JP6410625B2 - 電力量計 - Google Patents

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Description

この発明は、端子部を覆う端子部カバーを備えた電力量計に関するものである。
従来の電力量計は、電力量を計測しこの電力量を表示する表示器を有する計量部と、この計量部に着脱可能に接続され電源側端子および負荷側端子を有する端子ブロックと、この端子ブロックを覆い、端子ブロックへ左右2本のねじにより固定される端子部カバーとから構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
また、自動検針を行うため、計測した電力量を通信により、伝送するための通信ユニットを端子ブロックの上に設け、端子部カバーで覆うようにした通信機能付きの電力量計が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−36661号公報 特開2012−145579号公報
従来の電力量計では、端子部カバーを2本のねじにより端子ブロックに固定していたが、固定用のねじを1本にしたいという要望がある。
また、通信ユニットは、端子ブロックの上に設けられ、端子部カバーで覆っていたが、設置環境によっては、通信アンテナの指向性により通信エラーを起こす場合があるため、通信ユニットを端子部カバーの外に出し、端子部カバーの通信状態が良い箇所に装着したいという要望もある。
そこで、端子部カバーの固定用のねじを左右いずれか1本とし、通信ユニットを端子部カバーの外側に装着することが考えられる。
しかしながら、端子部カバーは、電力量計の設置時に一旦、取り外して電線を接続後、再度装着される。そのため、端子部カバーを取り外しにあたっては、固定用のねじを外したときには、容易に取り外しが可能である必要があるが、固定用のねじを1本にすると、ねじを設けない側において、端子ブロックと端子部カバーの係合が外れにくくなるという懸念もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、端子部カバーの固定用ねじを1本にすることが可能で、端子部カバーの取り外し時には、端子部カバーが容易に外れ、端子部カバーの装着時には、端子部カバーが外れない電力量計を得ることを目的とするものである。
この発明に係る電力量計においては、電力量を計測する計量器と、電気負荷の配線に接続される接続端子を有した端子部と、端子部に取り付けられ接続端子を覆う端子部カバーが設けられ、端子部カバーの一部は、端子部に設けられたスナップフィットと端子部カバーに設けられた突起部との結合によって固定されるように構成されている。
この発明によれば、端子部カバーの一部をスナップフィットで端子部に固定することにより、簡単な構造で端子部カバーを容易に取り外しできる電力量計を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る電力量計を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計を示す左斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計を示す右斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計を部分的に分解して示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計を部分的に分解して示す左斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計を部分的に分解して示す右斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計の端子部カバーの内面を示す裏面斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計におけるスナップフィットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計におけるスナップフィットを示す正面図である。 図7におけるA部の拡大斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計におけるスナップフィットの結合状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計におけるスナップフィットの変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計におけるスナップフィットの変形例を示す正面図である。 図12、図13に示すスナップフィットの結合状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電力量計の端子部カバーの取り外し過程を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計の要部を透視して示す部分左斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計の端子部カバーの内面を示す裏面斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計におけるスナップフィットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計におけるスナップフィットを示す正面図である。 図17におけるB部の拡大斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計におけるスナップフィットの結合状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計におけるスナップフィットの変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計におけるスナップフィットの変形例を示す正面図である。 図22、図23に示すスナップフィットの結合状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計の端子部カバーの取り外し過程を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係る電力量計の端子部カバーの取り外し過程を示す要部拡大側面図である。 この発明の実施の形態3に係る電力量計を部分的に分解して示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係る電力量計を部分的に分解して示す左斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る電力量計を部分的に分解して示す右斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る電力量計を概略的に示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係る電力量計を概略的に示す左斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳述する。なお、各図中、同一符号は、同一又は相当部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電力量計の正面図 、図2はこの電力量計を左斜
め側面方向から見た左斜視図、図3はこの電力計を右斜め側面方向から見た右斜視図である。
この実施の形態1に係る電力量計100は、図1〜図3に示すように、電力量を計測し使用電力量を表示する計量器1、計量器1と電気負荷、例えば需要家の電気機器とを配線にて接続する端子部2を有している。
計量器1には、合成樹脂で一体成型され計量器1の主要部を収納するケースに計量器カバー3が、例えば、ねじによる取付部5によって、取り外し可能に取り付けられている。また、端子部2には、合成樹脂で一体成型され端子部2を構成する端子台に端子部カバー4が取付ねじ6及び後述するスナップフィットによって、取り外し可能に取り付けられている。
図4〜図6は、端子部2を構成する端子台から端子部カバー4を分解して取り外した状態を示す正面図、左斜視図、右斜視図である。これらの図に示されるように、端子部2を構成する端子台には、端子部カバー4を締め付け固定する取付ねじ6が結合されるねじ孔7aが形成されている。なお、ねじ孔7bは、端子部カバー4の取付ねじ6を端子部カバー4の左側部に設けた場合に用いられる。
端子部2の端子台には、計量器1の回路要素と端子台の接続端子とを接続する配線部分を覆う端子ブロックカバー8が、取り外し可能に固定されている。
この端子ブロックカバー8は、左右両側に壁が合成樹脂で一体成型された盆状のものであって、配線部分の露出を防ぎ、また必要に応じ計量器1の計測データを外部に送信する有線通信ユニットを保持するとともに、配線に流れる電流による電磁的影響を抑制することができる。
端子部2の左側面には、図4、図5に示すようにスナップフィット10が端子台と一体に設けられている。また、端子部2の端子台下部には、ねじ11によって電気機器の配線が接続される6箇所の端子が設けられている。
端子部カバー4の上部開放側には、計量器1の計量器カバー3の対向部に形成された溝部に嵌め込まれるリブ12が図7に示すように形成されている。また、この端子部カバー4の上部側には端子ブロックカバー8の上部を覆うユニット包囲部13が形成されており、端子部カバー4の下部側には端子部2の端子部分を覆う端子包囲部14が形成されている。更に、端子部カバー4の内面側壁には、図4、図5に示すスナップフィット10と対向し結合可能な突起部15が設けられている。
スナップフィット10は、図8、図9に示されるよう形成されており、本体16の下部には端子部カバー4に設けた突起部15と結合可能な爪部を形成する先端部17が設けられている。先端部17の表面には、面取り部18、結合部19、切欠き部20、誘導面21a(第1の誘導面)、誘導面21b(第2の誘導面)が形成されている。面取り部18は、先端部17と突起部15が結合される際に突起部15が摺動する部分であり、結合部19は突起部15と嵌め合いによって結合される部分である。また、切欠き部20は、スナップフィットを結合状態から取り外す際に、結合部19の上面を図9において右方向に端子部カバー4の突起部15を摺動させた際に、突起部15を誘導面21a、21bに沿って通過させ、突起部15と結合部19との結合を分離させる部分である。
端子部カバー4の突起部15は、図10に示されるように、端子部カバー4の内面に、空間領域151と端子部カバー4を着脱させる際にスナップフィット10の結合部19との干渉防止用の空間領域152とを両側に設けて突起部15が形成されている。
スナップフィット10と端子部カバー4との結合は、図11に示されるように、先端部17に設けられた図8、図9に示す如くの結合部19の上面と本体16の表面に当たってなされている。端子部カバー4を取り付ける際は、突起部15によって面取り部18に当たり、スナップフィット10の弾性力に抗して、破線にて示すように、スナップフィット10が端子部2の端子台方向に押し込まれるように変形し、面取り部18を通過して結合部19の上面に達した時点で、スナップフィット10は弾性力で元の状態に復帰して、図11のような結合状態となる。なお、スナップフィット10の先端部17の裏面(面取り部18が形成された面とは反対側の面)には、突起部22が形成されており、スナップフィット10が弾性変形するとき、端子部の端子台に当たることによって、スナップフィット10が過度に変形して破損することがないように構成されている。
図12および図13は、スナップフィット10の変形例を示しており、誘導面21a、誘導面21bをなくしたものである。本体(部)16の下部には端子部カバー4に設けた突起部15と結合可能な爪部を形成する先端部17が設けられている。先端部17の表面には、面取り部18、結合部19、切欠き部20が形成されている。面取り部18は、先端部17と突起部15が結合される際に突起部15が摺動する部分であり、結合部19は突起部15と嵌め合いによって結合される部分である。また、切欠き部20は、スナップフィットを結合状態から取り外す際に、結合部19の上面を図13において右方向に端子部カバー4の突起部15を摺動させた際に、突起部15を通過させ、突起部15と結合部19との結合を分離させる部分である。
スナップフィット10と端子部カバー4との結合は、図14に示されるように、先端部17に設けられた図12、図13に示す如くの結合部19の上面と本体16の表面に当たってなされている。端子部カバー4を取り付ける際は、突起部15によって面取り部18に当たり、スナップフィット10の弾性力に抗して、破線にて示すように、スナップフィット10が端子部2の端子台方向に押し込まれるように変形し、面取り部18を通過して結合部19の上面に達した時点で、スナップフィット10は弾性力で元の状態に復帰して、図14のような結合状態となる。なお、スナップフィット10の先端部17の裏面(面取り部18が形成された面とは反対側の面)には、突起部22が形成されており、スナップフィット10が弾性変形するとき、端子部の端子台に当たることによって、スナップフィット10が過度に変形して破損することがないように構成されている。
このように、誘導面21a、誘導面21bをなくしたスナップフィット10でも、端子部カバー4を着脱する際に、端子部カバー4の空間領域152と結合部19が対向するように、端子部カバー4をスライドさせたとき端子部カバー4の自重やスライド操作などで、端子部カバー4の突起部15を切欠き部20に接触させることができれば、構成可能である。
もちろん、摺動性の向上を図って、誘導面21a、誘導面21bの少なくとも一方をスナップフィット10に設けてもよい。なお、端子部カバー4の突起部15側に誘導面を設けて、摺動性の向上を図ってもよい。
図15は、端子部カバー4を取り外す過程を示しており、図15(a)は端子部カバー4が端子部2に取り付けられた状態、図15(b)は端子部カバー4を途中まで引出した状態、図15(c)は端子部カバー4の取り外し最終段階の状態を示している。なお、計量器1、端子部2等で構成される電力量計は、建屋の壁面、分電盤の支持体等の固定部23に取り付けられている。
図15(a)の状態では、スナップフィット10の先端部17が端子部カバー4の突起部15と結合状態にあり、端子部カバー4は、例えば図1に示す取付ねじ6と、スナップフィット10とによって端子部2の端子台に固定されている。また、端子部カバー4に形成されたリブ12は、計量器カバー3に形成された溝部に嵌め込まれた状態となっている。
図15(a)の状態から端子部カバー4を図において右方向にスライドさせると、図15(b)に示すように、突起部15はスナップフィット10先端部17に形成された結合部19の上面から切欠き部20の上部に移動し、結合部19との結合が解かれる。また、端子部カバー4に形成されたリブ12は、計量器カバー3に形成された溝部に嵌め込まれた状態であるが、溝部内を図において右方向に移動した状態になっている。
図15(b)の状態から端子部カバー4を図においてリブ12を中心に左方向(反時計方向)に回転させながら斜め右方向に引出すと、端子部カバー4の突起部15はスナップフィット10の先端部17に形成された切欠き部20を通り、またリブ12は計量器カバー3の溝部内で斜めに傾き、図15(c)に示すような状態となる。なお、図8、図9に示すように、スナップフィット10の先端部17に設けた切欠き部20に誘導面21a、21bを形成したスナップフィットを用いたものでは、突起部15がこの誘導面21a、21bに案内されながら移動できるので分離動作をより円滑に行うことが可能となる。
図15(c)の状態から端子部カバー4を図において斜め右方向に引出すと、端子部カバー4を端子部2から取り外すことができる。
また、スナップフィット10は弾性を有しないものでも、端子部カバー4の取り外しと逆の手順を行えば端子部カバー4を取り付けることができる。
実施の形態2.
図16は、この発明の実施の形態2に係る電力量計の概略構成示す左斜視図であって、スナップフィット部分を透視にて概略的に示している。実施の形態1と異なるところは、端子部2にスナップフィット10a(第1のスナップフィット)とスナップフィット10b(第2のスナップフィット)の2個のスナップフィットを設けている。
端子部カバー4の上部開放側には、計量器1の計量器カバー3の対向部に形成された溝部に嵌め込まれるリブ12が図17に示すように形成されている。また、この端子部カバー4の上部側には端子ブロックカバー8の上部を覆うユニット包囲部13が形成されており、端子部カバー4の下部側には端子部2の端子部分を覆う端子包囲部14が形成されている。更に、端子部カバー4の内面側壁には、図16に示すスナップフィット10aとスナップフィット10bに夫々対向し結合可能な突起部15aと突起部15bが設けられている。
本実施の形態2におけるスナップフィット10は、図18、図19に示されるようスナップフィット10aとスナップフィット10bの2個のスナップフィットが設けられており、各本体16の下部には端子部カバー4に設けた図20に示す突起部15a(第1の突起部)、15b(第2の突起部)と結合可能な爪部を形成する先端部17が設けられている。各先端部17の表面には、面取り部18、結合部19a、19b、切欠き部20、誘導面21a、21bが夫々形成されている。面取り部18は、先端部17と各突起部15a、15bが結合される際に突起部15a、15bが摺動する部分であり、結合部19a、19bはそれぞれ突起部15a、15bと嵌め合いによって結合される部分である。面取り部18の側面にはカット部18aが形成されている。また、切欠き部20は、スナップフィット10a、10bを結合状態から取り外す際に、結合部19a、19bの上面を図19において右方向に端子部カバー4の突起部15a、15bを摺動させた際に、突起部15a、15bを誘導面21a、21bに沿って通過させ、突起部15a、15bと結合部19a、19bとの結合を分離させる部分である。
端子部カバー4の突起部15a、15bは、図20に示されるように、端子部カバー4の内面に、空間領域151と端子部カバー4を着脱させる際にスナップフィット10a、10bに干渉防止用の空間領域152,153とを両側に設けて突起部15a、15bが形成されている。詳細には、空間領域151と152の間に突起部15aが、空間領域152と153の間に突起部15bが形成されており、結合部19aの干渉防止用には空間領域153が、結合部19bの干渉防止用には空間領域152が形成されている。
スナップフィット10a、10bと端子部カバー4との結合は、図21に示されるように、先端部17に設けられた図18、図19に示す如くの結合部19a、19bの上面と本体16の表面に当たってなされている。端子部カバー4を取り付ける際は、突起部15a、15bによって面取り部18に当たり、スナップフィットの弾性力に抗して、破線にて示すように、スナップフィット10a、10bが端子部2の端子台方向に押し込まれるように変形し、面取り部18を通過して結合部19の上面に達した時点で、スナップフィット10a、10bは弾性力で元の状態に復帰して、図21のような結合状態となる。なお、スナップフィットの先端部17の裏面(面取り部18が形成された面とは反対側の面)には、突起部22が形成されており、スナップフィット10が弾性変形するとき、端子部の端子台に当たることによって、スナップフィット10a、10bが過度に変形して破損することがないように構成されている。
図22および図23は、スナップフィット10a、10bの変形例を示しており、各本体16の下部には端子部カバー4に設けた突起部15a、15bと結合可能な爪部を形成する各先端部17が設けられている。各先端部17の表面には、面取り部18、結合部19、切欠き部20が夫々形成されている。面取り部18は、先端部17と突起部15a、15bが結合される際に突起部15a、15b摺動する部分であり、結合部19a、19bは突起部15a、15bと嵌め合いによって結合される部分である。また、切欠き部20は、スナップフィットを結合状態から取り外す際に、結合部19a、19bの上面を図23において右方向に端子部カバー4の突起部15、15bを摺動させた際に、突起部15a、15bを通過させ、突起部15a、15bと結合部19a、19bとの結合を分離させる部分である。
このように、誘導面21a、誘導面21bをなくしたスナップフィット10a、10bでも、端子部カバー4を着脱する際に、端子部カバー4の空間領域152と結合部19b、空間領域153と結合部19aが対向するように、端子部カバー4をスライドさせたとき端子部カバー4の自重やスライド操作などで、端子部カバー4の突起部15a、15bを切欠き部20に接触させることができれば、構成可能である。
もちろん、摺動性の向上を図って、誘導面21a、誘導面21bの少なくとも一方をスナップフィット10a、10bに設けてもよい。なお、端子部カバー4の突起部15a、15b側に誘導面を設けて、摺動性の向上を図ってもよい。
スナップフィット10a、10bと端子部カバー4との結合は、図24に示されるように、先端部17に設けられた図22、図23に示す如くの結合部19a、19bの上面と本体16の表面に当たってなされている。端子部カバー4を取り付ける際は、突起部15a、15bによって面取り部18に当たり、スナップフィットの弾性力に抗して、破線にて示すように、スナップフィット10a、10bが端子部2の端子台方向に押し込まれるように変形し、面取り部18を通過して結合部19a、19bの上面に達した時点で、スナップフィット10a、15bは弾性力で元の状態に復帰して、図24のような結合状態となる。なお、スナップフィットの先端部17の裏面(面取り部18が形成された面とは反対側の面)には、突起部22が形成されており、スナップフィット10a、10bが弾性変形するとき、端子部の端子台に当たることによって、スナップフィット10a、10bが過度に変形して破損することがないように構成されている。
図25は、端子部カバー4を取り外す過程を示しており、図25(a)は端子部カバー4が端子部2に取り付けられた状態、図25(b)は端子部カバー4を途中まで引出した状態、図25(c)は端子部カバー4の取り外し最終段階の状態を示している。なお、計量器1、端子部2等で構成される電力量計は、建屋の壁面、分電盤の支持体等の固定部23に取り付けられている。
図25(a)の状態では、スナップフィット10a、10bの先端部17が端子部カバー4の突起部15a、15bと結合状態にあり、端子部カバー4は、例えば図1、図6に示す取付ねじ6と、スナップフィット10a、10bとによって端子部2の端子台に固定されている。また、端子部カバー4に形成されたリブ12は、計量器カバー3に形成された溝部に嵌め込まれた状態となっている。
図25(a)の状態から端子部カバー4を図において右方向にスライドさせると、図25(b)に示すように、突起部15a、15bはスナップフィット10a、10b先端部17に形成された結合部19の上面から切欠き部20の上部に移動し、結合部19a、19bとの結合が解かれる。また、端子部カバー4に形成されたリブ12は、計量器カバー3に形成された溝部に嵌め込まれた状態であるが、溝部内を図において右方向に移動した状態になっている。
図25(b)の状態から端子部カバー4を図において左方向(反時計方向)に回転させながら斜め右方向に引出すと、端子部カバー4の突起部15a、15bはスナップフィット10a、10bの先端部17に形成された切欠き部20を通り、またリブ12は計量器カバー3の溝部内で斜めに傾き、図25(c)に示すような状態となる。なお、図18、図19に示すように、スナップフィット10a、10bの先端部17に設けた切欠き部20に誘導面21a、21bを形成したスナップフィットを用いたものでは、突起部15a、15bがこの誘導面21a、21bに案内されながら移動できるので分離動作をより円滑に行うことが可能となる。
図25(c)の状態から端子部カバー4を図において斜め右方向に引出すと、端子部カバー4を端子部2から取り外すことができる。
また、図26は図25(c)の要部を拡大して示しており、端子部カバー4を図において矢印で示すように右横方向にずらせた後、斜め右下方向に引出すように移動させる。また、スナップフィット10bの先端部17に設けた面取り部18の側面にカット部18aが形成されているので、同図に示されるように、端子部カバー4を移動させた際に、端子部カバー4の突起部15aがスナップフィット10bの先端部17に触れることなくスムースに移動させることができる。
実施の形態3.
図27〜図29は、この発明に係る実施の形態3における電力量計を示しており、端子部2を構成する端子台から端子部カバー4を分解して取り外した状態を示す正面図、左斜視図、右斜視図である。
この実施の形態3においては、スナップフィット10は、端子部2を構成する端子台に一体成形にて設けられている。その他の構成は、実施の形態1、実施の形態2と同様に構成されるものであって、その詳細については説明を省略する。
このように、スナップフィット10を端子部2を構成する端子台に形成することによって、端子部2の端子台を加工する必要がない。また、この実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図30および図31は、この発明に係る実施の形態4における電力量計100示した正面図と左斜視図である。
この実施の形態4においては、電力量計100の左側面部、具体的には端子部カバー4に計量器1の計測データを伝送するための無線通信ユニット24が取付部25に設けられたねじ孔26に取り付けられるねじによって固定される。その他の構成は、実施の形態1〜実施の形態3と同様に構成されるものであって、その詳細については説明を省略する。
このような実施の形態4においても、実施の形態1、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。またこの場合、実施の形態2で説明したスナップフィット10a、10bを有したスナップフィット並びに突起部15a、15bを有した端子部カバー4を用いれば、無線通信ユニット24によって加わる重量を分担して保持することができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 計量器、2 端子部、3 計量器カバー、4 端子部カバー、8 端子ブロックカバー、10 スナップフィット、10a スナップフィット、10b スナップフィット、15 突起部、15a 突起部、15b 突起部、16 本体、17 先端部、19 結合部、20 切欠き部、21a 誘導面、21b 誘導面、22 突起部、24 無線通信ユニット、100 電力量計

Claims (6)

  1. 電力量を計測する計量器と、電気負荷の配線に接続される接続端子を有した端子部と、前記端子部に取り付けられ前記接続端子を覆う端子部カバーを備え、前記端子部カバーの一部は、前記端子部に設けられたスナップフィットと前記端子部カバーに設けられた突起部との結合によって固定されたことを特徴とする電力量計。
  2. 前記スナップフィットの先端部は、前記端子部カバーの突起部と係り合う結合部と、前記結合部に連なって形成され前記端子部カバーの引外し時に前記端子部カバーの突起部が前記スナップフィットの先端部から離脱するよう導く切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力量計。
  3. 前記切欠き部には、前記端子部カバーの突起部の移動を誘導する誘導面を形成したことを特徴とする請求項2に記載の電力量計。
  4. 前記スナップフィットおよび前記端子部カバーの突起部は夫々2箇所設けたことを特徴とする請求項2に記載の電力量計。
  5. 前記スナップフィットは前記端子部を構成する端子台に一体に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電力量計。
  6. 前記端子部カバーの側部に、前記計量器で得られた計測データを伝送する無線通信ユニットを取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電力量計。
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