JP6418154B2 - 端末装置、通信制御装置及び通信制御方法 - Google Patents
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Description
を備える情報処理装置が提供される。上記所定のプログラムは、マクロセルと一部又は全体で重なるスモールセル及び上記マクロセルについての情報を取得することと、上記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合には、上記スモールセルの基地局との接続のためのアクセス手続きを行うことと、を実行させるためのプログラムである。
1.はじめに
2.通信システムの構成
3.第1の実施形態
3.1.概略
3.2.UEの構成
3.3.ピコeNBの構成
3.4.処理の流れ
4.第2の実施形態
4.1.概略
4.2.UEの構成
4.3.マクロNBの構成
4.4.処理の流れ
5.第3の実施形態
5.1.概略
5.2.UEの構成
5.3.マクロNBの構成
5.4.処理の流れ
6.第4の実施形態
6.1.概略
6.2.マクロNBの構成
6.3.UEの構成
6.4.処理の流れ
7.応用例
7.1.eNBに関する応用例
7.2.UEに関する応用例
8.まとめ
まず、図1及び図2を参照して、キャリアアグリゲーション、測定、及びスモールセルを説明する。
−コンポーネントキャリア
リリース10のキャリアアグリゲーションでは、最大で5つのコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)が束ねられて、UE(User Equipment)により使用される。各コンポーネントキャリアは、最大20MHz幅の帯域である。キャリアアグリゲーションでは、周波数方向で連続するCCが使用される場合と、周波数方向で離れたCCが使用される場合とがある。周波数軸上で離れたCCが使用される場合に、使用されるCC間で伝搬路の状態が大きく異なり得る。キャリアアグリゲーションでは、使用されるCCをUE毎に設定することが可能である。
キャリアアグリゲーションでは、UEにより使用される複数のCCのうちの1つが特別なCCである。当該1つの特別なCCは、プライマリ(Primary)CC(PCC)と呼ばれる。また、上記複数のCCのうちの残りは、セカンダリ(Secondary)CC(SCC)と呼ばれる。
CCには、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)があるCCと、PDCCHがないCCとがある。少なくともPCCには、PDCCHが存在する。あるCCにPDCCHがない場合には、当該CCのための制御情報(スケジューリング情報)は他のCCのPDCCHで送信される。このような形態は、クロスキャリアスケジューリングと呼ばれる。
リリース11では、PDCCHの領域の不足という問題がクローズアップされた。そこで、ePDCCH(Enhanced PDCCH)という新たな制御領域の開拓が行われた。ePDCCHは、従来のPDSCHの領域内に配置されることが決められている。
測定(measurement)とは、伝送路の品質を測定することを示す。測定は、UEにより行われる。そして、当該測定の結果は、UEによりeNB(Evolved Node B)に報告される。
測定対象として3種類の周波数帯域がある。第1に、サービングセルで使用している周波数帯域が測定対象である。即ち、UEが接続中のeNBとの無線通信に使用している周波数帯域である。キャリアアグリゲーションの場合には、PCC及びSCCが測定対象である。また、第2に、eNBにより送信されるシステム情報(System Information)に含まれるホワイトリストの中にある周波数帯域が、測定対象の周波数帯域である。また、第3に、UEが検出した周波数帯域が、測定対象の周波数帯域である。
ダウンリンクの代表的な測定結果は、RSRP(Reference Signal Received Power)及びRSRQ(Reference Signal Received Quality)である。RSRP及びRSRQは、CRS(Cell Specific Reference Symbol)を用いた測定により得られる値である。具体的には、RSRPは、CRSの電力を測定した結果である。また、RSRQは、RSRP及びRSSI(Received Signal Strength Indicator)から算出される。通常、UEは、RSRP及びRSRQの両方を報告する。
RSRP及びRSSQは、セルの選択(Cell Selection)、セルの再選択(Cell Reselection)、及びハンドオーバのために使用される。
所定のイベントが、UEによる測定結果の報告をトリガする。即ち、所定のイベントが発生すると(所定のイベントの条件が満たされると)、UEは、測定結果をeNBに報告する。リリース8では、上記所定のイベントとして、イベントA1〜A5の5種類のイベントが定められている。また、上記所定のイベントとして、キャリアアグリゲーション用のイベントA6が定められている。
−送信電力
スモールセルの基地局の送信電力は、マクロセルの基地局の送信電力よりも小さい。その結果、スモールセルの半径は、マクロセルの半径よりも小さくなる。
LTEでは、具体的には、ピコセルと呼ばれるスモールセルが用いられる。また、LTEでは、基地局は、eNB(evolved Node B)と呼ばれる。そして、また、当該ピコセルの基地局は、ピコeNBと呼ばれる。また、マクロセルの基地局は、マクロeNBと呼ばれる。
リリース12で検討されているスモールセルも、例えばピコセルである。この点は、リリース12とリリース10との間で同じである。一方、リリース12では、マクロセルとピコセルとで別々の周波数帯域が使用されるというシナリオが示されている。例えば、マクロeNBは、2GHz程度のより低い周波数帯域を使用し、ピコeNBは、5GHz程度のより高い周波数帯域を使用する。
シナリオAでは、マクロセルで使用されるCCをPCCとして使用することにより、多くのシグナリングを必要とするハンドオーバの頻度を減らすことができる。その結果、UE及びeNBにとっての負荷を減らすことができる。
マクロセルとピコセルとの各々で複数のCCが使用されることが考えられる。この場合に、マクロセルのためのCC及びピコセルのためのCCの組合せをキャリアアグリゲーションにより使用することが考えられる。
続いて、図3を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図3を参照すると、通信システム1は、UE100、マクロeNB200及びピコeNB300を含む。この例では、通信システム1は、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信方式に従ったシステムである。
UE100は、マクロセル20内に位置する場合に、マクロeNB200との無線通信を行う。また、UE100は、ピコセル30内に位置する場合に、ピコeNB300との無線通信を行う。なお、マクロセル20は、ピコセル30の一部又は全体と重なる。換言すると、ピコセル30は、一部又は全体でマクロセル20と重なる。
マクロeNB200は、マクロセル20内に位置するUE100との無線通信を行う。
ピコeNB300は、ピコセル30内に位置するUE100との無線通信を行う。ピコセル30は、マクロセル20と一部又は全体で重なる。
続いて、図4〜図8を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
(課題)
例えば、LTE及びLTE−Advancedでは、UEがRRCアイドル状態である場合(例えば、UEの電源投入後)に、UEは、RRCアイドル状態からRRC接続状態への遷移のために、ランダムアクセス手続きを行う。そして、どのコンポーネントキャリア(CC)でランダムアクセス手続きを行うかは、UEにより決定される。即ち、どのeNBと接続するかは、UEにより決定される。
第1の実施形態によれば、UE100は、いずれのeNBとも接続されていない場合には、ピコeNB300との接続のためのアクセス手続きを行う。
次に、図4を参照して、第1の実施形態に係るUE100−1の構成の一例を説明する。図4は、第1の実施形態に係るUE100−1の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、UE100−1は、アンテナ部110、無線通信部120、記憶部130、入力部140、表示部150及び処理部160を備える。
アンテナ部110は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部120へ出力する。また、アンテナ部110は、無線通信部120により出力された送信信号を送信する。
無線通信部120は、UE100がマクロセル20内に位置する場合に、マクロeNB200との無線通信を行う。また、無線通信部120は、UE100がピコセル30内に位置する場合に、ピコeNB300との無線通信を行う。
記憶部130は、UE100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
入力部140は、UE100のユーザによる入力を受け付ける。そして、入力部140は、入力結果を処理部160に提供する。
表示部150は、UE100からの出力画面(即ち、出力画像)を表示する。例えば、表示部150は、処理部160(表示制御部165)による制御に応じて、出力画面を表示する。
処理部160は、UE100−1の様々な機能を提供する。処理部160は、情報取得部161、通信制御部163及び表示制御部165を含む。
情報取得部161は、通信制御部163による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部161は、無線通信部120を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部161は、記憶部130に記憶されている情報を取得する。
とりわけ第1の実施形態では、情報取得部161は、マクロセル20及びピコセル30についての情報(以下、「セル情報」と呼ぶ)を取得する。
また、例えば、情報取得部161は、UE100−1の状況に応じた上記情報を取得する。UE100−1の状況に応じた当該情報については、後に詳細に説明する。
通信制御部163は、UE100−1による無線通信に関する制御を行う。
とりわけ第1の実施形態では、通信制御部163は、UE100−1がいずれのeNBとも接続されていない場合には、ピコeNB300−1との接続のためのアクセス手続きを行う。換言すると、通信制御部163は、UE100−1がいずれのeNBとも接続されていない場合には、マクロeNB200−1との接続のためのアクセス手続きを行わない。当該アクセス手続きは、例えば、ランダムアクセス手続きである。
例えば、通信制御部163は、UE100−1がピコeNB300−1と接続された後に、UE100−1の状況に応じた情報をピコeNB300−1に提供する。具体的には、例えば、通信制御部163は、無線通信部120に、UE100−1の状況に応じた上記情報をピコeNB300−1へ送信させる。
第1の例として、UE100−1の状況に応じた上記情報は、UE100−1の移動状況の情報(以下、「移動状況情報」)を含む。一例として、当該移動状況情報は、UE100−1の移動速度の情報である。
第2の例として、UE100−1の状況に応じた上記情報は、無線通信に関するUE100−1の要求の情報(以下、「要求情報」と呼ぶ)を含む。例えば、当該要求情報は、UE100−1が無線通信のために使用するCCの数の情報、又は、UE100−1の無線通信におけるスループットの情報を含む。即ち、上記要求情報は、UE100−1により要求されるCCの数の情報、又は、UE100−1により要求されるスループットの情報を含む。
表示制御部165は、表示部150による出力画面の表示を制御する。例えば、表示制御部165は、表示部150により表示される出力画面を生成し、当該出力画面を表示部150に表示させる。
次に、図5を参照して、第1の実施形態に係るピコeNB300−1の構成の一例を説明する。図5は、第1の実施形態に係るピコeNB300−1の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照すると、ピコeNB300−1は、アンテナ部310、無線通信部320、ネットワーク通信部330、記憶部340及び処理部350を備える。
アンテナ部310は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部320へ出力する。また、アンテナ部310は、無線通信部320により出力された送信信号を送信する。
無線通信部320は、ピコセル30内に位置するUE100との無線通信を行う。例えば、無線通信部320は、複数の周波数帯域(即ち、複数のピコセル用CC)を使用して無線通信を行う。
ネットワーク通信部330は、他の通信ノードと通信する。当該他の通信ノードは、例えば、マクロeNB200を含む。また、上記他の通信ノードは、別のピコeNB300を含む。また、上記他の通信ノードは、コアネットワークの通信ノードを含む。例えば、当該コアネットワークは、EPCであり、当該通信ノードは、MME、S−GW等を含む。
記憶部340は、ピコeNB300の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
処理部350は、ピコeNB300−1の様々な機能を提供する。処理部350は、情報取得部351及び通信制御部353を含む。
情報取得部351は、通信制御部353による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部351は、無線通信部320を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部351は、記憶部340に記憶されている情報を取得する。
通信制御部353は、ピコセル30内での無線通信に関する制御を行う。
例えば、通信制御部353は、UE100−1の接続のためのアクセス手続きを行う。より具体的には、例えば、通信制御部353は、ピコセル用CCのPRACHでランダムアクセスプリアンブルが受信されると、無線通信部320に、ランダムアクセスレスポンスを送信させる。そして、通信制御部353は、ピコセル用CCにおいて、RRC接続確立を行う。
例えば、通信制御部353は、UE100−1の状況に応じた上記情報に基づいて、UE100−1のハンドオーバを制御する。即ち、通信制御部353は、UE100−1の状況に応じた上記情報に基づいて、UE100のPCCのハンドオーバを制御する。
上述したように、例えば、UE100−1の状況に応じた上記情報は、上記移動状況情報を含む。そして、例えば、通信制御部353は、UE100−1の移動速度が所定の速度を超える場合に、ピコセル用CCからマクロセル用CCへのPCCのハンドオーバを決定し、当該ハンドオーバを実行する。
また、上述したように、例えば、UE100−1の状況に応じた上記情報は、上記要求情報を含む。
次に、図6〜図8を参照して、第1の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
図6は、第1の実施形態に係る第1の通信制御処理(ランダムアクセス手続きに係るUE側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、UE100−1がRRCアイドル状態である場合に実行される。
図7は、第1の実施形態に係る第2の通信制御処理(情報提供及びハンドオーバに係るUE側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、UE100−1がピコeNB300−1とのRRC接続状態である場合(即ち、ピコセル用CCがPCCである場合)に実行される。
図8は、第1の実施形態に係る第3の通信制御処理(ハンドオーバに係るピコeNB側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第3の通信制御処理は、ピコeNB300−1とのRRC接続状態にあるUE100−1ごとに実行される。
続いて、図9〜図13を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。
(課題)
第2の実施形態に係る課題は、第1の実施形態に係る課題と同一である。即ち、第2の実施形態も、例えば、マクロセルの基地局にとっての負荷の増大を抑制することを可能にする。
第2の実施形態によれば、UE100は、いずれのeNBとも接続されていない場合には、eNB(とりわけマクロeNB200)とのアクセス手続きにおいて、UE100の状況に応じた情報を含むメッセージを上記eNBに提供する。一方、マクロeNB200は、UE100に状況に応じた上記情報に基づいて、UE100の接続を許可するかを判定する。
次に、図9を参照して、第2の実施形態に係るUE100−2の構成の一例を説明する。図9は、第2の実施形態に係るUE100−2の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、UE100−2は、アンテナ部110、無線通信部120、記憶部130、入力部140、表示部150及び処理部170を備える。
情報取得部171は、通信制御部173による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部171は、無線通信部120を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部171は、記憶部130に記憶されている情報を取得する。
通信制御部173は、UE100−2による無線通信に関する制御を行う。
とりわけ第2の実施形態では、通信制御部173は、UE200−2がいずれのeNBとも接続されていない場合に、eNBとの接続のためのアクセス手続きにおいて、UE100−2の状況に応じた上記情報を含むメッセージを上記eNBに提供する。上記アクセス手続きは、例えば、ランダムアクセス手続きである。
第1の例として、UE100−2の状況に応じた上記情報は、UE100−2の移動状況の情報(即ち、移動状況情報)を含む。一例として、当該移動状況情報は、UE100−2の移動速度の情報である。
第2の例として、UE100−2の状況に応じた上記情報は、無線通信に関するUE100−2の要求の情報(即ち、要求情報)を含む。例えば、当該要求情報は、UE100−2が無線通信のために使用するCCの数の情報、又は、UE100−2の無線通信におけるスループットの情報を含む。即ち、上記要求情報は、UE100−2により要求されるCCの数の情報、又は、UE100−2により要求されるスループットの情報を含む。
なお、上記eNBは、マクロeNB200−2であってもよい。即ち、通信制御部173は、UE100−2の状況に応じた上記情報を含むメッセージをマクロeNB200−2に送信し、UE100−2の状況に応じた上記情報を含まないメッセージをピコeNB300に送信してもよい。これにより、ピコeNB300との接続のためのランダムアクセスアクセス手続きにおいて、無駄な情報の送信が回避される。なお、この場合に、各CCがマクロセル用CC及びピコセル用CCのいずれであるかを示す情報が、マクロeNB200−2又はピコeNB300により、UE100−2に通知されてもよい。
次に、図10を参照して、第2の実施形態に係るマクロeNB200−2の構成の一例を説明する。図10は、第2の実施形態に係るマクロeNB200−2の構成の一例を示すブロック図である。図10を参照すると、マクロeNB200−2は、アンテナ部210、無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部250を備える。
アンテナ部210は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部220へ出力する。また、アンテナ部210は、無線通信部220により出力された送信信号を送信する。
無線通信部220は、マクロセル20内に位置するUE100との無線通信を行う。例えば、無線通信部220は、複数の周波数帯域(即ち、複数のマクロセル用CC)を使用して無線通信を行う。
ネットワーク通信部230は、他の通信ノードと通信する。当該他の通信ノードは、例えば、ピコeNB300を含む。また、上記他の通信ノードは、別のマクロeNB200を含む。また、上記他の通信ノードは、コアネットワークの通信ノードを含む。例えば、当該コアネットワークは、EPCであり、当該通信ノードは、MME、S−GW等を含む。
記憶部240は、マクロeNB200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
処理部250は、マクロeNB200−2の様々な機能を提供する。処理部250は、情報取得部251及び通信制御部253を含む。
情報取得部251は、通信制御部253による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部251は、無線通信部220を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部251は、記憶部240に記憶されている情報を取得する。
通信制御部253は、マクロセル20内での無線通信に関する制御を行う。
例えば、通信制御部253は、UE100−2の接続のためのアクセス手続きを行う。より具体的には、例えば、通信制御部253は、マクロセル用CCのPRACHでランダムアクセスプリアンブルが受信されると、無線通信部220に、ランダムアクセスレスポンスを送信させる。そして、通信制御部253は、マクロセル用CCにおいて、RRC接続確立を行う。
とりわけ第2の実施形態では、通信制御部253は、UE100−2の状況に応じた上記情報に基づいて、UE100−2の接続を許可するかを判定する。即ち、通信制御部253は、UE100−2の状況に応じた上記情報に基づいて、UE100−2によるマクロセル用CCのPCCとしての使用を許可するかを判定する。
第1の例として、UE100−2の状況に応じた上記情報は、上記移動状況情報を含む。そして、通信制御部253は、上記移動状況情報に基づいて、UE100−2の接続を許可するかを判定する。
第2の例として、UE100−2の状況に応じた上記情報は、上記要求情報を含む。例えば、当該要求情報は、UE100−2が無線通信のために使用するCCの数の情報、又は、UE100−2の無線通信におけるスループットの情報を含む。即ち、上記要求情報は、UE100−2により要求されるCCの数の情報、又は、UE100−1により要求されるスループットの情報を含む。そして、通信制御部253は、上記要求情報に基づいて、UE100−2の接続を許可するかを判定する。
次に、図11〜図13を参照して、第2の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
図11は、第2の実施形態に係るランダムアクセス手続きの概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図12は、第2の実施形態に係る第1の通信制御処理(メッセージの提供に係るUE側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、図11を参照して説明したランダムアクセス手続きの処理のうちのステップS550に対応する。
図13は、第2の実施形態に係る第2の通信制御処理(UEの接続の許可に係るマクロeNB側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、図11を参照して説明したランダムアクセス手続きの処理のうちのステップS550の後に実行される。
続いて、図14〜図18を参照して、本開示の第3の実施形態を説明する。
(課題)
例えば、LTE及びLTE−Advancedでは、UEがRRCアイドル状態である場合(例えば、UEの電源投入後)に、UEは、RRCアイドル状態からRRC接続状態への遷移のために、ランダムアクセス手続きを行う。そして、どのコンポーネントキャリア(CC)でランダムアクセス手続きを行うかは、UEにより決定される。即ち、どのeNBと接続するかは、UEにより決定される。
第3の実施形態によれば、UE100は、eNB(とりわけマクロeNB200)との接続のためのアクセス手続きにおいて、UE100がマシンタイプ通信を行う装置(MTC装置)であることを示す装置情報を含むメッセージを上記eNBに提供する。一方、マクロeNB200は、UE100の接続のためのアクセス手続きにおいて上記装置情報が提供されると、UE100の上記接続を許可しないと判定する。
次に、図14を参照して、第3の実施形態に係るUE100−3の構成の一例を説明する。図14は、第3の実施形態に係るUE100−3の構成の一例を示すブロック図である。図14を参照すると、UE100−3は、アンテナ部110、無線通信部120、記憶部130、入力部140、表示部150及び処理部180を備える。とりわけ第3の実施形態では、UE100−3は、MTC通信を行う装置(MTC装置)である。
情報取得部181は、通信制御部183による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部181は、無線通信部120を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部181は、記憶部130に記憶されている情報を取得する。
通信制御部183は、UE100−3による無線通信に関する制御を行う。
とりわけ第3の実施形態では、通信制御部183は、eNBとの接続のためのアクセス手続きにおいて、UE200−3がMTC装置であることを示す上記装置情報を含むメッセージを上記eNBに提供する。例えば、上記装置情報を含む上記メッセージを提供される上記eNBが、マクロeNB200−3である場合に、上記eNBとの接続が許可されない。上記アクセス手続きは、例えば、ランダムアクセス手続きである。
なお、上記装置情報を含む上記メッセージを提供されるeNBは、マクロeNB200−3であってもよい。即ち、通信制御部183は、上記装置情報を含むメッセージをマクロeNB200−3に送信し、上記装置情報を含まないメッセージをピコeNB300に送信してもよい。これにより、ピコeNB300との接続のためのランダムアクセスアクセス手続きにおいて、無駄な情報の送信が回避される。なお、この場合に、各CCがマクロセル用CC及びピコセル用CCのいずれであるかを示す情報が、マクロeNB200−3又はピコeNB300により、UE100−3に通知されてもよい。
次に、図15を参照して、第3の実施形態に係るマクロeNB200−3の構成の一例を説明する。図15は、第3の実施形態に係るマクロeNB300−3の構成の一例を示すブロック図である。図15を参照すると、マクロeNB200−3は、アンテナ部210、無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部260を備える。
処理部260は、マクロeNB200−3の様々な機能を提供する。処理部260は、情報取得部261及び通信制御部263を含む。
情報取得部261は、通信制御部263による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部261は、無線通信部220を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部261は、記憶部240に記憶されている情報を取得する。
通信制御部263は、マクロセル20内での無線通信に関する制御を行う。
例えば、通信制御部263は、UEの接続のためのアクセス手続きを行う。より具体的には、例えば、通信制御部263は、マクロセル用CCのPRACHでランダムアクセスプリアンブルが受信されると、無線通信部220に、ランダムアクセスレスポンスを送信させる。そして、通信制御部263は、マクロセル用CCにおいて、RRC接続確立を行う。
とりわけ第3の実施形態では、通信制御部263は、UE100−3の接続のためのアクセス手続きにおいて、上記装置情報を含むメッセージがUE100−3により提供されると(即ち、上記装置情報が取得されると)、UE100−3の上記接続を許可しないと判定する。
次に、図16〜図18を参照して、第3の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
図16は、第3の実施形態に係るランダムアクセス手続きの概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図17は、第3の実施形態に係る第1の通信制御処理(メッセージの提供に係るUE側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、図16を参照して説明したランダムアクセス手続きの処理のうちのステップS650に対応する。
図18は、第3の実施形態に係る第2の通信制御処理(UEの接続の許可に係るマクロeNB側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第3の通信制御処理は、図16を参照して説明したランダムアクセス手続きの処理のうちのステップS650の後に実行される。
続いて、図19〜図22を参照して、本開示の第4の実施形態を説明する。
(課題)
スモールセルのシナリオでは、特定のセル(若しくはeNB)又は特定の周波数帯域(例えば、CC)に、トラフィックが集中し、輻輳が生じてしまう可能性もある。例えば、マクロセル用CC(又はマクロeNB)にトラフィックが集中してしまう可能性がある。また、例えば、特定のピコセル用CC(又は特定のピコeNB)にトラフィックが集中してしまう可能性がある。
第4の実施形態によれば、eNB(マクロeNB200及び/又はピコeNB300)は、複数のCCの各々における輻輳状況についての輻輳情報に基づいて、上記複数のCC間でのUE100による測定の優先度を制御する。一方、UE100は、上記優先度に従って、上記複数のCCにおける測定の実行を制御する。
次に、図19を参照して、第4の実施形態に係るマクロeNB200−4の構成の一例を説明する。図19は、第4の実施形態に係るマクロeNB200−4の構成の一例を示すブロック図である。図19を参照すると、マクロeNB200−4は、アンテナ部210、無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部270を備える。
処理部270は、マクロeNB200−4の様々な機能を提供する。処理部270は、情報取得部271及び通信制御部273を含む。
情報取得部271は、通信制御部273による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部271は、無線通信部220を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部271は、記憶部240に記憶されている情報を取得する。
通信制御部273は、マクロセル20内での無線通信に関する制御を行う。
例えば、通信制御部273は、上記輻輳情報に基づいて上記優先度を決定する。より具体的には、例えば、通信制御部273は、より重い輻輳を伴うCCの優先度がより低く、より軽い輻輳を伴うCCの優先度がより高くなるように、上記複数のCC間での測定の優先度を決定する。
さらに、通信制御部273は、UE100−4により使用される周波数帯域(CC)でのシグナリングにより、上記測定の優先度の情報(以下、「優先度情報」と呼ぶ)をUE100−4に通知する。例えば、UE100−4により使用される上記CCは、UE100−4によりPCCとして使用されるCCであり、上記シグナリングは、RRCシグナリングである。即ち、通信制御部273は、UE100−4のPCCでのRRCシグナリングにより、上記優先度情報をUE100−4に通知する。また、例えば、当該優先度情報は、より優先度が高い順に並べられたCCのリスト(ホワイトリスト)である。
次に、図20を参照して、第4の実施形態に係るUE100−4の構成の一例を説明する。図20は、第4の実施形態に係るUE100−4の構成の一例を示すブロック図である。図20を参照すると、UE100−4は、アンテナ部110、無線通信部120、記憶部130、入力部140、表示部150及び処理部190を備える。
情報取得部191は、通信制御部193による制御に必要な情報を取得する。例えば、情報取得部191は、無線通信部120を介して、他の装置からの情報を取得する。また、例えば、情報取得部191は、記憶部130に記憶されている情報を取得する。
通信制御部193は、UE100−4による無線通信に関する制御を行う。
次に、図21及び図22を参照して、第4の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
図21は、第4の実施形態に係る第1の通信制御処理(測定の優先度の制御に係るマクロeNB側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図22は、第4の実施形態に係る第2の通信制御処理(測定の制御に係るUE側の処理)の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、UE100は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、UE100は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、UE100の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
(第1の応用例)
図23は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
図24は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
(第1の応用例)
図25は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
図26は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
ここまで、図3〜図24を参照して、本開示の実施形態に係るUE100、マクロeNB200及びピコeNB300及び、並びに各処理を説明した。
第1の実施形態によれば、UE100−1は、いずれのeNBとも接続されていない場合には、ピコeNB300−1との接続のためのアクセス手続きを行う。
第2の実施形態によれば、UE100−2は、いずれのeNBとも接続されていない場合には、eNB(とりわけマクロeNB200−2)とのアクセス手続きにおいて、UE100の状況に応じた情報を含むメッセージを上記eNBに提供する。一方、マクロeNB200−2は、UE100−2に状況に応じた上記情報に基づいて、UE100−2の接続を許可するかを判定する。
第3の実施形態によれば、UE100−3は、eNB(とりわけマクロeNB200−3)との接続のためのアクセス手続きにおいて、UE100−3がマシンタイプ通信を行う装置(MTC装置)であることを示す装置情報を含むメッセージを上記eNBに提供する。一方、マクロeNB200−3は、UE100−3の接続のためのアクセス手続きにおいて上記装置情報が提供されると、UE100−3の上記接続を許可しないと判定する。
第4の実施形態によれば、eNB(マクロeNB200−4及び/又はピコeNB300−4)は、複数のCCの各々における輻輳状況についての輻輳情報に基づいて、上記複数のCC間でのUE100−4による測定の優先度を制御する。一方、UE100−4は、上記優先度に従って、上記複数のCCにおける測定の実行を制御する。
(1)
端末装置であって、
マクロセルと一部又は全体で重なるスモールセル及び前記マクロセルについての情報を取得する取得部と、
前記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合には、前記スモールセルの基地局との接続のためのアクセス手続きを行う通信制御部と、
を備える端末装置。
(2)
前記通信制御部は、前記端末装置が前記スモールセルの前記基地局と接続された後に、前記端末装置の状況に応じた情報を前記スモールセルの前記基地局に提供する、前記(1)に記載の端末装置。
(3)
前記端末装置は、マシンタイプ通信を行う装置である、前記(1)に記載の端末装置。
(4)
端末装置であって、
前記端末装置の状況に応じた情報を取得する取得部と、
前記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合に、基地局との接続のためのアクセス手続きにおいて、前記情報を含むメッセージを前記基地局に提供する通信制御部と、
を備える端末装置。
(5)
前記メッセージに含まれる前記情報は、前記基地局との接続を許可するかを判定するために使用される情報である、前記(4)に記載の端末装置。
(6)
前記メッセージは、前記アクセス手続きにおける、通信プロトコルのレイヤ2又はレイヤ3のメッセージである、前記(4)又は(5)に記載の端末装置。
(7)
前記基地局は、スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルの基地局である、前記(4)〜(6)のいずれか1項に記載の端末装置。
(8)
前記端末装置の状況に応じた前記情報は、前記端末装置の移動状況の情報を含む、前記(2)〜(7)のいずれか1項に記載の端末装置。
(9)
前記端末装置の状況に応じた前記情報は、無線通信に関する前記端末装置の要求の情報を含む、前記(2)〜(8)のいずれか1項に記載の端末装置。
(10)
前記要求の前記情報は、前記端末装置が無線通信のために使用する周波数帯域の数の情報、又は、前記端末装置の無線通信におけるスループットの情報を含む、前記(9)に記載の端末装置。
(11)
前記端末装置は、マシンタイプ通信を行う装置であり、
前記通信制御部は、基地局との接続のためのアクセス手続きにおいて、前記端末装置がマシンタイプ通信を行う装置であることを示す装置情報を含むメッセージを前記基地局に提供する、
前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の端末装置。
(12)
前記装置情報を含む前記メッセージを提供される前記基地局は、スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルの基地局である、前記(11)に記載の端末装置。
(13)
前記装置情報を含む前記メッセージを提供される前記基地局が、スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルの基地局である場合に、前記基地局との接続が許可されない、前記(11)又は(12)に記載の端末装置。
(14)
端末装置の接続のためのアクセス手続きにおいて、前記端末装置の状況に応じた情報を含むメッセージが前記端末装置により提供されると、前記情報を取得する取得部と、
前記情報に基づいて、前記端末装置の接続を許可するかを判定する通信制御部と、
を備える通信制御装置。
(15)
前記通信制御部は、前記端末装置の接続のためのアクセス手続きにおいて、前記端末装置がマシンタイプ通信を行う装置であることを示す装置情報を含むメッセージが前記端末装置により提供されると、前記端末装置の前記接続を許可しないと判定する、前記(14)に記載の通信制御装置。
(16)
端末装置の接続のためのアクセス手続きにおいて、前記端末装置の状況に応じた情報を含むメッセージが前記端末装置により提供されると、前記情報を取得することと、
前記情報に基づいて、前記端末装置の接続を許可するかを判定することと、
を含む通信制御方法。
(17)
複数の周波数帯域の各々における輻輳状況についての輻輳情報を取得する取得部と、
前記輻輳情報に基づいて、前記複数の周波数帯域間での端末装置による測定の優先度を制御する通信制御部と、
を備える通信制御装置。
(18)
前記通信制御部は、前記輻輳情報に基づいて前記優先度を決定し、前記端末装置により使用される周波数帯域でのシグナリングにより当該優先度の情報を前記端末装置に通知する、前記(17)に記載の通信制御装置。
(19)
複数の周波数帯域の各々における輻輳状況についての輻輳情報を取得することと、
前記輻輳情報に基づいて、前記複数の周波数帯域間での端末装置による測定の優先度を制御することと、
を備える通信制御方法。
(20)
複数の周波数帯域間での端末装置による測定の優先度であって、前記複数の周波数帯域の各々における輻輳状況に基づいて決定される前記優先度の情報を取得する取得部と、
前記優先度に従って、前記複数の周波数帯域における測定の実行を制御する通信制御部と、
を備える端末装置。
(21)
端末装置を制御する情報処理装置であって、
所定のプログラムを記憶するメモリと、
前記所定のプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記所定のプログラムは、
マクロセルと一部又は全体で重なるスモールセル及び前記マクロセルについての情報を取得することと、
前記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合には、前記スモールセルの基地局との接続のためのアクセス手続きを行うことと、
を実行させるためのプログラムである、
情報処理装置。
(22)
端末装置を制御する情報処理装置であって、
所定のプログラムを記憶するメモリと、
前記所定のプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記所定のプログラムは、
前記端末装置の状況に応じた情報を取得することと、
前記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合に、基地局との接続のためのアクセス手続きにおいて、前記情報を含むメッセージを前記基地局に提供すること、
を実行させるためのプログラムである、
情報処理装置。
(23)
端末装置を制御する情報処理装置であって、
所定のプログラムを記憶するメモリと、
前記所定のプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備え、
前記所定のプログラムは、
複数の周波数帯域間での端末装置による測定の優先度であって、前記複数の周波数帯域の各々における輻輳状況に基づいて決定される前記優先度の情報を取得することと、
前記優先度に従って、前記複数の周波数帯域における測定の実行を制御することと、
を実行させるためのプログラムである、
情報処理装置。
20 マクロセル
30 ピコセル
100 UE(User Equipment)
161、171、181、191 情報取得部
163、173、183、193 通信制御部
200 マクロeNB(evolved Node B)
251、261、271 情報取得部
253、263、273 通信制御部
300 ピコeNB(evolved Node B)
351 情報取得部
353 通信制御部
Claims (10)
- 端末装置であって、
マクロセルと一部又は全体で重なるスモールセル及び前記マクロセルについての情報を取得する取得部と、
前記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合には、前記スモールセルの基地局との接続のためのアクセス手続きを行う通信制御部と、
を備え、
前記通信制御部は、前記端末装置が前記スモールセルの前記基地局と接続された後に、前記端末装置の状況に応じた情報を前記スモールセルの前記基地局に提供し、
前記取得部は、複数の周波数帯域間での端末装置による測定の優先度であって、前記複数の周波数帯域の各々における輻輳状況に基づいて決定される前記優先度の情報を取得し、
前記通信制御部は、前記優先度に従って、前記複数の周波数帯域における測定の実行を制御し、
前記測定の結果及び前記端末装置の状況に応じた情報は、キャリアアグリゲーションにおいて使用する周波数帯域の選択のために使用される、端末装置。 - 前記端末装置は、マシンタイプ通信を行う装置である、請求項1に記載の端末装置。
- 前記端末装置の状況に応じた前記情報は、前記端末装置の移動状況の情報を含む、請求項1又は2に記載の端末装置。
- 前記端末装置の状況に応じた前記情報は、無線通信に関する前記端末装置の要求の情報を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記要求の前記情報は、前記端末装置が無線通信のために使用する周波数帯域の数の情報、又は、前記端末装置の無線通信におけるスループットの情報を含む、請求項4に記載の端末装置。
- 前記端末装置は、マシンタイプ通信を行う装置であり、
前記通信制御部は、基地局との接続のためのアクセス手続きにおいて、前記端末装置がマシンタイプ通信を行う装置であることを示す装置情報を含むメッセージを前記基地局に提供する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の端末装置。 - 前記装置情報を含む前記メッセージを提供される前記基地局は、スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルの基地局である、請求項6に記載の端末装置。
- 前記装置情報を含む前記メッセージを提供される前記基地局が、スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルの基地局である場合に、前記基地局との接続が許可されない、請求項6又は7に記載の端末装置。
- 端末装置により実行される方法であって、
マクロセルと一部又は全体で重なるスモールセル及び前記マクロセルについての情報を取得することと、
前記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合には、前記スモールセルの基地局との接続のためのアクセス手続きを行うことと、
を含み、
前記アクセス手続きを行うことは、前記端末装置が前記スモールセルの前記基地局と接続された後に、前記端末装置の状況に応じた情報を前記スモールセルの前記基地局に提供することを含み、
前記取得することは、複数の周波数帯域間での端末装置による測定の優先度であって、前記複数の周波数帯域の各々における輻輳状況に基づいて決定される前記優先度の情報を取得することを含み、
前記アクセス手続きを行うことは、前記優先度に従って、前記複数の周波数帯域における測定の実行を制御することを含み、
前記測定の結果及び前記端末装置の状況に応じた情報は、キャリアアグリゲーションにおいて使用する周波数帯域の選択のために使用される、方法。 - 端末装置を制御するコンピュータを、
マクロセルと一部又は全体で重なるスモールセル及び前記マクロセルについての情報を取得する取得部と、
前記端末装置がいずれの基地局とも接続されていない場合には、前記スモールセルの基地局との接続のためのアクセス手続きを行う通信制御部と、
として機能させるためのプログラムであり、
前記通信制御部は、前記端末装置が前記スモールセルの前記基地局と接続された後に、前記端末装置の状況に応じた情報を前記スモールセルの前記基地局に提供し、
前記取得部は、複数の周波数帯域間での端末装置による測定の優先度であって、前記複数の周波数帯域の各々における輻輳状況に基づいて決定される前記優先度の情報を取得し、
前記通信制御部は、前記優先度に従って、前記複数の周波数帯域における測定の実行を制御し、
前記測定の結果及び前記端末装置の状況に応じた情報は、キャリアアグリゲーションにおいて使用する周波数帯域の選択のために使用される、プログラム。
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