JP6414500B2 - 鉄道車両用ヨーダンパ装置 - Google Patents

鉄道車両用ヨーダンパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6414500B2
JP6414500B2 JP2015067449A JP2015067449A JP6414500B2 JP 6414500 B2 JP6414500 B2 JP 6414500B2 JP 2015067449 A JP2015067449 A JP 2015067449A JP 2015067449 A JP2015067449 A JP 2015067449A JP 6414500 B2 JP6414500 B2 JP 6414500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yaw damper
damping force
railway vehicle
carriage
curve section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015067449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016185791A (ja
Inventor
陽介 山崎
陽介 山崎
将明 水野
将明 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2015067449A priority Critical patent/JP6414500B2/ja
Publication of JP2016185791A publication Critical patent/JP2016185791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6414500B2 publication Critical patent/JP6414500B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

本発明は、鉄道車両に用いられるヨーダンパ装置に関する。特に、本発明は、鉄道車両が曲線軌道の緩和曲線区間を走行する際に車輪に生じる横圧を低減可能な鉄道車両用ヨーダンパ装置に関する。
従来、鉄道車両には、高速走行時の台車の蛇行動を抑制するためにヨーダンパが用いらる場合がある。ヨーダンパは、車体と台車(台車の左右)との間に取付けられ、軌道不整やレールの継ぎ目などの軌道からの加振によって発生するヨーイング(台車が車体に対して上下軸周りに回転振動する現象)を速やかに減衰させるために用いられている。このため、ヨーダンパの減衰係数は大きい方が高速走行の安定性の観点からは有効である。
一方、車庫や駅及びそれに付帯する線区又は地下鉄路線等においては曲線半径の小さな曲線軌道が設置されていることが多く、このような曲線軌道を走行する場合には車体と台車との間には上下軸周りに相対的な回転変位が生じる。この際、車体と台車との間の相対的な回転角度は、走行する曲線軌道の曲線半径に応じて幾何学的に決まる角度となるのが望ましい。すなわち、車輪がレールの接線方向を向いて、いわゆるアタック角(輪軸の向きと軌道の向きとの相対的な角度差)が0度となるまで台車が回転するのが、曲線軌道の走行性能上は最適な状態である。
しかしながら、実際には、車輪とレールとの間の摩擦力に起因して生じる接線力(車輪とレールとの間に作用する前後方向のクリープ力)と、空気ばねの回転抵抗及びヨーダンパの回転抵抗とのつりあい位置までしか台車は回転しない。すなわち、アタック角は0度にはならない。特に、直線区間と円曲線区間とを繋ぐ緩和曲線区間を鉄道車両が走行する際に、輪軸のアタック角が大きくなることで横圧が大きくなるのに加えて、軌道のねじれに伴い輪重が抜けやすいため、例えば乗り上がり脱線が生じる危険性が増すことが知られている。
上記のような問題を解決するため、例えば、特許文献1に記載のヨーダンパ装置が提案されている。
特許文献1に記載のヨーダンパ装置は、高速走行の安定性と小曲線軌道の走行性能という相反する2つの問題を解決するために、ヨーダンパの減衰力を可変とし、高速走行時にはヨーダンパの減衰力を大きくし(有効にし)、小曲線軌道の走行時には減衰力を開放する(無効にする)ものである(例えば、特許文献1の段落0013)。
より具体的には、特許文献1に記載のヨーダンパ装置においては、鉄道車両が緩和曲線区間(入口側緩和曲線区間)に進入する際に、制御装置がヨーダンパに取り付けられた電磁弁に信号を与え、ヨーダンパの減衰力を開放する。一方、鉄道車両が緩和曲線区間(出口側緩和曲線区間)を脱出する際に、制御装置がヨーダンパに取り付けられた電磁弁に信号を与え、ヨーダンパの減衰力を回復させている(例えば、特許文献1の段落0016)。
換言すれば、特許文献1に記載のヨーダンパ装置においては、入口側緩和曲線区間、円曲線区間及び出口側緩和曲線区間ではヨーダンパの減衰力を無効にし、それ以外の直線区間ではヨーダンパの減衰力を有効にしているといえる。
特許文献1に記載のヨーダンパ装置によれば、鉄道車両が直線区間を走行する際にはヨーダンパの減衰力が有効であるため、高速走行の安定性を確保できる。また、特許文献1に記載のヨーダンパ装置のように、鉄道車両が円曲線区間を走行する際にヨーダンパの減衰力を無効にすることで、ヨーダンパの回転抵抗が無くなり、ヨーダンパの減衰力を有効にする場合よりも輪軸のアタック角を小さくできるので、円曲線区間で車輪に生じ得る横圧を低減可能であると考えられる。
しかしながら、本発明者らが見出した知見によれば、特許文献1に記載のヨーダンパ装置のように、鉄道車両が緩和曲線区間を走行する際にヨーダンパの減衰力を無効にしても、緩和曲線区間で車輪に生じる横圧は必ずしも十分に低減するわけではない。このため、乗り上がり脱線が生じる危険性を排除できないという問題がある。
特開2006−282059号公報
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、鉄道車両が曲線軌道の緩和曲線区間を走行する際に車輪に生じる横圧を低減可能な鉄道車両用ヨーダンパ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明らは、車体と、車体に連結された前後一対の台車とを具備する鉄道車両において、車体と1対の台車のそれぞれとの間にヨーダンパが取り付けられている場合を想定し、この鉄道車両が、入口側直線区間、入口側緩和曲線区間、円曲線区間、出口側緩和曲線区間及び出口側直線区間からなる軌道を走行する際の運動解析を行って鋭意検討を重ねた結果、以下の知見を得た。
(1)鉄道車両が入口緩和曲線区間を走行する際に、後側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を無効にした場合、後側の台車の向き(後側の台車が具備する車輪の向き)が軌道の向き(レールの接線方向)に沿わない状態となるため、後側の台車が具備する前側の輪軸の外軌側の車輪に生じる横圧が低減しない。この横圧を低減するには、後側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を有効にして、後側の台車の向きが軌道の向きに沿うような向きのモーメントを後側の台車に与えてやればよい。
(2)鉄道車両が出口緩和曲線区間を走行する際に、前側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を無効にした場合、前側の台車の向き(前側の台車が具備する車輪の向き)が軌道の向き(レールの接線方向)に沿わない状態となるため、前側の台車が具備する前側の輪軸の外軌側の車輪に生じる横圧が低減しない。この横圧を低減するには、前側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を有効にして、前側の台車の向きが軌道の向きに沿うような向きのモーメントを前側の台車に与えてやればよい。
本発明は、上記の本発明者らの知見に基づき完成したものである。
すなわち、前記課題を解決するため、本発明は、車体と、該車体に連結された前後1対の台車とを具備する鉄道車両に用いられるヨーダンパ装置であって、前記車体と前記1対の台車のそれぞれとの間に取り付けられたヨーダンパと、前記ヨーダンパの減衰力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記鉄道車両が曲線軌道の入口側緩和曲線区間を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を無効にする一方、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を有効にし、前記鉄道車両が曲線軌道の出口側緩和曲線区間を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を有効にする一方、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を無効にする、ことを特徴とする鉄道車両用ヨーダンパ装置を提供する。
本発明に係るヨーダンパ装置によれば、鉄道車両が曲線軌道の入口側緩和曲線区間を走行する際には、制御手段が、前側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を無効にする一方、後側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を有効にする。このため、後側の台車の向きが軌道の向きに沿うような向きのモーメントが後側の台車に与えられる結果、後側の台車が具備する前側の輪軸の外軌側の車輪に生じる横圧が低減する。
また、鉄道車両が曲線軌道の出口側緩和曲線区間を走行する際には、制御手段が、前側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を有効にする一方、後側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を無効にする。このため、前側の台車の向きが軌道の向きに沿うような向きのモーメントが前側の台車に与えられる結果、前側の台車が具備する前側の輪軸の外軌側の車輪に生じる横圧が低減する。
以上のように、本発明に係るヨーダンパ装置によれば、鉄道車両が曲線軌道の円曲線区間を走行する際のみならず、緩和曲線区間を走行する際にも車輪に生じる横圧を低減可能であるため、曲線軌道の走行性能を向上させることが可能である。
前記鉄道車両が曲線軌道の円曲線区間を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を無効にすると共に、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力も無効にし、
なお、鉄道車両が曲線軌道の円曲線区間を走行する際には、制御手段が、前側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を無効にすると共に、後側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力も無効にする。このため、特許文献1に記載のヨーダンパ装置と同様に、1対の台車が具備する何れの車輪に生じる横圧も低減する。
好ましくは、前記制御手段は、前記鉄道車両が曲線軌道の円曲線区間を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を無効にすると共に、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力も無効にする。
上記の好ましい構成によれば、鉄道車両が曲線軌道の円曲線区間を走行する際には、制御手段が、前側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力を無効にすると共に、後側の台車に取り付けられたヨーダンパの減衰力も無効にする。このため、特許文献1に記載のヨーダンパ装置と同様に、1対の台車が具備する何れの車輪に生じ得る横圧も低減する。
好ましくは、前記制御手段は、前記鉄道車両が直線軌道を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を有効にすると共に、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力も有効にする。
上記の好ましい構成によれば、鉄道車両が直線軌道を走行する際にヨーダンパの減衰力によってヨーイングが減衰するため、鉄道車両の高速走行の安定性を確保することができる。
本発明に係るヨーダンパ装置によれば、鉄道車両が曲線軌道の緩和曲線区間を走行する際に車輪に生じる横圧を低減可能であるため、曲線軌道の走行性能を向上させることが可能である。このため、鉄道車両に乗り上がり脱線が生じる危険性を排除することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る鉄道車両用ヨーダンパ装置の概略構成を説明する説明図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る鉄道車両用ヨーダンパ装置が取り付けられた鉄道車両の車体及び台車と曲線軌道との位置関係を模式的に説明する説明図である。 図3は、従来技術1のヨーダンパ装置が取り付けられた鉄道車両の車体及び台車と曲線軌道との位置関係を模式的に説明する説明図である。 図4は、従来技術2のヨーダンパ装置が取り付けられた鉄道車両の車体及び台車と曲線軌道との位置関係を模式的に説明する説明図である。 図5は、鉄道車両が走行する軌道を構成する各区間における、本発明の一実施形態に係るヨーダンパ装置、従来技術1のヨーダンパ装置及び従来技術2のヨーダンパ装置のそれぞれが備えるヨーダンパの減衰力の有効・無効の状態を纏めたものである。 図6は、運動解析によって横圧を評価する際に用いた軌道条件及び走行条件を示す。 図7は、本発明の一実施形態に係るヨーダンパ装置を用いた場合と、従来技術1のヨーダンパ装置を用いた場合とについて、運動解析によって得られた車輪に生じる横圧を対比した結果の一例を示す。 図8は、本発明の一実施形態に係るヨーダンパ装置を用いた場合と、従来技術2のヨーダンパ装置を用いた場合とについて、運動解析によって得られた車輪に生じる横圧(前側の台車が具備する前側の輪軸の外軌側の車輪に生じる横圧)を対比した結果の一例を示す。 図9は、本発明の一実施形態に係るヨーダンパ装置を用いた場合と、従来技術2のヨーダンパ装置を用いた場合とについて、運動解析によって得られた車輪に生じる横圧(後側の台車が具備する前側の輪軸の外軌側の車輪に生じる横圧)を対比した結果の一例を示す。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
<本実施形態に係るヨーダンパ装置の構成及び動作>
図1は、本発明の一実施形態に係る鉄道車両用ヨーダンパ装置の概略構成を説明する説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る鉄道車両用ヨーダンパ装置(以下、適宜、単に「ヨーダンパ装置」という)100は、車体3と、車体3に連結された台車4とを具備する鉄道車両に用いられるものである。図1では、便宜上、1台の台車4のみを図示しているが、実際には、車体3に前後1対の台車4が連結されている。
台車4は、前後1対の輪軸4a、4bと、台車枠4cと、車体3と台車枠4cとを連結し車体3を支持する空気ばね4dとを備えている。台車4が備える上記の構成要素及びその他の構成要素は、周知慣用の台車と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
ヨーダンパ装置100は、車体3と1対の台車4のそれぞれとの間に取り付けられたヨーダンパ1と、ヨーダンパ1の減衰力を制御する制御手段2とを備えている。
ヨーダンパ1は、内部で粘性流体が流通する際の粘性抵抗により、前後方向に伸縮する際に抵抗力(減衰力)を付与するものであり、各台車4の左右にそれぞれ1つずつ取り付けられている。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、各台車4の左右にそれぞれ複数のヨーダンパ1を取り付けることも可能である。本実施形態のヨーダンパ1としては、減衰力可変型のヨーダンパが用いられている。ヨーダンパ1の更に具体的な構成は、公知のヨーダンパと同様であるため、その詳細な説明は省略する。
制御手段2は、車体3に取り付けられたシーケンサ等から構成されるコントローラ2aと、ヨーダンパ1に取り付けられた電磁弁2bとを具備する。電磁弁2bは、コントローラ2aからの制御信号に基づき、ヨーダンパ1内部の粘性流体の流通をオン・オフすることで、ヨーダンパの減衰力を有効(減衰力が作用する状態)にしたり、無効(実質的に減衰力が作用しない状態)にする機能を果たす。
図2は、本実施形態に係るヨーダンパ装置100が取り付けられた鉄道車両の車体3及び台車4と曲線軌道Rとの位置関係を模式的に説明する説明図である。図2(a)は鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する場合の位置関係を、図2(b)は鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する場合の位置関係を示す。なお、図2において、ハッチングを施しているヨーダンパ1は減衰力が有効であることを、ハッチングを施していないヨーダンパ1は減衰力が無効であることを意味する。後述の図3及び図4についても同様である。
図2(a)に示すように、鉄道車両が曲線軌道R(外軌R1、内軌R2)の入口側緩和曲線区間を走行する際、制御手段2(図2(a)には図示せず)は、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を無効にする一方、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にする。具体的には、制御手段2のコントローラ2aに鉄道車両が現在走行している軌道情報が入力され、鉄道車両が入口側緩和曲線区間に進入した時点で、コントローラ2aから電磁弁2bに対して、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を無効にする一方、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にするための制御信号を送信する。後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にするため、後側の台車4Bの向き(図2(a)において矢符4Dで示す向き)が軌道Rの向き(図2(a)において矢符RDで示す向き)に沿うような向きのモーメント(図2(a)において白抜き矢符で示す向きのモーメント)が後側の台車4Bに与えられる結果、後側の台車4Bが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Bに生じる横圧が低減する。
一方、図2(b)に示すように、鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する際、制御手段2(図2(b)には図示せず)は、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にする一方、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を無効にする。具体的には、制御手段2のコントローラ2aに鉄道車両が現在走行している軌道情報が入力され、鉄道車両が出口側緩和曲線区間に進入した時点で、コントローラ2aから電磁弁2bに対して、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にする一方、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を無効にするための制御信号を送信する。前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にするため、前側の台車4Aの向き(図2(b)において矢符4Dで示す向き)が軌道Rの向き(図2(b)において矢符RDで示す向き)に沿うような向きのモーメント(図2(b)において白抜き矢符で示す向きのモーメント)が前側の台車4Aに与えられる結果、前側の台車4Aが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Aに生じる横圧が低減する。
また、図示は省略するが、鉄道車両が曲線軌道Rの円曲線区間を走行する際、制御手段2は、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を無効にすると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も無効にする。
さらに、鉄道車両が直線軌道を走行する際、制御手段2は、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にすると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も有効にする。これにより、鉄道車両が直線軌道を走行する際にヨーダンパ1の減衰力によってヨーイングが減衰するため、鉄道車両の高速走行の安定性を確保することができる。
以下、本実施形態に係るヨーダンパ装置100の効果をより具体的に説明するため、比較対象とする従来技術1及び従来技術2のヨーダンパ装置について説明する。
<従来技術1のヨーダンパ装置の動作>
図3は、従来技術1のヨーダンパ装置が取り付けられた鉄道車両の車体3及び台車4と曲線軌道Rとの位置関係を模式的に説明する説明図である。図3(a)は鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する場合の位置関係を、図3(b)は鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する場合の位置関係を示す。従来技術1のヨーダンパ装置は、構成自体は本実施形態に係るヨーダンパ装置100の構成と同様であるものの、その動作が異なる。
図3(a)及び図3(b)に示すように、従来技術1においては、鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する際、及び、出口側緩和曲線区間を走行する際の双方において、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力が有効であると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も有効である。また、図示は省略するが、鉄道車両が曲線軌道Rの円曲線区間を走行する際にも、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力が有効であると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も有効である。さらに、鉄道車両が直線軌道を走行する際にも、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力が有効であると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も有効である。すなわち、従来技術1においては、全ての軌道において、前側の台車4A及び後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力が常に有効である。
従来技術1のヨーダンパ装置によれば、図3(a)に示すように、鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する際、前側の台車4Aの向き(図3(a)において矢符4Dで示す向き)が軌道Rの向き(図3(a)において矢符RDで示す向き)から離れるような向きのモーメント(図3(a)において白抜き矢符で示す向きのモーメント)が前側の台車4Aに与えられる結果、前側の台車4Aのアタック角が大きくなり、前側の台車4Aが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Aに生じる横圧が大きくなる。
また、図3(b)に示すように、鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する際、後側の台車4Bの向き(図3(b)において矢符4Dで示す向き)が軌道Rの向き(図3(b)において矢符RDで示す向き)から離れるような向きのモーメント(図3(b)において白抜き矢符で示す向きのモーメント)が後側の台車4Bに与えられる結果、後側の台車4Bのアタック角が大きくなり、後側の台車4Bが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Bに生じる横圧が大きくなる。
このため、従来技術1のヨーダンパ装置によれば、例えば乗り上がり脱線が生じる危険性が増すことになる。
<従来技術2のヨーダンパ装置の動作>
図4は、従来技術2(特許文献1)のヨーダンパ装置が取り付けられた鉄道車両の車体3及び台車4と曲線軌道Rとの位置関係を模式的に説明する説明図である。図4(a)は鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する場合の位置関係を、図4(b)は鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する場合の位置関係を示す。従来技術2のヨーダンパ装置は、構成自体は本実施形態に係るヨーダンパ装置100の構成と同様であるものの、その動作が異なる。
図4(a)及び図4(b)に示すように、従来技術2においては、鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する際、及び、出口側緩和曲線区間を走行する際の双方において、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を無効にすると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も無効にする。また、図示は省略するが、鉄道車両が曲線軌道Rの円曲線区間を走行する際にも、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を無効にすると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も無効にする。すなわち、従来技術2においては、全ての曲線軌道Rにおいて、前側の台車4A及び後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力が無効である。なお、鉄道車両が直線軌道を走行する際には、前側の台車4Aに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力を有効にすると共に、後側の台車4Bに取り付けられたヨーダンパ1の減衰力も有効にする。
従来技術2のヨーダンパ装置によれば、図4(a)に示すように、鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する際、後側の台車4Bの向き(図4(a)において矢符4Dで示す向き)が軌道Rの向き(図4(a)において矢符RDで示す向き)に沿わない状態となって後側の台車4Bのアタック角が大きくなる結果、後側の台車4Bが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Bに生じる横圧が低減しない。
また、図4(b)に示すように、鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する際、前側の台車4Aの向き(図4(b)において矢符4Dで示す向き)が軌道Rの向き(図4(b)において矢符RDで示す向き)に沿わない状態となって前側の台車4Aのアタック角が大きくなる結果、前側の台車4Aが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Aに生じる横圧が低減しない。
このため、従来技術2のヨーダンパ装置によれば、例えば乗り上がり脱線が生じる危険性を排除できない。
<本実施形態に係るヨーダンパ装置の評価>
以上に説明したように、各ヨーダンパ装置に応じてその動作が異なる。
図5は、鉄道車両が走行する軌道を構成する各区間における、本実施形態に係るヨーダンパ装置(図5では「本発明」と記載)、従来技術1のヨーダンパ装置及び従来技術2のヨーダンパ装置のそれぞれが備えるヨーダンパ1の減衰力の有効・無効の状態を纏めたものである。図5において、「〇」で示す箇所はヨーダンパ1が有効であり、「×」で示す箇所はヨーダンパ1が無効であることを意味する。
図5から分かるように、鉄道車両が直線軌道(入口側直線区間及び出口側直線区間)を走行する際には、いずれのヨーダンパ装置のヨーダンパ1も全て減衰力が有効であり、差が無い。鉄道車両が曲線軌道R(入口側緩和曲線区間、円曲線区間及び出口側緩和曲線区間)を走行する際に、各ヨーダンパ装置に応じてヨーダンパ1の減衰力の有効・無効の状態が異なる。
以下、各ヨーダンパ装置を用いた場合に車輪に生じる横圧を実際に運動解析によって評価した結果について説明する。運動解析を行う鉄道車両のモデルとしては、いずれのヨーダンパ装置を用いる場合であっても、車体3に前後1対の台車4(4A、4B)が連結されたモデルを用いた。なお、運動解析は、汎用機構解析ソフトを利用して実施可能であり、例えば、シムパックジャパン(株)製マルチボディダイナミクス解析ツール「SIMPACK」を利用することが可能である。
図6は、運動解析によって横圧を評価する際に用いた軌道条件及び走行条件を示す。図6に示す「曲線半径」は、円曲線区間における曲線半径を示す。図6に示す「条件1」では、円曲線区間における曲線半径を200mに固定するものの、入口側緩和曲線区間の長さと出口側緩和曲線区間の長さを18〜45mの範囲で各種の値に変更すると共に、均衡速度を40km/hとし、30〜60km/hの範囲で走行速度を各種の値に変更して運動解析を行った。また、図6に示す「条件2」では、円曲線区間における曲線半径を400mに固定するものの、入口側緩和曲線区間の長さと出口側緩和曲線区間の長さを9〜22.5mの範囲で各種の値に変更すると共に、均衡速度を40km/hとし、30〜60km/hの範囲で走行速度を各種の値に変更して運動解析を行った。さらに、図6に示す「条件2」では、円曲線区間における曲線半径を400mに固定するものの、入口側緩和曲線区間の長さと出口側緩和曲線区間の長さを9〜22.5mの範囲で各種の値に変更すると共に、均衡速度を40km/hとし、30〜60km/hの範囲で走行速度を各種の値に変更して運動解析を行った。
図7は、本実施形態に係るヨーダンパ装置100を用いた場合と、従来技術1のヨーダンパ装置を用いた場合とについて、運動解析によって得られた車輪に生じる横圧を対比した結果の一例を示す。図7(a)は前側の台車4Aが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Aに生じる横圧の一例を、図7(b)は後側の台車4Bが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Bに生じる横圧の一例を示す。図7に示す結果は、図6に示す条件のうち、最も横圧が大きくなる条件(条件1のうち、入口側緩和曲線区間の長さと出口側緩和曲線区間の長さを18mとし、走行速度を60km/h(均衡速度+20km/h)にした条件)で得られた結果である。
図7(a)から分かるように、従来技術1のヨーダンパ装置を用いた場合には、鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する際(走行距離が100〜118mの間)に、前側の台車4Aが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Aに生じる横圧が増大しているのに対し、本実施形態に係るヨーダンパ装置100を用いた場合には低減している。
また、図7(b)から分かるように、従来技術1のヨーダンパ装置を用いた場合には、鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する際(走行距離が318〜336mの間)に、後側の台車4Bが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Bに生じる横圧が増大しているのに対し、本実施形態に係るヨーダンパ装置100を用いた場合には低減している。
図8は、本実施形態に係るヨーダンパ装置100を用いた場合と、従来技術2(特許文献1)のヨーダンパ装置を用いた場合とについて、運動解析によって得られた車輪に生じる横圧(前側の台車4Aが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Aに生じる横圧)を対比した結果の一例を示す。図8(a)は軌道全体において生じる横圧を、図8(b)は出口側緩和曲線区間を走行する際に生じる横圧(図8(a)において破線で囲んだ箇所)を拡大して示す。図8に示す結果は、図6に示す条件のうち、最も横圧が大きくなる条件(条件1のうち、入口側緩和曲線区間の長さと出口側緩和曲線区間の長さを18mとし、走行速度を60km/h(均衡速度+20km/h)にした条件)で得られた結果である。
図8から分かるように、従来技術2のヨーダンパ装置を用いた場合には、鉄道車両が曲線軌道Rの出口側緩和曲線区間を走行する際(走行距離が318〜336mの間)に、前側の台車4Aが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Aに生じる横圧が、本実施形態に係るヨーダンパ装置100を用いた場合に比べて低減しない。
図9は、本実施形態に係るヨーダンパ装置100を用いた場合と、従来技術2(特許文献1)のヨーダンパ装置を用いた場合とについて、運動解析によって得られた車輪に生じる横圧(後側の台車4Bが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Bに生じる横圧)横圧を対比した結果の一例を示す。図9(a)は軌道全体において生じる横圧を、図9(b)は入口側緩和曲線区間を走行する際に生じる横圧(図9(a)において破線で囲んだ箇所)を拡大して示す。図9に示す結果は、図6に示す条件のうち、最も横圧が大きくなる条件(条件1のうち、入口側緩和曲線区間の長さと出口側緩和曲線区間の長さを18mとし、走行速度を60km/h(均衡速度+20km/h)にした条件)で得られた結果である。
図9から分かるように、従来技術2のヨーダンパ装置を用いた場合には、鉄道車両が曲線軌道Rの入口側緩和曲線区間を走行する際(走行距離が100〜118mの間)に、後側の台車4Bが具備する前側の輪軸4aの外軌R1側の車輪40Bに生じる横圧が、本実施形態に係るヨーダンパ装置100を用いた場合に比べて低減しない。
1・・・ヨーダンパ
2・・・制御手段
2a・・・コントローラ
2b・・・電磁弁
3・・・車体
4・・・台車
100・・・ヨーダンパ装置

Claims (3)

  1. 車体と、該車体に連結された前後1対の台車とを具備する鉄道車両に用いられるヨーダンパ装置であって、
    前記車体と前記1対の台車のそれぞれとの間に取り付けられたヨーダンパと、
    前記ヨーダンパの減衰力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記鉄道車両が曲線軌道の入口側緩和曲線区間を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を無効にする一方、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を有効にし、
    前記鉄道車両が曲線軌道の出口側緩和曲線区間を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を有効にする一方、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を無効にする、
    ことを特徴とする鉄道車両用ヨーダンパ装置。
  2. 前記制御手段は、前記鉄道車両が曲線軌道の円曲線区間を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を無効にすると共に、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力も無効にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用ヨーダンパ装置。
  3. 前記制御手段は、前記鉄道車両が直線軌道を走行する際には、前側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力を有効にすると共に、後側の前記台車に取り付けられた前記ヨーダンパの減衰力も有効にする、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両用ヨーダンパ装置。
JP2015067449A 2015-03-27 2015-03-27 鉄道車両用ヨーダンパ装置 Active JP6414500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015067449A JP6414500B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 鉄道車両用ヨーダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015067449A JP6414500B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 鉄道車両用ヨーダンパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016185791A JP2016185791A (ja) 2016-10-27
JP6414500B2 true JP6414500B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=57203339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015067449A Active JP6414500B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 鉄道車両用ヨーダンパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6414500B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6673073B2 (ja) * 2016-07-19 2020-03-25 日本製鉄株式会社 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP6673074B2 (ja) * 2016-07-19 2020-03-25 日本製鉄株式会社 鉄道車両用ヨーダンパ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261024A (ja) * 2002-03-12 2003-09-16 Kayaba Ind Co Ltd 鉄道車両の懸架装置
JP2006282059A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Hitachi Ltd 鉄道車両用減衰力可変式ヨーダンパ装置
JP5255780B2 (ja) * 2007-03-30 2013-08-07 川崎重工業株式会社 鉄道車両の振動制御装置
JP2013208989A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 減衰力可変式ヨーダンパ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016185791A (ja) 2016-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6673074B2 (ja) 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP5181323B2 (ja) 鉄道車両用振動制御装置
JP5433877B2 (ja) 鉄道車両用自己操向装置
TWI449643B (zh) Braking component acceleration estimator of railway vehicle and method for estimating acceleration of vibration component
JP6414500B2 (ja) 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP2012076553A (ja) 鉄道車両用振動制御装置
JP2018012373A (ja) 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP4048391B2 (ja) 鉄道車両の振動制御方法
JP5522549B2 (ja) 鉄道車両用振動制御装置
JP5643124B2 (ja) 車両間ダンパ装置
JP2006282059A (ja) 鉄道車両用減衰力可変式ヨーダンパ装置
KR100659708B1 (ko) 엠알유체를 이용한 대차 주행안정장치 및 주행안전방법
JP2012184000A5 (ja)
JP2016185727A (ja) 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP6780496B2 (ja) 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP4160741B2 (ja) 台車操舵式鉄道車両
JP6079881B2 (ja) 鉄道車両用台車
JP4070677B2 (ja) 鉄道車両
JP6862938B2 (ja) 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP4186105B2 (ja) 鉄道車両の振動制御装置及び制御方法
JP6454251B2 (ja) 脱線状態検知装置及び脱線状態検知方法
JP5215611B2 (ja) 鉄道車両の車体傾斜制御システム
JP2018039286A (ja) 鉄道車両の車体傾斜制御方法
JP4788955B2 (ja) 鉄道車両における操舵用アクチュエータの制御方法
JP2014141257A (ja) 車両間ダンパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180918

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6414500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350