(Y軸方向)の端部の幅より小さい。例えば、保持フィルム40Aの形状は、保持フィルム40の長手方向(Y軸方向)の中央部に凹部V1(くびれ)を設けた形状である。
以上説明したような構成により、本変形例による保持フィルム40Aは、外気の状態(温度、湿度等)の変化により、レンチキュラーシート31のZ軸方向のサイズが、フレネルレンズ32のZ軸方向のサイズと異なった場合に生じるねじれの力を吸収することができる。これにより、保持フィルム40Aは、当該保持フィルム40Aに対しねじれの力が生じた場合においても、実施の形態1よりも安定的に、レンチキュラーシート31を保持した状態を維持することができる。すなわち、本変形例によれば、実施の形態1よりも安定して、スクリーン3を保持することができる。
<実施の形態1の変形例2>
本変形例の構成は、保持フィルム40がねじれの力に対応可能な形状を有する、変形構成Aとは異なる構成(以下、「変形構成B」ともいう)である。以下においては、変形構成Bを適用した保持フィルム40を、「保持フィルム40B」ともいう。
図8は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る保持フィルム40Bの構成を示す図である。また、図8は、図7の構成における保持フィルム40Aを、保持フィルム40Bと置き換えた構成を示す。
保持フィルム40Bは、図3の保持フィルム40と比較して、一部の構成のみが異なる。保持フィルム40Bのそれ以外の構成および機能は、保持フィルム40と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
以下、保持フィルム40Bの構成について具体的に説明する。保持フィルム40Bの形状は、保持フィルム40と同様、長尺状である。また、保持フィルム40Bの長手方向(Y軸方向)の中央部には、複数のスリットSL1が設けられる。各スリットSL1は、保持フィルム40Bの長手方向(Y軸方向)に沿って延在する。
なお、保持フィルム40Bに設けられるスリットSL1の数は、複数に限定されず、1であってもよい。
以上説明したような構成により、本変形例による保持フィルム40Bは、実施の形態1の変形例1と同様な効果が得られる。すなわち、保持フィルム40Bは、外気の状態(温度、湿度等)の変化により、レンチキュラーシート31のZ軸方向のサイズが、フレネルレンズ32のZ軸方向のサイズと異なった場合に生じるねじれの力を吸収することができる。これにより、保持フィルム40Bは、当該保持フィルム40Bに対しねじれの力が生じた場合においても、実施の形態1よりも安定的に、レンチキュラーシート31を保持した状態を維持することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態、実施の形態の各変形例を自由に組み合わせたり、実施の形態、実施の形態の各変形例を適宜、変形、省略することが可能である。
例えば、実施の形態1、および実施の形態1の変形例1,2の全てまたは一部において、フィルム41を使用しない構成(以下、「変形構成X1」ともいう)としてもよい。すなわち、変形構成X1では、粘着テープ42は、直接、保持フィルム40(40A,40B)に接する。つまり、変形構成X1では、粘着テープ42は、保持フィルム40(40A,40B)を介して、スクリーン3の側面である、レンチキュラーシート31の側面およびフレネルレンズ32の側面を覆うように設けられる。
また、例えば、実施の形態1、および実施の形態1の変形例1,2の全てまたは一部において、保持板2を使用しない構成(以下、「変形構成X2」ともいう)としてもよい。変形構成X2では、実施の形態1、および実施の形態1の変形例1,2の全てまたは一部において、「保持板2」を「スクリーンフレームF1」と置き換えた構成である。すなわち、変形構成X2では、スクリーン3は、スクリーンフレームF1により、保持される。つまり、変形構成X2では、スクリーンフレームF1は、スクリーン3を保持する保持部材である。
また、変形構成X2では、スクリーン3の一部であるレンチキュラーシート31は、複数の保持フィルム40により、保持部材であるスクリーンフレームF1に固定される。具体的には、各保持フィルム40の一端部は、接着材50aにより、レンチキュラーシート31の側面に強固に固定(接着)されている。また、各保持フィルム40の他端部は、接着材50bにより、スクリーンフレームF1に固定されている。
なお、変形構成X2では、レンチキュラーシート31は、複数の保持フィルム40により、保持部材であるスクリーンフレームF1に固定される構成に限定されない。レンチキュラーシート31は、1つの保持フィルム40により、保持部材であるスクリーンフレームF1に固定されてもよい。
また、実施の形態1、実施の形態1の変形例1,2の全てまたは一部では、上記の変形構成X1と上記の変形構成X2とを組み合わせた構成としてもよい。
2 保持板、3 スクリーン、31 レンチキュラーシート、32 フレネルレンズ、40,40A,40B,40xy,40yz 保持フィルム、42,42xy,42yz 粘着テープ、50a,50b 接着材、100 背面投射型表示装置、F1 スクリーンフレーム、SL1 スリット、V1 凹部。

Claims (4)

  1. レンチキュラーシートとフレネルレンズとが貼り合わせて構成されるスクリーンの背面へ映像光を投射する背面投射型表示装置であって、
    前記スクリーンを保持する保持部材を備え、
    前記レンチキュラーシートは、前記スクリーンのうち前記映像光が出射される面側に設けられ、
    前記レンチキュラーシートは、伸縮性を有する少なくとも1つの保持フィルムにより、前記保持部材に固定され、
    前記背面投射型表示装置は、さらに、
    少なくとも前記保持フィルムを介して、前記スクリーンの側面である、前記レンチキュラーシートの側面および前記フレネルレンズの側面を覆うように設けられた粘着テープを備え
    前記保持フィルムの形状は、長尺状であり、
    前記保持フィルムの長手方向の中央部は、当該保持フィルムに対するねじれの力を吸収する形状を有する
    背面投射型表示装置。
  2. 記保持フィルムの長手方向の中央部の幅は、当該保持フィルムの長手方向の端部の幅より小さい
    請求項1に記載の背面投射型表示装置。
  3. 記保持フィルムの長手方向の中央部には、スリットが設けられる
    請求項1に記載の背面投射型表示装置。
  4. 平面視における前記スクリーンの形状は、長方形であり、
    前記レンチキュラーシートは、複数の前記保持フィルムにより、前記保持部材に固定され、
    前記複数の保持フィルムは、前記長方形の2つの短辺の各々の中央部と、当該長方形の2つの長辺の各々の中央部と、当該2つの短辺の各々の両端部とに設けられる
    請求項1から3のいずれか1項に記載の背面投射型表示装置。
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