JP6411421B2 - 散水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、散水栓装置に関するものである。
従来、散水栓装置として、下記特許文献1,2に示すように、平面視矩形の上方開口及び平面視矩形の下方開口を有する散水栓ボックスと、前記上方開口を覆うよう散水栓ボックスに着脱自在に装着される上蓋と、前記下方開口の形状に対応する平面視矩形の底板と、底板の周縁から立ち上がる立ち上がり板部(側枠部)と、底板の上方に散水栓の基部よりも下部を覆う状態で散水栓を固定設置するための中蓋とを備えたものがある。そして,容易な操作で散水ホースを散水栓に対して着脱できる公知の簡易着脱機構(例えば、特許第2666055号公報参照)の継手が散水ホースの開口端と散水栓の吐水口に備わっており、散水栓の吐水口に取り付けた継手には弁体が組み込まれている。
特許第3895973号公報 特許第3895963号公報
例えば、特許第3895973号公報に記載されている散水栓装置70(図11参照)においては、散水栓71の吐水口に取り付けた継手72に散水ホースHの開口端に取り付けた継手(ワンタッチアダプターとも言う)73を接続するよう構成された簡易着脱機構がある。尚、74は、散水栓71にねじ接続される下流部分を有するエルボ部材で、エルボ部材74の上流部分に配管75が接続されている。しかしながら、散水栓71の吐水口は地表面から垂直方向に対して斜め上方に向けられており、散水栓71を、中蓋76の略中央位置に固定設置した場合、すなわち、散水栓71の操作ハンドル77に固着された弁棒の軸線Rが中蓋76の略中心位置にくるよう散水栓の基部よりも下部を散水栓挿通孔hに挿入して散水栓71を固定設置した場合では、ワンタッチアダプター73は図中Jで示す領域を占める程大きく、また、散水栓71の吐水口の先端が散水栓ボックス78の一側側の側壁部Pに近接しすぎることになる。そのために散水栓71に散水ホースHを繋げると、散水ホースHが干渉して上蓋79が閉まらないおそれがあるといった課題があった。
また、特許第3895963号公報に記載されている散水栓装置においては、散水栓の吐水口の先端が散水栓ボックスの一側側の側壁部に近接しすぎないようエルボ部材を介して散水栓を中蓋に固定設置し、それによって、散水栓を中蓋の略中央位置に固定設置した場合よりも散水ホースの上蓋との干渉を緩和したものが開示されている。しかしながら、この公報に記載されている散水栓装置では、エルボ部材を固定するため底板上の所定位置に二つの台座を形成するといった工程が必要であるとともに、ねじを用いてエルボ部材をこれら台座に固定するためエルボ部材の下部両側部に矩形板状の止め座を突出形成するといった工程が必要であり、その分コスト高になるといった課題がある。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであり、(1)水栓に接続可能な市販のエルボ部材に細工を施すことなくそのまま使用しながら、散水栓が中蓋の略中央位置に固定設置されているときよりも散水ホースの上蓋との干渉を緩和できること、(2)不意の衝撃等による水栓支持枠のぐらつき、がたつきを抑制できること、及び(3)エルボ部材を底板内において宙に浮かすことなく前記不意の衝撃等によるエルボ部材のぐらつき、がたつきを抑制できること、並びに(4)エルボ部材の水栓取付側(エルボ部材の下流側円筒部)の外周側を支持して、前記不意の衝撃等により水栓支持枠からエルボ部材がずれたり、水栓支持枠からエルボ部材が外れたりする事態を防止できることを目的とする散水栓装置を提供する。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、底板と、この底板の周部に位置し、少なくとも対向する一対の側壁を有する側枠部と、側枠部内側又は側枠部外側に装着される水栓支持枠と、この水栓支持枠に支持された水栓の側方及び上方を覆うカバー体とを備え、
前記側壁には係止部を設ける一方、前記水栓支持枠には、前記係止部が設けられた側壁と相対する部分に被係止部を設け、
前記係止部と前記被係止部とを係脱可能に、且つ、前記側枠部に対し前記水栓支持枠を位置変更可能に装着してあるとともに、
底板は、水栓に接続されるエルボ部材の配管接続側円筒部を固定するための支持部を備える一方、水栓支持枠を前記側壁又は前記底板側に留具を用いて固定するよう構成されていることを特徴とする散水栓装置を提供する。
また、本願の請求項2に係る発明は、前記係止部が上下方向に延びる複数の突条又は凹溝であり、前記被係止部が上下方向に延びる複数の凹溝又は突条である請求項1に記載の散水栓装置を提供する。
また、本願の請求項3に係る発明は、前記底板は、前記支持部としてのリブを上面に有する請求項1又は請求項2に記載の散水栓装置を提供する。
また、本願の請求項4に係る発明は、前記水栓支持枠は、エルボ部材の水栓取付側の外周側を固定するよう構成されているとともに、水栓をエルボ部材に接続するときにエルボ部材が水栓と共回りするのを防止するため前記支持部とでエルボ部材の前記配管接続側円筒部を挟み込む切欠部を有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の散水栓装置を提供する。
本願の請求項1に係る発明では、底板の周部に位置する側枠部の少なくとも対向する一対の側壁に、係止部を設ける一方、水栓を支持する水栓支持枠には、前記係止部が設けられた側壁と相対する部分に被係止部を設け、更に、前記係止部と前記被係止部とを係脱可能に、且つ、前記側枠部に対し前記水栓支持枠を位置変更可能に装着している。即ち、本願の請求項1に係る発明では、前記係止部と前記被係止部とを係脱可能にしてあることにより、水栓支持枠を側枠部における好ましい位置に容易に装着することができ、従来技術で用いた台座のようなものを設けることなく、水栓支持枠に支持されている水栓を所望の固定位置に設置可能である。また、水栓の吐水口の先端が、水栓支持枠に支持された水栓の側方及び上方を覆うカバー体の一側側の側壁部に近接しすぎないよう水栓位置を水栓支持枠によってフレキシブル(容易に)に動かせるようにすることができるため、水栓が従来のように中蓋の略中央位置に固定設置されているときよりも散水ホースの上蓋との干渉が緩和できる。更に、従来技術で用いる中蓋の幅は、底板を覆う大きさであったが、本願の請求項1に係る発明では、後述する底板の幅(図3に示す、係止部a〜eが設けられている側壁7a,7bの長さg)よりも水栓を支持する水栓支持枠の幅i(図6参照)を小さくすることができ、簡易な構成の水栓支持枠を提供することができる。
また、本願の請求項1に係る発明では、水栓に接続されるエルボ部材の配管接続側円筒部を底板に設けた支持部で固定するように構成することにより、エルボ部材を底板内において宙に浮かすことなく不意の衝撃等によるエルボ部材のぐらつき、がたつきを抑制できる。また、本願の請求項1に係る発明では、水栓支持枠を前記側壁又は前記底板側に留具を用いて固定するよう構成されていることから、前記不意の衝撃等による水栓支持枠のぐらつき、がたつきを確実に回避できる。
本願の請求項2に係る発明では、前記係止部が上下方向に延びる複数の突条又は凹溝であり、前記被係止部が上下方向に延びる複数の凹溝又は突条であることにより、水栓の位置変更が容易である。
本願の請求項3に係る発明では、前記底板は、前記支持部としてのリブを上面に有している。即ち、本願の請求項3に係る発明では、例えばエルボ部材12の配管接続側円筒部(上流側円筒部)12a(図1参照)の下面Rを支持するため底板1の上面1aにそれぞれ前記リブ(例えば支持突起部)14a及び前記リブ(例えば支持突起部)14bを設けることにより、エルボ部材の上流側円筒部12aを前記リブ(例えば支持突起部)14a,14b上に固定でき、エルボ部材が底板内において宙に浮くことを無くすことができ、それによって、前記不意の衝撃等によるエルボ部材のぐらつき、がたつきを抑制できる利点を有する。
本願の請求項4に係る発明では、水栓支持枠は、エルボ部材の水栓取付側(エルボ部材の下流側円筒部)の外周側が固定されるよう構成されている。即ち、本願の請求項4に係る発明では、水栓支持枠3には例えば図1に示すように水栓接続穴40が設けられており、この水栓接続穴40の直下に水栓接続穴40に連通する形で、水栓支持枠3はエルボ部材12の下流側円筒部(エルボ部材の最下流端)12bを支持するための嵌め込み穴41を有している。例えば下流側円筒部12bのエルボ部材12の最下流端部分(外向きフランジ)12cを支持するための嵌め込み穴41を有するとともに、前記嵌め込み穴41が、エルボ部材の最下流端部分12cの外周面に当接する例えば突条42(図5参照)を内周面に有する場合においては、嵌め込み穴41にエルボ部材12の最下流端12cを嵌め込むことによりエルボ部材12の最下流端12cの外周面が突条42によって内周側に強固に圧接され、これにより、前記不意の衝撃等により水栓支持枠3からエルボ部材12がずれたり、水栓支持枠3からエルボ部材12が外れたりする事態を防止できる。
また、本願の請求項4に係る発明では、水栓支持枠が、前記支持部とでエルボ部材の前記配管接続側円筒部12aを挟み込む切欠部を有することから、挟み込まれた状態のエルボ部材に水栓を接続するときにエルボ部材が水栓と共回りするのを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態における要部を切欠いて示す斜視図である。 上記実施形態における底板を示す斜視図である。 上記実施形態における底板を示す平面図である。 図3におけるA−A断面図である。 上記実施形態における水栓支持枠を示す斜視図である。 上記実施形態における水栓支持枠を示す平面図である。 上記実施形態における水栓支持枠を示す底面図である。 (A)及び(B)は、それぞれ、散水ホースが接続される水栓の吐出口を配管挿通穴が設けられている、係止部が形成されていない一方の側壁側に向けた場合の上蓋を開けた状態での上記実施形態を示す斜視図及び平面図である。 上記実施形態を示す構成説明図である。 (A)及び(B)は、散水ホースが接続される水栓の吐出口を配管挿通穴が設けられている、係止部が形成されていない一方の側壁側に対向する位置に設けた他方の側壁側に向けた場合の上蓋を開けた状態での上記実施形態を示す斜視図及び平面図である。 従来例を示す構成説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1〜図10は、底板と側枠部を一体に形成するとともに、水栓支持枠を側枠部内側で位置変更可能に装着してあるとともに、配管挿通穴を係止部が形成されていない側枠部の一方の側壁側にのみ設けた本発明の一実施形態を示す。尚、図8と図10の違いは、散水ホースを係止部が形成されていない一方の側壁側から取り出すか、この一方の側壁側に対向する位置に設けた他方の側壁側から取り出すかの違いによる。
図1〜図10において、散水栓装置Dは、平面視矩形の底板1と、この底板1の周部に位置し、対向する二対の側壁6a,6bおよび7a,7bを有する側枠部2と、側枠部内側に装着される水栓支持枠3と、この水栓支持枠3に支持された水栓(散水栓)4の側方及び上方を覆うカバー体5とを備え、前記二対の側壁6a,6bおよび7a,7bのうち一方の側壁7a及び7bにはそれぞれ複数の係止部a〜dを設ける一方、水栓支持枠3には、前記係止部a〜dが設けられた側壁7a,7bと相対する部分に被係止部11を設け、前記係止部a〜dと前記被係止部11とを係脱可能に、且つ、側枠部2に対し水栓支持枠3を位置変更可能に装着してある。
この実施形態では、側枠部2は、底板1の全周縁から立ち上がる立ち上がり板部で構成されている。そして、側枠部2は、底板1の短手方向(両矢印Sで示す方向)に沿って左右に位置する一対の側壁(一対の対向部分)6a,6bと、底板1の長手方向(両矢印Lで示す方向)に沿って左右に位置する一対の側壁(一対の対向部分)7a,7bとより構成されている。この実施形態では、L方向を底板1の幅方向としており、図3において、fは、S方向に沿う側壁6a,6bの長さ、gは、L方向に沿う側壁7a,7bの長さである(f<g)。尚、S方向を底板1の幅方向としてもよい。そして、一方の側壁6bの中央に上部側から切欠いたU字形の切欠(配管挿通穴)8が設けられている。尚、側枠部と底板を別体に形成してもよい。
前記係止部a〜dはそれぞれ前記側壁7aおよび前記側壁7bの内面に設けられている一方、前記水栓支持枠3には、前記係止部a〜dが設けられた側壁7aと相対する部分並びに、前記係止部a〜dが設けられた側壁7bと相対する部分にそれぞれ被係止部11が設けられている。尚、側壁7aおよび前記側壁7bの外面にそれぞれ係止部a〜dを設け、係止部a〜dが設けられた側壁7aと相対する部分並びに、前記係止部a〜dが設けられた側壁7bと相対する部分にそれぞれ被係止部11を設けてもよい。そして、この実施形態では、前記係止部a〜dが上下方向(側枠部2の高さ方向)に延びる複数の突条であり、これら突条がそれぞれL方向に沿って側枠部7a,7bの内面に所定間隔で配列されている。また、前記被係止部11が上下方向(水栓支持枠3の高さjの方向)に延びる単一の凹溝であり、この凹溝11がL方向に沿う水栓支持枠3の側壁部20,22の外面における中央部に配置されている。この実施形態では、複数の係止部(突条)a〜dと単一の被係止部(凹溝)11とを係脱するようにしている。即ち、水栓支持枠3の側壁部20および22の外面に単一の凹溝11を設け、この単一の凹溝11に、前記側壁7aおよび前記側壁7bの内面に設けた五つの突条a〜dのうちそれぞれ一つ(突条e又は突条b)を係脱させている。図1、図8の場合は、単一の凹溝11に係止部(突条)a〜dのうち一つの係止部(突条)eを係脱させている一方、図10の場合は、単一の凹溝11に係止部(突条)a〜dのうち一つの係止部(突条)bを係脱させており、側枠部2に対し水栓支持枠3を2段階に位置変更可能にしている。
さらに、底板1は、側壁6bに配管挿通穴8を有する。また、底板1は、水栓4に接続されるエルボ部材12の配管接続側円筒部(エルボ部材の上流円筒部分である水平円筒部分)12aを固定するための支持部としての複数のリブ(例えば支持突起部)14aよりなるリブ群T(図3、図10参照)を上面1aの側壁6a側に一体に備えている。また、底板1は、エルボ部材12の配管接続側円筒部12aを固定するための支持部としての複数のリブ(例えば支持突起部)14bよりなるリブ群P(図3、図8参照)を側壁6b側に上面1aに一体に備えている。リブ14aとリブ14bはそれぞれ同一形状であり、図4に示すような断面形状を有するとともに、図3に示すように、リブ14a,14bはそれぞれがS方向に沿った状態で形成されており、L方向に複数列、適宜間隔を有して配置されている。また、リブ14a,14bは中央に湾曲した凹所Wが形成されており、その凹所上面I(図4参照)に、エルボ部材12の配管接続側円筒部12aの下面Rが支持される。即ち、図3に示すように、底板1の上面1aにおいて、側壁6a,6bの中央部を結ぶ配管挿通穴8の軸線Z上で、且つ側壁7a,7bの中心部Yを挟んだ位置に、リブ群T及びPがそれぞれ一体に設けられている。そして、リブ群Pの中心部Mから中心部Yまでの寸法Xよりも、リブ群Tの中心部Nから中心部Yまでの寸法X’を短くして、エルボ部材12の配管接続側円筒部12aの下面Rをリブ群T、リブ群Pのいずれの支持面Iに支持させた場合にも、水栓支持枠3に支持された水栓4の吐水口の先端が、水栓4の側方及び上方を覆うカバー体5の一側側の側壁部に近接しすぎないよう構成されている。
また、図1、図8と図10のいずれにおいても、エルボ部材12の配管接続側円筒部12aに接続されている配管50の下面Uは配管挿通穴8に支持されている(図9参照)。
また、散水栓装置Dは、水栓支持枠3を前記側壁7a,7bの係止部a〜dに留具を用いて固定するよう構成されている。この実施形態では、水栓支持枠3は中空の箱形状で、平面視矩形の上面部33及び平面視矩形の下方開口10を有している。上面部33は中央に水栓設置板部分35を有している。即ち、上面部33は、台座34(図8参照)を介して水栓4が固定設置される水栓設置板部分35と、水栓支持枠3を前記側壁7a及び7bの係止部a〜dにビス等の留具36(図1参照)を用いて固定するため形成されている複数のビス挿通孔37が同じ数(2個)だけ上面部長手方向の左右(S方向)両端部に設けられている左右一対の留具部分38,38とよりなる。この実施形態では、前記留具部分38には、適宜間隔を有してL方向に沿うよう形成された2個のビス挿通孔37が設けられている。水栓設置板部分35は両端の留具部分38,38よりも上方に突出形成されている。尚、水栓設置板部分35を留具部分38,38よりも上方に突出させることなく、水栓設置板部分35と留具部分38,38を同一面に形成してもよい。水栓支持枠3の幅(上面部短手方向の長さ)i(図6参照)は側壁7a,7bの長さg(図3参照)よりも小さく設定されている(i<g)。また、水栓支持枠3の高さjは、係止部a〜dの高さK(図2参照)よりも留具部分38の厚みだけ高く設定されている。一方、係止部aは、L方向に適宜間隔を有して形成された2個のビス孔37aを上面側に備え、残りの係止部b,c,d,eはそれぞれ1個のビス孔を上面側に備えている。図1、図8は、水栓支持枠3が係止部a〜dのうち係止部aにおける図3向かって左のビス孔37aと係止部dのビス孔37aにビス36を用いて固定されている状態を示しており、底板1の上面1aに水栓支持枠3の下面3aが当接している。また、図10は、水栓支持枠3が係止部a〜dのうち係止部aにおける図3向かって右のビス孔37aと係止部cのビス孔37aにビス36を用いて固定されている状態を示している。
水栓支持枠3は、時計回りに四つの側壁部20,21,22,23を有する。対向する一対の側壁部21,23は、前記S方向に沿って左右に対向する状態で位置する。また、対向する一対の側壁部20,22は、L方向に沿って左右に対向する状態で位置する。また、水栓設置板部分35には平面視円形の水栓接続穴40が設けられている。そして、この水栓接続穴40の直下に水栓接続穴40に連通する形で、水栓支持枠3はエルボ部材12の下流側円筒部(エルボ部材の下流円筒部分である鉛直円筒部分)12bを支持するための嵌め込み穴41を有している。この実施形態では、エルボ部材12の下流側円筒部12bの最下流端12cが外向きフランジで形成されている。前記嵌め込み穴41は例えば、外向きフランジ12cの外周面に嵌合自在に当接する複数の上下方向に延びる突条42を内周面に有している。
また、水栓支持枠3は、水栓4をエルボ部材12に接続するときにエルボ部材12が水栓4と共回りするのを防止するため支持部14a又は14bとでエルボ部材12の前記配管接続側円筒部12aを二箇所において挟み込む切欠部55,56を有する。
また、カバー体5(図8、図9参照)は、平面視矩形の上方開口24及び平面視矩形の下方開口25を有する箱状の散水栓ボックス27と、上方開口24を覆うよう散水栓ボックス27に着脱自在に装着されている上蓋28とで構成されている。尚、散水栓ボックスと上蓋を一体に形成してもよい。この実施形態の散水栓ボックス30は、四つの側壁部A’,B’,C’,E’を有する。一対の側壁部A’,B’は、S方向に沿って左右に対向する状態で位置する。また、一対の側壁部C’,E’は、L方向に沿って左右に対向する状態で位置する。図8に示す上蓋28は、ヒンジ機構により側壁部A’の側に開操作可能に構成されている。また、図10に示す上蓋28は、ヒンジ機構により側壁部C’の側に開操作可能に構成されている。尚、上蓋28の閉時には、散水栓ボックス27の上端内面に形成されたリブによって、上蓋28の周端面部が支持される。上蓋28は、S方向に沿って左右に対向する一対の短辺のうち一方の中央に、散水栓4に繋がれた散水ホースが挿通可能なホース挿通穴51が形成されているとともに、不使用時にはホース挿通穴51を閉塞するキャップ52が着脱可能に設けられている。キャップ52はホース挿通穴51の周面に形成したガイド溝に嵌込可能な嵌込み式に構成されている。
また、散水栓装置Dにおいては、容易な操作で散水ホースを散水栓4に対して着脱できる公知の簡易着脱機構(例えば、特許第2666055号公報参照)の継手及びがそれぞれ散水栓4の吐水口及び散水ホースの開口端に備わっており、散水栓4の吐水口に取り付けた継手には弁体が組み込まれている。そして、その継手に散水ホースの開口端に取り付けた継手(ワンタッチアダプターとも言う)が接続可能な簡易着脱機構が構成されている。
而して、この実施形態では、水栓支持枠3を側枠部2における好ましい位置に容易に装着できる。即ち、散水ホースを係止部a〜dが形成されていない一方の側壁6b側から取り出す図8に示す場合は、エルボ部材12の配管接続側円筒部12aをリブ群Tに支持させる。また、散水ホースを係止部a〜dが形成されていない一方の側壁6b側に対向する位置に設けた他方の側壁6a側から取り出す図10に示す場合は、エルボ部材12の配管接続側円筒部12aをリブ群Pに支持させる。この際、底板1の幅gよりも散水栓4を支持する水栓支持枠3の幅i小さくするとともに、水栓支持枠3を前記側壁7a,7bの係止部a〜dに留具36を用いて固定するので、凹溝11に係止部(突条)a〜dのうち例えば一つの係止部(突条)bを係合させる場合に比べて水栓支持枠3のぐらつき、がたつきを確実に抑制できる。また、エルボ部材12の配管接続側円筒部12aを固定するための支持部14a,14bを備えるので、エルボ部材を底板内において宙に浮かすことなくエルボ部材のぐらつき、がたつきを確実に抑制できる。また、水栓支持枠3は、エルボ部材12の水栓取付側の外周側(エルボ部材12の外向きフランジ12cの外周面)を固定するよう構成されているので、水栓支持枠3からエルボ部材12がずれたり、水栓支持枠3からエルボ部材12が外れたりする事態を確実に防止でき、屋外の散水用に使用勝手の良い散水栓装置Dを利用できる。
1 底板
2 側枠部
3 水栓支持枠
5 カバー体
7a,7b 側壁
11 被係止部
12 エルボ部材
12a 配管接続側円筒部
14a,14b 支持部
36 留具
a〜d 係止部
D 散水栓装置

Claims (4)

  1. 底板と、この底板の周部に位置し、少なくとも対向する一対の側壁を有する側枠部と、側枠部内側又は側枠部外側に装着される水栓支持枠と、この水栓支持枠に支持された水栓の側方及び上方を覆うカバー体とを備え、
    前記側壁には係止部を設ける一方、前記水栓支持枠には、前記係止部が設けられた側壁と相対する部分に被係止部を設け、
    前記係止部と前記被係止部とを係脱可能に、且つ、前記側枠部に対し前記水栓支持枠を位置変更可能に装着してあるとともに、
    底板は、水栓に接続されるエルボ部材の配管接続側円筒部を固定するための支持部を備える一方、水栓支持枠を前記側壁又は前記底板側に留具を用いて固定するよう構成されていることを特徴とする散水栓装置。
  2. 前記係止部が上下方向に延びる複数の突条又は凹溝であり、前記被係止部が上下方向に延びる複数の凹溝又は突条である請求項1に記載の散水栓装置。
  3. 前記底板は、前記支持部としてのリブを上面に有する請求項1又は請求項2に記載の散水栓装置。
  4. 前記水栓支持枠は、エルボ部材の水栓取付側の外周側を固定するよう構成されているとともに、水栓をエルボ部材に接続するときにエルボ部材が水栓と共回りするのを防止するため前記支持部とでエルボ部材の前記配管接続側円筒部を挟み込む切欠部を有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の散水栓装置。

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