JP3774811B2 - 高速プレスの薄板用コイル材供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はアンコイラーにコイル状に巻かれたコイル材を矯正して、プレスに供給するコイル材供給装置であり、特に近年のプレス高速化とあいまって、コイル形状の幅が比較的に広く、且つ板厚が薄い材料に対応して、安定した供給ができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高速度で薄板を供給する装置は諸般の事情で専用化された技術として未だ確立されていないのが実情である。
例えば、図4に示したように、アンコイラー101から巻きほぐされたコイル102が、レベラー103で矯正された後、ガイド104によってS字状にループ105を形成し、水平案内部106を経て、ロールフィーダー(図示なし)によってプレス(図示なし)に供給される。この際、現状ではコイル厚が0.2〜0.6mmの範囲で常用されている。
【0003】
したがって、前記常用される範囲においてはプレス高速化に十分対応はしているものの、よりコイル厚の薄い材料(0.2mm以下)、0.15mm〜0.1mmと極薄い板厚となると種々問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、S字ループ105の後半部分107でのループ形成が大きくなりすぎ、バタツキが激しく、特に立ちあがり時には材料がアオリ気味に変形し、供給が殆ど不可能な状態になる。
【0005】
さらには、レベラー103は極薄板対応とするには微妙なギャップ調整を強いられるばかりか、必要以上の精度が要求され、レベラー自体高価になる。
【0006】
また、アンコイラー101とレベラー103との間にはループコントロール108が設けられるが、これも、もともとはピンチロールの加圧力を強くすると材料に悪影響を及ぼし、極薄板対応でないため、コイル102の腰折れや片伸びが生じるなどの不具合がある。
【0007】
本発明は上述のような実情に鑑みなされたもので、プレス高速化、コイル材の極薄化の対応策として、従来の共用もしくは延長線上で解決し得ない点を改め、専用の供給装置とし、コイル材を安定してプレスに供給することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はアンコイラーにコイル状に巻かれたコイル材を矯正して、プレスに供給するコイル材供給装置であって、コイル材を供給するアンコイラーと、該アンコイラーから巻きほぐされたコイル材を巻き掛けするダンパーロールと、コイル材に局部的加圧せずテークアップする少なくとも一対から成るウレタンロールと押えロールで構成され、該ウレタンロールと押えロールでコイル材の巻きぐせを矯正した後、U字状にループ成させ、水平に移行してロールフィーダーに供給することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
したがって、本発明によれば、アンコイラーから巻きほぐされたコイル材はダンパーロールによって上下位置をコントロールされ、プレスの高速回転で生じるショックが緩和され、ウレタンロールと押えロールの間を通過する際に矯正され、その巻きぐせのあるコイル材が平坦化されて、U字状ループ部分で小さい曲率半径でループ形成し、安定してロールフィーダーでプレスに供給される。
【0010】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面にもとづき説明する。図1において、1はアンコイラーで駆動装置は無く、後述の別の駆動装置で巻きほぐされるコイル材2によりアンコイラードラム3が従動回転される。4は該ドラム3に取付けられたブレーキで、電空レギュレータによるアナログ制御がなされる。
【0011】
5はダンパーロールで、前記巻きほぐされたコイル材2を周接支持すると共に自ら回転自在で、立設するコラム6に設けたガイド7に沿ってスライド可能な軸受8を有す。9は該軸受8をその先端金具で連結しピストンを伸縮させ上下に摺動させるエアーシリンダである。該エアーシリンダ9はアナログ信号でダンパーの強さ及び上下位置をコントロールできる機能を有する。
【0012】
10はウレタンロールで極力大径のものを使用し、前記ダンパーロール5の後に、昇降フレーム11に軸支され、インバーターモーターによる可変速駆動部を有すると共に、押えロール12と一対構成となっている。
【0013】
昇降フレーム11は手動ハンドル付の減速機駆動ジャッキ13により、本体フレーム14のガイド15に沿って上下摺動可能である。16は前記押えロール12の押付力を調節するねじ機構である。
【0014】
前記ウレタンロール10と押えロール12との間に狭持されたコイル材2は後方に伸び、U字状のループ17を形成し、次いで水平に伸びてロールフィーダー18へ送られる。19はU字状ループ形成域内に設けられ、ループ形状を非接触検知しコントロールするアナログセンサーである。
【0015】
前記ロールフィーダー18はプレス(図示なし)の回転数に同調して、高速間欠送りが可能で、ACサーボ駆動部、入口ガイド部、出口案内プレート部などを有する。
【0016】
なお本発明の装置は図外の制御盤面上に配したタッチパネルを使用することにより、例えばプレスの回転数と送り量に応じて、材料の種類すなわち板厚、板幅材質のデータをあらかじめ演算読み込みしておけば、全てタッチパネル上の操作で自動運転できるものである。
【0017】
図2の他の実施例ではコイル材2をアンコイラー1から上出ししてダンパーロール5に送り出す。途中、中間ロール20を介し、第1のウレタンロール21と押えロール22、第2のウレタンロール23と押えロール24を経て上部でU字状ループ17を形成する。他の構成で図1と同じ部品は同一記号を用いて示す。
【0018】
本発明によればアンコイラー1から巻きほぐされるコイル材2はダンパーロール5によって上下位置をコントロールされ、プレスの回転によるショックを緩和されながら、ウレタンロール10と押えロール12の間を通過する際に、該ウレタンロール10と押えロール12との摩擦力の差で生じる矯正力により、巻きぐせのあるコイル材2が平坦化され、上方部で水平に移行する直前に形成されるU字状ループ17部分は、材料固有の性状による最小の曲率半径となり、続いてロールフィーダーへ送られる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の構成は以上のとおりであるから、プレスの回転数が高速であっても、矯正後の薄板コイル材はループ形成部分でバタツクことがなく、プレスに同調し、安定した供給が可能である。
【0020】
さらに、コイル材を矯正するロールは従来のレベラーを使用した高価なロール構成を必要とせず、極薄板を矯正するに足りるウレタンロールを使用した構成であるから極めて経済的である。
【0021】
また、アンコイラーとウレタンロールによる矯正部との間にダンパーロールを設けたことにより、高速送りに伴なうショックを十分吸収し得て、従来のコントロール法で解決し得ない腰折現象を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図3】同上実施例を示す図2の平面図である。
【図4】従来の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1. アンコイラー
2. コイル材
4. ブレーキ
5. ダンパーロール
6. コラム
9. エアーシリンダ
10. ウレタンロール
11. 昇降フレーム
12. 押えロール
17. U字状ループ
18. ロールフィーダー
19. アナログセンサー

Claims (1)

  1. アンコイラーにコイル状に巻かれたコイル材を矯正して、プレスに供給するコイル材供給装置において、コイル材を供給するアンコイラーと、該アンコイラーから巻きほぐされたコイル材を巻き掛けするダンパーロールと、少なくとも一対から成るウレタンロールと押えロールで構成され、該一対から成るロールを昇降フレームに支持して昇降自在にすると共に、前記ウレタンロールと押えロールでコイル材の巻きぐせを矯正した後、U字状にループを形成させ、水平に移行してロールフィーダーに供給することを特徴とする高速プレスの薄板用コイル材供給装置。
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