JP6418204B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents
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Description
エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルを備えた車両の前部車体構造であって、
前記ダッシュパネルには、ステアリングシャフトを貫通させるためのステアリングシャフト貫通孔が設けられ、
前記ステアリングシャフト貫通孔には、車体前方へ向けて隆起する隆起部を有するカバー部材が設けられ、
前記カバー部材は、前記ダッシュパネルを構成する材料よりもヤング率が小さい金属材料で構成されており、前記ダッシュパネルよりも車体前後方向についての圧縮強度が低いことを特徴とする。
前記カバー部材の隆起部は、前記ステアリングシャフト貫通孔を画定する縁部を有し、
前記縁部には、該縁部に沿って補強部材が設けられていることを特徴とする。
前記補強部材は、前記カバー部材を構成する材料よりもヤング率が大きい材料で構成されていることを特徴とする。
前記ダッシュパネルの車幅方向中央下部には、トンネル開口部が設けられ、
前記トンネル開口部の外縁に沿って車幅方向に延びるように設けられたクロスメンバをさらに備え、
前記カバー部材は、前記ダッシュパネルに固定された固定部を有し、
前記クロスメンバは、前記カバー部材にオーバラップして設けられていることを特徴とする。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車体構造を備えた車両1の前部には、車室とエンジンルームとを前後方向に仕切るダッシュパネル10が設けられている。エンジンルームは、エンジンやバッテリ、変速機などが収容される空間である。なお、本発明では、車両が電気自動車である場合にも、車体前部においてバッテリ、変速機などが収容される空間をエンジンルームという。
図1から図7に示すように、ステアリングシャフト貫通孔15には、カバー部材30が設けられている。図5、図6に示すように、カバー部材30は、ダッシュパネルロア11に固定された固定部31と、固定部31に接続され、前方へ向けて隆起する隆起部32とを有する。実施形態では、固定部31は、ダッシュパネルロア11の車室内側の面に溶接されて設けられた上側接合部31aと、トーボード12の車室内側の面に溶接されて設けられた下側接合部31bとを有する。変形例として、固定部31は、ダッシュパネル10の車室外側の面に設けられていてもよいし、少なくとも部分的にボルトなどの締結部材によりダッシュパネル10に固定されていてもよい。
ダッシュパネルロア11の車幅方向中央部には、略T字形状のパネル補強部材40が設けられている。パネル補強部材40は、ダッシュパネル10の剛性(曲げ剛性)を向上させ、ダッシュパネル10の左右縁部が前後方向に振れるような振動や、ダッシュパネル10の上下縁部が前後方向に振れるような振動を抑制し、これにより車室内の騒音を低減するために設けられている。したがって、好ましい実施形態では、パネル補強部材40は、曲げ剛性を高くするために、板厚が大きくされ、または、断面二次モーメントが大きくなるように形成されている。当該断面二次モーメントの大きい形状として、パネル補強部材40の車体前後方向の寸法(後述する頂面41a,42aの、ダッシュパネル10の車室外側の面に対する高さ)を大きくして断面積を大きくしてもよいし、ダッシュパネル10でパネル補強部材40が設けられる位置に車室内側に突出するビードを設けてもよい。
図15を用いて、図13、図14に示す実施形態の変形例について説明する。この変形例では、パネル補強部材40の第1部分141に対応するクロスメンバ50が設けられている。クロスメンバ50は、図4において、パネル補強部材40の第1部分41の全体と第2部分42の一部とを覆うように設けられている。クロスメンバ50は、トンネル開口部11eの上縁(外縁の一部)に沿って設けられた中央部51と、中央部51の両端に設けられ、トンネル開口部11eの外縁に沿って車幅方向から下方に傾斜して設けられた傾斜部52a,52bと、傾斜部52a,52bから車幅方向外側に、ダッシュパネルロア11とトーボード12との境界10cに沿って設けられた延設部53a,53bとを有する。図示している好ましい実施形態では、クロスメンバ50の左側に設けられた延設部53aには、カバー部材30の隆起部32の上側傾斜面部32aに干渉しないように切欠き部53cが設けられており、クロスメンバ50は切欠き部53cの位置でカバー部材30とオーバラップして設けられている。
10 ダッシュパネル
11 ダッシュパネルロア
11b〜11d 貫通孔
11e トンネル開口部
12 トーボード
13 トンネル部
15 ステアリングシャフト貫通孔
22 ステアリングシャフト
30 カバー部材
31 固定部
32 隆起部
33 縁部補強部材
40 パネル補強部材
41,141 第1部分
42 第2部分
50 クロスメンバ
100 パワートレイン
C1,C2 閉断面
Claims (4)
- エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルを備えた車両の前部車体構造であって、
前記ダッシュパネルには、ステアリングシャフトを貫通させるためのステアリングシャフト貫通孔が設けられ、
前記ステアリングシャフト貫通孔には、車体前方へ向けて隆起する隆起部を有するカバー部材が設けられ、
前記カバー部材は、前記ダッシュパネルを構成する材料よりもヤング率が小さい金属材料で構成されており、前記ダッシュパネルよりも車体前後方向についての圧縮強度が低いことを特徴とする、
車両の前部車体構造。 - 前記カバー部材の隆起部は、前記ステアリングシャフト貫通孔を画定する縁部を有し、
前記縁部には、該縁部に沿って補強部材が設けられていることを特徴とする、
請求項1に記載の車両の前部車体構造。 - 前記補強部材は、前記カバー部材を構成する材料よりもヤング率が大きい材料で構成されていることを特徴とする、
請求項2に記載の車両の前部車体構造。 - 前記ダッシュパネルの車幅方向中央下部には、トンネル開口部が設けられ、
前記トンネル開口部の外縁に沿って車幅方向に延びるように設けられたクロスメンバをさらに備え、
前記カバー部材は、前記ダッシュパネルに固定された固定部を有し、
前記クロスメンバは、前記カバー部材にオーバラップして設けられていることを特徴とする、
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両の前部車体構造。
Priority Applications (1)
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JP2016145497A JP6418204B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 車両の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016145497A JP6418204B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 車両の前部車体構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018016100A JP2018016100A (ja) | 2018-02-01 |
JP6418204B2 true JP6418204B2 (ja) | 2018-11-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016145497A Active JP6418204B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 車両の前部車体構造 |
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JP5279802B2 (ja) * | 2010-11-19 | 2013-09-04 | 本田技研工業株式会社 | 車両の前部車体 |
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2016
- 2016-07-25 JP JP2016145497A patent/JP6418204B2/ja active Active
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