JP6415046B2 - マルチディスプレイ管理装置およびマルチディスプレイ管理プログラム - Google Patents
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Description
この特許文献1の技術において、各ディスプレイは通信手段により接続され、各ディスプレイの配置が設定される。そして、一つの映像を表す一つの映像信号が入力されると、各ディスプレイが自動的に部分的な映像を拡大して表示する。これにより、マルチディスプレイの画面いっぱいに映像が表示される。
しかしながら、この技術では1つの映像が部分的に拡大されるため、ディスプレイの台数が多くなると画面が粗くなり画質が悪くなる。そのため、この技術はマルチディスプレイが少ないディスプレイで構成される場合に有効である。しかし、全てのディスプレイを接続する必要があるため、マルチディスプレイの設置に手間がかかる。また、映像は四角形であるため、マルチディスプレイの形状は必然的に四角形(碁盤目)に限定される。
この特許文献2の技術において、各ディスプレイは各インタフェースを介してアドレスを伝播し、マルチディスプレイを制御する各画像表示装置の配置情報を取得し、配置情報を表すマトリクステーブルを生成する。これにより、隣接するディスプレイが相互に把握され、マルチディスプレイを自動的に構成することができる。
しかしながら、この技術はディスプレイにインタフェースを設ける必要があるため、コストがかかる。また、この技術は4方向でしかディスプレイを認識できないため、碁盤目状に構成したマルチディスプレイにしか対応できない。つまり、この技術は、各ディスプレイがピラミッド状に構成されるマルチディスプレイまたは各ディスプレイが少しずつずらして構成されるマルチディスプレイには対応できない。
この特許文献3の技術において、各ディスプレイには特別なインタフェースが設けられず、サーバにはコマンドの送受信ポートを兼ねる複数の映像入出力ポートが設けられ、それぞれの映像入出力ポートとディスプレイとの関連性が管理される。これにより、各ディスプレイの配置情報がわかり、マルチディスプレイのいずれの部分に様々な拡大率で映像を表示させることができる。
しかしながら、サーバの各ポートと各ディスプレイのポートとを関連付けるための管理データが、碁盤目状に配置される複数のディスプレイによって構成されるマルチディスプレイにしか対応していない。
複数のディスプレイのそれぞれのディスプレイ識別子を含んだ管理テーブルを記憶する管理テーブル記憶部と、
前記複数のディスプレイのうちの第一のディスプレイを制御する第一のディスプレイ制御装置から、前記第一のディスプレイ制御装置を識別する第一の装置識別子を受信する装置識別子受信部と、
前記装置識別子受信部によって受信された前記第一の装置識別子と前記第一の装置識別子に対応付ける第一の管理識別子とを管理識別子テーブルに登録する管理識別子登録部と、
前記第一のディスプレイ制御装置に前記第一の管理識別子を送信することによって、前記第一のディスプレイに前記第一の管理識別子を表示させる管理識別子送信部と、
前記第一の管理識別子と前記第一のディスプレイを識別する第一のディスプレイ識別子とが指定され、前記第一の管理識別子に対応付けられた前記第一の装置識別子を前記管理識別子テーブルから取得し、取得した前記第一の装置識別子を前記第一のディスプレイ識別子と同じディスプレイ識別子に対応付けて前記管理テーブルに登録する管理テーブル編集部とを備える。
複数のディスプレイによって構成されるマルチディスプレイを容易に管理する形態について説明する。
実施の形態1におけるマルチディスプレイシステム100の構成について、図1に基づいて説明する。
さらに、マルチディスプレイシステム100は、マルチディスプレイに表示させる映像を表す映像データを複数のディスプレイ制御装置200に配信する映像配信サーバ(図示省略)を備える。
ディスプレイ制御装置200は、ディスプレイ110を制御する装置である。
マルチディスプレイ管理装置300は、複数のディスプレイ110と複数のディスプレイ制御装置200とを管理する装置である。
複数のディスプレイ制御装置200はハブ101を介して通信ケーブル103でマルチディスプレイ管理装置300に接続されている。例えば、通信ケーブル103はイーサネット(登録商標)、光回線またはシリアル通信などの通信回線を構成する。但し、複数のディスプレイ制御装置200はマルチディスプレイ管理装置300と無線で接続しても構わない。
実施の形態1におけるディスプレイ制御装置200の機能構成について、図2に基づいて説明する。
また、ディスプレイ制御装置200は、制御装置データ送信部270と、映像入出力部280と、制御装置記憶部290(設定ファイル記憶部の一例)とを備える。
さらに、ディスプレイ制御装置200は、MACアドレスおよびシリアル番号などの識別子が記憶されたメモリ(ROM)を備える(図示省略)。
管理識別子受信部212は、マルチディスプレイ管理装置300から管理識別子を受信する。管理識別子(表示識別子ともいう)はディスプレイ制御装置200に割り当てられた識別子である。
管理識別子表示部213は、ディスプレイ制御装置200に接続されているディスプレイ110に管理識別子を表示させる。
データ設定部222は制御設定データを設定ファイル291に設定する。また、データ設定部222は、ディスプレイ110が備える記憶部に記憶される設定ファイルに、ディスプレイ設定データを設定する。
映像入出力部280は編集された映像データをディスプレイ110に入力する。そして、ディスプレイ110は入力された映像データに基づいて映像を表示する。
例えば、制御装置記憶部290は設定ファイル291を記憶する。設定ファイル291は1つ以上の制御設定データを含むファイルである。ディスプレイ制御装置200のIPアドレスおよびディスプレイ110の解像度は制御設定データの一例である。
実施の形態1におけるマルチディスプレイ管理装置300の機能構成について、図3に基づいて説明する。
管理識別子割り当て部312は、ディスプレイ制御装置200に管理識別子(例えば、装置ID)を割り当てる。また、管理識別子割り当て部312は、管理識別子と管理識別子に対応付けた装置識別子とを管理識別子テーブル393に記憶する。
管理識別子送信部313は、ディスプレイ制御装置200に管理識別子を送信する。ディスプレイ制御装置200に送信された管理識別子は、ディスプレイ制御装置200に接続されたディスプレイ110に表示される。
管理テーブル編集部330は、複数のディスプレイ110と複数のディスプレイ制御装置200とを管理するための管理テーブル392を編集する。
設定データ送信部340は、管理テーブル392に含まれる設定データ(制御設定データおよびディスプレイ設定データ)をディスプレイ制御装置200に送信する。
例えば、管理装置記憶部390は、仮想空間テーブル391と、管理テーブル392と、管理識別子テーブル393とを記憶する。
仮想空間テーブル391は、複数のディスプレイ110によって構成されるマルチディスプレイを含んだ領域(以下、仮想空間という)を管理するためのテーブルである。
管理テーブル392は、複数のディスプレイ110と複数のディスプレイ制御装置200とを管理するためのテーブルである。管理テーブル392はマルチディスプレイ毎に生成される。
管理識別子テーブル393は、管理識別子を管理するためのテーブルである。管理識別子テーブル393はマルチディスプレイ毎に生成される。
実施の形態1におけるディスプレイ制御装置200の管理識別子表示処理について、図4に基づいて説明する。
ディスプレイ制御装置200Aが起動された場合、ディスプレイ制御装置200Aは以下の管理識別子表示処理を実行する。他のディスプレイ制御装置200B〜200Hについても同様である。
例えば、装置識別子送信部211はディスプレイ制御装置200AのMACアドレス(装置識別子の一例)をマルチディスプレイ管理装置300に送信する。
例えば、装置識別子の送信には標準のプロトコル(UPnPなど)または独自のプロトコルが用いられる。
S101の後、処理はS102に進む。
S102の後、処理はS103に進む。
ディスプレイ110Gは、ディスプレイ制御装置200Aから入力された画像データに基づいて、管理識別子を示す画像を表示する。
S103の後、管理識別子表示処理は終了する。
図5において、ディスプレイ制御装置200Aに送信された管理識別子が「A」である場合、ディスプレイ制御装置200Aに接続されているディスプレイ110Gは「A」を表示する。
これにより、マルチディスプレイ管理装置300を操作する管理者は、ディスプレイ制御装置200Aがどのディスプレイ110に接続されているかを把握することができる。
実施の形態1におけるマルチディスプレイ管理装置300の管理識別子割り当て処理について、図6に基づいて説明する。
ディスプレイ制御装置200Aから装置識別子または装置識別子を含んだ装置情報が送信された場合、マルチディスプレイ管理装置300は以下の管理識別子割り当て処理を実行する。他のディスプレイ制御装置200B〜200Hから装置識別子が送信された場合についても同様である。
S111の後、処理はS112に進む。
ディスプレイ制御装置200Aの装置識別子が管理テーブル392と管理識別子テーブル393とのいずれにも登録されていない場合、処理はS113に進む。
ディスプレイ制御装置200Aの装置識別子が管理テーブル392に登録されている場合、処理はS115に進む。
ディスプレイ制御装置200Aの装置識別子が管理識別子テーブル393に登録されていて、管理テーブル392に登録されていない場合、管理識別子割り当て処理は終了する。
実施の形態1における仮想空間テーブル391について、図7に基づいて説明する。
仮想空間テーブル391は、仮想空間毎にレコードを備える。
仮想空間テーブル391のレコードは、仮想空間を識別する仮想空間IDと、仮想空間の高さと、仮想空間の幅とを示す。例えば、高さおよび幅の単位はミリメートルである。
実施の形態1における管理テーブル392および管理テーブル392の初期状態について、図8に基づいて説明する。
管理テーブル392は、仮想空間テーブル391に含まれる仮想空間IDに対応付けられる。例えば、図8に示す管理テーブル392は仮想空間テーブル391(図7参照)に含まれる仮想空間IDのうちの002に対応付けられるテーブルである。
管理テーブル392のレコードは、装置IDと、MACアドレス(装置識別子の一例)と、IPアドレスと、画面ID(ディスプレイ識別子の一例)と、ディスプレイ位置と、ディスプレイサイズと、ディスプレイ解像度とを備える。
装置IDは、ディスプレイ110に接続されたディスプレイ制御装置200を識別する識別子(例えば、シリアル番号)である。装置IDはレコードを識別するレコードIDに置き換えても構わない。
MACアドレスは、ディスプレイ110に接続されたディスプレイ制御装置200のMACアドレスである。
IPアドレスは、ディスプレイ110に接続されたディスプレイ制御装置200のIPアドレスである。
画面IDは、ディスプレイ110を識別する識別子(例えば、シリアル番号)である。
ディスプレイ位置は、ディスプレイ110が配置される仮想空間内の位置(相対位置、オフセットともいう)である。例えば、単位はミリメートルである。
ディスプレイサイズは、ディスプレイ110の大きさである。例えば、単位はミリメートルである。
ディスプレイ解像度は、ディスプレイ110の解像度である。
つまり、初期状態の管理テーブル392にはディスプレイ制御装置200のMACアドレスが設定されていない。
実施の形態1における管理識別子テーブル393および管理識別子テーブル393の初期状態について、図9に基づいて説明する。
但し、初期状態の管理識別子テーブル393は、管理識別子およびMACアドレスが設定されたレコードを備えない。
図6に戻り、S113から説明を続ける。
管理識別子割り当て部312は、ディスプレイ制御装置200Aに割り当てる管理識別子を生成する。但し、ディスプレイ制御装置200Aに割り当てる管理識別子は、管理識別子テーブル393に登録されていないものである。また、管理識別子は装置識別子と同じ識別子であっても構わない。
そして、管理識別子割り当て部312は、追加したレコードに、ディスプレイ制御装置200Aに割り当てた管理識別子と、ディスプレイ制御装置200Aから送信された装置識別子(例えば、MACアドレス)とを登録する(図10参照)。
図10は、実施の形態1における管理識別子テーブル393の一例を示す図である。
S113の後、処理はS114に進む。
これにより、ディスプレイ制御装置200Aに割り当てられた管理識別子が、ディスプレイ制御装置200Aに接続されたディスプレイ110Gに表示される(図5参照)。
S114の後、管理識別子割り当て処理は終了する。
管理テーブル編集部330は、選択したレコードに設定されている情報(例えば、IPアドレス)を制御装置データに含まれる情報に変更する。または、管理テーブル編集部330は、選択したレコードに制御データに含まれる情報を追加する。
これは、設置作業者がディスプレイ110にディスプレイ制御装置200を接続し忘れた場合、または、ディスプレイ110またはディスプレイ制御装置200に追加の情報が設定される場合があるためである。つまり、S115はシステムとしての整合性を保つための措置である。
S115の後、管理識別子割り当て処理は終了する。
全てのディスプレイ制御装置200A〜200Hに対して管理識別子割り当て処理(図6参照)が実行された場合、図11に示すような管理識別子テーブル393が生成される。
全てのディスプレイ制御装置200A〜200Hに対して管理識別子割り当て処理(図6参照)が実行された場合、図12に示すように全てのディスプレイ110A〜Hに管理識別子A〜Hが表示される。
実施の形態1におけるマルチディスプレイ管理装置300の管理テーブル編集処理について、図13に基づいて説明する。
そして、管理画面表示部320は、管理画面データに基づいて管理画面をマルチディスプレイ管理装置300の表示部に表示する。
管理画面は複数のディスプレイ110と複数のディスプレイ制御装置200とを管理するための画面であり、管理画面データは管理画面を表すデータである。
S121の後、処理はS122に進む。
実施の形態1における管理画面321について、図14に基づいて説明する。図中の矢印はマウスカーソル322である。
仮想空間枠は、仮想空間テーブル391(図7参照)に設定されている高さおよび幅に基づいて生成される。
ディスプレイアイコンは、管理テーブル392(図8参照)に設定されている画面IDとディスプレイ位置とディスプレイサイズとに基づいて生成される。
制御装置アイコンは、管理識別子テーブル393(図11参照)に設定されている管理識別子に基づいて生成される。
図13に戻り、S122から説明を続ける。
例えば、図12においてディスプレイ110Gに管理識別子「A」が表示されているため、管理者は、管理識別子「A」が含まれる制御装置アイコンを画面ID「007」が含まれるディスプレイアイコンにドラッグアンドドロップする。これにより、ディスプレイ110Gの画面ID「007」とディスプレイ制御装置200Aの管理識別子「A」とが指定される。
管理テーブル編集部330は、管理者によって指定されたディスプレイ110の画面IDが設定されているレコードを管理テーブル392から選択する。
管理テーブル編集部330は、選択したレコードに装置識別子を登録する。
全てのディスプレイ制御装置200の装置識別子を設定することによって、図15に示すような管理テーブル392が得られる。
図15は、実施の形態1における管理テーブル392の一例を示す図である。
S122の後、処理はS123に進む。
制御設定データは、ディスプレイ制御装置200のIPアドレスまたはディスプレイ110の解像度などであり、ディスプレイ制御装置200に設定される設定データである。
ディスプレイ設定データは、ディスプレイ110の解像度などであり、ディスプレイ110に設定される設定データである。
S123の後、管理テーブル編集処理は終了する。
実施の形態1におけるディスプレイ制御装置200の制御装置設定処理について、図16に基づいて説明する。
S131の後、処理はS132に進む。
また、データ設定部222は、ディスプレイ制御装置200に接続されているディスプレイ110と通信し、ディスプレイ110の記憶部に記憶されている設定ファイルにディスプレイ設定データを設定する。例えば、データ設定部222はHDMI(登録商標)のCECプロトコルを用いてディスプレイ110と通信する。但し、その他の通信手段(例えば、RS232C)が用いられてもよい。
S132の後、制御装置設定処理は終了する。
実施の形態1におけるディスプレイ制御装置200のハードウェア構成の一例について、図17に基づいて説明する。但し、ディスプレイ制御装置200のハードウェア構成は図17に示す構成と異なる構成であってもよい。マルチディスプレイ管理装置300のハードウェア構成はディスプレイ制御装置200と同様である。
演算装置901、補助記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904および入出力装置905はバス909に接続している。
補助記憶装置902は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリまたはハードディスク装置である。
主記憶装置903は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904は、有線または無線でインターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、電話回線網またはその他のネットワークを介して通信を行う。
入出力装置905は、例えば、マウス、キーボード、ディスプレイ装置である。
例えば、オペレーティングシステム(OS)が補助記憶装置902に記憶される。また、「〜部」として説明している機能を実現するプログラムが補助記憶装置902に記憶される。そして、OSおよび「〜部」として説明している機能を実現するプログラムは主記憶装置903にロードされ、演算装置901によって実行される。「〜部」は「〜処理」「〜工程」と読み替えることができる。
マルチディスプレイ管理装置300が、複数のディスプレイ110のそれぞれに表示された管理識別子に基づいて、管理テーブル392を編集する形態について説明する。
以下、実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1と同様である。
実施の形態2におけるマルチディスプレイ管理装置300の機能構成について、図18に基づいて説明する。
管理識別子読み取り部350は、複数のディスプレイ110が撮影されたマルチディスプレイ画像から複数の管理識別子を読み取る。
ディスプレイ特定部351は、複数の管理識別子のそれぞれのマルチディスプレイ画像内の位置に基づいて、複数の管理識別子のそれぞれが表示されたディスプレイ110を特定する。
実施の形態2におけるマルチディスプレイ管理装置300の管理テーブル編集処理について、図19に基づいて説明する。
そして、管理者は、マルチディスプレイ管理装置300にスキャナを接続し、スキャナにマルチディスプレイ画像を読み取らせる。これにより、マルチディスプレイ画像の画像データが生成される。
例えば、図20に示すようなマルチディスプレイ画像352の画像データが得られる。
図20は、実施の形態2におけるマルチディスプレイ画像352の一例を示す図である。
例えば、管理識別子読み取り部350は、図20のマルチディスプレイ画像352から管理識別子「F」が上段の左端にあることを特定する。
S124の後、処理はS125に進む。
例えば、図20のマルチディスプレイ画像352において管理識別子「F」は上段の左端にあるディスプレイ110に表示されている。ここで、ディスプレイ特定部351は、管理テーブル392(図8参照)の各レコードに含まれるディスプレイ位置に基づいて、管理識別子「F」が表示されたディスプレイ110の画面ID「001」を特定する。
S125の後、処理はS123に進む。
S123以降の処理は実施の形態1(図13参照)と同様である。
ディスプレイ110に管理識別子を表示させずに管理テーブル392を編集する形態について説明する。
以下、実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1と同様である。
実施の形態3におけるディスプレイ制御装置200の機能構成について、図21に基づいて説明する。
ディスプレイ情報取得部230は、ディスプレイ制御装置200に接続されているディスプレイ110と通信し、ディスプレイ110からディスプレイ情報を取得する。ディスプレイ情報はディスプレイ110の設定ファイルに設定されている情報である。例えば、ディスプレイ情報取得部214は、ディスプレイ制御装置200が起動したときに、ディスプレイ110からディスプレイ識別子(シリアル番号など)を取得する。ディスプレイ識別子はディスプレイ情報の一例である。また、ディスプレイ情報取得部214は、定期的に、ディスプレイ110からディスプレイ情報を取得する。
装置識別子送信部211は、ディスプレイ制御装置200が起動されたときに、装置識別子とディスプレイ識別子とを含んだ識別子データをマルチディスプレイ管理装置300に送信する。
制御装置データ送信部270は、定期的に、ディスプレイ情報を含んだ制御装置データをマルチディスプレイ管理装置300に送信する。
実施の形態3におけるマルチディスプレイ管理装置300の機能構成について、図22に基づいて説明する。
装置識別子受信部311は、装置識別子とディスプレイ識別子とを含んだ識別子データをディスプレイ制御装置200から受信する。
管理テーブル編集部330は、ディスプレイ識別子と同じ画面IDが登録されているレコードを管理テーブル392から選択し、選択したレコードに装置識別子を登録する。
実施の形態3におけるマルチディスプレイ管理方法について、図23に基づいて説明する。
マルチディスプレイ管理方法の処理は、実施の形態1で説明した管理識別子表示処理(図4参照)と、管理識別子割り当て処理(図6参照)と、管理テーブル編集処理(図13参照)と、制御装置設定処理(図16参照)との代わりに実行される。
マルチディスプレイ管理方法の処理は、複数のディスプレイ制御装置200のそれぞれに対して実行される。
装置識別子送信部211は、ディスプレイ制御装置200が起動したときに、装置識別子とディスプレイ識別子とを含む識別子データをマルチディスプレイ管理装置300に送信する。
また、制御装置データ送信部270は、定期的に、ディスプレイ情報を含む制御装置データをマルチディスプレイ管理装置300に送信する。
S201の後、処理はS211に進む。
S211の後、処理はS212に進む。
装置識別子が管理テーブル392と管理識別子テーブル393とのいずれにも登録されていない場合、処理はS213に進む。
装置識別子が管理テーブル392に登録されている場合、処理はS215に進む。
装置識別子が管理識別子テーブル393に登録されていて、管理テーブル392に登録されていない場合、マルチディスプレイ管理方法の処理は終了する。
S213の後、処理はS214に進む。
S214の後、処理はS221に進む。
S215の後、マルチディスプレイ管理方法の処理は終了する。
S221の後、処理はS222に進む。
S222の後、マルチディスプレイ管理方法の処理は終了する。
1つのディスプレイ制御装置200に複数のディスプレイ110が接続される形態について説明する。
以下、実施の形態1から3と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1から3の少なくともいずれかと同様である。
実施の形態4におけるマルチディスプレイシステム100の構成について、図24に基づいて説明する。
例えば、ディスプレイ制御装置200Fは、ディスプレイ110Aとディスプレイ110Bとに接続されている。
実施の形態4における管理テーブル392について、図25に基づいて説明する。
例えば、装置IDが001であるディスプレイ制御装置200は、画面IDが001であるディスプレイ110と画面IDが002であるディスプレイ110との二つのディスプレイ110に接続されている。
複数のディスプレイ110に接続されているディスプレイ制御装置200は、複数のディスプレイ110のそれぞれの情報を含んだ設定データをマルチディスプレイ管理装置300から受信する。そして、ディスプレイ制御装置200は、複数のディスプレイ110のそれぞれの情報を画面IDに対応付けて設定ファイル291に設定する。また、ディスプレイ制御装置200は、複数のディスプレイ110のそれぞれに設定データを設定する。
ディスプレイ110の配置が通常と異なる形態について説明する。
以下、実施の形態1から4と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1から4の少なくともいずれかの同様である。
実施の形態5における仮想空間109について、図26に基づいて説明する。
画面IDが001〜009であるディスプレイ110は、通常の向き(横向き)に配置される。
画面IDが010〜013であるディスプレイ110は、斜めの向きに配置される。
画面IDが014〜017であるディスプレイ110は、縦向きに配置される。
画面IDが018であるディスプレイ110は、他のディスプレイ110に重ねて配置される。画面IDが018であるディスプレイ110はプロジェクタであっても構わない。つまり、ディスプレイ110の画面はプロジェクタによって投影される画面であっても構わない。
実施の形態5における管理テーブル392について、図27に基づいて説明する。
例えば、画面IDが010〜013であるディスプレイ110は、通常の向き(横向き)から340度だけ回転させた向きで配置される。
例えば、画面IDが018であるディスプレイ110は、他のディスプレイ110より上の階層に配置される。つまり、画面IDが018であるディスプレイ110は、少なくともいずれかのディスプレイ110に重ねて配置される。言い換えると、画面IDが018であるディスプレイ110は、他のディスプレイ110よりも手前に配置される。奥行きの値が大きいディスプレイ110ほど手前に配置される。
つまり、マルチディスプレイシステム100は、各実施の形態で説明した構成要素の一部を備えなくても構わない。また、マルチディスプレイシステム100は、各実施の形態で説明していない構成要素を備えても構わない。さらに、マルチディスプレイシステム100は、各実施の形態の構成要素の一部または全てを組み合わせたものであっても構わない。
Claims (10)
- 複数のディスプレイのそれぞれのディスプレイ識別子を含んだ管理テーブルを記憶する管理テーブル記憶部と、
前記複数のディスプレイのうちの第一のディスプレイを制御する第一のディスプレイ制御装置から、前記第一のディスプレイ制御装置を識別する第一の装置識別子を受信する装置識別子受信部と、
前記装置識別子受信部によって受信された前記第一の装置識別子と前記第一の装置識別子に対応付ける第一の管理識別子とを管理識別子テーブルに登録する管理識別子登録部と、
前記第一のディスプレイ制御装置に前記第一の管理識別子を送信することによって、前記第一のディスプレイに前記第一の管理識別子を表示させる管理識別子送信部と、
前記第一の管理識別子と前記第一のディスプレイを識別する第一のディスプレイ識別子とが指定され、前記第一の管理識別子に対応付けられた前記第一の装置識別子を前記管理識別子テーブルから取得し、取得した前記第一の装置識別子を前記第一のディスプレイ識別子と同じディスプレイ識別子に対応付けて前記管理テーブルに登録する管理テーブル編集部と
を備えることを特徴とするマルチディスプレイ管理装置。 - 前記管理テーブルは前記複数のディスプレイのそれぞれの位置情報を含み、
前記管理テーブルに含まれる前記複数のディスプレイのそれぞれのディスプレイ識別子と位置情報とに基づいて管理画面を生成し、生成した管理画面を表示する管理画像表示部とを備え、
前記管理画面は、前記複数のディスプレイを表す複数のディスプレイアイコンと、前記複数のディスプレイアイコンのそれぞれに対応付けて表示されるディスプレイ識別子と、前記第一のディスプレイ制御装置を表す第一の制御装置アイコンと、前記第一の制御装置アイコンに対応付けて表示される前記第一の管理識別子とを含む
ことを特徴とする請求項1記載のマルチディスプレイ管理装置。 - 前記管理テーブル編集部は、前記第一の管理識別子に対応付けられた前記第一の制御装置アイコンが前記複数のディスプレイアイコンのうちの前記第一のディスプレイ識別子に対応付けられた第一のディスプレイアイコンにドラッグアンドドロップされることによって、前記第一の管理識別子と前記第一のディスプレイ識別子とが指定される
ことを特徴とする請求項2記載のマルチディスプレイ管理装置。 - 複数のディスプレイのそれぞれの位置情報を含んだ管理テーブルを記憶する管理テーブル記憶部と、
前記複数のディスプレイのうちの第一のディスプレイを制御する第一のディスプレイ制御装置から、前記第一のディスプレイ制御装置を識別する第一の装置識別子を受信する装置識別子受信部と、
前記装置識別子受信部によって受信された前記第一の装置識別子と前記第一の装置識別子に対応付ける第一の管理識別子とを管理識別子テーブルに登録する管理識別子登録部と、
前記第一のディスプレイ制御装置に前記第一の管理識別子を送信することによって、前記第一のディスプレイに前記第一の管理識別子を表示させる管理識別子送信部と、
前記複数のディスプレイを含んだ領域が撮像された画像であるマルチディスプレイ画像から、前記第一のディスプレイに表示された前記第一の管理識別子を読み取る管理識別子読み取り部と、
前記第一の管理識別子に対応付けられた前記第一の装置識別子を前記管理識別子テーブルから取得し、取得した前記第一の装置識別子を前記マルチディスプレイ画像内の前記第一の管理識別子の位置に該当する位置情報に対応付けて前記管理テーブルに登録する管理テーブル編集部と
を備えることを特徴とするマルチディスプレイ管理装置。 - 前記管理テーブルは、前記複数のディスプレイのディスプレイ毎にディスプレイが配置される向きを表す向き情報を含む
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチディスプレイ管理装置。 - 複数のディスプレイのそれぞれのディスプレイ識別子を含んだ管理テーブルを記憶する管理テーブル記憶部と、
前記複数のディスプレイのうちの第一のディスプレイを制御する第一のディスプレイ制御装置から、前記第一のディスプレイ制御装置を識別する第一の装置識別子と前記第一のディスプレイを識別する第一のディスプレイ識別子とを受信する装置識別子受信部と、
前記装置識別子受信部によって受信された前記第一の装置識別子を前記装置識別子受信部によって受信された前記第一のディスプレイ識別子と同じディスプレイ識別子に対応付けて前記管理テーブルに登録する管理テーブル編集部とを備え、
前記管理テーブルは、前記複数のディスプレイのディスプレイ毎にディスプレイが配置される向きを表す向き情報を含む
ことを特徴とするマルチディスプレイ管理装置。 - 前記複数のディスプレイのうちの少なくともいずれかのディスプレイは他のディスプレイの手前に配置され、
前記管理テーブルは、前記複数のディスプレイのディスプレイ毎に他のディスプレイの手前に配置されるか否かを表す奥行き情報を含む
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のマルチディスプレイ管理装置。 - 複数のディスプレイのそれぞれのディスプレイ識別子を含んだ管理テーブルを用いるマルチディスプレイ管理プログラムであって、
前記複数のディスプレイのうちの第一のディスプレイを制御する第一のディスプレイ制御装置から、前記第一のディスプレイ制御装置を識別する第一の装置識別子を受信する装置識別子受信処理と、
前記装置識別子受信処理によって受信された前記第一の装置識別子と前記第一の装置識別子に対応付ける第一の管理識別子とを管理識別子テーブルに登録する管理識別子登録処理と、
前記第一のディスプレイ制御装置に前記第一の管理識別子を送信することによって、前記第一のディスプレイに前記第一の管理識別子を表示させる管理識別子送信処理と、
前記第一の管理識別子と前記第一のディスプレイを識別する第一のディスプレイ識別子とが指定され、前記第一の管理識別子に対応付けられた前記第一の装置識別子を前記管理識別子テーブルから取得し、取得した前記第一の装置識別子を前記第一のディスプレイ識別子と同じディスプレイ識別子に対応付けて前記管理テーブルに登録する管理テーブル編集処理と
をコンピュータに実行させるためのマルチディスプレイ管理プログラム。 - 複数のディスプレイのそれぞれの位置情報を含んだ管理テーブルを用いるマルチディスプレイ管理プログラムであって、
前記複数のディスプレイのうちの第一のディスプレイを制御する第一のディスプレイ制御装置から、前記第一のディスプレイ制御装置を識別する第一の装置識別子を受信する装置識別子受信処理と、
前記装置識別子受信処理によって受信された前記第一の装置識別子と前記第一の装置識別子に対応付ける第一の管理識別子とを管理識別子テーブルに登録する管理識別子登録処理と、
前記第一のディスプレイ制御装置に前記第一の管理識別子を送信することによって、前記第一のディスプレイに前記第一の管理識別子を表示させる管理識別子送信処理と、
前記複数のディスプレイを含んだ領域が撮像された画像であるマルチディスプレイ画像から、前記第一のディスプレイに表示された前記第一の管理識別子を読み取る管理識別子読み取り処理と、
前記第一の管理識別子に対応付けられた前記第一の装置識別子を前記管理識別子テーブルから取得し、取得した前記第一の装置識別子を前記マルチディスプレイ画像内の前記第一の管理識別子の位置に該当する位置情報に対応付けて前記管理テーブルに登録する管理テーブル編集処理と
をコンピュータに実行させるためのマルチディスプレイ管理プログラム。 - 複数のディスプレイのそれぞれのディスプレイ識別子を含んだ管理テーブルを用いて、
前記複数のディスプレイのうちの第一のディスプレイを制御する第一のディスプレイ制御装置から、前記第一のディスプレイ制御装置を識別する第一の装置識別子と前記第一のディスプレイを識別する第一のディスプレイ識別子とを受信する装置識別子受信処理と、
前記装置識別子受信処理によって受信された前記第一の装置識別子を前記装置識別子受信処理によって受信された前記第一のディスプレイ識別子と同じディスプレイ識別子に対応付けて前記管理テーブルに登録する管理テーブル編集処理と
をコンピュータに実行させるためのマルチディスプレイ管理プログラムであって、
前記管理テーブルは、前記複数のディスプレイのディスプレイ毎にディスプレイが配置される向きを表す向き情報を含む
ことを特徴とするマルチディスプレイ管理プログラム。
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