JP6410670B2 - 通行難易度推定装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、この発明の第1の実施形態に係る通行難易度推定システムの機能構成を示すブロック図である。
通行難易度推定システムは、例えば自治体またはサービス事業者が通行難易度推定装置として運用するサーバ装置SVと、利用者がそれぞれ移動機器として使用する車椅子MDと、車椅子MDに固定されるデータ計測機器としてのスマートフォンTMと、地図システムMPとを備える。なお、車椅子MDおよびスマートフォンTMは、複数の利用者がそれぞれ個別に使用するため実際には複数になるが、図の簡単のためここでは図示を省略している。
次に、以上のように構成された通行難易度推定システムの動作を説明する。図2は当該システムの主要部であるサーバ装置SVの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
利用者が車椅子MDに乗って例えば街の中を移動したとする。この移動中に、車椅子MDに固定されたスマートフォンTMは、一定時間ごと(例:20ミリ秒ごと)に加速度および角速度の計測を行って、内部の記憶領域にセンサデータを蓄積する。またそれと共にスマートフォンTMは、上記加速度及び角速度の計測タイミングと同じタイミングでGPSセンサにより現在位置を表す緯度・経度データを計測して蓄積する。そして、この計測された緯度・経度データを、上記加速度及び角速度の計測データと共に、一定時間ごと(例:1秒ごと)に、センサデータとしてサーバ装置SVに向け無線送信する。
上記ステップS13によりセンサデータが一定量収集されたことが確認されると、サーバ装置SVはセンサデータ分割処理部12の制御の下、センサデータをその計測位置ごとに分割する処理を以下のように実行する。
サーバ装置SVは、次に分散計算部13の制御の下、ステップS16において、上記分割データ記憶部22に記憶された各センサデータについて、エリアメッシュごとに各利用者の通行によって生じたセンサデータをマージした上で、エリアメッシュごとにセンサデータのばらつきを算出する。
サーバ装置SVは、続いて正規化処理部14の制御の下、ステップS17において、上記ばらつきデータ記憶部23に記憶されたばらつきセンサデータをもとに、ばらつきのスコアを計算するための処理を実行する。
vi’=(vi−vmin )/(vmax −vmin )
により計算する。そして、上記正規化処理後の値をばらつきスコアデータとしてスコアデータ記憶部24に記憶させる。図11はスコアデータ記憶部24に記憶されたばらつきのスコアデータの一例を示す。
サーバ装置SVは、続いて通行難易度計算部15の制御の下、ステップS18において、上記スコアデータ記憶部24に記憶されたばらつきスコアデータをもとに、通行難易度を以下のように計算する。
vmean=(vax+vay+vaz+vgx+vgy+vgz)/6
により計算する。そして、上記計算された通行難易度データを、通行難易度データ記憶部25に記憶させる。図12は通行難易度データ記憶部25に記憶された通行難易度データの一例を示す。
サーバ装置SVは、最後に通行難易度データ出力部16の制御の下、上記算出された通行難易度に基づいて、通行難易度の高いエリアメッシュを表示させるための表示指示情報を生成し出力する処理を以下のように実行する。
以上詳述したように第1の実施形態では、複数の利用者のスマートフォンTMから、加速度および角速度の計測データとGPSを利用した緯度・経度データを含むセンサデータを収集し、収集した複数のセンサデータを複数のエリアメッシュのいずれかと対応付けて集約する。そして、上記エリアメッシュごとに、上記集約されたセンサデータに含まれる加速度および角速度の軸ごとの計測値の分散を計算したのち、当該分散値を正規化してばらつきの度合いを表すスコアデータを算出し、当該スコアデータの平均値を上記エリアメッシュにおける通行難易度とする。そして、各エリアメッシュの通行難易度の中からしきい値より高い通行難易度を抽出し、この抽出された通行難易度に対応するエリアメッシュの緯度・経度データを含む表示指示情報を地図システムMPへ出力することで、地図データ上の上記エリアメッシュに対応する位置に「通行注意」なる文字メッセージを表示させるようにしている。
この発明の第2の実施形態は、スマートフォンTMから送信されるセンサデータに利用者の移動方向を表すデータを含め、サーバ装置SVにおいてエリアメッシュごとに上記移動方向別の利用者の動きのばらつきスコアを算出し、この移動方向別の動きのばらつきスコアをもとに移動方向別の通行難易度を求めるようにしたものである。
利用者が車椅子MDに乗って例えば街の中を移動したとする。この移動中に、車椅子MDに固定されたスマートフォンTMは、一定時間ごと(例:20ミリ秒ごと)に加速度および角速度の計測を行って、内部の記憶領域にセンサデータを蓄積する。またそれと共にスマートフォンTMは、上記加速度及び角速度の計測タイミングと同じタイミングでGPSセンサにより現在位置を表す緯度・経度データを計測して蓄積すると共に、上記GPSセンサおよび方位センサにより移動方向を検出して蓄積する。そして、この計測された緯度・経度データおよび方位データを、上記加速度及び角速度の計測データと共に、一定時間ごと(例:1秒ごと)に、センサデータとしてサーバ装置SVに向け無線送信する。
上記ステップS13により移動方向付きセンサデータが一定量収集されたことが確認されると、サーバ装置SVはセンサデータ分割処理部12の制御の下、上記移動方向付きセンサデータをその計測位置ごとに分割する処理を以下のように実行する。
サーバ装置SVは、次に分散計算部13の制御の下、ステップS27において、上記分割データ記憶部22から移動方向別に集約されたセンサデータを読み出し、エリアメッシュごとに同一の移動方向へ通行したセンサデータをマージした上で、エリアメッシュごとに移動方向別のセンサデータのばらつきを算出する。
サーバ装置SVは、続いて正規化処理部14の制御の下、ステップS28において、上記ばらつきデータ記憶部23に記憶された移動方向別のばらつきを表すセンサデータをもとに、移動方向別のばらつきのスコアを計算するための処理を実行する。
サーバ装置SVは、続いて通行難易度計算部15の制御の下、ステップS29において、上記スコアデータ記憶部24に記憶された移動方向別のばらつきスコアデータをもとに、エリアメッシュごとに移動方向別の通行難易度を計算する。
サーバ装置SVは、最後に通行難易度データ出力部16の制御の下、上記算出された通行難易度に基づいて、通行難易度の高いエリアメッシュを表示させるための表示指示情報を生成し出力する処理を以下のように実行する。
以上詳述したように第2の実施形態では、スマートフォンTMから移動方向を含むセンサデータを送信し、サーバ装置SVでは上記センサデータを収集し、収集した複数のセンサデータをエリアメッシュごとにかつ移動方向別に集約する。そして、上記エリアメッシュごとに移動方向別に集約されたセンサデータに含まれる加速度および角速度の軸ごとの計測値の分散を計算したのち、当該分散値を正規化して移動方向別のばらつきの度合いを表すスコアデータを算出し、当該スコアデータの平均値を上記エリアメッシュにおける移動方向別の通行難易度とする。そして、エリアメッシュごとに移動方向別の通行難易度の中からしきい値より高い通行難易度を抽出し、この抽出された通行難易度に対応するエリアメッシュの緯度・経度データと移動方向を含む表示指示情報を地図システムMPへ出力することで、地図データ上の上記エリアメッシュに対応する位置に移動方向を示す→マークと「通行注意」なる文字メッセージを表示させるようにしている。
前記第2の実施形態では、スマートフォンTMにおいて移動方向を判定しそのデータをセンサデータに含めて送信するようにした。しかし、サーバ装置SVにおいて、同一のスマートフォンから時系列的に受信された複数のセンサデータに含まれる位置データの変移から移動方向を判定するようにしてもよい。
Claims (4)
- 複数の利用者の各々に対応して設けられ、当該利用者または当該利用者が使用する移動機器の移動中に、当該利用者または移動機器の動きおよび位置を計測して、3軸加速度データ、3軸角速度データ、および位置を表す情報を含む計測データを送信する複数のデータ計測機器との間で通信が可能な通行難易度推定装置であって、
前記複数の利用者の移動中に、前記複数のデータ計測機器から送信される計測データをそれぞれ受信する手段と、
前記受信された複数の計測データを、当該計測データに含まれる位置を表す情報に基づいて所定の地理的領域ごとに集約する手段と、
前記集約された計測データごとに、当該計測データに含まれる前記3軸加速度データおよび3軸角速度データそれぞれの各軸のばらつきを計算する手段と、
前記計算された各軸のばらつきを正規化し、各軸のばらつきスコアを求める手段と、
前記各軸のばらつきスコアからその地理的領域における通行難易度を表す情報を算出する手段と
を具備することを特徴とする通行難易度推定装置。 - 前記計測データは移動方向を表す情報を含み、
前記集約する手段は、前記地理的領域ごとに複数の計測データを移動方向ごとに集約し、
前記通行難易度はその地理的領域において移動方向毎に算出される
ことを特徴とする請求項1記載の通行難易度推定装置。 - 複数の利用者の各々に対応して設けられ、当該利用者または当該利用者が使用する移動機器の移動中に、当該利用者または移動機器の動きおよび位置を計測して、3軸加速度データ、3軸角速度データ、および位置を表す情報を含む計測データを送信する複数のデータ計測機器との間で通信が可能な通行難易度推定装置が実行する通行難易度推定方法であって、
前記通行難易度推定装置が、前記複数の利用者の移動中に、前記複数のデータ計測機器から送信される計測データをそれぞれ受信する過程と、
前記通行難易度推定装置が、前記受信された複数の計測データを、当該計測データに含まれる位置を表す情報に基づいて所定の地理的領域ごとに集約する過程と、
前記通行難易度推定装置が、前記集約された計測データごとに、当該計測データに含まれる前記3軸加速度データおよび3軸角速度データそれぞれの各軸のばらつきを計算する過程と、
前記通行難易度推定装置が、前記計算された各軸のばらつきを正規化し、各軸のばらつきスコアを求める過程と、
前記通行難易度推定装置が、前記各軸のばらつきスコアからその地理的領域における通行難易度を表す情報を算出する過程と
を具備することを特徴とする通行難易度推定方法。 - 請求項1または2記載の通行難易度推定装置が具備する前記各手段による処理を、前記通行難易度推定装置が備えるプロセッサに実行させるプログラム。
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JP2015122310A JP6410670B2 (ja) | 2015-06-17 | 2015-06-17 | 通行難易度推定装置、方法およびプログラム |
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