JP6409345B2 - 電池モジュール及び電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルを並設した電池モジュール及び電池パックに関する。
複数の電池セルを並設した電池モジュールは、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1では、並設された複数の電池セルを接続するとともに、並設方向の両端の電池セルに接続ハーネスを接続している。
特開2010−211962号公報
ところで、電池セルは、使用に伴い電極に被膜が形成されていき、使用期間が長くなるにつれて電池セルが膨張していく。電池セルが膨張すると、電池セルに固定された接続ハーネスには張力が加わる。接続ハーネスに張力が加わると、電池セルに固定された接続ハーネスの固定部と、電池セルとの接触抵抗が大きくなり、電力損失が大きくなる。
本発明の目的は、電池セルと接続ハーネスの固定部との接触抵抗が大きくなることを抑制することができる電池モジュール及び電池パックを提供することにある。
上記課題を解決する電池モジュールは、並設された複数の電池セルと、前記複数の電池セルを並設方向の両側から挟持している第1エンドプレート及び第2エンドプレートと、前記第1エンドプレートと、前記第1エンドプレートに隣り合う電池セルとの間に設けられ、前記電池セルの膨張を弾性変形により吸収する弾性部材と、前記第1エンドプレートに隣り合う電池セルに接続された接続ハーネスと、前記第1エンドプレートと前記第2エンドプレートとに対して前記複数の電池セル及び前記弾性部材を拘束する拘束力を付与する拘束部材と、を備え、前記接続ハーネスは、前記電池セルと電気的に接続される固定部と、前記固定部から延びる配線部とを有し、前記配線部は、前記固定部から前記第2エンドプレートに向けて前記電池セルの並設方向に直線状に延びる延設部位を有し、前記固定部又は前記配線部は、前記電池セルの膨張に伴う前記電池セルの並設方向への変位に対応して変形可能なたわみ部位を有し、前記たわみ部位の伸び代は、前記弾性部材における前記電池セルの並設方向の寸法よりも長いことを要旨とする。
これによれば、電池セルが膨張すると、隣り合う電池セル同士は互いに押し合い、電池セルの並設方向に向けた力が作用する。この力が弾性部材に加わることで、弾性部材が弾性変形して、収縮する。固定部又は配線部には、たわみ部位が設けられており、固定部からは延設部位が電池セルの並設方向に延びているため、接続ハーネスが電池セルの並設方向に伸びようとすると、たわみ部位が伸びる(小さくなる)ことで接続ハーネスにかかる張力が軽減される。このため、固定部に負荷がかかることが抑制され、電池セルが膨張しても、固定部と電池セルとの接触抵抗が大きくなりにくい。
上記電池モジュールについて、前記配線部が前記たわみ部位を有することが好ましい。
これによれば、電池セルが膨張したときに、たわみ部位が伸びやすい。
上記課題を解決する電池パックは、配線部にたわみ部位を有する電池モジュールを筐体に複数収容した電池パックであって、前記電池モジュールは、たわみ部位同士が向かい合うように配置されている。
これによれば、たわみ部位が筐体の内面に接しにくく、たわみ部位が破損することを抑制することができる。
本発明によれば、電池セルと接続ハーネスの固定部との接触抵抗が大きくなることを抑制することができる。
(a)は電池パックを示す断面図、(b)は電池モジュールを拡大して示す断面図。 電池モジュールを示す斜視図。 電池ホルダ、電池セル、固定プレート及びエンドプレートを示す斜視図。 第1カバー部材を示す斜視図。 固定プレートの取付態様を示す電池モジュールの分解斜視図。 (a)は弾性部材が弾性変形する前の電池モジュールを示す一部破断正面図、(b)は弾性部材が弾性変形した後の電池モジュールを示す一部破断正面図。 変形例の電池モジュールを示す平面図。
以下、電池モジュール及び電池パックの一実施形態について説明する。
図1(a)に示すように、電池パック10は、筐体11を有している。筐体11には、複数の第1電池モジュール12を電池パック10の上下方向に並べた第1電池列L1と、複数の第2電池モジュール13を電池パック10の上下方向に並べた第2電池列L2が隣り合って収容されている。本実施形態において、第1電池列L1には、第1電池モジュール12が3個並んでおり、第2電池列L2には、第2電池モジュール13が2個並んでいる。筐体11には、ジャンクションボックス14が設けられている。各電池モジュール12,13のプラスハーネス及びマイナスハーネスである第1ハーネス92及び第2ハーネス103は、ジャンクションボックス14に接続されている。
図1(b)及び図2に示すように、第1電池モジュール12は、複数の電池セル15を有している。各電池セル15は、個別の電池ホルダ16,17に保持されている。本実施形態では、第1電池ホルダ16と、第2電池ホルダ17とが交互に並設されている。複数の電池セル15は、電池セル15の並設方向の両側に設けられた第1エンドプレート18と、第2エンドプレート19とによって挟持されている。以下の説明において、第1エンドプレート18に隣り合う電池セル15を第1電池セル15a、第2エンドプレート19に隣り合う電池セル15を第2電池セル15bとして説明を行う。
第1エンドプレート18と、第1電池セル15aとの間には、平板状の固定プレート51及び平板状の弾性部材20が挟持されている。第1エンドプレート18と第1電池セル15aとの間において、固定プレート51は、第1電池セル15a側に設けられ、弾性部材20は第1エンドプレート18側に設けられている。弾性部材20は、ゴムや、樹脂系のスポンジなどの弾性変形可能な材料からなる。弾性部材20は、厚み方向が電池セル15の並設方向と同一方向となるように配置されている。
図3に示すように、第1電池ホルダ16は、矩形平板状の第1被覆壁21を有している。第1被覆壁21の長手方向両端には、第1被覆壁21の厚み方向に延びる矩形平板状の第2被覆壁22及び第3被覆壁23が設けられている。第1被覆壁21、第2被覆壁22、第3被覆壁23に囲まれる領域は、電池セル15が収容される収容部Sとなる。
また、第2被覆壁22と、第3被覆壁23の互いに対向する面には、U字状をなすとともに、各被覆壁22,23の短手方向に開口する端子収容部25がそれぞれ設けられている。
また、端子収容部25には、四角柱状の柱部26が連設されている。柱部26は、第2被覆壁22と、第3被覆壁23との対向方向に端子収容部25と並んで設けられている。柱部26の軸は、被覆壁22,23の短手方向に延びている。柱部26には、挿通孔26aが柱部26の軸方向に貫通して設けられている。
第2被覆壁22及び第3被覆壁23の長手方向第1端部22a,23aには、各被覆壁22,23と連設され、各被覆壁22,23の長手方向に延びる矩形平板状の突出壁27が設けられている。
第3被覆壁23に連設された突出壁27には、L字状の支持部31が設けられている。支持部31は、突出壁27の厚み方向の面のうち、収容部Sとは反対側の面から突出する板状の載置部32と、載置部32の突出壁27側とは反対側の先端から、載置部32の厚み方向に突出する板状の突出部33とを有している。突出部33の先端には返し部34が設けられている。
また、第2被覆壁22及び第3被覆壁23の長手方向第2端部22b,23bには、四角柱状の脚部28が設けられている。脚部28の軸は、被覆壁22,23の短手方向に延びている。脚部28には、挿通孔28aが脚部28の軸方向に貫通して設けられている。第2電池ホルダ17は、支持部31が設けられていない点を除いて、第1電池ホルダ16と同様の構造を有しているため、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
電池セル15は、ケース41を有し、ケース41には正負の電極を有する電極組立体42が収容されている。
固定プレート51は、矩形平板状の基部52を有している。基部52には、基部52の厚み方向の面に沿う方向に突出する突出部53が設けられている。具体的にいえば、基部52の短手方向の両端部のうち一方には、二つの突出部53が設けられている。
突出部53同士は、基部52の長手方向に間隔を空けて設けられている。各突出部53には、厚み方向に貫通する貫通孔56が設けられている。
第2エンドプレート19は、矩形平板状のプレート基部61を有している。プレート基部61の短手方向の両端部からは、それぞれ、二つの第1プレート突出部62と、二つの第2プレート突出部65とが突出している。
各第1プレート突出部62には、厚み方向に貫通する第1プレート貫通孔63が設けられている。第1プレート貫通孔63同士の間隔は、電池ホルダ16,17の柱部26の挿通孔26aの間隔と同一間隔となっている。また、各第1プレート突出部62には、厚み方向に貫通する第2プレート貫通孔64が設けられている。各第2プレート突出部65には、第3プレート貫通孔66が設けられている。第3プレート貫通孔66同士の間隔は、電池ホルダ16,17の脚部28の挿通孔28a同士の間隔と同一間隔となっている。
図5に示すように、第1エンドプレート18は、第2プレート貫通孔64を有していない点を除いて、第2エンドプレート19と同一形状である。このため、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図1(b)に示すように、電池セル15、電池ホルダ16,17、固定プレート51及び弾性部材20は、第1エンドプレート18と、第2エンドプレート19とによって挟持されることで、一体化されている。第1エンドプレート18の第1プレート貫通孔63及び第3プレート貫通孔66、電池ホルダ16,17の挿通孔26a,28a及び第2エンドプレート19の第1プレート貫通孔63及び第3プレート貫通孔66にはボルトB1がそれぞれ挿通されている。ボルトB1は、第2エンドプレート19の第1プレート貫通孔63及び第3プレート貫通孔66を挿通した位置でそれぞれナットNに螺合されている。これにより、第1エンドプレート18及び第2エンドプレート19には、電池セル15及び弾性部材20を拘束する拘束力が付与されている。したがって、本実施形態では、ボルトB1及びナットNが拘束部材として機能している。
図2に示すように、第1電池モジュール12は、カバー70を有している。カバー70は、電池ホルダ16,17の突出壁27間に配設されている。カバー70は、第1カバー部材71と、第2カバー部材72とを有している。第1カバー部材71と、第2カバー部材72とは、電池セル15の並設方向に並んで設けられている。第1カバー部材71と、第2カバー部材72とはともに樹脂製である。
図2及び図4に示すように、第1カバー部材71は、矩形平板状の本体73を有している。本体73の長手方向の両端部には、本体73の厚み方向に立設する立設部74が設けられている。本体73には、厚み方向に貫通する貫通孔75が設けられている。貫通孔75は、本体73の一つの角部に寄って設けられている。
貫通孔75の周囲には、本体73の厚み方向に延びる板状の第1端子固定部80が設けられている。第1端子固定部80は、板状の連結部76の対向する端部から互いに離れる方向に屈曲する第1屈曲部77及び第2屈曲部78を有しており、第1屈曲部77及び連結部76が貫通孔75の周囲に位置している。第2屈曲部78は、本体73の短手方向の端部から突出している。第1端子固定部80には、金属製の板材を屈曲させた第1接続端子79が固定されている。
本体73の厚み方向の面のうち、立設部74が設けられた面とは反対側の面には、四角柱状の螺合部81が設けられている。螺合部81は、短手方向の端部のうちの一方に二つ設けられている。螺合部81は、本体73の長手方向に間隔を空けて設けられている。螺合部81は、互いに対向する面とは反対側の面間の距離が、電池ホルダ16,17の柱部26の互いに対向する面間の距離よりも短い。螺合部81には、インサート成形などによってナット82が埋設されている。
図1(b)及び図2に示すように、第2カバー部材72は、端子固定部の形状を除いて、第1カバー部材71と同一の構成を有するため、同一部分については同一符号を付して、異なる部分についてのみ説明する。
第2端子固定部84は、貫通孔75が設けられた角に対して本体73の長手方向の反対側に位置する角に寄って第2カバー部材72に設けられている。第2端子固定部84は、板状である。第2端子固定部84には、金属製の板材を屈曲させた第2接続端子85が固定されている。
第1カバー部材71と、第2カバー部材72とは、貫通孔75が設けられた角が対角に位置するように配置されている。第1カバー部材71は、第1エンドプレート18側に位置し、第2カバー部材72は、第2エンドプレート19側に位置している。第1カバー部材71の立設部74と、第2カバー部材72の立設部74は、それぞれ、電池ホルダ16,17の突出壁27に沿って設けられている。第1カバー部材71と、第2カバー部材72とは、互いが固定されていないため、互いに離間可能となっている。
図5に示すように、第1カバー部材71の螺合部81は、電池ホルダ16,17の柱部26の間に位置している。そして、固定プレート51の貫通孔56に挿通されたネジ86が螺合部81に埋設されたナット82に螺合されることで、固定プレート51と、第1カバー部材71が固定されている。
図1(b)及び図2に示すように、第2エンドプレート19の第2プレート貫通孔64に挿通されたネジ87は、第2カバー部材72の螺合部81に埋設されたナット82に螺合されている。これにより、第2エンドプレート19と第2カバー部材72とが固定されている。
図2に示すように、第1カバー部材71の貫通孔75からは、柱状のバスバー91が突出している。バスバー91は、第1電池セル15aに電気的に接続されている。バスバー91は、第1端子固定部80に設けられた第1接続端子79に電気的に接続されている。
第1端子固定部80に設けられた第1接続端子79には、接続ハーネスとしての第1ハーネス92が固定されている。第1ハーネス92は、第1接続端子79に固定される固定部93と、固定部93に接続された配線部94とを有している。固定部93は、金属板を屈曲させたものであり、第1接続端子79と電気的に接続された状態で、固定部93及び第1接続端子79を挿通したボルトB2を第1端子固定部80に螺合することで第1接続端子79と電気的に接続されている。したがって、固定部93には、第1接続端子79及びバスバー91を介して電池セル15が電気的に接続されている。
配線部94は、固定部93からジャンクションボックス14まで延びて、ジャンクションボックス14と固定部93とを接続している。配線部94は、導線をゴムなどの絶縁部材によって被覆することで構成されており、可撓性を有している。配線部94は、固定部93から直線状に延びる延設部位95と、たわみ部位96とを有している。延設部位95は、第1電池ホルダ16の支持部31に支持されて、電池セル15の並設方向のうち、第2エンドプレート19に向けて直線状に延びている。そして、延設部位95は、第2エンドプレート19よりも突出している。
配線部94は、延設部位95と、ジャンクションボックス14との間でたわめられることで、たわみ部位96を構成している。たわみ部位96の伸び代は、弾性部材20の厚み方向である電池セル15の並設方向の寸法よりも長い。なお、伸び代とは、たわみ部位96が直線状になるまでに引っ張られる電池セル15の並設方向への配線部94の移動量である。
また、第2カバー部材72の貫通孔75からは柱状のバスバー101が突出している。バスバー101は、第2電池セル15bと電気的に接続されている。バスバー101は、第2カバー部材72に載置されたリレーなどの電子部品102を介して、第2端子固定部84に設けられた第2接続端子85に電気的に接続されている。第2接続端子85には、第2ハーネス103が設けられており、第2ハーネス103は、ジャンクションボックス14に接続されている。
次に、第2電池モジュール13について説明する。
第2電池モジュール13は、第1電池モジュール12とは、第1エンドプレート18と第2エンドプレート19との位置が反対となっており、第1カバー部材71と第2カバー部材72との位置が反対になっている。したがって、第1ハーネス92及び第2ハーネス103が延びる方向も、第1電池モジュール12とは反対となっている。
そして、第1電池モジュール12と、第2電池モジュール13とは、互いの第1ハーネス92のたわみ部位96が向かい合うように配設されている。すなわち、第1電池モジュール12の第1ハーネス92には、第2電池モジュール13に寄ってたわみ部位96が設けられており、第2電池モジュール13の第1ハーネス92には、第1電池モジュール12に寄ってたわみ部位96が設けられている。
次に、本実施形態の電池パック10及び各電池モジュール12,13の作用について説明する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、電池セル15が膨張すると、電池セル15から弾性部材20に荷重が加わり、弾性部材20が弾性変形して、収縮する。弾性部材20は、弾性変形することで電池セル15の膨張を吸収する。弾性部材20が弾性変形すると、これに伴い、固定プレート51が第1エンドプレート18(弾性部材20)に向けて移動する。固定プレート51には、第1カバー部材71が固定されているため、弾性部材20の弾性変形に伴い、第1カバー部材71も第1エンドプレート18に向けて移動する。
第1カバー部材71が第1エンドプレート18に向けて移動すると、第1カバー部材71に固定された第1ハーネス92の固定部93が第1エンドプレート18に向けて移動する。固定部93が移動すると、第1ハーネス92の配線部94は、固定部93に引っ張られる。配線部94は、可撓性を有しているため、固定部93に引っ張られると、たわみ部位96が伸張し、たわみ部位96のたわみが小さくなる。したがって、たわみ部位96は、電池セル15の膨張に伴う電池セル15の並設方向への変位に対応して変形可能となっている。
例えば、図6(a)に二点鎖線で示すように、配線部94が固定部93から電池セル15の並設方向とは異なる方向に延びて、電池ホルダ16,17などに支持されている場合、固定部93が弾性部材20に向けて移動しても配線部94が移動しにくく、固定部93に負荷がかかるおそれがある。配線部94に延設部位95を設けて、この延設部位95を電池セル15の並設方向、すなわち、弾性部材20の収縮方向に延ばすことで、固定部93の移動に追従して延設部位95が移動しやすい。
また、たわみ部位96は、電池パック10に振動や衝撃が加わると、筐体11内で揺動する。たわみ部位96が筐体11に衝突すると、衝突異音の発生や配線部94の破損を招くおそれがあるが、第1電池モジュール12のたわみ部位96と、第2電池モジュール13のたわみ部位96とを向かい合わせることで、たわみ部位96と筐体11の内面とが近接して配置されることを抑制して、衝突異音の発生や第1ハーネス92の破損を抑制することができる。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1ハーネス92は、固定部93から直線状に延びる延設部位95と、たわみ部位96とを有している。このため、弾性部材20が弾性変形し、第1ハーネス92の固定部93が弾性部材20に向けて移動すると、たわみ部位96が小さくなることで、固定部93に負荷がかかることを抑制している。このため、電池セル15の膨張に伴い固定部93と、第1接続端子79との接触抵抗が大きくなりにくい。
(2)配線部94にたわみ部位96を設けている。配線部94は、固定部93に比べてたわみやすいため、電池セル15の膨張によって、第1ハーネス92が引っ張られるときに伸張しやすい。また、第1ハーネス92に容易にたわみ部位96を設けることができる。
(3)第1電池モジュール12と、第2電池モジュール13とは、互いのたわみ部位96が向かい合うように設けられている。このため、たわみ部位96が筐体11の内部で揺動しても、筐体11の壁部(側壁)から離間しているため、たわみ部位96が筐体11の壁部に衝突しにくく、衝突異音やハーネス92,103が破損することが抑制されている。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○図7に示すように、固定部93がたわみ部位110を有していてもよい。固定部93は、金属製の板材を円弧状に湾曲させることでたわみ部位110を構成している。この場合、弾性部材20が弾性変形すると、固定部93のたわみ部位110が小さくなることで、固定部93にかかる負荷を軽減することができる。
○第1接続端子79を介して電池セル15と第1ハーネス92とを電気的に接続したが、電池セル15に第1ハーネス92が直接接続されていてもよい。
○弾性部材20の弾性変形に伴って、第2ハーネス103が弾性部材20に向けて移動する場合、実施形態でいえば、第2カバー部材72が弾性部材20に向けて移動する場合には、第2ハーネス103を第1ハーネス92と同様に構成してもよい。すなわち、第2ハーネス103に延設部位95と、たわみ部位96とを設けてもよい。
○たわみ部位96と筐体11の内面との衝突を抑制することができる場合や、第1ハーネス92が筐体11の内面に衝突しても破損しにくい程度の強度を有している場合には、第1電池モジュール12のたわみ部位96と、第2電池モジュール13のたわみ部位96が、向かい合って設けられていなくてもよい。
10…電池パック、11…筐体、12,13…電池モジュール、15…電池セル、18…第1エンドプレート、19…第2エンドプレート、20…弾性部材、92…第1ハーネス、93…固定部、94…配線部、95…延設部位、96…たわみ部位。

Claims (4)

  1. 並設された複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルを並設方向の両側から挟持している第1エンドプレート及び第2エンドプレートと、
    前記第1エンドプレートと、前記第1エンドプレートに隣り合う電池セルとの間に設けられ、前記電池セルの膨張を弾性変形により吸収する弾性部材と、
    前記第1エンドプレートに隣り合う電池セルに接続された接続ハーネスと、
    前記第1エンドプレートと前記第2エンドプレートとに対して前記複数の電池セル及び前記弾性部材を拘束する拘束力を付与する拘束部材と、を備え、
    前記接続ハーネスは、前記電池セルと電気的に接続される固定部と、前記固定部から延びる配線部とを有し、
    前記配線部は、前記固定部から前記第2エンドプレートに向けて前記電池セルの並設方向に直線状に延びる延設部位を有し、
    前記固定部又は前記配線部は、前記電池セルの膨張に伴う前記電池セルの並設方向への変位に対応して変形可能なたわみ部位を有し、
    前記たわみ部位の伸び代は、前記弾性部材における前記電池セルの並設方向の寸法よりも長いことを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記配線部が前記たわみ部位を有する請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の電池モジュールを筐体に複数収容した電池パックであって、
    前記電池モジュールは、たわみ部位同士が向かい合うように配置されている電池パック。
  4. 請求項2に記載の電池モジュールを筐体に複数収容した電池パックであって、
    前記筐体に収容される複数の前記電池モジュールを第1電池モジュール及び第2電池モジュールとしたとき、前記第1電池モジュール及び第2電池モジュールは、前記第1エンドプレートが各々前記筐体の壁部に向かい合うように配置され、前記たわみ部位同士が向かい合うように配置されている電池パック。
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