JP6423225B2 - 廃棄物捕捉装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術は、ベルトコンベア上の廃棄物を、無限軌道の外周に配置された回転羽根機構によってコンベアの側方に押し出すことで、廃棄物を回収するものである。
また、廃棄物は、形状が不定で品目等の種類も多い。しかも、廃棄物は、例えばコンクリート塊や鉄筋くずのような重量物も大量に含んでいる。このため、単にフォークグリップで廃棄物を把持するのは難しい。また、吸引や吸着によって廃棄物を保持するのも困難である。
本発明の制御方法によれば、本発明の廃棄物捕捉装置によって、廃棄物ごとに適した方法で、廃棄物を捕捉することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る廃棄物捕捉装置100を含む廃棄物選別処理システム500の概略構成を示す側面図である。図示の廃棄物選別処理システム500は、コンテナ状の箱体510の内部に収まるように構成されている。図1は、内部を明示するために、箱体510を透過して表示している。
箱体510自体には防音効果があるとともに、箱体510の内部は換気ファンにより減圧されているため、騒音や粉じんが箱体510の外部に漏れにくい。したがって、設置場所の自由度が高い。
ロールスクリーン523は、水平面に対して30[度]以内の適度な傾斜がつけられて、傾斜の上側が供給量調整コンベア521の前端側に、傾斜の下側が排出扉514の近くに位置するように配置されている。ロールスクリーン523は、上側へ移動させる方向(矢印方向)に回転する複数のローラ524を備えている。ロールスクリーン523は、供給量調整コンベア521の前端から落下した廃棄物を受ける。
ロールスクリーン523の上側の端の下方には精選別のためのベルトコンベア530が配置されている。ベルトコンベア530は、幅方向(図示の紙面奥行方向)の寸法が例えば1000[mm]に設定されている。ロールスクリーン523の上側まで運ばれた廃棄物は、ベルトコンベア530の上面に落下し、ベルトコンベア530に載せられて進行方向(矢印で示す)に搬送される。
ロボットビジョン540による廃棄物の品目等の識別は、例えば、入力されたカラー画像に基づいて、廃棄物の形状を表す情報、廃棄物の色を表す情報及び廃棄物の表面の質感を表す情報という3つの外観情報を求め、得られたこれら3つの外観情報に基づいて、廃棄物の品目等を判別する方法(例えば、特開2010−38689号公報参照)を適用することができる。
ロボットビジョン540は、識別された品目等及び形状並びに検出された位置及び姿勢をシステム制御装置550に送る。システム制御装置550は、ロボットビジョン540での撮影中も、ベルトコンベア530を停止させることなく進行方向に進行させる。
廃棄物回収ボックス560e,560iは、金属くずの廃棄物300(例えば、廃棄物307)用であり、廃棄物回収ボックス560eは第1の廃棄物捕捉装置110に対応し、廃棄物回収ボックス560iは第2の廃棄物捕捉装置120に対応している。
廃棄物回収ボックス560a,560fは、コンクリート塊の廃棄物300(例えば、廃棄物303)用であり、廃棄物回収ボックス560aは第1の廃棄物捕捉装置110に対応し、廃棄物回収ボックス560fは第2の廃棄物捕捉装置120に対応している。
廃棄物回収ボックス560d,560jは、その他の廃棄物300(例えば、廃棄物304)用であり、廃棄物回収ボックス560dは第1の廃棄物捕捉装置110に対応し、廃棄物回収ボックス560jは第2の廃棄物捕捉装置120に対応している。
次に、廃棄物捕捉装置100について説明する。図3は、本実施の形態の廃棄物捕捉装置100(110,120)を示す図である。廃棄物捕捉装置100は、ベルトコンベア530(図2参照)に載せられた廃棄物300を、その品目等に対応した廃棄物回収ボックス560に移動させる捕捉動作を行う。図示の廃棄物捕捉装置100は、ハンド装置140と、移動装置の一例としてのロボットアーム130とを備えている。
図4は、ハンド装置140の詳細を示す図であり、(A)は側面図、(B)は正面図である。ハンド装置140は、図4に示すように、骨格となるフレーム141(ベースフレーム141a及び縦フレーム141bなど)に取り付けられた、ベルトコンベア530の上面に載せられた廃棄物300に対して側方から突き当たる、ほぼ垂直に立った正面142a,143aを突き当たり面として有するバンパ部材142及びスライド部材143と、廃棄物300をバンパ部材142乃至スライド部材143との間に挟むように動く爪部材145とを有している。
なお、スライド部材143は、自重によってスライド可能範囲の下端に下げられているが、さらに、下方に向けた弾性力等の荷重を作用させて下方に付勢しておいてもよい。
なお、スライドセンサ148は、スライド部材143の上端へのスライド状態を光学的に検出するものであるが、機械的に検出するものや、電気的に検出するものや、磁気的に検出するものなどであってもよい。ただし、光学的なものや磁気的なものは、非接触での検出が可能であるため、他の方式のものに比べて耐久性が高く、好ましい。
なお、バンパ部材142及びスライド部材143は、本発明の廃棄物捕捉装置における突き当て部材の一例である。
爪部材145の回転中心145aには、図4(B)に示すように、ベースフレーム141aに対して回転自在に支持された回転軸149が固定されている。回転軸149の回転により、爪部材145が回転し、閉じた状態と開いた状態との間で動く。
本実施の形態におけるハンド装置140においては、2つの爪部材145の間隔は一定で変化しないが、2つの爪部材145の間隔を調整する調整機構を設けて、2つの爪部材145の間隔を変化させるようにしてもよい。2つの爪部材145の間隔を変化できるものでは、バンパ部材142乃至スライド部材143と連携することなく、2つの爪部材145により廃棄物300を挟んで保持することもできる。
なお、爪部材145は、本発明の廃棄物捕捉装置における挟み部材の一例である。爪部材145は、2つに限定されるものではなく、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
ロボットアーム130は、例えば図3に示すような垂直多関節型のロボットアームであり、先端部131において3次元の動き及び鉛直軸z回りの回転動作を実現する。ロボットアーム130の先端部131に、ハンド装置140のベースフレーム141aが取り付けられている。したがって、ハンド装置140は、ロボットアーム130の3次元の動きにより、図2(A)に示す水平面内(xy面内)での面内移動及び図2(B)に示す鉛直方向zへの上下移動されるとともに、鉛直軸z回りに回転される。
ロボットアーム130の上述した動きは、システム制御装置550によって制御されている。
なお、ハンド装置140を上述したように移動させるものであれば、ロボットアーム130に限らず、他の構成の移動装置を適用することもできる。
廃棄物捕捉装置100が、ベルトコンベア530(図2参照)に載せられた廃棄物300を、その品目等に対応した廃棄物回収ボックス560に移動させる動作について説明する。
ロボットアーム130は、ハンド装置140をベルトコンベア530の上面よりも上方に上げた状態で、ベルトコンベア530に載せられた廃棄物300の近くまでハンド装置140を移動させる。このとき、ハンド装置140の爪部材145は開いた状態とされている。
すなわち、ハンド装置140をベルトコンベア530に下す降下高さを予め計測しておき、その計測された降下高さを、例えばシステム制御装置550に予め記憶させておく。ロボットアーム130がハンド装置140を下す際に、記憶された降下高さだけハンド装置140を下すように、システム制御装置550がロボットアーム130の動きを制御している。
掃引モードは、廃棄物300をベルトコンベア530に接した状態のままで移動させるため、ベルトコンベア530から持ち上げて移動させるのが困難な廃棄物300(例えば、重量の重い廃棄物や把持しにくい形状の廃棄物など)の場合に特に有効である。
これにより、ロボットアーム130に過度の荷重が作用したりするのを防止する。また、バンパ部材142及びスライド部材143が廃棄物300に接触したときにバンパ部材142及びスライド部材143が傾くことで、廃棄物300に対する反力を緩和し、反力で廃棄物300が跳ね返るのを防止することができる。
なお、角度θが予め設定された角度以上になったことを検出したときは、システム制御装置550が、廃棄物捕捉装置100に対する、その廃棄物300に対する捕捉動作をキャンセルさせるように制御することもできる。
この場合、廃棄物300は、爪部材145で押さえられながらバンパ部材142の正面142a乃至スライド部材143の正面143aに押されて、ベルトコンベア530上を引きずられて廃棄物回収ボックス560に収容される。廃棄物捕捉装置100のこの動作モードを、以下、把持掃引モード(Holdingモード)と称する。
この場合、廃棄物300は、爪部材145とバンパ部材142の正面142a乃至スライド部材143の正面143aに掴まれた状態で持ち上げられ、廃棄物回収ボックスに収容される。廃棄物捕捉装置100のこの動作モードを、以下、把持モード(Graspingモード)と称する。
また、爪部材145を使わない場合は、爪部材145を開いた状態とするが、同図(A),(F)に示すように、爪部材145を使わない場合であっても爪部材145を閉じた状態としてもよい。
図6(B)に示すように、長さの長い廃棄物300の場合は、爪部材145とバンパ部材142乃至スライド部材143で廃棄物300を挟む状態となり、把持掃引モード又は把持モードでの対応となる。爪部材145が2つ設けられていることにより、廃棄物300を安定して保持することができる。
図6(C)に示すように、小さい廃棄物300の場合は、爪部材145とバンパ部材142乃至スライド部材143とで廃棄物300を挟む状態となり、把持掃引モード又は把持モードでの対応となる。
図6(E)に示すように、平たい廃棄物300の場合は、爪部材145とバンパ部材142乃至スライド部材143とで廃棄物300を挟んで押す状態となり、把持掃引モードでの対応となる。
図6(F)に示すように、厚さの薄い廃棄物300の場合は、爪部材145は使わずにバンパ部材142乃至スライド部材143で廃棄物300を押す状態となり、掃引モードでの対応となる。
また、スライド部材143は不陸の凹凸に応じて受動的に上下するため、不陸のあるベルトコンベア530の上面に沿って面内移動するときに、ベルトコンベア530の上面との間で生じる摩擦力(特に、不陸の凸の部分における摩擦力)を軽減することができる。
これにより、スライド部材143が廃棄物300等に乗り上げてハンド装置140を面内移動できなくなる事態を回避することができる。
システム制御装置550は、廃棄物捕捉装置100の動作モード(掃引モード、把持掃引モード、把持モード)を切り替えるが、具体的には、ロボットビジョン540によって識別された廃棄物300の形状及び経路上における障害物の有無に応じて、これらの切り替えを行う。また、システム制御装置550は、廃棄物300の姿勢に応じて、ロボットアーム130により、ハンド装置140を鉛直軸z回りに回転させる。
この場合、いずれの廃棄物捕捉装置110,120による捕捉対象とするかは、一例として、廃棄物310,311,312からの距離が近い方の廃棄物捕捉装置110又は廃棄物捕捉装置120に設定したり、捕捉対象として割り付けられた廃棄物300の合計数量が両廃棄物捕捉装置110,120間で同数に近付くように設定したりする方法を採用することができる。
なお、捕捉対象の設定は、これらの例に限らず他の方法で設定してもよい。
なお、第1の廃棄物捕捉装置110と第2の廃棄物捕捉装置120とは並行して捕捉動作を行う。両廃棄物捕捉装置110,120が接近したときは、衝突を避けるために予め設定された側の廃棄物捕捉装置110又は廃棄物捕捉装置120を一時停止させる。なお、両廃棄物捕捉装置110,120を停止させずに動作させてもよい。
そして、動作モードの設定後に、システム制御装置550は、動作モードに応じて、最終的な経路を再設定する。
短いものではない廃棄物300に対しては、廃棄物300を爪部材145とバンパ部材142乃至スライド部材143とで挟んで保持した状態で掃引して回収することで、ベルトコンベア530上を掃引中の廃棄物300がハンド装置140から離脱しにくくする。
つまり、システム制御装置550は、最初に設定した廃棄物回収ボックス560とは別の、同一品目等に対応した他の廃棄物回収ボックス560も選択し得る。この場合、後から選択する廃棄物回収ボックスは、S7における他の廃棄物回収ボックス560に相当する。
S10において、別の廃棄物回収ボックス560も使えると判定したとき(S10においてYES)は、使えると判定した別の廃棄物回収ボックス560を対象として動作モードを把持掃引モードに設定する(S12)。
ここで、位置a3は、廃棄物300の(重心)位置であり、ロボットビジョン540によって検出されている。
位置a6は、収容される予定の廃棄物回収ボックス560の位置である。
位置a5は、収容される予定の廃棄物回収ボックス560に隣接するベルトコンベア530の側端縁の位置である。
位置a4は、廃棄物300の形状を近似した楕円形状の短軸方向の外縁のうち、収容される予定の廃棄物回収ボックス560に近い側の位置であり、バンパ部材142の正面142a及びスライド部材143の正面143aの向きを、位置a4と位置a5とを結ぶ直線に対して直交する向きに切り替える位置である。
位置a2は、位置a1と位置a3との間の位置であって、廃棄物300に当たらない位置である。
位置a1′は、位置a1の鉛直方向z上方の位置であり、ハンド装置140のスライド部材143の下縁143c(図4参照)がベルトコンベア530の上面から例えば400[mm]離れた位置である。
位置a2′は、位置a2の鉛直方向z上方の位置であり、ハンド装置140のスライド部材143の下縁143cがベルトコンベア530の上面から例えば400[mm]離れた位置である。
位置a6′は、位置a6の鉛直方向z上方の位置であり、ハンド装置140のスライド部材143の下縁143cがベルトコンベア530の上面から例えば400[mm]離れた位置である。
システム制御装置550は、設定された経路でハンド装置140を移動させるように、ロボットアーム130の動作を制御する。ハンド装置140は、このロボットアーム130の動作により、予め設定された初期位置から位置a1′に移動され、位置a1′から下方の位置a1に下される。
これにより、バンパ部材142の正面142a乃至スライド部材143の正面143aが廃棄物300に当たったとき、バンパ部材142の正面142a乃至スライド部材143の正面143aが廃棄物300を長軸方向に受け、廃棄物300の捕捉性能を高めている。
ハンド装置140は、位置a6から位置a6′に上昇して初期位置に戻され、一連の捕捉動作を終了する。
これにより、スライド部材143が障害物に乗り上げて、ハンド装置140が動けなくなるのを防止することができる。
一方、ハンド装置140が廃棄物300を挟んだ後は、対応する廃棄物回収ボックス560の近傍の位置a5まで直線状の経路を移動するため、移動時間を最小限の時間に抑えることができる。
したがって、位置a3において、爪部材145を閉じても、ハンド装置140で廃棄物300を適切に保持できないおそれがある。
一方、位置a4においては、廃棄物300の実体が確実に存在する。したがって、ハンド装置140を位置a4まで移動させれば、ハンド装置140は廃棄物300に接触し、爪部材145を閉じることで、ハンド装置140で廃棄物300を適切に保持することができる。
ここで、位置a1′、位置a1、位置a2、位置a2′、位置a3、位置a4及び位置a6′は、把持掃引モードにおいて対応した位置と同じである。
位置a4′は、位置a4の鉛直方向z上方の位置であり、ハンド装置140のスライド部材143の下縁143cがベルトコンベア530の上面から例えば400[mm]離れた位置である。
システム制御装置550による廃棄物捕捉装置100の制御は、ハンド装置140の位置a4までの移動につては、把持掃引モードの場合と同じである。
これにより、廃棄物300は、長軸方向が位置a4と位置a5とを結ぶ直線に対しておおよそ直交するように向きが変えられる。このとき、廃棄物300は爪部材145とバンパ部材142及びスライド部材143とで挟まれているため、向きが変えられてもハンド装置140から容易に離脱することがない。
ハンド装置140は、位置a6′から初期位置に戻され、一連の捕捉動作を終了する。
一方、ハンド装置140が廃棄物300を挟んだ後は、対応する廃棄物回収ボックス560の位置a6′まで直線状の経路を移動するため、移動時間を最小限の時間に抑えることができる。
ここで、位置a3、位置a5、位置a6及び位置a6′は、把持掃引モードにおいて対応した位置と同じである。
位置a4は、位置a3と位置a5とを結んだ直線と、廃棄物300の形状を近似した楕円形状の外縁とが交差する位置である。
位置a2は、位置a1と位置a3との間の位置であって、廃棄物300に当たらない位置である。
位置a1′は、位置a1の鉛直方向z上方の位置であり、ハンド装置140のスライド部材143の下縁143cがベルトコンベア530の上面から例えば400[mm]離れた位置である。
位置a2′は、位置a2の鉛直方向z上方の位置であり、ハンド装置140のスライド部材143の下縁143cがベルトコンベア530の上面から例えば400[mm]離れた位置である。
システム制御装置550は、設定された経路でハンド装置140を移動させるように、ロボットアーム130の動作を制御する。ハンド装置140は、このロボットアーム130の動作により、初期位置から位置a1′に移動され、位置a1′から下方の位置a1に下される。そして、ハンド装置140は、位置a1から位置a5を結ぶ直線に沿って移動される。この直線状の移動の途中で、バンパ部材142の正面142a乃至スライド部材143の正面143aが廃棄物300に当たる。
ハンド装置140が位置a5に到達した後、ロボットアーム130によって、バンパ部材142の正面142a及びスライド部材143の正面143aの向きを、位置a5と位置a6とを結ぶ直線に対して直交する向き(ベルトコンベア530の幅方向yの向き)に切り替えるように、ハンド装置140を鉛直軸z回りに回転させる。
バンパ部材142の正面142a及びスライド部材143の正面143aの向きが位置a5と位置a6とを結ぶ直線に対して直交する向きとされた状態で、ハンド装置140は、位置a6まで廃棄物300を直線状に移動させる。これにより、ハンド装置140は位置a6に移動し、爪部材145を開いて、廃棄物300を廃棄物300の品目等に対応した廃棄物回収ボックス560に収容する。
ハンド装置140は、位置a6から位置a6′に上昇して初期位置に戻され、一連の捕捉動作を終了する。
しかし、本実施の形態の廃棄物捕捉装置100は、廃棄物300の捕捉中に、ハンド装置140の移動の向きを変化させないため、廃棄物300がバンパ部材142乃至スライド部材143から離脱するおそれを低減することができる。
また、本実施の形態の、廃棄物捕捉装置100の制御方法によれば、廃棄物300の品目等(形状)ごとに適した方法で、廃棄物300を捕捉することができる。
一方、図10(B)に示すように、爪部材145が閉じた状態のときは、延長部材145cがベルトコンベア530に接触するため、厚さの極端に薄い廃棄物300に対しても、爪部材145の延長部材145cが廃棄物300に接触することができる。したがって、そのような厚さの薄い廃棄物300であっても、把持掃引モードや把持モードを適用することができる。
130 ロボットアーム(移動装置の一例)
140 ハンド装置
142 バンパ部材(突き当て部材の一例)
142a 正面(突き当て面の一例)
143 スライド部材(突き当て部材の一例)
143a 正面(突き当て面の一例)
145 爪部材(挟み部材の一例)
300 廃棄物
500 廃棄物選別処理システム
Claims (10)
- コンベアの上面に載せられた廃棄物に対して側方から突き当たる突き当たり面を有する突き当て部材及び前記廃棄物を前記突き当て部材との間に挟むように動く挟み部材を有するハンド装置と、
前記ハンド装置を前記コンベア上で移動させる面内移動動作及び上下に移動させる上下動作を行う移動装置と、を備え、
前記挟み部材は、複数の爪部材である廃棄物捕捉装置。 - 前記突き当て部材は、バンパ部材と、前記バンパ部材よりも下側に配置され、前記バンパ部材に対して上下にスライド可能で、下方に向けた荷重が作用したスライド部材とを備えた請求項1に記載の廃棄物捕捉装置。
- コンベアの上面に載せられた廃棄物に対して側方から突き当たる突き当たり面を有する突き当て部材及び前記廃棄物を前記突き当て部材との間に挟むように動く挟み部材を有するハンド装置と、
前記ハンド装置を前記コンベア上で移動させる面内移動動作及び上下に移動させる上下動作を行う移動装置と、を備え、
前記突き当て部材は、バンパ部材と、前記バンパ部材よりも下側に配置され、前記バンパ部材に対して上下にスライド可能で、下方に向けた荷重が作用したスライド部材とを備えた廃棄物捕捉装置。 - 前記ハンド装置は、前記スライド部材が上方にスライドした状態を検出するスライドセンサを備え、
前記スライドセンサが、前記スライド部材が上方にスライドした状態を検出したときは、前記ハンド装置を上方に移動させるように前記移動装置が移動する請求項2又は3に記載の廃棄物捕捉装置。 - 前記挟み部材は、上部を回転中心として下部が前記突き当て部材に近付いた挟み状態と前記突き当て部材から遠ざかった解除状態との間で動く爪部材である請求項1から4のうちいずれか1項に記載の廃棄物捕捉装置。
- 前記爪部材は、前記回転中心の軸方向に間隔を以て複数備えられている請求項5に記載の廃棄物捕捉装置。
- 前記廃棄物を前記コンベアの上面に沿って移動させる経路上に移動の対象となる前記廃棄物とは別の廃棄物が存在するか否か、及び移動の対象となる前記廃棄物の形状に応じて、前記挟み部材の挟む動作及び前記移動装置の移動動作が設定されている請求項1から6のうちいずれか1項に記載の廃棄物捕捉装置。
- 前記挟む動作及び前記移動動作として、下記(1),(2),(3)の3つの動作モードのうち、いずれか1つの動作モードが設定される請求項7に記載の廃棄物捕捉装置。
(1)前記廃棄物を、前記挟み部材で挟まずに、前記突き当て部材で押すことにより前記コンベア上で移動させる掃引モード
(2)前記廃棄物を、前記挟み部材と前記突き当て部材との間に挟んだ状態で、前記突き当て部材で押すことにより前記コンベア上で移動させる把持掃引モード
(3)前記廃棄物を、前記挟み部材と前記突き当て部材との間に挟んだ状態で、前記コンベア上から持ち上げて移動させる把持モード - 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の廃棄物捕捉装置に対して、前記コンベア上の前記廃棄物の形状及び前記廃棄物を移動させる経路上における障害物の有無に応じて、前記廃棄物を押して移動させるモード、前記廃棄物を挟んだ状態で押して移動させるモード、及び前記廃棄物を挟んだ状態で前記コンベア上から持ち上げて移動させるモードのうちいずれか1つのモードを設定する廃棄物捕捉装置の制御方法。
- 前記廃棄物を押して移動させるモードでは、前記廃棄物を移動させる経路を、前記廃棄物に接触する以前の位置から前記廃棄物の回収先に至る直線経路で設定し、
前記廃棄物を挟んだ状態で押して移動させるモード及び前記廃棄物を挟んだ状態で前記コンベア上から持ち上げて移動させるモードでは、前記廃棄物に接触する以前の移動経路を、前記廃棄物の短軸に沿った直線経路で設定し、前記廃棄物に接触した後の移動経路を、前記廃棄物の回収先に至る直線経路で設定する請求項9に記載の廃棄物捕捉装置の制御方法。
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