JP6425366B2 - 自動車用内装部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は自動車用内装部品及びその製造方法に関するものである。
従来から、自動車用内装部品として、自動車の車室天井部分に、運転席あるいは助手席の前方あるいは側方からの太陽光を遮るサンバイザが備えられている。
また、今日ではサンバイザは、組み付けの簡易性や軽量化等を考慮し、例えば、特許文献1で知られるように、樹脂成形体からなる2つの半割り体を接合固定してサンバイザ本体を構成するようにしたものがある。
図7及び図8は、2つの半割り体同士を接合固定してサンバイザ本体を構成してなる、従来から知られるサンバイザの一例を示す。同図において、サンバイザ101は、樹脂成形体からなる半割り体102A、102Bを図8に示すように互いに突き合わせて接合固定して、サンバイザ本体103を構成している。そして、一方側の半割り体102Aの内面側に、図示しない軸受ホルダでL字状の回転用シャフト104を支承し、回転用シャフト104に対してサンバイザ本体103を回転自在に取り付けた構成になっている。なお、図中、符号105は、車内において化粧あるいは身だしなみ等をチェックするために、乗員が使用するバニティーミラーと呼ばれるミラーユニットである。
また、半割り体102A、102Bは、図9に示すように射出成形等により樹脂材単体を所定の形状に成形してなるもの、あるいは図10に示すように射出成形等により樹脂材で所定の形状をしてなるコア106A、106Bを成形するとともに、そのコア106A、106Bの外表面を表皮107によりそれぞれ被包してなるもの等がある。なお、図9と図10は、図8のE部の拡大断面に相当する部分の拡大図を示している。
ところで、図9で示すサンバイザ本体103のように、半割り体102A、102Bを樹脂材単体のみで成形してなるものでは、半割り体102A、102B同士を突き合わせて接合固定する箇所に角部108、108が生じ、これが車内側から見えて見栄えが悪いという問題がある。そこで、今日では、図10に示すようにコア106A、106Bの外表面を表皮107でそれぞれ被包して、その角部を表皮107で丸みをもたせるとともに高級感を持たせるようにした、サンバイザ本体103を採用してなるサンバイザが主流となっている。
図10に示すサンバイザ本体103における半割り体102A、102Bは、図示しないが、成形金型によりコア106A、106Bを成形した後、そのコア106A、106Bの外表面を表皮107でそれぞれ被包してなる構成としている。また、このようにして表皮107とコア106A、106Bが一体化された半割り体102A、102Bは、その半割り体102A、102Bにおけるコア106A、106Bの周縁部109b、109bから表皮107の端末部206がそれぞれ延出した状態で形成される。
その端末部206の処理としては、図10に示すように、半割り体102A、102Bのコア106A、106Bの周縁部109bから延出している端末部206の余剰部分206aを突き合わせ端面109a側に巻き込み、更にその余剰部分206aをコア106A、106Bの内面に貼り付けて処理する。その後、その端末部206を介してコア106A、106Bの突き合わせ端面109a、109a同士を突き合わせるとともに、図示せぬ手段によりコア106Aとコア106Bとの間を固定して、サンバイザ本体103を形成する方法等がある。
また、他の処理方法として、例えば図11の(a)に示すように、半割り体102A、102Bのコア106A、106Bの周縁部109bからそれぞれ延出している端末部206の余剰部分206aを、突き合わせ面となる端面109aと同じ位置でカットして、図11の(b)に示すように取り除く。その後、コア106A、106Bの突き合わせ端面109a、109a同士を突き合わせるとともに、図示せぬ手段によりコア106Aとコア106Bの間を固定して、サンバイザ本体103を形成する方法もある。
特開平7−285337号公報
しかしながら、図10に示すように、半割り体102A、102Bのコア106A、106Bの周縁部109b、109bからそれぞれ延出している端末部206の余剰部分206aを、そのコア106A、106Bの突き合わせ端面109a、109a側に巻き込んで処理する方法では、端末部206の余剰部分206aを巻き込んで処理する作業が複雑で面倒であり、作業コストを高めている原因にもなっている。
一方、図11に示すように、半割り体102A、102Bのコア106A、106Bの周縁部109bから延出している端末部206の余剰部分206aを、そのコア106A、106Bの突き合わせ端面109aと同じ位置でそれぞれカットして処理する方法では、外側から切り口が見えて見栄えを悪くする問題点があった。また、カットした部分にシュリンク(縮み)が発生し、カットした端末部分がまくれ上がって更に見栄えを悪くする等の問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、突き合わせ部分における表皮端末部の処理作業が容易で、見栄えの向上とコストの低減を可能にする自動車用内装部品及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、(1)本発明は、外表面が表皮により被包された樹脂成形体からなるコア同士を突き合わせ接合して本体部を形成してなる自動車用内装部品において、前記表皮の端末部と対向する前記コアの周縁部における部位に形成した断面V字溝と、前記コアの成形時にコアと同時に成形され、前記端末部の端面をそれぞれ前記V字溝の内面から外側に向かって延長する線上にほぼ合わせて配設した前記表皮と、を備える自動車用内装部品を提供する。
(2)前記V字溝における両内面は、それぞれV字先端から所定角度での拡がりを有する、平面で形成してなる(1)に記載の自動車用内装部品を提供する。
(3)前記表皮における端末部の外周面は、外側に湾曲された第1の曲面部と、第1の曲面部の一端側から連続して内側に向かって湾曲された前記端末部の端面に通じる第2の曲面部とを有する(1)又は(2)に記載の自動車用内装部品を提供する。
(4)前記端末部における前記端面の外側縁から前記第1の曲面部の外周端までの距離は表皮の厚みよりも小さく形成してなる(3)に記載の自動車用内装部品を提供する。
(5)コアがサンバイザコアで、表皮がサンバイザ表皮である(1)〜(4)のいずれか1項に記載の自動車用内装部品を提供する。
(6)本発明は、外表面が表皮により被包された樹脂成形体からなるコア同士を突き合わせ接合して本体部を形成してなる自動車用内装部品の製造方法において、前記コアの周縁部における前記表皮の端末部に対向する部位に、内側から外側に向かって拡開する傾斜面を設けて前記コアを前記表皮と同時に成形する成形工程と、前記傾斜面から延出している前記表皮における端末部の余剰部分を、前記傾斜面から外側に向かってそれぞれ延長する線にほぼ合わせてカッティングする端末部切断工程と、を備える自動車用内装部品の製造方法を提供する。
(7)前記成形工程は、成形下型と成形上型とでキャビティを形成する成形金型を備え、前記成形下型上に前記表皮を配置した後、前記成形下型と前記表皮との間に向かって前記キャビティ内に樹脂材を注入し、前記表皮で被包された前記コアを形成する(6)に記載の自動車用内装部品の製造方法を提供する。
(8)前記コアがサンバイザコアで、前記表皮がサンバイザ表皮である(6)又は(7)に記載の自動車用内装部品の製造方法を提供する。
本発明によれば、突き合わせ部分における見栄えの向上が図れるとともに、突き合わせ部分における表皮端末部の処理作業が容易で、コストの低減が可能になる。
本発明の自動車用内装部品の実施形態を適用した自動車用サンバイザの正面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図2のB部に相当する部分における構造を詳細に説明するための図である。 表皮における端末部の余剰部分のカッティングを説明する図である。 同上自動車用サンバイザの半割り体を成形する成形型構造と成形手順を説明する図で、(a)は成形開始前の型開き状態を示す図、(b)は樹脂注入成形時の型締め状態を示す図、(c)は成形終了後の型開き状態を示す図である。 図5のC部拡大図である。 従来の自動車用内装部品の一例として示す自動車用サンバイザの正面図である。 図7におけるD−D断面図である。 図8のE部に相当する部分における構造の一例を説明するための図である。 図8のE部に相当する部分における構造の他の例を説明するための図である。 従来の自動車用サンバイザにおける表皮の端末部の処理方法の一例を説明するための図で、(a)は余剰部分をカットしている途中の図、(b)は余剰部分をカットした後の図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の自動車用内装部品の実施形態を示す図で、具体的には自動車用サンバイザを示している。したがって、図1はその自動車用サンバイザの正面図、図2は図1におけるA−A断面図である。
図1及び図2において、同図において、サンバイザ11は、樹脂成形体からなる半割り体12A、12B同士を突き合わせ接合して本体部としてのサンバイザ本体13を構成している。そして、一方側の半割り体12Aの内面側に、図示しない軸受ホルダによりL字状の回転用シャフト14を支承して、回転用シャフト14に対してサンバイザ本体13を回転自在に支承した構成になっている。なお、図中、符号15は、車内において化粧あるいは身だしなみ等をチェックするために乗員が使用するミラーユニット、すなわちバニティーミラーである。
前記サンバイザ本体13を構成している前記半割り体12A、12Bはそれぞれ、合成樹脂材を射出成形によりシェル状に形成してなる、樹脂成形体としてのサンバイザコア16(以下、単に「コア16」という)と、そのコア16の外表面を被包してなる表皮17と、を備えた構成になっている。また、各半割り体12A、12Bの表皮17は、各コア16を樹脂成形する際に、成形金型内に配置されて各コア16と同時に成形されることによってコア16と一体化され、各コア16の表面に被包した状態で配置されている。なお、コア16は、軽量でかつ、適度の保形性を備えた発泡成形体が好ましく、例えば、PPビーズ発泡成形体、PEビーズ発泡成形体、PSビーズ発泡成形体、ポリウレタン発泡成形体等や、TPO樹脂、PVC樹脂等から適宜選択される。一方、表皮17としては、手触り感、装飾性等を考慮して、クロス裏面にポリウレタンフォーム等のクッション材を裏打ちした積層シート材料、PPF樹脂が使用されている。
また、前記コア16は、図3に示すようにその端面18を互いに突き合わせて、更に図示せぬ手段により半割り体12A、12Bとの間を固定して、サンバイザ本体13として形成される。その端面18には、水平面18aと、水平面18aの外周端より連続して内側から外側に向かって角度θで拡開する傾斜面18bが形成されている。そして、各コア16の突き合わせは、水平面18aと水平面18a同士の突き合わせとなり、また傾斜面18b、18bとの間には断面V字状をした溝、すなわち断面V字溝19(以下、単に「V字溝19」という)が形成される。そのV字溝19は、本実施例では、サンバイザ本体13のほぼ全周に亘って形成されている。
一方、前記各コア16の樹脂成形時に、各コア16と一体化されて各コア16の外表面をそれぞれ被包して配置された表皮17は、各コア16の周縁部16aに端末部17Aが配置されている。また、その端末部17Aは、図4に示すように余裕を持たせて傾斜面18bからV字溝19内に延ばした余剰部分17Bを設けた状態で形成されている。その余剰部分17Bは、成形後に、図4に示すようにV字溝19の内面、すなわち傾斜面18bから外側に向かって延長する線20にほぼ合わせて、カッター26等によりカッティングされる。したがって、カッティング後、端末部17Aの端面17aは、図3に示すように傾斜面18bと連続した状態に配置されている。なお、V字溝19の傾斜面18b(内面)は平面で形成されている。すなわち、V字溝19における両内面(傾斜面18b)は、それぞれV字溝19の先端(V字先端)から所定の角度θでの拡がりを有する平面で形成されている。そして、端末部17Aにおける余剰部分17Bのカッティング時に、その平面(傾斜面18b)にカッター26等を合わせてカッティングすることによって、端末部17Aにおけるカットバラツキが少なくなるようにしている。
また、各コア16の周縁部16aを被包している表皮17における端末部17Aには、図3に示すように、その外周面が外側に湾曲された第1の曲面部21aと、その第1の曲面部21aの一端側から連続して内側に向かって湾曲されて端末部17Aの端面17aに通じる第2の曲面部21bとを設けている。この第1の曲面部21aと第2の曲面部21bを設けた理由は、表皮17における端末部17Aにカットバラツキが発生して表皮残りが生じたような場合、表皮残りが第2の曲面部21bに作られ、最外部に位置する第1の曲面部21aにはかからないようにしてエッジ感を無くすようにするためである。すなわち、表皮残りが第1の曲面部21aより外側に出ないようにして、その表皮残りを外部から隠して、見栄えを良くするためである。また、表皮残りが最外部の第1の曲面部21aにかからないようにすることによってエッジ感も無くなり触感もよくなる。
なお、本実施例において、各部の主要寸法の一例を図3で説明すると、各コア16の傾斜面18bの傾きθはV字溝19の先端を通る基準線Sに対して約20°、傾斜面18bの長さNは約0.1mm若しくはそれよりも大きく、3.0mm若しくはそれよりも小さい、すなわち(0.1mm≦N≦3.0mm)で形成されている。
上述したように、本実施例のサンバイザ11は、成形工程(I)と端末部切断工程(II)を経て製造される。そして、成形工程(I)では、コア16の周縁部16aにおける表皮17の端末部17Aに対向する部位に、内側から外側に向かって所定の角度θで拡がる傾斜面18bを設けてコア16を表皮17と同時に成形し、端末部切断工程(II)では、コア16の傾斜面18bからV字溝19内に延出している端末部17Aの余剰部分17Bを、傾斜面18bから外側に向かって延長する線20にほぼ合わせてカッティングしている。
図5及び図6は、その成形工程(I)で使用する成形金型22の一例を示すものである。図5及び図6を使用してその成形金型22の構成と成形方法を次に説明する。図5及び図6において、成形金型22は、成形下型23と成形上型24を備えている。そして、成形に当たっては、まず図5の(a)に示すように成形下型23から成形上型24を離型した状態で、成形下型23上に表皮17をセットする。
次いで、成形下型23上に成形上型24を型締めする。この型締めにより、成形下型23と成形上型24の間にキャビティ25が形成される。続いて、成形下型23に設けられた図示しないライナーゲートを通してキャビティ25内に樹脂材を注入し、この注入圧で表皮17を成形上型24の内面に押し付け、コア16と表皮17を上述した形状、すなわち外表面が表皮17により被包された樹脂成形体からなるコア16が成形される。なお、この状態では、表皮17の前記余剰部分17Bは付属されたままである。
また、成形が終わったら成形下型23と成形上型24との間を開き、成形下型23上に配置されたコア16、すなわち外表面が表皮17により被包されたコア16を取り出す。これにより、成形工程(I)の作業が終了する。なお、本実施例での成形では、図6に示すように、表皮17の端末部17Aにおける端面17aの外側縁から第1の曲面部21aの外周端までの距離Mは、表皮17の厚みtよりも小さく形成されていて、成形下型23と成形上型24との間を開くときに成形上型24の内面が成形下型23と干渉しないようにし、型の開閉動作に合わせて成形上型24等の一部を傾斜方向にスライドさせるキャビティスライドなしで成形をすることができようにしている。したがって、この成形金型22では、製作が容易になり、コストを低減することができる。
また、成形工程(I)の作業が終了したら次に端末部切断工程(II)に移る。端末部切断工程(II)では、図4に示すようにコア16の傾斜面18b(V字溝19の内面)から延出している端末部17Aの余剰部分17Bを、その傾斜面18bから外側に向かって延長する線20にほぼ合わせてカッティングして取り除く。これにより、表皮17における端末部17Aの端面17aはそれぞれ、傾斜面18b(V字溝19の内面)から外側に向かって延長する線20にほぼ合わせて配設した状態となる。そして、半割り体12A、12Bがそれぞれ形成される。なお、必要に応じて半割り体12Bにはミラーユニット15が装着される。
このようにして半割り体12A、12Bが形成されたら、一方側の半割り体12Aの内面側に、図示しない軸受ホルダでL字状の回転用シャフト14を取り付け、さらに半割り体12A、12Bにおけるコア16A、16Bの水平面18aと水平面18a同士をそれぞれ突き合わせて接合固定する。これにより、傾斜面18b、18bとの間にV字溝19を設けたサンバイザ本体13を有するサンバイザ11が形成される。
したがって、このように形成された自動車用内装部品としてのサンバイザ11によれば、コア16の成形と同時に表皮17を成形して、外表面が表皮17により被包された樹脂成形体からなるコア16を作るので、そのコア16と表皮17がより一体化され、コア16と表皮17の間が剥がれるのを防ぐことができる。
また、成形後に、表皮17における端末部17Aの余剰部分17BをV字溝19の内面(傾斜面18b)から外側に向かって延長する線20にほぼ合わせてカッティングしているので、表皮17における端末部17Aの端面17aとコア16におけるV字溝19の内面(傾斜面18b)と面一状に仕上がり、より一体化して綺麗に仕上がる。
またコア16の周縁部16a、すなわち合わせ部分(水平面18a)の外周にV字溝19を設けているので、端末部17Aにおける余剰部分17Bのカッティングにバラツキが生じて表皮カット残りが作られたとしても、その表皮カット残りはV字溝19に配置されて吸収される。これにより、表皮カット残りがサンバイザ本体13の外面に突き出すこともないので、見栄え及び触感の向上が図れる。
また、コア16におけるV字溝19の内面(傾斜面18b)を平面で形成しているので、端末部17Aにおける余剰部分17Bのカッティング時に、その平面(傾斜面18b)にカッター26等を合わせてカッティングすると、端末部17Aにおけるカットバラツキを少なくして製品の安定化を図ることができる。
また、表皮17における端末部17Aの外周面を、外側に湾曲された第1の曲面部21aと、第1の曲面部21aの一端側から連続して内側に向かって湾曲された端末部17Aの端面17aに通じる第2の曲面部21bとを設けて形成しているので、表皮17における端末部17Aにカットバラツキが発生して表皮残りが生じたような場合でも、その表皮残りは第2の曲面部21bに作られる。これにより、例え表皮残りが生じても、その表皮残りを最外部に位置する第1の曲面部21aにかからないように外部から隠すことができるので、見栄えを良くすることができる。同時に、触感も向上する。
また、端末部17Aにおける端面17aの外側縁から第1の曲面部21aの外周端までの距離Mを、表皮17の厚みtよりも小さく形成しているので、成形下型23と成形上型24とを開閉させて、その間のキャビティ25に樹脂材を注入充填して成形をする場合、型の開閉動作に合わせて成形上型24等の一部を傾斜方向にスライドさせるキャビティスライドなしで成形をすることができるので、型構造を簡素化できる。
なお、上記実施例では、サンバイザ11を例にして説明したが、サンバイザ11に限定されることなく、例えばドア、ラゲージ、トランク等の自動車用内装部品に広く適用することができるものである。すなわち、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれものである。
11 サンバイザ
12A 半割り体
12B 半割り体
13 サンバイザ本体(本体部)
14 回転用シャフト
15 ミラーユニット
16 サンバイザコア
16a コアの周縁部
17 表皮
17A 端末部
17a 端末部の端面
17B 余剰部分
18 端面
18a 水平面
18b 傾斜面(V字溝を形成する内面)
19 断面V字溝
20 傾斜面から外側に向かって延長する線
21a 第1の曲面部
21b 第2の曲面部
22 成形金型
23 成形下型
24 成形上型
25 キャビティ
26 カッター
S 基準線
L 距離
M 距離
t 表皮の厚み

Claims (3)

  1. 外表面が表皮により被包された樹脂成形体からなるコア同士を突き合わせ接合して本体部を形成してなる自動車用内装部品において、
    前記表皮の端末部と対向する前記コアの周縁部における部位に形成した断面V字溝と、
    前記コアの成形時にコアと同時に成形され、前記端末部の端面をそれぞれ前記V字溝の内面から外側に向かって延長する線にほぼ合わせて配設した前記表皮と、
    を備え
    前記V字溝における両内面は、それぞれV字先端から所定角度での拡がりを有する、平面で形成してなり、
    前記表皮における端末部の外周面は、外側に湾曲された第1の曲面部と、第1の曲面部の一端側から連続して内側に向かって湾曲された前記端末部の端面に通じる第2の曲面部とを有する、ことを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 前記端末部における前記端面の外側縁から前記第1の曲面部の外周端までの距離は表皮の厚みよりも小さく形成してなる、ことを特徴とする請求項に記載の自動車用内装部品。
  3. 前記コアがサンバイザコアで、前記表皮がサンバイザ表皮である、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用内装部品。
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