JP6421549B2 - パワーモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子と放熱部材とを封止したパワーモジュールに関する。
半導体素子と放熱部材とを封止したパワーモジュールが、例えば特許文献1および2に記載されている。これらの特許文献に記載されたパワーモジュールは、半導体素子と接合された放熱部材の一部がモールドパッケージの外側に露出している。そして、パワーモジュールは、露出している放熱部材の一部に、熱伝導性部材の1つである冷却器(ヒートシンク)が絶縁樹脂シートを介して接合された構造をしている。
特開2013−211942号公報 国際公開第2013/099545号
上記特許文献に記載された構造のようなパワーモジュールでは、モールドパッケージから一部が露出した放熱部材と冷却器との接合を、ヒータープレス処理で行っている。このヒータープレス処理では、例えば図6(a)に示すように、絶縁樹脂シート114を挟んで、モールドパッケージの放熱部材113と冷却器115との両側から圧力をかける。しかし、この処理の際、加圧によって冷却器が受ける荷重が冷却器の端部に集中してしまう現象が生じる。
この冷却器115の端部に荷重が集中した状態でヒータープレス処理を行うと、図6(b)に示すように、冷却器115が内部応力を蓄積した状態で変形して、モールドパッケージの放熱部材113と冷却器115とを接着する絶縁樹脂シート114の厚みは中央部よりも端部(矢印部)が薄くなってしまう。この状態では、冷却器115の内部応力によって、薄くなった絶縁樹脂シート114の端部(矢印部)が剥離するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて、絶縁樹脂シートの端部における厚みの減少を抑制させたパワーモジュールを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、上記課題を解決するために、本発明は、半導体素子の少なくとも1つの主面に、放熱部材、絶縁樹脂シート、および熱伝導性部材が順に接合されており、当該半導体素子、放熱部材、絶縁樹脂シート、および熱伝導性部材が封止されたパワーモジュールであって、放熱部材は、その側面が絶縁樹脂シートと接する一方の底面から他方の底に向かって細くなる順テーパー状になった錐台形状をしており、かつ、熱伝導性部材は、その側面が絶縁樹脂シートと接する一方の底面から他方の底面に向かって細くなる順テーパー状になった錐台形状をしている、ことを特徴とする。
この本発明のパワーモジュールによれば、錐台形状をした放熱部材(例えば、半導体素子に接合される放熱板など)および熱伝導性部材(例えば、放熱部材に接合される金属部材や冷却器など)の側面に、それぞれテーパーがつけられている。このテーパーは、絶縁樹脂シートと接する一方の底面から他方の底面に向かって細くなる順テーパー状となっている。このテーパーは、放熱部材、絶縁樹脂シート、および熱伝導性部材を重ねた構成をヒータープレス処理した際に、各部材に加えられる圧力を分散させ、各部材の外周エッジに近づくほど圧力が低下するように作用する。この作用により、ヒータープレス処理において各部材にかかる荷重が端部に集中することを抑制でき、また各部材に蓄積される内部応力を低減させることができる。従って、ヒータープレス処理後の絶縁樹脂シートにおいて、中央部より端部の厚みが減少する(薄くなる)ことを防ぐことができる。
以上述べたように、本発明のパワーモジュールによれば、ヒータープレス処理において放熱部材または熱伝導性部材の端部への荷重が集中することを抑制できるので、絶縁樹脂シートの端部における厚みの減少を抑制できる。
本発明の一実施形態に係るパワーモジュール1の全体構造の断面を示す概略図 モールドパッケージ化される前のパワーモジュール1の構成の一部を拡大して説明する図 パワーモジュール1を製造する手法の一例を説明する図 パワーモジュール1の様々な変形例を説明する図 本発明に関わる参考例のパワーモジュール2を説明する図 従来のパワーモジュールの一例を説明する断面図
以下、図面を参照しながら、本発明に係るパワーモジュールの実施形態について詳細に説明する。
本発明に係るパワーモジュールは、放熱部材および熱伝導性部材の少なくとも一方を特徴的な形状とすることで、ヒータープレス処理時の加圧によって端部に荷重が集中しないようにする。この形状により、本発明に係るパワーモジュールは、放熱部材と熱伝導性部材との間に挿入される絶縁樹脂シートの端部の厚みが減少することを抑制する。
図1は、本発明の一実施形態に係るパワーモジュール1の全体構造の断面を示す概略図である。図2は、モールドパッケージ化される前の本実施形態に係るパワーモジュール1の構成の一部を拡大して説明する図である。図3は、本実施形態に係るパワーモジュール1を製造する手法の一例を説明する図である。
[パワーモジュールの全体構造]
図1を参照する。本実施形態に係るパワーモジュール1は、半導体素子10、リード端子12、放熱板13、絶縁樹脂シート14、および金属板15の構成を備えている。これらのパワーモジュール1の構成は、例えばエポキシ樹脂などの材料からなる樹脂部材16によって封止され、1つの部品としてモールドパッケージ化されている。
半導体素子10は、例えばパワートランジスタなどの、動作時に発熱する発熱性を持った電力用半導体素子である。半導体素子10の一方の主面(図1では上面)の端子は、例えば半田などの接合部材11aによって、リード端子12の一方端と電気的に接合されている。リード端子12は、導電性を有する材料で構成されている。このリード端子12は、他方端が樹脂部材16からパッケージ外部に突出しており、例えば外部回路基板(図示せず)と他方端とを電気的に接続することで、半導体素子10に通電を行う。半導体素子10の他方の主面(図1では下面)は、例えば半田などの接合部材11bによって、放熱板13と接合されている。
放熱板13は、例えば銅(Cu)やアルミニウム(Al)などの熱伝導性に優れた材料で構成される、放熱部材である。この放熱板13は、半導体素子10で発生した熱を後述する金属板15に逃がす、いわゆるヒートスプレッダーとしての役割を有する。放熱板13の半導体素子10が接合されている面と反対側の面には、絶縁樹脂シート14を挟んで金属板15が接合されている。
金属板15は、例えば銅(Cu)やアルミニウム(Al)などの熱伝導性に優れた材料で構成される、熱伝導性部材である。この金属板15も、半導体素子10で発生した熱を、放熱板13を通じて、パワーモジュール1のモールドパッケージ外部に逃がす、ヒートスプレッダーとしての役割を有する。金属板15の放熱板13が接合されていない面は、樹脂部材16で覆われておらず、パワーモジュール1のモールドパッケージ外部に露出している。本実施形態に係るパワーモジュール1は、この露出部分から熱を発散させる。
放熱板13と金属板15とは、同じ材料で形成されても異なる材料で形成されてもよい。半導体素子10の発熱に伴うパワーモジュール1の温度上昇を考慮すれば、線膨張係数が同じまたは近い材料で放熱板13および金属板15を形成することが好ましい。なお、金属板15のモールドパッケージ外部に露出している部分に、冷却器(ヒートシンク)などをさらに接続してもよい。
絶縁樹脂シート14は、例えば高い熱伝導性を有した熱硬化樹脂材料で構成され、放熱板13の熱を金属板15に伝える役割を担う。加えて、絶縁樹脂シート14は、放熱板13と金属板15とを電気的に絶縁する役割をも担う。高い熱伝導性を有した樹脂としては、高熱伝導セラミックを含有したアルミナ(Al)、窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム(AlN)などが挙げられる。この絶縁樹脂シート14は、樹脂部材16で封止されてモールドパッケージ化された完成後のパワーモジュール1では、すでに硬化している状態である。硬化前の絶縁樹脂シート14は、後述する製造過程におけるヒータープレス処理にて、放熱板13と金属板15との間に挿入された状態で加熱しながら圧力がかけられ、硬化することにより放熱板13と金属板15とを接着させる。
[パワーモジュールにおける特徴的な構成]
図2を参照する。図2(a)は、樹脂部材16で封止されてモールドパッケージ化される前、より具体的にはヒータープレス処理が行われる前のパワーモジュール1における、放熱板13、絶縁樹脂シート14、および金属板15の構成を拡大した図である。図2(b)は、図2(a)に示す構成の放熱板13、絶縁樹脂シート14、および金属板15をヒータープレス処理したときの作用を説明する図である。
図2(a)に示すように、放熱板13には、半導体素子10が接合される面13aと絶縁樹脂シート14が接合される面13bとの間の側面が、面13bから面13aに向かって順テーパー状になっている(A部)。つまり、放熱板13は、錐台の形状をしている。また、金属板15には、樹脂部材16で覆われておらずパワーモジュール1のモールドパッケージ外部に露出する面15aと絶縁樹脂シート14が接合される面15bとの間の側面が、面15bから面15aに向かって順テーパー状になっている(B部)。つまり、金属板15は、錐台の形状をしている。これらのテーパーの勾配については、特に限定はない。これらの放熱板13の側面のテーパー(A部)および金属板15の側面のテーパー(B部)は、ヒータープレス処理において次のように作用する。
[パワーモジュールの作用および効果]
ヒータープレス処理では、図2(b)に示すように、放熱板13の半導体素子10が接合される面13aと金属板15のパワーモジュール1のモールドパッケージ外部に露出する面15aとの間に、クッション材30などを介して圧力が加えられる。
放熱板13では、ヒータープレス処理で加えられる圧力は、側面のテーパー(A部)の作用によって、放熱板13の端部で(外周エッジに近づくほど)低下する。また同様に、金属板15では、ヒータープレス処理で加えられる圧力は、側面のテーパー(B部)の作用によって、金属板15の端部で(外周エッジに近づくほど)低下する。すなわち、側面が順テーパー状となっている放熱板13および金属板15では、ヒータープレス処理で加えられる圧力が分散する。従って、放熱板13および金属板15にかかる荷重が端部に集中することを抑制でき、放熱板13および金属板15の外周エッジ部分に発生する集中的な接触応力を低減させることができる。
これにより、放熱板13および金属板15の変形を抑えることができ、放熱板13および金属板15に蓄積される内部応力を低減させることができる。また、絶縁樹脂シート14において、中央部より端部の厚みが減少する(薄くなる)ことを防ぐことができる(図1を参照)。さらに、絶縁樹脂シート14の端部の厚み確保と、放熱板13および金属板15の内部応力の低減との作用によって、絶縁樹脂シート14の端部が起点となって剥離することを抑制できる。また、放熱板13および金属板15の端部に集中する熱応力に対しても、剥離の耐久性が向上する。
なお、発明者が行った実験では、本実施形態に係るパワーモジュール1の構造において、絶縁樹脂シート14の端部の厚みの減少幅を低減できることが確認された。具体的には、絶縁樹脂シート14の厚み減少幅は、従来と比べて、外周エッジ部分に近づくにつれて徐々に改善されていき、外周エッジ部分において最大「応力×1/2以下」まで低減することが確認できた。
また、本実施形態に係るパワーモジュール1の構造では、ヒータープレス処理で加えられる圧力を上昇させても絶縁樹脂シート14の端部の厚みが変化しないので、圧力を上昇させて放熱板13と金属板15との貼り付けをさらに強くすることができる。また、絶縁樹脂シート14中のボイドも少なくでき、絶縁性能も向上する。
[パワーモジュールの製造方法]
図3を参照して、本実施形態に係るパワーモジュール1の製造方法の一例を説明する。まず、放熱板13および金属板15の側面を、順テーパー状にそれぞれ加工する(図3(a))。次に、絶縁樹脂シート14を間に挟んで、放熱板13の面13bと金属板15の面15bとを合わせて、ヒータープレス処理を行う(図3(b))。この処理により、硬化した絶縁樹脂シート14によって放熱板13と金属板15とが接着される。次に、放熱板13と金属板15との間の絶縁性を向上させるために、放熱板13および金属板15のどちらか一方の側面をエッチングして少なくとも側面の一部を除去し、沿面距離dを増加させる(図3(c))。すなわち、側面を除去した放熱板13の面13b(または金属板15の面15b)の長さは、垂直断面視において、絶縁樹脂シート14の長さよりも短くなり、また側面を除去していない金属板15の面15b(または放熱板13の面13b)の長さよりも短くなる。そして、放熱板13の面13aの上に接合部材11bを介して半導体素子10を実装し、その半導体素子10の上に接合部材11aを介してリード端子12を実装して、金属板15の面15aを露出させつつ全体を樹脂部材16によって封止する(図3(d))。以上の処理により、本実施形態に係るパワーモジュール1が完成する。
上述したエッチング処理(図3(c))では、放熱板13または金属板15の側面のテーパー部分をエッチングするので、テーパー状ではない垂直な側面(平板の厚み)をエッチングすることに比べて、時間の短縮が図れる。なお、放熱板13と金属板15との間の絶縁性を向上させる(沿面距離dを増加させる)必要がなければ、放熱板13または金属板15の側面をエッチングする工程を削除することもできる。
[変形例1]
上記実施形態では、放熱板13および金属板15の側面が、それぞれ順テーパー状である構成を説明した。しかし、この構成以外に、放熱板13の側面だけを順テーパー状にした構成(図4(a))、または金属板15の側面だけを順テーパー状にした構成(図4(b))でもよい。これらの構成であっても、放熱板13または金属板15にかかる荷重が端部に集中することを抑制できる。
[変形例2]
また、上記実施形態では、放熱板13の側面を、面13bから面13aまでのすべてにテーパーをつけた構成を説明した。しかし、この構成以外に、放熱板13の側面の途中までにテーパーをつけて平坦部13fを残した構成(図4(c1))でもよい。この構成の場合、放熱板13の側面のエッチング処理は、平坦部13fだけを除去すればよい(図4(c2))。
[変形例3]
また、上記実施形態では、垂直断面視において、放熱板13の面13bの長さと金属板15の面15bの長さとが同じである構成を説明した。しかし、この構成以外に、放熱板13の面13bの長さを、金属板15の面15bの長さよりも短くした構成(図4(d1))でもよい。絶縁樹脂シート14の長さは、垂直断面視において、放熱板13の面13bより大きくかつ金属板15の面15b以下であることが望ましい。この構成の場合、放熱板13の側面につけられたテーパーの作用により、ヒータープレス処理によって放熱板13よりも金属板15が長い部分(図中の楕円箇所)の接着が可能となる。よって、この構成の場合、沿面距離が確保できるので、放熱板13の側面のエッチング処理を省略することができる(図4(d2))。
[変形例4]
また、上記実施形態では、半導体素子10の片側だけに絶縁樹脂シート14で接着された放熱板13および金属板15の構成を有する構造を説明した。しかし、この構造以外に、半導体素子10の両側にそれぞれ絶縁樹脂シート14で接着された放熱板13および金属板15の構成を有した構造(図4(e))でもよい。この構造の場合、放熱効果がさらに向上する。
[変形例5]
また、上記実施形態では、放熱板13の側面が順テーパー状である構成を説明した。しかし、この構成以外に、放熱板13の側面にはテーパーをつけず、テーパーと同等の作用がある部品13wで放熱板13の側面を囲む構成(図4(f))でもよい。この部品13wとしては、例えば、テーパーの勾配と同じ角度の斜辺を持つ直角三角形を垂直断面とする部品である。この構成の場合、放熱板13と共に囲い部品13wもヒータープレス処理される。
[本発明に関わる参考例]
上記実施形態とは異なる手法を用いて、ヒータープレス処理後の絶縁樹脂シートの端部の厚みが減少することを抑制する例を、図5を用いて説明する。
図5(a)は、本発明に関わる参考例のパワーモジュール2の全体構造の断面を示す概略図である。パワーモジュール2は、半導体素子10、リード端子12、2つの放熱板23、2つの絶縁樹脂シート24、および2つの冷却天板27の構成を備えている。半導体素子10、リード端子12、および2つの放熱板23の構成は、例えばエポキシ樹脂などの材料からなる樹脂部材16によって封止され、1つの部品としてモールドパッケージ化されている。
図5(a)に示すように、パワーモジュール2は、半導体素子10の一方の主面(図5では上面)に、例えば半田などの接合部材11aによってリード端子12が接合されている。半導体素子10の一方の主面および/またはリード端子12には、一方の放熱板23が配置されている。また、半導体素子10の他方の主面(図5では下面)に、他方の放熱板23が配置されている。放熱板23は、例えば半田などの接合部材11aおよび11bによって、半導体素子10やリード端子12と接合されている。
放熱板23の半導体素子10が配置されている面と反対側の面は、樹脂部材16で覆われておらず、パワーモジュール2のモールドパッケージ外部に露出している。放熱板23のモールドパッケージ外部に露出している面には、絶縁樹脂シート24を介して冷却天板27が接合されている。冷却天板27の絶縁樹脂シート24が配置された面と反対側の面には、凹部27aが形成されている。この凹部27aは、ヒータープレス処理時のクッション材30が嵌まる形状を有している。
図5(b)は、パワーモジュール2を製造する手法の一例を示す図である。ヒータープレス処理では、モールドパッケージ化されたパワーモジュール2の冷却天板27の凹部27aに、クッション材30をそれぞれ嵌めた状態で、圧力が加えられる。この場合における各構成の垂直断面視の幅寸法の関係は、「放熱板23<凹部27a<絶縁樹脂シート24<樹脂部材16(モールドパッケージ)」となる。
ヒータープレス処理で加えられる圧力は、冷却天板27の凹部27aに嵌め込まれたクッション材30に依存して分散する。これにより、冷却天板27にかかる荷重が端部に集中することを抑制できる。これによって、放熱板23と冷却天板27とを接着する絶縁樹脂シート24において、中央部より端部の厚みが減少する(薄くなる)ことを防ぐことができる。
変形例を説明する。図5(c)に示す変形例の構成は、凹部27aに替えて、冷却天板27の絶縁樹脂シート24が配置された側と反対側に突出した複数のフィン27bを設ける。この複数のフィン27bは、フィンの先端に向けてテーパー状になっている(拡大図を参照)。このテーパー状のフィン27bを有することによって、冷却天板27にかかる荷重は、フィン27bの勾配に沿って分散されることとなる。
本発明は、半導体素子と放熱部材とを封止したパワーモジュールなどに利用可能である。
1、2 パワーモジュール
11a、11b 接合部材
10 半導体素子
12 リード端子
13、23 放熱板(放熱部材)
13a、13b 面
14、24 絶縁樹脂シート
15 金属板(熱伝導性部材)
15a、15b 面
16 樹脂部材
27 冷却天板(熱伝導性部材)
27a 凹部
30 クッション材

Claims (1)

  1. 半導体素子の少なくとも1つの主面に、放熱部材、絶縁樹脂シート、および熱伝導性部材が順に接合されており、当該半導体素子、放熱部材、絶縁樹脂シート、および熱伝導性部材が封止されたパワーモジュールであって、
    前記放熱部材は、その側面が前記絶縁樹脂シートと接する一方の底面から他方の底面に向かって細くなる順テーパー状になった錐台形状をしており、かつ、
    前記熱伝導性部材は、その側面が前記絶縁樹脂シートと接する一方の底面から他方の底面に向かって細くなる順テーパー状になった錐台形状をしている、パワーモジュール。
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