JP6410919B2 - 位相周波数検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、信号計測装置などに実装され、入力されたディジタル信号の位相及び周波数を検出する位相周波数検出装置に関するものである。
以下の特許文献1に開示されている位相周波数検出装置は、A/D変換回路、ディジタルBPF、遅延補償回路、ヒルベルト変換回路、位相角演算回路、メモリ及び周波数演算回路から構成されている。
A/D変換回路は、入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換し、そのディジタル信号をディジタルBPFに出力する。
ディジタルBPFは、A/D変換回路から出力されたディジタル信号のうち、所望の帯域のディジタル信号だけを遅延補償回路及びヒルベルト変換回路に出力する。
遅延補償回路は、ディジタルBPFから所望の帯域のディジタル信号を受けると、ヒルベルト変換回路におけるヒルベルト変換に伴う遅延時間に相当する時間で、そのディジタル信号の時間シフトを行う。
ヒルベルト変換回路は、ディジタルBPFから所望の帯域のディジタル信号を受けると、そのディジタル信号をヒルベルト変換することで、そのディジタル信号に対して、90度位相差を有する信号を出力する。
なお、ヒルベルト変換回路の出力信号の振幅及び位相に対して要求される精度が高くなるほど、ヒルベルト変換に伴う遅延時間が長くなるため、その遅延補償回路が有する遅延回路の段数が多くなり、その段数は数10〜数100になる。
位相角演算回路は、遅延補償回路の出力信号とヒルベルト変換回路の出力信号に基づく逆正接演算を実施することで、入力されたアナログ信号の位相を算出し、その位相をメモリ及び周波数演算回路に出力する。
周波数演算回路は、位相角演算回路から出力された位相と、メモリに格納されている1サンプリング時間前の位相とから、入力されたアナログ信号の周波数を演算する。
特開2005−91255号公報(例えば、段落[0008]、図1)
従来の位相周波数検出装置は以上のように構成されているので、ヒルベルト変換回路の出力信号の振幅及び位相に対して要求される精度が高くなるほど、ヒルベルト変換に伴う遅延時間が長くなり、遅延補償回路が有する遅延回路の段数が多くなる。このため、入力される信号が短パルスの信号である場合、入力信号の位相と周波数を検出することができないという課題があった。また、遅延回路の段数の増加に伴って回路規模が大きくなるとともに、ディジタル演算に伴う消費電力が高くなるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、入力される信号が短パルスの信号でも位相と周波数を検出することができるとともに、遅延回路の段数の増加に伴う回路規模の大型化や消費電力の増加を抑えることができる位相周波数検出装置を得ることを目的とする。
この発明に係る位相周波数検出装置は、入力されたディジタル信号の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号を出力する、第1のトランスバーサルフィルタと第2のトランスバーサルフィルタと第3のトランスバーサルフィルタが並列に接続されているフィルタ回路と、第1のトランスバーサルフィルタから第3のトランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号の位相及び周波数を演算する位相周波数演算部とを備え、第1のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成され、第2のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタと加算型1次トランスバーサルフィルタが直列に接続されて構成され、第3のトランスバーサルフィルタは、加算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成されており、減算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第1の分配回路と、第1の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第1の遅延回路と、第1の遅延回路により遅延されたディジタル信号と第1の分配回路により分配された他方のディジタル信号との間で減算演算を実施する減算演算回路とから構成され、加算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第2の分配回路と、第2の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第2の遅延回路と、第2の遅延回路により遅延されたディジタル信号と第2の分配回路により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する加算演算回路とから構成されているようにしたものである。
この発明によれば、入力されたディジタル信号の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号を出力する複数のトランスバーサルフィルタが並列に接続されているフィルタ回路を設け、位相周波数演算部が、複数のトランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号の位相及び周波数を演算するように構成したので、入力されるディジタル信号が短パルスの信号でも位相と周波数を検出することができるとともに、遅延回路の段数の増加に伴う回路規模の大型化や消費電力の増加を抑えることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による位相周波数検出装置を示す構成図である。 減算型1次トランスバーサルフィルタ及び加算型1次トランスバーサルフィルタを示す構成図である。 この発明の実施の形態2による位相周波数検出装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による位相周波数検出装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図である。 この発明の実施の形態5による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図である。 この発明の実施の形態7による位相周波数検出装置のトランスバーサルフィルタ10を示す構成図である。 この発明の実施の形態8による位相周波数検出装置のトランスバーサルフィルタ20を示す構成図である。 この発明の実施の形態9による位相周波数検出装置のトランスバーサルフィルタ30を示す構成図である。 この発明の実施の形態10による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図である。 この発明の実施の形態10による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図である。 この発明の実施の形態10による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図である。 この発明の実施の形態11による位相周波数検出装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態11による位相周波数検出装置を示す構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面にしたがって説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による位相周波数検出装置を示す構成図である。
図1において、フィルタ回路1は入力されたディジタル信号Xinの振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号X,X,Xを出力するトランスバーサルフィルタ10,20,30が並列に接続されている回路である。
第1のトランスバーサルフィルタであるトランスバーサルフィルタ10は第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12が直列に接続されている。
第2のトランスバーサルフィルタであるトランスバーサルフィルタ20は第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ21と、第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ22とが直列に接続されている。
第3のトランスバーサルフィルタであるトランスバーサルフィルタ30は第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されている。
位相周波数演算部4は除算演算回路41,42、乗算演算回路43、n乗根演算回路44、位相演算回路45及び周波数演算回路46から構成されており、トランスバーサルフィルタ10,20,30から出力されたディジタル信号X,X,Xを用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号Xinの位相θ及び周波数fを演算する。
除算演算回路41はトランスバーサルフィルタ20から出力されたディジタル信号Xをトランスバーサルフィルタ10から出力されたディジタル信号Xで除算し、その除算演算結果である除算演算信号X/Xを第1の除算演算信号として乗算演算回路43に出力する第1の除算演算回路である。
除算演算回路42はトランスバーサルフィルタ20から出力されたディジタル信号Xをトランスバーサルフィルタ30から出力されたディジタル信号Xで除算し、その除算演算結果である除算演算信号X/Xを第2の除算演算信号として乗算演算回路43に出力する第2の除算演算回路である。
乗算演算回路43は除算演算回路41から出力された除算演算信号X/Xと除算演算回路42から出力された除算演算信号X/Xとの乗算演算を実施して、その乗算演算結果である乗算演算信号Yをn乗根演算回路44に出力する回路である。
n乗根演算回路44は乗算演算回路43から出力された乗算演算信号Yの絶対値のn乗根演算である冪根演算を実施して、そのn乗根演算結果であるn乗根演算信号Nを位相演算回路45に出力する冪根演算回路である。
位相演算回路45はn乗根演算回路44より出力されたn乗根演算信号の逆正接演算を実施し、除算演算回路42から出力された除算演算信号X/Xの符号に応じて、その逆正接演算結果の符号変換を行うことで、ディジタル信号Xinの位相θを演算する回路である。
なお、n乗根演算回路44及び位相演算回路45は、例えば、乗算器や除算器などが組み合わされて構成させているものであってもよいが、例えば、n乗根演算や逆正接演算の途中の演算結果を一時的に格納するメモリ又はテーブルと、上記の演算を実施するプロセッサ等の演算回路とから構成されているものであってもよい。
周波数演算回路46は位相演算回路45により演算された位相θから、入力されたディジタル信号Xinの周波数fを演算する回路である。
図2は減算型1次トランスバーサルフィルタ及び加算型1次トランスバーサルフィルタを示す構成図である。
特に図2(a)は第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDを示し、図2(b)は第2の減算型1次トランスバーサルフィルタ−Dを示している。
また、図2(c)は第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIを示し、図2(d)は第2の加算型1次トランスバーサルフィルタ−Iを示している。
ただし、図1の例では、第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDと第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIを使用しているが、第2の減算型1次トランスバーサルフィルタ−Dと第2の加算型1次トランスバーサルフィルタ−Iを使用していない。
図2(a)の第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDは分配回路51、1サンプリング時間遅延回路52及び減算演算回路53から構成されている。
分配回路51は入力されたディジタル信号Xinを2つに分配する第1の分配回路である。
1サンプリング時間遅延回路52は分配回路51により分配された一方のディジタル信号Xinを1サンプリング時間T(=1/f)だけ遅延する第1の遅延回路である。
減算演算回路53は分配回路51により分配された他方のディジタル信号Xinから1サンプリング時間遅延回路52により遅延されたディジタル信号を減算する回路である。
図2(b)の第2の減算型1次トランスバーサルフィルタ−Dは分配回路51、1サンプリング時間遅延回路52及び減算演算回路54から構成されている。
減算演算回路54は1サンプリング時間遅延回路52により遅延されたディジタル信号から分配回路51により分配された他方のディジタル信号Xinを減算する回路である。
なお、図2(a)の第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDと、図2(b)の第2の減算型1次トランスバーサルフィルタ−Dとの違いは、減算演算回路53,54に対する入力信号の符号であり、図2(a)の第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDの出力信号の符号と、図2(b)の第2の減算型1次トランスバーサルフィルタ−Dの出力信号の符号が逆になる。
図2(c)の第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIは分配回路61、1サンプリング時間遅延回路62及び加算演算回路63から構成されている。
分配回路61は入力されたディジタル信号Xinを2つに分配する第2の分配回路である。
1サンプリング時間遅延回路62は分配回路61により分配された一方のディジタル信号Xinを1サンプリング時間Tだけ遅延する第2の遅延回路である。
加算演算回路63は1サンプリング時間遅延回路62により遅延されたディジタル信号と、分配回路51により分配された他方のディジタル信号Xinとを加算する回路である。
図2(d)の第2の加算型1次トランスバーサルフィルタ−Iは分配回路61、1サンプリング時間遅延回路62及び加算演算回路64から構成されている。
加算演算回路64は1サンプリング時間遅延回路62により遅延されたディジタル信号の符号が反転されて入力され、また、分配回路61により分配された他方のディジタル信号Xinの符号が反転されて入力され、符号反転後の遅延されたディジタル信号と、符号反転後の他方のディジタル信号Xinとを加算する回路である。
なお、図2(c)の第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIと、図2(d)の第2の加算型1次トランスバーサルフィルタ−Iとの違いは、加算演算回路63,64に対する入力信号の符号であり、図2(c)の第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIの出力信号の符号と、図2(d)の第2の加算型1次トランスバーサルフィルタ−Iの出力信号の符号が逆になる。
次に動作について説明する。
フィルタ回路1のトランスバーサルフィルタ10,20,30には、離散時間n・Tでディジタル信号Xin[n・T]が入力されるものとする。
下記の式(1)は、ディジタル信号Xin[n・T]の時間波形を表している。
in[n・T]=α・cos(Δθ+Σθn−1) (1)
式(1)において、αはXinの振幅係数、Δθは1サンプリング時間における位相の変化量、Σθn−1は離散時間ゼロからn−1までの位相の積分値である。
トランスバーサルフィルタ10は、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12が直列に接続されているため、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、そのディジタル信号Xin[n・T]の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
即ち、トランスバーサルフィルタ10を構成している減算型1次トランスバーサルフィルタ11は、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、下記の式(2)に示すようなディジタル信号X’[n・T]を減算型1次トランスバーサルフィルタ12に出力する。
’[n・T
=Xin[n・T]−Xin[(n−1)・T
=α・cos(Δθ+Σθn−1)−α・cos(Δθ+Σθn−2
=α・cos(2・Δθ+Σθn−2)−α・cos(Δθ+Σθn−2
=−2・α・sin(0.5・Δθ)・sin(1.5・Δθ+Σθn−2
(2)
トランスバーサルフィルタ10を構成している減算型1次トランスバーサルフィルタ12は、減算型1次トランスバーサルフィルタ11からディジタル信号X’[n・T]を受けると、下記の式(3)に示すようなディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
[n・T
=X’[n・T]−X’[(n−1)・T
=−2・α・sin(0.5・Δθ)・sin(1.5・Δθ+Σθn−2
+2・α・sin(0.5・Δθ)・sin(0.5・Δθ+Σθn−2
=−2・α・sin(0.5・Δθ)
・[sin(1.5・Δθ+Σθn−2)−sin(0.5・Δθ+Σθn−2)]
=−2・α・sin(0.5・Δθ)・
[2・sin(0.5・Δθ)・cos(Δθ+Σθn−2)]
=−4・α・sin(0.5・Δθ)・sin(0.5・Δθ)
・cos(Δθ+Σθn−2
(3)
トランスバーサルフィルタ20は、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ21と、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ22とが直列に接続されているため、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、そのディジタル信号Xin[n・T]の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
即ち、トランスバーサルフィルタ20を構成している減算型1次トランスバーサルフィルタ21は、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、下記の式(4)に示すようなディジタル信号X’[n・T]を加算型1次トランスバーサルフィルタ22に出力する。
’[n・T
=Xin[n・T]−Xin[(n−1)・T
=α・cos(Δθ+Σθn−1)−α・cos(Δθ+Σθn−2
=α・cos(2・Δθ+Σθn−2)−α・cos(Δθ+Σθn−2
=−2・α・sin(0.5・Δθ)・sin(1.5・Δθ+Σθn−2
(4)
トランスバーサルフィルタ20を構成している加算型1次トランスバーサルフィルタ22は、減算型1次トランスバーサルフィルタ21からディジタル信号X’[n・T]を受けると、下記の式(5)に示すようなディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
[n・T
=X’[n・T]+X’[(n−1)・T
=−2・α・sin(0.5・Δθ)・sin(1.5・Δθ+Σθn−2
−2・α・sin(0.5・Δθ)・sin(0.5・Δθ+Σθn−2
=−2・α・sin(0.5・Δθ)
・[sin(1.5・Δθ+Σθn−2)+sin(0.5・Δθ+Σθn−2)]
=−2・α・sin(0.5・Δθ)
・[2・cos(0.5・Δθ)・sin(Δθ+Σθn−2)]
=−4・α・sin(0.5・Δθ)・cos(0.5・Δθ)
・sin(Δθ+Σθn−2
(5)
トランスバーサルフィルタ30は、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されているため、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、そのディジタル信号Xin[n・T]の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
即ち、トランスバーサルフィルタ30を構成している加算型1次トランスバーサルフィルタ31は、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、下記の式(6)に示すようなディジタル信号X’[n・T]を加算型1次トランスバーサルフィルタ32に出力する。
’[n・T
=Xin[n・T]+Xin[(n−1)・Ts]
=α・cos(Δθ+Σθn−1)+α・cos(Δθ+Σθn−2
=α・cos(2・Δθ+Σθn−2)+α・cos(Δθ+Σθn−2
=2・α・cos(0.5・Δθ)・cos(1.5・Δθ+Σθn−2)
(6)
トランスバーサルフィルタ30を構成している加算型1次トランスバーサルフィルタ32は、加算型1次トランスバーサルフィルタ31からディジタル信号X’[n・T]を受けると、下記の式(7)に示すようなディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
[n・T
=X’[n・T]+X’[(n−1)・Ts]
=2・α・cos(0.5・Δθ)・cos(1.5・Δθ+Σθn−2
+2・α・cos(0.5・Δθ)・cos(0.5・Δθ+Σθn−2
=2・α・cos(0.5・Δθ)
・[cos(1.5・Δθ+Σθn−2)+cos(0.5・Δθ+Σθn−2)]
=4・α・cos(0.5・Δθ)・cos(0.5・Δθ)
・cos(Δθ+Σθn−2
(7)
位相周波数演算部4は、トランスバーサルフィルタ10,20,30からディジタル信号X[n・T],X[n・T],X[n・T]を受けると、そのディジタル信号X[n・T],X[n・T],X[n・T]を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号Xinの位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算する。
即ち、位相周波数演算部4の除算演算回路41は、トランスバーサルフィルタ10,20からディジタル信号X[n・T],X[n・T]を受けると、下記の式(8)に示すように、そのディジタル信号X[n・T]をディジタル信号X[n・T]で除算し、その除算演算結果である除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を乗算演算回路43に出力する。
[n・T]/X[n・T
=[−4・α・sin(0.5・Δθ)・cos(0.5・Δθ)
・sin(Δθ+Σθn−2)]
/[−4・α・sin(0.5・Δθ)・sin(0.5・Δθ)
・cos(Δθ+Σθn−2)]
=cot(0.5・Δθ)・tan(Δθ+Σθn−2
(8)
除算演算回路42は、トランスバーサルフィルタ20,30からディジタル信号X[n・T],X[n・T]を受けると、下記の式(9)に示すように、そのディジタル信号X[n・T]をディジタル信号X[n・T]で除算し、その除算演算結果である除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を乗算演算回路43に出力する。
[n・T]/X[n・T
=[−4・α・sin(0.5・Δθ)・cos(0.5・Δθ)
・sin(Δθ+Σθn−2)]
/[4・α・cos(0.5・Δθ)・cos(0.5・Δθ)
・cos(Δθ+Σθn−2)]
=−tan(0.5・Δθ)・tan(Δθ+Σθn−2
(9)
乗算演算回路43は、除算演算回路41,42から出力された除算演算信号X[n・T]/X[n・T],X[n・T]/X[n・T]を受けると、下記の式(10)に示すように、その除算演算信号X[n・T]/X[n・T]と除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を乗算し、その乗算演算結果である乗算演算信号Y[n・T]をn乗根演算回路44に出力する。
Y[n・T
=(X[n・T]/X[n・T])・(X[n・T]/X[n・T])
=−tan(Δθ+Σθn−2
(10)
n乗根演算回路44は、乗算演算回路43から乗算演算信号Y[n・T]を受けると、その乗算演算信号Y[n・T]の絶対値のn乗根演算を実施して、そのn乗根演算結果であるn乗根演算信号N[n・T]を位相演算回路45に出力する。
N[n・T]=tan(Δθ+Σθn−2) (11)
ここでのn乗根演算におけるnは0.5であるため、N[n・T]は[|Y[n・T]|]0.5となる。
位相演算回路45は、n乗根演算回路44からn乗根演算信号N[n・T]を受けると、下記の式(12)に示すように、そのn乗根演算信号N[n・T]の逆正接演算であるarctan演算を実施し、除算演算回路42から出力された除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の符号に応じて逆正接演算結果の符号変換を行うことで、ディジタル信号Xinの位相θ[n・T]を演算する。
即ち、除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の符号が正であれば、ディジタル信号Xinの位相θ[n・T]の符号も正、除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の符号が負であれば、ディジタル信号Xinの位相θ[n・T]の符号も負とする。
θ[n・T]=tan−1(|N[n・T]|)
=tan−1(|tan(Δθ+Σθn−2)|)
(12)
ここでは、位相演算回路45が、除算演算回路42から出力された除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の符号に応じて逆正接演算結果の符号変換を行う例を示しているが、除算演算回路41から出力された除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の符号に応じて逆正接演算結果の符号変換を行うようにしてもよい。
フィルタ回路1におけるトランスバーサルフィルタ10,20,30の構成が図1の構成である場合、除算演算回路41から出力された除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の符号と、除算演算回路42から出力された除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の符号は同じである。
周波数演算回路46は、位相演算回路45がディジタル信号Xinの位相θ[n・T]を演算すると、下記の式(13)に示すように、そのディジタル信号Xinの位相θ[n・T]から、入力されたディジタル信号Xinの周波数f[n・T]を演算する。
[n・T
={θ[n・T]−θ[(n−1)・T]}・f/(2π)
(13)
この実施の形態1では、式(12)と式(13)より、位相周波数演算部4が、ヒルベルト変換を実施することなく、ディジタル信号Xinの位相θ[n・T]と周波数f[n・T]を検出することができる。
また、トランスバーサルフィルタ10,20,30が使用している遅延回路の段数が2であるため、検出に伴う遅延時間は2サンプリング時間と短く、短パルスの入力信号も検出することができる。
この実施の形態1では、除算演算回路41が除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を演算して、除算演算回路42が除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を演算するものを示したが、除算演算回路41が除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を演算して、除算演算回路42が除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を演算するようにしてもよい。
この場合、n乗根演算回路44から出力されるn乗根演算信号N[n・T]=[|Y[n・T]|]0.5は、下記の式(14)で与えられる。
N[n・T]=[|Y[n・T]|]0.5
=cot(Δθ+Σθn−2) (14)
ここで、cot−1(X)=−tan−1(X)+π/2の公式より、式(14)で得られた値を逆正接演算し、その逆正接演算結果の符号を反転して、π/2を加算すれば、ディジタル信号Xinの位相θ[n・T]は、式(12)で得られる値と同一になる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、入力されたディジタル信号Xin[n・T]の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号X[n・T],X[n・T],X[n・T]を出力するトランスバーサルフィルタ10,20,30が並列に接続されているフィルタ回路1を設け、位相周波数演算部4が、トランスバーサルフィルタ10,20,30から出力されたディジタル信号X[n・T],X[n・T],X[n・T]を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算するように構成したので、入力されるディジタル信号Xin[n・T]が短パルスの信号でも位相θ[n・T]と周波数f[n・T]を検出することができるとともに、遅延回路の段数の増加に伴う回路規模の大型化や消費電力の増加を抑えることができる効果を奏する。
この実施の形態1では、トランスバーサルフィルタ10が、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12が直列に接続され、トランスバーサルフィルタ20が、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ21と、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ22とが直列に接続され、トランスバーサルフィルタ30が、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されている例を示している。
ただし、これは一例に過ぎず、トランスバーサルフィルタ10,20,30において、使用する1次トランスバーサルフィルタの種類は任意の組み合わせでよい。
例えば、減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12,21については図2(b)に示す第2の減算型1次トランスバーサルフィルタ−Dを使用し、加算型1次トランスバーサルフィルタ22,31,32については図2(d)に示す第2の加算型1次トランスバーサルフィルタ−Iを使用することもでき、同様の効果を奏することができる。
なお、使用する1次トランスバーサルフィルタの組み合わせによっては、位相演算回路45における符号変換の結果が反転する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、位相周波数演算部4において、除算演算回路41,42が除算演算を実施してから乗算演算回路43が乗算演算を行うものを示したが、位相周波数演算部4において、乗算演算を実施してから除算演算を行うようにしてもよい。
図3はこの発明の実施の形態2による位相周波数検出装置を示す構成図であり、図3において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
乗算演算回路71はトランスバーサルフィルタ10から出力されたディジタル信号X[n・T]と、トランスバーサルフィルタ30から出力されたディジタル信号X[n・T]との乗算演算を実施し、その乗算演算結果X[n・T]・X[n・T]を第1の乗算演算信号として出力する第1の乗算演算回路である。
乗算演算回路72はトランスバーサルフィルタ20から出力されたディジタル信号X[n・T]の自乗演算を実施して、その自乗演算結果X[n・T]・X[n・T]を第2の乗算演算信号として出力する第2の乗算演算回路である。
除算演算回路73は乗算演算回路72の自乗演算結果X[n・T]・X[n・T]を乗算演算回路71の乗算演算結果X[n・T]・X[n・T]で除算し、その除算演算結果(X[n・T]・X[n・T])/(X[n・T]・X[n・T])を除算演算信号としてn乗根演算回路44に出力する回路である。
図3のように、位相周波数演算部4において、乗算演算回路71,72が乗算演算を実施してから除算演算回路73が除算演算を行うようにしても、式(10)に示す値と同じ値がn乗根演算回路44に出力されるため、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、フィルタ回路1が、3つのトランスバーサルフィルタ10,20,30が並列に接続されている構成について示したが、2つのトランスバーサルフィルタ10,30が並列に接続されている構成であってもよい。
図4はこの発明の実施の形態3による位相周波数検出装置を示す構成図であり、図4において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
この実施の形態3では、トランスバーサルフィルタ10が第1のトランスバーサルフィルタを構成し、トランスバーサルフィルタ30が第2のトランスバーサルフィルタを構成する。
除算演算回路81はトランスバーサルフィルタ10から出力されたディジタル信号Xをトランスバーサルフィルタ30から出力されたディジタル信号Xで除算し、その除算演算結果である除算演算信号X/Xをn乗根演算回路82に出力する回路である。
n乗根演算回路82は除算演算回路81から出力された除算演算信号X/Xの絶対値のn乗根演算を実施して、そのn乗根演算結果であるn乗根演算信号Nを周波数演算回路83に出力する冪根演算回路である。
周波数演算回路83はn乗根演算回路82より出力されたn乗根演算信号Nから、入力されたディジタル信号Xinの周波数fを演算する回路である。
位相演算回路84は周波数演算回路83により演算された周波数fから、入力されたディジタル信号Xinの位相θを演算する回路である。
次に動作について説明する。
フィルタ回路1のトランスバーサルフィルタ10,30には、上記実施の形態1と同様に、離散時間n・Tでディジタル信号Xin[n・T]が入力されるものとする。
トランスバーサルフィルタ10は、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12が直列に接続されているため、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、そのディジタル信号Xin[n・T]の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
即ち、トランスバーサルフィルタ10を構成している減算型1次トランスバーサルフィルタ11は、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、上記の式(2)に示すようなディジタル信号X’[n・T]を減算型1次トランスバーサルフィルタ12に出力する。
トランスバーサルフィルタ10を構成している減算型1次トランスバーサルフィルタ12は、減算型1次トランスバーサルフィルタ11からディジタル信号X’[n・T]を受けると、上記の式(3)に示すようなディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
トランスバーサルフィルタ30は、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されているため、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、そのディジタル信号Xin[n・T]の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
即ち、トランスバーサルフィルタ30を構成している加算型1次トランスバーサルフィルタ31は、ディジタル信号Xin[n・T]が入力されると、上記の式(6)に示すようなディジタル信号X’[n・T]を加算型1次トランスバーサルフィルタ32に出力する。
トランスバーサルフィルタ30を構成している加算型1次トランスバーサルフィルタ32は、加算型1次トランスバーサルフィルタ31からディジタル信号X’[n・T]を受けると、上記の式(7)に示すようなディジタル信号X[n・T]を位相周波数演算部4に出力する。
位相周波数演算部4は、トランスバーサルフィルタ10,30からディジタル信号X[n・T],X[n・T]を受けると、そのディジタル信号X[n・T],X[n・T]を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号Xinの位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算する。
即ち、位相周波数演算部4の除算演算回路81は、トランスバーサルフィルタ10,30からディジタル信号X[n・T],X[n・T]を受けると、下記の式(15)に示すように、そのディジタル信号X[n・T]をディジタル信号X[n・T]で除算し、その除算演算結果である除算演算信号X[n・T]/X[n・T]をn乗根演算回路82に出力する。
[n・T]/X[n・T
=[−4・α・sin(0.5・Δθ)・sin(0.5・Δθ)
・cos(Δθ+Σθn−2)]
/[4・α・cos(0.5・Δθ)・cos(0.5・Δθ)
・cos(Δθ+Σθn−2)]
=−tan(0.5・Δθ)
(15)
n乗根演算回路82は、除算演算回路81から除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を受けると、その除算演算信号X[n・T]/X[n・T]の絶対値のn乗根演算を実施して、そのn乗根演算結果であるn乗根演算信号N[n・T]を周波数演算回路83に出力する。
N[n・T]=tan(0.5・Δθ) (16)
ここでのn乗根演算におけるnは0.5であるため、N[n・T]は[|−tan(0.5・Δθ)|]0.5となる。
周波数演算回路83は、n乗根演算回路82からn乗根演算信号N[n・T]を受けると、下記の式(17)に示すように、そのn乗根演算信号N[n・T]の逆正接演算であるarctan演算する。
tan−1(|N[n・T]|)
=tan−1(|tan(0.5・Δθ)|)
=0.5・Δθ (17)
そして、周波数演算回路83は、n乗根演算信号N[n・T]の逆正接演算結果0.5・Δθを用いて、下記の式(18)に示すように、ディジタル信号Xin[n・T]の周波数f[n・T]を演算する。
[n・T
=(0.5・Δθ)・2・f/(2π)
=Δθ・f/(2π) (18)
なお、式(18)より、1サンプリング時間における位相の変化量Δθは、周波数f[n・T]と同様に常に正の値となる。このため、上記実施の形態1で述べたような位相の符号変換は不要である。
位相演算回路84は、周波数演算回路83がディジタル信号Xin[n・T]の周波数f[n・T]を演算すると、下記の式(19)に示すように、ディジタル信号Xin[n・T]の周波数f[n・T]からディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]を演算する。
θ[n・T]=Σ[f[n・T]・(2π)/f] (19)
この実施の形態3では、式(18)と式(19)より、位相周波数演算部4が、ヒルベルト変換を実施することなく、ディジタル信号Xinの位相θ[n・T]と周波数f[n・T]を検出することができる。
また、トランスバーサルフィルタ10,30が使用している遅延回路の段数が2であるため、検出に伴う遅延時間は2サンプリング時間と短く、短パルスの入力信号も検出することができる。
この実施の形態3では、除算演算回路81が除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を演算するものを示したが、除算演算回路81が除算演算信号X[n・T]/X[n・T]を演算するようにしてもよい。
ただし、この場合は、n乗根演算信号N[n・T]の逆正接演算結果に対してπ/2を加算する必要があり、π/2を加算することで、式(17)で得られる値と同一になる。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、入力されたディジタル信号Xin[n・T]の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号X[n・T],X[n・T]を出力するトランスバーサルフィルタ10,30が並列に接続されているフィルタ回路1を設け、位相周波数演算部4が、トランスバーサルフィルタ10,30から出力されたディジタル信号X[n・T],X[n・T]を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算するように構成したので、入力されるディジタル信号Xin[n・T]が短パルスの信号でも位相θ[n・T]と周波数f[n・T]を検出することができるとともに、遅延回路の段数の増加に伴う回路規模の大型化や消費電力の増加を抑えることができる効果を奏する。
この実施の形態3では、トランスバーサルフィルタ10が、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12が直列に接続され、トランスバーサルフィルタ30が、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されている例を示している。
ただし、これは一例に過ぎず、トランスバーサルフィルタ10,30において、使用する1次トランスバーサルフィルタの種類は任意の組み合わせでよい。
例えば、減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12については図2(b)に示す第2の減算型1次トランスバーサルフィルタ−Dを使用し、加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32については図2(d)に示す第2の加算型1次トランスバーサルフィルタ−Iを使用することもでき、同様の効果を奏することができる。
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図であり、図5において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
上記実施の形態1では、トランスバーサルフィルタ20が、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ21と、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ22とが直列に接続されているものを示したが、図5に示すように、トランスバーサルフィルタ20が、トランスバーサルフィルタ10の減算型1次トランスバーサルフィルタ11から出力されたディジタル信号が入力される加算型1次トランスバーサルフィルタ22から構成されているようにしてもよい。この加算型1次トランスバーサルフィルタ22は、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである。
図5の場合、トランスバーサルフィルタ10の減算型1次トランスバーサルフィルタ11から出力されるディジタル信号X’[n・T]は、図1のトランスバーサルフィルタ20の減算型1次トランスバーサルフィルタ21から出力されるディジタル信号X’[n・T]と同じになるので、トランスバーサルフィルタ20の加算型1次トランスバーサルフィルタ22から出力されるディジタル信号X[n・T]は、上記実施の形態1と同じである。
よって、位相周波数演算部4の動作は、上記実施の形態1と同様の動作になり、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、トランスバーサルフィルタ20において、減算型1次トランスバーサルフィルタ21が不要になるため、上記実施の形態1よりも、回路規模を小さくできる。
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図であり、図6において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
上記実施の形態1では、トランスバーサルフィルタ20が、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ21と、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ22とが直列に接続されているものを示したが、図6に示すように、トランスバーサルフィルタ20が、トランスバーサルフィルタ30の加算型1次トランスバーサルフィルタ31から出力されたディジタル信号が入力される減算型1次トランスバーサルフィルタ21から構成されているようにしてもよい。この減算型1次トランスバーサルフィルタ21は、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである。
図6の場合、トランスバーサルフィルタ20は、減算型1次トランスバーサルフィルタ21のみで構成されているが、減算型1次トランスバーサルフィルタ21は、トランスバーサルフィルタ30の加算型1次トランスバーサルフィルタ31から出力されたディジタル信号が入力されるので、実質的には、加算型1次トランスバーサルフィルタ31と減算型1次トランスバーサルフィルタ21が直列に接続されているトランスバーサルフィルタと等価である。
このトランスバーサルフィルタを構成している加算型1次トランスバーサルフィルタ31と減算型1次トランスバーサルフィルタ21の接続順序が、図1のトランスバーサルフィルタ20における減算型1次トランスバーサルフィルタ21と加算型1次トランスバーサルフィルタ22の接続順序と逆になっているが、接続順序が逆でも最終的に出力されるディジタル信号は同じである。
このため、減算型1次トランスバーサルフィルタ21のみで構成されている図6のトランスバーサルフィルタ20から出力されるディジタル信号X[n・T]は、図1のトランスバーサルフィルタ20から出力されるディジタル信号X[n・T]と同じになる。
よって、位相周波数演算部4の動作は、上記実施の形態1と同様の動作になり、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、トランスバーサルフィルタ20において、加算型1次トランスバーサルフィルタ22が不要になるため、上記実施の形態1よりも、回路規模を小さくできる。
実施の形態6.
図7はこの発明の実施の形態6による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図であり、図7において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
上記実施の形態1では、トランスバーサルフィルタ20における入力側の1次トランスバーサルフィルタが減算型1次トランスバーサルフィルタ21で、出力側の1次トランスバーサルフィルタが加算型1次トランスバーサルフィルタ22であり、また、トランスバーサルフィルタ30が、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されているものを示している。
この実施の形態6では、図7に示すように、トランスバーサルフィルタ20を構成している減算型1次トランスバーサルフィルタ21と加算型1次トランスバーサルフィルタ22の順番を入れ替えて、入力側の1次トランスバーサルフィルタが加算型1次トランスバーサルフィルタ22で、出力側の1次トランスバーサルフィルタが減算型1次トランスバーサルフィルタ21であるようにしている。
また、トランスバーサルフィルタ30が、トランスバーサルフィルタ20の加算型1次トランスバーサルフィルタ22から出力されたディジタル信号が入力される加算型1次トランスバーサルフィルタ32から構成されているようにしている。この加算型1次トランスバーサルフィルタ32は、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである。
図7の場合、トランスバーサルフィルタ20を構成している加算型1次トランスバーサルフィルタ22と減算型1次トランスバーサルフィルタ21の接続順序が、図1のトランスバーサルフィルタ20を構成している減算型1次トランスバーサルフィルタ21と加算型1次トランスバーサルフィルタ22の接続順序と逆になっているが、接続順序が逆でも最終的に出力されるディジタル信号X[n・T]は同じである。
また、トランスバーサルフィルタ20の加算型1次トランスバーサルフィルタ22から出力されるディジタル信号X’[n・T]は、図1のトランスバーサルフィルタ30の加算型1次トランスバーサルフィルタ31から出力されるディジタル信号X’[n・T]と同じになるので、トランスバーサルフィルタ30の加算型1次トランスバーサルフィルタ32から出力されるディジタル信号X[n・T]は、上記実施の形態1と同じである。
よって、位相周波数演算部4の動作は、上記実施の形態1と同様の動作になり、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、トランスバーサルフィルタ30において、加算型1次トランスバーサルフィルタ31が不要になるため、上記実施の形態1よりも、回路規模を小さくできる。
実施の形態7.
上記実施の形態1では、トランスバーサルフィルタ10が、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12が直列に接続されているものを示したが、この実施の形態7では、トランスバーサルフィルタ10が、図1のトランスバーサルフィルタ10と別の回路で構成されているものについて説明する。
図8はこの発明の実施の形態7による位相周波数検出装置のトランスバーサルフィルタ10を示す構成図である。
図8において、分配回路91は入力されたディジタル信号Xinを2つに分配する回路である。
1サンプリング時間遅延回路92は分配回路91により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間Tだけ遅延する第1の遅延回路である。
1サンプリング時間遅延回路93は1サンプリング時間遅延回路92により遅延されたディジタル信号を1サンプリング時間Tだけ遅延する第2の遅延回路である。
係数乗算回路94は1サンプリング時間遅延回路92により遅延されたディジタル信号に対して、−2の係数を乗算する回路である。
加算演算回路95は1サンプリング時間遅延回路93により遅延されたディジタル信号と、係数乗算回路94により係数が乗算されたディジタル信号と、分配回路91により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する回路である。
次に動作について説明する。
加算演算回路95は、1サンプリング時間遅延回路92,93によって2サンプリング時間Tだけ遅延されたディジタル信号と、1サンプリング時間遅延回路92によって1サンプリング時間Tだけ遅延されのち、係数乗算回路94によって−2の係数が乗算されたディジタル信号と、分配回路91により分配されたディジタル信号とを加算するものであるため、図8のトランスバーサルフィルタ10の伝達特性DFは、下記の式(20)のようになる。
DF=Z−2−2・Z−1+1 (20)
式(20)において、Z−1はexp(−jω・T)の複素数であり、1サンプリング時間の遅延を表している。またZ−2は2サンプリング時間の遅延を表している。
一方、図1のトランスバーサルフィルタ10の伝達特性DFは、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ11,12が直列に接続されているものであるため、下記の式(21)のようになる。
DF=(1−Z−1)・(1−Z−1
=Z−2−2・Z−1+1 (21)
式(20)と式(21)より、図8のトランスバーサルフィルタ10の伝達特性DFと、図1のトランスバーサルフィルタ10の伝達特性DFは同じであり、図1のトランスバーサルフィルタ10の代わりに、図8のトランスバーサルフィルタ10を用いることができる。
実施の形態8.
上記実施の形態1では、トランスバーサルフィルタ20が、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ21と、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ22とが直列に接続されているものを示したが、この実施の形態8では、トランスバーサルフィルタ20が、図1のトランスバーサルフィルタ20と別の回路で構成されているものについて説明する。
図9はこの発明の実施の形態8による位相周波数検出装置のトランスバーサルフィルタ20を示す構成図である。
図9において、分配回路101は入力されたディジタル信号Xinを2つに分配する回路である。
1サンプリング時間遅延回路102は分配回路101により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間Tだけ遅延する第1の遅延回路である。
1サンプリング時間遅延回路103は1サンプリング時間遅延回路102により遅延されたディジタル信号を1サンプリング時間Tだけ遅延する第2の遅延回路である。
係数乗算回路104は1サンプリング時間遅延回路103により遅延されたディジタル信号に対して、−1の係数を乗算する回路である。
加算演算回路105は係数乗算回路104により係数が乗算されたディジタル信号と、分配回路101により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する回路である。
次に動作について説明する。
加算演算回路105は、1サンプリング時間遅延回路102,103によって2サンプリング時間Tだけ遅延されたのち、係数乗算回路104によって−1の係数が乗算されたディジタル信号と、分配回路101によって分配されたディジタル信号とを加算するものであるため、図9のトランスバーサルフィルタ10の伝達特性DFは、下記の式(22)のようになる。
DF=1−Z−2 (22)
一方、図1のトランスバーサルフィルタ20の伝達特性DFは、図2(a)に示す第1の減算型1次トランスバーサルフィルタDである減算型1次トランスバーサルフィルタ21と、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ22とが直列に接続されているものであるため、下記の式(23)のようになる。
DF=(1−Z−1)・(1+Z−1
=1−Z−2 (23)
式(22)と式(23)より、図9のトランスバーサルフィルタ20の伝達特性DFと、図1のトランスバーサルフィルタ20の伝達特性DFは同じであり、図1のトランスバーサルフィルタ20の代わりに、図9のトランスバーサルフィルタ20を用いることができる。
実施の形態9.
上記実施の形態1では、トランスバーサルフィルタ30が、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されているものを示したが、この実施の形態9では、トランスバーサルフィルタ30が、図1のトランスバーサルフィルタ30と別の回路で構成されているものについて説明する。
図10はこの発明の実施の形態9による位相周波数検出装置のトランスバーサルフィルタ30を示す構成図である。
図10において、分配回路111は入力されたディジタル信号Xinを2つに分配する回路である。
1サンプリング時間遅延回路112は分配回路111により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間Tだけ遅延する第1の遅延回路である。
1サンプリング時間遅延回路113は1サンプリング時間遅延回路112により遅延されたディジタル信号を1サンプリング時間Tだけ遅延する第2の遅延回路である。
係数乗算回路114は1サンプリング時間遅延回路112により遅延されたディジタル信号に対して、2の係数を乗算する回路である。
加算演算回路115は1サンプリング時間遅延回路113により遅延されたディジタル信号と、係数乗算回路114により係数が乗算されたディジタル信号と、分配回路111により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する回路である。
次に動作について説明する。
加算演算回路115は、1サンプリング時間遅延回路112,113によって2サンプリング時間Tだけ遅延されたディジタル信号と、1サンプリング時間遅延回路112によって1サンプリング時間Tだけ遅延されのち、係数乗算回路114によって2の係数が乗算されたディジタル信号と、分配回路111により分配されたディジタル信号とを加算するものであるため、図10のトランスバーサルフィルタ30の伝達特性DFは、下記の式(24)のようになる。
DF=Z−2+2・Z−1+1 (24)
一方、図1のトランスバーサルフィルタ30の伝達特性DFは、図2(c)に示す第1の加算型1次トランスバーサルフィルタIである加算型1次トランスバーサルフィルタ31,32が直列に接続されているものであるため、下記の式(25)のようになる。
DF=(Z−1+1)・(Z−1+1)
=Z−2+2・Z−1+1 (25)
式(24)と式(25)より、図10のトランスバーサルフィルタ30の伝達特性DFと、図1のトランスバーサルフィルタ30の伝達特性DFは同じであり、図1のトランスバーサルフィルタ30の代わりに、図10のトランスバーサルフィルタ30を用いることができる。
実施の形態10.
上記実施の形態1では、フィルタ回路1がトランスバーサルフィルタ10,20,30から構成されているものを示したが、入力されたディジタル信号Xinに重畳されているノイズを除去するディジタルフィルタがトランスバーサルフィルタ10,20,30に実装されているようにしてもよい。
図11はこの発明の実施の形態10による位相周波数検出装置のフィルタ回路1を示す構成図であり、図11において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ディジタルフィルタ13は減算型1次トランスバーサルフィルタ12から出力されたディジタル信号に重畳されているノイズを除去するフィルタである。
ディジタルフィルタ23は加算型1次トランスバーサルフィルタ22から出力されたディジタル信号に重畳されているノイズを除去するフィルタである。
ディジタルフィルタ33は加算型1次トランスバーサルフィルタ32から出力されたディジタル信号に重畳されているノイズを除去するフィルタである。
ディジタルフィルタ13,23,33は、ディジタル信号Xinに重畳されているノイズを除去することができればよく、特に回路構成は問わないが、例えば、FIR(Finite Impusle Response)型やIIR(Infinite Impusle Response)型のフィルタを用いることができる。
ただし、図1の位相周波数演算部4が、ディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]と周波数f[n・T]を検出できるようにするには、ディジタルフィルタ13,23,33の伝達特性DFが全て同じである必要がある。
図11では、図1のフィルタ回路1に対して、ディジタルフィルタ13,23,33を適用している例を示しているが、図4に示すように、2つのトランスバーサルフィルタ10,30から構成されているフィルタ回路1に対して、ディジタルフィルタ13,33を適用するようにしてもよい。
この実施の形態10では、トランスバーサルフィルタ10,20,30において、ディジタルフィルタ13,23,33が、2つの1次トランスバーサルフィルタの出力端側に接続されているものを示しているが、図12に示すように、ディジタルフィルタ13,23,33が、2つの1次トランスバーサルフィルタの入力端側に接続されているものであってもよく、ディジタル信号に重畳されているノイズを除去することができる。
また、図13に示すように、フィルタ回路1の前段にディジタルフィルタ13が接続されているものであってもよく、ディジタル信号に重畳されているノイズを除去することができる。
実施の形態11.
図14はこの発明の実施の形態11による位相周波数検出装置を示す構成図であり、図14において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
位相周波数演算部121は図1の位相周波数演算部4と同じ構成の演算部であり、トランスバーサルフィルタ10,20,30から出力されたディジタル信号X,X,Xを用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号Xinの位相θ及び周波数fを演算する。
位相周波数演算部122は図4の位相周波数演算部4と同じ構成の演算部であり、トランスバーサルフィルタ10,30から出力されたディジタル信号X,Xを用いる位相演算及び周波数演算を実施して、入力されたディジタル信号Xinの位相θ及び周波数fを演算する。
図1の位相周波数演算部4と図4の位相周波数演算部4とは、上記実施の形態1,3で示しているように、位相演算及び周波数演算の処理内容が異なっている。
統計演算部123は位相周波数演算部121により演算された位相θと位相周波数演算部122により演算された位相θとの統計演算を実施するとともに、位相周波数演算部121により演算された周波数fと位相周波数演算部122により演算された周波数fとの統計演算を実施する。
次に動作について説明する。
位相周波数演算部121は、図1の位相周波数演算部4と同様に、ディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算する。
位相周波数演算部122は、図4の位相周波数演算部4と同様に、ディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算する。
位相周波数演算部121,122におけるディジタル演算のビット数が無限大であれば、そのディジタル演算において量子化誤差が発生しないため、式(12)で求まるθ[n・T]と、式(19)で求まるθ[n・T]とが同じ値になり、また、式(13)で求まる周波数f[n・T]と、式(18)で求まる周波数f[n・T]とが同じ値になる。
しかし、位相周波数演算部121,122におけるディジタル演算のビット数は有限の値であるため、量子化誤差が発生する。
そこで、統計演算部123は、位相周波数演算部121により演算された位相θ[n・T]と位相周波数演算部122により演算された位相θ[n・T]との統計演算を実施するとともに、位相周波数演算部121により演算された周波数f[n・T]と位相周波数演算部122により演算された周波数f[n・T]との統計演算を実施する。
ここで、位相周波数演算部121,122により演算された2つの位相θ[n・T]の統計演算としては、2つの位相θ[n・T]の平均値を求める演算や重み付け加算を求める演算などが考えられる。
また、位相周波数演算部121,122により演算された2つの周波数f[n・T]の統計演算としては、2つの周波数f[n・T]の平均値を求める演算や重み付け加算を求める演算などが考えられる。
これにより、位相周波数演算部121,122のディジタル演算で発生する量子化誤差の影響を軽減して、高精度な位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]得ることができる。
この実施の形態11では、位相演算及び周波数演算の処理内容が異なっている位相周波数演算部121,122が実装され、統計演算部123が位相周波数演算部121,122の演算結果を統計演算するものを示したが、位相演算及び周波数演算の処理内容が異なる3つ以上の位相周波数演算部が実装され、統計演算部123が3つ以上の位相周波数演算部の演算結果を統計演算するようにしてもよい。
この実施の形態11では、位相演算及び周波数演算の処理内容が異なっている位相周波数演算部121,122が実装されているものを示したが、複数の位相周波数演算部の前段に接続されるフィルタ回路1の構成が異なるようにして、統計演算部123が複数の位相周波数演算部の演算結果を統計演算するようにしてもよい。
例えば、図15に示すように、ディジタルフィルタ13,23,33が実装されていないトランスバーサルフィルタ10,20,30で構成されているフィルタ回路1の出力信号からディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算する位相周波数演算部121と、ディジタルフィルタ13,23,33が実装されているトランスバーサルフィルタ10,20,30で構成されているフィルタ回路1の出力信号からディジタル信号Xin[n・T]の位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を演算する位相周波数演算部121とを設け、統計演算部123が、2つの位相周波数演算部121により演算された位相θ[n・T]の統計演算を実施するとともに、2つの位相周波数演算部121により演算された周波数f[n・T]の統計演算を実施するようにしてもよい。
この場合も、2つの位相周波数演算部121のディジタル演算で発生する量子化誤差の影響を軽減して、高精度な位相θ[n・T]及び周波数f[n・T]を得ることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る位相周波数検出装置は、入力されたディジタル信号Xinの位相θ及び周波数fを検出する際、入力されるディジタル信号Xinが短パルスの信号でも検出する必要があるものに適している。
1 フィルタ回路、4 位相周波数演算部、10 トランスバーサルフィルタ(第1のトランスバーサルフィルタ)、11,12 減算型1次トランスバーサルフィルタ、13 ディジタルフィルタ、20 トランスバーサルフィルタ(第2のトランスバーサルフィルタ)、21 減算型1次トランスバーサルフィルタ、22 加算型1次トランスバーサルフィルタ、23 ディジタルフィルタ、30 トランスバーサルフィルタ(第3のトランスバーサルフィルタ、第2のトランスバーサルフィルタ)、31,32 加算型1次トランスバーサルフィルタ、33 ディジタルフィルタ、41 除算演算回路(第1の除算演算回路)、42 除算演算回路(第2の除算演算回路)、43 乗算演算回路、44 n乗根演算回路(冪根演算回路)、45 位相演算回路、46 周波数演算回路、51 分配回路(第1の分配回路)、52 1サンプリング時間遅延回路(第1の遅延回路)、53,54 減算演算回路、61 分配回路(第2の遅延回路)、62 1サンプリング時間遅延回路(第2の遅延回路)、63,64 加算演算回路、71 乗算演算回路(第1の乗算演算回路)、72 乗算演算回路(第2の乗算演算回路)、73 除算演算回路、81 除算演算回路、82 n乗根演算回路(冪根演算回路)、83 周波数演算回路、84 位相演算回路、91 分配回路、92 1サンプリング時間遅延回路(第1の遅延回路)、93 1サンプリング時間遅延回路(第2の遅延回路)、94 係数乗算回路、95 加算演算回路、101 分配回路、102 1サンプリング時間遅延回路(第1の遅延回路)、103 1サンプリング時間遅延回路(第2の遅延回路)、104 係数乗算回路、105 加算演算回路、111 分配回路、112 1サンプリング時間遅延回路(第1の遅延回路)、113 1サンプリング時間遅延回路(第2の遅延回路)、114 係数乗算回路、115 加算演算回路、121,122 位相周波数演算部、123 統計演算部。

Claims (5)

  1. 入力されたディジタル信号の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号を出力する、第1のトランスバーサルフィルタと第2のトランスバーサルフィルタと第3のトランスバーサルフィルタが並列に接続されているフィルタ回路と、
    前記第1のトランスバーサルフィルタから前記第3のトランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、前記入力されたディジタル信号の位相及び周波数を演算する位相周波数演算部と
    を備え、
    前記第1のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成され、
    前記第2のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタと加算型1次トランスバーサルフィルタが直列に接続されて構成され、
    前記第3のトランスバーサルフィルタは、加算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成されており、
    前記減算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第1の分配回路と、前記第1の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第1の遅延回路と、前記第1の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第1の分配回路により分配された他方のディジタル信号との間で減算演算を実施する減算演算回路とから構成され、
    前記加算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第2の分配回路と、前記第2の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第2の遅延回路と、前記第2の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第2の分配回路により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する加算演算回路とから構成されていることを特徴とする位相周波数検出装置。
  2. 入力されたディジタル信号の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号を出力する、第1のトランスバーサルフィルタと第2のトランスバーサルフィルタが並列に接続されているフィルタ回路と、
    前記第1のトランスバーサルフィルタ及び前記第2のトランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、前記入力されたディジタル信号の位相及び周波数を演算する位相周波数演算部と
    を備え、
    前記第1のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成され、
    前記第2のトランスバーサルフィルタは、加算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成されており、
    前記減算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第1の分配回路と、前記第1の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第1の遅延回路と、前記第1の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第1の分配回路により分配された他方のディジタル信号との間で減算演算を実施する減算演算回路とから構成され、
    前記加算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第2の分配回路と、前記第2の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第2の遅延回路と、前記第2の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第2の分配回路により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する加算演算回路とから構成されていることを特徴とする位相周波数検出装置。
  3. 入力されたディジタル信号の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号を出力する、第1のトランスバーサルフィルタと第2のトランスバーサルフィルタと第3のトランスバーサルフィルタが並列に接続されているフィルタ回路と、
    前記第1のトランスバーサルフィルタから前記第3のトランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、前記入力されたディジタル信号の位相及び周波数を演算する位相周波数演算部と
    を備え、
    前記第1のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成され、
    前記第2のトランスバーサルフィルタは、前記第1のトランスバーサルフィルタを構成している2つの減算型1次トランスバーサルフィルタのうち、前段の減算型1次トランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号が入力される加算型1次トランスバーサルフィルタから構成され、
    前記第3のトランスバーサルフィルタは、加算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成されており、
    前記減算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第1の分配回路と、前記第1の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第1の遅延回路と、前記第1の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第1の分配回路により分配された他方のディジタル信号との間で減算演算を実施する減算演算回路とから構成され、
    前記加算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第2の分配回路と、前記第2の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第2の遅延回路と、前記第2の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第2の分配回路により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する加算演算回路とから構成されていることを特徴とする位相周波数検出装置。
  4. 入力されたディジタル信号の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号を出力する、第1のトランスバーサルフィルタと第2のトランスバーサルフィルタと第3のトランスバーサルフィルタが並列に接続されているフィルタ回路と、
    前記第1のトランスバーサルフィルタから前記第3のトランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、前記入力されたディジタル信号の位相及び周波数を演算する位相周波数演算部と
    を備え、
    前記第1のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成され、
    前記第3のトランスバーサルフィルタは、加算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成され、
    前記第2のトランスバーサルフィルタは、前記第3のトランスバーサルフィルタを構成している2つの加算型1次トランスバーサルフィルタのうち、前段の加算型1次トランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号が入力される減算型1次トランスバーサルフィルタから構成されており、
    前記減算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第1の分配回路と、前記第1の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第1の遅延回路と、前記第1の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第1の分配回路により分配された他方のディジタル信号との間で減算演算を実施する減算演算回路とから構成され、
    前記加算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第2の分配回路と、前記第2の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第2の遅延回路と、前記第2の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第2の分配回路により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する加算演算回路とから構成されていることを特徴とする位相周波数検出装置。
  5. 入力されたディジタル信号の振幅及び位相を変化させ、振幅及び位相変化後のディジタル信号として、互いに異なるディジタル信号を出力する、第1のトランスバーサルフィルタと第2のトランスバーサルフィルタと第3のトランスバーサルフィルタが並列に接続されているフィルタ回路と、
    前記第1のトランスバーサルフィルタから前記第3のトランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号を用いる位相演算及び周波数演算を実施して、前記入力されたディジタル信号の位相及び周波数を演算する位相周波数演算部と
    を備え、
    前記第1のトランスバーサルフィルタは、減算型1次トランスバーサルフィルタが2つ直列に接続されて構成され、
    前記第2のトランスバーサルフィルタは、入力側の加算型1次トランスバーサルフィルタと出力側の減算型1次トランスバーサルフィルタが直列に接続されて構成され、
    前記第3のトランスバーサルフィルタは、前記第2のトランスバーサルフィルタを構成している加算型1次トランスバーサルフィルタから出力されたディジタル信号が入力される加算型1次トランスバーサルフィルタから構成されており、
    前記減算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第1の分配回路と、前記第1の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第1の遅延回路と、前記第1の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第1の分配回路により分配された他方のディジタル信号との間で減算演算を実施する減算演算回路とから構成され、
    前記加算型1次トランスバーサルフィルタは、入力されたディジタル信号を分配する第2の分配回路と、前記第2の分配回路により分配された一方のディジタル信号を1サンプリング時間だけ遅延する第2の遅延回路と、前記第2の遅延回路により遅延されたディジタル信号と前記第2の分配回路により分配された他方のディジタル信号との加算演算を実施する加算演算回路とから構成されていることを特徴とする位相周波数検出装置。
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