JP6421334B2 - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室に設置され、浴室の換気・乾燥・暖房を行うこと浴室暖房乾燥機に関するものである。
従来、浴室には、浴室内の暖房や換気を行う浴室暖房乾燥機が設置されている(たとえば、特許文献1,2参照)。
特開2014−122752号公報 特開2014−194333号公報
ところで、上記のような浴室暖房乾燥機では、広範囲に風を送ることが求められる。このような要求に対応するためには、横長の大きなルーバーや、内部に風の流れを制御して吹き出し風を拡大する可動整流板等を必要とし、浴室暖房乾燥機の大型化を招く。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、広範囲に風を送ることが可能な小型の浴室暖房乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決する浴室暖房乾燥機は、浴室の天井に設置される浴室暖房乾燥機であって、前記天井に固定されるフランジ部を有する装置本体と、前記装置本体の前面に前記フランジ部から離間して取着されたフロントパネルと、を有し、前記装置本体は、前記フランジ部と前記フロントパネルとの間の隙間を吸い込み口として空気を吸い込むファンを回転駆動するファンモータと、前記ファンで吸い込まれた空気を本体ケース内で温めて温風とするヒータと、前記ヒータより下流側に配設された固定グリルと、前記固定グリルを通過した空気を吹出する吹き出し口に回動可能に支持された可動ルーバーを駆動するルーバーモータと、前記ファンモータ、前記ヒータ、前記ルーバーモータを駆動する制御部と、を備え、前記フロントパネルは長方形状であり、前記可動ルーバーは、前記フロントパネルの短辺に沿った軸にて回動可能に支持される。
本発明の浴室暖房乾燥機によれば、小型で広範囲に風を送ることができる。
(a)は浴室を示す斜視図、(b)は浴室の側断面図である。 浴室暖房乾燥機の断面図である。 浴室暖房乾燥機の断面図である。 浴室暖房乾燥機の分解斜視図である。 (a)は固定グリルの平面図、(b)は固定グリルの断面図である。 固定グリルの分解斜視図である。 (a)〜(d)は固定グリルの設定例を示す平面図である。 浴室暖房乾燥機の電気的構成を示すブロック図である。
以下、一実施形態を説明する。
図1(a)に示すように、浴室1の天井2には浴室暖房乾燥機10が設置されている。図1(b)に示すように、浴室暖房乾燥機10は、天井にあって、浴槽3の上方位置に設置されている。
浴室暖房乾燥機10は、装置本体11と、その装置本体11の前面(施工後において下面)に固定されたフロントパネル12とを有している。装置本体11はフランジ部11aを有し、そのフランジ部11aが図示しないネジにより天井2に固定されている。フロントパネル12は、装置本体11の前面に取着されている。
図4に示すように、装置本体11のフランジ部11aには、4つの支持柱11bが前方に向かって突出形成されている。フロントパネル12には、支持柱11bに対応する4つの固定片12aが後方に向かって突出形成されている。各固定片12aにはネジ穴が形成されている。固定片12aは、支持柱11bの外側に配置され、図示しないネジにより支持柱11bに固定される。支持柱11bと固定片12aは、フロントパネル12を装置本体11から離間して固定する固定部材を構成する。
図1(b)に示すように、装置本体11のフランジ部11aとフロントパネル12との間には、図4に示す支持柱11bと固定片12aとからなる固定部材により取り込み口13が形成される。浴室暖房乾燥機10は、取り込み口13から取り込んだ空気を、装置本体11の吹き出し口29から浴室1内に吹出する。また、浴室暖房乾燥機10は、取り込み口13から取り込んだ空気を、屋外に排出する。なお、取り込み口13から取り込んだ空気の一部を浴室1内に吹出し、残りの空気を屋外に排出することも可能である。
フロントパネル12は長方形状に形成され、長辺方向の一端に吹き出し口29に対応する開口12bが形成されている。吹き出し口29には可動ルーバー30が取着されている。可動ルーバー30は、フロントパネル12の短辺方向に沿って延びる長方形の板状に形成されている。
たとえば、図1(a)に示すように、浴室暖房乾燥機10は、その長手方向を、浴室1内の浴槽3が配設された壁面4に沿って延びるように配置されている。可動ルーバー30の回動により、浴室暖房乾燥機10から吹出される空気は、図1(a)において左右方向にその風向が変更される。
図2に示すように、装置本体11は、本体ケース21を有し、その本体ケース21にファンモータ22が固定されている。そのファンモータ22の回転軸にはファン23が回転軸と一体回転可能に固定されている。ファンモータ22の動作に基づいてファン23が回転する。そして、ファン23の回転に基づいて、浴室1(図1(b)参照)の空気が装置本体11内に取り込まれる。
ファン23の下流側には、ダンパ24が配設されている。ダンパ24は、後述する切替モータ45により、図2に示す排気位置と、図3に示す循環位置との間で回動される。図2に示す排気位置において、ダンパ24は、ファン23からの空気を排気アダプタ25へと導く。排気アダプタ25には、図示しないダクトが接続され、そのダクトを介して空気が屋外に排出される。
図3に示す循環位置において、ダンパ24は、ファン23からの空気を循環通路26へと導く。循環通路26には、その循環通路26の一部を塞ぐようにヒータ27が配設されている。ヒータ27は、たとえばセラミックヒータである。また、循環通路26には、ヒータ27の下流側に固定グリル28が配設されている。ダンパ24により循環通路へと導かれた空気は、ヒータ27を通過して暖められた空気と、ヒータ27を通過しない空気とが固定グリル28を介して吹き出し口29へと導かれ、浴室1内(図1(b)参照)に吹出される。
次に、上記の浴室暖房乾燥機10の電気的構成を説明する。
図8に示す制御部41は、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて動作するマイコン及びマイコンと各機器を接続するためのインターフェースを備える。制御部41は、リモコン42、温度センサ43に接続されている。
リモコン42は、たとえば浴室の外側壁面に取着される。リモコン42は、浴室暖房乾燥機10の稼動・停止や、作動時間や浴室1内の温度等を設定するための各種のスイッチを有している。制御部41には、リモコン42から出力される操作信号が入力される。
温度センサ43は、浴室1内の温度を測定する。たとえば、温度センサ43は、浴室暖房乾燥機10内の流路において、ヒータ27の上流側に配置され、通過する空気の温度を検出する。制御部41には、温度センサ43から出力される検出信号が入力される。
制御部41にはファンモータ22,ルーバーモータ44,切替モータ45が接続されている。ルーバーモータ44は、図2に示す可動ルーバー30を回動するモータであり、たとえばステッピングモータである。切替モータ45は、図2に示すダンパ24を回動するモータでありたとえばステッピングモータである。制御部41は、設定されたプログラムに基づいて各モータの動作を制御する。
また、制御部41には、ヒータ27が接続されている。制御部41は、温度センサからの検出信号に基づいて、浴室1内の温度を設定温度とするようにヒータ27を制御する。
図5(a)に示すように、固定グリル28は、固定枠50と、固定枠50内に配設された2つの第1のグリル部60,第2のグリル部70とを有している。
固定枠50は、長方形状に形成された壁部51を有し、その壁部51内に2つの第1のグリル部60,第2のグリル部70を収容する。第1のグリル部60,第2のグリル部70は、それぞれ平面視において正方形状に形成されている。
固定枠50は、壁部51から外側に突出する固定部52を有している。固定部52には、厚さ方向に固定部52を貫通するネジ穴52aが形成され、そのネジ穴52aに挿通した図示しないネジにより装置本体11に固定グリル28が固定される。
第1のグリル部60は、正方形状に形成された支持枠61と、その支持枠61内にあって支持枠61と接続された複数の羽根板62を有している。第2のグリル部70は、正方形状に形成された支持枠71と、その支持枠71内にあって支持枠71と接続された複数の羽根板72を有している。
図6に示すように、壁部51の内側下端には、内側に向かって係止部53が突出形成されている。壁部51の短辺51aの内側上端には内側に向かって係止部54aが突出形成されている。また、壁部51の長辺51b,51cの中央内側上端には内側に向かって係止部54b,54cが突出形成されている。また、壁部51の短辺51dには、爪部55が形成されている。係止部54a,54b,54cは、第1のグリル部60の支持枠61と上下方向において係合し、第1のグリル部60を保持する。同様に係止部54a,54bと爪部55は、第2のグリル部70の支持枠71と上下方向において係合し、第2のグリル部70を保持する。
図5(a)に示すように、各羽根板62は、平面視において、中央に支持枠61と平行に伸びる第1の風向部62aと、その第1の風向部62aの両端からそれぞれ支持枠61に向かって、第1の風向部62aと所定の角度を成すように延びる第2の風向部62b,62cを有している。
図5(b)に示すように、各羽根板62の第1の風向部62aは、支持枠61と直交する方向の軸(設置時において鉛直線の方向)に対して所定の角度を成すように傾いている。そして、第2の風向部62b,62cは、第1の風向部62aと同様に傾いている。
したがって、第1のグリル部60は、吹き出し口29から吐出される空気に対して、羽根板62の鉛直線に対する角度に応じた方向に応じて一定の風向を与える。第1のグリル部60が吹き出す空気に与える方向は、支持枠61の風向表示部63にて示される。
また、第1の風向部62aに対して角度を成すように形成された第2の風向部62b,62cは、それぞれの角度に応じて、第1のグリル部60を通過する空気に対して、図5(a)において上下方向への風向を与える。したがって、第2の風向部62b,62cは、第1のグリル部60の幅(図において上下方向の幅)に対して通過する空気を拡大する。
第2のグリル部70は、第1のグリル部60と同様である。つまり、図5(a)に示すように、各羽根板72は、平面視において、中央に支持枠71と平行に伸びる第1の風向部72aと、その第1の風向部72aの両端からそれぞれ支持枠71に向かって、第1の風向部72aと所定の角度を成すように延びる第2の風向部72b,72cを有している。
図5(b)に示すように、各羽根板72の第1の風向部72aは、支持枠71と直交する方向の軸(設置時において鉛直線の方向)に対して所定の角度を成すように傾いている。そして、第2の風向部72b,72cは、第1の風向部72aと同様に傾いている。
したがって、第2のグリル部70は、吹き出し口29から吐出される空気に対して、羽根板72の鉛直線に対する角度に応じた方向に応じて一定の風向を与える。第2のグリル部70が吹き出す空気に与える方向は、支持枠71の風向表示部73にて示される。
また、第1の風向部72aに対して角度を成すように形成された第2の風向部72b,72cは、それぞれの角度に応じて、第2のグリル部70を通過する空気に対して、図5(a)において上下方向への風向を与える。したがって、第2の風向部72b,72cは、第2のグリル部70の幅(図において上下方向の幅)に対して通過する空気を拡大する。
図6に示すように、第1のグリル部60の支持枠61は4つの側板61a〜61dにより構成され、各側板61a〜61dには、それぞれ位置決め凹部64a〜64dが形成されている。各位置決め凹部64a〜64dにおいて、側板61a〜61dに沿った方向の長さは互いに等しい。各側板61a〜61dにおける位置決め凹部64a〜64dの形成位置、たとえば各側板61a〜61dの端部からの距離が互いに異なっている。
第2のグリル部70の支持枠71は4つの側板71a〜71dにより構成されている。支持枠71は、支持枠71の各側板71a〜71dから外側に向かって突出する位置決め凸部74a〜74dを有している。各位置決め凸部74a〜74dにおいて、側板71a〜71dに沿った方向の長さは互いに等しい。各側板71a〜71dにおいて、各位置決め凸部74a〜74dの形成位置、たとえば各側板71a〜71dの端部から距離が互いに異なっている。
そして、位置決め凹部64a〜64d及び位置決め凸部74a〜74dの形成位置は、第1のグリル部60の側板61a〜61dと第2のグリル部70の側板71a〜71dのうち、対応する側板に応じて設定されている。対応する側板は、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを、それぞれの羽根板62,72による風向を一致させるように並設した場合に互いに対向する側板である。
たとえば、図5(a)に示すように、第1のグリル部60と第2のグリル部70の風向を図において左方向とする。このとき、第1のグリル部60の側板61cと、第2のグリル部70の側板71cとが互いに隣接する。そして、第1のグリル部60の側板61cの位置決め凹部64cに、第2のグリル部70の側板71aの位置決め凸部74aが挿入される。そして、側板71b,71c,71dに形成された位置決め凸部74b,74c,74dは、位置決め凸部74aと形成位置が異なるため、第2のグリル部70を90度間隔で回転させても、側板71b,71c,71dは、第1のグリル部60の側板61cに隣接しない。
したがって、位置決め凹部64a〜64dと位置決め凸部74a〜74dは、第1のグリル部60の側板と第2のグリル部70の側板とを隣接させたときに、第1のグリル部60の風向と第2のグリル部70の風向とが一致するように設定されている。言い換えれば、位置決め凹部64a〜64dと位置決め凸部74a〜74dは、風向が互いに異なる第1のグリル部60及び第2のグリル部70の隣接を禁止する。つまり、このように互いに異なる風向となるような配置が防止される。
図6に示すように、固定枠50の一端側には、複数の位置決め凹部56が形成され、他端側には位置決め凹部が形成されていない。位置決め凹部56には、第2のグリル部70の位置決め凸部74a〜74dが挿入される。そして、これらの位置決め凹部56は、第2のグリル部70の方向にかかわらず、位置決め凸部74a〜74dを挿入可能に形成されている。そして、固定枠50において、位置決め凹部が形成されていない部分には、第2のグリル部70は装着することができない。つまり、この位置決め凹部が形成されていない部分には、第1のグリル部60のみが装着可能である。
第2のグリル部70には、固定枠50の爪部55に対応する係合凹部75が、各側板71a〜71dに形成されている。そして、第1のグリル部60には、係合凹部が形成されていない。したがって、爪部55が形成された部分には、第2のグリル部70のみが装着可能である。したがって、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを、それぞれの位置に確実に装着することができる。また、1つの固定枠50に対して第1のグリル部60を2つ装着するようなミスの発生を防止することができる。
次に、上記の浴室暖房乾燥機10の作用を説明する。
図1(a)に示すように、浴室暖房乾燥機10は、その長手方向を、浴室1内の浴槽3が配設された壁面4に沿って延びるように配置されている。図8に示す制御部41は、ルーバーモータ44を駆動する。そのルーバーモータ44の動作により図1(a)に示す可動ルーバー30が図において左右方向に回動する。そして、により、浴室暖房乾燥機10から吹出される空気は、図1(a)において左右方向にその風向が変更される。このように、浴槽3上方の天井2に設置された浴室暖房乾燥機10は、可動ルーバー30により、図に示す左右方向において、浴室1の広範囲に空気を吹き出す。
また、図2,図3に示すように、可動ルーバー30の上流には固定グリル28が配設されている。この固定グリル28は、図5(a)に示すように、第1のグリル部60と第2のグリル部70を有している。
図5(a)に示すように、第1のグリル部60は、正方形状の支持枠61と、その支持枠61内の複数の羽根板62を有している。図5(b)に示すように、各羽根板62は、固定グリル28の支持枠61と直交する方向に対して傾いている。この傾きにより、各羽根板62は、固定グリル28を通過する空気の風向を、その傾きに応じた方向とする。第2のグリル部70は、第1のグリル部60と同様に、正方形状の支持枠71と、その支持枠71内の複数の羽根板72とを有し、羽根板72は、固定グリル28を通過する空気の風向を、その傾きに応じた方向とする。
そして、第1のグリル部60の風向と第2のグリル部70の風向は、互いに同一方向である。そして、固定グリル28における風向は、図1(b)に示すように設置された浴室暖房乾燥機10において、左下方向、つまり、浴室1の洗い場に向かう方向である。したがって、この浴室暖房乾燥機10は、浴室1の全体に対して広範囲に空気を吹き出す。
図5(a)に示すように、羽根板62は、中央の第1の風向部62aと、その第1の風向部62aの両端から支持枠71まで延び、第1の風向部62aに対して所定の角度を成す第2の風向部62b,62cとを有している。第2の風向部62b,62cは、第1の風向部62aに対して同一方向(図において右方向)に傾斜している。つまり、第2の風向部62b,62cは、第1の風向部62aの両端部から、第1の風向部62aに対して逆方向に傾いている。第2の風向部62b,62cは、それぞれと直交する方向を、通過する空気の風向とする。したがって、第2の風向部62bは、図において左上方向をその風向とし、第2の風向部62cは、図において左下方向をその風向とする。第2のグリル部70は、第1のグリル部60と同様である。したがって、第1のグリル部60と第2のグリル部70は、固定グリル28を通過する空気を、固定グリル28の幅方向に拡大する。
図7(a)〜図7(d)は、第1のグリル部60と第2のグリル部70の方向の設定例を示す。なお、図7(a)〜図7(d)では、一部の符号を省略している。
たとえば、図7(a)に示すように、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを、それぞれの風向表示部63,73を図において左方向として配置する。第1のグリル部60の位置決め凹部64cに第2のグリル部70の位置決め凸部74aが挿入される。これにより、第1のグリル部60の側板61cと、第2のグリル部70の側板71aとが互いに隣接する。このとき、第1のグリル部60と第2のグリル部70を通過する空気は、風向表示部63,73が示すように、図において左方向に向かって吹き出される。
また、図7(b)に示すように、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを、それぞれの風向表示部63,73を図において下方向として配置する。第1のグリル部60の位置決め凹部64dに第2のグリル部70の位置決め凸部74bが挿入され、第1のグリル部60の側板61dと、第2のグリル部70の側板71bとが互いに隣接する。そして、第1のグリル部60と第2のグリル部70を通過する空気は、風向表示部63,73が示すように、図において下方向に向かって吹き出される。
同様に、図7(c)に示すように、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを、それぞれの風向表示部63,73を図において右方向として配置する。第1のグリル部60の位置決め凹部64aに第2のグリル部70の位置決め凸部74cが挿入され、第1のグリル部60の側板61aと、第2のグリル部70の側板71cとが互いに隣接する。そして、第1のグリル部60と第2のグリル部70を通過する空気は、風向表示部63,73が示すように、図において右方向に向かって吹き出される。
そして、図7(d)に示すように、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを、それぞれの風向表示部63,73を図において上方向として配置する。第1のグリル部60の位置決め凹部64bに第2のグリル部70の位置決め凸部74dが挿入され、第1のグリル部60の側板61bと、第2のグリル部70の側板71dとが互いに隣接する。そして、第1のグリル部60と第2のグリル部70を通過する空気は、風向表示部63,73が示すように、図において上方向に向かって吹き出される。
このように、第1のグリル部60の風向表示部63と第2のグリル部70の風向表示部73とにより、それぞれを通過する空気の風向が把握され、第1のグリル部60と第2のグリル部70とが容易に配設される。そして、第1のグリル部60の支持枠61に形成された位置決め凹部64a〜64dに対して、第2のグリル部70の支持枠71に形成された位置決め凸部74a〜74dを挿入することで、第1のグリル部60の風向と第2のグリル部70の風向とが容易に同一方向となる。
そして、第1のグリル部60と第2のグリル部70とをそれぞれ正方形状とした、このため、図7(a)〜図7(d)に示すように、長方形状の固定グリル28において、4方向の風向が設定される。このため、浴室暖房乾燥機10の設置状態や要望に応じて風向を変更することが可能となる。たとえば、図1(a)において、浴室暖房乾燥機10の左右を逆に設置した場合、図7(c)に示すように第1のグリル部60と第2のグリル部70の向きを設定する。これにより、図1(a)において、浴室暖房乾燥機10から図面手前側に向かって空気を吹出させることができる。
たとえば、1枚の長方形状の固定グリルを用いた場合、その固定グリルでは風向を2方向しか設定できないため、風向の設定に可動グリル等を必要とする。この点、本実施形態では、第1のグリル部60と第2のグリル部70との方向に応じて風向の設定が可能であり、風向の設定に可動グリル等を必要としないため、浴室暖房乾燥機10を小型化することができる。
また、1枚の長方形状の固定グリルを用いた場合、その風向の設定のため、点対象形とし、ネジ等の固定のために2つの固定部を必要とする。この点、本実施形態では、1つの固定部52のみで固定グリル28を固定することができる。このため、固定グリル28を設置する場所が小さく、小型化を図ることができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)浴室1の天井2には浴室暖房乾燥機10が設置されている。浴室暖房乾燥機10は、天井にあって、浴槽3の上方位置に設置されている。浴室暖房乾燥機10の吹き出し口29には可動ルーバー30が取着されている。可動ルーバー30は、フロントパネル12の短辺方向に沿って延びる長方形の板状に形成されている。
浴室暖房乾燥機10は、その長手方向を、浴室1内の浴槽3が配設された壁面4に沿って延びるように配置されている。可動ルーバー30の回動により、浴室暖房乾燥機10から吹出される空気の風向が変更される。したがって、小型の浴室暖房乾燥機10により、浴室1の広範囲に空気を吹き出すことができる。
(2)固定グリル28は、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを有している。第1のグリル部60と第2のグリル部70とをそれぞれ正方形状である。したがって、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを90度毎に回転して固定枠50に設定することで、長方形状の固定グリル28において、4方向の風向を設定することができる。これにより、浴室暖房乾燥機10の設置状態等に応じて空気が吹出する方向を設定することができる。そして、可動グリル等を必要としないので、浴室暖房乾燥機10を小型化することができる。
(3)第1のグリル部60の支持枠61には位置決め凹部64a〜64dが形成され、第2のグリル部70の支持枠71には位置決め凸部74a〜74dが形成されている。支持枠61の各側板61a〜61dにおける位置決め凹部64a〜64dの形成位置、たとえば各側板61a〜61dの端部からの距離が互いに異なっている。支持枠71の各側板71a〜71dにおいて、各位置決め凸部74a〜74dの形成位置、たとえば各側板71a〜71dの端部から距離が互いに異なっている。そして、位置決め凹部64a〜64dと位置決め凸部74a〜74dは、第1のグリル部60の側板と第2のグリル部70の側板とを隣接させたときに、第1のグリル部60の風向と第2のグリル部70の風向とが一致するように設定されている。したがって、第1のグリル部60の風向と、第2のグリル部70の風向を容易に一致させることができる。また、第1のグリル部60と第2のグリル部70とを、風向が異なる向きに配置することを防止することができる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・図5(a)に示すように、第1のグリル部60において、第1の風向部62aと、第1の風向部62aと所定の角度を成す第2の風向部62b,62cとにより羽根板62を構成したが、直線状の羽根板としてもよい。同様に、第2のグリル部70において、第1の風向部72aと、第1の風向部72aと所定の角度を成す第2の風向部72b,72cとにより羽根板62を構成したが、直線状の羽根板としてもよい。また、各羽根部を曲線状としてもよい。
・上記実施形態では、2つの第1のグリル部60,第2のグリル部70を有する固定グリル28としたが、3つ以上のグリル部を有する固定グリルとしてもよい。
・図1(a),図1(b)に示す浴室暖房乾燥機10の設置方向・設置場所は一例であり、浴室の形状や要望に応じて適宜変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に付記として記載する。
(付記1)浴室の天井に設置される浴室暖房乾燥機であって、
前記天井に固定されるフランジ部を有する装置本体と、
前記装置本体の前面に前記フランジ部から離間して取着されたフロントパネルと、
を有し、
前記装置本体は、
前記フランジ部と前記フロントパネルとの間の隙間を吸い込み口として空気を吸い込むファンを回転駆動するファンモータと、
前記ファンで吸い込まれた空気を本体ケース内で温めて温風とするヒータと、
前記ヒータより下流側に配設された固定グリルと、
前記固定グリルを通過した空気を吹出する吹き出し口に回動可能に支持された可動ルーバーを駆動するルーバーモータと、
前記ファンモータ、前記ヒータ、前記ルーバーモータを駆動する制御部と、
を備え、
前記フロントパネルは長方形状であり、前記可動ルーバーは、前記フロントパネルの短辺に沿った軸にて回動可能に支持されたこと、を特徴とする浴室暖房乾燥機。
(付記2)前記固定グリルは、
矩形状の固定枠と、
前記固定枠内に配設され、それぞれが正方形に形成された複数のグリル部と、
を備えたこと、
を特徴とする付記1に記載の浴室暖房乾燥機。
(付記3)前記複数のグリル部はそれぞれ、正方形状の支持枠と、支持枠内に設けられて風向に応じて傾いて形成された複数の羽根板とを含み、
前記複数のグリル部の支持枠は、並設された2つのグリル部の風向を一致するようにグリル部の方向を設定する位置決め部を有すること、
を特徴とする付記2に記載の浴室暖房乾燥機。
(付記4)隣接して設置される2つのグリル部のうちの一方のグリル部の支持枠は位置決め凹部を有し、
前記2つのグリル部のうちの他方のグリル部の支持枠は、前記支持枠を構成する4つの側壁のそれぞれから外側に突出し、各側壁における形成位置が互いに異なる位置決め凸部を有し、
前記位置決め凹部は、対応する側板の位置決め凸部を挿入可能であること、
を特徴とする付記3に記載の浴室暖房乾燥機。
(付記5)前記固定枠は、4つの前記側板の位置決め凸部が挿入可能な凹部を有すること、
を特徴とする付記4に記載の浴室暖房乾燥機。
本発明にかかる浴室暖房乾燥機は、浴室内の暖房、換気、浴室内の乾燥(たとえば、洗濯物の乾燥)に使用可能である。
1 浴室
2 天井
10 浴室暖房乾燥機
11 装置本体
11a フランジ部
12 フロントパネル
22 ファンモータ
23 ファン
27 ヒータ
28 固定グリル
29 吹き出し口
30 可動ルーバー
41 制御部
44 ルーバーモータ
50 固定枠
56 位置決め凹部
60 第1のグリル部
61 支持枠
61a 側板
61b 側板
61c 側板
61d 側板
62 羽根板
64a 位置決め凹部
64b 位置決め凹部
64c 位置決め凹部
64d 位置決め凹部
70 第2のグリル部
71 支持枠
71a 側板
71b 側板
71c 側板
71d 側板
72 羽根板
74a 位置決め凸部
74b 位置決め凸部
74c 位置決め凸部
74d 位置決め凸部

Claims (5)

  1. 浴室の天井に設置される浴室暖房乾燥機であって、前記天井に固定されるフランジ部を有する装置本体と、前記装置本体の前面に前記フランジ部から離間して取着されたフロントパネルと、を有し、前記装置本体は、前記フランジ部と前記フロントパネルとの間の隙間を吸い込み口として空気を吸い込むファンを回転駆動するファンモータと、前記ファンで吸い込まれた空気を本体ケース内で温めて温風とするヒータと、前記ヒータより下流側に配設された固定グリルと、前記固定グリルを通過した空気を吹出する吹き出し口に回動可能に支持された可動ルーバーを駆動するルーバーモータと、前記ファンモータ、前記ヒータ、前記ルーバーモータを駆動する制御部と、を備え、前記フロントパネルは長方形状であり、前記可動ルーバーは、前記フロントパネルの短辺に沿った軸にて回動可能に支持されたこと、を特徴とする浴室暖房乾燥機。
  2. 前記固定グリルは、矩形状の固定枠と、前記固定枠内に配設され、それぞれが正方形に形成された複数のグリル部と、を備えたこと、を特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
  3. 前記複数のグリル部はそれぞれ、正方形状の支持枠と、支持枠内に設けられて風向に応じて傾いて形成された複数の羽根板とを含み、前記複数のグリル部の支持枠は、並設された2つのグリル部の風向を一致するようにグリル部の方向を設定する位置決め部を有すること、を特徴とする請求項2に記載の浴室暖房乾燥機。
  4. 隣接して設置される2つのグリル部のうちの一方のグリル部の支持枠は位置決め凹部を有し、前記2つのグリル部のうちの他方のグリル部の支持枠は、前記支持枠を構成する4つの側壁のそれぞれから外側に突出し、各側壁における形成位置が互いに異なる位置決め凸部を有し、前記位置決め凹部は、対応する側板の位置決め凸部を挿入可能であること、を特徴とする請求項3に記載の浴室暖房乾燥機。
  5. 前記固定枠は、4つの前記側板の位置決め凸部が挿入可能な凹部を有すること、を特徴とする請求項4に記載の浴室暖房乾燥機。
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