JP6424009B2 - 車両用モール - Google Patents

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Description

本発明は車両用モールに関する。
特許文献1の車両ドアはドアパネルの外面を構成するアウタパネルと、アウタパネルの内面に固定したアウタパネルの上縁部から上方に向かって延びる前後のピラー(ドアフレーム)と、を具備しており、アウタパネルの上縁部には前後方向に延びる長尺物であるベルトモールが取り付けてある。
このベルトモールは、略筒状(断面略逆U字状)の長尺物であり両端が開口するベルトモール本体と、ベルトモール本体の端部の開口を塞ぐエンドキャップと、を具備している。
ベルトモール本体の後端面には、前方に向かって延びるキャップ取付溝が形成してある。さらにベルトモール本体の一部には切欠部が凹設してある。
一方、エンドキャップは、被覆端部と、被覆端部から前方に向かって延びる挿入部と、を一体的に備えている。
さらにエンドキャップの挿入部には、車幅方向に向かって突出する引掛部が突設してある。この引掛部は、挿入部側(基端部側)を構成する第1段部と、突出方向の先端側を構成しかつ第1段部と連続する第2段部とからなる二段構造である。
エンドキャップは、その挿入部を後方からキャップ取付溝に挿入することによりベルトモール本体に装着する。挿入部をキャップ取付溝に挿入すると、被覆端部がベルトモール本体の後端面を後方から覆う。
さらにエンドキャップの引掛部がベルトモール本体の切欠部と係合する。そのため、(引掛部と切欠部を設けない場合と比べて)エンドキャップがベルトモール本体のキャップ取付溝から不意に抜け出し難い。
また引掛部が二段階構造なので、切欠部の凹設位置や大きさに多少ばらつきがあっても、第1段部と第2段部の前後両面のいずれかが切欠部と係合する可能性が高い。従って、切欠部の凹設位置や大きさに多少ばらつきがあっても、エンドキャップをベルトモール本体に装着可能である。
特開2005−104168号公報
しかし特許文献1のベルトモールは、エンドキャップの挿入部をベルトモール本体のキャップ取付溝に挿入したときに、エンドキャップの被覆端部とベルトモール本体の後端面との間に前後方向の隙間が形成される可能性がある。このような隙間が形成されるとベルトモール及び車両ドアの意匠性が低下してしまう。
しかもエンドキャップの引掛部が二段階構造なので、エンドキャップが車幅方向に大型化し易い。
本発明は、エンドキャップの被覆端部とモール本体の端面との間に隙間が形成され難く、かつエンドキャップに設けたモール本体との係止用の突起の突出方向にエンドキャップが大型化し難い車両用モールを提供することを目的とする。
本発明の車両用モールは、車両の構成部品に取付可能な長尺状のモール本体、及び、該モール本体の長手方向の端部に着脱可能なエンドキャップ、を具備するモールにおいて、上記モール本体が、上記長手方向の一方の端面から他方の端面側に向かって延びるキャップ取付溝と、上記長手方向に離間させて設けた押圧用突起及び抜止用突起と、を備え、上記エンドキャップが、上記一方の端面に対して上記モール本体の外側から対向する被覆端部と、該被覆端部から上記他方の端面側に延びて上記キャップ取付溝に挿入する挿入部と、該挿入部に上記長手方向に離間させて設けた、互いに非連続かつ上記長手方向に対して交差する方向に突出する被押圧突起及び脱抜規制用突起と、該挿入部を上記キャップ取付溝に挿入したときに、上記押圧用突起を上記一方の端面側から他方の端面側へ乗り越えかつ上記押圧用突起の上記他方の端面側の端部である押圧部によって該他方の端面側に押圧される、上記被押圧突起に設けた被押圧面と、該挿入部を上記キャップ取付溝に挿入したときに、上記抜止用突起を上記一方の端面側から他方の端面側へ乗り越えかつ上記抜止用突起の上記他方の端面側の端部である抜止部に対して上記他方の端面側から対向する、上記脱抜規制用突起に設けた規制面と、を備え、上記被押圧面が、上記長手方向に対して直交しかつ上記被押圧突起及び上記脱抜規制用突起と上記被覆端部の間に位置する仮想直交平面に対して上記他方の端面側に傾斜し、上記規制面が、上記仮想直交平面に対して上記他方の端面側へ上記被押圧面より小さい角度で傾斜するか、該仮想直交平面と平行か、又は上記仮想直交平面に対して上記一方の端面側へ傾斜し、上記挿入部に形成した上記被押圧突起と上記脱抜規制用突起はそれぞれ車両の車内外方向に弾性変形可能であることを特徴としている。
上記被押圧面が上記押圧部によって押圧されたときに、上記抜止部と上記規制面との間に上記長手方向の隙間が形成されるようにしてもよい。
さらに上記被押圧面の上記押圧部との接触部から上記被押圧面の上記他方の端面側の端部までの上記長手方向距離が、上記隙間の上記長手方向距離より長くなるようにしてもよい。
上記被押圧突起が、上記脱抜規制用突起より上記被覆端部側に位置してもよい。
上記挿入部に形成した、上記被押圧面と上記長手方向位置が一致しかつ該長手方向に延びる第一スリットによって上記被押圧突起を弾性変形可能とし、上記挿入部に形成した、上記規制面と上記長手方向位置が一致しかつ該長手方向に延びる、上記第一スリットとは非連続の第二スリットによって上記脱抜規制用突起を弾性変形可能としてもよい。
本発明では、モール本体のキャップ取付溝に対してエンドキャップの挿入部を挿入すると、エンドキャップの被覆端部がモール本体の一方の端面に対して外側から対向する。
そしてエンドキャップの被押圧面を、モール本体の押圧用突起の押圧部がモール本体の他方の端面側に押圧する。従って、エンドキャップの被覆端部がモール本体の一方の端面に対して近づこうとするので、エンドキャップの被覆端部とモール本体の一方の端面との間に隙間が形成され難い。
さらにエンドキャップに対して引き抜き方向の外力が掛かると、エンドキャップの規制面がモール本体の抜止用突起の抜止部に対して上記他方の端面側から接触する。そのため、規制面が抜止部に対して接触したときに、規制面が引き抜きに対する大きな抑止力となる。従って、エンドキャップに対して意図しない引き抜き方向の外力が掛かったときに、エンドキャップが不意にモール本体から引き抜かれるおそれが小さい。
しかもエンドキャップに設けた被押圧突起及び脱抜規制用突起が互いに非連続であるため、(特許文献1と比べて)エンドキャップが被押圧突起及び脱抜規制用突起の突出方向に大型化し難い。
加えて、モール本体に形成した押圧用突起及び抜止用突起と、エンドキャップの挿入部にこれらの押圧用突起及び抜止用突起に対応させて形成した被押圧突起及び脱抜規制用突起とが、モール本体(エンドキャップ挿入部)の長手方向に離間させて設けられており、さらに被押圧突起及び脱抜規制用突起が車両の車内外方向に弾性変形可能であるので、押圧用突起(被押圧突起)部分でエンドキャップに回転力が加わったとしても、その回転力によって、モール本体端部とエンドキャップ端部との間に隙間が生じる可能性は低く、見栄えが向上する。
請求項2記載の発明によれば、エンドキャップにおける被押圧面と規制面の形成位置やモール本体における押圧部や抜止部の形成位置が設計位置から多少ずれていても、モール本体に対してエンドキャップを装着可能となる。
請求項3記載の発明のように構成すると、エンドキャップに対して引き抜き方向の外力が掛かったときに、エンドキャップの被押圧面とモール本体の押圧部との係合が解除される前に規制面が抜止部に対して接触する。従って、エンドキャップが不意にモール本体から引き抜かれるおそれをより小さくすることが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、エンドキャップの被覆端部をモール本体の一方の端面に対して近づける力を発生する被押圧突起(被押圧面)が脱抜規制用突起(規制面)よりも被覆端部に近い位置に位置する。そのため、被押圧突起(被押圧面)が発生する当該力を被覆端部に対してより及ぼし易くなるので、エンドキャップの被覆端部とモール本体の一方の端面との間に隙間が形成されるおそれをより小さくすることが可能になる。
請求項5記載の発明のように、挿入部に第一スリットと第二スリットを形成しているので、被押圧面(及びその周辺部)と規制面(及びその周辺部)が撓み易くなる。その一方で、第一スリットと第二スリットが互いに非連続なので、挿入部の被押圧面と規制面の間に位置する部位は撓まない。そのため、被押圧面(及びその周辺部)と規制面(及びその周辺部)が過大に撓み易くなることはない。
即ち、被押圧面(及びその周辺部)と規制面(及びその周辺部)が適度に撓み易くなるので、挿入部をキャップ取付溝に挿入したときに、被押圧面と規制面が押圧用突起と抜止用突起をそれぞれ容易に乗り越えることが可能になる。従って、エンドキャップのモール本体に対する装着作業性が向上する。
本発明の一実施形態の車両ドアの車外側から見た側面図である。 車両ドアの要部をベルトモールを分離した状態で示す車外側から見た斜視図である。 ベルトモール本体の後部とエンドキャップの前斜め下方から見た分離状態の斜視図である。 ベルトモール本体の後部とエンドキャップの後斜め上方から見た分離状態の斜視図である。 エンドキャップの車外側から見た斜視図である。 ベルトモール本体のキャップ取付溝に対してエンドキャップの挿入部を挿入中の様子を示す斜視図である。 エンドキャップの挿入部の挿入がほぼ完了したときの様子を示す図6と同様の斜視図である。 エンドキャップの挿入部の挿入が完了したときの様子を示す図6と同様の斜視図である。 エンドキャップの挿入部の挿入が完了したときのベルトモール本体の後部とエンドキャップの図8とは異なる方向から見た斜視図である。 エンドキャップの挿入部の挿入が完了したときのベルトモール本体の後部とエンドキャップの車内側から見た側面図である。 図1のXI−XI矢線に沿う断面図である。 図1のXII−XII矢線に沿う断面図である。 エンドキャップの被押圧突起及び脱抜規制用突起を通る位置で切断した横断平面図である。 被押圧突起と脱抜規制用突起がそれぞれ押圧用突起と抜止用突起を乗り越える途中状態の様子を図10のXV−XV矢線に沿う位置で切断して示す横断平面図である。 図10のXV−XV矢線に沿う横断平面図である。 第一の変形例の図13と同様の横断平面図である。 第二の変形例の図13と同様の横断平面図である。 第三の変形例の図4と同様の斜視図である。 図10と同様の側面図である。 図12と同様の断面図である。
以下、図1−図15を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお以下の説明中の各方向は図中の矢印方向を基準としている。
図1は車両ボディの側面開口を開閉する車両ドア10を示している。車両ドア10は共に金属製であるアウタパネル11とドアサッシュ15を具備しており、アウタパネル11とドアサッシュ15の間に形成された窓孔内にはスライドガラスWが昇降自在に設けてある。
アウタパネル11の上縁部の前後両端部を除く部分は、その縁部を車内側に折り曲げることにより形成した前後方向に延びるモール取付部12となっており、該上縁部の前後両端部はピラー接続部13となっている。
ドアサッシュ15の前端部(傾斜部)は前部ピラー16により構成してあり、ドアサッシュ15の後端部は上下方向に延びる後部ピラー17により構成してある。前部ピラー16と後部ピラー17の下端部はアウタパネル11の車内側面に溶接により固定してあり、前部ピラー16及び後部ピラー17の下端近傍の車外側面に前後のピラー接続部13がそれぞれ接続している(図2参照。前部ピラー16側の図示は省略)。また前部ピラー16とピラー接続部13の接続部、及び、後部ピラー17とピラー接続部13の接続部には取付孔18が形成してある。
アウタパネル11の上縁部には前後方向に延びるベルトモール20(モール)が固定してある。ベルトモール20は前後方向(ベルトモール20の長手方向)に延びる長尺物であるベルトモール本体21(モール本体)と、ベルトモール本体21の前後両端部に装着可能な前後一対のエンドキャップ50と、を具備している。
ベルトモール本体21は、ロール成形によって得られた長尺物でありかつSUS等の金属からなる長尺状基部22を具備している。長尺状基部22は、長尺状基部22の上端部を構成する上端接続部23と、上端接続部23の車外側縁部から垂下する車外側部24と、上端接続部23の車内側縁部から垂下する車内側部25と、を一体的に有している。車内側部25の下縁部は車外側に突出する下端係止片26となっており、車外側部24の下端部は車内側かつ上方に折り曲げられた折曲片27となっている。
長尺状基部22の表面にはロール成形後に行う押出成形によって内側リップ30、下部リップ33、ガラス用一体型リップ35、下端側硬質樹脂部39、及び車内側硬質樹脂部41が一体的に設けてある。
上端接続部23及び車外側部24の車内側面には軟質の樹脂材料(例えば、TPO、PVC、PEなど)からなる内側リップ30が一体的に設けてある。内側リップ30の下部は車内側部25側に向かって延びる押圧片31となっている。また車外側部24の外面の下端部には内側リップ30と同材質の下部リップ33が一体的に設けてある。さらに上端接続部23及び車内側部25の外面には内側リップ30及び下部リップ33と同材質のガラス用一体型リップ35が一体的に設けてある。図示するようにガラス用一体型リップ35の下端部は下側係止片26の近傍にまで達している。ガラス用一体型リップ35は第一リップ36と、第一リップ36の下方に位置する第二リップ37とを具備している。
車内側部25の下端部及び下端近傍の表面には、ガラス用一体型リップ35の下端部と連続する下端側硬質樹脂部39が一体的に設けてある。下端側硬質樹脂部39は内側リップ30、下部リップ33、及びガラス用一体型リップ35より硬い硬質樹脂材料(例えば、TPO、PVC、PEなど)からなるものである。さらに下端側硬質樹脂部39の下端部は車外側に向かって略水平に突出する下端係止爪部40により構成してある。
さらに車内側部25の車内側面には下端側硬質樹脂部39の上方に位置する下端側硬質樹脂部39と同材質の車内側硬質樹脂部41が一体的に設けてある。図11に示すように車内側硬質樹脂部41の上部は下部に比べて肉厚の当接部42により構成してある。
この長尺状基部22、内側リップ30、下部リップ33、ガラス用一体型リップ35、下端側硬質樹脂部39、及び車内側硬質樹脂部41からなるロール成形及び押出成形を利用した長尺状の成形品(クスター成形による成形品)は、押出成形の完了直後においてはその全長がアウタパネル11の前後長より(かなり)長い。そのため当該長尺状成形品が十分に冷えてその形状が安定した後に、当該長尺状成形品はアウタパネル11の前後長と略同じ長さである複数の長尺物となるように切断される。
さらに当該長尺状の成形品(当該切断物)は押出成形の完了直後においては(切断直後においても)いずれの長手方向位置においても断面形状が同一である。別言すると、上端接続部23、車外側部24、車内側部25、下端係止片26、折曲片27、内側リップ30、下部リップ33、ガラス用一体型リップ35、下端側硬質樹脂部39、及び車内側硬質樹脂部41が切断された各長尺物の全長に渡って存在する。しかし本実施形態では切断された長尺物の前後両端部にプレス成形を施して、この長尺物の前後両端部の一部を切り欠く(切断する)。具体的には、図10及び図12等に示すように、車内側部25、ガラス用一体型リップ35、及び車内側硬質樹脂部41の当接部42と同じ位置より下方に位置する部位を切断する。当該切断加工を経て完成したベルトモール本体21は略前後対称な長尺状部材となる。当該切断を行うことにより、車内側部25、ガラス用一体型リップ35、及び車内側硬質樹脂部41の前後両端部の下縁部には押圧用突起43と抜止用突起45が前後に並べて形成される。押圧用突起43及び抜止用突起45は下方に向かって突出する突起であり、抜止用突起45は隣接する押圧用突起43よりもベルトモール本体21の長手方向の中央部側に位置する(図示は省略してあるが、前側の抜止用突起45は前側の押圧用突起43の後方に位置している)。図3、図4、図12等に示すように押圧用突起43及び抜止用突起45はガラス用一体型リップ35、車内側部25、及び当接部42からなる三層構造である。押圧用突起43の抜止用突起45側の側面は前後方向に対して直交する平面からなる押圧部43aとなっており、抜止用突起45の押圧用突起43と反対側の側面は前後方向に対して直交する平面からなる抜止部45aとなっている。さらにベルトモール本体21の前後両端部の上端接続部23、車外側部24(折曲片27)、及び車内側部25で囲まれた内部空間は、ベルトモール本体21の両端面から他方の端面側に向かって延びるキャップ取付溝28を構成している。
エンドキャップ50は硬質樹脂材料(例えば、POM、ABS、AESなど)からなる一体成形品である。
図5、図6等に示すようにエンドキャップ50(前側のエンドキャップ50は後側のエンドキャップ50と略前後対称形状であり、その図示は省略してある)は、その端部を構成する被覆端部51と、被覆端部51から長尺状基部22の長手方向に向かって延びる挿入部52と、挿入部52の被覆端部51と反対側の端部近傍から下方に延びる係止用突起54と、を具備している。図12に示すように挿入部52の下端部は、その上部よりも一段車外側に位置しかつ下方に向かって突出する下端係止部53を構成している。
図5及び図12−図15に示すように挿入部52の車外側面には同一形状の第一凹部55と第二凹部56が前後に並べて凹設してある。そのため挿入部52の中で第一凹部55と第二凹部56を形成した部位(第一凹部55と第二凹部56の底部)は、その周辺部に比べて薄肉となっている(ただし後述する被押圧突起63と脱抜規制用突起65は除く)。さらにこれら薄肉部の上下両縁部には、第一凹部55と第二凹部56の全長に渡って前後方向に延びる第一スリット57と第二スリット58がそれぞれ形成してある。そのため第一凹部55側の薄肉部(上下の第一スリット57に挟まれた部位)と第二凹部56側の薄肉部(上下の第二スリット58に挟まれた部位)はそれぞれ車幅方向に弾性変形可能な第一弾性変形部59と第二弾性変形部60となっている。また第一弾性変形部59(上下の第一スリット57)と第二弾性変形部60(上下の第二スリット58)の間に位置する部位は弾性変形不能部61を構成している。
さらに第一弾性変形部59と第二弾性変形部60の車内側面には、それぞれ車内側(ベルトモール本体21の長手方向である前後方向に対して交差する方向)に向かって突出する二つの突起が一体的に設けてある。
第一弾性変形部59側に設けた突起は平面視略三角形の被押圧突起63である。被押圧突起63の第二弾性変形部60側の面は乗越え用傾斜面63aにより構成してある。一方、被押圧突起63の被覆端部51側の面は乗越え用傾斜面63aとは異なる方向に傾斜する被押圧面63bにより構成してある。図13に示すように、前後方向(ベルトモール本体21の長手方向)に対して直交しかつ被押圧突起63(及び脱抜規制用突起65)と被覆端部51の間に位置する仮想直交平面PLを設定したとき、被押圧面63bは平面視において仮想直交平面PLに対して脱抜規制用突起65側にα°(0<α<90)で傾斜する。
第二弾性変形部60側に設けた突起は、被押圧突起63とは非連続かつ平面視略三角形の脱抜規制用突起65である。脱抜規制用突起65の被押圧突起63と反対側の面は乗越え用傾斜面65aにより構成してある。一方、脱抜規制用突起65の被押圧突起63側の面は規制面65bにより構成してある。図13に示すように規制面65bは、仮想直交平面PLと平行である(規制面65bの仮想直交平面PLに対する傾斜角βは0°となる)。
続いて、後側のエンドキャップ50をベルトモール本体21の後方のキャップ取付溝28に対して装着する要領について説明する。
まずは、挿入部52の上端部を上端接続部23と車内側部25の間に位置させかつ下端係止部53を車外側部24(の折曲片27を除く下部)と折曲片27の間に位置させながら(図12参照)、挿入部52の前部をキャップ取付溝28に挿入する(図6参照)。このようにして挿入部52をキャップ取付溝28に挿入すると係止用突起54はベルトモール本体21の車内側に位置し、かつ係止用突起54の下部がベルトモール本体21の下方に位置する。
エンドキャップ50をさらに前方に移動させると、エンドキャップ50の脱抜規制用突起65の乗越え用傾斜面65aが押圧用突起43の後面に当接する(図6参照)。この状態からエンドキャップ50をさらに前方へ押し込むと、第二弾性変形部60を車外側に弾性変形させながら乗越え用傾斜面65a(脱抜規制用突起65)が車外側から押圧用突起43を前方へ乗り越える。挿入部52に上下の第二スリット58を形成することにより第二弾性変形部60を撓み易くしている一方で、第一弾性変形部59と第二弾性変形部60の間に弾性変形不能部61を形成している(第一スリット57と第二スリット58を互いに非連続にしている)ので、脱抜規制用突起65が押圧用突起43を乗り越えるときに第二弾性変形部60が過大に撓むことはない。即ち、第二弾性変形部60が適度に撓みながら脱抜規制用突起65が押圧用突起43を乗り越えるので、このとき脱抜規制用突起65は押圧用突起43を容易に乗り越える。
エンドキャップ50をさらに前方に移動させると、やがてエンドキャップ50の脱抜規制用突起65の乗越え用傾斜面65aが抜止用突起45の後面に当接しかつ被押圧突起63の乗越え用傾斜面63aが押圧用突起43の後面に当接する(図示略)。そしてエンドキャップ50をさらに前方へ押し込むと、第二弾性変形部60を車外側に弾性変形させながら(図14参照)乗越え用傾斜面65a(脱抜規制用突起65)が車外側から抜止用突起45を前方へ乗り越えかつ第一弾性変形部59を車外側に弾性変形させながら(図14参照)乗越え用傾斜面63a(被押圧突起63)が車外側から押圧用突起43を前方へ乗り越える。このときも第二弾性変形部60が適度に撓みながら脱抜規制用突起65が抜止用突起45を乗り越え、さらに(第二弾性変形部60と実質的に同じ構造の)第一弾性変形部59が適度に撓みながら被押圧突起63が押圧用突起43を乗り越えるので、このとき脱抜規制用突起65と被押圧突起63は抜止用突起45と押圧用突起43をそれぞれ容易に乗り越える(図15参照)。
するとエンドキャップ50の被覆端部51がベルトモール本体21の後端面に対して後方から隙間を形成しながら接近する。さらにこのとき、押圧用突起43の押圧部43a(の車外側端部である当接部42)が被押圧突起63の被押圧面63bに対して接触する。また、抜止用突起45の抜止部45aと脱抜規制用突起65の規制面65bとの間には前後方向の隙間が形成され、規制面65bの車内側端部が抜止部45aより車内側に突出する(図15参照)。そのため、押圧用突起43の押圧部43a(の当接部42)によって被押圧突起63(被押圧面63b)が前方に押圧されるので、エンドキャップ50全体が前方へさらに(僅かに)移動し、その結果、被覆端部51の前面がベルトモール本体21の後端面に対して接触する(図15参照)。
被覆端部51の前面がベルトモール本体21の後端面に対して接触した後も、押圧用突起43の押圧部43a(の当接部42)は被押圧突起63の被押圧面63bに対して接触し、抜止用突起45の抜止部45aと脱抜規制用突起65の規制面65bとの間には前後方向の隙間が形成される。そのため、エンドキャップ50の挿入部52がベルトモール本体21のキャップ取付溝28に挿入している間は、押圧用突起43の押圧部43a(の当接部42)から被押圧突起63(被押圧面63b)に対して前向きの上記押圧力が及び続ける。
後側のエンドキャップ50はこのようにしてベルトモール本体21の後端部(キャップ取付溝28)に装着できる。なお前側のエンドキャップ50も同様の手順によってベルトモール本体21の前端部(キャップ取付溝28)に対して装着可能である。
ベルトモール本体21に前後一対のエンドキャップ50を装着することにより完成したベルトモール20は、アウタパネル11のモール取付部12に対して前後両端部を除く部分を上方から被せ、かつ、前後のエンドキャップ50の係止用突起54を前後の取付孔18内に挿入することによりアウタパネル11の上縁部に取り付ける。
ベルトモール20(ベルトモール本体21)の前後両端部を除く部分をモール取付部12に被せると、図11に示すように、上端接続部23の前後両端部を除く部分がモール取付部12の直上に位置し、車外側部24の前後両端部を除く部分がモール取付部12の車外側に位置し(モール取付部12と車両ドア10の厚み方向に対向する)、車内側部25がモール取付部12の車内側に位置する(モール取付部12と車両ドア10の厚み方向に対向する)。すると下部リップ33がアウタパネル11の車外側面に対して弾性変形しながら接触し、さらに内側リップ30の押圧片31がモール取付部12の車外側面に対して弾性変形しながら接触し、かつモール取付部12の車内側面が車内側硬質樹脂部41の当接部42に対して当接する。そのため、ベルトモール20のモール取付部12に対する車外方向及び車内方向の相対移動が規制される。また下端側硬質樹脂部39の下端係止爪部40が下方からモール取付部12の車内側の下縁部に係合するので、ベルトモール本体21のモール取付部12に対する上方への抜けが規制される。さらにスライドガラスWが全開位置(下端位置)より上方に位置するときは第一リップ36及び第二リップ37の先端部がスライドガラスWの車外側面に弾性変形しながら接触する。さらに取付孔18を下方へ通り抜けている係止用突起54の下端部が、アウタパネル11(ピラー接続部13)の車内側に固定状態で配設した補強板(図示略)に対して弾性変形しながら(又は弾性変形せずに)係合するので、前後のエンドキャップ50の対応する取付孔18からの上方への抜けが規制される。
以上説明したように本実施形態のエンドキャップ50はベルトモール本体21に対して一方向へ押し込むだけで、被覆端部51をベルトモール本体21の端面に対して接触させた状態で簡単にベルトモール本体21に対して装着可能である。
しかもエンドキャップ50の被覆端部51をベルトモール本体21の端面に対して近づける力を発生する被押圧突起63(及び押圧用突起43)を脱抜規制用突起65(抜止用突起45)よりも被覆端部51に近い位置に設けている。従って被押圧突起63(被押圧面63b)が発生する当該力を被覆端部51に対して及ぼし易い構造となっている。そのためエンドキャップ50の被覆端部51とベルトモール本体21の端面との間に隙間が形成されるおそれは非常に小さい。
さらにエンドキャップ50をベルトモール本体21に対して装着した後にエンドキャップ50に対して引き抜き方向の外力(後向きの外力)が掛かると、エンドキャップ50の脱抜規制用突起65の規制面65bがベルトモール本体21の抜止用突起45の抜止部45aに対して接触する。しかも第一弾性変形部59及び第二弾性変形部60は過大に撓み易い構造ではない(適度に撓み易い構造である)。そのため規制面65bが抜止部45aに対して接触したときに、規制面65b及び抜止部45aが引き抜きに対する大きな抑止力となる。しかも、被押圧突起63の被押圧面63bのいずれの(前後方向)位置に対して押圧部43a(当接部42)が接触した場合であっても、被押圧面63bと押圧部43aとの接触部から被押圧面63bの乗越え用傾斜面63a側の端部までの前後方向距離が、脱抜規制用突起65の規制面65bと抜止用突起45の抜止部45aとの間の上記隙間の前後方向距離より長くなるように、ベルトモール本体21及びエンドキャップ50を設計している。そのため、エンドキャップ50に対して引き抜き方向の外力が掛かることにより被覆端部51の前面がベルトモール本体21の後端面から後方に(一時的に)離間したときに、エンドキャップ50の被押圧面63bとベルトモール本体21の押圧部43aとの係合が解除される前に脱抜規制用突起65の規制面65bが抜止部45a(抜止用突起45)に対して接触することになる。従って、エンドキャップ50が不意にベルトモール本体21(キャップ取付溝28)から引き抜かれるおそれは非常に小さい。さらに、エンドキャップ50に対して引き抜き方向の外力が掛かっている間も押圧用突起43の押圧部43aが被押圧突起63(被押圧面63b)を前方に押圧し続けるので、当該外力が消失すると、ベルトモール本体21の後端面から後方に離間していた被覆端部51の前面が再びベルトモール本体21の後端面に対して接触する。
しかもエンドキャップ50に設けた被押圧突起63及び脱抜規制用突起65が互いに非連続であるため、(特許文献1と比べて)エンドキャップ50が被押圧突起63及び脱抜規制用突起65の突出方向(車幅方向)に大型化し難い。
さらに押圧用突起43の押圧部43a(の当接部42)によって被押圧突起63(被押圧面63b)が押圧されたときに、抜止用突起45の抜止部45aと脱抜規制用突起65の規制面65bとの間に前後方向の隙間が形成されるように、ベルトモール本体21及びエンドキャップ50を設計している。そのため、エンドキャップ50における被押圧突起63(被押圧面63b)及び脱抜規制用突起65(規制面65b)の形成位置やベルトモール本体21における押圧用突起43(押圧部43a)及び抜止用突起45(抜止部45a)の形成位置が設計位置から多少ずれていても、ベルトモール本体21に対してエンドキャップ50を装着可能である。
以上、上記実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明は様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば被押圧突起63の被押圧面63bと脱抜規制用突起65の規制面65bの仮想直交平面PLに対する交差角度であるα、βは、〈1〉0<α<90かつα>β(但し、規制面65bが仮想直交平面PLに対して脱抜規制用突起65側へ傾斜する)、〈2〉0<α<90かつβ=0、又は〈3〉0<α<90かつ規制面65bが仮想直交平面PLに対して被覆端部51側へβ°(但し、0<β<90)で傾斜する)のいずれかの条件を満たす限り、上記実施形態とは異なる大きさを選択可能である(〈1〉−〈3〉のいずれの場合も被押圧面63bは仮想直交平面PLに対して脱抜規制用突起65側へ傾斜する)。
例えば図16に示すようにβ°を0°より大きい角度にしてもよい(この例は上記〈1〉に該当する。またβの大きさを理解し易くするために、仮想直交平面PLと平行かつ規制面65b近傍に位置する仮想直交平面を図16に描いている)。また図17に示すように規制面65bを仮想直交平面PLに対して被覆端部51側へ角度β°で傾斜させてもよい(この例は上記〈3〉に該当する。またβの大きさを理解し易くするために、仮想直交平面PLと平行かつ脱抜規制用突起65を通る仮想直交平面を図17に描いている)。
また押圧用突起43の押圧部43aと抜止用突起45の抜止部45aは、前後方向に対して直交する平面ではなく、前後方向に対して傾斜する平面であってもよい。さらに押圧部43aと抜止部45aを被覆端部51と反対側に向かって凸の曲面としてもよい。
ベルトモール本体21の前後両端を切り欠かず、ベルトモール本体21の全長に渡って上端接続部23、車外側部24、車内側部25、下端係止片26、折曲片27、内側リップ30、下部リップ33、ガラス用一体型リップ35、下端側硬質樹脂部39、及び車内側硬質樹脂部41を設けても良い。また、ベルトモール本体21の前端部と後端部の一方のみを切り欠いても良い。
さらにベルトモール本体21の前後両端部のうちの一方のみにエンドキャップ50を装着し、他方にはエンドキャップ50を装着しなくてもよい。
また被押圧突起63と脱抜規制用突起65の配置を逆にしてもよい。
また被押圧突起63と脱抜規制用突起65を前後方向とは異なる方向に互いに非連続状態で並べてもよい。図18−図20はこの一例である。即ち、ベルトモール本体21’に押圧用突起43及び抜止用突起45の機能を統合した押圧用突起43及び抜止用突起45より上下長が長い一つの押圧兼抜止用突起47を突設し、かつ、エンドキャップ50’が上下方向に互いに非連続状態で並ぶ被押圧突起63と脱抜規制用突起65を備えている(この被押圧突起63と脱抜規制用突起65の形状は図1−図15の実施形態のものと同一仕様である)。押圧兼抜止用突起47の被覆端部51と反対側面は、前後方向に対して直交する平面からなる押圧兼抜止部47aにより構成してある(但し、押圧兼抜止部47aを前後方向に対して傾斜する平面や被覆端部51と反対側に向かって凸の曲面としてもよい)。上記実施形態と同様に被押圧突起63と脱抜規制用突起65の周囲には第一スリット57(第一弾性変形部59)と第二スリット58(第二弾性変形部60)が形成してあり、挿入部52の第一スリット57(第一弾性変形部59)と第二スリット58(第二弾性変形部60)の間に位置する部位は弾性変形不能部61を構成している。このベルトモール本体21’にエンドキャップ50’を装着すると、押圧兼抜止用突起47の押圧兼抜止部47aに対して被押圧突起63の被押圧面63bが接触し、かつ、脱抜規制用突起65の規制面65bと押圧兼抜止部47aとの間に前後方向の隙間が形成され、さらに被覆端部51がベルトモール本体21’の端面に対して接触する。この変形例の場合も上記実施形態と同様の作用効果を発揮可能である。
さらにベルトモールとは別種の構成部品である車両用モール(例えばサッシュモールやルーフモール)に対して本発明を適用してもよい。
さらに被押圧突起63と脱抜規制用突起65の挿入部52からの突出方向を上記方向と別の方向に設定してもよい(例えばルーフモールに対して本発明を適用する場合に、突出方向を上下方向にしてもよい)。さらにベルトモール本体21に押圧用突起43と抜止用突起45をそれぞれ複数設け(または押圧兼抜止用突起47を複数設け)、エンドキャップ50に被押圧突起63と脱抜規制用突起65をそれぞれ複数設けても良い。
10 車両ドア
11 アウタパネル
12 モール取付部
13 ピラー接続部
15 ドアサッシュ
16 前部ピラー(ピラー)
17 後部ピラー(ピラー)
18 取付孔
20 ベルトモール(モール)
21 21’ ベルトモール本体(モール本体)
22 長尺状基部
23 上端接続部
24 車外側部
25 車内側部
26 下端係止片
27 折曲片
28 キャップ取付溝
30 内側リップ
31 押圧片
33 下部リップ
35 ガラス用一体型リップ
36 第一リップ
37 第二リップ
39 下端側硬質樹脂部
40 下端係止爪部
41 車内側硬質樹脂部
42 当接部
43 押圧用突起
43a 押圧部
45 抜止用突起
45a 抜止部
47 押圧兼抜止用突起
47a 押圧兼抜止部
50 50’ エンドキャップ
51 被覆端部
52 挿入部
53 下端係止部
54 係止用突起
55 第一凹部
56 第二凹部
57 第一スリット
58 第二スリット
59 第一弾性変形部
60 第二弾性変形部
61 弾性変形不能部
63 被押圧突起
63a 乗越え用傾斜面
63b 被押圧面
65 脱抜規制用突起
65a 乗越え用傾斜面
65b 規制面
PL 仮想直交平面
W スライドガラス

Claims (5)

  1. 車両の構成部品に取付可能な長尺状のモール本体、及び、該モール本体の長手方向の端部に着脱可能なエンドキャップ、を具備するモールにおいて、
    上記モール本体が、
    上記長手方向の一方の端面から他方の端面側に向かって延びるキャップ取付溝と、
    上記長手方向に離間させて設けた押圧用突起及び抜止用突起と、
    を備え、
    上記エンドキャップが、
    上記一方の端面に対して上記モール本体の外側から対向する被覆端部と、
    該被覆端部から上記他方の端面側に延びて上記キャップ取付溝に挿入する挿入部と、
    該挿入部に上記長手方向に離間させて設けた、互いに非連続かつ上記長手方向に対して交差する方向に突出する被押圧突起及び脱抜規制用突起と、
    該挿入部を上記キャップ取付溝に挿入したときに、上記押圧用突起を上記一方の端面側から他方の端面側へ乗り越えかつ上記押圧用突起の上記他方の端面側の端部である押圧部によって該他方の端面側に押圧される、上記被押圧突起に設けた被押圧面と、
    該挿入部を上記キャップ取付溝に挿入したときに、上記抜止用突起を上記一方の端面側から他方の端面側へ乗り越えかつ上記抜止用突起の上記他方の端面側の端部である抜止部に対して上記他方の端面側から対向する、上記脱抜規制用突起に設けた規制面と、
    を備え、
    上記被押圧面が、上記長手方向に対して直交しかつ上記被押圧突起及び上記脱抜規制用突起と上記被覆端部の間に位置する仮想直交平面に対して上記他方の端面側に傾斜し、
    上記規制面が、上記仮想直交平面に対して上記他方の端面側へ上記被押圧面より小さい角度で傾斜するか、該仮想直交平面と平行か、又は上記仮想直交平面に対して上記一方の端面側へ傾斜し、
    上記挿入部に形成した上記被押圧突起と上記脱抜規制用突起はそれぞれ車両の車内外方向に弾性変形可能であることを特徴とする車両用モール。
  2. 請求項1記載の車両用モールにおいて、
    上記被押圧面が上記押圧部によって押圧されたときに、上記抜止部と上記規制面との間に上記長手方向の隙間が形成される車両用モール。
  3. 請求項2記載の車両用モールにおいて、
    上記被押圧面の上記押圧部との接触部から上記被押圧面の上記他方の端面側の端部までの上記長手方向距離が、上記隙間の上記長手方向距離より長い車両用モール。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の車両用モールにおいて、
    上記被押圧突起が、上記脱抜規制用突起より上記被覆端部側に位置する車両用モール。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の車両用モールにおいて、
    上記被押圧突起は、上記挿入部に形成した、上記被押圧面と上記長手方向位置が一致しかつ該長手方向に延びる第一スリットによって弾性変形可能であり、
    上記脱抜規制用突起は、上記挿入部に形成した、上記規制面と上記長手方向位置が一致しかつ該長手方向に延びる、上記第一スリットとは非連続の第二スリットによって弾性変形可能である車両用モール。
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