JP6418700B2 - ゴールドビーズを含有した石鹸組成物または化粧品組成物、およびこれを用いた石鹸の製造方法または化粧品の製造方法 - Google Patents

ゴールドビーズを含有した石鹸組成物または化粧品組成物、およびこれを用いた石鹸の製造方法または化粧品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ゴールドビーズ(gold beads)を含有した石鹸組成物または化粧品組成物、およびこれを用いた石鹸の製造方法または化粧品の製造方法に関するものであり、より詳細には、高分子、シリカ、ガラス質などの丸い球形体に金を数百ナノメートルでコーティングして構成されたゴールドビーズを添加して製造した石鹸または化粧品に利用できるゴールドビーズを含有した石鹸組成物または化粧品組成物、およびこれを用いた石鹸の製造方法または化粧品の製造方法に関するものである。
科学の発達により人の生活は便利になったが、それとともに数多くの化学物質による環境汚染が深刻化し、皮膚病や喘息など多くの病気で苦しむ人も増えた。そして、身の周りのウイルスによる病気を予防するために手洗いの重要性が浮かび上がり、石鹸の使用に対する認識が広まっている。このような状況の中で、天然素材を使用した石鹸または化粧品が新たに浮上し、人々の関心を集めている。特に天然石鹸は、アトピー性皮膚炎やその他の皮膚炎を大きく緩和させ、特定の病気を持つ人に好まれている。また、有毒な化学成分の入っていない天然化粧品は、やさしい成分から作られたという認識があり、多くの女性に愛用されている。
「東医宝鑑」によると、金は非常に驚いたときに神経を安定させる効果があり、人体内の有害物質を吸収して排出する解毒作用があり、腫物、瘡毒、痘瘡、火毒、化膿症などの皮膚病を治める効能があると書いてある。よって、上記のような金の効能を適用すれば、アトピーなどの皮膚炎をより緩和する効能を持った石鹸または化粧品を作ることが期待できる。
また、現代科学の発展の中で発見された金の効果には、コラーゲンの消費とエラスチンの崩壊を遅くして皮膚がたるむのを防ぎ、基底層の細胞の成長を刺激して健康でハリのある肌を再生してリフティングに役立つことが知られている。そして微細な粒子の純金は、肌の老化を起こす重金属や様々な公害物質を吸着して除去し、毛穴の中に存在する老廃物を除去することにも効果がある。また、ホルモンの分泌を促進して細胞の活性化を助け、肌の老化を防ぎ、しわ防止やそばかす除去にも役立つ。また、金が持つ皮膚の浄化作用で様々な炎症やニキビの緩和を助ける。
したがって、金が肌に効率的に吸収されるようにする石鹸または化粧品を開発することが注目を集めたが、市販されている金含有の石鹸または化粧品に金の効能を期待できる程度の十分な量の金を使用するには、金の価格が高くて、実際に石鹸または化粧品に適用するには限界がある。また、現在市販されている金を含有した石鹸または化粧品は、非常に少量の金を金箔の粉状で使用しているので、金の効果がかすかであり、肌触りが感じられないのでマッサージ効果やスクラブ効果を期待できない問題があった。
本発明の目的は、上記のような従来の特性を改善するために提案されたものであって、マイクロサイズの球形物質に金をコーティングして構成されたゴールドビーズを石鹸または化粧品に添加して、高価の金を多量に含有した効果を出すことができるゴールドビーズを含有した石鹸組成物または化粧品組成物、およびこれを用いた石鹸の製造方法または化粧品の製造方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、マイクロサイズの球形物質に金をコーティングして構成されたゴールドビーズを化粧品に添加して、肌に擦ることで抗炎症作用、シワ改善、肌再生効果を得ることができるゴールドビーズを含有した石鹸組成物または化粧品組成物、およびこれを用いた石鹸の製造方法または化粧品の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成される。
本発明におけるゴールドビーズを含有した石鹸組成物または化粧品組成物は、ポリエチレンイミン(polyethyleneimine)5gまたはポリスチレン(polystyrene)5gのいずれかを含有した水溶液50mlに100〜200μm直径のポリメチルメタクリレート(PMMA、polymethylmethacrylate )ビーズ1gを入れて生成されたビーズの表面に金をコーティングして構成されたゴールドビーズと、前記ゴールドビーズを0.01g〜0.1g含有した石鹸組成物または化粧品組成物とを含む。
そして、前記ビーズは、シリカ(silica)またはガラス質のいずれかを使用して合成される。
また、前記ビーズの直径は50μmから1000μmの大きさを有する。
そして、前記ビーズの表面にコーティングされた金の厚さは、50nmから1000nmの厚さを有する。
また、前記石鹸組成物は、パーム油とココナッツオイルから精製された弱アルカリ性脂肪酸にカレンデュルラインフューズドオイルと植物性グリセリンを添加したベース組成物100gに対して、カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見草油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル、ビタミンE、ヒアルロン酸のうち選択されたいずれか一つまたは全ての1.0〜2.0mlと、アロマエッセンシャルオイル0.5〜1.0mlを混合して得られる。
そして、前記アロマエッセンシャルオイルは、天然防腐剤の役割をするラベンダー、ユーカリ、ローズマリー、ティーツリー、レモン、ペッパーミントのうち選択されたいずれか一つである。
また、前記石鹸組成物は、植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有されたベース100gに対して、カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見草油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル、ビタミンE、ヒアルロン酸のうち選択されたいずれか一つまたは全てのそれぞれ1.0〜2.0mlと、ラベンダーとユーカリオイル0.5〜1.0mlを混合して得られる。
そして、前記石鹸組成物は、植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有されたベース100gに対して、ビタミンE、月見草油、ライラック香油、植物性グリセリンのそれぞれ1ml、パプリカ粉末1g、およびラベンダーとユーカリオイル0.5mlを混合して得られる。
また、前記化粧品組成物は、精製水15gとグリセリン13.5gとミネラルオイル1.5gを混合したベースに対して、グリセリルステアレートSE(Glyceryl Stearate SE)、PEG−100ステアレート、ポリソルベート60(Polysorbate 60)、ステアリルアルコール(Cetearyl Alcohol)、ニュートラルトリエタノールアミン(Neutral Triethanolamine)のそれぞれ4.5g、ホホバオイル4.8g、ビタミンE0.06g、ヒアルロン酸1.8g、およびローズマリーまたはラベンダーのうちいずれかの0.6gを混合して得られる。
そして、前記化粧品組成物は、オリーブリキッド、杏仁油、ブドウ種子油、ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、ヒマワリ油、オリーブピュアオイルのそれぞれ20mlと、ビタミンE5mlを混合して得られる。
また、前記化粧品組成物は、アロエベラジェル80gとグリセリン3gとオリーブオイル1gを混合してベースを作った後、前記ベースにセルロース2g、天然防腐剤の役割をするナプリ2g、ビタミンE1g、ヒアルロン酸3g、およびパプリカとトマトのエキスをそれぞれ4g混合して得られる。
一方、本発明は、ゴールドビーズを含有した石鹸組成物を用いた石鹸の製造方法を含む。
また、本発明は、ゴールドビーズを含有した化粧品組成物を用いた化粧品の製造方法を含む。
本発明によれば、ゴールドビーズの表面に金をコーティングするときに他の金属や触媒を使用せず、純粋な金だけをコーティングして、純金と同様な物性として「東医宝鑑」で明示している金の効能である抗炎症作用、しわ改善、肌再生などの効果を提供する。
本発明によれば、ゴールドビーズの内部は、完全な球形で構成される高分子やシリカ、ガラス質などの物質で満たされており、マッサージやスクラブ剤として使用することで肌に刺激や傷を与えずに適切に肌を緊張させて、老廃物と角質を除去し、肌にハリを与え、老化を防止する効果を提供する。
本発明によれば、同じ金含有量で金の効能を極大化して、高価な金を比較的低価格で使用することができる効果を提供する。
マイクロサイズのビーズに数百ナノメートルで均一に金をコーティングして構成されたゴールドビーズを示す顕微鏡写真
ゴールドビーズの単面を撮影した透過電子顕微鏡写真
図1に示したゴールドビーズを入れた天然アロマ石鹸の写真
ゴールドビーズを添加した石鹸の拡大写真。
以下、本発明の好適な実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施例は、種々の変更が可能であり、本発明の範囲は以下に示す実施例に限定されるものと解釈してはならない。本発明の実施例は、当該発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に本発明をより詳細に説明するために提供されるものである。したがって、図面に示された各要素の形態は、説明を明確にするために誇張していることがある。
第1及び/又は第2等の用語は多様な構成要素を説明するのに使用されるが、上構成要素は上記用語に限定されない。上記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。
本明細書で使用する用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明らかに異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「含む(備える)」又は「有する」等の用語は、説示された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はそれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つ若しくはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はそれらを組み合わせたものの存在、又は付加の可能性を予め排除するものではないと理解されるべきである。
本発明の説明は、構造的ないし機能的な説明のための実施例に過ぎないので、本発明の権利範囲は本文に説明された実施例により制限されるものと解釈されてはならない。つまり、実施例は、種々変更が可能で様々な形態を有することができるので、本発明の権利範囲は、技術的思想を実現できる均等物を含むものと理解されるべきである。
本発明で使用する主要用語の定義は、以下のとおりである。
本発明におけるゴールドビーズの定義は、「高分子、シリカ、ガラス質などからなる球状の物質の表面を金でコーティングした結果」である。
本発明における石鹸の定義は、「汚れを洗い落とす洗浄剤」であって、固形、液状、粉状をすべて含む。
本発明における化粧品の定義は、「化粧に使うクリーム、白粉、香水などを全部含める製品」である。化粧品には、マッサージクリーム、洗顔用フォームクレンジング、ウォッシュオフマッサージパック、角質除去剤などが含まれる。
本発明で使用される他の用語は、本発明が属する分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同様な意味を持つ。辞書に定義されているような一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上持つ意味と一致するものと解釈されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味を持つものと解釈されてはならない。
図1aは、マイクロサイズのビーズに数百ナノメートルで均一に金をコーティングして構成されたゴールドビーズを示す顕微鏡写真であり、写真で見られるように均一な大きさのゴールドビーズが均一に分布したことが分かり、図1bは、ゴールドビーズの単面を撮影した透過電子顕微鏡写真であり、膜厚が均一に形成され、金がビーズの表面に均一に付着されていることを確認することができ、図2aは、図1aに示したゴールドビーズを入れた天然アロマ石鹸の写真であり、図2bは、ゴールドビーズを添加した石鹸の拡大写真である。
本発明におけるゴールドビーズを含有した石鹸組成物または化粧品組成物は、ポリエチレンイミン(polyethyleneimine)5gまたはポリスチレン(polystyrene)5gのいずれかを含有した水溶液50mlに100〜200μm直径のポリメチルメタクリレート(PMMA、polymethylmethacrylate )ビーズ1gを入れて生成したビーズの表面に金をコーティングして構成されたゴールドビーズと、前記ゴールドビーズを0.01g〜0.1gを含有した石鹸組成物または化粧品組成物とを含む。
そして、前記ビーズは、シリカ(silica)またはガラス質のいずれかを使用して合成される。
また、前記ビーズの直径は50μmから1000μmの大きさを有する。
そして、前記ビーズの表面にコーティングされた金の厚さは、50nmから1000nmの厚さを有する。
また、前記石鹸組成物は、パーム油とココナッツオイルから精製された弱アルカリ性脂肪酸にカレンデュルラインフューズドオイルと植物性グリセリンを添加したベース組成物100gに対して、カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見草油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル、ビタミンE、ヒアルロン酸のうち選択されたいずれか一つまたは全ての1.0〜2.0mlと、アロマエッセンシャルオイル0.5〜1.0mlを混合して得られる。
そして、前記アロマエッセンシャルオイルは、天然防腐剤の役割をするラベンダー、ユーカリ、ローズマリー、ティーツリー、レモン、ペッパーミントのうち選択されたいずれか一つである。
また、前記石鹸組成物は、植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有されたベース100gに対して、カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見草油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル、ビタミンE、ヒアルロン酸のうち選択されたいずれか一つまたは全てのそれぞれ1.0〜2.0mlと、ラベンダーとユーカリオイル0.5〜1.0mlを混合して得られる。
そして、前記石鹸組成物は、植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有されたベース100gに対して、ビタミンE、月見草油、ライラック香油、植物性グリセリンのそれぞれ1ml、パプリカ粉末1g、およびラベンダーとユーカリオイル0.5mlを混合して得られる。
また、前記化粧品組成物は、精製水15gとグリセリン13.5gとミネラルオイル1.5gを混合したベースに対して、グリセリルステアレートSE(Glyceryl Stearate SE)、PEG−100ステアレート、ポリソルベート60(Polysorbate 60)、ステアリルアルコール(Cetearyl Alcohol)、ニュートラルトリエタノールアミン(Neutral Triethanolamine)のそれぞれ4.5g、ホホバオイル4.8g、ビタミンE0.06g、ヒアルロン酸1.8g、およびローズマリーまたはラベンダーのうちいずれか0.6gを混合して得られる。
そして、前記化粧品組成物は、オリーブリキッド、杏仁油、ブドウ種子油、ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、ヒマワリ油、オリーブピュアオイルのそれぞれ20mlと、ビタミンE5mlを混合して得られる。
また、前記化粧品組成物は、アロエベラジェル80gとグリセリン3gとオリーブオイル1gを混合してベースを作った後、前記ベースにセルロース2g、天然防腐剤の役割をするナプリ2g、ビタミンE1g、ヒアルロン酸3g、およびパプリカとトマトのエキスをそれぞれ4g混合して得られる。
一方、本発明は、ゴールドビーズを含有した石鹸組成物を用いた石鹸の製造方法を含む。
また、本発明は、ゴールドビーズを含有した化粧品組成物を用いた化粧品の製造方法を含む。
以下、ゴールドビーズの製造方法、およびこれを用いて石鹸または化粧品を製造する実施例について説明する。
(実施例1)
石鹸または化粧品に使用するゴールドビーズの製造方法に関するものである。
ポリエチレンイミンが5g含有された水溶液50mlに100〜200μm直径のポリメチルメタクリレート(PMMA、polymethylmethacrylate)ビーズ1gを入れて10分間攪拌し、ビーズの表面を十分にアミノ化する。
10分間攪拌した後、ビーズを取り除き、蒸留水で3回以上洗浄して、反応する間にビーズ表面についた有機物を除去する。
前記ビーズ1gを予め用意した金ナノ粒子溶液50mlに入れて10分間攪拌する。10分間攪拌した後、ビーズを再び取り除き、蒸留水で3回以上洗浄する。洗浄したビーズを0.1%塩化金酸(HAuCl)水溶液500mlに入れて攪拌する。
その後、40mM(millimole)のNHOH600mlを、前記の反応溶液に入れて30分間攪拌する。反応が終了したビーズを分離して、蒸留水で5回以上洗浄する。
上記の方法で製造された数百マイクロサイズのゴールドビーズを蒸留水できれいに洗浄して殺菌や金の光沢を向上させるための前処理を行う。前処理は、高温の熱処理と酢酸処理などを意味し、前処理が終わったゴールドビーズは蒸留水できれいに洗浄して完成される。
上記のように製造されたゴールドビーズは、図1aおよび図1bに示すようにビーズを介して均一な大きさの粒子で形成され、ビーズ表面に金が一定の膜厚を有してコーティングされる。
前記実施例1で製造されたゴールドビーズを用いて石鹸または化粧品を製造するための方法を以下の実施例で説明する。
(実施例2)
次に、ゴールドビーズを入れた石鹸の製造方法の手順を説明する。
パーム油(Palm oil)とココナッツオイル(Coconut oil)から精製された脂肪酸(Fatty acid)を石鹸化して製造した弱アルカリ性の石鹸ベースにカレンデュルラインフューズドオイルと植物性グリセリンを添加して石鹸ベースを完成する。
透明な石鹸ベース100gを70〜80度で溶かし、保湿性の高いオイル(カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル)のそれぞれ0.5ml、ビタミンE0.5ml、ヒアルロン酸0.5mlを入れて、アロマエッセンシャルオイルを約1ml入れる。
前記アロマエッセンシャルオイルは、天然防腐剤の役割を果たし、ラベンダー、ユーカリ、ローズマリー、ティーツリー、レモン、ペパーミントなどの様々な香りを使用することができる。
上記のように製造された原料にゴールドビーズを0.05g入れてよく混ぜた後、石鹸の枠に流し込んで冷却する。このとき、様々な形の石鹸枠を使用することができるので、ゴールドビーズが入った石鹸の特性をよく生かして形状を決定すれば、視覚的な側面でも効果が出る。
上記において、石鹸枠に流し込んで冷却するときに、より高い取得率のために冷却温度を零下10度以下にすることが好ましい。
(実施例3)
アトピー性皮膚炎の緩和のための天然石鹸にゴールドビーズを入れて抗炎症作用を強化した石鹸の製造方法に関するものである。
植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有された透明な石鹸ベース100gを70〜80℃の温度でゆっくりと溶かす。
石鹸ベースが全部溶けたら保湿性の強いオイル(カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル)0.5ml、ビタミンE0.5ml、およびヒアルロン酸0.5mlを入れ、天然防腐剤としてラベンダーとユーカリのアロマオイルを約1ml入れる。ユーカリオイルは風邪の予防に優れた効果を持つオイルであり、ラベンダーは神経を安定させる作用を持つ。
すべてのオイルを石鹸ベースとよく混ぜた後、最後にゴールドビーズ0.05gを入れてよく混ぜる。所定の形状の石鹸枠に泡が生じないように注意しながら注ぎ、アルコールの希釈液を表面に2、3回吹きかけた後に冷却する。このとき、冷却する温度は零下10度以下で、約30分の時間であれば石鹸が完成される。
(実施例4)
ビタミンや食物繊維が豊富で、アトピー性皮膚炎と美白に効果があるパプリカ粉末を添加したゴールドビーズ石鹸の製造方法に関するものである。
植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有された透明な石鹸ベース100gを70〜80℃の温度でゆっくりと溶かす。石鹸ベースが全部溶けたら、ビタミンE、月見オイル、ライラック香油、植物性グリセリンをそれぞれ1ml入れて、パプリカ粉末を1g入れる。パプリカ粉末が沈まずに石鹸ベースによく溶けるように、匙でゆっくりかき混ぜると、全体的にオレンジ色を浴びる。ここで、天然防腐剤としてラベンダーとユーカリのアロマオイルをそれぞれ0.5ml入れる。
最後にゴールドビーズ0.05gを添加して、ステンレス製の匙でよく混ぜた後、所定の形状の石鹸枠に泡が生じないように注意しながら注ぎ、アルコールの希釈液を表面に2、3回吹きかけた後に冷却する。このとき、冷却する温度は零下10度以下で、約30分の時間であれば石鹸が完成される。
上記において各製品に含まれるゴールドビーズの量は、製品の特性に合わせて調節することができる。
以下、ゴールドビーズが含有された化粧品類の製造方法について説明する。
(実施例5)
ゴールドビーズが含有されて、スクラブ機能を有するマッサージクリーム(60g)の製造方法に関するものである。清潔に消毒した容器にグリセリン13.5gとミネラルオイル1.5gを精製水15gに入れてよく混ぜて30gのベース溶液を用意する。
この後、他の清潔な容器にグリセリルステアレートSE(Glyceryl Stearate SE)、PEG−100ステアレート、ポリソルベート60(Polysorbate 60)、ステアリルアルコール(Cetearyl Alcohol)、ニュートラルトリエタノールアミン(Neutral Triethanolamine)をそれぞれ4.5g入れて、60〜70度程度の温度で加熱しながらかき混ぜた後、予め用意していたホホバオイル4.8gとビタミンE0.06gを混ぜてゲルを製造する。
このように製造したゲルを27.5g取り、前記ベース溶液に入れた後、ブレンダーや化粧品用へらを用いてかき混ぜる。温度が40度以下に下がると、ヒアルロン酸1.8g、ゴールドビーズ0.03g、エッセンシャルオイル(ローズマリーまたはラベンダー)0.6gを混ぜてマッサージクリームを完成させる。
(実施例6)
ゴールドビーズが含有されて、洗顔時にメイクの残留物を落とし、角質除去に効果があるクレンジングオイル(150ml)の製造方法に関するものである。
清潔に消毒した容器にオリーブリキッド、杏仁油、ブドウ種子油、ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、ヒマワリ油、オリーブピュアオイルをそれぞれ20ml入れてよく混ぜる。オリーブリキッドは、それぞれの成分がよく混ざるようにする役割を持ち、各オイル成分は、肌に残っているメイクの様々な物質を溶かして除去する。ここで、天然防腐剤として天然ビタミンEを5ml添加して、保存期間および使用期間を長くする。
この後、ゴールドビーズ0.05gを添加し、クレンジングオイルの香りを改善するためにレモン、ライム、ラベンダーなどのアロマエッセンシャルオイルを5ml添加して、ゴールドビーズが含有されたクレンジングオイルを完成させる。
(実施例7)
ゴールドビーズが含有されて、角質除去の際に皮膚刺激が少なく、微細な傷を残さないスクラブ剤(100g)の製造方法に関するものである。
清潔に消毒した容器にスクラブ剤のベース材料として使用するアロエベラジェル80g、グリセリン3g、オリーブオイル1gを入れる。ここに角質除去効果がある角質セルロース2gを添加して、天然防腐剤の役割をするナプリと天然ビタミンEをそれぞれ2g、1g入れる。また、角質除去後の肌の保湿のためにヒアルロン酸を3g添加し、最後に美容効果のためにパプリカエキス4g、トマトエキス4gを入れ、10mgのゴールドビーズを添加してよく混ぜてスクラブ剤を完成させる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、これは本発明の技術的内容の理解を助けるための一例であり、本発明の技術的範囲はこれに限定されない。
すなわち、本発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内において、当該発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、様々な変更や修正、組み合わせなどを行うことに想到できることは明らかである。従って、これらの変更や修正、組み合わせなども、当然に技術的思想の範囲に属するものである。

Claims (15)

  1. アミノ化された100〜200μm直径のポリメチルメタクリレート(PMMA)ビーズの表層部が金のコート層であるゴールドビーズAを0.01g〜0.1gを含有した石鹸組成物。
  2. アミノ化された100〜200μm直径のポリメチルメタクリレート(PMMA)ビーズの表層部が金のコート層であるゴールドビーズAを0.01g〜0.1gを含有した化粧品組成物。
  3. アミノ化された100〜200μm直径のシリカ又はガラス質ビーズの表層部が金のコート層であるゴールドビーズBを0.01g〜0.1gを含有した石鹸組成物。
  4. アミノ化された100〜200μm直径のシリカ又はガラス質ビーズの表層部が金のコート層であるゴールドビーズBを0.01g〜0.1gを含有した化粧品組成物。
  5. 前記表層部の金のコート層は、厚さが50nmから1000nmの厚さである請求項3に記載の石鹸組成物。
  6. 前記表層部の金のコート層は、厚さが50nmから1000nmの厚さである請求項4に記載の化粧品組成物。
  7. 組成物として、パーム油とココナッツオイルから精製された弱アルカリ性脂肪酸にカレンデュルラインフューズドオイルと植物性グリセリンを添加したベース組成物100gに対して、
    カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見草油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル、ビタミンE、ヒアルロン酸のうち選択されたいずれか一つまたは全ての1.0〜2.0mlと、
    アロマエッセンシャルオイル0.5〜1.0mlの割合を含む請求項1に記載の石鹸組成物。
  8. 前記アロマエッセンシャルオイルは、天然防腐剤の役割をするラベンダー、ユーカリ、ローズマリー、ティーツリー、レモン、ペッパーミントのうち選択されたいずれか一つである請求項7に記載の石鹸組成物。
  9. 組成物として、植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有されたベース組成物100gに対して、
    カモミールジャーマンオイル、ホホバオイル、月見草油、スイートアーモンドオイル、カレンデュルラインフューズドオイル、ビタミンE、ヒアルロン酸のうち選択されたいずれか一つまたは全てのそれぞれ1.0〜2.0mlと、
    ラベンダーとユーカリオイル0.5〜1.0mlとをこの割合で含む請求項1に記載の石鹸組成物。
  10. 組成物として、植物性グリセリンとカモミールインフューズドオイルが含有されたベース組成物100gに対して、
    ビタミンE、月見草油、ライラック香油、植物性グリセリンのそれぞれ1ml、パプリカ粉末1gと、
    ラベンダーとユーカリオイル0.5mlとをこの割合で含む請求項1に記載の石鹸組成物。
  11. 組成物として、精製水15gとグリセリン13.5gとミネラルオイル1.5gとからなるベース組成物に対して、
    グリセリルステアレートSE、PEG−100ステアレート、ポリソルベート60、ステアリルアルコール、ニュートラルトリエタノールアミンのそれぞれ4.5g、ホホバオイル4.8g、ビタミンE0.06g、ヒアルロン酸1.8g、およびローズマリーまたはラベンダーのうちいずれか0.6gをこの割合で含む請求項2に記載の化粧品組成物。
  12. 組成物として、オリーブリキッド20mlと、
    杏仁油20mlと、
    ブドウ種子油20mlと、
    ホホバオイル20mlと、
    スイートアーモンドオイル20mlと、
    ヒマワリ油20mlと、
    オリーブピュアオイル20mlと、に対して
    ビタミンEを5mlの割合で含む
    請求項2に記載の化粧品組成物。
  13. 組成物として、アロエベラジェル80gとグリセリン3gとオリーブオイル1gとからなるベース組成物に対して、
    セルロース2gと、
    天然防腐剤の役割をするナプリ2gと、
    ビタミンE1gと、
    ヒアルロン酸3gと、
    パプリカのエキス4gと、
    トマトのエキス4gとをこの割合で含む
    請求項2に記載の化粧品組成物。
  14. ポリエチレンイミン5gまたはポリスチレン5gのいずれかを含有した水溶液50mlに100〜200μm直径のポリメチルメタクリレート(PMMA)ビーズ1gを入れて生成されたビーズの表面に金をコーティングしてゴールドビーズを得る工程と、
    前記ゴールドビーズを0.01g〜0.1gを含有した石鹸組成物を得る工程と
    からなる石鹸組成物の製造方法。
  15. ポリエチレンイミン5gまたはポリスチレン5gのいずれかを含有した水溶液50mlに100〜200μm直径のポリメチルメタクリレート(PMMA)ビーズ1gを入れて生成されたビーズの表面に金をコーティングしてゴールドビーズを得る工程と、
    前記ゴールドビーズを0.01g〜0.1gを含有した化粧品組成物を得る工程と
    からなる化粧品組成物の製造方法。
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