JP6414028B2 - 副原料装入装置および副原料装入方法 - Google Patents

副原料装入装置および副原料装入方法 Download PDF

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Description

本発明は、転炉内に副原料を装入する副原料装入装置および副原料装入方法に関するものである。
転炉を用いた溶銑の吹錬工程において、転炉には溶銑および副原料が装入される。また、転炉には、溶銑および副原料とともにスクラップが装入される場合もある。
溶銑は、転炉を傾動させた状態で溶銑が入った溶銑装入鍋を天井クレーンで吊り上げ、当該溶銑装入鍋を傾斜させることによって転炉内に装入されている。また、スクラップが装入される場合には、転炉を傾動させた状態で、スクラップが入ったスクラップシュートを天井クレーンで吊り上げ、当該スクラップシュートを傾斜させることによって転炉内に装入されている(特許文献1参照)。
一方、副原料は、上層階に専用の貯槽を設け、予め定められた量を切り出し、専用のシュート内を落下させることによって転炉内に装入されている(特許文献2参照)。しかしながら、副原料の中には、転炉内への装入量が少ない副原料もある。転炉内への装入量が少ない副原料に対して専用の貯槽を設けると、貯槽の使用頻度が少なく貯槽の運用効率が著しく悪くなる。また、副原料のシュートへの付着滞留および副原料の装入時に発生する飛沫等で副原料の装入歩留も悪くなる。それを避けるために、転炉内への装入量の少ない副原料の転炉内への装入方法としては、当該副原料を容器に格納した状態でスクラップシュートに積載し天井クレーンを用いて吊り上げ、傾斜させることによって転炉内に装入する方法が行われていた。
特開平7−41816号公報 特開2007−262444号公報
スクラップシュートを用いた副原料の装入は、溶銑装入およびスクラップ装入に使用する天井クレーンを使用して行われる。そのため、溶銑装入鍋またはスクラップ装入に用いるスクラップシュートは、副原料装入に使用するスクラップシュートを天井クレーンから取り外さない限り、天井クレーンに装着することができない。そのため、副原料装入に使用するスクラップシュートを天井クレーンに装着する工程と、副原料を転炉内に装入する工程と、当該スクラップシュートを天井クレーンから取り外す工程に要する時間の分、1チャージあたりの転炉の操業時間が長くなる。このため、転炉工程の生産効率が低下する、という課題があった。
このような課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
(1)副原料が封入された容器を収容するコンテナと、
前記コンテナを搬送し、前記容器を前記コンテナから転炉内に投入する搬送装置と、
を備え、
前記搬送装置は、前記容器を前記転炉内に投入する搬出機構と、前記搬送装置を駆動する駆動機構と、前記容器を前記転炉の炉口に案内する傾斜レールとを有し、
前記搬出機構は、溶銑装入側に傾動した状態の転炉内に前記容器を投入可能であり、
前記駆動機構は、前記搬送装置を溶銑装入およびスクラップ装入のいずれかの動作範囲外となる位置に移動可能であることを特徴とする副原料装入装置。
(2)前記傾斜レールの前記容器の搬出方向側の端部は、前記転炉の旋回軌道外となる位置から少なくとも前記転炉の炉口まで移動可能であることを特徴とする(1)に記載の副原料装入装置。
(3)前記搬出機構は、前記コンテナの少なくとも一部分を傾斜させて前記容器を前記コンテナから搬出可能であることを特徴とする(1)または(2)に記載の副原料装入装置。
(4)前記搬出機構は、前記容器を搬出させない第1の方向から前記容器を搬出させる第2の方向に傾斜方向を切り換え可能であることを特徴とする(3)に記載の副原料装入装置。
(5)前記搬出機構は、前記コンテナから前記容器を押し出して前記容器を前記コンテナから搬出可能である(1)または(2)に記載の副原料装入装置。
(6)前記容器は円筒形状であり、前記容器は前記傾斜レールの傾斜方向に沿って回転して前記転炉内に投入可能であること特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載の副原料装入装置。
(7)前記副原料は希少合金であることを特徴とする(1)から(6)のいずれかに記載の副原料装入装置。
(8)副原料が封入された容器を収容したコンテナを搬送装置に載置する載置ステップと、
搬送装置を用いてコンテナを搬送し、前記容器を前記コンテナから転炉内に投入する搬送ステップとを有し、
前記搬送ステップは、駆動機構を用いて前記搬送装置を移動する駆動ステップと、前記容器を前記転炉内に投入する搬出ステップとを含み、
前記搬出ステップは、前記転炉が溶銑装入側に傾動された状態で実行され、
前記駆動ステップは、前記搬送装置を溶銑装入およびスクラップ装入のいずれかの動作範囲外に移動することを特徴とする副原料装入方法。
(9)前記容器は円筒形状であり、前記搬出ステップにおいて、前記容器は、回転して前記転炉内に投入されることを特徴とする(8)に記載の副原料装入方法。
(10)前記副原料は、希少合金であることを特徴とする(8)または(9)に記載の副原料装入方法。
本発明に係る副原料装入装置は、転炉内への装入量の少ない副原料を天井クレーンを使用することなく転炉内に装入できる。さらに、副原料装入後において、当該副原料装入装置は、溶銑装入またはスクラップ装入の動作範囲外となる位置に移動できる。副原料装入装置を動作範囲外となる位置に移動させると同時に、溶銑装入鍋またはスクラップシュートを用いて溶銑装入またはスクラップ装入が実行できる。これにより、副原料を装入するためのスクラップシュートを取り外す時間の分、1チャージ当たりの転炉の操業時間を短くでき、転炉工程の生産効率の向上が実現できる。
副原料装入装置10およびその周囲の構成を説明する斜視図である。 コンテナ20の斜視図である。 搬送装置50の斜視図である。 副原料装入装置10の容器投入動作を説明する図である。 容器40が投入される位置にある副原料装入装置10を示す。 転炉100に容器40を投入する前の状態を示す側面図である。 転炉100に容器40を投入している状態を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である副原料装入装置、および副原料装入方法について説明する。図1は、副原料装入装置10およびその周囲の構成を説明する斜視図である。副原料装入装置10は、副原料が封入された容器40を収容するコンテナ20と、コンテナ20を搬送する搬送装置50とを備える。なお、図1における転炉100を囲んだ点線は、転炉100が設置されている位置を示し、コンテナ20を囲んだ点線は、コンテナ20が保管されている位置を示す。
コンテナ20は、例えば、5つの容器40を収容する。コンテナ20は、5つの容器40を収容した状態で、搬送装置50の上面に載置される。搬送装置50は、上面にコンテナ20が載置された状態で炉床70の上を移動する。具体的に搬送装置50は、転炉100が設置されている位置に近接した位置Aと、コンテナ20が保管された位置に近接した位置Bとを往復移動する。
搬送装置50は、位置Aにおいてコンテナ20に収容された容器40を搬出して、容器40を転炉100に投入する。また、搬送装置50は、位置Bにおいて容器40が搬出されて空になったコンテナ20が取り外され、容器40を収容したコンテナが搬送装置50の上面に載置される。このように、副原料装入装置10は、天井クレーンを用いることなく、副原料が封入された容器40を搬送して転炉100に投入することで容器40に封入された副原料を転炉100に装入する。
まず、コンテナ20について説明する。図2は、コンテナ20の斜視図である。コンテナ20は、容器40を収容する直方体の筐体22と、傾斜底24とを有する。
筺体22には、筺体22の長手方向に平行な2つの側面26、28と、短手方向に平行な1つの側面30とを含む。側面30に対向する側には開口32が形成されている。また、筺体22には、上面および下面が設けられておらず、筐体22の下側には傾斜底24が設けられている。
傾斜底24は、2つの回動板34と、回動板34の一端側を連結する連結板36とを含む。回動板34の他端側は、側面26、28の開口32側に設けられた回動軸38によって、筺体22に対して回動自在に軸支されている。回動軸38は、筺体22の下面よりも高い位置に設けられている。これにより傾斜底24は、傾斜底24の自重によって、開口32から離れるに従って下方に向かうように傾斜する。本実施形態において、傾斜底24の傾斜角度は、例えば5°である。回動軸38の上下方向の位置は、傾斜底24の傾斜角度が5°になるような位置に定められている。なお、傾斜底24の傾斜角度は2°以上6°以下が好ましい。
2つの回動板34の一端側は、側面30に設けられ、上下方向に延びた2つの切り欠き33を通り、筺体22の外部に突出している。筺体22の外部において、2つの回動板34は、連結板36に連結されている。そのため、筐体22の外部から連結板36を上下方向に移動させることで傾斜底24の傾斜方向を変えることができる。
本実施形態において、コンテナ20は、直方体であって5つの容器40を収容する筺体22を備える例を示したが、筺体22は、直方体に限られず収容する容器40の形状、および容器40を収容する数に合わせた形状としてよい。例えば、容器40に約1000kgの副原料が封入される場合においては、1チャージ当り5個の容器40が転炉100に投入されてよい。副原料装入装置10を用いて5トンの副原料を装入できれば、90%以上の希少合金を使用する転炉吹錬に対応できる。また、筺体22における側面26および側面28は、収容された容器40がコンテナ20の外側へ落下することが防止できれば、部分的に切り欠かれていてもよい。本実施形態において、側面26および側面28には、長手方向に延びた2つの切り欠きが設けられている。
容器40は、中空の円筒形状の容器であって、例えば、鋼製のドラム缶である。容器40の内部には、転炉に装入される副原料が封入されている。容器40に封入される副原料は、溶銑の吹錬時に装入される量が少ない副原料であって、例えば、ボロンまたはバナジウムといった希少金属であることが好ましい。ここで希少金属とは、添加量として1〜20kg/t−steel程度、またはそれ以下の量、転炉100内に装入される材料である。また、容器40は、転炉100内で溶解または燃焼するものであれば何でもよく、例えば、木製の容器等であってもよい。
容器40は、円筒側面と傾斜底24とが線接触した状態で、コンテナ20の筺体22に収容されている。上述したように、傾斜底24は、開口32から離れるに従って下方に向かうように傾斜している。そのため、容器40は、容器40に作用する重力によって、開口32から離れる方向に移動しようとするので、容器40は、筺体22の開口32から誤って搬出されることがない。
本実施形態において、傾斜底24の傾斜角度が5°の例を示した。しかしながら、傾斜底24の傾斜角度は5°に限られず、コンテナ20から容器40を搬出させない角度であればよい。本実施形態において、開口32から離れるに従って下方に向かう傾斜方向を、容器40を搬出させない第1の方向とする。また、開口32から離れるに従って上方に向かう傾斜方向を、容器40を搬出する第2の方向とする。
次に、搬送装置50について説明する。図3は、搬送装置50の斜視図である。搬送装置50は、支持台52と、傾斜レール54と、2つの駆動機構56と、起伏機構58とを有する。
支持台52は、矩形形状の板である。支持台52には、傾斜レール54と、2つの駆動機構56と、起伏機構58とが取り付けられている。また、支持台52の下面には、短手方向に沿った2つの案内突起53が設けられている。2つの案内突起53は、炉床70に設けられた案内溝に入り込み、炉床70上の搬送装置50の移動を案内する。
傾斜レール54は、支持台52の上面に、支持台52の長手方向に移動可能に設けられている。傾斜レール54は、矩形形状の底板60と、2つの案内壁62と、2つの傾斜板64とを含む。2つの案内壁62は、底板60の長手方向に平行な両側面に設けられた側壁である。2つの案内壁62は、容器40が傾斜レール54に沿って移動するように案内する。
2つの傾斜板64は、2つの案内壁62の間に挟まれ、案内壁62と同じく、底板60の長手方向に沿って底板60から上方向に突出している。2つの傾斜板64は、容器40の搬出方向に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。傾斜板64は、コンテナ20から搬出されて傾斜レール54上に落下した容器40の衝撃を緩和するとともに、容器40に作用する重力によって、容器40を転炉方向へ移動させる。
2つ駆動機構56は、支持台52の下面の凹部に設けられる。駆動機構56は、例えば、モータ等の駆動源を備える。2つの駆動機構56は、容器40が転炉100に投入された後においては、搬送装置50を容器40が投入される位置(位置A)からコンテナ20が載置される位置(位置B)へ移動させる。また、2つの駆動機構56は、容器40が投入される前においては、搬送装置50をコンテナ20が載置される位置(位置B)から容器40が転炉に投入される位置(位置A)へ移動させる。また、図3中には示していないが、搬送装置50は、傾斜レール54を駆動して傾斜レール54を移動させる駆動機構も備える。
起伏機構58は、シリンダ66と、シリンダ66により上下方向に駆動されるL字形状の動作部68とを含む。起伏機構58は、支持台52の上面であって、支持台52の上面に載置されたコンテナ20の連結板36が、動作部68に係止される位置に設けられる。起伏機構58は、シリンダ66に下方から空気を供給することによって動作部68を上方に移動させ、連結板36を上方に移動させる。これにより、傾斜底24の傾斜方向を、第1の方向から第2の方向に切り換えることができる。そして、傾斜底24を第2の方向に切り換えることで、容器40は、コンテナ20から搬出され、傾斜レール54を介して転炉100に投入される。なお、本実施形態において、傾斜底24の第2の方向の傾斜角度は、例えば、14°である。傾斜底24の第2の方向の傾斜角度は5°以上20°以下が好ましい。
容器40をコンテナ20から搬出した後において、起伏機構58は、シリンダ66に上方から空気を供給することによって動作部68を下方に移動させる。動作部68を下方に移動させると、傾斜底24の自重によって傾斜底24の傾斜は、第2の方向から第1の方向に切り換えられる。なお、起伏機構58は、容器40をコンテナ20から搬出して転炉に投入する搬出機構の一例であり、搬出機構の他の例としては、容器40をコンテナ20からコンテナ20の外へ押し出す装置であってもよい。
また、本実施形態において、起伏機構58を用いて、コンテナ20の一部分である傾斜底24の傾斜方向を切り換える例を示した。しかしながら、コンテナ20の一部分である傾斜底24の傾斜方向を切り換える構成に限られず、起伏機構58を用いて、コンテナ20全体の傾斜方向を切り換えるとしてもよい。この場合において、傾斜底24は、回動しなくてよいので傾斜底24を筐体22と一体的に設けることができる。これにより、傾斜底24を回動可能とするために用いた回動軸38、回動板34および連結板36が不要となり、部品点数減によるコスト削減が実現できる。
次に、副原料装入装置10の動作について説明する。図4は、副原料装入装置10の容器投入動作を説明する図である。容器40を転炉100に投入する場合において、搬送装置50は、傾斜レール54を駆動して傾斜レール54を収納位置から突出位置に移動させる。コンテナ20は、支持台52の上面には接しているが底板60の上面には接していない。そのため、傾斜レール54が突出位置に移動してもコンテナ20は移動しない。
ここで、傾斜レール54の収納位置とは、図1に示したように、傾斜レール54のほとんどが搬送装置50に収納された位置である。また、傾斜レール54の突出位置とは、図4に示したように、傾斜レール54のほとんどが容器40の搬出方向に突出された位置である。
傾斜レール54が突出位置に移動した状態において、起伏機構58は、傾斜底24の傾斜方向を第1の方向から第2の方向へ切り換える。これにより、コンテナ20に収容された容器40は、容器40に作用する重力によってコンテナ20から搬出され、傾斜レール54上を回転しながら転炉100に投入される。本実施形態において、容器40は円筒形状であって、円筒側面が傾斜底24に線接触した状態でコンテナ20に収容されている。このような構成にすることで、傾斜底24または傾斜板64の傾斜角度が小さくても、容器40は、傾斜底24または傾斜板64上を回転しながら移動できるので、容器40の搬出および搬送の安定性を向上できる。
図5は、容器40が投入される位置にある副原料装入装置10を示す。副原料装入装置10は、搬送装置50における2つの案内突起53が炉床70の案内溝72に入り込む位置に設置される。2つの案内突起53は、炉床70に設けられた案内溝72によって位置決めされる。副原料装入装置10は、駆動機構56の駆動によって、案内溝72に沿って移動する。
図5に示した例において、副原料装入装置10は、炉床70の容器40が投入される位置Aに移動している。この位置で、搬送装置50は、傾斜レール54を突出位置に移動させ、傾斜底24の傾斜を第1の方向から第2の方向へ切り換える。これにより、副原料装入装置10は、コンテナ20に収容された容器40を傾動された転炉へ投入する。
容器40を搬出した後において、搬送装置50は、傾斜レール54を駆動して傾斜レール54を収納位置に移動させる。さらに搬送装置50は、駆動機構56を用いて搬送装置50を駆動して、副原料装入装置10を位置Aからコンテナ20が載置される位置Bに移動する。
位置Bにおいて、空になったコンテナ20が副原料装入装置10から取り外され、容器40が収容されたコンテナ20が再び副原料装入装置10に載置される。なお、副原料装入装置10からコンテナ20の取り外し等の作業は、例えば、フォークリフトを用いて実施されてよい。なお、空になったコンテナ20を取り外すことに代えて、副原料装入装置10に載置された状態で空のコンテナ20に、副原料が封入された容器40を収容してもよい。
次に、位置Aおよび位置Bについて説明する。副原料装入装置10は、溶銑およびスクラップ装入側における転炉100のほぼ正面から容器40を転炉100に投入する。そのため、容器40が投入される位置Aは、溶銑およびスクラップ装入の動作範囲内となる位置である。容器40を転炉100に投入した後において、副原料装入装置10は、駆動機構56に駆動されて溶銑装入およびスクラップ装入の動作範囲外となる位置Bに移動する。そのため、副原料装入装置10が位置Bに移動した後においては、溶銑装入鍋およびスクラップシュートのいずれかを天井クレーンに装着して溶銑装入工程またはスクラップ装入工程を実行できる。
このように、副原料装入装置10がスクラップ装入および溶銑装入の動作範囲外となる位置Bに移動すると同時に、天井クレーンに装着され待機している溶銑装入鍋およびスクラップシュートのいずれかにより、溶銑装入またはスクラップ装入が実行できる。これにより、副原料装入をスクラップシュートを用いて実行していた場合における、当該スクラップシュートを天井クレーンから取り外す時間分、1チャージ当たりの転炉の操業時間を短くできるので、転炉工程の生産効率の向上が実現できる。
また、副原料装入をスクラップ装入の後に行なう場合において、スクラップ装入用のスクラップシュートによって天井クレーンが使用されている間は、副原料装入用のスクラップシュートを天井クレーンに装着することができなかった。しかしながら、本実施形態に係る副原料装入装置10を用いることによって、天井クレーンが使用されている間であっても、並行して副原料装入装置10へのコンテナ20の装着が実行できる。これにより、副原料装入に使用していたスクラップシュートを天井クレーンに装着する工程に要した時間の分も1チャージ当たりの転炉の操業時間を短くでき、さらなる転炉工程の生産効率の向上が実現できる。
次に、副原料装入装置10を用いた転炉100内への容器40の投入動作について説明する。図6は、転炉100内に容器40を投入する前の状態を示す側面図である。また、図7は、転炉100内に容器40を投入している状態を示す側面図である。図6および図7において、副原料装入装置10と転炉100との位置関係を分かりやすくすることを目的として転炉100のみ断面図で示す。
図6に示した容器40を投入する前の状態において、傾斜レール54は、収納位置にある。傾斜レール54が収納位置にある状態において、傾斜レール54上の容器40の投入方向の端部は、転炉100の旋回軌道102の軌道外となる位置にある。これにより、転炉100は、傾斜レール54に接触することなく旋回できる。図6に示した例において、容器40を転炉100内に投入する場合に転炉100を90°傾動させている。転炉100を90°傾動させることによって、転炉100の炉口位置を低くできるので、転炉100内への投入時における容器40の落下高さを低くできる。これにより、容器40の投入による転炉100への衝撃を小さくでき、容器40の投入による転炉100の損耗を低減できる。
図7に示した容器40を投入している状態において、傾斜レール54は、突出位置にある。傾斜レール54が突出位置にある状態において、傾斜レール54の容器40の搬出方向側の端部は、転炉100の炉口内部に入り込んでいる。これにより、コンテナ20から搬出された容器40は、転炉100の内部に到るまで案内壁62に案内されるので、容器40が転炉100の外側に落下することを抑制できる。一方、傾斜レール54の端部は、転炉100の旋回軌道102の軌道内となる位置にある。したがって、この状態で転炉100を旋回させると、転炉100の炉口は、傾斜レール54と接触する。
副原料装入装置10は、転炉100の炉口と傾斜レール54との接触を回避する目的で、容器40の投入後に傾斜レール54を収納位置に移動させる。これにより、転炉100は、傾斜レール54と接触することなく旋回できる。
このように、容器40を転炉100内に投入する場合において、傾斜レール54の端部は、収納位置から転炉100の炉口内部に入り込む位置まで移動する。これにより、転炉100の旋回時には転炉100の炉口と傾斜レール54との接触を回避しつつ、容器40の投入時には転炉100を傾斜させて転炉100の炉口を低くした状態で容器40を投入できる。さらに、傾斜レール54の端部を転炉100の炉口内部の入り込ませることによって、コンテナ20から搬出された容器40が転炉100の外側に落下することを抑制できる。
なお、図5に示した例において、転炉100の炉口と傾斜レール54との接触を回避する構成として、傾斜レール54を突出位置と収納位置の間で移動させる例を示したがこれに限られない。例えば、副原料装入装置10自体が転炉100に近づく方向に移動できてもよい。そして、容器40を転炉100内に投入する場合においては、傾斜レール54の端部が転炉100の炉口内部に入り込む位置まで副原料装入装置10が移動し、容器40を搬出した後においては、傾斜レール54の端部が転炉100の軌道軌跡102の軌道外となる位置まで副原料装入装置10が移動する。
また、本実施形態において、炉床70を設け、炉床70の案内溝72で、副原料装入装置10を案内する例を示した。しかしながら、炉床70の案内溝72を設けなくてもよい。この場合に、駆動機構56は、予め定められた方向に予め定められた距離だけ駆動するように制御され、搬送装置50を炉床70上の位置Aから位置B、または、炉床70上の位置Bから位置Aへ移動させる。
また、スクラップシュートを用いた転炉100内への副原料の装入は、スクラップシュートへの付着により、スクラップシュートに入れた副原料の全てを転炉100内に装入できていなかった。そのため、スクラップシュートには、付着および飛沫等によって装入できない量を統計的なデータを用いて予測し、予測された量の副原料を予め追加して入れていた。本実施形態に係る副原料装入装置10は、容器40に封入した副原料を容器40のまま転炉100内に投入するので、容器40に封入された副原料は全て転炉100内に装入される。そのため、付着および飛沫等によって装入できない量の副原料を予め追加する必要がないので副原料の使用量を少なくできる。特に、副原料が希少金属原料である場合、副原料は高価である蓋然性が高いので、副原料の使用量を少なくすることによる経済的な効果は大きくなる。
次に、本実施形態の副原料装入装置10を用いた副原料装入方法について説明する。本実施形態における副原料装入方法は、載置ステップおよび搬送ステップを有し、搬送ステップは、駆動ステップおよび搬出ステップを含む。
まず、位置Bにおいて、載置ステップが実行されて、容器40を収容したコンテナ20は、搬送装置50に載置される。その後、駆動ステップが実行されて、副原料装入装置10は、駆動機構56によって位置Bから位置Aに移動する。
位置Aにおいて、搬出ステップが実行されて、副原料装入装置10は、容器40を転炉100内に投入する。その後、駆動ステップが実行されて、副原料装入装置10は、駆動機構56によって位置Aから位置Bに移動する。位置Bにおいて、搬出されて空となったコンテナ20が取り外される。その後、再び、載置ステップが実行され、容器40を収容したコンテナ20は、搬送装置50に載置される。以後、上記ステップが繰り返し実行されることによって、副原料装入装置10は、容器40に封入された副原料を転炉100内に装入する。
天井クレーンで副原料を装入したスクラップシュートを吊り上げて転炉に装入する工程に代えて、副原料装入装置10と同じ構成の副原料装入装置を用いて副原料を転炉に装入する工程を用いて、副原料を装入する転炉操業を実施した。副原料装入装置10を用いて副原料を装入することによって、天井クレーンを使用することなく副原料装入装置10を用いて副原料を装入できたので、天井クレーンへ副原料を装入したスクラップシュートの装着に要した時間と、および天井クレーンからスクラップシュートの脱着に要した時間とを短縮できた。なお、スクラップシュートの装着、副原料の投入、およびスクラップシュートの脱着に要した時間は6分であった。このように、副原料装入装置10を用いて副原料を装入する転炉操業を実施することで、1チャージ当りの転炉の操業時間を6分短縮でき、転炉工程の生産効率の向上が実現できた。
本実施形態に係る副原料装入装置および副原料装入方法は、転炉を用いた溶銑の精錬時における副原料の装入に用いることができる。
10 副原料装入装置
20 コンテナ
22 筺体
24 傾斜底
26 側面
28 側面
30 側面
32 開口
33 切り欠き
34 回動板
36 連結板
38 回動軸
40 容器
50 搬送装置
52 支持台
53 案内突起
54 傾斜レール
56 駆動機構
58 起伏機構
60 底板
62 案内壁
64 傾斜板
66 シリンダ
68 動作部
70 炉床
72 案内溝
100 転炉
102 旋回軌道

Claims (10)

  1. 副原料が封入された容器を収容するコンテナと、
    前記コンテナを搬送し、前記容器を前記コンテナから転炉内に投入する搬送装置と、
    を備え、
    前記搬送装置は、前記容器を前記転炉内に投入する搬出機構と、前記搬送装置を駆動する駆動機構と、前記容器を前記転炉の炉口に案内する傾斜レールとを有し、
    前記搬出機構は、溶銑装入側に傾動した状態の転炉内に前記容器を投入可能であり、
    前記駆動機構は、前記搬送装置が前記容器を前記転炉内に投入した後に、前記搬送装置を溶銑装入およびスクラップ装入のいずれかの動作範囲外となる位置に移動可能であることを特徴とする副原料装入装置。
  2. 前記傾斜レールの前記容器の搬出方向側の端部は、前記転炉の旋回軌道外となる位置から少なくとも前記転炉の炉口まで移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の副原料装入装置。
  3. 前記搬出機構は、前記コンテナの少なくとも一部分を傾斜させて前記容器を前記コンテナから搬出可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の副原料装入装置。
  4. 前記搬出機構は、前記容器を搬出させない第1の方向から前記容器を搬出させる第2の方向に傾斜方向を切り換え可能であることを特徴とする請求項3に記載の副原料装入装置。
  5. 前記搬出機構は、前記コンテナから前記容器を押し出して前記容器を前記コンテナから搬出可能である請求項1または請求項2に記載の副原料装入装置。
  6. 前記容器は円筒形状であり、前記容器は前記傾斜レールの傾斜方向に沿って回転して前記転炉内に投入可能であること特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の副原料装入装置。
  7. 前記副原料は希少合金であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の副原料装入装置。
  8. 副原料が封入された容器を収容したコンテナを搬送装置に載置する載置ステップと、
    搬送装置を用いてコンテナを搬送し、前記容器を前記コンテナから転炉内に投入する搬送ステップとを有し、
    前記搬送ステップは、駆動機構を用いて前記搬送装置を移動する駆動ステップと、前記容器を前記転炉内に投入する搬出ステップとを含み、
    前記搬出ステップは、前記転炉が溶銑装入側に傾動された状態で実行され、
    前記駆動ステップは、前記搬送装置が前記容器を前記転炉内に投入した後に、前記搬送装置を溶銑装入およびスクラップ装入のいずれかの動作範囲外に移動することを特徴とする副原料装入方法。
  9. 前記容器は円筒形状であり、前記搬出ステップにおいて、前記容器は、回転して前記転炉内に投入されることを特徴とする請求項8に記載の副原料装入方法。
  10. 前記副原料は、希少合金であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の副原料装入方法。
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