JP6423284B2 - 回転電機駆動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、第1回転電機の回転角を検出するための第1レゾルバと、第2回転電機の回転角を検出するための第2レゾルバと、各レゾルバの巻線に接続される端子部材を含むコネクタとを備える回転電機駆動車両に関する。
従来から車両の駆動に用いられる第1回転電機及び第2回転電機と、第1回転電機の回転角を検出するための第1レゾルバと、第2回転電機の回転角を検出するための第2レゾルバとを含む回転電機駆動車両が知られている。この車両では、2つの回転電機の一方が停止されても、他方の回転電機を用いた車両の退避走行が可能である。
特許文献1には、1つのレゾルバに対して1つのコネクタが設けられ、レゾルバの複数の巻線がコネクタに接続されることが記載されている。
特開2008−86056号公報
一方、第1レゾルバの巻線をコネクタの端子部材に接続し、第2レゾルバの巻線を別のコネクタの端子部材に接続する場合、車両におけるコネクタの配置スペースを小さくする面から改良の余地がある。そこで、第1レゾルバ及び第2レゾルバの巻線を、共通のコネクタに配置される複数の端子部材に接続する構成が考えられる。一方、この構成では、第1レゾルバに接続される第1端子部材と、第2レゾルバに接続される第2端子部材とがコネクタで隣り合う場合がある。そして、隣り合う端子部材の組み合わせによっては、異物などを介して隣り合う端子部材が短絡した場合に、制御装置が2つの回転電機への電力供給を停止する必要が生じる場合がある。これによって、回転電機を用いた車両の退避走行を行えないおそれがある。
本発明の目的は、2つの回転電機に対応する2つのレゾルバが、共通のコネクタの複数の端子部材に接続される構成で、隣り合う端子部材が短絡された場合でも走行を行える回転電機駆動車両を提供することである。
本発明に係る回転電機駆動車両は、電源から電力が供給され車両の駆動に用いられる第1回転電機及び第2回転電機と、第1回転電機の回転角を検出するための第1レゾルバと、第2回転電機の回転角を検出するための第2レゾルバと、前記第1レゾルバの巻線に接続される複数の第1端子部材、及び前記第2レゾルバの巻線に接続される複数の第2端子部材を含むコネクタと、前記複数の第1端子部材及び前記複数の第2端子部材のうち、所定組み合わせの2つの端子部材が短絡する場合に前記電源から前記第1回転電機及び前記第2回転電機への電力供給を遮断する制御装置とを備える。そして、前記複数の第1端子部材及び前記複数の第2端子部材は、端子部材間の隙間をあけて前記コネクタに配置され、隣り合う2つの端子部材のすべての組み合わせで、短絡する場合に前記電力供給が遮断されない。
本発明に係る回転電機駆動車両によれば、2つのレゾルバが共通のコネクタの複数の端子部材に接続される構成で、隣り合う端子部材が短絡した場合でも2つの回転電機の少なくとも一方の回転電機を用いた車両走行を行える。
本発明に係る実施形態の回転電機駆動車両の概略構成図である。 図1の車両において、第1回転電機及び第2回転電機に電力を供給する回路と制御装置とを示す図である。 図1から第1レゾルバを取り出して軸方向に見た概略図である。 図1の車両に含まれるコネクタの斜視図である。 本発明に係る実施形態において、コネクタにおける第1端子部材、センサ端子部材、及び第2端子部材の配置(本発明1)をコネクタの開口側から見た模式図である。 本発明に係る実施形態において、2つの端子部材(ピン1、ピン2)の短絡によって、第1回転電機及び第2回転電機への電力供給が遮断されるReadyOFFが発生する異常発生組み合わせを示す図である。 比較例において、コネクタにおける第1端子部材、センサ端子部材、及び第2端子部材の配置をコネクタの開口側から見た模式図である。 本発明に係る実施形態の別例(本発明2)において、コネクタにおける第1端子部材、センサ端子部材、及び第2端子部材の配置をコネクタの開口側から見た模式図である。 本発明に係る実施形態の別例(本発明3)において、コネクタにおける第1端子部材、センサ端子部材、及び第2端子部材の配置をコネクタの開口側から見た模式図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施形態につき、詳細に説明する。以下では第1回転電機及び第2回転電機として、電動モータの機能と発電機の機能とを持つモータジェネレータを用いる場合を説明するが、第1回転電機及び第2回転電機は、発電機の機能がないのものとしてもよい。また、以下では回転電機駆動車両が、駆動源として、エンジン、第1回転電機及び第2回転電機を有するハイブリッド車両である場合を説明するが、エンジンを省略した電気自動車としてもよい。この電気自動車では、第1回転電機及び第2回転電機のいずれの駆動によっても車両の走行が可能である構成とする。また、以下で説明する形状、数量などは説明のための例示であって、回転電機駆動車両の仕様により変更が可能である。以下では、同様の構成には同一の符号を付して説明する。
図1は、本実施形態の回転電機駆動車両10の概略構成図である。図2は、回転電機駆動車両10において、第1回転電機及び第2回転電機に電力を供給する回路と制御装置100とを示す図である。回転電機駆動車両10は、第1回転電機である第1モータジェネレータ20、第1レゾルバ30、第2回転電機である第2モータジェネレータ40、第2レゾルバ50、コネクタ60、エンジン70、第1遊星歯車機構71、及び第2遊星歯車機構81を含んで構成される。以下、第1モータジェネレータ20は第1MG20と記載し、第2モータジェネレータ40は第2MG40と記載する。回転電機駆動車両10は、駆動源として、エンジン70、第1MG20及び第2MG40を有するハイブリッド車両である。
図2に示すように第1MG20は、第1インバータ90を介して電源であるバッテリ91に接続される。第1MG20は、エンジン70の動力によって駆動されて発電し、バッテリ91に電力を供給することで、バッテリ91を充電する発電機の機能を有する。第1MG20はバッテリ91からの電力で駆動され、エンジン70を始動させる始動用電動モータとしての機能も有する。
第2MG40は、第2インバータ92を介してバッテリ91に接続される。第2MG40はバッテリ91から電力が供給されて駆動され車両を駆動するために用いられる。第2MG40は、車両の制動時に回生発電してバッテリ91に電力を供給することでバッテリ91を充電する発電機としても用いられる。バッテリ91と第1インバータ90及び第2インバータ92との間には、システムメインリレー93が設けられる。システムメインリレー93は後述する制御装置100により制御される。システムメインリレー93は、ユーザによる図示しない始動スイッチのオン操作に応じて閉状態となり、バッテリ91と各インバータ90,92とを接続する。システムメインリレー93は、始動スイッチのオフ操作に応じて開状態となり、バッテリ91と各インバータ90,92との接続を遮断する。
後述のように第2MG40を駆動できない場合に、第1MG20を退避走行用として駆動して車両走行を行うこともできる。第1MG20を駆動できない場合に、第2MG40を退避走行用として駆動して車両走行を行うこともできる。
図1に示すように、第1遊星歯車機構71は、第1サンギヤSG1、第1リングギヤRG1及び複数の第1ピニオンギヤPG1を有する。複数の第1ピニオンギヤPG1は、第1サンギヤSG1及び第1リングギヤRG1に噛合して、第1キャリアCR1に連結される。
エンジン70の出力軸は、第1キャリアCR1を介して複数の第1ピニオンギヤPG1に接続される。第1サンギヤSG1には、クラッチCLとブレーキBKとが接続される。クラッチCLは、第1サンギヤSG1及び第1キャリアCR1の間の接続と遮断とを切り替え可能に構成される。クラッチCLの作動は後述の制御装置100により制御される。
ブレーキBKは、第1サンギヤSG1の回転を規制可能に構成される。ブレーキBKは第1サンギヤSG1に接続された回転係合部材と、車体側、例えばケースCSと接続された固定係合部材とを有する。ブレーキBKの作動は制御装置100により制御される。
第2遊星歯車機構81は、エンジン70の動力の伝達方向に関して第1遊星歯車機構71よりも車輪72側に接続される。第2遊星歯車機構81は、第2サンギヤSG2、第2リングギヤRG2及び複数の第2ピニオンギヤPG2を有する。複数の第2ピニオンギヤPG2は、第2サンギヤSG2及び第2リングギヤRG2に噛合して、第2キャリアCR2に連結される。
第2遊星歯車機構81は、第1遊星歯車機構71と中心軸線が同一になるように、すなわち同軸上に配置される。第2キャリアCR2は、第1遊星歯車機構71の第1リングギヤRG1と接続されて、第1リングギヤRG1と一体回転する。第2サンギヤSG2には第1MG20の回転軸21が同軸上に接続される。第2サンギヤSG2は第1MG20の回転軸21と一体回転する。第1MG20の回転軸21には、第1レゾルバ30が有する第1ロータ31が固定される。第1レゾルバ30は、第1MG20の回転軸21の回転角を検出するために用いられる。第1レゾルバ30は後で詳しく説明する。
第2リングギヤRG2には第1中間歯車82が接続されて、第1中間歯車82は第2リングギヤRG2と一体回転する。第1中間歯車82は、第2中間歯車83と噛合する。第2中間歯車83は、中間軸84を介して第3中間歯車85に接続されて、第3中間歯車85は第2中間歯車83と一体回転する。一方、第2中間歯車83には第4中間歯車86が噛合する。第4中間歯車86は第2MG40の回転軸41に同軸上に接続されて、第4中間歯車86は第2MG40の回転軸41と一体回転する。第2MG40の回転軸41には、第2レゾルバ50が有する第2ロータ51が固定される。第2レゾルバ50は、第2MG40の回転軸41の回転角を検出するために用いられる。第2レゾルバ50は後で詳しく説明する。
第3中間歯車85は、差動装置87の差動リングギヤ87aと噛合する。差動装置87は左右の車軸88を介して左右の車輪72に接続される。これによって、第2リングギヤRG2は、複数の中間歯車82,83,85、差動装置87及び車軸88を介して車輪72に接続される。第2MG40は、第4中間歯車86を介して、第2リングギヤRG2と車輪72との間の動力伝達経路に接続される。これにより、エンジン70、第1MG20及び第2MG40の動力が車輪72に伝達可能である。
また、エンジン70の駆動時にクラッチCLが係合され、ブレーキBKが解放されることで低速ギヤでの走行が可能となる。また、エンジン70の駆動時にクラッチCLが解放され、ブレーキBKが係合されることで高速ギヤでの走行が可能となる。エンジン70の駆動時には第1MG20がエンジン72により駆動されて発電機として動作する。エンジン70及び第2MG40の駆動により車両を走行する、いわゆるHV走行を行うこともできる。エンジン70の停止時に、クラッチCL及びブレーキBKが係合され、第1MG20及び第2MG40の一方または両方が駆動され、回転電機のみによる走行、いわゆるEV走行を行うこともできる。
また、回転電機駆動車両10では、第2MG40の回転を行えないときに、第1MG20の駆動によって退避走行することもできる。このとき、第1MG20は、バッテリ91から電力が供給されて駆動され車両を駆動するために用いられる。「退避走行」は、例えば他の車両の走行の妨げにならない道路脇などへの短い距離分走行することであり、これにより牽引などによって修理工場への車両の搬送が可能となる。第1MG20の回転を行えないときに、第2MG40の駆動によって退避走行を行うこともできる。
また、図1の例では、第1MG20の回転軸21と第2MG40の回転軸41とが同軸上には配置されず、いわゆる複軸構造となる。これにより後述のように第1MG20に対応する第1レゾルバ30と、第2MG40に対応する第2レゾルバ50とを近づけることができる。
制御装置100(図2)には、アクセルペダルセンサ104からアクセルペダルの操作量を表す検出信号であるアクセル信号APと、車速センサ105から車速を表す検出信号である車速信号Vとが入力される。制御装置100は、MG制御部101と、R/D変換部102と、ReadyOFF制御部103とを有する。MG制御部101、R/D変換部102、及びReadyOFF制御部103は、後で説明する。
制御装置100は、車両の走行時に、アクセル信号AP及び車速信号Vに基づいて車両の要求駆動力Tr*を算出する。制御装置100は、要求駆動力Tr*に基づいて所定の関係式からエンジン70の出力目標Pe*を算出する。このときバッテリ91の充電率の算出値に基づく要求充放電電力を考慮して出力目標Pe*を決定してもよい。
そして制御装置100はエンジン70の出力目標Pe*からエンジン70の目標回転数Ne*及び目標トルクTe*を所定のマップから算出する。制御装置100は、エンジン70が目標回転数Neで駆動されるように、エンジン70と機械的に連結される第1MG20の目標トルクTm1*を算出する。
そして制御装置100は、エンジン70を目標回転数Ne*及び目標トルクTe*で運転するときの車軸88に伝達される車軸駆動トルクTepを算出する。車軸駆動トルクTepは、左右の車軸88についての平均値である。また、制御装置100は、要求駆動力Tr*に対する車軸駆動トルクTepの過不足分を補償するように、第2MG40の目標トルクTm2*を算出する。
制御装置100のMG制御部101は、このような目標トルクTe*、Tm1*、Tm2*及び目標回転数Ne*にしたがって、エンジン70、第1MG20及び第2MG40の動作を制御する。MG制御部101は、第1MG20が目標トルクTm1*で駆動されるように、第1レゾルバ30(図1)の検出信号から得られた第1MG20の回転角に基づいて第1インバータ90に制御信号を出力し、第1MG20の駆動を制御する。また、MG制御部101は、第2MG40が目標トルクTm2*で駆動されるように、第2レゾルバ50の検出信号から得られた第2MG40の回転角に基づいて第2インバータ92に制御信号を出力し、第2MG40の駆動を制御する。
また、後述するように、第1レゾルバ30の複数の巻線には第1端子部材である複数の第1端子ピンが接続される。また、第2レゾルバ50の複数の巻線には第2端子部材である複数の第2端子ピンが接続される。そして制御装置100は、後述のコネクタ60(図4、図5)において、隣り合わない2つの端子ピンの所定の組み合わせが短絡する場合にバッテリ91から第1MG20及び第2MG40への電力供給を遮断する。具体的には、上記の短絡が生じた場合に、制御装置100のReadyOFF制御部103が、バッテリ91と各インバータ90,92との間のシステムメインリレー93を開放するように制御して、ReadyOFF状態とする。これによって、第1MG20及び第2MG40への電力供給が遮断されるので、第1MG20及び第2MG40を用いた車両の駆動が停止される。このような停止は、車両の安全を確保するために行われる。
次に、第1レゾルバ30及び第2レゾルバ50を説明する。図3は、図1から第1レゾルバ30を取り出して軸方向に見た概略図である。第1レゾルバ30は、第1MG20の回転角を検出するためのもので、可変リラクタンス(VR)型構造を有する。第1レゾルバ30は、第1MG20の回転軸21に固定された第1ロータ31と、第1ロータ31の径方向外側に対向してケースCSに固定された第1ステータ32とを含む。
第1ロータ31は、磁性材料により構成される。第1ロータ31の外周面は180度位相が異なる2個所位置に設けられた山部31aを有し、断面が非円形の曲線状である。第1ロータ31は、山部31aに対応する位置での外径が最大となり、山部31aと90度位相が異なる周方向2個所位置での外径が最小となる。第1ロータ31の外周面はこのような形状に限定するものではなく、例えば円筒面の周方向複数位置に外径側に突出する凸部を形成して、外周面に凸部と凹部とが交互に配置される形状としてもよい。
第1ステータ32は、円筒状のステータコア33、励磁巻線34、第1出力巻線35、及び第2出力巻線36を含む。励磁巻線34は、ステータコア33の内周面の周方向に離れた4つの位置から突出する突極37に巻回される。隣り合う励磁巻線34は対応する突極37に逆方向に巻かれている。複数の励磁巻線34は直列に接続されて、その両端には、後述のコネクタ60(図1)の第1端子部材である2つの第1励磁端子ピン61a、61bが接続される。
第1出力巻線35は、180度位相が異なる2つの突極37に巻かれる。2つの第1出力巻線35は直列接続されて、その両端には、第1端子部材である2つの第1SIN出力端子ピン61c、61dが接続される。
第2出力巻線36は、第1出力巻線35が巻かれる突極37とは90度位相が異なる2つの突極37に巻かれる。2つの第2出力巻線36は直列接続されて、その両端には、第1端子部材である2つの第1COS出力端子ピン61e、61fが接続される。
第2レゾルバ50(図1)も第1レゾルバ30と同様の構成を有するものであり、第2ロータ51及び第2ステータ52を有する。第2ステータ52は、図3を参照して第1レゾルバ30と同様に、複数の第1励磁巻線34、第1出力巻線35、及び第2出力巻線36を有する。第2レゾルバ50の複数の励磁巻線34の両端には、コネクタ60の第2端子部材である2つの第2励磁端子ピン64a、64bが接続される。第2レゾルバ50の2つの第1出力巻線35の両端には、第2端子部材である2つの第2SIN出力端子ピン64c、64dが接続される。第2レゾルバ50の2つの第2出力巻線36の両端には、第2端子部材である2つの第2COS出力端子ピン64e、64fが接続される。
なお、以下では第1レゾルバ30の巻線34,35,36に接続される第1励磁端子ピン61a、61b、第1SIN出力端子ピン61c、61d、及び第1COS出力端子ピン61e、61fを総称して第1端子ピン61という場合がある。また、第2レゾルバの巻線34,35,36に接続される第2励磁端子ピン64a、64b、第2SIN出力端子ピン64c、64d、第2COS出力端子ピン64e、64fを総称して第2端子ピン64という場合がある。
また、第1レゾルバ30及び第2レゾルバ50の構成は図3の構造に限定するものではなく、種々の構造を採用できる。例えば、各レゾルバ30,50は、複数の出力巻線がロータに巻かれ、ブラシを介して外部に電圧波形が取り出される構造としてもよい。
図4は、回転電機駆動車両10に含まれるコネクタ60の斜視図である。コネクタ60は、樹脂により形成されるコネクタ本体60aと、複数の第1端子ピン61と、複数の第2端子ピン64と、後述の2つの端子部材であるセンサ端子ピン67a、67b(図1、図5)とを含む。図4では、第1端子ピン61を一点鎖線Pで囲んだ部分で示し、第2端子ピン64を一点鎖線Qで囲んだ部分で示している。複数の端子ピン61,64,67a、67bは、金属により柱状に形成される。
複数の端子ピン61、64、67a、67bは、コネクタ本体60aに根元側が固定され、先端側がコネクタ本体60aの筒部60b内に端子ピン61、64、67a、67b間の隙間をあけて配置される。複数の端子ピン61、64、67a、67bの先端は、筒部60bの開口60cを通じて外部に露出する。複数の端子ピン61、64、67a、67bは筒部60b内に同一方向(図4の上下方向)に沿うように配置される。このようなコネクタ60はケースCSに固定される。
複数の第1端子ピン61は、第1樹脂シールド部材94で覆われる図示しないリード線を介して第1レゾルバ30の対応する巻線34,35,36に接続される。複数の第2端子ピン64は、第2樹脂シールド部材95で覆われる図示しないリード線を介して第2レゾルバ50の対応する巻線34,35,36に接続される。第1端子ピン61及び第2端子ピン64は、対応する巻線に直接接続されてもよい。
センサ端子ピン67a、67bは、第3樹脂シールド部材96で覆われる図示しないリード線を介して後述する温度センサ97(図1)の両端に接続される。
コネクタ60は、雄コネクタとして用いられ、図示しない雌コネクタと結合される。雌コネクタは、コネクタ60の複数の端子ピン61,64,67a、67bと嵌合する筒部または孔部を有する。そして雌コネクタは、制御装置100に接続される。
図1に戻って、温度センサ97は、第2MG40のMGステータ42の温度を検出する。温度センサ97は例えばサーミスタにより構成され、その両端には上記の2つのセンサ端子ピン67a、67b(図4)が接続される。2つのセンサ端子ピン67a、67bのうち、一方の端子ピン67aは車体またはケースCSに接続されるなどによって制御装置100で基準電位に維持され、他方の端子ピン67aから検出温度に対応する信号が制御装置100に出力される。
図5は、実施形態において、コネクタ60における第1端子ピン61、センサ端子ピン67a、67b、及び第2端子ピン64の配置(本発明1)をコネクタ60の開口60c側から見た模式図である。コネクタ60の筒部60b内には、合計14本の端子ピン61,64,67a、67bが並んで配置される。図5では、上下方向に3列の端子ピン61,64,67a、67bが隙間をあけて隣り合い、各列に複数の端子ピン61,64,67a、67bが左右方向に隙間をあけて隣り合っている。
図5で内側に砂地を付した細線の丸にA、A−G,B,B−G,C,C−Gの符号を付した部分は、第1レゾルバ30に接続される第1端子ピン61を示している。図5で細線の白丸にA、A−G,B,B−G,C,C−Gの符号を付した部分は、第2レゾルバ50に接続される第2端子ピン64を示している。図5で太線の白丸にD,D−Gの符号を付した部分は、センサ端子ピン67a、67bを示している。
図3に戻って、第1端子ピン61のうち、2つの第1励磁端子ピン61a、61bの一方の端子ピン61a(C)は、第1レゾルバ30の第1励磁巻線34にSIN波形の電圧を出力するように制御装置100に接続される。2つの第1励磁端子ピン61a、61bの他方の端子ピン61b(C−G)は、制御装置100で車体またはケースCSに接続されるなどにより基準電位に維持される。具体的には一方の端子ピン61aは、制御装置100の図示しないSIN信号発生器に接続される。SIN信号発生器は、一定の所定周期のSIN波形の電圧信号を発生する。これにより、各第1励磁巻線34には図3(a)に示すように所定周期のSIN波形の電流が流れて各突極37に磁束を発生させる。
第1端子ピン61のうち、2つの第1SIN出力端子ピン61c、61dの一方の端子ピン61c(A)は、第1レゾルバ30の第1出力巻線35で生じたSIN波形の電圧を出力するように制御装置100に接続される。2つの第1SIN出力端子ピン61c、61dの他方の端子ピン61d(A−G)は、制御装置100で車体またはケースCSに接続されるなどにより基準電位に維持される。具体的には、2つの第1SIN出力端子ピン61c、61dは、制御装置100が有するR/D変換部102(図2)に接続されて、R/D変換部102で他方の端子ピン61dは基準電位に維持される。2つの第1SIN出力端子ピン61c、61dからの入力信号に基づいて、R/D変換部102は基準電位を中心として振幅が変化するSIN曲線の電圧波形を形成する。図3(b)は、振幅が変化するSIN曲線の電圧波形から形成した振幅一定の仮想SIN曲線を示している。図3(b)及び後述の図3(c)では、第1MG20の回転速度が徐々に増大する例を示している。
第1端子ピン61のうち、2つの第1COS出力端子ピン61e、61fの一方の端子ピン61e(B)は、第1レゾルバ30の第2出力巻線36で生じたCOS波形の電圧を出力するように制御装置100に接続される。2つの第1COS出力端子ピン61e、61fの他方の端子ピン61f(B−G)は、制御装置100で車体またはケースCSに接続されるなどにより基準電位に維持される。具体的には、2つの第1COS出力端子ピン61e、61fは、制御装置100のR/D変換部102に接続されて、R/D変換部102で他方の端子ピン61fは基準電位に維持される。2つの第1COS出力端子ピン61e、61fからの入力信号に基づいて、R/D変換部102は基準電位を中心として振幅が変化するCOS曲線の電圧波形を形成する。図3(c)は、振幅が変化するCOS曲線の電圧波形から形成した振幅一定の仮想COS曲線を示している。そして、R/D変換部102は、得られた仮想SIN曲線及び仮想COS曲線から第1MG20の回転角を検出する。例えば図3(b)(c)の時間t1における仮想SIN曲線及び仮想COS曲線の電圧値に基づいて、第1MG20の回転角が検出可能である。
同様に、第2端子ピン64のうち、2つの第2励磁端子ピン64a、64bの一方の端子ピン64a(C)は、第2レゾルバ50の第2励磁巻線34にSIN波形の電圧を出力するように制御装置100に接続され、他方の端子ピン64b(C−G)は基準電位に維持される。第2端子ピン64のうち、2つの第2SIN出力端子ピン64c、64dの一方の端子ピン64c(A)は、第2レゾルバ50の第1出力巻線35で生じたSIN波形の電圧を出力するように制御装置100に接続され、他方の端子ピン64d(A−G)は基準電位に維持される。第2端子ピン64のうち、2つの第2COS出力端子ピン64e、64fの一方の端子ピン64e(B)は、第2レゾルバ50の第2出力巻線36で生じたCOS波形の電圧を出力するように制御装置100に接続され、他方の端子ピン64f(B−G)は基準電位に維持される。
また、第1励磁端子ピン61a、61bの一方の端子ピン61a(C)と、第2励磁端子ピン64a、64bの一方の端子ピン64a(C)とには、共通のSIN波形の電圧信号が制御装置100から入力される。また、第1励磁端子ピン61a、61bの他方の端子ピン61b(C−G)と、第2励磁端子ピン64a、64bの他方の端子ピン64b(C−G)との基準電位は同じである。
図5に示すように複数の端子ピン61,64,67a、67bは所定の配置関係で配置される。この所定の配置関係によって、後述のように、隣り合う端子ピン61,64,67a、67bのいずれか2つが短絡した場合でも、第1MG20及び第2MG40のうち、少なくとも一方を用いた車両走行を行える。
なお、図5では、センサ端子ピン67a、67bのうち、温度検出側の一方の端子ピン67aにはDの符号を付し、基準電位側の他方の端子ピン67bにはD−Gの符号を付している。
図6は、実施形態において、2つのピン(ピン1、ピン2)の短絡によって、第1MG20及び第2MG40への電力供給が遮断されるReadyOFFが発生する所定組み合わせである異常発生組み合わせを示している。ピン1及びピン2は、複数の端子ピン61,64,67a、67bのうちから選択される2つのピンである。図6は、これらのピン1,2が短絡したと仮定した場合にReadyOFFが発生する要因を合わせて示している。この要因には、励磁信号異常と、第1MG20及び第2MG40の角度信号異常とがある。図6では、第1レゾルバ30及び第1MG20に対応する端子ピン61には「MG1/」を付して示し、第2レゾルバ50及び第2MG40に対応する端子ピン64には「MG2/」を付して示している。
「励磁信号異常」は、例えば第1レゾルバ30または第2レゾルバ50または両方のレゾルバ30,50に接続される所定の2つの励磁端子ピン61a、61b、64a、64bが短絡する場合に生じる異常である。この場合、所定の2つの励磁端子ピン61a、61b、64a、64bが基準電位に維持されることで、対応するレゾルバ30,50の励磁巻線34の励磁が不可となる。このとき、制御装置100は、第1レゾルバ30及び第2レゾルバ50の一方の励磁信号と他方の励磁信号とを連動させている。これによって、第1MG20及び第2MG40の角度を正確に検出できず、第1MG20及び第2MG40の駆動を制御できない。
「第1MG20及び第2MG40の角度信号異常」は、例えば第1レゾルバ30の出力信号と第2レゾルバ50の出力信号とが互いに引っ張り合って両方の出力信号に異常が発生する異常である。このとき、第1MG20及び第2MG40の両方の角度を正確に検出できず、第1MG20及び第2MG40の駆動を制御できない。そこで、制御装置100は、図6に示した異常発生組み合わせで2つのピン1,2が短絡する場合に、励磁信号異常、または第1MG20及び第2MG40の角度信号異常が発生したと判断してReadyOFFとすることで、安全を確保する。また、「第1MG20及び第2MG40の角度信号異常」のピン1,2の組み合わせでは、第1MG20及び第2MG40の一方で故障が発生してもその故障を検出できない。
そして、図5のコネクタ60では、複数の第1端子ピン61、第2端子ピン64、及びセンサ端子ピン67a、67bが、図5の所定組み合わせで隣り合うように配置されている。より具体的には、図5の所定組み合わせにおいて、コネクタ60内で隣り合う2つの端子ピン61、64、67a、67bのすべての組み合わせで、短絡する場合に、上記の「励磁信号異常」及び「第1MG20及び第2MG40の角度信号異常」が回避されるように、コネクタ60内に複数の端子ピン61、64、67a、67bが配置される。これによって、図5の所定組み合わせでは、隣り合う端子ピン61、64、67a、67bのすべての組み合わせで、短絡する場合にReadyOFFが発生せず、第1MG20及び第2MG40への電力供給が遮断されない。
これによって、隣り合う端子ピン61、64、67a、67bのいずれか2つが異物を介して短絡しても、第1MG20及び第2MG40の両方への電力供給が遮断されない。このため、第1MG20及び第2MG40の少なくとも一方を駆動できるので、退避走行として、少なくとも一方の第1MG20または第2MG40を用いた車両走行を行える。例えば、図5の矢印αで示すように、第1MG20(MG1)側の第1SIN出力端子ピン61c(A)と第2MG40(MG2)側の第2励磁端子ピン64b(C−G)との組み合わせで短絡した場合を考える。この場合でも、第1レゾルバ30の出力信号が基準電位に引っ張られて異常となるだけで第2レゾルバ50の出力信号は正常に維持される。これによって、第1MG20の駆動は停止されるが、第2レゾルバ50の検出信号に基づく回転角を用いて第2MG40を駆動して車両を退避走行させることができる。一方、万が一、異物がコネクタ60内の3つの端子ピン61、64、67a、67bに跨って図6の異常発生組み合わせで短絡が生じた場合には、車両走行が不能となる。実施形態では隣り合う端子ピン61、64、67a、67bのすべての組み合わせで図6の異常発生組み合わせの短絡が生じないので、ReadyOFFが発生する可能性を大幅に低くできる。この結果、第1レゾルバ30及び第2レゾルバ40が共通のコネクタ60の複数の端子ピン61,64,67a、67bに接続される構成で、隣り合う端子ピン61、64、67a、67bが短絡された場合でも走行を行える。なお、図5では、コネクタ60に配置される端子ピンが、温度センサ97に接続されるセンサ端子ピン67a、67bを含んでいる。一方、隣り合う端子ピン61,64のすべての組み合わせで図6の異常発生組み合わせが生じないように配置されるのであれば、コネクタ60からセンサ端子ピン67a、67bを省略してもよい。
図7は、比較例において、コネクタ60における第1端子ピン61、センサ端子ピン67a、67b、及び第2端子ピン64の配置を示す模式図である。比較例の端子ピン61、64、67a、67bの配置では、隣り合う2つの端子ピン61、64、67a、67bの一部の組み合わせによって、ReadyOFFが発生する図6の異常発生組み合わせが成立する。例えば、図7の矢印βで示すように、第2MG40(MG2)側の第2励磁端子ピン64a(C)と、基準電位に維持されるセンサ端子ピン67b(D−G)とが隣り合う。この2つの端子ピン64a、67bの組み合わせは、図6においてピン1がMG2/Cでピン2がD−Gの組み合わせと同じである。これによって、2つの端子ピン64a、67bが短絡した場合にReadyOFFが発生する。また、図7の矢印γで示すように、第1MG20側の2つの第1励磁端子ピン61a、61b(C,C−G)が隣り合う。この2つの励磁端子ピン61a、61bの組み合わせは、図6においてピン1がMG1/Cでピン2がMG1/C−Gの組み合わせと同じである。これによって、2つの端子ピン61a、61bが短絡した場合にReadyOFFが発生する。
図8は、実施形態の別例(本発明2)において、コネクタ60における第1端子ピン61、センサ端子ピン67a、67b、及び第2端子ピン64の配置を示す模式図である。図8に示す組み合わせの場合も、図5の組み合わせの場合と同様に、隣り合う2つの端子ピン61、64、67a、67bのすべての組み合わせで、図6の異常発生組み合わせが成立せず、短絡する場合でもReadyOFFが発生しない。その他の構成及び作用は、図1から図6の構成と同様である。
図9は、実施形態の別例(本発明3)において、コネクタ60における第1端子ピン61、センサ端子ピン67a、67b、第2センサ端子ピン69a、69b及び第2端子ピン64の配置を示す模式図である。本例では、第1MG20(MG1)の温度を検出する図示しない第2温度センサが設けられる。コネクタ60は、第2温度センサの両端に接続された2つの第2センサ端子ピン69a、69bを含んでいる。図9では、内側に砂地を付した細線の丸にDの符号を付した部分により、温度検出側の第2センサ端子ピン69aを示し、同様の丸にD−Gの符号を付した部分により基準電位に維持される第2センサ端子ピン69bを示している。図9に示す組み合わせの場合も、図5、図8の組み合わせの場合と同様に、隣り合う2つの端子ピン61、64、67a、67b、69a、69bのすべての組み合わせで、図6の異常発生組み合わせが成立せず、短絡する場合でもReadyOFFが発生しない。
さらに図9の組み合わせでは、第1MG20側の2つの第1SIN出力端子ピン61c、61d(A,A−G)が隣り合わず、第2MG40側の2つの第2SIN出力端子ピン64c、64d(A,A−G)も隣り合わない。また、第1MG20側の2つの第1COS出力端子ピン61e、61f(B,B−G)が隣り合わず、第2MG40側の2つの第2COS出力端子ピン64e、64f(B,B−G)も隣り合わない。
さらに、第1MG20側のSIN波形信号を出力する第1SIN出力端子ピン61c(A)と、COS波形信号を出力する第1COS出力端子ピン61e(B)とが隣り合う。また、第1MG20側のSIN波形信号を出力する第1SIN出力端子ピン61c(A)と、温度検出側の第2センサ端子ピン69a(D)とが隣り合う。また、第2MG40側のSIN波形信号を出力する第2SIN出力端子ピン64c(A)に、COS波形信号を出力する第2COS出力端子ピン64e(B)と温度検出側のセンサ端子ピン67a(D)とが隣り合う。このような構成では、第1MG20側と第2MG40側とのそれぞれで、隣り合う2つの端子ピン61,64,67a、67b、69a、69bのいずれかが短絡する場合でも、SIN波形信号とCOS波形信号とが出力される。そして、出力されたSIN波形信号またはCOS波形信号が通常時と異なる電圧波形となった場合に、制御装置100は第1MG20側または第2MG40側で異物が端子ピン61,64,67a、67b、69a、69bの間に入り込んで短絡が発生したことを検知できる。これによって、第1MG20及び第2MG40のうち、短絡発生側を停止させることもできる。その他の構成及び作用は、図1から図6の構成と同様である。
図9の構成では、第1MG20側と第2MG40側とのそれぞれでSIN波形信号を出力するSIN出力端子ピン、COS波形信号を出力するCOS出力端子ピン、温度検出側のセンサ端子ピンのうち、少なくとも2つが隣り合えばよい。これにより、出力信号が通常時と異なる電圧波形となることで、対応する2つの端子ピン間での異物による短絡が生じたことを検知できる。
また、上記の図1で示したように、回転電機駆動車両10は、第2MG40の回転軸41の中心軸と第1MG20の回転軸21の中心軸とが同軸上に配置されない複軸構造を有する。これによって、第1MG20及び第1レゾルバ30と、第2MG40及び第2レゾルバ50との間に遊星歯車機構が配置されない。このため、第1レゾルバ30及び第2レゾルバ50を近づけることができるので、第1レゾルバ30及び第2レゾルバ50のそれぞれとコネクタ60とを接続する導線の長さを短くできる。なお、導線の長さの問題を考慮しなければ、第1MG20と第2MG40とを同軸上に配置して、第1MG20と第2MG40との間に遊星歯車機構が配置される同軸配置構造において本発明を適用することもできる。
また、上記では複数の端子部材が柱状の端子ピンである場合を説明したが、端子部材が柱状部分を有するものであればこのような構成には限定されない。例えば図4、図5に示すコネクタを、複数の端子部材を有する雌側コネクタとし、複数の端子部材は、雄側コネクタの端子ピンと嵌合する筒部を有する柱状部分を含む構成としてもよい。
また、複数の端子部材は、コネクタ60の筒部60bで覆われる構成に限定せず、コネクタの側面から突出して外部に露出される構成としてもよい。また、複数の端子部材は中間部が折れ曲がっていてもよいし、コネクタ本体において柱状部分とは別の側から金属板製の端子部が突出していてもよい。複数の端子部材は、雄雌嵌合構造で嵌合される構成に限定せず、リード線または巻線が巻きつけられたり溶接または半田で接続される構成でもよい。
10 回転電機駆動車両、20 第1モータジェネレータ(第1MG)、21 回転軸、30 第1レゾルバ、31 第1ロータ、31a 山部、32 第1ステータ、33 ステータコア、34 励磁巻線、35 第1出力巻線、36 第2出力巻線、37 突極、40 第2モータジェネレータ(第2MG)、41 回転軸、42 MGステータ、50 第2レゾルバ、51 第2ロータ、60 コネクタ、60a コネクタ本体、60b 筒部、60c 開口、61a、61b 第1励磁端子ピン、61c、61d 第1SIN出力端子ピン、61e、61f 第1COS出力端子ピン、64a、64b 第2励磁端子ピン、64c、64d 第2SIN出力端子ピン、64e、64f 第2COS出力端子ピン、67a、67b センサ端子ピン、69a、69b 第2センサ端子ピン、70 エンジン、71 第1遊星歯車機構、72 車輪、81 第2遊星歯車機構、82 第1中間歯車、83 第2中間歯車、84 中間軸、85 第3中間歯車、86 第4中間歯車、87 差動装置、87a 差動リングギヤ、88 車軸、90 第1インバータ、91 バッテリ、92 第2インバータ、93 システムメインリレー、100 制御装置、101 MG制御部、102 R/D変換部、103 ReadyOFF制御部、104 アクセルペダルセンサ、105 車速センサ。

Claims (2)

  1. 電源から電力が供給され車両の駆動に用いられる第1回転電機及び第2回転電機と、
    第1回転電機の回転角を検出するための第1レゾルバと、
    第2回転電機の回転角を検出するための第2レゾルバと、
    前記第1レゾルバの巻線に接続される複数の第1端子部材、及び前記第2レゾルバの巻線に接続される複数の第2端子部材を含むコネクタと、
    前記複数の第1端子部材及び前記複数の第2端子部材のうち、所定組み合わせの2つの端子部材が短絡する場合に前記電源から前記第1回転電機及び前記第2回転電機への電力供給を遮断する制御装置とを備え、
    前記複数の第1端子部材及び前記複数の第2端子部材は、端子部材間の隙間をあけて前記コネクタに配置され、隣り合う2つの端子部材のすべての組み合わせで、短絡する場合に前記電力供給が遮断されない、回転電機駆動車両。
  2. 請求項1に記載の回転電機駆動車両において、
    前記複数の第1端子部材及び前記複数の第2端子部材のうち、前記コネクタ内で隣り合う2つの端子部材のすべての組み合わせで、短絡する場合に、前記2つの端子部材が基準電位に維持されて前記各レゾルバにおける前記巻線のうち励磁巻線の励磁が不可となる励磁信号異常、及び、前記第1レゾルバの出力信号と前記第2レゾルバの出力信号とが互いに引っ張り合って両方の出力信号に異常が発生する角度信号異常が回避されるように、前記コネクタ内に前記複数の第1端子部材及び前記複数の第2端子部材が配置される、回転電機駆動車両。
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