JP6417898B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体チップと、放熱ブロックと、絶縁樹脂シートと、冷却器とを有する半導体装置の製造方法が、例えば特許文献1に記載されている。この半導体装置の製造方法では、第1の絶縁樹脂シートを冷却器に熱圧着する第1の熱圧着工程と、第2の絶縁樹脂シートを第1の絶縁樹脂シート及び放熱ブロックの各々に熱圧着する第2の熱圧着工程と、放熱ブロックの上に半導体チップをはんだ接合するはんだ接合工程とを含む。第1の絶縁樹脂シートと第2の絶縁樹脂シートはそれぞれ熱硬化性樹脂材料によって構成されている。第1の熱圧着工程では、第1の絶縁樹脂シートが熱硬化する温度まで加熱して熱圧着を行う。第2の熱圧着工程では、第2の絶縁樹脂シートが熱硬化する温度まで加熱して熱圧着を行う。
特開2011−146471号公報
上記特許文献1に記載された従来の半導体装置の製造方法では、冷却器の上に熱圧着された第1の絶縁樹脂シートの上に、第1の絶縁樹脂シートよりも小さい、第2の絶縁樹脂シート及び放熱ブロックを載置した状態で、熱圧着が行われる。しかし、第1の絶縁樹脂シートでは、放熱ブロックが載置された領域を中心に荷重が作用し、放熱ブロック端部の位置に応力が集中する。また、第1の絶縁樹脂シートは、熱硬化が完了し完全に硬化している。そのため、第1の絶縁樹脂シートにクラックが発生するおそれがある。クラックが発生すると、第1の絶縁樹脂シートの絶縁性能が低下する。
本発明は、放熱板と冷却器との間の樹脂シートの絶縁性能を向上させる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、冷却器の一方面上に、熱硬化性の第1の樹脂シートを、平面視における冷却器の一方面の外周の内側に位置するように載置する第1の載置工程と、第1の樹脂シートの上に、放熱板と、放熱板の外周に沿って放熱板を囲う熱硬化性の第2の樹脂シートとを載置する第2の載置工程と、第1の樹脂シート、第2の樹脂シート、及び放熱板を加熱しながら加圧するとともに第2の樹脂シートが放熱板の側面及び第1の樹脂シートの側面を覆うように、第1の樹脂シート及び第2の樹脂シートを熱硬化させる熱硬化工程と、放熱板の上に、半導体素子を接合する半導体素子接合工程と、を有する半導体装置の製造方法である。
第1の発明では、熱硬化工程で、第1の樹脂シート、第2の樹脂シート及び放熱板を加熱しながら加圧するとともに第2の樹脂シートが放熱板の側面及び第1の樹脂シートの側面を覆うように、第1の樹脂シート及び第2の樹脂シートを熱硬化させる。熱硬化工程では、第1の樹脂シート上に、放熱板と第2の樹脂シートとが載置されている。第1の樹脂シートは、放熱板と、放熱板の外側に位置する第2の樹脂シートとから圧力を受ける。また、第1の樹脂シート及び第2の樹脂シートは、同じ熱硬化工程で熱硬化する。つまり、熱硬化工程では、熱硬化が完了していない状態の第1の樹脂シートを、加熱しながら、放熱板及び第2の樹脂シートからの圧力によって熱硬化させている。
第1の発明では、熱硬化が完了していない状態の第1の樹脂シートを、加熱しながら、放熱板及び第2の樹脂シートからの圧力によって熱硬化させている。第1の樹脂シートは、放熱板からだけでなく、放熱板の外側に位置する第2の樹脂シートからも圧力を受けるため、第1の樹脂シートを均一に加圧することができる。そのため、第1の樹脂シートにおける放熱板端部の位置に応力が集中することを抑制できる。さらに、第1の樹脂シートを加圧する前は、第1の樹脂シートの熱硬化は完了していない。従って、応力が集中しないだけでなく、クラックが発生しにくい状態で加圧が開始されるため、第1の樹脂シートにクラックが発生することを抑制できる。その結果、放熱板と冷却器との間の第1の樹脂シートの絶縁性能を向上させることができる。
また、第1の発明では、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31が、同じ工程で熱硬化するため、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31の接触面での結合が促進される。そのため、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31の接着強度が高くなり、熱硬化工程以降における第2の樹脂シート31の剥離を抑制することができる。
また、第1の発明では、放熱板と冷却器との間の樹脂シートを1枚にすることができるため、特許文献1に記載の半導体装置の製造方法に比べて、放熱板から冷却器への熱伝達量を増加させることができる。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略構成図 変形例1に係る半導体装置の概略構成図 変形例2に係る半導体装置の概略構成図 変形例3に係る半導体装置の概略構成図 変形例4に係る半導体装置の概略構成図
以下、図1を参照しながら、実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1の樹脂シート30の上に放熱板20と放熱板20を囲う第2の樹脂シート31とを載置する第2の載置工程と、第1の樹脂シート30、第2の樹脂シート31、及び放熱板20を加熱しながら加圧し、第1の樹脂シート30及び第2の樹脂シート31を熱硬化させる熱硬化工程とを有する。熱硬化工程では、熱硬化が完了していない状態の第1の樹脂シート30を、加熱しながら、放熱板20及び第2の樹脂シート31からの圧力によって熱硬化させている。
図1は、本実施の形態に係る半導体装置1の製造方法を説明するための図である。図1(e)は、完成後の半導体装置1の断面図である。まず、半導体装置1の製造方法を説明する前に、半導体装置1の全体構造について説明する。
[半導体装置の全体構造]
半導体装置1は、図1(e)に示すように、半導体素子10、放熱板20、第1の樹脂シート30、第2の樹脂シート31、ヒートシンク40、及びモールド樹脂60を備えている。半導体装置1では、半導体素子10側から、半導体素子10、放熱板20、第1の樹脂シート30、ヒートシンク40が順番に積層されている。第2の樹脂シート31は、第1の樹脂シート30の上に形成されている。第2の樹脂シート31は、放熱板20を囲み、放熱板20の側面に接触している。半導体装置1は、モールド樹脂60によって半導体素子10等が封止されてパッケージ化されている。
半導体素子10は、例えば矩形板状の半導体チップである。半導体素子10は、一方の主面(図1(e)では下面)が、半田などの接合部材50によって放熱板20に接合されている。放熱板20は、例えば矩形板状に形成されている。放熱板20は、半導体素子10とは反対側の面が、第1の樹脂シート30を介してヒートシンク40に接合されている。第1の樹脂シート30は、高熱伝導性のシートである。第1の樹脂シート30は、例えば矩形シート状に形成されている。ヒートシンク40の天板41は、例えば矩形板状に形成されている。
半導体素子10を平面視した場合の各要素の大きさについて、第1の樹脂シート30は放熱板20よりも大きく、放熱板20は半導体素子10よりも大きい。第2の樹脂シート31の外周と第1の樹脂シート30の外周とは、略同じ大きさある。第1の樹脂シート30とヒートシンク40の天板41とは、略同じ大きさである。なお、第1の樹脂シート30は、天板41よりも小さくてもよい。
半導体素子10は、例えばパワートランジスタなどの、動作時に発熱する発熱性を持った半導体素子である。半導体素子10の端子(図1(e)における上面の端子)は、半田などの接合部材50によって、導電性を有するリード端子70に接続されている。半導体素子10の端子の一部は、ワイヤ80を介してリード端子70と電気的に接続されている。リード端子70は、一端がモールド樹脂60から突出して、例えば外部回路基板(図示せず)に電気的に接続されている。リード端子70を介して半導体素子10への通電が行われる。
放熱板20は、半導体素子10で発生した熱をヒートシンク40に逃がす、いわゆるヒートスプレッダーとしての役割を担う。放熱板20の材料は、例えば、銅(Cu)又はアルミニウム(Al)などの熱伝導性に優れた材料で構成される。
第1の樹脂シート30は、放熱板20から伝達された熱をヒートシンク40に伝える役割と、放熱板20とヒートシンク40とを電気的に絶縁する役割とを担う。第1の樹脂シート30の材料には、例えば熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、又はシリコーン樹脂等)が使用される。さらに、充填剤として、高熱伝導率の絶縁性無機フィラー(アルミナ(Al)、窒化ホウ素(BN)等)が使用される。第1の樹脂シート30の熱伝導率は、例えば、3W/mK以上である。
第2の樹脂シート31の材料は、第1の樹脂シート30と同じであっても良いし、異なっていてもよい。無機フィラーの充填量は、第2の樹脂シート31の方が第1の樹脂シート30よりも少ない方が好ましい。この場合は、完成後の半導体装置1において、第2の樹脂シート31の弾性率が第1の樹脂シート30よりも低くなり(つまり、第2の樹脂シート31の強度が第1の樹脂シート30よりも高くなり)、第1の樹脂シート30の剥離を抑制することができる。また、無機フィラーの充填量が少ない方が、熱硬化前の第2の樹脂シート31の粘度が低くなり、後述する熱硬化工程時における第2の樹脂シート31の流動性が高まる。また、無機フィラーの充填量を少なくすると、熱伝導性が低くなる。この点については、第2の樹脂シート31は、半導体素子10の放熱にほとんど寄与しないため、熱伝導性が低くなることの影響は小さい。また、第2の樹脂シート31の線膨張係数は、放熱板20の線膨張係数よりも低くする方が好ましい。この場合、後述する半導体素子接合工程において、放熱板20のひずみの発生を抑制することができる。
ヒートシンク40は、半導体素子10で発生した熱を、放熱板20を通じて、半導体装置1の外部に逃がす役割を担う。ヒートシンク40は、板状の天板41と、天板41の片面から突出する複数のフィン42とを備えている。ヒートシンク40は、例えば銅(Cu)又はアルミニウム(Al)などの熱伝導性に優れた材料で構成される。
[半導体装置の製造方法]
次に、図1を参照して、半導体装置1の製造方法について説明する。図1(a)は、第1の載置工程後を示す図である。図1(b)は、第2の載置工程後を示す図である。図1(c)は、熱硬化工程中を示す図である。図1(d)は、半導体素子接合工程後を示す図である。図1(e)は、配線工程及びモールド工程後を示す図、つまり完成後の半導体装置1を示す図である。
第1の載置工程では、図1(a)に示すように、ヒートシンク40の天板41の上に第1の樹脂シート30を載置する。次に、第1の樹脂シート30を加圧しながら加熱することで、第1の樹脂シート30をヒートシンク40に熱圧着する。熱圧着に、ヒータープレス機を使用してもよい。熱圧着は、第1の樹脂シート30の熱硬化温度未満の温度で行われる。第1の載置工程後の第1の樹脂シート30は、完全には熱硬化していない状態(Bステージ状態)である。
第2の載置工程では、図1(b)に示すように、第1の樹脂シート30の上に、放熱板20と、第2の樹脂シート31とを載置する。第2の載置工程後の第2の樹脂シート31は、完全には熱硬化していないBステージ状態である。第2の載置工程後の第2の樹脂シート31は、放熱板20の外周に沿って放熱板20を囲んでいる。第2の樹脂シート31と放熱板20とは近接している。第2の樹脂シート31と放熱板20との間には隙間が形成されている。この隙間の大きさは、比較的小さいため、後述する熱硬化工程において第2の樹脂シート31が内側へ流動して放熱板20の側面を覆う。なお、載置順は、放熱板20を先にしてもよいし、第2の樹脂シート31を先にしてもよい。第2の樹脂シート31を先に載置した場合、第2の樹脂シート31の内周に対し放熱板20を位置決めできるため、放熱板20を正確な位置に配置でき、放熱板20とヒートシンク40との沿面距離のばらつきを低減できる。このため、沿面放電のリスクを増大させることなく、設計上の沿面距離を短くすることができ、半導体装置1の小型化が可能になる。ここで、沿面距離とは、放熱板20の周縁からヒートシンク40の周縁までの距離である。
熱硬化工程では、図1(c)に示すように、第1の樹脂シート30、第2の樹脂シート31、及び放熱板20を加熱しながら加圧するヒータープレス処理を行い、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31とを熱硬化させる。ヒータープレス処理では、高温の金属プレートによって、第2の樹脂シート31及び放熱板20が加圧され、第2の樹脂シート31及び放熱板20を介して第1の樹脂シート30が加圧される。金属プレートは、第2の樹脂シート31及び放熱板20の全体を覆った状態で、第2の樹脂シート31及び放熱板20を加圧する。熱硬化工程により、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31は、完全に熱硬化した状態(Cステージ状態)となる。また、第2の樹脂シート31は、内側へ流動して、放熱板20の端部と側面を接触して覆う。
半導体素子接合工程では、図1(d)に示すように、接合部材50を用いて、半導体素子10を放熱板20に接合する。半導体素子接合工程は、リフロー炉内で行われる。リフロー炉では、放熱板20の上に、接合部材50及び半導体素子10を順番に積層した状態で、加熱が行われる。これにより、接合部材50が溶融して、半導体素子10と放熱板20とが接合される。
配線工程では、図1(e)に示すように、半導体素子10の端子にリード端子70を接続する。一部の端子は、ワイヤ80を介してリード端子70に接続する。続いて、モールド工程では、モールド樹脂60によって、半導体素子10、放熱板20、及び第1の樹脂シート30を封止する。モールド工程は、トランスファーモールド法又はポッティング法などの既知の方法を用いることができる。
[実施の形態の効果]
本実施の形態では、熱硬化が完了していない状態の第1の樹脂シート30を、加熱しながら、放熱板20及び第2の樹脂シート31からの圧力によって熱硬化させている。第1の樹脂シート30は、放熱板20からだけでなく、放熱板20の外側に位置する第2の樹脂シート31からも圧力を受けるため、第1の樹脂シート30を均一に加圧することができる。そのため、第1の樹脂シート30における放熱板20端部の位置に応力が集中することを抑制できる。さらに、第1の樹脂シート30を加圧する前は、第1の樹脂シート30の熱硬化は完了していない。従って、応力が集中しないだけでなく、クラックが発生しにくい状態で加圧が開始されるため、第1の樹脂シート30にクラックが発生することを抑制できる。その結果、放熱板20とヒートシンク40との間の第1の樹脂シート30の絶縁性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31は、同じ工程で熱硬化するため、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31の接触面での結合が促進される。そのため、第1の樹脂シート30と第2の樹脂シート31の接着強度が高くなり、熱硬化工程以降における第2の樹脂シート31の剥離を抑制することができる。
また、本実施の形態では、放熱板20とヒートシンク40との間の樹脂シートを1枚にすることができるため、特許文献1に記載の半導体装置の製造方法に比べて、放熱板20からヒートシンク40への熱伝達量を増加させることができる。
また、本実施の形態では、熱硬化工程において、第2の樹脂シート31が内側に流動して、第2の樹脂シート31と放熱板20との隙間がなくなる。熱硬化工程前に隙間があったために露出していた第1の樹脂シート30の露出部分が、第2の樹脂シート31で覆われる。放熱板20の側面も第2の樹脂シート31で覆われる。このため、半導体素子接合工程において、第1の樹脂シート30の酸化を抑制することができる。ここで、このような酸化が生じると第1の樹脂シート30で結合基が切れやすく、第1の樹脂シート30に微細なクラックが生じて、空気層が形成される。この空気層は、第1の樹脂シート30の絶縁性能を低下させる。それに対し、本実施の形態では、第1の樹脂シート30の酸化を抑制できるため、第1の樹脂シート30にクラックが発生することを抑制できる。従って、第1の樹脂シート30の絶縁性能を向上させることができる。
次に、変形例について説明する。尚、上記実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[変形例1]
図2は、変形例1に係る半導体装置6の第2の樹脂シート32の断面形状を説明するための図である。図2は、半導体素子接合工程後を示している。図2では、第1の樹脂シート30の面積が天板41の面積よりも小さい。熱硬化工程では、第2の樹脂シート32が、上記実施形態と同様に、内側へ流動して、放熱板20の側面を覆う。さらに、第2の樹脂シート32は、外側へ流動して、第1の樹脂シート30の側面を覆い、ヒートシンク40の天板41の一部も覆う。このため、半導体素子接合工程において、第1の樹脂シート30の酸化の抑制効果を高めることができる。
[変形例2]
変形例2に係る半導体装置2は、図3に示すように、第1の樹脂シート30とヒートシンク40の天板41との間に、第2の放熱板43及びグリース90が介在している点が、上記実施の形態とは異なる。第2の放熱板43は、第1の樹脂シート30に接合されている。また、第2の放熱板43は、グリース90を介してヒートシンク40に取り付けられている。第2の放熱板43は、ヒートスプレッダーとしての役割を担う。半導体装置2の製造方法は、第2の放熱板43(冷却器)の上に第1の樹脂シート30を載置する第1の載置工程と、第1の樹脂シート30の上に放熱板20と第2の樹脂シート31とを載置する第2の載置工程と、第1の樹脂シート30、第2の樹脂シート31、及び放熱板20を加熱しながら加圧し、第1の樹脂シート20及び第2の樹脂シート31を熱硬化させる熱硬化工程と、半導体素子接合工程と、配線工程と、モールド工程とを有する。さらに、この製造方法は、モールド工程後に、ヒートシンク40上に、グリース90を介して、モールドされたパッケージを載置する工程を有する。
[変形例3]
変形例3に係る半導体装置3は、図4に示すように、半導体素子10の両側に、第1の放熱板20、第1の樹脂シート30、第2の放熱板43、グリース90、及びヒートシンク40が積層されている。各第1の樹脂シート30の上には、放熱板20の周囲に第2の樹脂シート31が積層されている。変形例3によれば、放熱効果がさらに向上する。
[変形例4]
変形例4に係る半導体装置4は、図5に示すように、第2の樹脂シート31が、放熱板21よりも薄くなっている。図5(a)は、実施の形態で説明した構成の半導体装置1に対応した半導体装置3の概略構成図である。図5(b)は、変形例3で説明した構成の半導体装置3に対応した半導体装置5の概略構成である。
本発明は、半導体装置の製造方法などに適用可能である。
1、2、3、4、5、6 半導体装置
10 半導体素子
20、21 放熱板
30 第1の樹脂シート
31、32 第2の樹脂シート
40 ヒートシンク(冷却器)
50 接合部材
60 モールド樹脂
70 リード端子
80 ワイヤ

Claims (1)

  1. 冷却器の一方面上に、熱硬化性の第1の樹脂シートを、平面視における前記冷却器の一方面の外周の内側に位置するように載置する第1の載置工程と、
    前記第1の樹脂シートの上に、放熱板と、前記放熱板の外周に沿って前記放熱板を囲う熱硬化性の第2の樹脂シートとを載置する第2の載置工程と、
    前記第1の樹脂シート、前記第2の樹脂シート、及び前記放熱板を加熱しながら加圧するとともに前記第2の樹脂シートが前記放熱板の側面及び前記第1の樹脂シートの側面を覆うように、前記第1の樹脂シート及び前記第2の樹脂シートを熱硬化させる熱硬化工程と、
    前記放熱板の上に、半導体素子を接合する半導体素子接合工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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