JP6412838B2 - 塗装金属帯製造設備 - Google Patents

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Description

本発明は、塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造設備に関する。
従来用いられていたこの種の塗装金属帯製造設備としては、例えば下記の特許文献1等に示されている構成を挙げることができる。すなわち、塗装金属帯製造設備には、ペイオフリールから金属帯を払い出す入側セクションと、入側セクションの後段に設けられて金属帯に化成処理を施した上で塗装及び焼き付けを行う中央セクションと、中央セクションの後段に設けられて塗装が施された金属帯をテンションリールに巻き取る出側セクションとが設けられている。入側セクション、中央セクション及び出側セクションには、各セクションでの処理を行うための主機と、各部の主機に付属する補機とが設けられている。各セクションの主機は、所定の停止条件が満たされた場合に動作停止される。
特開2010−82607号公報
上記のような従来の塗装金属帯製造設備では、所定の停止条件が満たされた場合に各セクションの主機の動作が停止されるが、補機の動作は維持されている。しかしながら、塗装金属帯製造設備を稼働させるに当たり補機で消費されるエネルギは無視できないほど大きく、塗装金属帯の製造コスト増大の要因となっている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、補機で消費されるエネルギを抑え、塗装金属帯の製造コストを低減できる塗装金属帯製造設備を提供することである。
本発明に係る塗装金属帯製造設備は、入側セクションの主機に付属する入側補機に接続されるとともに、入側セクションの主機の動作が不要と判断される入側動作不要条件が満たされるか否かを判定し、入側動作不要条件が満たされたと判定した場合に入側補機の動作を停止させる補機制御手段を備え、入側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される入側補機は、入側セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び入側セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含む
また、本発明に係る塗装金属帯製造設備は、中央セクションの主機に付属する中央補機に接続されるとともに、中央セクションの主機の動作が不要と判断される中央動作不要条件が満たされるか否かを判定し、中央動作不要条件が満たされたと判定した場合に中央補機の動作を停止させる補機制御手段を備え、中央動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される中央補機は、中央セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び中央セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含む
また、本発明に係る塗装金属帯製造設備は、出側セクションの主機に付属する出側補機に接続されるとともに、出側セクションの主機の動作が不要と判断される出側動作不要条件が満たされるか否かを判定し、出側動作不要条件が満たされたと判定した場合に出側補機の動作を停止させる補機制御手段を備え、出側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される出側補機は、出側セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び出側セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含む
本発明の塗装金属帯製造設備によれば、入側動作不要条件、中央動作不要条件又は出側動作不要条件が満たされたと判定された場合に補機制御手段が入側補機、中央補機又は出側補機の動作が停止されるので、補機で消費されるエネルギを抑え、塗装金属帯の製造コストを低減できる。
本発明の実施の形態1による塗装金属帯製造設備を示す説明図である。 図1の入側セクションの構成を示す説明図である。 図1の中央セクションの構成を示す説明図である。 図3のテンションレベラーの構成を説明する説明図である。 図1の出側セクションの構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による塗装金属帯製造設備を示す説明図である。図において、塗装金属帯製造設備には、入側セクション1、中央セクション2及び出側セクション3が設けられている。
入側セクション1は、ペイオフリール100,101から金属帯4を払い出すセクションである。中央セクション2は、入側セクション1の後段に設けられており、金属帯4に化成処理を施した上で塗装及び焼き付けを行うセクションである。出側セクション3は、中央セクション2の後段に設けられており、塗装が施された金属帯4をテンションリール305に巻き取るセクションである。以下、入側セクション1、中央セクション2及び出側セクション3の具体的な構成について説明する。
<入側セクション>
図2は、図1の入側セクション1の構成を示す説明図である。入側セクション1には、第1及び第2ペイオフリール100,101、ウェルダー102、第1ブライドルロール103、入側ルーパー104、第1ステアリングロール105及び第2ブライドルロール106が設けられている。
第1及び第2ペイオフリール100,101には、金属帯4が巻き取られた金属帯コイルがそれぞれ挿入されている。第1及び第2ペイオフリール100,101への金属帯コイルの挿入は、図示しないコイルカーによって行われる。コイルカーは、金属帯コイルの水平搬送及び昇降を行うものである。また図示はしないが、第1及び第2ペイオフリール100,101の近傍には、第1及び第2ペイオフリール100,101に挿入された金属帯コイルの先端をすくい取る口出し装置が設けられている。
ウェルダー102は、スレ材の尾端と金属帯4の先端との溶接、及び先行する金属帯4の尾端と後続する金属帯4の先端との溶接を行う溶接機である。このような溶接が行われることで、塗装金属帯製造設備内を金属帯4が連続的に通される。ウェルダー102による金属帯4の溶接が行われるとき、ウェルダー102において金属帯4の通板が止められる。なお、スレ材とは、塗装金属帯製造設備が休止された時に塗装金属帯製造設備内に残されている金属帯である。例えば金属帯の種類変更等のために塗装金属帯製造設備が休止された場合、種類変更前の金属帯がスレ材として扱われる。
第1ブライドルロール103は、ウェルダー102で溶接が行われた金属帯4に作用する張力をコントロールするためのロールである。
入側ルーパー104は、金属帯4の搬送長を調節する装置である。入側ルーパー104による搬送長調節が行われることで、ウェルダー102による金属帯4の溶接が行われている時でも、入側ルーパー104の後段への金属帯4の供給を維持することが可能とされる。
第1ステアリングロール105は、金属帯4の振れを抑えるために、入側ルーパー104の出側において板幅方向に沿う金属帯4の位置を調節するためのロールである。
第2ブライドルロール106は、入側セクション1から中央セクション2に送り出される金属帯4に作用する張力をコントロールするためのロールである。
これら第1及び第2ペイオフリール100,101、ウェルダー102、第1ブライドルロール103、入側ルーパー104、第1ステアリングロール105及び第2ブライドルロール106は、入側セクション1の主機である。
入側セクション1の主機には、入側セクション1の主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び入側セクション1の主機を冷却する冷却ファンを含む入側補機が付属されている。
入側補機は、
入側セクション1の主機全体に油圧を供給する少なくとも1つの第1入側油圧ポンプ1a、
第1入側油圧ポンプ1aに接続されるとともに第1ペイオフリール100に油圧を供給する第2入側油圧ポンプ100a、
第1ペイオフリール100を冷却する第1入側冷却ファン100b、
第1入側油圧ポンプ1aに接続されるとともに第2ペイオフリール101に油圧を供給する第3入側油圧ポンプ101a、
第2ペイオフリール101を冷却する第2入側冷却ファン101b、
入側ルーパー104の駆動モータを冷却する第3入側冷却ファン104a及び
第1ステアリングロール105に油圧を供給する第4入側油圧ポンプ105a
を含む。
入側補機には、例えば所定のプログラムに沿って演算処理を行うコンピュータ等によって構成される補機制御手段5が接続される。以下説明するように、補機制御手段5は入側補機の動作を制御する。
<入側補機の動作停止>
補機制御手段5は、入側動作不要条件が満たされたと判定した場合に入側補機の動作を停止させる。入側動作不要条件は、以下の(1)〜(6)のすべてが満たされた場合に満たされる。但し、入側動作不要条件としては、他の構成を採ることもできる。
(1)入側セクション1においてウェルダー102によりスレ材の尾端に金属帯の先端が溶接されたことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(2)入側セクション1及び中央セクション2での通板が停止されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(3)第1及び第2ペイオフリール100,101の両方に金属帯コイルが挿入されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(4)第1及び第2ペイオフリール100,101の両方並びに入側ルーパー104にて金属帯4に張力が付加されていないことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(5)第1及び第2ペイオフリール100,101の両方の回転が停止していることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(6)ウェルダー102に金属帯4又はスレ材が存在していることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
入側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される入側補機は、入側セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び入側セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方である。本実施の形態では、すべての入側補機が動作停止される。但し、入側動作不要条件が満たされたと判定された場合でも、一部の入側補機の動作を維持してもよい。
<入側特別制御>
補機制御手段5は、入側補機の動作を停止させた後に、以下の(1)〜(3)のいずれかの条件が満たされた場合に、入側補機の動作を再開させることができる。
(1)第1及び第2ペイオフリール100,101のいずれか一方に金属帯コイルを挿入するためのコイルカーが移動された。
(2)コイルカーによる金属帯コイルの昇降が行われた。
(3)第1及び第2ペイオフリール100,101のいずれか一方に挿入された金属帯コイルの先端をすくい取る口出し装置が昇降された。
<中央セクション>
次に、図3は図1の中央セクション2の構成を示す説明図であり、図4は図3のテンションレベラー217の構成を説明する説明図である。
中央セクション2には、前処理設備200、第2ステアリングロール201、ケミコータ202、乾燥炉203、第3ブライドルロール204、第3ステアリングロール205、第1コータ206、第1オーブン207、第1ウォータクエンチ208、第1スクイズロール209、第4ブライドルロール210、第4ステアリングロール211、第2コータ212、第2オーブン213、第2ウォータクエンチ214、第2スクイズロール215、第5ブライドルロール216、テンションレベラー217及び第6ブライドルロール218が含まれている。
前処理設備200は、金属帯4にアルカリ脱脂を施すとともに、金属帯4を水洗した後、りん酸塩処理を金属帯4に施す設備である。
第2ステアリングロール201は、金属帯4の振れを抑えるために、前処理設備200の出側において板幅方向に沿う金属帯4の位置を調節するためのロールである。
ケミコータ202は、前処理設備200にて前処理が行われた金属帯4に処理液を塗布することで、金属帯4に化成処理を施す設備である。
乾燥炉203は、ケミコータ202の後段にて金属帯4を乾燥させるための炉である。
第3ブライドルロール204は、乾燥炉203の後段にて金属帯4に作用する張力をコントロールするためのロールである。
第3ステアリングロール205は、金属帯4の振れを抑えるために、第3ブライドルロール204の出側において板幅方向に沿う金属帯4の位置を調節するためのロールである。
第1コータ206は、金属帯4に下塗りを行う設備である。第1コータ206には、第1−1ロール2061(表面コータヘッド)、第1−2ロール2062(第1裏面コータヘッド)、第1−3ロール2063(第2裏面コータヘッド)及び第1−4ロール2064(リフターロール)が設けられている。第1−1ロール2061は金属帯4の表面に塗装を行い、第1−2ロール2062及び第1−3ロール2063は金属帯4の裏面に塗装を行う。第1−4ロール2064は、上下動可能に設けられたロールであり、金属帯4に対する第1−2ロール2062及び第1−3ロール2063のニップ圧を調整して膜厚をコントロールするためのものである。
第1−2ロール2062による塗装が行われるときは第1−3ロール2063による塗装が行われず、第1−3ロール2063による塗装が行われるときは第1−2ロール2062による塗装が行われない。第1−2ロール2062及び第1−3ロール2063の塗装切り替えは、金属帯4の裏面の下塗りに用いる塗料を変更するとき等に行われる。
第1オーブン207及び第1ウォータクエンチ208は、第1コータ206にて下塗りが行われた金属帯4の塗膜を焼き付け及び冷却する設備である。
第1スクイズロール209は、金属帯4の振れを抑えるために、第1ウォータクエンチ208の出側において板幅方向に沿う金属帯4の位置を調節するためのロールである。
第4ブライドルロール210は、第1スクイズロール209の後段にて金属帯4に作用する圧力をコントロールするためのロールである。
第4ステアリングロール211は、金属帯4の振れを抑えるために、第4ブライドルロール210の出側において板幅方向に沿う金属帯4の位置を調節するためのロールである。
第2コータ212は、金属帯4に上塗りを行う設備である。第2コータ212には、第2−1ロール2121(第1表面コータヘッド)、第2−2ロール2122(第2表面コータヘッド)、第2−3ロール2123(第1裏面コータヘッド)、第2−4ロール2124(第2裏面コータヘッド)、第2−5ロール2125(第1オフセットロール)、第2−6ロール2126(第2オフセットロール)及び第2−7ロール2127(リフタロール)が設けられている。第2−1ロール2121及び第2−2ロール2122は金属帯4の表面に塗装を行い、第2−3ロール2123及び第2−4ロール2124は金属帯4の裏面に塗装を行う。第2−5ロール2125及び第2−6ロール2126は、上下動可能に設けられたロールであり、第2−1ロール2121及び第2−2ロール2122のアプリケータロールと金属帯4との接触面の領域を調整するためのものである。第2−7ロール2127は、上下動可能に設けられたロールであり、金属帯4に対する第2−3ロール2123及び第2−4ロール2124のニップ圧を調整して膜厚をコントロールするためのものである。
第2−1ロール2121による塗装が行われるときは第2−2ロール2122による塗装が行われず、第2−2ロール2122による塗装が行われるときは第2−1ロール2121による塗装が行われない。
同様に、第2−3ロール2123による塗装が行われるときは第2−4ロール2124による塗装が行われず、第2−4ロール2124による塗装が行われるときは第2−3ロール2123による塗装が行われない。
これら第2−1ロール2121及び第2−2ロール2122の塗装切り替え、並びに第2−3ロール2123及び第2−4ロール2124の塗装切り替えは、金属帯4の上塗り用いる塗料を変更するとき等に行われる。
第2オーブン213及び第2ウォータクエンチ214は、第2コータ212にて塗装が行われた金属帯4の塗膜を焼き付け及び冷却する設備である。
第2スクイズロール215は、金属帯4の振れを抑えるために、第2ウォータクエンチ214の出側において板幅方向に沿う金属帯4の位置を調節するためのロールである。
第5ブライドルロール216は、第2スクイズロール215の後段にて金属帯4に作用する張力をコントロールするためのロールである。
テンションレベラー217は、塗装及び焼き付けが施された後の金属帯4に伸びを与えて形状を矯正する装置である。図4に示すように、テンションレベラー217には、伸長ロールセクション220と矯正ロールセクション230と上フレーム240とが設けられている。
伸長ロールセクション220には、第1上側伸長ロール221、第1下側伸長ロール222、第2上側伸長ロール223及び第2下側伸長ロール224が設けられている。第1上側伸長ロール221及び第2上側伸長ロール223は、図示しないアクチュエータにより上下動可能に設けられている。第1下側伸長ロール222及び第2下側伸長ロール224の上端位置(金属帯4の通板位置)に対する第1上側伸長ロール221及び第2上側伸長ロール223の押込み量が調節されることで、金属帯4に付与される伸びの強さが調節される。
矯正ロールセクション230には、金属帯4の下方に配置された一対のサポートロール231,232と、金属帯4の上方に配置された矯正ロール233とが設けられている。矯正ロール233は、図示しないアクチュエータにより上下動可能に設けられている。サポートロール231,232の上端位置(金属帯4の通板位置)に対する矯正ロール233の押込み量が調節されることで、金属帯4の反りを矯正する強さが調節される。
上フレーム240は、第1上側伸長ロール221、第2上側伸長ロール223及び矯正ロール233を軸支する支持部材である。上フレーム240は、金属帯4の通板方向に沿う一端に設けられたヒンジ241を中心に回動可能に設けられている。金属帯4の通板方向に沿う上フレーム240の他端にはロック体242が設けられており、ロック体242によって上フレーム240の回動が規制され得る。通常、ロック体242により上フレーム240の回動が規制されており、例えば第1上側伸長ロール221、第2上側伸長ロール223及び矯正ロール233のメンテナンス等の特定時にロック体242による回動規制が解除される。
第6ブライドルロール218は、テンションレベラー217の後段にて金属帯4に調質圧延を行うロールである。
これら前処理設備200、第2ステアリングロール201、ケミコータ202、乾燥炉203、第3ブライドルロール204、第3ステアリングロール205、第1コータ206、第1オーブン207、第1ウォータクエンチ208、第1スクイズロール209、第4ブライドルロール210、第4ステアリングロール211、第2コータ212、第2オーブン213、第2ウォータクエンチ214、第2スクイズロール215、第5ブライドルロール216、テンションレベラー217及び第6ブライドルロール218は、中央セクション2の主機である。
中央セクション2の主機には、中央セクション2の主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び中央セクション2の主機を冷却する冷却ファンを含む中央補機が付属されている。
中央補機は、
第2ステアリングロール201に油圧を供給する第1中央油圧ポンプ201a、
第3ステアリングロール205に油圧を供給する第2中央油圧ポンプ205a、
第1コータ206の各ロール2061〜2064と第2コータ212の各ロール2121〜2127とに油圧を供給する第3中央油圧ポンプ206a、
第3中央油圧ポンプ206aと同じ対象(第1コータ206の各ロール2061〜2064と第2コータ212の各ロール2121〜2127と)に油圧を供給する第4中央油圧ポンプ206b、
第1スクイズロール209に油圧を供給する第5中央油圧ポンプ209a、
第4ステアリングロール211に油圧を供給する第6中央油圧ポンプ211a、
第2スクイズロール215に油圧を供給する第7中央油圧ポンプ215a、
第5ブライドルロール216の主駆動モータを冷却する第1中央冷却ファン216a、
第6ブライドルロール218の主駆動モータを冷却する第2中央冷却ファン218a、並びに
テンションレベラー217において上下動可能に設けられた第1上側伸長ロール221、第2上側伸長ロール223及び矯正ロール233に油圧を供給する第1〜第3T/L油圧ポンプ221a,223a,233a(図4参照)
を含んでいる。
上述のように、第3及び第4中央油圧ポンプ206a,206bは、ともに第1コータ206の各ロール2061〜2064と第2コータ212の各ロール2121〜2127とに油圧を供給する。第3中央油圧ポンプ206aは、第1及び第2コータ206,212の負荷に拘わらず稼働されるマスターポンプとしての役割を有している。第4中央油圧ポンプ206bは、例えば使用されるコータヘッドが切り替えられる時等の第1及び第2コータ206,212の負荷が大きい時に稼働される補助ポンプとしての役割を有している。
中央補機には、補機制御手段5が接続される。以下説明するように、補機制御手段5は中央補機の動作を制御する。
<中央補機の動作停止>
補機制御手段5は、中央動作不要条件が満たされたと判定した場合に中央補機の動作を停止させる。中央動作不要条件は、以下の(1)及び(2)の両方が満たされた場合に満たされる。但し、中央動作不要条件としては、他の構成を採ることもできる。
(1)入側セクション1においてウェルダー102によりスレ材の尾端に金属帯4の先端が溶接されたことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(2)中央セクション2での通板が停止されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
中央動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される中央補機は、中央セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び中央セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方である。本実施の形態では、ともに第1及び第2コータ206,212に油圧を供給する第3及び第4中央油圧ポンプ206a,206bのうちの第3中央油圧ポンプ206a(マスターポンプ)を除いて、すべての中央補機が動作停止される。第3中央油圧ポンプ206aは、中央動作不要条件が満たされたと判定されたときでも動作が維持される。但し、第3中央油圧ポンプ206aの動作を停止することもできる。また、中央動作不要条件が満たされたと判定された場合でも、一部の中央補機の動作を維持してもよい。
<中央特別制御(1)>
補機制御手段5は、中央補機の動作を停止させた後に、以下の(1)〜(4)のいずれかの条件が満たされた場合に、第4中央油圧ポンプ206bの動作を再開させる。これは、色替え中の付帯作業の利便性を考慮したものである。このとき、第3中央油圧ポンプ206a(マスターポンプ)の動作は維持されている。
(1)第1及び第2コータ206,212に含まれる複数のリフタロール(第1−4ロール2064及び第2−7ロール2127)の少なくとも1つが上昇又は下降された。
(2)第1及び第2コータ206,212に含まれる複数の表面コータヘッド(第1−1ロール2061,第2−1ロール2121及び第2−2ロール2122)の少なくとも1つが塗装位置に移動された。
(3)第1及び第2コータ206,212に含まれる複数のオフセットロール(第2−5ロール2125及び第2−6ロール2126)の少なくとも1つにより金属帯4が変位された。
(4)第1コータ206に含まれる複数の裏面コータヘッド(第1−2ロール2062及び第1−3ロール2063並びに第2−3ロール2123及び第2−4ロール2124)の少なくとも1つが上昇された。
補機制御手段5は、作業者によるレバー操作に基づいて、これらの条件が満たされたか否かを判定することができる。
<中央特別制御(2)>
また、補機制御手段5は、中央補機の動作を停止させた後に、金属帯4の同じ面に塗装を行うロールの切り替えが行われたときに、第4中央油圧ポンプ206bの動作を再開させる。このとき、第3中央油圧ポンプ206a(マスターポンプ)の動作は維持されている。
具体的には、
第1−2ロール2062及び第1−3ロール2063の切り替えが行われるか、
第2−1ロール2121及び第2−2ロール2122の切り替えが行われるか、又は
第2−3ロール2123及び第2−4ロール2124の切り替えが行われた際に、補機制御手段5は、複数の油圧ポンプの少なくとも一部の動作を再開させる。
補機制御手段5は、各ロール2062,2063,2121,2122,2123,2124の位置を監視することで、これらの条件が満たされたか否かを判定することができる。
<中央特別制御(3)(TLV特別制御)>
補機制御手段5は、中央補機の動作を停止させた後に、以下の(1)〜(4)のいずれかの条件が満たされた場合に、第1〜第3T/L油圧ポンプ221a,223a,233aの少なくとも一部の動作を再開させる。
(1)第1上側伸長ロール221が金属帯4に触れる位置まで下げられた。
(2)第2上側伸長ロール223が金属帯4に触れる位置まで下げられた。
(3)矯正ロール233が金属帯4に触れる位置まで下げられた。
(4)上フレーム240の回動規制が解除された。
補機制御手段5は、作業者によるレバー操作に基づいて、これらの条件が満たされたか否かを判定することができる。
<出側セクション>
次に、図5は、図1の出側セクション3の構成を示す説明図である。出側セクション3には、出側ルーパー300、第5ステアリングロール301、第7ブライドルロール302、フィルムラミネータ303、エキジットシャー304及びテンションリール305が設けられている。
出側ルーパー300は、入側ルーパー104と同様に金属帯4の搬送長を調節する装置である。出側ルーパー300による搬送長調節が行われることで、後述のエキジットシャー304による金属帯4の切断時等において、出側ルーパー300に金属帯4をためることが可能とされる。
第5ステアリングロール301は、金属帯4の振れを抑えるために、出側ルーパー300の出側において板幅方向に沿う金属帯4の位置を調節するためのロールである。
第7ブライドルロール302は、第5ステアリングロール301の後段にて金属帯4に作用する張力をコントロールするロールである。
フィルムラミネータ303は、第7ブライドルロール302の後段に配置されており、フィルムコイル3030から払い出された保護フィルム3031を金属帯4の表面に貼り付ける装置である。フィルムラミネータ303には、アクチュエータにより上下動可能な貼付ロール3032が設けられている。貼付ロール3032が金属帯4に対して圧下されているときに、保護フィルム3031が金属帯4に貼り付けられる。金属帯4への貼付ロール3032の圧下及び貼付ロール3032の回転は、ラミネータ制御装置3033によって制御される。
エキジットシャー304は、フィルムラミネータ303の後段に配置されており、金属帯4を所定長さに切断する装置である。エキジットシャー304による金属帯4の切断が行われるとき、エキジットシャー304において金属帯4の搬送が止められる。
テンションリール305は、エキジットシャー304の後段に配置されており、エキジットシャー304を通過した金属帯4をコイル状に巻き取るリール体である。テンションリール305に一定量の金属帯4が巻き取られたとき、エキジットシャー304による金属帯4の切断が行われる。テンションリール305からの金属帯コイルの抜き取り及び搬送は、図示しないコイルカーによって行われる。
これら出側ルーパー300、第5ステアリングロール301、第7ブライドルロール302、フィルムラミネータ303、エキジットシャー304及びテンションリール305は、出側セクション3の主機である。
出側セクション3の主機には、出側セクション3の主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び出側セクション3の主機を冷却する冷却ファンを含む出側補機が付属されている。
出側補機は、
出側セクション3の主機全体に油圧を供給する少なくとも1つの第1出側油圧ポンプ3a、
出側ルーパー300の駆動モータを冷却する第1出側冷却ファン300a、
第1出側油圧ポンプ3aに接続されるとともに第5ステアリングロール301に油圧を供給する第2出側油圧ポンプ301a、
第1出側油圧ポンプ3aに接続されるとともにテンションリール305に油圧を供給する第3出側油圧ポンプ305a及び
テンションリール305を冷却する第2出側冷却ファン305b
を含む。
出側補機には、補機制御手段5が接続される。以下説明するように、補機制御手段5は出側補機の動作を制御する。
<出側補機の動作停止>
補機制御手段5は、出側動作不要条件が満たされたと判定した場合に出側補機の動作を停止させる。出側動作不要条件は、以下の(1)〜(4)のすべてが満たされた場合に満たされる。但し、出側動作不要条件としては、他の構成を採ることもできる。
(1)入側セクション1においてウェルダーによりスレ材の尾端に金属帯の先端が溶接されたことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(2)中央セクション2及び出側セクション3での通板が停止されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(3)テンションリール305及び出側ルーパー300にて金属帯4に張力が付加されていないことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(4)テンションリール305の近傍の所定位置に金属帯コイルを搭載していないコイルカーが位置していることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
出側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される出側補機は、出側セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び出側セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方である。本実施の形態では、すべての出側補機が動作停止される。但し、出側動作不要条件が満たされたと判定された場合でも、一部の出側補機の動作を維持してもよい。
<出側特別制御(1)>
補機制御手段5は、出側補機の動作を停止させた後に、以下の(1)及び(2)のいずれかの条件が満たされた場合、出側補機の動作を再開させる。
(1)テンションリール305から外された金属帯コイルのコイルカーによる昇降が行われた。
(2)コイルカーが移動された。
<出側特別制御(2)(ラミネートロール省エネ)>
ラミネータ制御装置3033は、
金属帯4への貼付ロール3032の圧下開始操作が行われた場合、貼付ロール3032の回転を開始させるとともに貼付ロール3032の回転速度を金属帯4の通板速度に同調させた上で貼付ロール3032を金属帯4に対して圧下し、
金属帯4からの貼付ロール3032の解放操作が行われた場合、貼付ロール3032を解放限まで変位させた上で貼付ロール3032の回転を停止させる。
ラミネータ制御装置3033は、作業者によるレバー操作に基づいて、圧下開始操作及び解放操作が行われたか否かを判定することができる。ラミネータ制御装置3033の制御動作は、上述の出側動作不要条件が満たされていない時に行われる。
このような塗装金属帯製造設備では、入側動作不要条件、中央動作不要条件又は出側動作不要条件が満たされたと判定された場合に入側補機、中央補機又は出側補機の動作が停止されるので、補機で消費されるエネルギを抑え、塗装金属帯の製造コストを低減できる。
また、入側動作不要条件は、以下の(1)〜(6)のすべてが満たされた場合に満たされるので、より確実に入側補機の動作が不要と考えられるときに入側補機で消費されるエネルギを抑えることができる。
(1)入側セクション1においてウェルダー102によりスレ材の尾端に金属帯の先端が溶接されたことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(2)入側セクション1及び中央セクション2での通板が停止されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(3)第1及び第2ペイオフリール100,101の両方に金属帯コイルが挿入されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(4)第1及び第2ペイオフリール100,101の両方並びに入側ルーパー104にて金属帯4に張力が付加されていないことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(5)第1及び第2ペイオフリール100,101の両方の回転が停止していることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(6)ウェルダー102に金属帯4又はスレ材が存在していることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
さらに、入側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される入側補機は、入側セクション1の主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び入側セクション1の主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方であるので、より確実に補機で消費されるエネルギを抑え、塗装金属帯の製造コストを低減できる。
さらにまた、補機制御手段5は、入側補機の動作を停止させた後に、以下の(1)〜(3)のいずれかの条件が満たされた場合に、入側補機の動作を再開させるので、補機で消費されるエネルギを抑えつつ、コイル配替をスムーズに行うことができる。
(1)第1及び第2ペイオフリール100,101のいずれか一方に金属帯コイルを挿入するためのコイルカーが移動された。
(2)コイルカーによる金属帯コイルの昇降が行われた。
(3)第1及び第2ペイオフリール100,101のいずれか一方に挿入された金属帯コイルの先端をすくい取る口出し装置が昇降された。
さらに、補機制御手段5は、以下の(1)及び(2)の両方が満たされた場合に中央動作不要条件が満たされたと判定し中央補機の動作を停止させるので、より確実に中央補機の動作が不要と考えられるときに中央補機で消費されるエネルギを抑えることができる。
(1)入側セクション1においてウェルダー102によりスレ材の尾端に金属帯4の先端が溶接されたことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(2)中央セクション2での通板が停止されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
さらにまた、中央動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される中央補機は、中央セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び中央セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含むので、より確実に補機で消費されるエネルギを抑え、塗装金属帯の製造コストを低減できる。
また、補機制御手段5は、中央補機の動作を停止させた後に、以下の(1)〜(4)のいずれかの条件が満たされた場合に、第4中央油圧ポンプ206bの動作を再開させるので、補機で消費されるエネルギを抑えつつ、色替え中の付帯作業の利便性を向上できる。
(1)第1及び第2コータ206,212に含まれる複数のリフタロール(第1−4ロール2064及び第2−7ロール2127)の少なくとも1つが上昇又は下降された。
(2)第1及び第2コータ206,212に含まれる複数の表面コータヘッド(第1−1ロール2061,第2−1ロール2121及び第2−2ロール2122)の少なくとも1つが塗装位置に移動された。
(3)第1及び第2コータ206,212に含まれる複数のオフセットロール(第2−5ロール2125及び第2−6ロール2126)の少なくとも1つにより金属帯4が変位された。
(4)第1コータ206に含まれる複数の裏面コータヘッド(第1−2ロール2062及び第1−3ロール2063並びに第2−3ロール2123及び第2−4ロール2124)の少なくとも1つが上昇された。
さらに、補機制御手段5は、中央補機の動作を停止させた後に、金属帯4の同じ面に塗装を行うロールの切り替えが行われたときに、第4中央油圧ポンプ206bの動作を再開させるので、補機で消費されるエネルギを抑えつつ、コータヘッドの変更を円滑に行うことができる。
さらにまた、補機制御手段5は、中央補機の動作を停止させた後に、以下の(1)〜(4)のいずれかの条件が満たされた場合に、第1〜第3T/L油圧ポンプ221a,223a,233aの少なくとも一部の動作を再開させるので、補機で消費されるエネルギを抑えつつ、テンションレベラー217での作業を円滑に行うことができる。
(1)第1上側伸長ロール221が金属帯4に触れる位置まで下げられた。
(2)第2上側伸長ロール223が金属帯4に触れる位置まで下げられた。
(3)矯正ロール233が金属帯4に触れる位置まで下げられた。
(4)上フレーム240の回動規制が解除された。
補機制御手段5は、作業者によるレバー操作に基づいて、これらの条件が満たされたか否かを判定することができる。
また、出側動作不要条件は、以下の(1)〜(4)のすべてが満たされた場合に満たされるので、より確実に出側補機の動作が不要と考えられるときに出側補機で消費されるエネルギを抑えることができる。
(1)入側セクション1においてウェルダーによりスレ材の尾端に金属帯の先端が溶接されたことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(2)中央セクション2及び出側セクション3での通板が停止されていることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(3)テンションリール305及び出側ルーパー300にて金属帯4に張力が付加されていないことを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
(4)テンションリール305の近傍の所定位置に金属帯コイルを搭載していないコイルカーが位置していることを確認する信号が補機制御手段5に入力されている。
さらに、出側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される出側補機は、出側セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び出側セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含むので、より確実に補機で消費されるエネルギを抑え、塗装金属帯の製造コストを低減できる。
さらにまた、出側補機の動作を停止させた後に、以下の(1)及び(2)のいずれかの条件が満たされた場合、出側補機の動作を再開させるので、補機で消費されるエネルギを抑えつつ、テンションリール305周辺での作業をより円滑に行うことができる。
(1)テンションリール305から外された金属帯コイルのコイルカーによる昇降が行われた。
(2)コイルカーが移動された。
また、ラミネータ制御装置3033は、金属帯4への貼付ロール3032の圧下開始操作が行われた場合、貼付ロール3032の回転を開始させるとともに貼付ロール3032の回転速度を金属帯4の通板速度に同調させた上で貼付ロール3032を金属帯4に対して圧下し、金属帯4からの貼付ロール3032の解放操作が行われた場合、貼付ロール3032を解放限まで変位させた上で貼付ロール3032の回転を停止させるので、フィルムラミネータ303で消費されるエネルギを抑え、塗装金属帯の製造コストを低減できる。すなわち、従来装置では、貼付ロール3032が常に回転されており、貼付ロール3032でエネルギが浪費されている。これに対して、金属帯4へのフィルムラミネータ303の貼付けが不要であると考えられるときに貼付ロール3032の回転を停止させることで、貼付ロール3032でのエネルギの浪費を防ぐことができる。また、貼付ロール3032の回転速度を金属帯4の通板速度に同調させた上で貼付ロール3032を金属帯4に圧下させるので、貼付ロール3032の回転を停止させた後、金属帯4へのフィルムラミネータ303の貼付けを円滑に再開できる。
1 入側セクション
100,101 第1及び第2ペイオフリール(入側主機)
102 ウェルダー(入側主機)
103 第1ブライドルロール(入側主機)
104 入側ルーパー(入側主機)
105 第1ステアリングロール(入側主機)
106 第2ブライドルロール(入側主機)
1a 第1入側油圧ポンプ(入側補機)
100a 第2入側油圧ポンプ(入側補機)
100b 第1入側冷却ファン(入側補機)
101a 第3入側油圧ポンプ(入側補機)
101b 第2入側冷却ファン(入側補機)
104a 入側冷却ファン(入側補機)
105a 入側油圧ポンプ(入側補機)
2 中央セクション
200 前処理設備(中央主機)
201 第2ステアリングロール(中央主機)
202 ケミコータ(中央主機)
203 乾燥炉(中央主機)
204 第3ブライドルロール(中央主機)
205 第3ステアリングロール(中央主機)
206 第1コータ(中央主機)
207 第1オーブン(中央主機)
208 第1ウォータクエンチ(中央主機)
209 第1スクイズロール(中央主機)
210 第4ブライドルロール(中央主機)
211 第4ステアリングロール(中央主機)
212 第2コータ(中央主機)
213 第2オーブン(中央主機)
214 第2ウォータクエンチ(中央主機)
215 第2スクイズロール(中央主機)
216 第5ブライドルロール(中央主機)
217 テンションレベラー(中央主機)
218 ブライドルロール(中央主機)
220 伸長ロールセクション
221 第1上側伸長ロール
222 第1下側伸長ロール
223 第2上側伸長ロール
224 第2下側伸長ロール
230 矯正ロールセクション
231,232 サポートロール
233 矯正ロール
201a 第1中央油圧ポンプ(中央補機)
205a 第2中央油圧ポンプ(中央補機)
206a 第3中央油圧ポンプ(中央補機)
206b 第4中央油圧ポンプ(中央補機)
209a 第5中央油圧ポンプ(中央補機)
211a 第6中央油圧ポンプ(中央補機)
212a 第6中央油圧ポンプ(中央補機)
215a 第7中央油圧ポンプ(中央補機)
216a 第1中央冷却ファン(中央補機)
218a 第2中央冷却ファン(中央補機)
221a,223a,233a 第1〜第3T/L油圧ポンプ(中央補機)
3 出側セクション
300 出側ルーパー(出側主機)
301 第5ステアリングロール(出側主機)
302 第7ブライドルロール(出側主機)
303 フィルムラミネータ(出側主機)
3032 貼付ロール
3033 ラミネータ制御装置
304 エキジットシャー(出側主機)
305 テンションリール(出側主機)
3a 第1出側油圧ポンプ(出側補機)
300a 第1出側冷却ファン(出側補機)
301a 第2出側油圧ポンプ(出側補機)
305a 第3出側油圧ポンプ(出側補機)
305b 第2出側冷却ファン(出側補機)
4 金属帯
5 補機制御手段

Claims (11)

  1. ペイオフリールから金属帯を払い出す入側セクションと、前記入側セクションの後段に設けられて前記金属帯に化成処理を施した上で塗装及び焼き付けを行う中央セクションと、前記中央セクションの後段に設けられて塗装が施された前記金属帯をテンションリールに巻き取る出側セクションとを含む塗装金属帯製造設備であって、
    前記入側セクションの主機に付属する入側補機に接続されるとともに、前記入側セクションの主機の動作が不要と判断される入側動作不要条件が満たされるか否かを判定し、前記入側動作不要条件が満たされたと判定した場合に前記入側補機の動作を停止させる補機制御手段
    を備え
    前記入側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される前記入側補機は、前記入側セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び前記入側セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする塗装金属帯製造設備。
  2. 前記入側動作不要条件は、
    前記入側セクションにおいてウェルダーによりスレ材の尾端に前記金属帯の先端が溶接されたことを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記入側セクション及び前記中央セクションでの通板が停止されていることを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記ペイオフリールに金属帯コイルが挿入されていることを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記ペイオフリール及び入側ルーパーにて前記金属帯に張力が付加されていないことを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記ペイオフリールの回転が停止していることを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記ウェルダーに前記金属帯又は前記スレ材が存在していることを確認する信号が前記補機制御手段に入力され
    ている場合に満たされる
    ことを特徴とする請求項1記載の塗装金属帯製造設備。
  3. 前記補機制御手段は、前記入側補機の動作を停止させた後に、
    前記ペイオフリールに金属帯コイルを挿入するためのコイルカーが移動されたか、
    前記コイルカーによる前記金属帯コイルの昇降が行われたか、又は
    前記ペイオフリールに挿入された金属帯コイルの先端をすくい取る口出し装置が昇降された場合に、
    前記入側補機の動作を再開させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗装金属帯製造設備。
  4. ペイオフリールから金属帯を払い出す入側セクションと、前記入側セクションの後段に設けられて前記金属帯に化成処理を施した上で塗装及び焼き付けを行う中央セクションと、前記中央セクションの後段に設けられて塗装が施された前記金属帯をテンションリールに巻き取る出側セクションとを含む塗装金属帯製造設備であって、
    前記中央セクションの主機に付属する中央補機に接続されるとともに、前記中央セクションの主機の動作が不要と判断される中央動作不要条件が満たされるか否かを判定し、前記中央動作不要条件が満たされたと判定した場合に前記中央補機の動作を停止させる補機制御手段
    を備え
    前記中央動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される前記中央補機は、前記中央セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び前記中央セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする塗装金属帯製造設備。
  5. 前記中央動作不要条件は、
    前記入側セクションにおいてウェルダーによりスレ材の尾端に前記金属帯の先端が溶接されたことを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記中央セクションでの通板が停止されていることを確認する信号が前記補機制御手段に入力され
    ている場合に満たされる
    ことを特徴とする請求項記載の塗装金属帯製造設備。
  6. 前記中央セクションには、前記金属帯の同じ面に塗装を行う複数のコータが設けられており、
    前記中央補機は、ともに前記複数のコータのロールに油圧を供給する複数の油圧ポンプを含んでおり、
    前記複数の油圧ポンプの一部は、前記中央動作不要条件が満たされたと判定されたときでも動作が停止され、前記複数の油圧ポンプの残部は、前記中央動作不要条件が満たされたと判定されたときでも動作が維持され、
    前記補機制御手段は、前記中央補機の動作を停止させた後に、
    前記複数のコータに含まれる複数のリフタロールの少なくとも1つが上昇若しくは下降されるか、
    前記複数のコータに含まれる複数の表面コータヘッドの少なくとも1つが塗装位置に移動されるか、
    前記複数のコータに含まれる複数のオフセットロールの少なくとも1つにより前記金属帯が変位されるか、又は
    前記複数のコータに含まれる複数の裏面コータヘッドの少なくとも1つが上昇された場合に
    前記複数の油圧ポンプの一部の動作を再開させる
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の塗装金属帯製造設備。
  7. 前記中央セクションには、前記金属帯の同じ面に塗装を行う複数のコータが設けられており、
    前記中央補機は、ともに前記複数のコータのロールに油圧を供給する複数の油圧ポンプを含んでおり、
    前記複数の油圧ポンプの一部は、前記中央動作不要条件が満たされたと判定されたときでも動作が停止され、前記複数の油圧ポンプの残部は、前記中央動作不要条件が満たされたと判定されたときでも動作が維持され、
    前記補機制御手段は、前記中央補機の動作を停止させた後に、
    前記金属帯の同じ面に塗装を行うロールの切り替えが行われたときに、
    前記複数の油圧ポンプの一部の動作を再開させる
    ことを特徴とする請求項から請求項までのいずれか一項に記載の塗装金属帯製造設備。
  8. 前記中央セクションの主機は、塗装及び焼き付けが施された後の前記金属帯に伸びを与えて形状を矯正するテンションレベラーを含んでおり、
    前記中央補機は、前記テンションレベラーに油圧を供給する複数のT/L油圧ポンプを含んでおり、
    前記補機制御手段は、前記中央補機の動作を停止させた後に、
    前記テンションレベラーの伸長ロールが前記金属帯に触れる位置まで下げられるか、
    前記テンションレベラーの矯正ロールが前記金属帯に触れる位置まで下げられるか、又は
    前記伸長ロール及び矯正ロールを軸支する支持部材の回動規制が解除された場合に、
    前記複数のT/L油圧ポンプの少なくとも一部の動作を再開させる
    ことを特徴とする請求項から請求項までのいずれか一項に記載の塗装金属帯製造設備。
  9. ペイオフリールから金属帯を払い出す入側セクションと、前記入側セクションの後段に設けられて前記金属帯に化成処理を施した上で塗装及び焼き付けを行う中央セクションと、前記中央セクションの後段に設けられて塗装が施された前記金属帯をテンションリールに巻き取る出側セクションとを含む塗装金属帯製造設備であって、
    前記出側セクションの主機に付属する出側補機に接続されるとともに、前記出側セクションの主機の動作が不要と判断される出側動作不要条件が満たされるか否かを判定し、前記出側動作不要条件が満たされたと判定した場合に前記出側補機の動作を停止させる補機制御手段
    を備え
    前記出側動作不要条件が満たされたと判定されたときに動作が停止される前記出側補機は、前記出側セクションの主機に油圧を供給する油圧ポンプ及び前記出側セクションの主機を冷却する冷却ファンの少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする塗装金属帯製造設備。
  10. 前記出側動作不要条件は、
    前記入側セクションにおいてウェルダーによりスレ材の尾端に前記金属帯の先端が溶接されたことを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記中央セクション及び前記出側セクションでの通板が停止されていることを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記テンションリール及び出側ルーパーにて前記金属帯に張力が付加されていないことを確認する信号が前記補機制御手段に入力され、
    前記テンションリールの近傍の所定位置に金属帯コイルを搭載していないコイルカーが位置していることを確認する信号が前記補機制御手段に入力され
    ている場合に満たされる
    ことを特徴とする請求項記載の塗装金属帯製造設備。
  11. 前記補機制御手段は、前記出側補機の動作を停止させた後に、
    前記テンションリールから外された金属帯コイルのコイルカーによる昇降が行われるか、又は
    前記コイルカーが移動された場合に、
    前記出側補機の動作を再開させる
    ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の塗装金属帯製造設備。
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