JP5495049B2

JP5495049B2 - 照明装置及び表示装置

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Publication number: JP5495049B2
Application number: JP2010123038A
Authority: JP
Inventors: 貴之波田野; 拓郎広川
Original assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Current assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Priority date: 2010-05-28
Filing date: 2010-05-28
Publication date: 2014-05-21
Anticipated expiration: 2030-05-28
Also published as: JP2011247813A

Description

本発明は、照明素子から発せられた照明光にて被照明部材を照明する照明装置及び表示装置に関するものである。

従来より、発光ダイオード等の照明素子から発せられた照明光にて液晶表示パネルを照明する指針式計器が種々提案されており、例えば特許文献１に開示されている。斯かる指針式計器は、表示器と、この表示器の周囲に位置する指標部を備えた表示板と、前記指標部を指示する指針と、前記表示器と前記指針とを夫々照明する照明素子と、前記各照明素子の光を前記表示器と前記指針とを夫々導く導光体と、前記表示器の背面側に配置され前記指針を回動させる駆動装置とを備えた構成であった。また、本願出願人は、列状に設けられた照明素子群から発せられた光を導光体によって導光し、指針，液晶表示パネル及び表示板を照明する表示装置を提案している（特許文献２）。

特開２００６−１１８８９２号公報特開２００９−３１１１９号公報

しかしながら、前記表示装置は、照明素子群から発せられた光を単一の導光体によってのみ導光していることにより、指針，液晶表示パネル及び表示板の輝度を独立で調光、あるいは表示色を各々変えることができないという問題を有している。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、被照明部材の輝度を独立で調光したり、発光色を変えたりすることが可能な照明装置及び表示装置を提供するものである。

本発明は、複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を被照明部材へ導く導光手段と、を備えた照明装置であって、前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を有し、前記連結部は分岐部を有するものである。

また、本発明は、前記分岐部は先細り形状であるものである。

また、本発明は、複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を被照明部材へ導く導光手段と、を備えた照明装置であって、前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を有し、前記連結部の表面が粗面であるものである。

また、本発明は、液晶表示パネルと、表示板と、前記液晶表示パネル及び前記表示板を照明する複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を前記液晶表示パネル及び前記表示板へ導く導光手段と、を備えた表示装置であって、前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を備え、前記連結部は分岐部を有するものである。

また、本発明は、液晶表示パネルと、表示板と、前記液晶表示パネル及び前記表示板を照明する複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を前記液晶表示パネル及び前記表示板へ導く導光手段と、を備えた表示装置であって、前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を備え、前記連結部の表面が粗面であるものである。

第一の導光体と第二の導光体とを分断して、第一の導光体と第二の導光体とに夫々対応する第一の照明素子と第二の照明素子とを設けることにより、被照明部材の輝度を独立で調光したり、発光色を変えたりすることができる。

本発明の実施形態を示す分解斜視図。同上実施形態を示す断面図。同上実施形態を示す導光体の正面図。同上実施形態を示す要部拡大の断面図。

以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。表示装置は、液晶表示パネル（被照明部材）１と、表示板（被照明部材）２と、第一，第二の照明素子（照明手段）３，４と、第一，第二の導光体（導光手段）５，６とを備える。

液晶表示パネル１は、ＳＴＮ（Super Twisted Nematic）やＴＮ（Twisted Nematic）等の液晶表示素子であり、第一の導光体５の前方に配置され、様々な情報（外気温情報，走行距離情報，燃費情報，ナビゲーション情報等）を表示する。液晶表示パネル１には、可撓性配線板２１が接続されている。表示板２は、透明樹脂に指標部２ａとなる数字及び目盛りを印刷したものであり、第二の導光体６の前面に配置され、第二の導光体６より照射される光を透過させ、指標部２ａが光輝する。

第一の照明素子３は、チップ型発光ダイオードからなり、第一の導光体５の端面５ａから第一の導光体５の内部に光を供給できるように配設される。第一の照明素子３は回路基板１０から供給される電力によって発光し、第一の導光体５を介して、液晶表示パネル１を透過照明する。
第二の照明素子４は、チップ型発光ダイオードからなり、第二の導光体６の端面６ａから第二の導光体６の内部に光を供給できるように配設される。第二の照明素子４は回路基板１０から供給される電力によって発光し、第二の導光体６を介して、表示板２を透過照明する。

第一の照明素子３及び第二の照明素子４は、回路基板１０に搭載され、列状に配置されている。第一，第二の照明素子３，４は、輝度を独立で調光したり、あるいは発光色を夫々で変えたりすることができ、第二の照明素子４は、第一の照明素子３とは異なる輝度、もしくは異なる色を発する。

第一の導光体５は、第一の照明素子３から発せられた光を液晶表示パネル１に向けて導光し、液晶表示パネル１を透過照明する。第一の導光体５の裏面には、微細な溝、あるいはドット等が形成されており、液晶表示パネル１に向けて、照明ムラの無い導光を可能としている。
第二の導光体６は、第二の照明素子４から発せられた光を表示板２に向けて導光し、表示板２を透過照明する。第二の導光体６の裏面には、微細な溝、あるいはドット等が形成されており、表示板２に向けて、照明ムラの無い導光を可能としている。

第一の導光体５と第二の導光体６との間には空隙部７が形成されており、この空隙部７によって第一，第二の導光体５，６への導光経路を分断し、相互が照明的な干渉を受けることなく、第一，第二の照明素子３，４が発した光を夫々液晶表示パネル１，表示板２に導光することを可能にしている。

第一の導光体５と第二の導光体６は、連結部８によって連結され、一体となっている。連結部８の表面は、粗面になっている。連結部８はコ字状の折れ曲がり部１３を有しており、この折れ曲がり部１３は分岐部１４を有している。折れ曲がり部１３に分岐部１４を設けたことにより、折れ曲がり部１３における導光経路を分岐することで、輝度ムラあるいは色ムラの原因となる導光体５，６への光の進入を低減することができる。分岐部１４は先細り形状になっており、分岐部１４に分岐された光が、容易に連結部外に出光でき、第一，第二の導光体５，６からの光の進入を低減できる。

ケース体９は、白色樹脂からなるものであり、第一，第二の導光体５，６，回路基板１０等を保持する。ケース体９は、第一，第二の導光体５，６の背後に配設され、第一，第二の導光体５，６からの漏光を反射させることにより、導光効率を上昇させる。回路基板１０は、アルミ等の高熱伝導率の材質からなり、第一，第二の照明素子３，４と電気的に接続され、第一，第二の照明素子３，４に電力を供給する。

カバー体１１は、白色樹脂からなり、ケース体９に嵌合し、表示板２，第一，第二の導光体５，６等をケース体９に固定する。カバー体１１は、コ字状の連結部８が形成する凹部に位置する凸部（遮光部）１５を有している。カバー体１１の凸部１５により、第一，第二の導光体５，６から進入する光のうち、連結部８を介さない光を遮ることができ、輝度ムラや色ムラの発生を抑制できる。光拡散シート１２は、薄い板状の透光性樹脂からなり、液晶表示パネル１の後面に配設され、第一の導光体５から出射される光を拡散させ、照明ムラを緩和させる。

本実施形態のように第一の導光体５と第二の導光体６とを空隙部７によって分断して、第一の導光体５と第二の導光体６とに夫々対応する第一の照明素子３と第二の照明素子４とを設けることにより、液晶表示パネル１と表示板２との輝度を独立で調光したり、発光色を変えたりすることが可能になる。且つ、連結部８に分岐部１４を設けたことにより、輝度ムラ及び色ムラの低減が可能になる。

なお、本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、例えば、連結部８はコ字状であったが、Ｕ字状であっても良い。

１液晶表示パネル
２表示板
３第一の照明素子（照明手段）
４第二の照明素子（照明手段）
５第一の導光体（導光手段）
６第二の導光体（導光手段）
８連結部
１４分岐部
１５凸部（遮光部）

Claims

複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を被照明部材へ導く導光手段と、を備えた照明装置であって、
前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を有し、前記連結部は分岐部を有することを特徴とする照明装置。
前記分岐部は先細り形状であることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を被照明部材へ導く導光手段と、を備えた照明装置であって、
前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を有し、前記連結部の表面が粗面であることを特徴とする照明装置。
液晶表示パネルと、表示板と、前記液晶表示パネル及び前記表示板を照明する複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を前記液晶表示パネル及び前記表示板へ導く導光手段と、を備えた表示装置であって、
前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を備え、前記連結部は分岐部を有することを特徴とする表示装置。
前記分岐部は先細り形状であることを特徴とする請求項４に記載の表示装置。
液晶表示パネルと、表示板と、前記液晶表示パネル及び前記表示板を照明する複数の照明素子からなる照明手段と、前記照明手段から発せられた照明光を前記液晶表示パネル及び前記表示板へ導く導光手段と、を備えた表示装置であって、
前記導光手段は、第一の導光体及び第二の導光体を有し、前記照明手段は、前記第一の導光体に対応する第一の照明素子と、前記第二の導光体に対応する第二の照明素子と、を有すると共に、前記導光手段は、前記第一の導光体と前記第二の導光体とを連結する連結部を備え、前記連結部の表面が粗面であることを特徴とする表示装置。