以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のサーバ装置の実施形態に係るサークルサーバ10を用いた介護サービスシステムの構成を示す図である。
この介護サービスシステムは、前記サークルサーバ10と当該サーバ10に通信ネットワークNを介して接続される複数のユーザ端末20…とを備えて構成される。
図1で示す実施形態では、前記ユーザ端末20にはスマートフォンなどのタブレット端末が使用され、前記サークルサーバ10から専用アプリケーションをダウンロードしインストールことで前記介護サービスシステムのユーザ端末20として動作可能になる。
前記ユーザ端末20の専用アプリケーションは、基本的には、前記サークルサーバ10の動作に伴い当該サーバ10から送られてきた内容の画面を表示させ、また当該画面に従いユーザにより入力されたデータを前記サークルサーバ10へ送信するためのアプリケーションである。
なお、前記ユーザ端末20は、タブレット端末ではなく、パーソナルコンピュータなどのその他の情報端末であってもよい。
また、前記複数のユーザ端末20…のそれぞれについて、図1で示す実施形態では、被介護者Aの世話をするサークルA内のメンバである家族Aのユーザ端末20fmA、ケアマネージャAのユーザ端末20cmA、訪問介護職員Aのユーザ端末20hstA、また、被介護者Bの世話をするサークルB内のメンバである家族Bのユーザ端末20fmB、ケアマネージャBのユーザ端末20cmBとする。そして、ユーザ端末20stA/Bは、前記被介護者AとBの両者の世話をするメンバである管理者・介護職員A/Bの端末とする。
図2は、前記介護サービスシステムを利用した各サークルA,Bそれぞれのメンバ間の繋がりを示すイメージ図である。
前記サークルサーバ10を用いた介護サービスシステムによれば、前記サークルAとサークルBとで共通のメンバ(管理者・介護職員A/B)が居る中で、各サークル個別に閉じた範囲のメンバ間だけで、該当の被介護者に関する情報を共有すると共にメッセージ交換できるサービスを提供できる。
なお、前記管理者・介護職員A/Bだけでなく、例えば図2に示すように、あるサークルAのメンバである訪問介護職員Aが、別の被介護者Cの世話も担当している場合に、当該訪問介護職員Aが管理者・訪問介護職員A/Cとなって新たなサークルCを作成することもできる。
図3は、前記サークルサーバ10を用いた介護サービスシステムの動作に応じたユーザ端末20のフィード画面表示例を示す図である。
図4は、前記サークルサーバ10を用いた介護サービスシステムの動作に応じたユーザ端末20のメッセージ画面表示例を示す図である。
前記サークルサーバ10に対して、例えば、被介護者Aの世話を行なう管理者・介護職員Aと訪問介護職員AとケアマネージャAと家族Aとの各ユーザ端末20stA/B,20hstA,20cmA,20fmAによるサークルAを作成することにより、図3に示すように、被介護者Aの日々の生活の様子を管理者・介護職員A/Bの端末20stA/Bから写真と文章で投稿(フィード)してサークルA内で共有し家族Aに伝えたり、逆に家族Aの様子をその端末20fmAから投稿してサークルA内で共有し管理者・介護職員A/Bの端末20stA/Bで被介護者Aに伝えたりすることができる。
なお、本実施形態において「フィード」とは、被介護者に関する情報をタイムリーに投稿し(送り)続ける意味を含む。
さらに、前記サークルA内のメンバ全員の端末20stA/B,20hstA,20cmA,20fmA間でメッセージのやり取りができるだけでなく、図4に示すように、家族Aの端末20fmAからケアマネージャAの端末20cmAを選択したり、訪問介護職員Aの端末20hstAを選択したりして、サークルA内の相手を選んだサブグループのメンバ間だけでメッセージのやり取りができる。
そして、前記サークルAの各メンバの端末20stA/B,20hstA,20cmA,20fmAにおいて、図3で示したフィード画面表示に遷移させるか、または図4で示したメッセージ画面表示に遷移させるかは、専用アプリケーションの起動に伴い表示される自分がメンバに含まれるサークルの項目を一覧にしたサークル一覧画面Gcl(複数のサークルに共通のユーザ以外は1サークル項目のみ表示)(図14(A)参照)において、当該サークル項目(SA/SB)内に並べて設けたフィードリンクアイコンRFa/RFbまたはメッセージリンクアイコンRMa/RMbの何れかをユーザが選択して操作するだけで決定される。
また、前記図3で示したフィード画面表示から前記図4で示したメッセージ画面表示(メッセージ処理)に遷移させるには、当該フィード画面に付加したメッセージリンクアイコンRMaを操作するだけでよく、前記サークル一覧画面Gclに一旦戻す必要はない。
図5は、前記サークルサーバ10の電子回路の構成を示すブロック図である。
このサークルサーバ10は、コンピュータであるCPU11を備えている。
このCPU11は、記憶部12に予め記憶されたサーバ制御プログラム12a、あるいはCD−ROMやメモリカードなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14により読み取られて前記記憶部12に記憶されたサーバ制御プログラム12a、あるいは通信ネットワークN上にある他のサーバ(プログラムサーバ)から通信部15を介しダウンロードされて前記記憶部12に記憶されたサーバ制御プログラム12aに従い回路各部の動作を制御する。
前記サーバ制御プログラム12aとしては、後述の動作説明で述べるユーザ登録処理、サークル作成処理、サークルメンバ招待処理、フィード/メッセージ処理等の各種の機能を前記CPU11に実行させるためのプログラムを含んでいる。
前記記憶部12の作業データ記憶エリアには、前記ユーザ端末20からの登録要求に応じてそのユーザの氏名,属性(家族/ケアマネージャ/サービス職員),メールアドレス,パスワードが登録されて記憶されるユーザ登録データ記憶エリア12b、当該ユーザ登録データ記憶エリア12bに登録されたユーザ端末20に対して発行された認証コード(アカウント)が記憶される登録ユーザ認証コード記憶エリア12c、前記ユーザ登録データ記憶エリア12bに登録されたユーザ端末20からのサークル作成要求に応じて被介護者毎に作成されるサークルのデータが記憶されるサークルデータ記憶エリア12A,12B(2人の被介護者A,Bの各サークルA,Bを作成した場合)が確保される。
前記サークルデータ記憶エリア12A(12Bも同様)には、介護保険番号記憶エリア12A1、被介護者データ記憶エリア12A2、サークルメンバ記憶エリア12A3、フィード記憶エリア12A4、メッセージ記憶エリア12A5が確保される。
前記介護保険番号記憶エリア12A1には、該当のサークルAで世話をする被介護者Aの介護保険番号が記憶される。
前記被介護者データ記憶エリア12A2には、前記被介護者Aの氏名,写真,生年月日,性別,…等のプロフィールが記憶される。
前記サークルメンバ記憶エリア12A3には、該当のサークルAを作成したメンバ(ここでは、前記ユーザ登録データ記憶エリア12bに登録された管理者・介護職員A/B)を含めて、当該サークルAを構成する各メンバの氏名,属性,メールアドレス,パスワードが記憶され、さらに、新着(未読)フィード数,新着(未読)メッセージ数が随時更新されて記憶される。
前記フィード記憶エリア12A4には、該当のサークルAの各メンバのユーザ端末20…から投稿されたフィードデータが、そのフィード者(投稿者),時刻,内容(写真付)を対応付けて時系列で記憶される。
前記メッセージ記憶エリア12A5には、該当のサークルA内で任意のメンバを選択して設定されるサブグループ12A51,12A52,12A53毎に、当該サブグループ内のメンバ間でやり取りされるメッセージデータが、そのメッセージ者,時刻,内容を対応付けて時系列で記憶される。さらに、前記サブグループ12A51,12A52,12A53毎に、該当のサブグループに含まれるメンバそれぞれに対応した新着(未読)メッセージ数が随時更新されて記憶される。
図6は、前記サークルサーバ10の記憶部12であって前記ユーザ登録データ記憶エリア12bに登録されたユーザからのサークル作成要求に応じて被介護者Bに対応して作成されたサークルデータ記憶エリア12Bを示す図である。
このように、前記CPU11のシステムバスには、前記記憶部12、前記記録媒体読み取り部14、前記通信部15が接続され、さらに、当該サークルサーバ10の操作者により操作されるキーボード等の操作部16、この操作部16の操作に応じて生成された表示データが表示される表示部17が接続される。
このように、前記構成のサークルサーバ10は、前記CPU11が前記サーバ制御プログラム12aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、ユーザ登録処理、サークル作成処理、サークルメンバ招待処理、フィード/メッセージ処理等の各種の機能を実現する。
次に、前記構成のサークルサーバ10を用いた介護サービスシステムの動作について説明する。
本実施形態の動作説明では、例えば被介護者AとBの両者の世話を担当する介護職員A/Bが管理者となり、当該被介護者A,Bにそれぞれ対応したメンバの各サークルA,Bを作成する場合について説明する。
図7は、前記サークルサーバ10のユーザ登録処理を示すフローチャートである。
前記サークルサーバ10において、前記介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bから通信部15を介してユーザ登録要求が受信されると(ステップS101(Yes))、当該登録要求に応答して登録要求元のユーザ情報を入力させるためのユーザ情報入力要求が前記ユーザ端末20stA/Bに送信される(ステップS102)。
前記ユーザ端末20stA/Bに表示されたユーザ情報入力画面に従い入力された前記介護職員A/Bの情報(氏名(介護職員A/B),属性(サービス職員),メールアドレス,パスワード)が前記サークルサーバ10に受信されると、当該受信された介護職員A/Bの情報が管理者・介護職員A/Bの情報として前記ユーザ登録データ記憶エリア12bに登録されて記憶される(ステップS103)。
すると、前記登録された管理者・介護職員A/Bに対する固有の認証コードが生成されて前記ユーザ端末20stA/Bに送信され、同端末20stA/Bに当該サービスサーバ10の利用アカウントとして登録される(ステップS104)。
図8は、前記サークルサーバ10のサークル作成処理を示すフローチャートである。
図9は、前記サークルサーバ10のサークルメンバ招待処理を示すフローチャートである。
図10は、前記サークルサーバ10のフィード/メッセージ処理(その1)を示すフローチャートである。
図11は、前記サークルサーバ10のフィード/メッセージ処理(その2)を示すフローチャートである。
図12は、前記サークルサーバ10のサークル作成処理に従った管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bの表示動作を示す図である。
前記サークルサーバ10において、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bからサークル作成要求が受信されると(ステップS201)、サークル作成の対象となる利用者(被介護者)情報の入力要求が、図12(A)〜(C)に示すように、介護保険番号入力画面Gcn1、被介護者プロフィール入力画面Gcn2、被介護者情報確認画面Gcn3として前記ユーザ端末20stA/Bに順次送信される(ステップS202)。
前記ユーザ端末20stA/Bに順次表示される前記各画面Gcn1〜Gcn3に従い、前記管理者・介護職員A/Bにより利用者(被介護者A)の情報(介護保険番号,氏名,写真,生年月日,性別,…等のプロフィール)が入力され、前記サークルサーバ10に受信されると、当該受信された利用者(被介護者A)の情報が、前記サークルデータ記憶エリア12A内の介護保険番号記憶エリア12A1,被介護者データ記憶エリア12A2に登録されて記憶される(ステップS203)。
ここで、前記サークルデータ記憶エリア12Aのサークルメンバ記憶エリア12A3には、該当のサークルAを作成した管理者・介護職員A/Bの情報が一人目のメンバ情報として記憶される。なお、このサークルメンバ記憶エリア12A3における前記管理者・介護職員A/Bの情報の記憶エリアは、前記ユーザ登録データ記憶エリア12bと共通の記憶エリアとして構成してもよい。
すると、前記サークルサーバ10から前記利用者(被介護者A)について前記介護職員A/Bを管理者とするサークルAの作成が完了したことを通知するサークル作成完了画面Gcn4(図12(D)参照)が当該管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに送信され、同端末20stA/Bにて表示される(ステップS204)。
前記サークル作成完了画面Gcn4には、当該作成された被介護者AのサークルAに属するメンバの一覧(現時点のメンバは前記管理者・介護職員A/Bのみ)を前記サークルサーバ10へ要求するためのサークルメンバ一覧アイコンRcmが付加されている。
図13は、前記サークルサーバ10のサークルメンバ招待処理に従った管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bの表示動作を示す図である。
前記被介護者Aのサークル作成処理に従い前記ユーザ端末20stA/Bに表示されたサークル作成完了画面Gcn4(図12(D)参照)において、前記サークルメンバ一覧アイコンRcmが操作されると、当該ユーザ端末20stA/Bから前記サークルサーバ10に対して前記作成されたサークルAのメンバ一覧要求が送信される。
前記サークルサーバ10において、前記ユーザ端末20stA/BからのサークルAのメンバ一覧要求が受信されると、前記サークルデータ記憶エリア12Aのサークルメンバ記憶エリア12A3に現在記憶されているメンバ(ここでは、管理者・介護職員A/Bのみ)の属性,氏名,写真が読み出され、図13(A)に示すように、前記被介護者Aに対応したサークルメンバ一覧画面Gcmlとして前記ユーザ端末20stA/Bへ送信される(ステップS301)。
前記サークルメンバ一覧画面Gcmlには、[メンバ招待]アイコンと[メンバ編集]アイコンが付加されている。
前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに表示された前記サークルメンバ一覧画面Gcmlにおいて、前記[メンバ招待]アイコンが操作されると、当該ユーザ端末20stA/Bから前記サークルサーバ10へメンバ招待要求が送信される。
前記サークルサーバ10において、前記ユーザ端末20stA/Bからのメンバ招待要求が受信されると(ステップS302(Yes))、該当のサークルAに招待したいメンバの通信先情報の入力要求が前記ユーザ端末20stA/Bへ送信され(ステップS303)、同ユーザ端末20stA/Bにおいて、図13(B)に示すように、メンバ招待画面Ginが表示される。
前記メンバ招待画面Ginには、招待したいメンバの通信先情報として、前記サークルサーバ10に既にユーザ登録されているユーザ端末20のメールアドレスを入力させるためのメールアドレス入力エリアとその[送信]アイコンが設けられ、この他に、当該サークルサーバ10に未登録のユーザ端末20へ招待メッセージを送るための[E−mail]アイコンおよび[SMS]アイコンが設けられる。
前記ユーザ端末20stA/Bにおいて、招待したいメンバの通信先情報として、前記メンバ招待画面Ginのメールアドレス入力エリアに、既にユーザ登録されているユーザ端末20のメールアドレスが入力され[送信]アイコンが操作されるか、または[E−mail]アイコンまたは[SMS]アイコンが操作されると、当該メンバ招待画面Ginでのユーザ操作に応じた招待(対象)メンバの通信先情報が前記サークルサーバ10に受信される(ステップS304(Yes))。
なお、前記メンバ招待画面Ginの[キャンセル]アイコンが操作された場合は(ステップS304(No))、当該サークルメンバ招待処理は終了される。
すると、前記サークルサーバ10において、前記招待(対象)メンバの通信先情報に従い当該招待(対象)メンバのユーザ端末20に対して、前記被介護者AのサークルAへの「参加」または「拒否」を問い合わせるためのサークル参加/拒否問い合わせが送信される(ステップS305)。
前記招待(対象)メンバのユーザ端末20において、前記被介護者AのサークルAへの「参加」が選択され、当該選択された内容「参加」が前記サークルサーバ10にて受信されると(ステップS306「参加」)、前記招待(対象)メンバの情報(氏名,属性,メールアドレス,パスワード)が取得され、前記サークルデータ記憶エリア12Aのサークルメンバ記憶エリア12A3に追加登録されて記憶される(ステップS307)。
すると、前記サークルAへのメンバ招待を要求した前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに対して、前記招待(対象)メンバの招待が完了したことを通知するメンバ招待完了画面(図示せず)が送信され、同端末20stA/Bにて表示される(ステップS308)。
なお、前記招待(対象)メンバのユーザ端末20において、前記被介護者AのサークルAへの「拒否」が選択され、当該選択された内容「拒否」が前記サークルサーバ10にて受信された場合は(ステップS306「拒否」)、前記図13(A)で示したサークルメンバ一覧画面Gcmlが繰り返し前記ユーザ端末20stA/Bへ送信されて表示される(ステップS301)。
ここで、本実施形態では、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bによる前記一連のメンバ招待の操作に従い、前記サークルサーバ10のサークルデータ記憶エリア12Aのサークルメンバ記憶エリア12A3に対して、家族Aのユーザ端末20fmAに対応する情報、ケアマネージャAのユーザ端末20cmAに対応する情報、訪問介護職員Aのユーザ端末20hstAに対応する情報が追加登録されて記憶される。
また、前記サークルサーバ10のサークルデータ記憶エリア12Bのサークルメンバ記憶エリア12B3に対しては、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bによる被介護者Bに対応した前記一連のメンバ招待の操作に従い、家族Bのユーザ端末20fmBに対応する情報、ケアマネージャBのユーザ端末20cmBに対応する情報が追加登録されて記憶される。
図14は、前記サークルサーバ10のフィード処理に従った管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bの表示動作を示す図である。
前述したように、前記管理者・介護職員A/Bが前記被介護者AのサークルAと前記被介護者BのサークルBに共通のメンバとして登録された状態で、当該管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bから前記サークルサーバ10に対して、サークル一覧の要求が受信されると(ステップS401(Yes))、図14(A)に示すように、同管理者・介護職員A/Bがメンバとして登録されているサークルAの項目SAとサークルBの項目SBとを一覧にしたサークル一覧画面Gclが生成され、前記ユーザ端末20stA/Bへ送信されて表示される(ステップS402)。
ここで、前記サークル一覧画面Gclには、そのサークルA/Bの項目SA/SB毎に、フィード画面へのリンクとなるフィードリンクアイコンRFa/RFbと、メッセージ画面へのリンクとなるメッセージリンクアイコンRMa/RMbとが設けられる。
そして、前記サークル一覧画面Gclの各サークル項目SA/SB毎のフィードリンクアイコンRFa/RFbには、該当メンバ(サークル一覧要求元)である管理者・介護職員A/Bの新着(未読)フィード数が、サークルA/Bの各サークルメンバ記憶エリア12A3/12B3から読み出されて丸数字で付加される。また、各サークル項目SA/SB毎のメッセージリンクアイコンRMa/RMbには、同該当メンバの新着(未読)メッセージ数が同該当メンバの属するサブグループでの新着メッセージ数の合計の数として同サークルA/Bの各サークルメンバ記憶エリア12A3/12B3から読み出されて丸数字で付加される(ステップS403)。
さらに、前記サークル一覧画面Gclの上部に設けられたお知らせアイコンPには、前記該当メンバの新着(未読)フィード数と新着(未読)メッセージ数の総合計が丸数字で付加される(ステップS404)。
ここで、前記図14(A)で示している前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに表示されたサークル一覧画面Gclの場合では、当該管理者・介護職員A/Bが未読であるフィードとメッセージの総合計が“4”で、その内訳として、サークルAのフィードの未読数が“2”、メッセージの未読数が“1”、サークルBのメッセージの未読数が“1”あることを容易に確認することができる。
そして、前記サークル一覧画面Gclによれば、各サークル項目A/B毎にフィードリンクアイコンRFa/RFbとメッセージリンクアイコンRMa/RMbとを並べて設けているので、ユーザが属しているサークルAまたはBのフィード画面表示かまたはメッセージ画面表示かを容易に選択して当該画面表示に素早く遷移させることができる。
なお、前記サークル一覧要求元(該当メンバ)がサークルAのみのメンバとして登録されている家族Aのユーザ端末20fmA、訪問介護職員Aのユーザ端末20hstA、ケアマネージャ20cmAである場合は、当該サークルAの項目SAだけのサークル一覧画面Gclが生成され、該当メンバのユーザ端末20fmA/20hstA/20cmAへ送信されて表示される(ステップS401〜S404)。
そして、前記サークル一覧画面Gclが表示された管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bにおいて、サークルA/B何れかの項目SA/SBのフィードリンクアイコンRFa/RFbまたはメッセージリンクアイコンRMa/RMbが選択されて操作されると、当該ユーザ端末20stA/Bから前記サークルサーバ10に対して、前記選択されたサークル項目SA(又はSB)のサークル名A(又はB)と「フィード」又は「メッセージ」の要求が受信される(ステップS405)。
例えば、前記図14(A)で示したサークル一覧画面Gclにおいて、サークルAの項目SAのフィードリンクアイコンRFaが選択されて操作された場合に、前記サークルサーバ10において、前記サークルAの「フィード」が選択されたと判断されると(ステップS406「フィード」)、前記サークルデータ記憶エリア12Aのフィード記憶エリア12A4に記憶されているフィードデータ1.2.…が読み出され、図14(B)に示すように、サークルAのフィードF1,F2,…を一覧にしたフィード一覧画面GFcaとして前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに送信されて表示される(ステップS407)。
ここで、前記ユーザ端末20stA/Bに送信されて表示されるサークルAのフィード一覧画面GFcaには、その上部に[投稿する]アイコンとメッセージ画面に遷移させるメッセージリンクアイコンRMaが付加され、さらに当該メッセージリンクアイコンRMaには、前記サークルメンバ記憶エリア12A3から読み出された該当メンバ(ここでは管理者・介護職員A/B)の新着メッセージ数(サブグループ合計)が丸数字で付加されて表示される。
こうして、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに対してサークルAのフィード一覧画面GFcaが送信されて表示されると、前記サークルメンバ記憶エリア12A3の当該管理者・介護職員A/Bに対応付けて記憶されている新着フィード数がリセットされる(ステップS408)。
そして、前記ユーザ端末20stA/Bのフィード一覧画面GFcaに付加されている[投稿する]アイコンが操作されることにより、当該ユーザ端末20stA/Bから前記サークルサーバ10に対して投稿要求が受信されると(ステップS409(Yes))、当該サークルサーバ10において、図14(C)に示すように、前記サークルAに対する新規投稿画面GFiが生成され、前記ユーザ端末20stA/Bに送信されて表示される(ステップS410)。
前記ユーザ端末20stA/Bに表示された新規投稿画面GFiにおいて、当該端末ユーザにより任意の写真や文字による情報が入力され、[投稿]アイコンが操作されると、当該入力された情報が、前記サークルサーバ10に新規投稿データとして受信され、前記サークルデータ記憶エリア12Aのフィード記憶エリア12A4に最新のフィード1.として書き込まれる(ステップS411)。
すると、前記最新のフィードが書き込まれたサークルA内のサークルメンバ記憶エリア12A3の該当メンバ(今回の投稿メンバ)を除く各メンバに対応付けて記憶されている新着フィード数が+1されて更新される(ステップS412)。
そして、前記フィード記憶エリア12A4に最新のフィードが書き込まれた後のフィードデータ1.2.…が読み出され、前記同様にサークルAのフィードF1,F2,…を一覧にしたフィード一覧画面GFcaとして前記ユーザ端末20stA/Bに送信されて表示される(ステップS413(No)→S407)。
一方、前記図14(A)で示したように、前記ユーザ端末20stA/Bに表示されたサークル一覧画面Gclにおいて、例えば、サークルAの項目SAのメッセージリンクアイコンRMaが選択されることで、前記サークルサーバ10において、前記サークルAの「メッセージ」が選択されたと判断された場合(ステップS406「メッセージ」)、または前記図14(B)で示したように、前記ユーザ端末20stA/Bに表示されたフィード一覧画面GFcaにおいて、[投稿する]アイコンが操作されることなく、当該画面上部に付加したメッセージリンクアイコンRMaが選択されることで、前記サークルサーバ10において、前記サークルAのメッセージ画面への遷移要求が受信されたと判断された場合は(ステップS409(No)→S414(Yes))、図11に示すメッセージ処理へ移行される(ステップS415〜S425)。
図15は、前記サークルサーバ10のメッセージ処理に従った管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bの表示動作を示す図である。
このメッセージ処理では、前記ユーザ端末20stA/Bにおけるサークル一覧画面Gcl(図14(A)参照)に従ったサークルAのメッセージリンクアイコンRMaの操作、または同サークルAのフィード一覧画面GFca(図14(B)参照)に付加されたメッセージリンクアイコンRMaの操作に応答して、前記サークルデータ記憶エリア12Aのメッセージ記憶エリア12A5で前記ユーザ端末20stA/Bのメンバ(管理者・介護職員A/B)が属するサブグループ12A51,12A52に記憶された各メッセージグループMG1(2人:家族A(除く本人)),MG2(3人:家族A,訪問介護職員A(除く本人))が読み出され、図15(A)に示すように、メッセージグループ一覧画面Gmglとして前記ユーザ端末20stA/Bへ送信される(ステップS415)。
なお、このとき前記メッセージ記憶エリア12A5にサブグループ12A53は作成されていないと仮定する。
そして、前記ユーザ端末20stA/Bに表示されたメッセージグループ一覧画面Gmglにおいて、何れかのメッセージグループ(ここではMG2)が選択されると、当該選択されたメッセージグループMG2が前記サークルサーバ10へ送信され同サーバ10に受信される(ステップS416(Yes))。
すると、前記サークルサーバ10において、前記サークルAのメッセージ記憶エリア12A5内の前記選択されたメッセージグループMG2に対応したサブグループ12A2に記憶されているメッセージデータが読み出され、図15(B)に示すように、時系列に各メッセージを展開したメッセージ画面Gmが生成され、前記ユーザ端末20stA/Bへ送信される(ステップS420)。
ここで、前記サークルAのメッセージ記憶エリア12A5における前記選択されたメッセージグループMG2(12A52)の該当メンバ(メッセージ画面Gmを開いた管理者・介護職員A/B)の新着メッセージ数がリセットされる(ステップS421)。
前記ユーザ端末stA/Bに表示されたメッセージグループMG2のメッセージ画面Gmにおいて、当該画面Gm下端のメッセージエリアMaに新規のメッセージが書き込まれ[送信]アイコンが操作されると、当該メッセージエリアMaに書き込まれた新規のメッセージが前記サークルサーバ10へ送信される。
前記サークルサーバ10において、前記ユーザ端末stA/Bから送信された新規のメッセージが受信されると(ステップS422(Yes))、当該受信されたメッセージが該当するメッセージグループMG2に対応したサブグループ12A52のメッセージ内容として追加して書き込まれる(ステップS423)。
ここで、当該サブグループ12A52内の各メンバのうち前記メッセージ送信元に該当するメンバ(管理者・介護職員A/B)を除くメンバ(家族A,訪問介護職員A)毎の新着メッセージ数が+1される(ステップS424)。
そして、前記メッセージ記憶エリア12A5のサブグループ12A52に新規のメッセージが書き込まれた後のメッセージデータが読み出され、前記同様にメッセージグループMG2のメッセージを一覧にしたメッセージ画面Gmが前記ユーザ端末20stA/Bに送信されて表示される(ステップS425(No)→S420)。
一方、前記図15(A)で示したように、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bにて表示されたサークルAのメッセージグループ一覧画面Gmglにおいて、[新規メッセージ作成]アイコンが操作されると、同ユーザ端末20stA/Bから前記サークルサーバ10に対して新規メッセージの作成要求が送信される。
前記サークルサーバ10において、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bから送信された新規メッセージの作成要求が受信されると(ステップS415〜S417(Yes))、図15(C)に示すように、前記選択されたサークルAのサークルメンバ記憶エリア12A3に記憶されている当該新規メッセージ作成要求元のメンバ(管理者・介護職員A/B)を除く各メンバ(家族A,訪問介護職員A,ケアマネージャA)を項目にしたメンバ選択一覧画面Gmslが生成され、前記ユーザ端末20stA/Bに送信される(ステップS418)。
そして、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに表示されたメンバ選択一覧画面Gmslにおいて、新たにメッセージグループを作りたいメンバ(ここでは「訪問介護職員A」「ケアマネージャA」)がチェックボックスchを操作するとこで選択されると、当該選択されたメンバが前記サークルサーバ10へ送信される。
前記サークルサーバ10において、前記管理者・介護職員A/Bにより選択されたメンバ(「訪問介護職員A」「ケアマネージャA」)が受信されると、当該管理者・介護職員A/Bと前記選択されたメンバからなるメッセージグループMG3(管理者・介護職員A/B,訪問介護職員A,ケアマネージャA)が作成され、前記メッセージ記憶エリア12A内のサブグループ12A53に対応付けて記憶される(ステップS419)。
すると、前記サークルサーバ10において、前記サークルAのメッセージ記憶エリア12A5に作成されたサブグループ12A53に記憶されているメッセージデータが読み出され(ここでは未だメッセージ無し)、図15(D)に示すように、当該サブグループ12A53に該当するメッセージグループMG3のメッセージ画面Gmが生成され、前記ユーザ端末20stA/Bへ送信される(ステップS420)。
ここで、前記サークルAのメッセージ記憶エリア12A5における前記新たなメッセージグループMG3(12A53)の該当メンバ(メッセージ画面Gmを開いた管理者・介護職員A/B)の新着メッセージ数がリセットされる(ステップS421)。
前記ユーザ端末stA/Bに表示されたメッセージグループMG3のメッセージ画面Gm(図15(D)参照)において、当該画面Gm下端のメッセージエリアMaに新規のメッセージが書き込まれ[送信]アイコンが操作されると、当該メッセージエリアMaに書き込まれた新規のメッセージが前記サークルサーバ10へ送信される。
前記サークルサーバ10において、前記ユーザ端末stA/Bから送信された新規のメッセージが受信されると(ステップS422(Yes))、当該受信されたメッセージが該当するメッセージグループMG3に対応したサブグループ12A53のメッセージ内容として追加して書き込まれる(ステップS423)。
ここで、当該サブグループ12A53内の各メンバのうち前記メッセージ送信元に該当するメンバ(管理者・介護職員A/B)を除くメンバ(訪問介護職員A,ケアマネージャA)毎の新着メッセージ数が+1される(ステップS424)。
そして、前記メッセージ記憶エリア12A5のサブグループ12A53に新規のメッセージが書き込まれた後のメッセージデータが読み出され、前記同様にメッセージグループMG3のメッセージを一覧にしたメッセージ画面Gmが前記ユーザ端末20stA/Bに送信されて表示される(ステップS425(No)→S420)。
これにより、前記管理者・介護職員A/Bのユーザ端末20stA/Bに表示されたメッセージグループMG3のメッセージ画面Gmに従い、前記メッセージグループGM2の中だけでなく当該メッセージグループMG3の中だけでも、前記同様にメッセージを別々に入力してやり取りできるようになる(ステップS420〜S425)。
このように、同じ被介護者AのサークルA内であっても、メッセージをやり取りするメンバをサブグループ(MG1〜MG3)化できることで、例えば、被介護者Aの家族Aには必要のない内容のメッセージを、ケアマネージャAや介護職員A/B、訪問介護職員A等の介護サービス関係者だけでやり取りすることもできる。
したがって、前記構成のサークルサーバ10を用いた介護サービスシステムによれば、被介護者A,B,…毎にその世話をする複数のメンバのユーザ端末(メールアドレス)20…をサークルA,B,…として分けた各サークルメンバ記憶エリア12A3,12B3,…に登録する。そして、各サークルA,B,…毎に、そのユーザ端末20…から投稿された被介護者A,B,…に関するフィード情報をフィード記憶エリア12A4,12B4,…に記憶させ、また、各サークルA,B,…毎に、そのユーザ端末20…から入力された被介護者A,B,…に関するメッセージをメッセージ記憶エリア12A5に記憶させる。そして、あるユーザ端末20からサークル一覧の要求が受信された場合は、当該ユーザ端末20が登録されたサークル毎に該当するサークルの前記フィード情報を要求するためのフィードリンクアイコンRFとメッセージを要求するためのメッセージリンクアイコンRMとを設けたサークル一覧画面Gclを生成し前記サークル一覧要求元のユーザ端末20へ送信して表示させる。そして、前記ユーザ端末20に表示された前記サークル一覧画面Gclに従い所望のサークルのフィード情報の要求が受信された場合は、該当するサークルのフィード記憶エリアに記憶されているフィード情報の一覧画面GFが同ユーザ端末20に送信されて表示され、また、メッセージの要求が受信された場合は、該当するサークルのメッセージ記憶エリアに記憶されているメッセージの一覧画面Gmが同ユーザ端末20に送信されて表示される。
これにより、複数の被介護者A,B,…それぞれの世話をする別々のサークルA,B,…内のメンバ間だけで、簡単な操作で、当該被介護者に関するフィード情報を共有し、またメッセージをやり取りできるだけでなく、前記管理者・介護職員A/B等、複数の被介護者A,BのサークルA,Bに共通に登録されたメンバであっても、前記サークル一覧画面Gclに従い選んだサークルA又はBのメンバ間だけで、共有になるフィード情報を投稿や閲覧したり、同メンバ間でだけで伝えたいメッセージをやり取りしたりするのを、容易且つ円滑に行うことができる。
また、前記構成のサークルサーバ10を用いた介護サービスシステムによれば、前記サークルメンバ記憶エリア12A3,12B3,…には、登録された各ユーザ端末20…に対応付けて、当該ユーザ端末20が登録されたサークルのフィード記憶エリアに新規のフィード情報が記憶された場合は+1され当該ユーザ端末20にフィード情報の一覧画面GFが送信された場合はリセットされる新着フィード数を記憶させ、更に、当該ユーザ端末20が登録されたサークルのメッセージ記憶エリアに新規のメッセージが記憶された場合は+1され当該ユーザ端末20にメッセージの一覧画面Gmが送信された場合はリセットされる新着メッセージ数を記憶させる。そして、前記サークル一覧要求元のユーザ端末20へ送信して表示させるサークル一覧画面GclのフィードリンクアイコンRFとメッセージリンクアイコンRMには、当該ユーザ端末20に対応付けて記憶された前記新着フィード数と新着メッセージ数とを数字で付加して送信する。
これにより、個々のユーザ端末20が登録されているサークル毎に、当該ユーザにとっての新規(未読)フィードの状況と新規(未読)メッセージの状況とを一目で簡単に確認することができる。
なお、前記実施形態では、複数の被介護者毎に当該被介護者の世話をする複数のメンバのサークルとして登録した場合について説明したが、世話の対象は被介護者に限らず、例えば、幼稚園児や学校の生徒等の複数の人物が関わって世話をする人間、あるいはペット等の動物、あるいは点検や整備が必要な乗用車等の物であってもよい。
なお、前記各実施形態において記載したサークルサーバ10による各処理の手法、すなわち、図7のフローチャートに示すユーザ登録処理、図8のフローチャートに示すサークル作成処理、図9のフローチャートに示すサークルメンバ招待処理、図10および図11のフローチャートに示すフィード/メッセージ処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録装置の媒体(13)に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク(N)上の情報通信端末(20…)と通信接続可能な電子機器のコンピュータ(制御装置)は、この外部記憶装置の媒体(13)に記憶されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したサークル毎のフィード/メッセージ機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記プログラムのデータを情報通信端末(20…)と通信接続可能な電子機器に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述したサークル毎のフィード/メッセージ機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
複数のユーザ端末と通信接続可能なサーバ装置であって、
複数の対象毎に当該対象に関わる複数のユーザ端末をサークルとして登録するサークル登録手段と、
前記ユーザ端末から受信されたフィード情報を当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けて記憶するフィード記憶手段と、
前記ユーザ端末から受信されたメッセージを当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けて記憶するメッセージ記憶手段と、
前記ユーザ端末からの要求の受信に応じて、当該ユーザ端末が登録されているサークル毎に、当該サークルに対応付けられたフィード情報を要求するためのフィード操作子と同サークルに対応付けられたメッセージを要求するためのメッセージ操作子とを設けたサークル一覧画面を、当該ユーザ端末に送信するサークル一覧送信手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ装置。
[2]
前記サークル一覧送信手段により前記サークル一覧画面を送信した前記ユーザ端末からフィード情報の要求が受信された場合に、当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けられた前記フィード記憶手段に記憶されているフィード情報の一覧画面を、当該ユーザ端末に送信するフィード一覧送信手段と、
前記サークル一覧送信手段により前記サークル一覧画面を送信した前記ユーザ端末からメッセージの要求が受信された場合に、当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けられた前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージの一覧画面を、当該ユーザ端末に送信するメッセージ一覧送信手段と、
を備えたことを特徴とする[1]に記載のサーバ装置。
[3]
前記サークル登録手段により登録された各ユーザ端末に対応付けて、当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けられた前記フィード記憶手段に新規のフィード情報が記憶された場合は加算され前記フィード一覧送信手段により当該ユーザ端末に前記フィード情報の一覧画面が送信された場合はリセットされる新着フィード数を記憶する新着フィード数記憶手段と、
前記サークル登録手段により登録された各ユーザ端末に対応付けて、当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けられた前記メッセージ記憶手段に新規のメッセージが記憶された場合は加算され前記メッセージ一覧送信手段により当該ユーザ端末に前記メッセージの一覧画面が送信された場合はリセットされる新着メッセージ数を記憶する新着メッセージ数記憶手段と、を備え、
前記サークル一覧送信手段は、前記ユーザ端末からの要求の受信に応じて、当該ユーザ端末が登録されているサークル毎に、当該サークルに対応付けられたフィード情報を要求するためのフィード操作子と同サークルに対応付けられたメッセージを要求するためのメッセージ操作子とを設けたサークル一覧画面を、当該ユーザ端末に送信する際に、同ユーザ端末に対応付けられた前記新着フィード数記憶手段に記憶されている新着フィード数と、同ユーザ端末に対応付けられた前記新着メッセージ数記憶手段に記憶されている新着メッセージ数とを、前記フィード操作子と前記メッセージ操作子とに数字で付加して送信する新着数付加手段を有する、
ことを特徴とする[2]に記載のサーバ装置。
[4]
前記複数の対象は、当該対象に関わる複数のユーザ端末のユーザが世話をする対象である、ことを特徴とする[1]ないし[3]の何れかに記載のサーバ装置。
[5]
複数のユーザ端末と通信接続可能な電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数の対象毎に当該対象に関わる複数のユーザ端末をサークルとして登録するサークル登録手段と、
前記ユーザ端末から受信されたフィード情報を当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けて記憶するフィード記憶手段と、
前記ユーザ端末から受信されたメッセージを当該ユーザ端末が登録されているサークルに対応付けて記憶するメッセージ記憶手段と、
前記ユーザ端末からの要求の受信に応じて、当該ユーザ端末が登録されているサークル毎に、当該サークルに対応付けられたフィード情報を要求するためのフィード操作子と同サークルに対応付けられたメッセージを要求するためのメッセージ操作子とを設けたサークル一覧画面を、当該ユーザ端末に送信するサークル一覧送信手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。