JP6415348B2 - 導光体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の速度計やタコメータ等の計器の照明に利用される導光体構造に関するものである。
車両の表示器として広く用いられている液晶パネルは、一般に、照明光を液晶パネルの裏面側から照射する、バックライト照明と呼ばれる方法で照明されている。
バックライト照明を実現する方法の一つとして、液晶パネルの裏面に設置した導光板の内部に入射部から照明光を入射して、入射された照明光を導光板全体に導光しながら、一部の照明光をバックライトとして外部に出射させて、液晶パネルを照明する表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−170998号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明によると、導光板の中を進行する光は、入射部からの距離に応じて徐々に減衰する。したがって、入射部から距離が遠い位置ほど、導光板から出射する光の量が少なくなり、液晶パネルに届く照明光が少なくなってしまうため、入射部からの距離によって照明光の明るさが不均一になってしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、入射部からの距離によらずに、均一な明るさでバックライト照明を行うことができる導光体構造を提供することを目的とする。
本発明に係る導光体構造は、導光体に入射された光を導光体の奥まで導光しつつ、導光された光の一部を外部に出射することによって、均一なバックライト照明を得るものである。
すなわち、本発明に係る導光体構造は、液晶パネルの裏面側に近接配置されて、前記液晶パネルを照明する導光体構造であって、前記液晶パネルの裏面から立ち上がる方向に鉛直に延びた、照明光が入光される入光部と、前記入光部と連続して形成された、前記入光部を前記液晶パネルに沿う方向に屈曲させた屈曲部と、前記屈曲部と連続して形成された、前記液晶パネルに沿って前記照明光を導光させるとともに、前記照明光の一部を前記液晶パネルの裏面に向けて出射する導光体本体部と、を有し、前記導光体本体部の前記液晶パネルと近接しない側の表面に、前記導光体本体部の延伸方向に沿って、前記屈曲部と隣接する、シボを備えた第1シボ領域と、前記第1シボ領域と隣接する、前記第1シボ領域よりも細かいシボを備えた第2シボ領域と、を形成し、前記導光体本体部の前記液晶パネルと近接しない側の表面に、前記導光体本体部の延伸方向に沿って、前記第1シボ領域と前記第2シボ領域とが交互に形成されることを特徴とする。
このように構成された導光体構造によれば、前記構成としたことによって、導光体本体部を導光する照明光を、第1シボ領域に形成されたシボによって広範囲に散乱させるとともに、第1シボ領域に隣接する第2シボ領域に形成されたより細かいシボによって、照明光を減衰させずに導光体本体部のより奥まで導光するため、導光体本体部から出射する照明光の輝度むらを低減して輝度を均一化することができる。
本発明に係る導光体構造によれば、入光部からの距離によらず、均一な明るさを有するバックライト照明が得られる。
本発明に係る導光体を適用した車両用表示装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1における導光体本体の構造を示す上面図と側面図である。 本発明の実施例1において導光体本体の下面に形成するシボ領域の範囲を示す下面図と、導光体本体における照明光の挙動を示す断面図である。 本発明の実施例2における導光体本体の構造を示す上面図と側面図である。 本発明の実施例2において導光体本体の下面に形成するシボ領域の範囲を示す下面図と、導光体本体における照明光の挙動を示す断面図である。
以下、本発明に係る導光体構造を適用した車両用表示装置の具体的な第1の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明を適用した車両用表示装置10は、車両(非図示)の車室内に、運転者が視認できる位置に設置されており、図1に示すように、ハウジング12の凹部13に収容された、燃費情報や走行距離情報等の車両情報が表示される液晶パネル24と、凹部14に収容された、車両のエンジン回転数を表示するタコメータ16と、凹部15に収容された、車両の速度を表示する速度計17を備えている。
液晶パネル24の裏面側には、液晶パネル24を裏面から照明する導光体20aと、導光体20aから出射した光の方向を揃えて輝度を向上させる輝度上昇シート22が近接設置されている。導光体20aの一端は液晶パネル24の裏面側に向けて屈曲しており、その端部には、基板に等間隔に実装された複数のLED40が設置されている。LED40から出射した光は、導光体20aの内部に入射して導光体20aの内部を導光されつつ、一部の光は外部に出射して、液晶パネル24を裏面から照明する。その際の光の挙動については後述する。なお、LED40と導光体20aは、ともに凹部13に収容される。
ハウジング12の裏面側には、タコメータ16,速度計17,液晶パネル24を制御する回路基板18が設置されている。なお、図1には、LED40が基板に実装された例を図示したが、LED40は回路基板18に実装して、導光体20aに照明光を入射する構成としてもよい。
[導光体の構造の説明]
図2は、導光体20aの外観を示す上面図と側面図である。
導光体20aは、透光性を有する、例えばポリカーボネイト等の樹脂材料で形成されており、非図示の複数のLED40(図1参照)から出射した照明光をそれぞれ入射する入光部30aと、導光体20aを略等しい厚さのまま屈曲させた、表裏面とも平滑面からなる屈曲部32aと、屈曲部32aと連続して形成された等厚平板状の導光体本体部34aとからなる。なお、この屈曲部32aは、複数のLED40を、図1に示した凹部13に収容するために設けられている。
導光体本体部34aの上面36a側には、図1に示したように、輝度上昇シート22と液晶パネル24が配置される。なお、入光部30aは液晶パネル24の裏面から立ち上がる方向に鉛直に延びている。
導光体本体部34aの下面38aには、図3に示す第1シボ領域50aと第2シボ領域52aがそれぞれ形成されている。各シボ領域の構造については後述する。
[導光体内部における光の挙動の説明]
図3を用いて、導光体20aの内部を導光する光の挙動について説明する。なお、図3は、導光体20aを下面38a側から見た下面図と、導光体20aを、幅方向の中心線の位置(切断線A−A)で切った断面図である。
入光部30aには、3個のLED40a,40b,40cが等間隔に設置されているが、図3の断面図には、中央に配置されたLED40bから出射する主光線L1(照明光)の光路のみを示す。主光線L1は、LED40bが出射する所定の広がりを持った光束の中で中心にある光線を表す。
LED40bから出射した主光線L1(照明光)は、屈曲部32aの表面上の点P1,導光体本体部34aの上面36a上の点P2,導光体本体部34aの下面38a上の点P3でそれぞれ反射しながら、導光体本体部34aの内部を導光する。
ここで、導光体本体部34aの上面36aは平滑面となっており、導光体本体部34aの内部を導光して上面36aに到達した光のうち、全反射条件を満足する光は導光体本体部34aの内部に向かって反射する。また、全反射条件を満足しない光は、屈折の法則に従う方向に屈折して外部に出射する。
また、導光体20aの下面38aには、点P2に対向する位置を含む領域に第1シボ領域50aが形成されている。さらに、点P3が存在する位置を含む領域に第2シボ領域52aが形成されている。第1シボ領域50aは、導光体本体部34aの幅方向(図3の紙面上下方向)に亘って等しい領域長d1の範囲に形成される。
導光体本体部34aの下面38aのうち、第1シボ領域50aに対応する領域にはシボ加工が施されて、濃い(深い、粗い、径が大きい)シボが形成されている。シボ加工は梨時処理とも呼ばれ、表面に微細な凹凸を形成する表面加工法である。この加工は、一般に、エアーブラスト装置(サンドブラスト装置)によって行われる。
導光体20aは、加熱溶融された樹脂材料を金型内に射出注入して冷却、固化させる、いわゆる射出成型によって一体成形されるが、シボ加工は金型の表面に対して行われる。シボ加工の程度は、表面に施す凹凸の濃さ,深さ,粗さ,径の大きさによって表される。例えば、粗いビーズを吹き付けると、濃く,深く,粗く,径の大きいシボが形成される。一方、細かいビーズを吹き付けると、薄く,浅く,細かく,径の小さいシボが形成される。ビーズの粗さ,吹き付け時間,吹き付け圧を調整することによって、形成されるシボの性状を調整することができる。
導光体本体部34aの下面38aにこのようなシボ加工を施すと、導光体本体部34aの内部を導光された光線のうち、下面38aで全反射する光線の量と、下面38aで拡散反射する光線の量を変化させることができる。このようにして、下面38aで拡散反射した光線の一部は、上面36aから外部に出射して、図1に示した輝度上昇シート22を通過して液晶パネル24の裏面に向かう。
輝度上昇シート22は、微小なプリズムが敷き詰められた構造を有しており、入射した光線の向きを揃えることによって輝度を上昇させる機能を有している。こうして輝度上昇シート22を通過した照明光は、図1に示した液晶パネル24を裏面側から照明する。
第1シボ領域50aは、屈曲部32aから導光体本体部34aに進入した光線が届きにくい領域に形成される。そして、第1シボ領域50aには、濃い(深い、粗い、径が大きい)シボを形成することによって、第1シボ領域50aに到達した光線を、できるだけ広い範囲に拡散反射させる。なお、第1シボ領域50aの形成範囲である領域長d1の値は、導光体20aの材質,延伸方向の長さ,LED40a,40b,40cのレイアウト等を勘案して決定する。また、第1シボ領域50aに形成するシボの性状は、光線追跡等のシミュレーションを行って、適宜決定される。
第2シボ領域52aは、第1シボ領域50aに隣接する位置に形成される。第2シボ領域52aには、第1シボ領域50aに形成されたシボよりも薄い(浅い、細かい、径が小さい)シボが形成される。
この第2シボ領域52aは、図3の点P3に代表されるように、LED40bから出射した主光線L1(照明光)が集まりやすい領域に形成される。したがって、第2シボ領域52aに薄い(浅い、細かい、径が小さい)シボを形成することによって、主光線L1を拡散させつつ、光の減衰をできるだけ抑えて、主光線L1を導光体本体部34aのより奥まで導光させることができる。なお、第2シボ領域52aに形成するシボの性状は、光線追跡等のシミュレーションを行って決定する。
第2シボ領域52aで拡散された光線の一部は、上面36aから外部に出射して、図1に示した輝度上昇シート22を通過して、図1の液晶パネル24を裏面側から照明する。
このようにして、導光体本体部34aの下面38a上に第1シボ領域50aと第2シボ領域52aを形成することによって、液晶パネル24を均一な輝度で照明することが可能なバックライト照明を得ることができる。
以下、本発明に係る導光体構造を適用した車両用表示装置の具体的な第2の実施例について、図面を参照して説明する。
本実施例2は、実施例1で説明した導光体20a(図3)に代わって、図4に示す、延伸方向により長い導光体20bを用いた例である。
[導光体の構造の説明]
図4は、導光体20bの外観を示す上面図と側面図である。
導光体20bは、透光性を有する、例えばポリカーボネイト等の樹脂材料で形成されており、複数のLED42(図5参照)から出射した照明光をそれぞれ入射する入光部30bと、導光体20bを略等しい厚さのまま屈曲させた、表裏面とも平滑面からなる屈曲部32bと、屈曲部32bと連続する、等厚に形成されて、延伸方向奥側の領域で厚さが連続的に減少する、平板状の導光体本体部34bとからなる。なお、この屈曲部32bは、複数のLED42を、図1に示した凹部13に収容するために設けられている。
導光体本体部34bの上面36b側には、図1に示したように、輝度上昇シート22と液晶パネル24が配置される。
導光体本体部34bの上面36bは平滑面となっており、導光体本体部34bの内部を導光して上面36bに到達した光のうち、全反射条件を満足する光は導光体本体部34bの内部に向かって反射する。また、全反射条件を満足しない光は、屈折の法則に従う方向に屈折して外部に出射する。
また、導光体本体部34bの下面38bには、図5に示す第1シボ領域50b,第2シボ領域52b,第1シボ領域54b,第2シボ領域56b,第1シボ領域58bがそれぞれ形成されている。各シボ領域の構造については後述する。
[導光体内部における光の挙動の説明]
図5を用いて、導光体20bの内部を導光する光の挙動について説明する。なお、図5は、導光体20bを下面38b側から見た下面図と、導光体20bを、幅方向の中心線の位置(切断線B−B)で切った断面図である。
入光部30bには、6個のLED42a,42b,42c,42d,42e,42fが等間隔に設置されているが、図5の断面図には、中央付近に配置されたLED42dから出射する主光線L2(照明光)の光路のみを示す。主光線L2は、LED42dが出射する所定の広がりを持った光束の中で中心にある光線を表す。
LED42dから出射した主光線L2(照明光)は、屈曲部32bの表面上の点P4、導光体本体部34bの上面36b上の点P5,導光体本体部34bの下面38b上の点P6,導光体本体部34bの上面36b上の点P7,導光体本体部34bの下面38b上の点P8,導光体本体部34bの上面36b上の点P9,導光体本体部34bの下面38b上の点P10でそれぞれ反射を繰り返しながら、導光体本体部34bの内部を導光する。
導光体20bの下面38bには、点P5に対向する位置を含む領域に第1シボ領域50bが形成されている。この第1シボ領域50bは、屈曲部32bから導光体本体部34bに進入した光線が届きにくい領域に形成される。そして、第1シボ領域50bには、濃い(深い、粗い、径が大きい)シボを形成することによって、第1シボ領域50bに到達した光線を、できるだけ広い範囲に拡散反射させる。この第1シボ領域50bは、導光体本体部34bの幅方向(図5の紙面上下方向)に亘って等しい領域長d1の範囲に形成される。
導光体20bの下面38bには、第1シボ領域50bに隣接した位置に第2シボ領域52bが形成されている。この第2シボ領域52bには、薄い(浅い、細かい、径が小さい)シボが形成される。
第2シボ領域52bの形成範囲は、図5の点P6に代表されるように、LED42dから出射した主光線L2(照明光)が集まりやすい領域とされる。そして、第2シボ領域52bに薄い(浅い、細かい、径が小さい)シボを形成することによって、主光線L2を拡散させつつ、光の減衰をできるだけ抑えて、主光線L2を導光体本体部34bのより奥まで導光させることができる。
なお、屈曲部32bから見て最初に形成される第2シボ領域52bは、導光体20bの幅方向(図5の紙面上下方向)に亘って異なる領域長d2の範囲に形成される。すなわち、導光体20bの幅方向の中心線(切断線B−Bの位置)に沿う位置において領域長d2は最も短く設定される。
そして、導光体20bの幅方向端部に至るに従って、領域長d2は長くなるように設定される。これは、導光体20bの側端面39bに到達した光の一部は側端面39bで反射して導光体本体部34bの内部に戻されるため、入光部30bから所定の距離範囲にあっては、導光体20bの側端面39b付近に光が集中する領域が発生するためである。したがって、第2シボ領域52bの側端面39b付近では、中心付近よりも領域長d2を長く設定して、集中した光の導光を促して、導光体本体部34bのより奥まで導く。
図5の例では、領域長d2が導光体20bの幅方向両側端面に向かって逆円弧状に増加して、その後は一定の長さとなるように設定されている。なお、この変化形態は図5の例に限定されるものではなく、光線追跡等のシミュレーションを行って、適切な変化形態(領域長d2を直線状、あるいは2次曲線状に変化させる等)を設定すればよい。
導光体20bの下面38bには、第2シボ領域52bに隣接した位置に第1シボ領域54bが形成される。この第1シボ領域54bには、濃い(深い、粗い、径が大きい)シボが形成される。
第1シボ領域54bは、第2シボ領域52bに隣接する、主光線L2(照明光)が導光体本体部34bの下面38bに到達しにくい領域に、領域長d3の範囲に亘って設定される。第1シボ領域54bに到達した光線は、広い範囲に拡散反射される。なお、領域長d3は、第2シボ領域52bを形成したことによって、幅方向に亘って生じた、図5における第2シボ領域52bの右方位置の不揃いを補正するように設定される。すなわち、領域長d3は、導光体20bの幅方向の中心線(切断線B−Bの位置)に沿う位置において最も長く、導光体本体部34bの幅方向両端部に至るにしたがって短くなるように設定される。これにより、図5における第1シボ領域54bの右方位置は、導光体本体部34bの幅方向に亘って一定の位置となる。
さらに、導光体20bの下面38bには、第1シボ領域54bに隣接した位置に第2シボ領域56bが形成される。この第2シボ領域56bには、薄い(浅い、細かい、径が小さい)シボが形成される。
第2シボ領域56bは、第1シボ領域54bに隣接する領域に、光の減衰を防止して、光線をより奥まで導光するために、領域長d4の範囲に亘って設定される。第2シボ領域56bに到達した光線は、減衰が抑えられて、導光体本体部34bのより奥まで導光される。
また、導光体20bの下面38bには、第2シボ領域56bに隣接した位置に第1シボ領域58bが形成される。この第5シボ領域58bには、濃い(深い、粗い、径が大きい)シボが形成される。
第1シボ領域58bは、第2シボ領域56bに隣接する領域に、領域長d5の範囲に亘って設定される。第1シボ領域58bに到達した光線は、広い範囲に拡散反射される。
なお、第1シボ領域54b,第2シボ領域56b,第1シボ領域58bが形成された範囲は、導光体本体部34bの厚さを、奥側に向かって徐々に薄くすることにより、導光される光量が減少した場合であっても、導光体本体部34bの奥まで確実に光を導く構成とされている。
このように形成された第1シボ領域50b,54b,58b、および第2シボ領域52b,56bに到達した光は、それぞれ、各シボ領域に形成されたシボの性状に応じて拡散反射して、一部の光は上面36bから外部に出射する。そして、図1に示した輝度上昇シート22を通過して、液晶パネル24を裏面側から均一な輝度で照明する。
なお、第1シボ領域50b,54b,58b、および第2シボ領域52b,56bに形成するシボの性状は、実施例1で説明した通り、シボの加工方法によって調整することができる。また、同じ第1シボ領域50b,54b,58bの中でも、シボの性状を変更してもよいし、同じ第2シボ領域52b,56bの中でも、シボの性状を変更してもよい。
以上、説明したように、実施例1に係る導光体20aによれば、液晶パネル24の裏面から立ち上がる方向に鉛直に延びた入光部30aと連続して形成されて、液晶パネル24に沿う方向に屈曲した屈曲部32aと連続する導光体本体部34aの、液晶パネル24と近接しない側の表面(下面38a)に、屈曲部32aと隣接する領域にシボを備えた第1シボ領域50aを形成した。さらに、導光体本体部34aの延伸方向に沿って、第1シボ領域50aと隣接する領域に、第1シボ領域50aよりも細かいシボを備えた第2シボ領域52aを形成した。したがって、入光部30aから入射した照明光は、第1シボ領域50aに形成されたシボによって広範囲に散乱される。また、第1シボ領域50aに隣接する第2シボ領域52aに形成されたより細かいシボによって、照明光は散乱されるとともに、減衰されずに導光体本体部34aのより奥まで導光される。そのため、散乱した光を導光体本体部34aの上面36aから均一な輝度で出射させることができる。したがって、LED40bに流す電流値を大きくして光量をアップさせることなく、液晶パネル24を均一に照明することができるため、消費電力を低減することができる。
また、実施例2に係る導光体20bによれば、導光体本体部34bの液晶パネル24と近接しない側の表面(下面38b)に、導光体本体部34bの延伸方向に沿って、第1シボ領域50b,54b,58bと第2シボ領域52b,56bが交互に形成されるため、導光体本体部34bの延伸方向の長さが長い場合であっても、導光体本体部34bの奥まで、照明光を確実に導光することができるとともに、導光体本体部34bから均一な光を出射させることができる。
さらに、実施例2に係る導光体20bによれば、第1シボ領域50b,54b,58bと第2シボ領域52b,56bの繰り返し回数は、導光体本体部34bの延伸方向の長さと、LED42dから出射して導光体本体部34bの内部を導光する主光線L2(照明光)が、導光体本体部34bの上面36bおよび下面38bへ到達する位置(点P5,P6,P7,P8,P9,P10)と、に基づいて決定されるため、導光体本体部34bの延伸方向の長さによらずに、均一なバックライト照明を得ることができる。
そして、実施例2に係る導光体20bによれば、屈曲部32b側から見て最初に形成される第2シボ領域52bの領域長d2は、導光体本体部34bの延伸方向に沿う切断線B−B(中心線)上よりも、導光体本体部34bの側端面39bの近傍において、より長い範囲に亘って形成されるため、導光された光が導光体本体部34bの側端面39bにおいて導光体本体部34bの内部に向かって反射した光も導光体本体部34bのより奥まで導光するため、導光体本体部34bの延伸方向のみならず、幅方向についても輝度の均一化を図ることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
例えば、実施例1において、第2シボ領域52aは導光体本体部34aの下面38aの幅方向に亘って等しい長さで形成したが、これは、実施例2で説明したように、導光体本体部34aの幅方向両端部に向かって長くなるように形成してもよい。詳しくは、導光体本体部34aの長さや材質、照明光を出射するLEDのレイアウトや個数等を勘案して決定される。
なお、本発明の構造を有する導光体20a,20bは、実施例で説明した液晶パネル24のバックライト照明以外にも、例えば、文字板の目盛を透過照明する導光体としても用いることができる。
20a・・・・・導光体
30a・・・・・入光部
32a・・・・・屈曲部
34a・・・・・導光体本体部
36a・・・・・上面
38a・・・・・下面
40,40a,40b,40c・・・LED
50a・・・・・第1シボ領域
52a・・・・・第2シボ領域
d1・・・・・・領域長
L1・・・・・・主光線(照明光)

Claims (2)

  1. 液晶パネルの裏面側に近接配置されて、前記液晶パネルを照明する導光体構造であって、
    前記液晶パネルの裏面から立ち上がる方向に鉛直に延びた、照明光が入光される入光部と、
    前記入光部と連続して形成された、前記入光部を前記液晶パネルに沿う方向に屈曲させた屈曲部と、
    前記屈曲部と連続して形成された、前記液晶パネルに沿って前記照明光を導光させるとともに、前記照明光の一部を前記液晶パネルの裏面に向けて出射する導光体本体部と、を有し、
    前記導光体本体部の前記液晶パネルと近接しない側の表面に、前記導光体本体部の延伸方向に沿って、前記屈曲部と隣接する、シボを備えた第1シボ領域と、前記第1シボ領域と隣接する、前記第1シボ領域よりも細かいシボを備えた第2シボ領域と、を形成し
    前記導光体本体部の前記液晶パネルと近接しない側の表面に、前記導光体本体部の延伸方向に沿って、前記第1シボ領域と前記第2シボ領域とが交互に形成されることを特徴とする導光体構造。
  2. 前記屈曲部から見て最初に形成される前記第2シボ領域は、前記導光体本体部の延伸方向に沿う中心線上よりも、前記導光体本体部の幅方向の両端部において、より長い範囲に亘って形成されることを特徴とする請求項1に記載の導光体構造。
JP2015029749A 2015-02-18 2015-02-18 導光体構造 Active JP6415348B2 (ja)

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