JP6417187B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6417187B2
JP6417187B2 JP2014222172A JP2014222172A JP6417187B2 JP 6417187 B2 JP6417187 B2 JP 6417187B2 JP 2014222172 A JP2014222172 A JP 2014222172A JP 2014222172 A JP2014222172 A JP 2014222172A JP 6417187 B2 JP6417187 B2 JP 6417187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear motor
transport
belt
drive section
mechanical drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014222172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016092900A (ja
Inventor
村松 繁
繁 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2014222172A priority Critical patent/JP6417187B2/ja
Publication of JP2016092900A publication Critical patent/JP2016092900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6417187B2 publication Critical patent/JP6417187B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)

Description

本発明は、搬送装置に関し、特に、リニアモータ駆動区間を備える搬送装置に関する。
従来、リニアモータ駆動区間を備える搬送装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、可動子を搬送するためのリニアモータ制御区間(リニアモータ駆動区間)および非リニアモータ制御区間とを備えるリニア搬送装置(搬送装置)が開示されている。上記特許文献1のリニア搬送装置では、非リニアモータ制御区間は、可動子に係合する係合部材と、係合部材を移動させるベルトコンベヤとを含んでいる。また、上記特許文献1のリニア搬送装置では、リニアモータ制御区間から非リニアモータ制御区間に可動子を移行させる場合、可動子と係合部材との位置を同期させて係合させるように構成されている。
特開2014−133609号公報
しかしながら、上記特許文献1のリニア搬送装置では、リニアモータ制御区間から非リニアモータ制御区間に可動子を移行させる場合、可動子と係合部材との位置を同期させて係合させるように構成されているため、可動子および係合部材の位置および速度を精度よく合わせる必要がある。その結果、制御が複雑になるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間の一方から他方に搬送台車が移行する際に、制御が複雑になるのを抑制することが可能な搬送装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における搬送装置は、搬送台車と、搬送台車を搬送するための搬送部とを備えた搬送装置であって、搬送部は、リニアモータを構成するリニアモータ固定子が設けられたリニアモータ駆動区間と、モータにより駆動される無端状のベルトが設けられ、リニアモータ駆動区間に接続された機械式駆動区間とを含み、搬送台車は、リニアモータ駆動区間のリニアモータ固定子に対して磁力が作用するリニアモータ可動子と、機械式駆動区間のベルトに当接することにより駆動力が伝達されるベルト当接部とを含み、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間を搬送されるように構成されており、機械式駆動区間のベルトは、搬送台車のベルト当接部と当接する側の面が平坦面状に形成されており、搬送部は、リニアモータ駆動区間と、機械式駆動区間との接続部近傍に設けられた搬送台車を検知するセンサをさらに含み、ベルトを駆動させるモータは、センサからの搬送台車の検知結果に基づいて、駆動が制御されるように構成されており、センサの検知結果に基づいて算出されたリニアモータの駆動による搬送台車の速度が、機械式駆動区間のベルトの駆動による搬送台車の速度よりも大きい場合に、搬送台車がリニアモータ駆動区間から機械式駆動区間に移行してからモータを駆動させるまでの始動遅延時間が設定されるとともに、設定された始動遅延時間経過後にモータが停止状態から駆動されるように構成されている。
この発明の第2の局面における搬送装置は、搬送台車と、搬送台車を搬送するための搬送部とを備えた搬送装置であって、搬送部は、リニアモータを構成するリニアモータ固定子が設けられたリニアモータ駆動区間と、モータにより駆動される無端状のベルトが設けられ、リニアモータ駆動区間に接続された機械式駆動区間とを含み、搬送台車は、リニアモータ駆動区間のリニアモータ固定子に対して磁力が作用するリニアモータ可動子と、機械式駆動区間のベルトに当接することにより駆動力が伝達されるベルト当接部とを含み、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間を搬送されるように構成されており、機械式駆動区間のベルトは、搬送台車のベルト当接部と当接する側の面が平坦面状に形成されており、搬送台車のベルト当接部は、搬送方向の一方の端部が他方の端部に対して平坦面状に形成されたベルトの面の垂直方向に移動することでベルトの面に対して傾斜可能に構成されている。
この発明の第1および第2の局面による搬送装置では、上記のように、機械式駆動区間のベルトの搬送台車のベルト当接部と当接する側の面を平坦面状に形成することによって、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間の一方から他方に搬送台車が移行する際に、ベルトとベルト当接部とを滑らせることができるので、ベルトおよびベルト当接部の速度差を許容することができる。これにより、ベルトおよびベルト当接部の位置および速度を正確に同期させる必要がないので、制御が複雑になるのを抑制することができる。
上記第1の局面による搬送装置において、好ましくは、搬送台車のベルト当接部は、搬送方向の一方の端部が他方の端部に対して平坦面状に形成されたベルトの面の垂直方向に移動することでベルトの面に対して傾斜可能に構成されている。このように構成した場合でも、リニアモータ駆動区間から機械式駆動区間に搬送台車が移行する際に、搬送台車のベルト当接部をベルトに容易に乗り上げさせることができる。
上記第2の局面による搬送装置において、好ましくは、搬送部は、リニアモータ駆動区間と、機械式駆動区間との接続部近傍に設けられた搬送台車を検知するセンサをさらに含み、ベルトを駆動させるモータは、センサからの搬送台車の検知結果に基づいて、駆動が制御されるように構成されている。このように構成すれば、センサの検知結果に基づいて、ベルトの駆動による機械式駆動区間において搬送台車を精度よく移動させることができる。
この場合、好ましくは、センサの検知結果に基づいて算出されたリニアモータの駆動による搬送台車の速度が、機械式駆動区間のベルトの駆動による搬送台車の速度よりも大きい場合に、搬送台車がリニアモータ駆動区間から機械式駆動区間に移行してからモータを駆動させるまでの始動遅延時間が設定されるとともに、設定された始動遅延時間経過後にモータが停止状態から駆動されるように構成されている。このように構成すれば、リニアモータ駆動区間と機械式駆動区間とで速度差がある場合に、ベルトを駆動させるモータを始動遅延時間経過後に駆動させることにより、搬送台車が空気や摩擦の抵抗などにより減速した後にベルトによる駆動力を作用させることができる。これにより、搬送台車のリニアモータ駆動区間から機械式駆動区間への移行をスムーズに行うことができる。
設定された始動遅延時間経過後にモータが停止状態から駆動される構成において、好ましくは、モータの停止状態では、回生制動が働かないように、モータが接続された回路が開いた状態になるように構成されている。このように構成すれば、ベルトが搬送台車により連れ回りされることによりモータが回転された場合でも、モータに起電力が発生して逆方向の電流が生じるのを防止することができる。
上記搬送部がセンサを含む構成において、好ましくは、センサの検知結果に基づいて算出されたリニアモータの駆動による搬送台車の速度に基づいて、機械式駆動区間におけるベルトを駆動させるモータの回転速度が制御されるように構成されている。このように構成すれば、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間の一方から他方に搬送台車が移行する際に、搬送台車の速度とベルトの速度とを容易に近づけることができる。
上記搬送部がセンサを含む構成において、好ましくは、センサは、機械式駆動区間側またはリニアモータ駆動区間側に設けられている。このように構成すれば、機械式駆動区間側またはリニアモータ駆動区間側に設けられたセンサの検知結果に基づいて、機械式駆動区間のモータを精度よく駆動させることができる。
上記第2の局面による搬送装置において、好ましくは、搬送部は、機械式駆動区間側であって、リニアモータ駆動区間との接続部近傍に設けられた搬送台車を検知するセンサをさらに含み、リニアモータは、駆動の制御に際してセンサからの検知結果が参照されるように構成されている。このように構成すれば、機械式駆動区間側に設けられたセンサの検知結果を参照して、搬送台車がリニアモータ駆動区間に入る前の段階から、リニアモータ駆動区間における制御に移行することができるので、機械式駆動区間からリニアモータ駆動区間への乗り継ぎをスムーズに行うことができる。
上記第1または第2の局面による搬送装置において、好ましくは、搬送部は、リニアモータ駆動区間側に設けられた第1ガイドレール部と、機械式駆動区間側に設けられた第2ガイドレール部とをさらに含み、搬送台車は、第1ガイドレール部および第2ガイドレール部と係合するレール係合部をさらに含み、第1ガイドレール部および第2ガイドレール部に沿って移動するように構成されている。このように構成すれば、搬送台車をリニアモータ駆動区間側の第1ガイドレール部および機械式駆動区間側の第2ガイドレール部に係合させて容易に移動させることができる。
この場合、好ましくは、第1ガイドレール部および第2ガイドレール部は、それぞれ、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間に別体で設けられている。このように構成すれば、第1ガイドレール部を含むリニアモータ駆動区間における搬送機構と、第2ガイドレール部を含む機械式駆動区間における搬送機構とをそれぞれ別々のユニットとして設けることができる。
上記第1または第2の局面による搬送装置において、好ましくは、搬送台車のベルト当接部は、搬送部の搬送方向端部がテーパ状に面取りされた当接面を有する。このように構成すれば、リニアモータ駆動区間から機械式駆動区間に搬送台車が移行する際に、搬送台車のベルト当接部をベルトに容易に乗り上げさせることができる。
上記第1または第2の局面による搬送装置において、好ましくは、リニアモータ固定子は、コイルを有し、リニアモータ可動子は、永久磁石を有する。このように構成すれば、搬送部のリニアモータ固定子に電流を流すことにより、搬送台車を移動させることができるので、搬送台車に配線を配置する必要がない分、搬送台車の構成を簡素化することができる。
本発明によれば、上記のように、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間の一方から他方に搬送台車が移行する際に、制御が複雑になるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による搬送装置の全体構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の一実施形態による搬送装置の全体構成を概略的に示した正面図である。 本発明の一実施形態による搬送装置のリニアモータ駆動区間を示した側面図である。 本発明の一実施形態による搬送装置の機械式駆動区間を示した側面図である。 本発明の一実施形態による搬送装置の搬送台車の機械式駆動区間への移行を説明するための図である。 本発明の一実施形態による搬送装置のセンサ検知を説明するための図である。 本発明の一実施形態による搬送装置の機械式駆動区間乗継処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による搬送装置のベルト管理処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による搬送装置100の構成について説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態による搬送装置100は、搬送部1と、搬送台車2とを備えている。また、搬送装置100は、搬送部1に沿って、搬送台車2(搬送台車2に載置された搬送対象物(図示せず))を搬送するように構成されている。搬送部1は、リニアモータ駆動区間11と、機械式駆動区間12と、コントローラ13と、ドライバ14および15とを含んでいる。また、搬送部1には、X方向に沿ってX1方向側から、リニアモータ駆動区間11、機械式駆動区間12、リニアモータ駆動区間11が順に配置されている。
リニアモータ駆動区間11は、図1〜図3に示すように、センサ111と、第1ガイドレール部112と、リニアモータ固定子113とを有している。機械式駆動区間12は、センサ121および122と、第2ガイドレール部123と、モータ124と、ベルト125と、駆動プーリ126と、従動プーリ127および128とを有している。搬送台車2は、載置部21と、ベルト当接部22と、リニアモータ可動子23と、被検知部24と、レール係合部25とを有している。
搬送部1は、搬送台車2をX方向に沿って搬送するように構成されている。具体的には、搬送部1のリニアモータ駆動区間11では、リニアモータにより搬送台車2をX方向(X1方向およびX2方向)に搬送するように構成されている。また、搬送部1の機械式駆動区間12では、ベルト125の駆動により搬送台車2をX方向(X1方向およびX2方向)に搬送するように構成されている。
リニアモータ駆動区間11では、機械式駆動区間12に比べて、搬送台車2の位置および速度を精度よくかつ高速に移動させることが可能である。また、リニアモータ駆動区間11では、搬送台車2に載置された搬送対象物に対して作業装置(図示せず)により作業が行われる。また、リニアモータ駆動区間11では、複数の搬送台車2の移動を個別に制御することが可能に構成されている。
機械式駆動区間12は、搬送台車2を上流のリニアモータ駆動区間11から受け取り、下流のリニアモータ駆動区間11に受け渡すように構成されている。つまり、機械式駆動区間12は、搬送対象物に対して作業が行われる2つのリニアモータ駆動区間1の間の区間に設けられ、搬送対象物を後の作業位置(下流のリニアモータ駆動区間11)まで搬送するように構成されている。
リニアモータ駆動区間11には、図1に示すように、X方向全体にセンサ111が設けられており、搬送台車2の位置が検知される。センサ111は、磁気センサを含み、搬送台車2の被検知部24の磁気を検知するように構成されている。センサ111の検知結果に基づいて、搬送台車2のリニアモータ駆動区間11における位置および速度を精度よく検出することが可能である。
第1ガイドレール部112は、図2に示すように、X方向に沿って延びるように形成されている。また、第1ガイドレール部112は、図3に示すように、搬送台車2のレール係合部25と係合して、搬送台車2の移動をガイドするように構成されている。第1ガイドレール部112は、第2ガイドレール部123に接続するように配置されている。つまり、搬送台車2は、第1ガイドレール部112と第2ガイドレール部123とを乗り継いで移動するように構成されている。また、第1ガイドレール部112は、第2ガイドレール部123とは別体でリニアモータ駆動区間11に設けられている。
リニアモータ固定子113は、搬送台車2のリニアモータ可動子23とともにリニアモータを構成する。リニアモータ固定子113は、コイルを含み、リニアモータ可動子23は、永久磁石を含む。また、リニアモータ固定子113のコイルは、X方向に沿って複数配置されている。つまり、リニアモータ固定子113(複数のコイル)に通電される電力が制御されることにより、リニアモータ可動子23とリニアモータ固定子113の間で磁力が作用して、搬送台車2がX方向に搬送されるように構成されている。
機械式駆動区間12には、図1に示すように、リニアモータ駆動区間11との接続部近傍(X1方向側およびX2方向側の端部近傍)にセンサ121および122が設けられており、搬送台車2の位置が検知される。センサ121および122は、磁気センサを含み、搬送台車2の磁気を検知するように構成されている。センサ121は、機械式駆動区間12の入口側(X1方向側)に配置されており、搬送台車2が機械式駆動区間12に搬入されたこと、および、搬送台車2の入口における速度を算出するために設けられている。センサ122は、機械式駆動区間12の出口側(X2方向側)に配置されており、搬送台車2が機械式駆動区間12から搬出されたこと、および、搬送台車2の出口における速度を算出するために設けられている。
第2ガイドレール部123は、図2に示すように、X方向に沿って延びるように形成されている。また、第2ガイドレール部123は、図4に示すように、搬送台車2のレール係合部25と係合して、搬送台車2の移動をガイドするように構成されている。また、第2ガイドレール部123は、第1ガイドレール部112に接続するように配置されている。また、第2ガイドレール部123は、第1ガイドレール部112とは別体で機械式駆動区間12に設けられている。
モータ124は、駆動プーリ126を回転駆動させて、ベルト125を駆動させるように構成されている。ベルト125は、駆動プーリ126、従動プーリ127および128に無端状に巻き回されている。また、ベルト125の内側は、駆動プーリ126、従動プーリ127および128に係合するように凹凸が設けられている。これにより、モータ124の駆動が駆動プーリ126を介してベルト125に効率的に伝達される。また、モータ124は、回生制動が働かないように、停止状態においてモータ124が接続された回路が開いた状態になるように構成されている。つまり、モータ124の停止状態では、モータ124と電源との回路が開かれているとともに、モータ124と並列に電源に接続された回路も開いた状態にされている。
ここで、本実施形態では、ベルト125は、搬送台車2のベルト当接部22と当接する側の面が平坦面状に形成されている。つまり、ベルト125の外側の面は、凹凸が形成されておらず略平坦に形成されている。また、ベルト125は、搬送台車2のベルト当接部22に対して、滑りを許容しながらグリップするように構成されている。つまり、ベルト125と、ベルト当接部22(搬送台車2)との速度差が大きい場合は、ある程度滑らせるように構成されている。一方、ベルト125とベルト当接部22(搬送台車2)との速度差が小さいまたは0の場合は、滑らせずにグリップするように構成されている。
従動プーリ127および128は、ベルト125の駆動に従って回転されるように構成されている。また、駆動プーリ126、従動プーリ127および128は、ベルト当接部22を下側(Z2方向)側から支持するように構成されている。つまり、駆動プーリ126、従動プーリ127および128のX方向における互いの間隔は、ベルト当接部22のX方向の長さよりも小さくなるように配置されている。これにより、ベルト当接部22は、駆動プーリ126、従動プーリ127および128のうち少なくとも1つにより支持されるように構成されている。
コントローラ13は、ドライバ14を介してリニアモータ駆動区間11のリニアモータの駆動を制御するように構成されている。具体的には、コントローラ13は、リニアモータ駆動区間11のリニアモータ固定子113の複数のコイルに供給する電力を制御して、搬送台車2の移動を制御するように構成されている。また、コントローラ13は、リニアモータ駆動区間11のセンサ111の検知結果に基づいて、リニアモータ駆動区間11における搬送台車2の移動を制御するように構成されている。また、コントローラ13は、機械式駆動区間12のセンサ121および122の検知結果を参照して、リニアモータ駆動区間11におけるリニアモータの駆動を制御するように構成されている。
ここで、本実施形態では、コントローラ13は、ドライバ15を介して機械式駆動区間12のベルト125の駆動を制御するように構成されている。具体的には、コントローラ13は、センサ121および122の検知結果に基づいて、機械式駆動区間12のモータ124の駆動を制御して、搬送台車2の移動を制御するように構成されている。
また、本実施形態では、コントローラ13は、センサ121および122の検知結果に基づいて算出されたリニアモータの駆動による搬送台車2の速度が、機械式駆動区間12のベルト125の駆動による搬送台車2の速度よりも大きい場合に、搬送台車2がリニアモータ駆動区間11から機械式駆動区間12に移行してからモータ124を駆動させるまでの始動遅延時間ΔTを設定するように構成されている。また、コントローラ13は、設定された始動遅延時間ΔT経過後にモータ124を停止状態から駆動するように構成されている。また、コントローラ13は、センサ121および122の検知結果に基づいて算出されたリニアモータの駆動による搬送台車2の速度に基づいて、機械式駆動区間12におけるベルト125を駆動させるモータ124の回転速度を制御するように構成されている。
搬送台車2は、載置部21に載置された搬送対象物(図示せず)を搬送するように構成されている。また、搬送台車2は、リニアモータ駆動区間11の第1ガイドレール部112および機械式駆動区間12の第2ガイドレール部123に沿って移動するように構成されている。図3および図4に示すように、搬送台車2は、第1ガイドレール部112または第2ガイドレール部123を跨ぐようにX方向からみて略逆U字形状に形成されている。搬送台車2は、第1ガイドレール部112または第2ガイドレール部123の上部側(Z1方向側)に、載置部21およびリニアモータ可動子23が設けられている。また、搬送台車2は、Y1方向側にベルト当接部22が設けられている。また、搬送台車2は、Y2方向側に被検知部24が設けられている。
図3に示すように、リニアモータ可動子23は、リニアモータ駆動区間11のリニアモータ固定子113と対向するように配置されている。また、リニアモータ可動子23は、リニアモータ固定子113に対して磁力が作用するように構成されている。また、リニアモータ固定子113は、X方向に沿って配置される複数の永久磁石を含む。
ベルト当接部22は、図3および図4に示すように、当接部材221と、ガイド部222と、弾性部材223とを有する。当接部材221は、テーパ部221aと、当接面221bとを含む。ベルト当接部22は、機械式駆動区間12のベルト125に当接して、ベルト125の駆動を搬送台車2に伝達するように構成されている。つまり、ベルト当接部22は、当接部材221をベルト125に押圧することにより、ベルト125と当接面221bとの間に作用する摩擦力により、ベルト125の駆動を搬送台車2に伝達するように構成されている。
テーパ部221aは、当接部材221の搬送方向端部(X1方向側の端部およびX2方向側の端部)に形成されている。テーパ部221aは、当接面221bに対して面取りされるように傾斜された面が形成されている。図4に示すように、テーパ部221aは、当接部材221がベルト125に乗り上げやすくなるように設けられている。
当接面221bは、平坦面状に形成されている。また、当接面221bは、ベルト125に当接するように構成されている。
ガイド部222は、当接部材221を支持するとともに、当接部材221の上下方向(Z方向)の移動をガイドするように構成されている。具体的には、当接部材221は、X方向に離間するように2つ設けられており、当接部材221を上側(Z1方向側)から支持している。また、ガイド部222の周りには、弾性部材223が配置されている。弾性部材223は、当接部材221をベルト125側に押圧するように構成されている。また、弾性部材223は、小さい弾性係数を有する。つまり、ベルト125のわずかな起伏に起因して、弾性部材223が伸縮した場合でも、当接部材221のベルト125に対する押圧力が大きく変化しないように構成されている。
ベルト当接部22は、図5に示すように、搬送方向(X方向)の一方の端部が他方の端部に対して平坦面状に形成されたベルト125の面の垂直方向(Z方向)に移動することでベルト125の面に対して傾斜可能に構成されている。たとえば、図5の(a)に示すように、ベルト125に当接する前の状態では、ベルト当接部22は、X1方向側の端部およびX2方向側の端部が略同じ高さ(Z方向の位置)である。図5の(b)に示すように、ベルト125に乗り上げる場合、ベルト当接部22は、X2方向側の端部がX1方向側の端部に対して上方向(Z1方向)に移動して、ベルト125の面に対して傾斜している。図5の(c)に示すように、ベルト125に当接した状態では、ベルト当接部22は、X1方向側の端部およびX2方向側の端部が略同じ高さである。
次に、図6を参照して、搬送装置のセンサ検知に基づく、搬送台車2の速度の算出について説明する。
図6に示す例では、搬送台車2は、X1方向側のリニアモータ駆動区間11から、機械式駆動区間12を通り、X2方向側のリニアモータ駆動区間11に搬送され、さらにX2方向側の区間に搬送されている。
まず、時間t1において、搬送台車2がX1方向側のリニアモータ駆動区間11に搬入されると、X1方向側のリニアモータ駆動区間11のセンサ111がONにされる。そして、時間t2において、搬送台車2がX1方向側のリニアモータ駆動区間1から搬出されると、X1方向側のリニアモータ駆動区間11のセンサ111がOFFにされる。
時間t3において、搬送台車2が機械式駆動区間12に搬入され、機械式駆動区間12の入口側のセンサ121まで来ると、入口側のセンサ121がONにされる。そして、時間t4において、搬送台車2が入口側のセンサ121を通過し終えると、入口側のセンサ121がOFFにされる。つまり、入口側のセンサ121の通過距離をL1とすると、入口における搬送台車2の速度Vinは、L1/(t4−t3)と表せられる。
時間t5において、搬送台車2が機械式駆動区間12の出口側のセンサ122まで来ると、出口側のセンサ122がONにされる。そして、時間t6において、搬送台車2が出口側のセンサ122を通過し終えると、出口側のセンサ122がOFFにされる。つまり、出口側のセンサ122の通過距離をL2とすると、出口における搬送台車2の速度Voutは、L2/(t6−t5)と表せられる。また、入口側のセンサ121から出口側のセンサ122までの通過距離をL3とすると、機械式駆動区間12における搬送台車2の平均速度Vaveは、L3/(t5−t3)もしくはL3/(t6−t4)と表せられる。
時間t7において、搬送台車2がX2方向側のリニアモータ駆動区間11に搬入されると、X2方向側のリニアモータ駆動区間11のセンサ111がONにされる。そして、時間t8において、搬送台車2がX2方向側のリニアモータ駆動区間1から搬出されると、X2方向側のリニアモータ駆動区間11のセンサ111がOFFにされる。
次に、図7を参照して、搬送装置100のコントローラ13が行う機械式駆動区間乗継処理について説明する。
図7のステップS1において、機械式駆動区間12の入口側のセンサ121のON時間T1が計測される。たとえば、図6の例の場合、T1=t4−t3となる。ステップS2において、L1/T1(=Vin)が1m/sec以上であるか否かが判断される。L1/T1(=Vin)が1m/sec以上であれば、ステップS3に進み、L1/T1(=Vin)が1m/sec未満であれば、ステップS5に進む。なお、1m/secのしきい値は、機械式駆動区間12のベルト125の最高速度に基づく。つまり、ベルト125の最高速度に基づいてしきい値を1m/sec以外に変更してもよい。
ステップS3において、始動遅延時間ΔTが設定される。なお、始動遅延時間ΔTは、L1/T1が大きいほど長くなり、L1/T1が小さいほど(1m/secに近くなるほど)短くなる。また、始動遅延時間ΔTは、L1/T1の値に基づいて予め設定されている。ステップS4において、始動遅延時間ΔT経過後、機械式駆動区間12のモータ124が駆動されて、搬送台車2が搬送される。その後、機械式駆動区間乗継処理が終了される。
ステップS2において、L1/T1(=Vin)が1m/sec未満であると判断された場合、ステップS5において、機械式駆動区間12の駆動速度がL1/T1(=Vin)に設定される。その後、ステップS4において、機械式駆動区間12のモータ124が駆動されて、搬送台車2が搬送される。その後、機械式駆動区間乗継処理が終了される。
次に、図8を参照して、搬送装置100のコントローラ13が行うベルト管理処理について説明する。このベルト管理処理は、機械式駆動区間12のベルト125または搬送台車2のベルト当接部22の摩耗などに起因して、ベルト当接部22とベルト125とがスリップしている状態を検知するために行われる。
ここで、ベルト当接部22とベルト125とのグリップ力(摩擦力)Fは、μNで表される。ただし、μは、ベルト当接部22とベルト125との間の摩擦係数であり、Nは、ベルト当接部22とベルト125との間の垂直抗力である。また、搬送台車2の質量をmとし、機械式駆動区間12の入口における搬送台車2の速度をVinとした場合、入口における搬送台車2の有する運動エネルギーは、mVin/2となる。また、ベルト125の速度Vbと等速度になった場合の搬送台車2の有する運動エネルギーは、mVb/2となる。そして、制動距離をLbとした場合、制動力Fbの平均は、(mVin/2−mVb/2)/Lbとなる。そして、制動力Fbとグリップ力Fとの関係に基づいてスリップ状態を判断することが可能である。なお、ここでは、入口速度Vinと出口速度Voutの関係からスリップ状態を判断する。
図8のステップS11において、機械式駆動区間12の入口速度Vinおよび出口速度Voutが取得される。たとえば、図6の例の場合、入口速度Vin=L1/(t4−t3)となり、出口速度Vout=L2/(t6−t5)となる。ステップS12において、速度差ΔVがVin−Voutとして算出される。ステップS13において、速度差ΔVが0.2Vin以上であるか否かが判断される。つまり、速度差ΔVが入口速度Vinの20%以上であるか否かが判断される。速度差ΔVが0.2Vin以上であれば、ステップS14に進み、速度差ΔVが0.2Vin未満であれば、ベルト管理処理が終了される。
ステップS14において、メンテナンス要信号が発信される。つまり、スリップ状態であるとして、警告が発せられる。その後、ベルト管理処理が終了される。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、機械式駆動区間12のベルト125の搬送台車2のベルト当接部22と当接する側の面を平坦面状に形成することによって、リニアモータ駆動区間11および機械式駆動区間12の一方から他方に搬送台車2が移行する際に、ベルト125とベルト当接部22とを滑らせることができるので、ベルト125およびベルト当接部22の速度差を許容することができる。これにより、ベルト125およびベルト当接部22の位置および速度を正確に同期させる必要がないので、制御が複雑になるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、搬送部1に、リニアモータ駆動区間11側に設けられた第1ガイドレール部112と、機械式駆動区間12側に設けられた第2ガイドレール部123とを設け、搬送台車2に、第1ガイドレール部112および第2ガイドレール部123と係合するレール係合部25を設けて、搬送台車2が第1ガイドレール部112および第2ガイドレール部123に沿って移動するように構成する。これにより、搬送台車2をリニアモータ駆動区間11側の第1ガイドレール部112および機械式駆動区間12側の第2ガイドレール部123に係合させて容易に移動させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1ガイドレール部112および第2ガイドレール部123を、それぞれ、リニアモータ駆動区間11および機械式駆動区間12に別体で設ける。これにより、第1ガイドレール部112を含むリニアモータ駆動区間11における搬送機構と、第2ガイドレール部123を含む機械式駆動区間12における搬送機構とをそれぞれ別々のユニットとして設けることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ベルト125を駆動させるモータ124を、センサ121および122からの搬送台車2の検知結果に基づいて、駆動が制御されるように構成する。これにより、センサ121および122の検知結果に基づいて、ベルト125の駆動による機械式駆動区間12において搬送台車2を精度よく移動させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、センサ121および122の検知結果に基づいて算出されたリニアモータの駆動による搬送台車2の速度が、機械式駆動区間12のベルト125の駆動による搬送台車2の速度よりも大きい場合に、搬送台車2がリニアモータ駆動区間11から機械式駆動区間12に移行してからモータ124を駆動させるまでの始動遅延時間ΔTが設定されるとともに、設定された始動遅延時間ΔT経過後にモータ124が停止状態から駆動されるように構成する。これにより、リニアモータ駆動区間11と機械式駆動区間12とで速度差がある場合に、ベルト125を駆動させるモータ124を始動遅延時間ΔT経過後に駆動させることにより、搬送台車2が空気や摩擦の抵抗などにより減速した後にベルト125による駆動力を作用させることができる。これにより、搬送台車2のリニアモータ駆動区間11から機械式駆動区間12への移行をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、モータ124の停止状態では、回生制動が働かないように、モータ124が接続された回路が開いた状態になるように構成する。これにより、ベルト125が搬送台車2により連れ回りされることによりモータ124が回転された場合でも、モータ124に起電力が発生して逆方向の電流が生じるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、センサ121および122の検知結果に基づいて算出されたリニアモータの駆動による搬送台車2の速度に基づいて、機械式駆動区間12におけるベルト125を駆動させるモータ124の回転速度が制御されるように構成する。これにより、リニアモータ駆動区間11および機械式駆動区間12の一方から他方に搬送台車2が移行する際に、搬送台車2の速度とベルト125の速度とを容易に近づけることができる。
また、本実施形態では、上記のように、リニアモータを、駆動の制御に際してセンサ121および122からの検知結果が参照されるように構成する。これにより、機械式駆動区間12側に設けられたセンサ121および122の検知結果を参照して、搬送台車2がリニアモータ駆動区間11に入る前の段階から、リニアモータ駆動区間11における制御に移行することができるので、機械式駆動区間12からリニアモータ駆動区間11への乗り継ぎをスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、搬送台車2のベルト当接部22を、搬送部1の搬送方向端部(X方向端部)がテーパ状に面取りされた当接面を有するように形成する。これにより、リニアモータ駆動区間11から機械式駆動区間12に搬送台車2が移行する際に、搬送台車2のベルト当接部22をベルト125に容易に乗り上げさせることができる。
また、本実施形態では、上記のように、搬送台車2のベルト当接部22を、搬送方向(X方向)の一方の端部が他方の端部に対して平坦面状に形成されたベルト125の面の垂直方向(Z方向)に移動することでベルト125の面に対して傾斜可能に構成する。これによっても、リニアモータ駆動区間11から機械式駆動区間12に搬送台車2が移行する際に、搬送台車2のベルト当接部22をベルト125に容易に乗り上げさせることができる。
また、本実施形態では、上記のように、リニアモータ固定子113は、コイルを有し、リニアモータ可動子23は、永久磁石を有する。これにより、搬送部1のリニアモータ固定子113に電流を流すことにより、搬送台車2を移動させることができるので、搬送台車2に配線を配置する必要がない分、搬送台車2の構成を簡素化することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、リニアモータ駆動区間が2つ設けられ、機械式駆動区間が1つ設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、リニアモータ駆動区間を1つまたは3つ以上設けてもよいし、機械式駆動区間を2つ以上設けてもよい。
また、上記実施形態では、機械式駆動区間において、搬送台車のベルト当接部と、ベルトとを上下方向に当接させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、機械式駆動区間において、搬送台車のベルト当接部と、ベルトとを上下方向以外の方向に当接させてもよい。たとえば、機械式駆動区間において、搬送台車のベルト当接部と、ベルトとを水平方向に当接させてもよい。
また、上記実施形態では、第1ガイドレール部および第2ガイドレール部を、それぞれ、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間に別体で設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1ガイドレール部および第2ガイドレール部を一体的に設けてもよい。
また、上記実施形態では、機械式駆動区間に設けられたセンサに基づいて、機械式駆動区間のベルトを駆動させるモータが制御される構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、リニアモータ駆動区間に設けられたセンサに基づいて、機械式駆動区間のベルトを駆動させるモータが制御されてもよい。また、リニアモータ駆動区間および機械式駆動区間にまたがって設けられたセンサに基づいて、機械式駆動区間のベルトを駆動させるモータが制御されてもよい。
また、上記実施形態では、リニアモータ固定子がコイルを有し、リニアモータ可動子が永久磁石を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、リニアモータ固定子が永久磁石を有し、リニアモータ可動子がコイルを有する構成でもよいし、リニアモータ固定子およびリニアモータ可動子が、それぞれ、コイルを有する構成でもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、コントローラの処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、コントローラの処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 搬送部
2 搬送台車
11 リニアモータ駆動区間
12 機械式駆動区間
22 ベルト当接部
23 リニアモータ可動子
25 レール係合部
100 搬送装置
112 第1ガイドレール部
113 リニアモータ固定子
121、122 センサ
123 第2ガイドレール部
124 モータ
125 ベルト

Claims (13)

  1. 搬送台車と、前記搬送台車を搬送するための搬送部とを備えた搬送装置であって、
    前記搬送部は、リニアモータを構成するリニアモータ固定子が設けられたリニアモータ駆動区間と、モータにより駆動される無端状のベルトが設けられ、前記リニアモータ駆動区間に接続された機械式駆動区間とを含み、
    前記搬送台車は、前記リニアモータ駆動区間の前記リニアモータ固定子に対して磁力が作用するリニアモータ可動子と、前記機械式駆動区間の前記ベルトに当接することにより駆動力が伝達されるベルト当接部とを含み、前記リニアモータ駆動区間および前記機械式駆動区間を搬送されるように構成されており、
    前記機械式駆動区間の前記ベルトは、前記搬送台車の前記ベルト当接部と当接する側の面が平坦面状に形成されており、
    前記搬送部は、前記リニアモータ駆動区間と、前記機械式駆動区間との接続部近傍に設けられた前記搬送台車を検知するセンサをさらに含み、
    前記ベルトを駆動させる前記モータは、前記センサからの前記搬送台車の検知結果に基づいて、駆動が制御されるように構成されており、
    前記センサの検知結果に基づいて算出された前記リニアモータの駆動による前記搬送台車の速度が、前記機械式駆動区間の前記ベルトの駆動による前記搬送台車の速度よりも大きい場合に、前記搬送台車が前記リニアモータ駆動区間から前記機械式駆動区間に移行してから前記モータを駆動させるまでの始動遅延時間が設定されるとともに、設定された前記始動遅延時間経過後に前記モータが停止状態から駆動されるように構成されている、搬送装置。
  2. 搬送台車と、前記搬送台車を搬送するための搬送部とを備えた搬送装置であって、
    前記搬送部は、リニアモータを構成するリニアモータ固定子が設けられたリニアモータ駆動区間と、モータにより駆動される無端状のベルトが設けられ、前記リニアモータ駆動区間に接続された機械式駆動区間とを含み、
    前記搬送台車は、前記リニアモータ駆動区間の前記リニアモータ固定子に対して磁力が作用するリニアモータ可動子と、前記機械式駆動区間の前記ベルトに当接することにより駆動力が伝達されるベルト当接部とを含み、前記リニアモータ駆動区間および前記機械式駆動区間を搬送されるように構成されており、
    前記機械式駆動区間の前記ベルトは、前記搬送台車の前記ベルト当接部と当接する側の面が平坦面状に形成されており、
    前記搬送台車の前記ベルト当接部は、搬送方向の一方の端部が他方の端部に対して前記平坦面状に形成された前記ベルトの面の垂直方向に移動することで前記ベルトの面に対して傾斜可能に構成されている、搬送装置。
  3. 前記搬送台車の前記ベルト当接部は、搬送方向の一方の端部が他方の端部に対して前記平坦面状に形成された前記ベルトの面の垂直方向に移動することで前記ベルトの面に対して傾斜可能に構成されている、請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記搬送部は、前記リニアモータ駆動区間と、前記機械式駆動区間との接続部近傍に設けられた前記搬送台車を検知するセンサをさらに含み、
    前記ベルトを駆動させる前記モータは、前記センサからの前記搬送台車の検知結果に基づいて、駆動が制御されるように構成されている、請求項に記載の搬送装置。
  5. 前記センサの検知結果に基づいて算出された前記リニアモータの駆動による前記搬送台車の速度が、前記機械式駆動区間の前記ベルトの駆動による前記搬送台車の速度よりも大きい場合に、前記搬送台車が前記リニアモータ駆動区間から前記機械式駆動区間に移行してから前記モータを駆動させるまでの始動遅延時間が設定されるとともに、設定された前記始動遅延時間経過後に前記モータが停止状態から駆動されるように構成されている、請求項に記載の搬送装置。
  6. 前記モータの停止状態では、回生制動が働かないように、前記モータが接続された回路が開いた状態になるように構成されている、請求項1または5に記載の搬送装置。
  7. 前記センサの検知結果に基づいて算出された前記リニアモータの駆動による前記搬送台車の速度に基づいて、前記機械式駆動区間における前記ベルトを駆動させる前記モータの回転速度が制御されるように構成されている、請求項1、3、4、5または6に記載の搬送装置。
  8. 前記センサは、前記機械式駆動区間側または前記リニアモータ駆動区間側に設けられている、請求項1、3、4、5、6または7に記載の搬送装置。
  9. 前記搬送部は、前記機械式駆動区間側であって、前記リニアモータ駆動区間との接続部近傍に設けられた前記搬送台車を検知するセンサをさらに含み、
    前記リニアモータは、駆動の制御に際して前記センサからの検知結果が参照されるように構成されている、請求項に記載の搬送装置。
  10. 前記搬送部は、前記リニアモータ駆動区間側に設けられた第1ガイドレール部と、前記機械式駆動区間側に設けられた第2ガイドレール部とをさらに含み、
    前記搬送台車は、前記第1ガイドレール部および前記第2ガイドレール部と係合するレール係合部をさらに含み、前記第1ガイドレール部および前記第2ガイドレール部に沿って移動するように構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 前記第1ガイドレール部および前記第2ガイドレール部は、それぞれ、前記リニアモータ駆動区間および前記機械式駆動区間に別体で設けられている、請求項10に記載の搬送装置。
  12. 前記搬送台車の前記ベルト当接部は、前記搬送部の搬送方向端部がテーパ状に面取りされた当接面を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の搬送装置。
  13. 前記リニアモータ固定子は、コイルを有し、
    前記リニアモータ可動子は、永久磁石を有する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の搬送装置。
JP2014222172A 2014-10-31 2014-10-31 搬送装置 Active JP6417187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014222172A JP6417187B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014222172A JP6417187B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016092900A JP2016092900A (ja) 2016-05-23
JP6417187B2 true JP6417187B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=56019961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014222172A Active JP6417187B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6417187B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721808Y2 (ja) * 1978-12-27 1982-05-12
JPS59158711A (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 Nissan Shatai Co Ltd プレス製品の搬送装置
JP3192977B2 (ja) * 1996-10-14 2001-07-30 日立造船株式会社 立体駐車設備
JPH10324418A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Tokimetsuku Power Syst:Kk 搬送装置及び搬送物の搬送方法
JP2009500267A (ja) * 2005-07-11 2009-01-08 アシスト テクノロジーズ インコーポレイテッド 半導体コンテナ用のベルトコンベア
JP5960411B2 (ja) * 2011-11-04 2016-08-02 ヤマハ発動機株式会社 リニアコンベア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016092900A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9783370B2 (en) Article sorting apparatus
CN110471464B (zh) 传送系统、控制方法、处理系统以及物品的制造方法
CN203237678U (zh) 一种产品输送线
US9540172B2 (en) High volume conveyor transport for clean environments
US20180072527A1 (en) Apparatus and Method for Transport of Balancing Weights
JP2009120318A (ja) 作業用搬送装置
US11027615B2 (en) System and method for improving travel across joints in a track for a linear motion system
JP2018123003A (ja) 物品搬送装置
WO2012124068A1 (ja) エレベーターの制御装置
JP6417187B2 (ja) 搬送装置
TWI732987B (zh) 物品移載裝置
JP6036387B2 (ja) 台車搬送システム
JP2008126762A (ja) 搬送物の支持構造
CN102530626B (zh) 堆叠单板的装置
JP6725941B2 (ja) コンベヤ装置、搬送装置、及び重量推定方法
JP2015093769A (ja) 乗客コンベア
CN114096475B (zh) 灵活间距产品计量系统
JP4507651B2 (ja) 搬送装置
JP5887821B2 (ja) リニア搬送装置
JP2005041383A (ja) 移動体
JP6747211B2 (ja) コンベア装置
JP2019103387A5 (ja)
KR101724388B1 (ko) 이송 장치
TWI541187B (zh) The method and apparatus for driving the pressure wheel of the flow path
JP2011162001A (ja) 駆動構造、輸送車及び輸送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6417187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250