JP6424965B2 - 逆止弁及び送液ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、液の逆流を防止する逆止弁、及びプランジャを一方向に往復動させることにより液の吸入と吐出を行なう送液ポンプに関するものである。
プランジャを一方向に往復動させることによって送液を行なう送液ポンプは、ポンプ室の入口部や出口部に液の逆流を防止する逆止弁を備えている。一般的な逆止弁は、液の流れ方向に対して移動可能に設けられた球状の弁体と、その弁体を着座させる弁座を有する。弁座は中空の円筒状部材であり、その内側を液が流れるようになっている。弁座の開口の縁に球状の弁体を着座させることで液の流路が閉じられる。
ポンプ室の入口側の逆止弁は、プランジャがポンプ室に押し込まれる方向(以下、吐出方向という。)に駆動されるとポンプ室内が正圧(大気圧よりも高圧の状態)になり、ポンプ室側の圧力によって弁体が弁座側へ押されて着座する。逆に、プランジャがポンプ室から引き抜かれる方向(以下、吸入方向という。)に駆動されるとポンプ室内が負圧(大気圧よりも低圧の状態)になり、その負圧によって弁体がポンプ室側へ引き付けられて弁座から離脱する。ポンプ室の出口側の逆止弁はこれとは逆の動作となる。
上記のように、ポンプ室内の圧力によって弁体が受動的に動作する逆止弁では、弁体表面又は弁体と弁座の接触面への汚れの付着等によって弁体と弁座が吸着するようになった場合、ポンプ吸入時にポンプヘッド内で発生する負圧のみでは入口側の逆止弁が開かなくなり、送液不良が生じることもある。
そのため、ソレノイド等を用いて弁体を能動的に動作させることが提案されている(特許文献1参照。)。弁体を能動的に動作させることで、弁体と弁座が吸着した場合でも確実に弁体を弁座から離脱させることができ、弁を開くことができる。
特開2001−235052号公報
上記のように、弁体を能動的に動作させるようにしても、例えば気泡や異物の存在によって弁体が弁座に正常に着座せず、完全に弁が閉じないというような問題は起こり得る。
そこで、本発明は、逆止弁における弁の開閉動作の信頼性をさらに向上させることを目的とするものである。
本発明に係る逆止弁の一実施形態は、液入口と液出口を有し、液を一方向へ流す直線流路を備え、その直線流路上に、第1弁体、第1弁座、第2弁体及び第2弁座が設けられている。第1弁座は、一方向への可動性をもって直線流路内に設けられている。第1弁座は、第1弁体よりも液入口側に設けられ、内側に直線流路の一部をなす流路を有し、その流路の液出口側の開口を塞ぐように第1弁体を着座させるものである。第2弁体は、一方向への可動性をもって直線流路内における第1弁体よりも液出口側に設けられている。第2弁座は、第2弁体よりも液入口側で第1弁体よりも液出口側に設けられ、内側に直線流路の一部をなす流路を有し、その流路の液出口側の開口を塞ぐように第2弁体を着座させるものである。
直線流路内における第1弁体よりも液入口側に、一方向への可動性をもって第1駆動体が設けられている。第1駆動体は駆動機構によって一方向へ駆動される。駆動機構は、第1駆動体を、第1弁体を液出口側へ押圧して第1弁体を第1弁座から離脱させる開状態、又は第1弁体を液出口側へ押圧せずに第1弁体を第1弁座に着座させる閉状態のいずれか一方の状態にするものである。さらに、直線流路内における第1弁体と第2弁体の間に第2駆動体が一方向への可動性をもって設けられている。第2駆動体は、第1駆動体が開状態になるときに第1弁体によって液出口側へ押圧され、それに伴って第2弁体を液出口側へ押圧して第2弁体を第2弁座から離脱させ、第1駆動体が閉状態になるときに第2弁体から離れて第2弁体を第2弁座に着座させるものである。
本発明に係る送液ポンプの一実施形態は、ポンプ室と、ポンプ室に液を流入させる液入口流路と、ポンプ室から液を流出させる液出口流路と、ポンプ室に先端が挿入されたプランジャと、プランジャをその軸方向に駆動するプランジャ駆動機構と、液入口流路上に設けられポンプ室から液を吐出する際の液入口流路における液の逆流を防止する入口側逆止弁と、液出口流路上に設けられポンプ室に液を吸入する際の液出口流路における液の逆流を防止する出口側逆止弁と、を備え、入口側逆止弁及び出口側逆止弁のうち少なくとも一方が上記逆止弁であるものである。
本発明に係る逆止弁の一実施形態では、弁の開閉機構として、第1弁体と第1弁座からなるものと第2弁体と第2弁座からなるものを有するので、いずれか一方の開閉機構が気泡等によって閉じなくなった場合でも、他方の開閉機構によって弁を閉じることができる。これにより、逆止弁の弁を閉じる際の信頼性が向上する。
他方、弁の開閉機構を2組備えると、弁を閉じる際の信頼性は向上するが、弁を開く際に弁体と弁座との吸着によって弁が開かないという不具合の発生リスクが2倍になるという懸念がある。しかし、同実施形態では、第1駆動体及び駆動機構によって第1弁体を能動的に第1弁座から離脱させることができるとともに、第2駆動体によって第2弁体を能動的に第2弁座から離脱させることができるので、第1弁体と第1弁座が吸着するようになった場合や第2弁体と第2弁座が吸着するようになった場合でも、弁を確実に開くことができる。したがって、弁の開閉機構を2組設けることによって弁を閉じる際の信頼性を向上させながら、弁を確実に開くこともでき、逆止弁における弁の開閉動作の信頼性を高めることができる。
本発明に係る送液ポンプの一実施形態では、入口側逆止弁及び出口側逆止弁のうち少なくとも一方が上述の逆止弁であるため、逆止弁の開閉動作の信頼性が高まり、送液精度が向上する。
送液ポンプの一実施例を示す概略構成図である。 同実施例に適用された逆止弁の構造を示す断面図である。 図2におけるX−X位置における断面図である。 同実施例の逆止弁が開いた状態を示す断面図である。
第2駆動体の一例は、第1弁座に着座した第1弁体と第2弁座に着座した第2弁体との間の距離よりも短いピンである。
上記の場合、第2駆動体は、その軸方向が一方向を向いた状態を維持するように第2弁座によって支持されていることが好ましい。そうすれば、第2駆動体が一方向へ移動するときの第2駆動体の傾きが防止され、第2駆動体の一部が局所的に第2弁座の内周面と接触して第2駆動体や第2弁座が摩耗しやすくなることが抑制される。
第2駆動体が一方向を向いた状態を維持する構造として、第2弁座の内側流路はその流れ方向に対して垂直な方向における断面が円形であり、第2駆動体の断面形状が、軸方向に対して垂直な方向において、第2弁座の内側流路の内径と略同一の外径を有する円形の一部が欠損した形状となっているものが挙げられる。
また、第2駆動体と第2弁座が異なる材質により構成されていると、第2駆動体が第2弁座の内周面を摺動するときにより柔らかい材質の部材が摩耗しやすい。そこで、第2駆動体は第2弁座と同一の材質により構成されていることが好ましい。そうすれば、第2駆動体及び第2弁座のいずれも摩耗しにくくなる。
第1弁体と第2弁体は同一材質からなる同一形状の部材であり、第1弁座と第2弁座は同一材質からなる同一形状の部材であってもよい。そうすれば、第1弁体と第2弁体、第1弁座と第2弁座を同じ部材によって構成でき、製造コストの低減を図ることができる。
また、液出口側から液入口側へ第2弁体を押圧する押圧部材を備えていることが好ましい。そうすれば、弁を閉じる際に、第2弁体を第2弁座に能動的に着座させることができ、弁を閉じる際の不具合の発生を防止することができる。
以下、本発明に係る逆止弁及び送液ポンプの一実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る逆止弁を適用した本発明に係る送液ポンプからなる送液装置の一実施例を示す概略構成図である。
この実施例の送液装置は、本発明に係る送液ポンプを一次側の送液ポンプ2aとして備えている。送液ポンプ2aには、流路34を介して二次側の送液ポンプ2bが直列に接続されており、送液ポンプ2aと2bが互いに異なるタイミングで液の吸入と吐出を行なうことによって液を一定流量で送液するようになっている。
送液ポンプ2aはポンプヘッド4aとポンプボディ6aを、送液ポンプ2bはポンプヘッド4bとポンプボディ6bを備えている。ポンプヘッド4a,4bのそれぞれは内部にポンプ室8a,8bを備えており、ポンプ室8a,8b内にプランジャ10a,10bの先端がそれぞれ挿入されている。プランジャ10aの基端はクロスヘッド12aによって保持され、プランジャ10bの基端はクロスヘッド12bによって保持されている。クロスヘッド12aはポンプボディ6a内においてプランジャ10aの軸方向(図において左右方向)へ移動可能に収容されており、クロスヘッド12bはポンプボディ6b内においてプランジャ10bの軸方向(図において左右方向。以下、一方向という。)へ移動可能に収容されている。
クロスヘッド12aは弾性部材16aによってポンプヘッド4aとは反対側へ付勢されているとともに、ポンプヘッド4aとは反対側の端部にカムフォロワ14aを備えている。カムフォロワ14aは偏心カム18aの周面と当接している。クロスヘッド12bは弾性部材16bによってポンプヘッド4bとは反対側へ付勢されているとともに、ポンプヘッド4bとは反対側の端部にカムフォロワ14bを備えている。カムフォロワ14bは偏心カム18bの周面と当接している。弾性部材16a,16bは例えばコイルバネである。
カム18aと18bはステッピングモータ20によって回転させられる駆動軸22に取り付けられており、駆動軸22とともに回転する。クロスヘッド12aが弾性部材16aによってポンプヘッド4aとは反対側へ付勢されているため、カム18aが回転するとカムフォロワ14aがカム18aの周面を追従するようにクロスヘッド12aが一方向へ移動する。これにより、プランジャ10aが一方向へ往復動する。同様に、クロスヘッド12bが弾性部材16bによってポンプヘッド4bとは反対側へ付勢されているため、カム18bが回転するとカムフォロワ14bがカム18bの周面を追従するようにクロスヘッド12aが一方向へ移動する。これにより、プランジャ10bが一方向へ往復動する。クロスヘッド12a、カムフォロワ14a、弾性部材16a、カム18a、ステッピングモータ20及び駆動軸22はプランジャ10aを軸方向へ駆動するためのプランジャ駆動機構を構成する。
駆動軸22には、周囲の一部にスリット26が設けられた原点検出用ディスク24も取り付けられており、原点検出用ディスク24はステッピングモータ20の回転に追従して回転する。原点検出用ディスク24の近傍に、スリット26を検出する原点検出用のフォトインタラプタ28が設けられている。
ポンプヘッド4aの液入口に、入口側逆止弁32を介して流路30(液入口流路)が接続されている。流路30は液を貯留する容器38に通じている。ポンプヘッド4aの液出口に、出口側逆止弁36を介して流路34(液出口流路)の一端が接続されている。流路34の他端はポンプヘッド4bの液入口に接続されている。ポンプヘッド4bの液出口には流路40が接続されている。
入口側逆止弁32は、ポンプヘッド4aから液が吐出される際の流路30における液の逆流を防止するものである。出口側逆止弁36は、ポンプヘッド4bに液が吸入される際の流路34における液の逆流を防止するものである。入口側逆止弁32は、プランジャ10aがポンプ室8aから引き抜かれる方向(図において右方向。以下、吸入方向という。)に駆動されるときに開き、プランジャ10aがポンプ室8aへ押し込まれる方向(図において左方向。以下、吐出方向という。)に駆動されるときに閉じる。逆に、出口側逆止弁32は、プランジャ10aが吸入方向に駆動されるときに閉じ、プランジャ10bが吐出方向に駆動されるときに開く。入口側逆止弁32及び出口側逆止弁36の構造については後述する。
プランジャ10aが吐出方向へ駆動されるときはプランジャ10bが吸入方向へ駆動され、入口側逆止弁32が閉じて出口側逆止弁36が開く。これにより、ポンプ室8a内の液が流路34を通じてポンプ室8b側へ吐出され、ポンプ室8bが液で満たされながら流路40を通じて液が送液される。このとき、送液ポンプ2aの吐出流量から送液ポンプ2bの吸入流量を差し引いた流量がこの送液装置の送液流量となる。
逆に、プランジャ10aが吸入方向へ駆動されるときはプランジャ10bが吐出方向へ駆動され、入口側逆止弁32が開いて出口側逆止弁36が閉じる。これにより、ポンプ室8a内には流路30を通じて液が吸入され、同時に、ポンプ室8bから流路40を通じて液が送液される。このとき、送液ポンプ2bの吐出流量がこの送液装置の送液流量となる。
ポンプヘッド4aのプランジャ容量はポンプヘッド4bのプランジャ容量の約2倍であり、プランジャ10aと10bは位相が180度ずれて駆動されることにより、流路40における送液流量が一定に維持されるようになっている。
次に、入口側逆止弁32及び出口側逆止弁36の構造について図2を用いて説明する。なお、この実施例において、出口側逆止弁36は入口側逆止弁32と同じ構造を有するものであるため、ここでは入口側逆止弁32についてのみ説明する。
入口側逆止弁32は、上方へ突起した凸部をもつT字型のバルブボディ42とバルブボディ42の下面に取り付けられた駆動機構70を備えている。バルブボディ42は内部に空洞を有し、その空洞に側面から液を流入させる液入口46が設けられているとともに、上端面に、液を流出させる液出口47が設けられている。
バルブボディ42の凸部の先端側から円筒形状のハウジング44が挿入されている。ハウジング44の内部には、バルブボディ42の液入口46から流入した液を液出口47へ向かって一方向へ流す直線状の流路(直線流路)が形成されている。ハウジング44の上端面にリング状のガスケット49が取り付けられ、そのガスケット49内側の貫通孔が液を流出させる液出口47となっている。
ハウジング44内部の空洞内に、下方から、ボールシート50(第1弁座)、ボール52(第1弁体)、ボールシート54(第2弁座)及びボール56(第2弁体)がハウジング44の軸方向(上下方向)に並んで収容されている。ボールシート50及び54はハウジング44内の直線流路の一部を構成する円筒形状の部材である。ボールシート50及び54はその位置が固定されており、それぞれの上面開口部上にそれぞれボール52,56を着座させるものである。ボールシート50とボール52の組と、ボールシート54とボール56の組はそれぞれ弁を開閉させる開閉機構を構成する。
ボールシート50と54の間にスペーサ53が介在している。スペーサ53はボール52の外径よりも僅かに大きい内径を有する。ボール52は、スペーサ53の内側においてハウジング44の軸方向へ移動可能に配置されている。ボール56もボールシート54の上方においてハウジング44の軸方向へ移動可能に配置されている。第1弁体、第2弁体としては、ボール52,56に代えて円錐プラグなど他の形状の部材を用いてもよい。ボールシート50と54は同一の部材で構成されており、ボール52と56は同一の部材で構成されている。
バルブボディ42は、ハウジング44の直下の位置にシリンダ部48を備えている。シリンダ部48は、永久磁石58が埋設された作動部60をハウジング44の軸方向(上下方向)へ移動させるための空間である。シリンダ部48の内部に作動部60が上下方向へ移動可能に収容されている。作動部60はピン62(第1駆動体)の基端を保持している。ピン62はボール52に向かって伸びるように鉛直方向に配置されている。ボールシート50にボール52が着座している状態において、ピン62とボール52の間には、例えば0.4mm程度の隙間が存在している。シリンダ部48の底面として、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などからなるシート65が設けられている。作動部60はシート65に支持されている。
ボール52と56の間にピン64(第2駆動体)が、ハウジング44の軸方向に沿って鉛直方向に配置されている。ピン64はボールシート54の内側において上下方向へ移動可能に設けられている。ピン64の長さはボール52と56の隙間よりも短く、ボール52がボールシート50に着座し、かつボール56がボールシート54に着座しているときに、ピン64とボール56との間に、例えば0.3mm程度の隙間が存在する。
ピン64の断面形状は、図3に示されているように、ボールシート54の内径と略同一の外径を有する円形のうちの一部が欠損した形状になっている。これにより、ピン64がボールシート54の内側で上下方向へ動作するときに、ピン64の軸が鉛直方向から傾くことがなく、ボールシート54の内周面とピン64とが局所的に接触して摩耗することが防止される。
さらに、ピン64はボールシート54と同一の材質(例えば、サファイア)により構成されている。ピン64はボールシート54の内周面と摺動するが、両者の材質が同一であることにより、一方側が著しく摩耗することが防止される。
ハウジング44の上端に取り付けられたガスケット49とボール56との間にオモリ66が設けられている。オモリ66は例えばコイルバネからなる弾性部材68によって鉛直下方向へ付勢されている。これにより、常時、ボール56をボールシート54側へ押圧している。オモリ66及び弾性部材68は、ボール56(第2弁体)をボールシート54(第2弁座)側へ押圧する押圧部材をなしている。
駆動機構70は、作動部60を支持するシート65の直下の位置に設けられた鉄心72と、その鉄心72の側面とは間隔をもって配置されたコイル74を備えている。コイル74に電流が流れると作動部60を通る磁場が発生し、作動部60がシート65から上方へ、例えば0.9mm持ち上がった状態となる。
作動部60が上方へ持ち上がった状態になると、図4に示されているように、ピン62がボール52を上方へ押圧し、ボール52がボールシート50から0.5mm持ち上げられる。ボール52がボールシート50から持ち上がった状態になると、それに伴ってピン64が上方へ持ち上げられてボール56を上方へ押圧する。これにより、ボール56がボールシート54に着座した状態から0.2mm持ち上げられる。これにより、入口側逆止弁32が開いた状態となる。このときのピン62の状態を「開状態」という。
入口側逆止弁32を開く際は、駆動機構70によって作動部60が上方向へ移動するように、永久磁石58と反発する方向の磁場を発生させることでピン62を開状態にし、ボール52をピン62によって上方へ押し上げ、ボール56をピン64によって上方へ押し上げる。したがって、ボール52及び56はそれぞれピン62及び64によって能動的に上方へ押し上げられるため、ボールシート50とボール52との吸着やボールシート54とボール56との吸着によって弁が開かないという不具合は発生せず、弁を確実に開くことができる。
逆に、弁を閉じる際は、駆動機構70が磁場を発生させないことで作動部60が自重によってシート65まで下降する。作動部60が下降するとボール52が自重とピン64の荷重によって下降してボールシート50に着座する。ボール56は、ポンプ室8a内が加圧されることによって、及びオモリ66による下方への押圧によって、ボールシート54に着座する。このときのピン64の状態を「閉状態」という。
弁の開閉機構を2段にすると、弁を閉じる際に、その2段の開閉機構のうちいずれか一方が正常に閉じられれば、逆止弁としての機能が果たされることから、弁を閉じる際の信頼性が向上するという利点がある。他方、弁を開く際には、2段の開閉機構のうち一方が正常に開かない場合には逆止弁として機能しないため、弁を開く際に不具合が発生するリスクが2倍になるという問題がある。
しかし、上記実施例のように、弁体であるボール52と56の間にピン64を挿入し、作動部60が持ち上がったときにボール52とともにボール56も能動的に押し上げられるようにすることで、弁の開閉機構を2段構成にして弁を閉じる際の信頼性を高めながら、弁を開く際の信頼性も高めることができる。
この実施例では、出口側逆止弁36の構造も入口側逆止弁32と同様であるが、必ずしも入口側逆止弁32及び出口側逆止弁36が上記構成をとる必要はなく、いずれか一方のみが上記構成をもつものであってもよい。
2a,2b 送液ポンプ
4a,4b ポンプヘッド
6a,6b ポンプボディ
8a,8b ポンプ室
10a,10b プランジャ
12a,12b クロスヘッド
14a,14b カムフォロワ
16a,16b 弾性部材
18a,18b カム
20 ステッピングモータ
22 駆動軸
30 流路(液入口流路)
32 入口側逆止弁
34 流路(液出口流路)
36 出口側逆止弁
42 バルブボディ
44 ハウジング
46 液入口
47 液出口
48 シリンダ部
49 ガスケット
50 ボールシート(第1弁座)
52 ボール(第1弁体)
53 スペーサ
54 ボールシート(第2弁座)
56 ボール(第2弁体)
58 永久磁石
60 作動部
62 ピン(第1駆動体)
64 ピン(第2駆動体)
66 オモリ
68 弾性部材
70 駆動機構
72 鉄心
74 コイル

Claims (8)

  1. 液を流入させる液入口と液を流出させる液出口を有し、一方向へ液を流す直線流路と、
    前記一方向への可動性をもって前記直線流路内に設けられた第1弁体と、
    前記第1弁体よりも前記液入口側に設けられ、内側に前記直線流路の一部をなす流路を有し、その流路の前記液出口側の開口を塞ぐように前記第1弁体を着座させる第1弁座と、
    前記一方向への可動性をもって前記直線流路内における前記第1弁体よりも前記液出口側に設けられた第2弁体と、
    前記第2弁体よりも前記液入口側で前記第1弁体よりも前記液出口側に設けられ、内側に前記直線流路の一部をなす流路を有し、その流路の前記液出口側の開口を塞ぐように前記第2弁体を着座させる第2弁座と、
    前記直線流路内における前記第1弁体よりも前記液入口側において前記一方向への可動性をもって設けられた第1駆動体と、
    前記第1駆動体を前記一方向へ駆動し、前記第1駆動体を、前記第1弁体を前記液出口側へ押圧して前記第1弁体を前記第1弁座から離脱させる開状態、又は前記第1弁体を前記液出口側へ押圧せずに前記第1弁体を前記第1弁座に着座させる閉状態のいずれか一方の状態にする駆動機構と、
    前記直線流路内における前記第1弁体と前記第2弁体の間に前記一方向への可動性をもって設けられ、前記第1駆動体が前記開状態になるときに前記第1弁体によって前記液出口側へ押圧され、それに伴って前記第2弁体を前記液出口側へ押圧して前記第2弁体を前記第2弁座から離脱させ、前記第1駆動体が前記閉状態になるときに前記第2弁体から離れて前記第2弁体を前記第2弁座に着座させる第2駆動体と、を備えた逆止弁。
  2. 前記第2駆動体は、前記第1弁座に着座した前記第1弁体と前記第2弁座に着座した前記第2弁体との間の距離よりも短いピンである請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記第2駆動体は、その軸方向が前記一方向を向いた状態を維持するように前記第2弁座によって支持されている請求項2に記載の逆止弁。
  4. 前記第2弁座の内側流路はその流れ方向に対して垂直な方向における断面が円形であり、
    前記第2駆動体の断面形状は、軸方向に対して垂直な方向において、前記第2弁座の内側流路の内径と略同一の外径を有する円形の一部が欠損した形状である請求項3に記載の逆止弁。
  5. 前記第2駆動体は前記第2弁座と同一の材質により構成されている請求項3に記載の逆止弁。
  6. 前記第1弁体と前記第2弁体は同一材質からなる同一形状の部材であり、前記第1弁座と前記第2弁座は同一材質からなる同一形状の部材である請求項1から5のいずれか一項に記載の逆止弁。
  7. 前記液出口側から前記液入口側へ前記第2弁体を押圧する押圧部材を備えている請求項1に記載の逆止弁。
  8. ポンプ室と、
    前記ポンプ室に液を流入させる液入口流路と、
    前記ポンプ室から液を流出させる液出口流路と、
    前記ポンプ室に先端が挿入されたプランジャと、
    前記プランジャをその軸方向に駆動するプランジャ駆動機構と、
    前記液入口流路上に設けられ前記ポンプ室から液を吐出する際の前記液入口流路における液の逆流を防止する入口側逆止弁と、
    前記液出口流路上に設けられ前記ポンプ室に液を吸入する際の前記液出口流路における液の逆流を防止する出口側逆止弁と、を備え、
    前記入口側逆止弁及び前記出口側逆止弁のうち少なくとも一方が請求項1から7のいずれか一項に記載の逆止弁である送液ポンプ。
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