JP2005273514A - 逆止弁とそれを用いた送液ポンプ - Google Patents
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Abstract
流量正確さの悪化や脈動の増加を起こすことなく逆流を効果的に防ぐ。
【解決手段】
ハウジング52内には入口側に弁座58が固定され、弁座58上に弁座58の穴よりも大きな径をもつ球体の弁体60が配置されている。弁体60はルビーからなる球の内側に磁性体金属が内包されている。弁座54の外側にはリング状の永久磁石62が配置されており、弁体60を弁座58に押し付ける方向に磁気力を作用させている。
【選択図】 図2
Description
このような逆止弁では、弁体と弁座の間に気泡が入ると弁体が弁座に着座せず弁が閉じないため送液不良を起こすことがある。これを防止するためにバネで弁体を弁座に押し付けるようにしたものがあった。そのような例を図5に示す。
図5に示すようにバネで弁体を弁座に押し付けることにより、弁体と弁座の間に気泡が入っても気泡を押しつぶして弁体を弁座に着座させることができ、逆流を防ぐことができる。
本発明の第2の目的は、送液特性の優れたプランジャーポンプを提供することである。
その第1の形態は、弁体が磁性体により又は磁性体を内包したものにより構成されており、弁座側に永久磁石が配置されているものである。
その第3の形態は、弁体が永久磁石により又は永久磁石を内包したものにより構成されており、弁座側には永久磁石が弁体側の永久磁石と引き合う方向に配置されているものである。
その第4の形態は、弁体が永久磁石により又は永久磁石を内包したものにより構成されており、弁体を挟んで弁座と反対側に永久磁石が弁体の永久磁石と反発し合う方向に配置されているものである。
その磁気力の強さは、ポンプ内に空気が介在した状態でポンプ駆動したときにその空気が弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く設定されていることが好ましい。
このような逆止弁を備えた送液ポンプは、正確な送液動作を行なうことができる。
モータ40によりカム38を回転させると、カム38の回転によりクロスヘッド32が直線往復運動し、それに伴ってプランジャー30も往復運動する。
逆止弁本体50にはハウジング52が設けられ、ハウジング52の液入口側にはガスケット54、出口側にはガスケット56が設けられている。ハウジング52内には入口側に弁座58が固定され、弁座58上に弁座58の穴よりも大きな径をもつ球体の弁体60が配置されている。弁体60はルビーからなる球の内側に磁性体金属が内包されている。弁体60は弁座58の穴を閉じることによって液の逆流を防止し、弁体60が弁座58から押し上げられるか又は引き上げられることにより弁座58と弁体60の隙間から液が流れるようになっている。弁座58につながる流路は液を供給する配管に接続される配管接続口64となっている。
弁座54の外側にはリング状の永久磁石62が配置されており、弁体60を弁座58に押し付ける方向に磁気力を作用させている。
この実施例の弁体70では、円筒状のステンレス材72の内部に磁性体金属76が挿入され、挿入口がステンレス材で封止され、ステンレス材どうしの隙間はレーザー溶接などでシールされている。ステンレス製円筒72の端部にルビーの球74が圧入されて弁体70となっている。
動作は図2の実施例と同じである。
この実施例では、永久磁石62aは弁座58の直下に配置されている。そのため、液を供給する配管接続口につながる流路64aは永久磁石62aとの干渉を避けるように曲げられている。図2、図3の実施例では永久磁石62はリング状であるが、この実施例の永久磁石62aは扁平な円柱状である。
また、弁体側と弁座側の双方に永久磁石を互いに逆極性になって吸引しあう方向に配置してもよい。弁体側と弁体を挟んで弁座と反対側の双方に永久磁石を互いに同極性になって反発しあう方向に配置してもよい。
さらには、弁体、弁座そのものをこの逆止弁を流れる液に対して耐性のある永久磁石や磁性体で製作してもよい。
22 ポンプ室
24,26 逆止弁
28 プランジャーシール
30 プランジャー
38 偏心カム
40 モータ
50 逆止弁本体
52 ハウジング
54,56 ガスケット
58 弁座
60,70 弁体
62,62a 永久磁石
68,76 磁性体金属
74 ルビーの球
Claims (6)
- 流体通路となる孔を有する弁座と、この孔を塞ぐ形状をもつ弁体とを備え、前記弁体が孔を閉塞することにより弁体側から弁座方向への流体の逆流を防ぐ逆止弁において、
前記弁体は磁性体により又は磁性体を内包したものにより構成されており、前記弁座側に永久磁石が配置されて前記弁体を弁座に着座させる方向に磁気力が作用しており、
前記磁気力の強さはこの逆止弁がポンプの吸入側に配置されるものである場合はポンプの吸引時にシリンダ内に発生する負圧によって生じる入口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く、この逆止弁がポンプの吐出側に配置されるものである場合はポンプの吐出時に発生する正圧によって生じる出口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く設定されていることを特徴とする逆止弁。 - 流体通路となる孔を有する弁座と、この孔を塞ぐ形状をもつ弁体とを備え、前記弁体が孔を閉塞することにより弁体側から弁座方向への流体の逆流を防ぐ逆止弁において、
前記弁体は永久磁石により又は永久磁石を内包したものにより構成されており、前記弁座側に磁性体が配置されて前記弁体を弁座に着座させる方向に磁気力が作用しており、
前記磁気力の強さはこの逆止弁がポンプの吸入側に配置されるものである場合はポンプの吸引時にシリンダ内に発生する負圧によって生じる入口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く、この逆止弁がポンプの吐出側に配置されるものである場合はポンプの吐出時に発生する正圧によって生じる出口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く設定されていることを特徴とする逆止弁。 - 流体通路となる孔を有する弁座と、この孔を塞ぐ形状をもつ弁体とを備え、前記弁体が孔を閉塞することにより弁体側から弁座方向への流体の逆流を防ぐ逆止弁において、
前記弁体は永久磁石により又は永久磁石を内包したものにより構成されており、前記弁座側には永久磁石が弁体側の永久磁石と引き合う方向に配置されて前記弁体を弁座に着座させる方向に磁気力が作用しており、
前記磁気力の強さはこの逆止弁がポンプの吸入側に配置されるものである場合はポンプの吸引時にシリンダ内に発生する負圧によって生じる入口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く、この逆止弁がポンプの吐出側に配置されるものである場合はポンプの吐出時に発生する正圧によって生じる出口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く設定されていることを特徴とする逆止弁。 - 流体通路となる孔を有する弁座と、この孔を塞ぐ形状をもつ弁体とを備え、前記弁体が孔を閉塞することにより弁体側から弁座方向への流体の逆流を防ぐ逆止弁において、
前記弁体は永久磁石により又は永久磁石を内包したものにより構成されており、前記弁体を挟んで前記弁座と反対側に永久磁石が弁体の永久磁石と反発し合う方向に配置されて前記弁体を弁座に着座させる方向に磁気力が作用しており、
前記磁気力の強さはこの逆止弁がポンプの吸入側に配置されるものである場合はポンプの吸引時にシリンダ内に発生する負圧によって生じる入口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く、この逆止弁がポンプの吐出側に配置されるものである場合はポンプの吐出時に発生する正圧によって生じる出口側の弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く設定されていることを特徴とする逆止弁。 - 前記磁気力の強さは、ポンプ内に空気が介在した状態でポンプ駆動したときにその空気が弁体を弁座から引き離そうとする力よりも弱く設定されている請求項1から4のいずれかに記載の逆止弁。
- プランジャーの往復動により流体の吸入と吐出を行なうポンプ室と、このポンプ室の吸入側と吐出側にそれぞれ配置され流体の逆流を防ぐ逆止弁とを備え、前記逆止弁として請求項1から5のいずれかに記載の逆止弁を用いたことを特徴とする送液ポンプ。
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JP2004086197A JP2005273514A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | 逆止弁とそれを用いた送液ポンプ |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011013285A1 (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-03 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 逆止弁を用いた送液装置、および反応液体クロマトグラフシステム |
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CN109882101A (zh) * | 2019-04-15 | 2019-06-14 | 湖南科技大学 | 一种小口径保压绳索取心钻具的上端部启闭控制机构 |
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2004
- 2004-03-24 JP JP2004086197A patent/JP2005273514A/ja active Pending
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